JPH046161Y2 - - Google Patents

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JPH046161Y2
JPH046161Y2 JP1984004164U JP416484U JPH046161Y2 JP H046161 Y2 JPH046161 Y2 JP H046161Y2 JP 1984004164 U JP1984004164 U JP 1984004164U JP 416484 U JP416484 U JP 416484U JP H046161 Y2 JPH046161 Y2 JP H046161Y2
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fine adjustment
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JP1984004164U
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、可変抵抗器、可変コンデンサ等の調
節工具を係合させる調節工具係合穴を有する回転
体を備え、一本の調節工具により回転体の回転の
粗調節と微調節とを行い得るようにした回転調節
式電子部品に関するものである。
[従来技術及びその課題] 従来のこの種の電子部品における回転体の微調
整機構は、第1図A,Bに示されているように回
転体aの外周に歯車部a1を形成し、この歯車部
a1に噛み合わせたウオームギヤbを軸cを介し
てつまみdに結合して該つまみdを回転させるこ
とにより回転体aを回転させるようになつてい
る。しかしこの従来の電子部品においては、ケー
シングeに軸cを軸受けする軸受部f,fを設
け、ケーシングeの蓋gにつまみdを外部に突出
させる窓hとを形成する必要があるため構成が複
雑になり、且つ部品点数が多くなつてコスト高に
なるという欠点があつた。またこの電子部品にお
いては、回転体aを直接回転させようとしても歯
車部a1にウオームギヤbが噛み合わされている
ため、回転体aを回転させることができず、電子
部品の粗調節を行うことができなかつた。
また特開昭57−162304号公報や実開昭57−
115208号公報に示された回転調節式電子部品等で
は、微調節及び粗調節の両方を支障なく行えるよ
うに構成されているが、これらの部品では微調節
を行なうための微調節機構が粗調節を行なうため
の粗調節機構の動きを妨げないようにするため
に、複雑な構造を採用している。
本考案の目的は、簡単な構造で微調節機構が粗
調節機構の動きを妨げないようにして粗調節と微
調節を行い得るようにした回転調節式電子部品を
提供することにある。
[課題を解決するための手段] 図面に示した実施例に見られるように、本考案
は、回転調節される可動子4と、可動子を駆動す
る回転体3とを備え、回転体3の軸芯部端面に粗
調節を行うための粗調節用調節工具係合穴7が形
成され、更に回転体を回転させて微調節を行う微
調節機構が設けられてなる回転調節式電子部品を
改良の対象とする。
そして本考案においては、微調節機構を、回転
体3に設けた被駆動歯車部3dと、被駆動歯車部
3dの径よりも径が小さく設定されて被駆動歯車
部3dと噛み合う駆動歯車部22を外周部に有
し、軸線方向の一端に粗調節用の操作係合部21
を有し、且つ軸線方向の他端に回動係合部23を
有する微調節工具20と、微調節工具20の駆動
歯車部22を被駆動歯車部3dと噛み合わせ得る
位置で微調節工具20の回動係合部23を着脱自
在に且つ回転自在に支持する微調節工具支持部1
1とから構成する。そして粗調節時に微調節工具
支持部11から外した微調節工具20の操作係合
部21を回転体3の粗調節用調節工具係合穴7に
係合させて粗調節を行えるようにしている。
[作用] 本考案の回転調節式電子部品では、粗調節を行
なう場合には、微調節工具20を微調節工具支持
部11から外して微調節工具20の操作係合部2
1を回転体3の軸芯部端面に設けた粗調節用調節
工具係合穴7に係合させるため、微調節工具20
の駆動歯車部22と回転体3の被駆動歯車部3d
との噛み合いが解除されて、回転体3の拘束が解
除される。したがつて従来のように微調節機構が
粗調節機構の動きを妨げないようにするための複
雑な構造を必要としない。よつて本考案によれ
ば、少ない部品点数で粗調節と微調節とを行える
回転調節式電子部品を得ることができる。
[実施例] 以下図示の実施例により本考案を詳細に説明す
る。
第2図乃至第6図は、可変抵抗器に本考案を適
用した一実施例を示したもので、これらの図にお
いて、1は表面に印刷等により抵抗体が形成され
た基板、2は基板1を覆うケーシングである。ケ
ーシング2は内部に円筒状部2aを有し、この円
筒状部2aには切欠き部2bが形成されている。
3はケーシング2の円筒状部2a内に収納されて
摺動子を駆動する回転体である。回転体3は円柱
状の主部3aと該主部3aの下面の中央から基板
1側に突出した軸部3bとを一体に有し、主部3
aの下面には回転調節される可動子としての摺動
子4を収容する凹部3cが形成されている。主部
3aの外周部には軸部3bを軸芯とする被駆動歯
車部3dが形成されている。5は基板1の裏面に
当接する板状部5aと該板状部から基板1側に突
出した筒状部5bと板状部5aの一端から基板1
と反対側に突出した帯状の端子部(図示せず。)
とを一体に有する中間端子金具で、該中間端子金
具の筒状部5bは基板1に設けた貫通孔1aに嵌
合されている。摺動子4は皿状部4aと該皿状部
4aの外周部に連続して形成された半円弧状の腕
部4bと該腕部4bの中間部に形成された接点部
(図示せず。)とを有する公知のもので、この摺動
子4の皿状部4aの中央に設けられた孔に貫通孔
1aから基板1の表面側に突出した中間端子金具
の筒状部5bの先端が嵌合されている。筒状部5
bの先端部外周が摺動子4の皿状部4a側にかし
められ、これにより摺動子4が基板1に対して回
転自在に支持されている。この状態で摺動子4の
図示しない接点が基板1の表面の抵抗体に接触す
るようになつている。回転体3の軸部3bは筒状
部5bに嵌合され、筒状部5bから軸部3bの端
部が外部に突出するように回転体3がケーシング
2により基板1に押圧されている。摺動子4は回
転体3の下面の凹部3c内に収容されて適宣の手
段により回転体3に結合され、該回転体3の回転
に伴つて摺動子4が回転するようになつている。
基板1にはまた図示しないが端子金具が取付けら
れ、これらの端子金具は、抵抗体の両側に接続さ
れている。ケーシング2の上端には、調節工具を
挿入するための窓部6が形成され、該窓部6に臨
む回転体3の上面に粗調節用調節工具係合穴7が
形成されている。粗調節用調節工具係合穴7は、
プラスドライバのビツトとマイナスドライバのビ
ツトとを係入し得るように十字形に形成されてお
り、この粗調節用調節工具係合孔7に接するよう
にして回転体3には指標部8が形成されている。
ケーシング2の上端部には窓部6に隣接させて
微調節工具挿入孔9が形成され、この微調節工具
挿入孔9はケーシング2の円筒状部2aの切欠き
部2bの側方を通るように設けられている。ケー
シング2内の基板1寄りの位置には、上記微調節
工具挿入孔9と整合する円形孔10aを有する板
状のストツパ部10が、該円筒状部2a及びケー
シング2の側壁と一体的に形成されている。本実
施例では、このストツパ部10により、微調節工
具20を着脱自在に且つ回動自在に支持する微調
節工具支持部11(第2図)が構成されている。
第7図は上記の電子部品の調節を行うために用
いる微調節工具20の一例を示したもので、この
微調節工具20は一端にプラスドライバのビツト
と同様に断面が十字状を呈する粗調節用の操作係
合部21を有し、また外周部には回転体3の被駆
動歯車部3dに噛み合う駆動歯車部22を有して
いる。更に駆動歯車部22は被駆動歯車部3dよ
り小さな径を有し、該駆動歯車部22の先端には
ストツパ部10の円形孔10aに回転自在に嵌合
する円柱状突起からなる回動係合部23が形成さ
れている。
上記実施例の可変抵抗器においては、粗調節用
調節工具係合穴7に微調節工具20の操作係合部
21を係入して回転体3を回転させることにより
抵抗値の粗調節を行うことができる。また微調節
工具支持部11に微調節工具20の回動係合部2
3を挿入して回転体3の被駆動歯車部3dに調節
工具20の駆動歯車部22を噛み合わせ(第4
図、第6図参照。)、次いで、微調節工具20を回
転させることにより抵抗値の微調節を行うことが
できる。
また上記実施例において、回転体3の被駆動歯
車部3dの直径と駆動歯車部22の直径との比を
適当に設定しておくことにより微調節の精度を任
意に設定することができる。更に回転体3に指標
部8を設けたので、微調節を行つている際に指標
部8の動作により回転体3の動作を知ることがで
き好適である。
第8図は、本考案の他の実施例を示したもの
で、この実施例は、上記実施例の回転体3の軸部
3bの基板1の下面から突出する部分にサークリ
ツプ12を取り付けて回転体3の基板1からの抜
け止めを図つたものである。この場合上記実施例
のケーシング2は必要でなくなり、微調節工具2
0の位置決め支持を行う微調節工具支持部は基板
1に形成された円形孔13により構成される。こ
の実施例では微調節工具20の先端部の回動係合
部23を円形孔13に嵌合させ、工具の当接部を
基板1の表面に当接させて微調節工具20の位置
決め支持を行う。このような構成は例えば第9図
に示すような混成集積回路板1′に取付ける電子
部品に好適である。
尚上記実施例は可変抵抗器に本考案を適用した
ものであるが、本考案はこれに限定されるもので
はなく、可変コンデンサ等の他の回転調節式電子
部品にも適用することができる。
[考案の効果] 本考案の回転調節式電子部品によれば、粗調節
を行なう場合には、微調節工具を微調節工具支持
部から外して微調節工具の操作係合部を回転体の
軸芯部端面に設けた粗調節用調節工具係合穴に係
合させるため、微調節工具の駆動歯車部と被駆動
歯車部との噛み合いが解除されて、回転体の拘束
が解除される。したがつて本考案によれば、従来
のように微調節機構が粗調節機構の動きを妨げな
いようにするための複雑な構造を必要とせず、少
ない部品点数で粗調節と微調節とを行える回転調
節式電子部品を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図A,Bはそれぞれ従来の回転調節式電子
部品の微調節機構を示す一部断面平面図および同
図のbb線断面図、第2図は本考案の一実施
例を示す一部断面平面図、第3図は第2図の−
線断面図、第4図は第2図の実施例の微調節工
具支持部に微調節工具を係入した状態を示す一部
断面平面図図、第5図は第4図の−線断面
図、第6図は第2図の実施例の使用状態を示す斜
傾図、第7図は微調節工具の一部断面正面図、第
8図は本考案の他の実施例を示す断面図、第9図
は第8図に示す実施例の使用例を示す斜傾図であ
る。 3……回転体、3d……被駆動歯車部、4……
摺動子(可動子)、7……粗調節用調節工具係合
穴、11……微調節工具支持部、20……微調節
工具、22……駆動歯車部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 回転調節される可動子4と、前記可動子を駆動
    する回転体3とを備え、前記回転体3の軸芯部端
    面に粗調節を行うための粗調節用調節工具係合穴
    7が形成され、更に前記回転体を回転させて微調
    節を行う微調節機構が設けられてなる回転調節式
    電子部品において、 前記微調節機構は、 前記回転体3に設けられた被駆動歯車部3d
    と、 前記被駆動歯車部3dの径よりも径が小さく設
    定されて前記被駆動歯車部3dと噛み合う駆動歯
    車部22を外周部に有し、軸線方向の一端に粗調
    節用の操作係合部21を有し、且つ軸線方向の他
    端に回動係合部23を有する微調節工具20と、 前記微調節工具20の前記駆動歯車部22を前
    記被駆動歯車部3dと噛み合わせ得る位置で前記
    微調節工具20の前記回動係合部23を着脱自在
    に且つ回転自在に支持する微調節工具支持部11
    とからなり、 粗調節時に前記微調節工具支持部11から外さ
    れた前記微調節工具20の前記操作係合部21が
    前記回転体3の前記粗調節用調節工具係合穴7に
    係合されることを特徴とする回転調節式電子部
    品。
JP416484U 1984-01-18 1984-01-18 回転調節式電子部品 Granted JPS60118202U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP416484U JPS60118202U (ja) 1984-01-18 1984-01-18 回転調節式電子部品

Applications Claiming Priority (1)

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JP416484U JPS60118202U (ja) 1984-01-18 1984-01-18 回転調節式電子部品

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Publication Number Publication Date
JPS60118202U JPS60118202U (ja) 1985-08-09
JPH046161Y2 true JPH046161Y2 (ja) 1992-02-20

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ID=30479474

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JP416484U Granted JPS60118202U (ja) 1984-01-18 1984-01-18 回転調節式電子部品

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57162304A (en) * 1981-03-31 1982-10-06 Japan Servo Variable resistor with control mechanism

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57115208U (ja) * 1981-01-08 1982-07-16

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57162304A (en) * 1981-03-31 1982-10-06 Japan Servo Variable resistor with control mechanism

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JPS60118202U (ja) 1985-08-09

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