JPH0427123Y2 - - Google Patents

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JPH0427123Y2
JPH0427123Y2 JP1987113317U JP11331787U JPH0427123Y2 JP H0427123 Y2 JPH0427123 Y2 JP H0427123Y2 JP 1987113317 U JP1987113317 U JP 1987113317U JP 11331787 U JP11331787 U JP 11331787U JP H0427123 Y2 JPH0427123 Y2 JP H0427123Y2
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locking member
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JP1987113317U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) この考案は、電子機器に用いられその出力等を
調節する可変抵抗器で、特に薄型に形成された薄
型クリツク機構付可変抵抗器に関する。
(従来の技術) 従来、例えば携帯型テーププレーヤに用いられ
る音量調節用のボリユームダイヤルは、無段階に
最小値から最大値まで調整できるものである。そ
して、この携帯型テーププレーヤは通常バツク等
に入れた状態でイヤホン等で聞くため、ボリユー
ム調整が面倒であつた。そこで、近年イヤホンコ
ードの途中に音量調節つまみが設けられたイヤホ
ンも提供されている。
しかし、イヤホン側での音量調整可能範囲は、
比較的狭いものであるため、テーププレーヤ側で
適度な値に調節しておき、これを中心にイヤホン
側で微調整するという用いられ方が一般的であ
る。
(考案が解決しようとする問題点) 上記従来の技術の場合、テーププレーヤがバツ
クの中で何かに触れたりしてボリユームダイヤル
が動いてしまい、イヤホン側の調整範囲を越えて
音量が変化した場合、バツクの中で又は中から取
り出して再度ボリユームダイヤルを調整しなけれ
ばならないという問題点があつた。さらに、テー
ププレーヤ側と、イヤホン側の双方で調節できる
ため、例えばイヤホン側が最大になつているのを
知らずにテーププレーヤ側で適正音量に調整する
と、後でさらに大きくしようとしてもイヤホン側
ではできず、逆の場合も同様であり、調整時に
は、必ずイヤホン側を中間値にしてテーププレー
ヤ側で適正量に調整しなければならないという問
題点があつた。
ここで、テーププレーヤ側のボリユームダイヤ
ルに適度な位置で目印又はクリツク部材を設ける
ことが考えられるが、目印では目視しながらでな
ければ調整できないという欠点があり、クリツク
部材は、電子機器が小型(薄型)化するに従いそ
の取付位置が制約され、可変抵抗器内部には適度
なクリツク感の得られるクリツク部材を設ける空
間がないという問題点があつた。
例えば、特開昭53−19552号公報や実願昭55−
66167号(実開昭56−167507号)のマイクロフイ
ルムには、ボリウム(ポテンシヨンメータ)のク
リツク機構に関して記載されているが、いずれも
回動軸と平行な曲面で係合動作するように構成さ
れたものであつて、薄型に構成することが難く、
また作動のクリツク感も悪い。従つて、摺動子の
回動にも悪影響を及ぼし、耐久性が悪く、また部
品点数が多く製造上不都合である等の問題点があ
つた。
この考案は上述の従来の技術の問題点に鑑みて
成されたもので、ほとんど新たなスペース及び部
材を必要とせず、適度なクリツク感の得られるク
リツク部材を設け、抵抗値を容易に基準位置に設
定することができ、製造上も都合が良い薄型クリ
ツク機構付可変抵抗器を提供することを目的とす
る。
(考案の構成) (問題点を解決するための手段) この考案は、基板表面に設けられた抵抗体上の
摺動子が摺動して抵抗値を変化させる薄型クリツ
ク機構付可変抵抗器において、抵抗体が形成され
た基板に、回動軸とクリツク用係止部材とが一体
に形成された取付部材が固定され、抵抗体に摺接
する摺動子が固定された合成樹脂製の操作部材が
上記回動軸に軸支されているとともに、抵抗体と
対向する外周が略円形の操作部材の円周部に近い
裏面に上記クリツク用係止部材と係合する被係止
部が形成されていることを特徴とする薄型クリツ
ク機構付可変抵抗器である。
(作用) この考案の薄型クリツク機構付可変抵抗器は、
操作部材と基板とを回動自在に取り付ける取付部
材に係止部材を設け、これと操作部材の裏面に設
けた被係止部が回動軸と直交する平面で係合する
ようにし、薄型であつても新たな部材を用いるこ
となく適度なクリツク感が得られるようにしたも
のである。
(実施例) 以下、この考案の一実施例について図面に基づ
いて説明する。
基板1の表面には同心状に複数本の抵抗体2が
形成され、この抵抗体2に摺接する摺動子3が操
作部材4に固定されている。操作部材4は外周が
略円形の合成樹脂製で、側面全周にローレツト4
aが形成されており(図面上は一部のみ表示)、
基板1に固定された取付部材5と一体に形成され
た回動軸6に軸支されている。この取付部材5の
固定は、取付部材5の周縁部に形成された爪5a
によつて基板1を把持して成る。さらに、取付部
材5の爪5bは、この薄型クリツク機構付可変抵
抗器を電子機器の基板等に取り付ける際の位置決
めに用いられるものである。
また、操作部材4の裏面には、取付部材5と一
体に設けられた突出片から成るクリツク用係止部
材7と係合する被係止部8が形成されている。こ
の被係止部8は、良好なクリツク感が得られるよ
うに、操作部材4の外周部に近い裏面に凹部を形
成して成る。
さらに、基板1には端子9が突設されており、
外部電子回路との接続が成される。そして、この
薄型クリツク機構付可変抵抗器は、取り付けられ
る電子機器例えば携帯型テーププレーヤに設けら
れた際、操作部材4のローレツト4aの一部が電
子機器の箱体の外部に露出し、調整可能な状態と
なる。
この実施例の薄型クリツク機構付可変抵抗器
は、操作部材4の裏面に被係止部8が形成され、
ローレツト4aに指をかけて操作部材4を回転さ
せると、所定の位置で取付部材5に設けられた係
止部材7が被係止部8に係合し、クリツク感が得
られる。クリツク位置は、係止部材7と被係止部
8の相対的位置によつて決定され、抵抗値が所定
の値になる所で係合するように適宜設定すれば良
い。
この実施例の薄型クリツク機構付可変抵抗器に
よれば、所定の位置で操作部材4がクリツク的に
止まるので、クリツク位置を基準値にしておけ
ば、容易に抵抗値が変わつたりせず、操作上も簡
単に基準値に抵抗値を設定することができる。
しかも、クリツクは、操作部材4と取付部材5
とを用いて形成しているので、全く新たな構成部
材を必要とせず構造が大きくなることなく良好な
クリツク感が得られる。特に、被係止部8が操作
部材4の外周近くに形成されているので回転に対
する抵抗となるモーメントが大きく、係止部材7
の弾性力が比較的弱くても良好なクリツク感が得
られる。
尚、この考案の薄型クリツク機構付可変抵抗器
は、テーププレーヤの他、携帯型CDプレーヤ、
小型テープレコーダ等の種々の電子機器に用いる
ことができるものである。また、係止部材と被係
止部の構造もどちらが凹部であつても良く、両者
が比較的小さい力で係止されるものであれば良
い。
(考案の効果) この考案の薄型クリツク機構付可変抵抗器は、
操作部材に一体に設けた被係止部と取 付部材に
一体に設けた係止部材とによりクリツク機構を形
成し、係止部材と被係止部とが回動軸と直交する
面で係合するように構成してあるので、薄型であ
つても良好なクリツク感を持たせることができ、
特に小型の電子機器にとつて極めて好都合であ
る。また部品点数が少ないため、安価に製造で
き、耐久性にも優れ、工業上利用価値が高い。
しかも、操作部材に直接被係止部が設けられて
いるので、大きな付勢力を与えなくても良好なク
リツク感を得ることができ、操作感覚が極めて良
好なものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例の部分破断正面
図、第2図は第1図の背面図、第3図は第1図A
−A断面図である。 1……基板、2……抵抗体、3……摺動子、4
……操作部材、5……取付部材、6……回動軸、
7……係止部材、8……被係止部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 基板表面に設けられた抵抗体上の摺動子が摺動
    して抵抗値を変化させる薄型クリツク機構付可変
    抵抗器において、抵抗体が形成された基板に、回
    動軸とクリツク用係止部材とが一体に形成された
    取付部材が固定され、抵抗体に摺接する摺動子が
    固定された合成樹脂製の操作部材が上記回動軸に
    軸支されているとともに、抵抗体と対向する外周
    が略円形の操作部材の円周部に近い裏面に上記ク
    リツク用係止部材と係合する被係止部が形成され
    ていることを特徴とする薄型クリツク機構付可変
    抵抗器。
JP1987113317U 1987-07-22 1987-07-22 Expired JPH0427123Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1987113317U JPH0427123Y2 (ja) 1987-07-22 1987-07-22

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987113317U JPH0427123Y2 (ja) 1987-07-22 1987-07-22

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Publication Number Publication Date
JPS6418703U JPS6418703U (ja) 1989-01-30
JPH0427123Y2 true JPH0427123Y2 (ja) 1992-06-30

Family

ID=31353045

Family Applications (1)

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JP1987113317U Expired JPH0427123Y2 (ja) 1987-07-22 1987-07-22

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2561819Y2 (ja) * 1991-07-16 1998-02-04 アルプス電気株式会社 回転型電気部品

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5319552A (en) * 1976-08-04 1978-02-22 Bourns Inc Rotary potentiometer

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56167507U (ja) * 1980-05-16 1981-12-11

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5319552A (en) * 1976-08-04 1978-02-22 Bourns Inc Rotary potentiometer

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JPS6418703U (ja) 1989-01-30

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