JP2000232744A - Srモータのロータ形状及びシャフト圧入構造 - Google Patents

Srモータのロータ形状及びシャフト圧入構造

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JP2000232744A
JP2000232744A JP11034548A JP3454899A JP2000232744A JP 2000232744 A JP2000232744 A JP 2000232744A JP 11034548 A JP11034548 A JP 11034548A JP 3454899 A JP3454899 A JP 3454899A JP 2000232744 A JP2000232744 A JP 2000232744A
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shaft
rotor core
press
hole
rotor
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Eiichi Aida
栄一 相田
Hiroyuki Kurihara
裕之 栗原
Hiroyuki Shimizu
裕之 清水
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TDK Lambda Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロータコア外周とシャフト中心との同心度を
高めることができるとともに、必要なトルクをロータか
らシャフトへ伝達することができる。 【解決手段】 シャフト3が圧入されるロータコア2の
孔21の内周面に軸方向に沿って突起22を形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ロータコアの中
心部にシャフトを圧入してなるSRモータのインナロー
タに係り、特にロータの外周とシャフトの中心とについ
て同心度を高めることができるSRモータのロータ形状
及びシャフト圧入構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4に示すように、SRモータのインナ
ロータにあっては、ロータコア100の中心部に圧入用
の孔101を穿設しているとともに、この圧入用の孔1
01にロータの回転軸となるシャフト102が挿入され
るようになっている。
【0003】一般に、このロータコアの孔は、円形、例
えば真円形に形成されているとともに、シャフトにはロ
ータコアの孔よりも小さ目の外径を有するものが使用さ
れている。また、シャフトとロータとの固定のため、例
えばシャフト外径にステーキングやナウリング等の加工
を施したりローレット加工を行い、数十〜数百μmの細
かい突起等を設けたものが使用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このロ
ータコアの内径は、ロータ外径と同心度及び真円度を出
し難く、穿設する金型に工夫を凝らせば精度を高めるこ
とができるがコストアップにつながる。従って、ロータ
コアの外周とこのロータコアの孔に圧入するシャフトの
中心との同心度についても精度を高めることが難しく、
この精度を高めようとすると、例えばシャフト外径とロ
ータ外径の同心度を高めるにはロータコアが内径変形し
てシャフト外径に倣う必要がある。
【0005】その結果、以下のような問題点を招いてい
る。即ち、 ロータコアとシャフトとの間の摩擦力が大きくなり、
圧入時にシャフトが曲がってしまうこと、 ロータコアの孔の内径がそのままシャフトに倣ってし
まい、ロータコアの真円度・同心度がそのまま外径寸法
にばらつきを生じ、シャフト中心とロータコア外周の同
心度が精度的に悪くなる。
【0006】そこで、この発明は、上記した事情に鑑
み、ロータコア外周とシャフト中心との同心度を高める
ことができるとともに、必要なトルクをロータからシャ
フトへ伝達することができるSRモータのロータ形状及
びシャフト圧入構造を提供することを目的とするもので
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】即ち、この請求項1に記
載の発明は、ロータコアの中心部にシャフトを圧入して
なるSRモータのインナロータにおいて、ロータコアの
シャフトが圧入される孔の内周面に軸方向に沿って突起
やすじを形成したものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好適な実施例に
ついて添付図面を参照しながら説明する。図1は、この
発明に係るSRモータのロータ形状を示すものであり、
インナロータ1において、ロータコア2の中心部に設け
た孔21の内周面に、中心軸方向に沿って並行に突起2
2を4本形成しているとともに、圧入されているシャフ
ト3には従来のような突起を設けずストレートな棒状に
形成されている。
【0009】ロータコア2は、珪素鋼板により形成され
ているとともに、このロータコア2の外周には幾つか
(この実施例では4個であるが勿論これに限定されな
い)のテイース23が形成されている。また、このロー
タコア2の中心部に穿設した孔21は、断面円形(特
に、この実施例では真円形)に形成されているが、突起
22は、各テイース23の形成位置に対応する内周面部
位において(先端部が窄む)略山形に突設されており、
その突設量hが、図2に示すように、ロータコア2の内
径R1とシャフト3の外径R2との差より大きくなるよ
うな寸法に形成されている。なお、この突起の形状は特
にこの実施例のものに限定されるものではなく、またそ
の数や位置についてもこの実施例のものに限定されな
い。
【0010】シャフト3は、従来のものと異なり、図3
に示すように、ストレートな棒状のものから構成されて
おり、外周面には微小な突起(凹凸)が形成されていな
い。また、この実施例のシャフト3は、珪素鋼板を使用
しているとともに、焼き入れ、焼き戻しを行って、少な
くともロータコア2より剛性を高めている。
【0011】また、このロータコア2とこのロータコア
2の孔21に圧入されたシャフト3との間の隙間につい
ては、使用条件によっては圧入のままでもよいが、負荷
が大きい場合にはシャフト3を圧入後に適宜のモールド
樹脂(或いは適宜の金属粉と樹脂との混合物)4や接着
剤を充填させ、ロータコア2とシャフト3との剛性・一
体化をより一層高めてもよい。
【0012】従って、この実施例によれば、剛性の高い
シャフト3をこれより剛性の低いロータコア2の孔に圧
入するように構成されているから、ロータコア2の孔2
1に形成した(ロータコア2の軸心方向に並行に形成し
た)突起22の先端部(図2に斜線で示す)を押し潰す
ようにして、突起22にガイドされ(シャフト3の外周
面が突起22を削り落し)ながら、ロータコア2の軸心
方向に平行に圧入されていくことができる。また、この
実施例では、その後ロータコア2の孔とシャフト3との
間に形成された隙間に適宜の樹脂(この場合、樹脂とと
もに金属粉を混合させてもよい)4を充填・硬化させる
ことにより、これら双方を一層強固に一体化させる。
【0013】これにより、摩擦力によりシャフト3に微
妙な曲がり等を生じることなく、所定方向に確実、か
つ、スムースに、しかもロータコア2の外周とシャフト
3の軸芯とについて高い同心精度を確保してシャフト3
の挿入が実現できる。
【0014】
【発明の効果】以上説明してきたようにこの発明によれ
ば、ロータコアの中心部にシャフトを圧入してなるSR
モータのインナロータにおいて、ロータコアのシャフト
が圧入される孔の内周面に軸方向に沿って突起やすじを
形成したので、シャフトをロータコアに圧入させる際
に、シャフトが不規則な方向に作用する摩擦力で不規則
な方向に曲がりを生じたりすることが防止できるので、
ロータコアの外周面とシャフトの軸との同心度を精度良
く確保して組付けることができる。しかも、この発明に
よれば、硬いシャフト側がこれより硬度の低いロータコ
アの孔に圧入されるから、この孔に形成された突起やす
じの一部が硬いシャフトで削り落とされながら圧入され
組付けられるので、シャフトとロータコアとの間は(圧
接した突起やすじを介して)しっかりと一体に固定され
るから、ロータコアの回転力を確実にシャフトに伝達さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るSRモータのロータ形状を示す
平面図。
【図2】要部拡大図。
【図3】この発明の係るロータのシャフト圧入前の状態
を示す斜視図。
【図4】従来のロータのシャフト圧入前の状態を示す斜
視図。
【符号の説明】
1 インナロータ 2 ロータコア 21 孔 22 突起 3 シャフト 4 樹脂
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清水 裕之 東京都墨田区堤通1丁目19番9号 日本電 気精器株式会社内 Fターム(参考) 5H002 AA07 AA08 AB07 AB08 AC06 AE08 5H615 AA01 BB01 BB07 BB14 PP02 PP06 PP07 PP24 SS05 SS18 SS19

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロータコアの中心部にシャフトを圧入し
    てなるSRモータのインナロータにおいて、 ロータコアのシャフトが圧入される孔の内周面に軸方向
    に沿って突起やすじを形成したことを特徴とするSRモ
    ータのロータ形状及びシャフト圧入構造。
  2. 【請求項2】 圧入時に形成されるシャフト外周面とロ
    ータコア孔の内周面との間の隙間に、樹脂又は樹脂と金
    属粉とからなるモールド剤或いは接着剤が充填され埋め
    られていることを特徴とする請求項1に記載のSRモー
    タのロータ形状。
  3. 【請求項3】 ロータコアの孔の内周に形成する突起や
    すじを、少なくとも外周に突設したテイースに対応する
    部位に設けたことを特徴とする請求項1に記載のSRモ
    ータのロータ形状。
  4. 【請求項4】 シャフトの圧入時にロータコアの孔に設
    けた突起やすじをシャフト自身が削り落としながら圧入
    され、加工時に発生していた誤差或いは圧入組付け時に
    発生する虞れのある誤差を吸収して圧入されていること
    を特徴とする請求項1に記載のSRモータのシャフト圧
    入構造。
JP11034548A 1999-02-12 1999-02-12 Srモータのロータ形状及びシャフト圧入構造 Withdrawn JP2000232744A (ja)

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Effective date: 20060509