JPH0626128U - 回転式電子部品の防滴構造 - Google Patents

回転式電子部品の防滴構造

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JPH0626128U
JPH0626128U JP6714092U JP6714092U JPH0626128U JP H0626128 U JPH0626128 U JP H0626128U JP 6714092 U JP6714092 U JP 6714092U JP 6714092 U JP6714092 U JP 6714092U JP H0626128 U JPH0626128 U JP H0626128U
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泰俊 加来
良一 松田
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帝国通信工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電子部品のつまみ部分から電子機器本体内へ
水が侵入しない電子部品の防滴構造を提供すること。 【構成】 ケース10の回転つまみ60を取り付けた側
の外周に溝14を設けるとともに該溝14の外側側面に
切欠き17を形成し、一方リングの一部を切り欠いた形
状であってその外周側面に突起51を形成したゴム製の
パッキング50を具備し、該パッキング50を前記ケー
ス10の溝14に、該パッキング50の突起51を溝1
4の切欠き17に係合するように収納し、該溝14を覆
うように平板状の外装ケース100を当接させて前記パ
ッキング50を溝14内に押し潰した状態として固定し
た。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、回転式スイッチ等の電子部品のつまみ部分から電子機器本体内へ水 が侵入するのを防止する電子部品の防滴構造に関するものである。
【0002】
【従来技術】
従来、ビデオカメラや携帯用レコーダー等の電子機器の中には、その外装ケー スから回転式スイッチ等の電子部品のつまみを露出せしめたものがあった。図6 はこの種の電子機器のつまみの部分を示す一部斜視図である。外装ケース91か ら露出したつまみ93を指で回転することによって外装ケース91内の電子機器 本体の操作が行なわれる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら上述のように外装ケース91からつまみ93を露出させた場合、 外装ケース91とつまみ93の間に隙間95が生じてしまう。このため該隙間9 5を通して外部から外装ケース91内部に水が侵入し、ひいては外装ケース91 内に収納した電子機器本体にまで水が侵入してしまうという問題点があった。
【0004】 本考案は上述の点に鑑みてなされたものであり、その目的は、電子部品のつま み部分から電子機器本体内へ水が侵入しない電子部品の防滴構造を提供すること にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するため本考案は、ケースと基板の間に摺動型物を回動自在 に収納し、該摺動型物に取り付けた摺動子を前記基板上に設けた各種パターンに 摺接せしめ、一方前記摺動型物の回転軸を前記ケースから突出させて該回転軸に 回転つまみを取り付けた構造の回転式電子部品において、前記ケースの回転つま みを取り付けた側の外周に溝を設けるとともに該溝の外側側面に切欠きを形成し 、一方リング状又はリングの一部を切り欠いた形状であってその外周側面に突起 を形成したゴム製のパッキングを具備し、該パッキングを前記ケースの溝に、該 パッキングの突起を溝の切欠きに係合するように収納し、該溝を覆うように平板 状の板を当接させて前記パッキングを溝内に押し潰した状態として固定して構成 した。
【0006】
【作用】
上記の如く、ケースの回転つまみを取り付けた側の面に該回転つまみを覆うよ うに溝を設け、該溝にパッキングを収納し該パッキングを押し潰すように平板状 の板を押し付けたので、たとえ回転つまみからケース表面に水が侵入してきても 、該水はここに留まり、それ以上内部には侵入して行かない。
【0007】 また溝の外側側面に設けた切欠きとパッキングの外周側面に設けた突起を係合 させるようにしてパッキングを溝に収納したので、パッキングの位置決めが容易 ・確実となる。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の1実施例を図面に基づいて詳細に説明する。 図1,図2は本考案の1実施例にかかる回転式電子部品を示す図であり、図1 はその概略側断面図(図6のB−B断面に相当する)、図2はその概略分解斜視 図である。同図に示すようにこの回転式電子部品は、ケース10の裏面側に摺動 型物20と基板30を取り付けてこれらを取付板40によってケース10に固定 し、一方ケース10の表面側にパッキング50と回転つまみ60を取り付けて構 成されている。以下各構成部品について説明する。
【0009】 ケース10は合成樹脂を成型して構成されておりその中央には摺動型物20を 収納する収納部11が設けられ、該収納部11の中央には下記する摺動型物20 の回転軸23を回動自在に支持する穴12が設けられている。また該ケース10 の収納部11の外側には、下記する回転つまみ60を収納する円弧状の凹部13 が設けられ、さらにその外側には下記するパッキング50を収納する円弧状の溝 14が設けられている。
【0010】 この溝14は内側の側壁15と外側の側壁16によってその横断面が略コ字状 に形成されており、側壁16にはその3か所に下記するパッキング50の突起5 1を係止する切欠き17が設けられている。さらにこの切欠き17の先端部には 、前記パッキング50の突起51の抜けを防止するための抜け止め用係止片18 が設けられている。
【0011】 次に摺動型物20は合成樹脂を成型して構成されており、略円板状の基体21 の中央から表裏面方向に回転軸23,24を突出させるとともに、一方の面上に リング状にクリック用凹凸部25を設けて構成されている。また表面側の回転軸 23は略小判型をしており、その内部は空洞とされている。またこの摺動型物2 0の裏面には、弾性金属板からなる摺動子28が図示しない固定手段によって固 定されている。
【0012】 次に基板30は合成樹脂製フイルム上に所望のスイッチパターン31を印刷し て構成されている。なお各スイッチパターン31からの引き出しパターンは省略 している。またこの基板30には、下記する取付板40に設けた中心穴41と位 置決め突起43を挿通する位置にそれぞれ穴33,34を設けると共に、取付板 40の各取付穴45に対向する位置に、穴35が設けられている。
【0013】 取付板40は、合成樹脂を成型して略板状に構成されており、その略中央には 前記摺動型物20の裏面側の回転軸24を回動自在に支持する円筒状の中心穴4 1が設けられ、またその真下の位置には、位置決め突起43が設けられ、それ以 外の複数箇所には前記ケース10の裏面に設けた複数の突起19(図2には示さ ず、図1に熱かしめしたその先端を示す)に係合される取付穴45が設けられて いる。
【0014】 一方パッキング50は弾性ゴムで形成され、その形状はリングの一部を切り欠 いた形状であってその外周側面に3つの突起51を設けて構成されている。ここ で図4は該パッキング50を示す図であり、同図(a)は平面図、同図(b)は 右側面図、同図(c)は同図(a)のA−A断面図である。同図に示すようにこ のパッキング50の断面形状は、略菱形形状に形成されている。
【0015】 次に回転つまみ60は図1,図2に示すように、合成樹脂を略円板状に成型し て構成されており、その中央には、前記摺動型物20の表面側の回転軸23を挿 入する小判型の軸固定穴61が設けられている。
【0016】 次にこの回転式電子部品を組み立てるには、まずケース10の収納部11内に 摺動子28を取り付けた摺動型物20を収納する。このとき摺動型物20の回転 軸23をケース10の穴12に挿入するが、該回転軸23とケース10の穴12 の間にはグリスを塗布しておく。またこのとき摺動型物20のクリック用凹凸部 25には金属球65を係合させた状態でこれを板バネ66で弾発せしめる。なお 板バネ66はケース10の裏面に設けた図示しない取付手段にその両端が固定さ れる。
【0017】 次に取付板40上に基板30を取り付け(このとき取付板40の中心穴41と 位置決め突起43を基板30の穴33と穴34に係合させることで位置決めする )、これをケース10の裏面に固定する。このときケース10の裏面に設けた突 起19が、基板30に設けた穴35と取付板40に設けた取付穴45に挿入され るので、該突起19の先端を熱かしめすれば(図1参照)、これら各部材がケー ス10に固定される。
【0018】 次にケース10の表面側に設けた溝14内に、パッキング50を収納するが、 このときパッキング50の突起51を溝14の切欠き17に係合させる。切欠き 17に係合された突起51は、切欠き17の抜け止め用係止片18によって係止 される。このため、このパッキング50が溝14から抜け出ることはなく、確実 に固定される。
【0019】 次に回転つまみ60をケース10の収納部11を覆うように取り付け、該回転 つまみ60の軸固定穴61にケース10の穴12から突出した摺動型物20の回 転軸23を挿入し、その先端を熱かしめによって広げて固定する(図1参照)。
【0020】 そしてこのようにして組み立てられた回転式電子部品を、図3に示すように、 外装ケース100に取り付ける。このとき、回転つまみ60を外装ケース100 に設けた切欠き穴101から突出させ、同時に外装ケース100の面103にパ ッキング50を押し付け、この状態で両者を図示しない固定手段で固定する。こ れによって図6に示すような状態となる。
【0021】 そしてこの外装ケース100から突出した回転つまみ60を回転すると、図1 に示すように摺動型物20が回転し、これに固定された摺動子28が基板30の スイッチパターン31上を摺接し、これによってスイッチのオンオフが切り換え られる。
【0022】 一方図6に示す回転つまみ60と外装ケース100の間に生じる隙間95から 水が侵入した場合、図1に示すように該水は回転つまみ60と対向するケース1 0の表面上に侵入する。しかしながらこの水は該ケース10の裏面側には侵入で きない。何故なら、ケース10の穴12と摺動型物20の回転軸23の間にはグ リスが塗布されているので、この部分から基板30側には水は侵入しない。また ケース10の外周にはパッキング50が該ケース10と外装ケース100の間で 押し潰されているので、このパッキング50を越えて水が基板30側に漏れ出す こともないのである。
【0023】 ところで、パッキング50の横断面形状を略菱形形状としたのは以下の理由に よる。即ちもしも図5(a)に示すように、パッキング50′の横断面形状を円 形の通常のものとした場合、ケース10′の溝14′とパッキング50′の間の 隙間aが狭いので、これを外装ケースで押し潰した場合、パッキング50′の逃 げスペースが少なく、このため、該パッキング50′を押し潰すのに強い力が必 要になってしまう。
【0024】 そしてケース10′と外装ケースの固定をネジで行なっているような場合は、 その固定力が強いので問題はないが、ケース10′に設けた突起を外装ケースに 設けた穴に挿入して該突起の先端を熱かしめして固定したような場合は、パッキ ング50′の弾発力が強すぎると、該熱かしめした突起は樹脂のため、熱や経時 変化によりその固定力がゆるみ、パッキング50′を押える力が弱くなり、水の 浸透を防止できなくなってしまう恐れがある。
【0025】 一方本実施例のようにパッキング50の横断面形状を略菱形形状とした場合は 、図5(b)に示すように、ケース10の溝14とパッキング50の間の隙間b が広くなるので、これを外装ケースで押し潰した場合、パッキング50の逃げス ペースが大きく、このため、該パッキング50を押し潰すのにあまり強い力は必 要なくなる。このため両者を熱かしめによって固定しても、これがゆるむことは ない。
【0026】 なお上記実施例においては、その構造上パッキングの形状をリングの一部を切 り欠いた形状としたが、リング状に形成しても良い。
【0027】 また上記実施例では、回転式スイッチを例に用いたが、これは回転式可変抵抗 器でもよいことはいうまでもない。
【0028】
【考案の効果】
以上詳細に説明したように、本考案にかかる回転式電子部品によれば、以下の ような優れた効果を有する。 ケースの回転つまみを取り付けた側の面に該回転つまみを覆うように溝を設 け、該溝にパッキングを収納し該パッキングを押し潰すように平板状の板を押し 付けたので、たとえ回転つまみからケース表面上に水が侵入してきても、該水は ここに留まり、それ以上内部には侵入して行かない。
【0029】 溝の外側側面に切欠きを形成するとともに、パッキングの外周側面に突起を 形成し、両者を係合させてパッキングを溝に収納したので、パッキングの位置決 めが容易・確実となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の1実施例にかかる回転式電子部品を示
す概略側断面図である。
【図2】本考案の1実施例にかかる回転式電子部品を示
す概略分解斜視図である。
【図3】本考案の1実施例にかかる回転式電子部品に外
装ケース100に取り付ける状態を示す図である。
【図4】パッキング50を示す図である。
【図5】従来のパッキング50′と本実施例に用いるパ
ッキング50を、ケース10′,10に収納した際の状
態を示す側断面図である。
【図6】電子機器のつまみの部分を示す一部斜視図であ
る。
【符号の説明】
10 ケース 14 溝 17 切欠き 20 摺動型物 23,24 回転軸 28 摺動子 30 基板 31 スイッチパターン 50 パッキング 51 突起 60 回転つまみ 100 外装ケース

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケースと基板の間に摺動型物を回動自在
    に収納し、該摺動型物に取り付けた摺動子を前記基板上
    に設けた各種パターンに摺接せしめ、一方前記摺動型物
    の回転軸を前記ケースから突出させて該回転軸に回転つ
    まみを取り付けた構造の回転式電子部品において、 前記ケースの回転つまみを取り付けた側の外周に溝を設
    けるとともに該溝の外側側面に切欠きを形成し、一方リ
    ング状又はリングの一部を切り欠いた形状であってその
    外周側面に突起を形成したゴム製のパッキングを具備
    し、該パッキングを前記ケースの溝に、該パッキングの
    突起を溝の切欠きに係合するように収納し、該溝を覆う
    ように平板状の板を当接させて前記パッキングを溝内に
    押し潰した状態として固定したことを特徴とする回転式
    電子部品の防滴構造。
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