JP5194248B2 - 複数の回転センサ取付方法 - Google Patents
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Description
また、本出願人の出願による特願2008−219293号の明細書に開示された複数の回転センサ取付構造としては、図4及び図5で示される構成が採用されていた。
すなわち、図4において符号1で示されるものは全体形状が円板型をなすセンサ取付板であり、このセンサ取付板1の外周には、所定角度間隔で複数の開口10aが形成され、この各開口10aには、半径方向に連通して延設された半径方向孔10が形成されている。
前記各円状孔12内には、例えば、周知の回転型差動変圧器(RVDT)又はレゾルバからなる回転センサ単体ユニット3が挿入して設けられ、この回転センサ単体ユニット3のフランジ4が左右方向に若干回動できるように構成されている。
前記各回転センサ単体ユニット3の回転軸であるセンサ軸8に設けられたセンサギア7は、前記ギア部20に噛合している。
従って、前記駆動ギア軸21の回転により、各回転センサ単体ユニット3のセンサ軸8を回転駆動できるように構成されている。
尚、前記駆動ギア軸21に対する各回転センサ単体ユニット3の出力の零調整は、図5に示されるように、各回転センサ単体ユニット3の各ケース体9を人手でつまんで左右に回動することにより、行っていた。
すなわち、各回転センサ単体ユニットを駆動するための駆動ギア軸の零位置に出力が零となる各センサ軸の零位置を合わせるためには、図5のように、取付け後のケース体を手でつまんで若干左右に回動しなければならず、その際に、円状孔内のフランジはきつい状態で取付けられているため、ステータを内部に保持するケース体をきつくつまむことになり、ケース体を変形させることがあり、回転センサとしての検出特性に悪影響を与える恐れがあった。
すなわち、全体形状が円板状をなすセンサ取付板と、前記センサ取付板の軸中心に形成された軸孔と、前記センサ取付板に形成され半径方向に沿って形成された複数の半径方向孔と、前記各半径方向孔に連通すると共に前記軸孔側に形成された円状孔と、前記各半径方向孔の外側に位置する開口から前記各半径方向孔を経て前記各円状孔内に挿入された回転センサ単体ユニットと、前記各回転センサ単体ユニットのセンサ軸に設けられたセンサギア及びロータと、前記各回転センサ単体ユニットに設けられ前記ロータと対応するステータを有するケース体と、前記ケース体の前記センサギア側に設けられたフランジ又は取付板と、前記軸孔に設けられ前記各センサギアと噛合するセンサユニット検出軸と、前記各回転センサ単体ユニットのケース体の後端面に形成された少なくとも一対の孔又は凹部と、を備え、前記ケース体は前記センサ取付板の前記円状孔に対して左右回動できる構成とし、前記後端面の孔又は凹部に係合された治具により、前記左右回動が行われることにより、ケース体を左右回動でき、ケース体を変形させることもなく微妙な零調整を高精度に、かつ、短時間で行うことができる。また、手作業だけではなく、ロボットハンドを介して自動調整を行うことも可能である。
尚、従来例と同一又は同等部分には同一符号を用いて説明する。
図1において、符号1で示されるものは、全体形状が円板状をなすセンサ取付板であり、このセンサ取付板1の外周には、所定角度間隔で複数の開口10aが形成され、この各開口10aには、半径方向に連通して延設された半径方向孔10が形成されている。
尚、各円状孔12のうちのいくつかには、輪状の段部2及び止め部材5が設けられている。
前記各円状孔12内には、例えば、周知の回転型差動変圧器(RVDT)又はレゾルバからなる回転センサ単体ユニット3が図1及び図3のように、前記開口10aを介して矢印Aの方向から挿入して設けられ、この回転センサ単体ユニット3のフランジ4が左右方向に若干回動できるように前記段部2に位置していると共に、図2のように止め部材5によって抜け止めがなされている。
また、前記各回転センサ単体ユニット3のうちのいくつかの前記回転センサ単体ユニット3のケース体9には、平板状の取付板4Aが設けられ、前記ケース体9と取付板4Aは、前記センサ取付板1の円状孔12に対して矢印Bで示す方向に若干左右回転可能に構成されている。
前記各回転センサ単体ユニット3の回転軸であるセンサ軸8に設けられたセンサギア7は、前記ギア部20に噛合している。
従って、前記駆動ギア軸21の回転により、各回転センサ単体ユニット3のセンサ軸8を回転駆動できるように構成されている。
尚、前述の孔9A又は凹部9Bは、一対以上でも可能であり、治具40も二又状に限らず、三又、四又も可能である。
また、前記フランジ4を用いた回転センサ単体ユニット3の場合、フランジ4及びケース体9が円状孔12すなわちセンサ取付板1に対してわずかに左右回動できる構成であり、前記取付板4Aを有する回転センサ単体ユニット3の場合、取付板4Aの取付ねじ4Bを貫通させる孔(図示せず)はこの取付ねじ4Bのねじ径より若干大のバカ孔で形成され、取付板4Aがやや回動できるように構成されている。
1a 下面
2 段部
3 回転センサ単体ユニット
4 フランジ
4A 取付板
4B 取付ねじ
5 止め部材
7 センサギア
8 センサ軸
9 ケース体
9A 孔
9B 凹部
9a 後端面
10 半径方向孔
10a 開口
11 軸孔
12 円状孔
20 ギア部
21 センサユニット検出軸
30 ロータ
31 ステータ
40 治具
Claims (1)
- 全体形状が円板状をなすセンサ取付板(1)と、前記センサ取付板(1)の軸中心に形成された軸孔(11)と、前記センサ取付板(1)に形成され半径方向に沿って形成された複数の半径方向孔(10)と、前記各半径方向孔(10)に連通すると共に前記軸孔(11)側に形成された円状孔(12)と、前記各半径方向孔(10)の外側に位置する開口(10a)から前記各半径方向孔(10)を経て前記各円状孔(12)内に挿入された回転センサ単体ユニット(3)と、前記各回転センサ単体ユニット(3)のセンサ軸(8)に設けられたセンサギア(7)及びロータ(30)と、前記各回転センサ単体ユニット(3)に設けられ前記ロータ(30)と対応するステータ(31)を有するケース体(9)と、前記ケース体(9)の前記センサギア(7)側に設けられたフランジ(4)又は取付板(4A)と、前記軸孔(11)に設けられ前記各センサギア(7)と噛合するセンサユニット検出軸(21)と、前記各回転センサ単体ユニット(3)のケース体(9)の後端面(9a)に形成された少なくとも一対の孔(9A)又は凹部(9B)と、を備え、
前記ケース体(9)は前記センサ取付板(1)の前記円状孔(12)に対して左右回動できる構成とした複数の回転センサ取付構造を用い、前記後端面(9a)の孔(9A)又は凹部(9B)に係合された治具(40)により、前記左右回動が行われることを特徴とする複数の回転センサ取付方法。
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JP2009138335A JP5194248B2 (ja) | 2009-06-09 | 2009-06-09 | 複数の回転センサ取付方法 |
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2009
- 2009-06-09 JP JP2009138335A patent/JP5194248B2/ja active Active
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