JP7066310B1 - 回転電機 - Google Patents

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Abstract

回転電機は、固定子と回転子とを備え、回転子は、回転子コアと複数の永久磁石とを有しており、回転子コアには、複数の第1孔と複数の第2孔とを含む複数の孔が形成されており、複数の永久磁石のそれぞれは、複数の孔のうち複数の第1孔のそれぞれにのみ挿入されており、回転子コアは、複数のコア部を有しており、回転子コアは、環状部と複数の連結部とを有しており、複数の連結部のそれぞれは、環状部と複数のコア部のそれぞれの第1コア部とを連結しており、複数の連結部のそれぞれは、少なくとも1つの連結路を有しており、少なくとも1つの連結路のそれぞれにおける最も幅が狭い部分の幅の和は、環状部と複数の連結部のそれぞれとの間の接合境界の長さよりも短い。

Description

本開示は、回転子コアと、回転子コアに設けられた複数の永久磁石と、を有する回転子を備えた回転電機に関する。
特許文献1には、埋込磁石式モータが記載されている。この埋込磁石式モータにおけるロータの環状の表面には、モータ極数の1/2個の長方形状のスリットと、スリットと同数の長方形状の永久磁石とが、周方向に交互に配置されている。各々のスリットと永久磁石との間には、モータ極数と同数のセグメント領域が形成されている。セグメント領域は、周方向に沿ってN極とS極とに交互に磁化されている。
特開2010-200480号公報
上記の埋込磁石式モータのロータにおいて、スリットを挟んで隣り合う2つのセグメント領域は、スリットよりも内周側に位置する接続部分と、スリットよりも外周側に位置する接続部分と、を介して互いに接続されている。このため、ロータには、これらの接続部分を通って周方向に磁束が流れる閉磁路が形成されてしまう。したがって、ステータに鎖交しない周方向漏洩磁束が増加するため、モータのトルク出力が低下してしまうという課題があった。
本開示は、上述のような課題を解決するためになされたものであり、トルク出力を向上させることができる回転電機を提供することを目的とする。
本開示に係る回転電機は、固定子と、前記固定子に対して回転自在となるように前記固定子の内周側に設けられた回転子と、を備え、前記回転子は、回転子コアと、前記回転子コアに設けられた複数の永久磁石と、前記回転子コアの中心部に固定され前記回転子の軸方向に延伸したシャフトと、を有しており、前記回転子コアには、前記回転子の周方向に配列した複数の孔が形成されており、前記複数の孔は、複数の第1孔と、複数の第2孔と、を含んでおり、前記複数の永久磁石のそれぞれは、前記複数の孔のうち前記複数の第1孔のそれぞれにのみ挿入されており、前記複数の第1孔及び前記複数の第2孔は、前記周方向において1つずつ交互に配列しており、前記回転子コアは、前記複数の第2孔のそれぞれを挟んで前記周方向に配列した複数のコア部を有しており、前記複数の永久磁石は、前記周方向において互いに向き合う磁極面が異極となるように着磁されており、前記複数のコア部のそれぞれは、前記複数の永久磁石のそれぞれの一方の磁極面側に位置する第1コア部と、前記複数の永久磁石のそれぞれの他方の磁極面側に位置する第2コア部と、を有しており、前記回転子コアは、前記軸方向の少なくとも一部に第1回転子コアを有しており、前記第1回転子コアは、第1環状部と、複数の第1連結部と、を有しており、前記第1環状部は、前記複数のコア部よりも内周側に設けられ、前記シャフトが挿入されるように構成されており、前記複数の第1連結部のそれぞれは、前記第1環状部と、前記複数のコア部のそれぞれの前記第1コア部と、を連結しており、前記複数の第1連結部のそれぞれは、少なくとも1つの連結路を有しており、前記少なくとも1つの連結路のそれぞれにおける最も幅が狭い部分の幅の和は、前記第1環状部と前記複数の第1連結部のそれぞれとの間の円弧状の接合境界の長さよりも短い。
本開示によれば、回転電機のトルク出力を向上させることができる。
実施の形態1の前提となる回転電機を軸方向と垂直に切断した構成を示す断面図である。 実施の形態1の第1比較例に係る回転電機を軸方向と垂直に切断した構成を示す断面図である。 図2の一部を拡大して示す図である。 実施の形態1の第2比較例に係る回転電機を軸方向と垂直に切断した構成を示す断面図である。 図4の一部を拡大して示す図である。 実施の形態1の前提となる別の回転電機を軸方向と垂直に切断した構成を示す断面図である。 実施の形態1の前提となる回転電機により得られるトルクと、第1比較例の回転電機により得られるトルクと、を示すグラフである。 実施の形態1に係る回転電機の回転子を軸方向と垂直に切断した構成を示す断面図である。 図1に示す構成の回転子において回転時に連結部に生じる最大応力と、図8に示す構成の回転子において回転時に連結部に生じる最大応力と、を示すグラフである。 実施の形態1の第3比較例に係る回転電機の回転子を軸方向と垂直に切断した構成を示す断面図である。 図8に示す構成の回転子を備えた回転電機により得られるトルクと、図10に示す構成の回転子を備えた回転電機により得られるトルクと、を示すグラフである。 実施の形態1の変形例1-1に係る回転電機の回転子を軸方向と垂直に切断した構成を示す断面図である。 図12の一部を拡大して示す図である。 実施の形態1の変形例1-2に係る回転電機のシャフトを軸方向と垂直に切断した構成を示す断面図である。 実施の形態2に係る回転電機の回転子を軸方向と垂直に切断した構成を示す断面図である。 実施の形態2の変形例2-1に係る回転電機の回転子を軸方向と垂直に切断した構成を示す断面図である。 図16に示す構成の回転子を備えた回転電機により得られるトルクと、図10に示す構成の回転子を備えた回転電機により得られるトルクと、を示すグラフである。 実施の形態2の変形例2-2に係る回転電機の回転子を軸方向と垂直に切断した構成を示す断面図である。 実施の形態2の変形例2-3に係る回転電機の回転子を軸方向と垂直に切断した構成を示す断面図である。 実施の形態2の変形例2-4に係る回転電機の回転子の構成を示す分解斜視図である。 実施の形態2の変形例2-5に係る回転電機の回転子の構成を示す分解斜視図である。 実施の形態2の変形例2-6に係る回転電機の回転子を軸方向と垂直に切断した構成を示す断面図である。 実施の形態2の変形例2-7に係る回転電機の回転子を軸方向と垂直に切断した構成を示す断面図である。 図22に示す構成の回転子を備えた回転電機により得られるトルクと、図23に示す構成の回転子を備えた回転電機により得られるトルクと、を示すグラフである。 実施の形態3に係る回転電機の回転子を軸方向と垂直に切断した構成を示す断面図である。 実施の形態3の変形例3-1に係る回転電機の回転子を軸方向と垂直に切断した構成を示す断面図である。 実施の形態3の変形例3-2に係る回転電機の回転子の構成を示す分解斜視図である。 連結路の幅について説明する図である。
実施の形態1.
実施の形態1に係る回転電機について説明する。まず、実施の形態1の前提となる回転電機について説明する。図1は、本実施の形態の前提となる回転電機を軸方向と垂直に切断した構成を示す断面図である。ここで、回転子20の軸心Oに沿う方向を軸方向とする。軸方向と垂直な回転子20の断面において、回転子20の半径に沿う方向を径方向とする。回転子20の回転方向に沿う方向、すなわち、上記断面において軸心Oを中心とした円周に沿う方向を周方向とする。
図1に示すように、回転電機100は、固定子10と、固定子10に対して回転自在となるように固定子10の内周側に設けられた回転子20と、を有している。固定子10と回転子20との間には、磁気的ギャップとなる空隙15が形成されている。
固定子10は、回転子20の外周を囲むように設けられている。固定子10は、固定子コア11と、複数の巻線14と、を有している。固定子コア11は、円環状に形成されたコアバック12と、コアバック12から内周側に向かって突出した複数のティース13と、を有している。複数の巻線14は、集中巻き方式で複数のティース13にそれぞれ巻き付けられている。図1に示す構成では、12個のティース13と12個の巻線14とが設けられている。
後述する図2に示すように、コアバック12は、それぞれ円弧状に形成された複数のコアブロックが円環状に連結された構成を有していてもよい。また、ティース13の個数ntと巻線14の個数ncとがnc≦ntの関係を満たしていれば、ティース13及び巻線14のそれぞれの個数は上記の個数に限られない。
回転子20は、回転子コア21と、回転子コア21の内部に設けられた複数の永久磁石22と、回転子コア21の内周側に設けられたシャフト23と、を有している。回転子20は、回転子コア21の内部に複数の永久磁石22が放射状に配置された縦埋込型の埋込磁石型回転子である。縦埋込型の埋込磁石型回転子は、スポーク型回転子と呼ばれる場合もある。
回転子20は、永久磁石22の個数が磁極数よりも少ないコンシクエントポール型の回転子である。回転子20は、磁極数をpとしたとき、p/2個の永久磁石22を有している。ここで、pは2以上の偶数である。図1に示す構成では、回転子20の磁極数pは10であるため、永久磁石22の個数は5個である。
回転子コア21は、磁性材料により形成された複数のコア板が軸方向に積層された構成を有している。回転子コア21には、軸方向に貫通した複数の孔30が形成されている。複数の孔30は、回転子20の周方向に配列している。軸方向と垂直な回転子20の断面において、複数の孔30のそれぞれは、長手方向が径方向に沿うように放射状に配置されている。孔30の数は、回転子20の磁極数と等しいp個である。
複数の孔30のうちの一部の孔には、永久磁石22が挿入されている。すなわち、複数の孔30には、永久磁石22が挿入された複数の第1孔31と、永久磁石22が挿入されていない複数の第2孔32と、が含まれている。永久磁石22は、複数の孔30のうち、複数の第1孔31のそれぞれにのみ挿入されている。第1孔31の数及び第2孔32の数は、いずれもp/2個である。図1に示す構成では、磁極数pが10であるため、第1孔31の数及び第2孔32の数は、いずれも5個である。複数の第1孔31と複数の第2孔32とは、回転子20の周方向において1つずつ交互に配列している。つまり、複数の第1孔31と複数の第2孔32とは、回転子20の軸心Oを中心とした円周上に1つずつ交互に配列している。図1に示す構成では、第1孔31の形状と第2孔32の形状とが互いに異なっているが、第1孔31の形状と第2孔32の形状とは同一であってもよい。
第1孔31は、径方向において外側、すなわち径方向において固定子10側に向かって開口した外周側開口部33と、径方向において内側、すなわち径方向においてシャフト23側に向かって開口した内周側開口部34と、を有している。つまり、第1孔31は、径方向において外側及び内側の双方に開口している。
第2孔32は、径方向において外側、すなわち径方向において固定子10側に向かって開口した外周側開口部35と、径方向において内側、すなわち径方向においてシャフト23側に向かって開口した内周側開口部36と、を有している。つまり、第2孔32は、径方向において外側及び内側の双方に開口している。外周側開口部35は、回転子コア21の外周部において、周方向に沿った磁路の磁気的空隙となる。内周側開口部36は、回転子コア21の内周部において、周方向に沿った磁路の磁気的空隙となる。第2孔32の周方向幅は、外周側から内周側に向かって広くなっている。ただし、第2孔32の周方向幅は、径方向において一定であってもよい。
第2孔32の内部は空間である。第2孔32の内部には、樹脂、非磁性金属等の非磁性材料により形成された非磁性部材が挿入されていてもよい。回転子コア21は、第2孔32の内部に挿入された非磁性部材によって保持されていてもよい。
複数の第1孔31にそれぞれ挿入されている複数の永久磁石22は、軸方向と垂直な回転子20の断面において放射状に配置されている。同断面において、永久磁石22の長手方向は、回転子20の径方向に沿っている。複数の永久磁石22は、周方向に配列している。第2孔32を挟んで周方向に隣り合う2つの永久磁石22は、周方向において互いに向き合う2つの磁極面が異極となるように着磁されている。例えば、複数の永久磁石22のそれぞれは、図1で反時計回り方向を向いた磁極面がN極となり、図1で時計回り方向を向いた磁極面がS極となるように着磁されている。永久磁石22のそれぞれの磁化方向は、回転子20の周方向に沿っている。永久磁石22のそれぞれは、接着剤等を用いて、回転子コア21に対して固定されている。
回転子コア21は、複数のコア部40を有している。軸方向と垂直な回転子20の断面において、複数のコア部40のそれぞれは、扇形状に形成されている。複数のコア部40は、複数の第2孔32のそれぞれを挟んで周方向に並列している。コア部40の個数は、p/2個である。図1に示す構成では、磁極数pが10であるため、コア部40の個数は5個である。周方向において隣り合う2つのコア部40の間には、1つの第2孔32が配置されている。言い換えれば、コア部40のそれぞれは、周方向において互いに隣り合う2つの第2孔32に挟まれている。
複数のコア部40のそれぞれには、1つの第1孔31が設けられている。つまり、複数のコア部40のそれぞれには、1つの永久磁石22が設けられている。軸方向と垂直な断面において、永久磁石22の外周端は、外周側開口部33に配置されており、コア部40の外周端を構成している。同断面において、永久磁石22の内周端は、内周側開口部34に配置されており、コア部40の内周端を構成している。
複数のコア部40のそれぞれは、永久磁石22の一方の磁極面側に位置する第1コア部41と、永久磁石22の他方の磁極面側に位置する第2コア部42と、を有している。図1に示す構成では、第1コア部41は、複数のコア部40のそれぞれにおいて永久磁石22のS極側に位置しており、第2コア部42は、複数のコア部40のそれぞれにおいて永久磁石22のN極側に位置している。図1に示す構成では、5個のコア部40が設けられているため、第1コア部41及び第2コア部42はそれぞれ5個ずつ設けられている。
複数のコア部40のそれぞれにおいて、第1コア部41と第2コア部42とは、接着剤等を用いて永久磁石22を挟んで貼り合わされている。第1コア部41は、永久磁石22のS極と接しているため、S極に磁化されている。第2コア部42は、永久磁石22のN極と接しているため、N極に磁化されている。
少なくとも図1に示す断面において、回転子コア21は、環状部50及び複数の連結部51をさらに有している。環状部50及び複数の連結部51は、複数のコア部40同士を接続するように構成されている。
環状部50は、回転子20の軸心Oを中心とした円環状の形状を有しており、複数のコア部40よりも内周側に設けられている。環状部50は、内側にシャフト23が挿入されるように構成されている。シャフト23は、回転子20の軸心O上に配置されており、軸方向に沿って延伸している。
複数の連結部51は、環状部50から複数のコア部40の第1コア部41に向かってそれぞれ放射状に延伸している。複数の連結部51のそれぞれの一端部は、環状部50に接続されている。複数の連結部51のそれぞれの他端部は、例えば、第1コア部41の内周側端部に接続されている。ただし、複数の連結部51のそれぞれの他端部は、第1コア部41のうち、内周側端部以外の部分に接続されていてもよい。
複数の連結部51のそれぞれは、環状部50と複数の第1コア部41のそれぞれとを連結している。これにより、複数の第1コア部41は、環状部50及び複数の連結部51を介して、互いに磁気的に接続されている。
一方、複数のコア部40のそれぞれの第2コア部42に対しては、複数の連結部51のそれぞれが直接には接続されていない。軸方向と垂直な断面において、第2コア部42は、永久磁石22を挟んで隣接する第1コア部41を介してのみ、連結部51及び環状部50に接続されている。
図2は、本実施の形態の第1比較例に係る回転電機を軸方向と垂直に切断した構成を示す断面図である。図2に示すように、本比較例の回転電機200の回転子20は、少なくとも、第2孔32が外周側開口部35及び内周側開口部36を有していない点で、図1に示した回転電機100の回転子20と異なっている。本比較例の回転子20では、第2孔32の径方向外側は接続部201によって閉じられており、第2孔32の径方向内側は接続部202によって閉じられている。接続部201及び接続部202は、回転子コア21の一部であり、磁性材料により形成されている。
図3は、図2の一部を拡大して示す図である。図3では、固定子10に鎖交して回転電機200のトルクに寄与する有効磁束Φ1を実線矢印で表しており、回転子コア21内において閉じた周方向の閉磁路を通る周方向漏洩磁束Φ2を破線矢印で表している。
第2孔32の径方向外側を閉じている接続部201、及び第2孔32の径方向内側を閉じている接続部202のそれぞれの磁気抵抗は、空隙15の磁気抵抗よりも非常に低い。このため、回転子コア21内において閉じた周方向の閉磁路が積極的に形成され、固定子10に磁束を鎖交させる磁路が形成されにくくなる。これにより、永久磁石22の使用量に対して、接続部202又は接続部201を通る周方向漏洩磁束Φ2が相対的に多くなってしまうため、空隙15を通って固定子10に鎖交する有効磁束Φ1が少なくなってしまう。したがって、図2及び図3に示す第1比較例の構成では、回転電機200のトルク出力を向上させるのが困難であった。
図4は、本実施の形態の第2比較例に係る回転電機を軸方向と垂直に切断した構成を示す断面図である。図4に示すように、本比較例の回転電機300の回転子20は、図1に示した回転子20と同様に、第2孔32が外周側開口部35及び内周側開口部36を有している。ただし、本比較例の回転子20では、図1に示した回転子20と異なり、環状部50と複数の第1コア部41とをそれぞれ連結する複数の連結部51が形成されていない。
図5は、図4の一部を拡大して示す図である。図5では、図3と同様に、有効磁束Φ1を実線矢印で表しており、周方向漏洩磁束Φ2を破線矢印で表している。図5に示すように、回転子コア21内において閉じた周方向の閉磁路は、第2孔32を必ず通過するため、周方向の閉磁路の磁気抵抗が高くなる。これにより、周方向漏洩磁束Φ2を減少させることができるとともに、固定子10に鎖交する有効磁束Φ1を増加させることができる。特に、第2孔32の周方向幅が内周側ほど広くなっている場合、回転子コア21の内周寄りにおける周方向漏洩磁束Φ2を効果的に減少させることができる。
しかしながら、図4及び図5に示す第2比較例の構成では、環状部50と複数の第1コア部41とを連結する複数の連結部51が形成されていないため、回転子コア21とシャフト23との間でトルクを伝達するのが困難であった。
これに対し、図1に示す回転電機100では、環状部50と複数の第1コア部41とが複数の連結部51によってそれぞれ物理的に連結されている。このため、回転子コア21とシャフト23との間でトルクを確実に伝達することができる。
図6は、本実施の形態の前提となる別の回転電機を軸方向と垂直に切断した構成を示す断面図である。図6に示すコア部40及び第2孔32の形状は、図1に示すコア部40及び第2孔32の形状と異なっている。図6に示す構成では、コア部40の第1コア部41は、回転子20の軸心Oを中心とした部分円筒面状の内周面41aを内周端に有している。同様に、コア部40の第2コア部42は、回転子20の軸心Oを中心とした部分円筒面状の内周面42aを内周端に有している。連結部51は、第1コア部41の内周面41aのうち永久磁石22寄りの位置に接続されている。
図1に示す構成では、連結部51と第1コア部41との接合部分において連結部51の側面と第1コア部41の側面とがなす角度θ1は、鈍角になっている。これに対し、図6に示す構成では、連結部51と第1コア部41との接合部分において連結部51の側面と第1コア部41の内周面41aとがなす角度θ2は、鈍角ではあるが角度θ1よりも小さくなっている。連結部51と第1コア部41との接合部分における応力集中を避けるためには、図1に示す構成のように、連結部51の側面と第1コア部41の側面とがなす角度θ1は、鈍角であり、かつ、より大きい角度であることが望ましい。
図6では、図3と同様に、有効磁束Φ1を実線矢印で表しており、周方向漏洩磁束Φ2を破線矢印で表している。図6に示すように、回転子コア21内において閉じた周方向の閉磁路は、連結部51及び環状部50を通る。また、図1に示す構成においても同様に、回転子コア21内において閉じた周方向の閉磁路は、連結部51及び環状部50を通る。これにより、図1及び図6に示す構成によれば、少なくとも回転子コア21の外周寄りにおいて、周方向漏洩磁束Φ2を減少させることができる。このため、固定子10に鎖交する有効磁束Φ1を増加させることができる。
また、図1及び図6に示す構成では、同極に磁化されている複数の第1コア部41同士が連結部51及び環状部50を介して連結されているため、連結部51及び環状部50を通る周方向漏洩磁束Φ2をも減少させることができる。これにより、固定子10に鎖交する有効磁束Φ1をさらに増加させることができる。したがって、図1及び図6に示すような本実施の形態の前提となる回転電機100によれば、図2及び図3に示す第1比較例の回転電機200と比較して、トルク出力を向上させることができる。
図7は、本実施の形態の前提となる回転電機により得られるトルクと、第1比較例の回転電機により得られるトルクと、を示すグラフである。グラフの縦軸は、第1比較例の回転電機200により得られるトルクを1として規格化したトルク[p.u.]を表している。図7中の「図2の構成」は、第1比較例の回転電機200を表しており、「図1の構成」は、本実施の形態の前提となる回転電機100を表している。
図7に示すように、第1比較例の回転電機200により得られるトルクを1とすると、本実施の形態の前提となる回転電機100により得られるトルクは約3.66である。したがって、本実施の形態の前提となる回転電機100では、第1比較例の回転電機200よりも高いトルクが得られることが分かる。
図8は、本実施の形態に係る回転電機の回転子を軸方向と垂直に切断した構成を示す断面図である。図8では図示していないが、回転子20の外周側には、空隙15を介して固定子10が設けられている。図8に示すように、本実施の形態の回転子20では、連結部51の周方向幅が回転子20の径方向において不均一になっている。
図8に示す断面において、連結部51は、1つの連結路51aを有している。連結路51aは、連結部51に形成される磁路の経路を構成する。図15を用いて後述するように、連結部51は、互いに並列に設けられた複数の連結路51a、51cを有していてもよい。
ここで、図8に示す断面における連結路51aの幅について、図28を参照して説明する。図28は、連結路の幅について説明する図である。連結路51aの幅は、連結路51aの中央線51a1上の各点において決められる。中央線51a1は、連結路51aの中央を通って環状部50と第1コア部41とを結ぶ線である。
中央線51a1上の任意の点P0における連結路51aの幅をt0とする。点P0における連結路51aの幅t0は、点P0を通りかつ連結路51aの一方の側面51a2と他方の側面51a3とを結ぶ直線のうち、長さが最短となる直線の長さである。中央線51a1上の全ての点における連結路51aの幅のうち、最も狭い幅をt1aとする。つまり、幅t1aは、連結路51aにおける最も幅が狭い部分の幅となる。
連結部51が有する少なくとも1つの連結路のそれぞれにおける最も幅が狭い部分の幅の和をt1とする。図8に示す構成では、連結部51が有する連結路51aの数が1つであるため、幅の和t1は幅t1aに等しい(t1=t1a)。
図8に示す断面において、連結部51の内周部と環状部50の外周部との間の円弧状の境界のことを、以下、接合境界51bという。接合境界51bの周方向幅、すなわち、円弧に沿った接合境界51bの長さt2は、軸心Oを中心とした半径Rminの円のうち、連結部51と重なる円弧の長さに相当する。半径Rminは、軸心Oを中心とした連結部51の最小半径である。
連結部51が有する少なくとも1つの連結路のそれぞれにおける最も幅が狭い部分の幅の和t1は、接合境界51bの長さt2よりも短くなっている(t1<t2)。
ここで、図8に示す回転子20の外周部は、軸方向と垂直な断面において非真円状の形状を有している。第1コア部41及び第2コア部42のそれぞれの外周面は、回転子20の軸心とは異なる位置を中心とした円弧状に形成されている。回転子コア21に外接する外接円の半径をr1とし、第1コア部41の外周面の半径をr2とし、第2コア部42の外周面の半径をr3とすると、r1>r2=r3の関係が満たされている。回転子20がこのような形状を有することによって、コギングトルク及びトルクリップルが低減される。ただし、本実施の形態の回転子20は、図1等に示した回転子20と同様に、軸方向と垂直な断面において真円状の形状を有していてもよい。
図9は、図1に示す構成の回転子において回転時に連結部に生じる最大応力と、図8に示す構成の回転子において回転時に連結部に生じる最大応力と、を示すグラフである。グラフの縦軸は、図8に示す構成の回転子20において回転時に連結部51に生じる最大応力を1として規格化した応力[p.u.]を表している。
図9に示すように、図8に示す構成の回転子20において回転時に連結部51に生じる最大応力を1とすると、図1に示す構成の回転子20において回転時に連結部51に生じる最大応力は約2.0である。したがって、図8に示す構成では、図1に示す構成と比較して、連結部51に生じる最大応力を低減でき、応力集中を緩和できることが分かる。
連結部51の周方向幅が狭くなれば、連結部51の磁気抵抗が増加するため、周方向漏洩磁束Φ2を減少させることができる。しかしながら、回転子20の回転時には、環状部50と連結部51との接合境界51bに大きい応力が生じるため、接合境界51bの周方向幅を狭くすることは困難である。
図8に示す本実施の形態の構成では、接合境界51bの長さt2は、連結部51が有する少なくとも1つの連結路のそれぞれにおける最も幅が狭い部分の幅の和t1よりも長くなっている。これにより、環状部50と連結部51との間の接合境界51bの周方向幅を広くすることができるため、接合境界51bにおける応力集中を緩和することができる。したがって、図8に示す本実施の形態の構成によれば、回転子20の強度を向上させることができる。
一方で、連結部51のうち接合境界51bから離れた部分では、連結部51の周方向幅を狭くすることができる。これにより、連結部51の磁気抵抗を増加させることができるため、周方向漏洩磁束Φ2を低減することができる。したがって、図8に示す本実施の形態の構成によれば、図1及び図6に示すような本実施の形態の前提となる回転電機100と比較して、有効磁束Φ1をさらに増加させることができ、回転電機のトルクをさらに向上させることができる。
磁路を通る磁束量は、当該磁路の一連の経路の中で最も狭い幅によって決まる。具体的には、連結路51aにおける最も幅が狭い部分において磁束密度飽和が発生し、透磁率が低くなるため、磁束が通りにくくなる。したがって、連結部51を通る磁束量を低減するためには、連結路51aの幅はできるだけ狭い方が望ましい。
他方、回転子コア21の中で、構造上、強度に関する危険断面は、環状部50の外周部と連結部51との間の円弧状の接合境界51bとなる。したがって、回転子コア21の強度を高めるためには、接合境界51bの長さはできるだけ長い方が好ましい。
以上から、強度を高めるために接合境界51bの長さをできるだけ長くしつつ、連結部51を通る磁束量を低減するために連結路51aの最も幅が狭い部分の幅を狭くすることによって、強度を高めつつ漏れ磁束を低減できる。このことから、少なくとも1つの連結路51aのそれぞれにおける最も幅が狭い部分の幅の和t1は、少なくとも、接合境界51bの長さt2よりも短くなっている。
また、各連結路51aにおける最も幅が狭い部分の幅t1aは、回転子コア21を構成する電磁鋼板の厚さ以上であることが望ましい。また、接合境界51bの長さt2は、磁極数をpとしたとき、半径Rminの円周の長さをp/2で除した長さまで広げることができる。
このように、少なくとも1つの連結路51aのそれぞれにおける最も幅が狭い部分の幅の和t1と、接合境界51bの長さt2と、を比較することにより、周方向漏洩磁束Φ2を低減させつつ、接合境界51bにおける応力集中を緩和することができる構造を実現できる。
すなわち、図8に示す本実施の形態の構成によれば、回転電機のトルク向上と回転子20の強度向上とを両立させることができる。
図10は、本実施の形態の第3比較例に係る回転電機の回転子を軸方向と垂直に切断した構成を示す断面図である。図10に示すように、第3比較例の回転子20では、連結部51の周方向幅は、内周側から外周側に向かって広くなっている。
図11は、図8に示す構成の回転子を備えた回転電機により得られるトルクと、図10に示す構成の回転子を備えた回転電機により得られるトルクと、を示すグラフである。グラフの縦軸は、図8に示す構成の回転子20を備えた回転電機により得られるトルクを1として規格化したトルク[p.u.]を表している。
図11に示すように、図8に示す構成の回転子20を備えた回転電機により得られるトルクを1とすると、図10に示す構成の回転子を備えた回転電機により得られるトルクは0.96である。したがって、図8に示す構成の回転子20を備えた本実施の形態の回転電機では、図10に示す構成の回転子20を備えた第3比較例の回転電機と比較して、高い平均トルクが得られることが分かる。
図12は、本実施の形態の変形例1-1に係る回転電機の回転子を軸方向と垂直に切断した構成を示す断面図である。図13は、図12の一部を拡大して示す図である。図12及び図13に示すように、本変形例の環状部50は、複数の突起52を有している。複数の突起52は、環状部50の内周面に形成され、内周側に突出している。複数の突起52のそれぞれは、環状部50に挿入されたシャフト23の外周面に接触しており、シャフト23によって押し潰されている。シャフト23は、真円状の断面形状を有している。
なお、図12及び図13に示されている複数の突起52のそれぞれの形状は、環状部50に挿入されたシャフト23によって押し潰される前のものである。環状部50にシャフト23が押し潰される前には、複数の突起52のそれぞれは、例えば四角形状の断面形状を有している。ただし、複数の突起52のそれぞれの形状は、どのような形状であってもよい。
複数の突起52のそれぞれは、回転子20の周方向において、連結部51のうち少なくとも接合境界51bからずれた位置に配置されている。つまり、回転子20の径方向に沿って見たとき、複数の突起52のそれぞれは、複数の接合境界51bのいずれとも重ならないように配置されている。
環状部50は、少なくとも1つの突起52をそれぞれ有する複数の突起群53を有している。図12及び図13に示す構成では、複数の突起群53のそれぞれは、2つの突起52を有している。複数の突起群53は、周方向に配列している。回転子20の磁極数をpとしたとき、突起群53の数はp/2である。つまり、突起群53の数は、連結部51の数と同数である。複数の突起群53のそれぞれは、周方向において、互いに隣り合う2つの連結部51の間に設けられている。周方向における突起群53の中心部と、周方向における接合境界51bの中心部と、のなす角をβとすると、β>0となる。複数の突起群53は、必ずしも等間隔で配置されていなくてもよい。
例えば、回転子20の極対数をPとすると(P=2×p)、環状部50は、回転子20の軸心Oを中心とした角度範囲360/P度毎に、1つの突起群53を有している。言い換えれば、環状部50は、回転子20の軸心Oを中心とした角度範囲360/P度毎に、N個の突起52を有している。ここで、Nは1以上の整数である。
回転子20の製造工程において環状部50にシャフト23が挿入されると、環状部50はシャフト23から応力を受ける。一方、回転子20の回転時には、接合境界51bには他の部分よりも大きい応力が生じる。このため、回転子20の回転時には、接合境界51bに降伏点以上の応力が生じる可能性がある。
これに対し、本変形例の環状部50には、シャフト23からの応力を受ける突起52が、接合境界51bからずれた位置に設けられている。これにより、接合境界51bはシャフト23からの応力を受けにくくなるため、接合境界51bにおける応力集中を緩和することができる。したがって、接合境界51bに生じる応力を降伏点未満にすることが可能となるため、回転子20の強度を向上させることができる。
また、本変形例では、環状部50の内周面に複数の突起52が設けられているため、シャフト23から受ける応力を複数の突起52のそれぞれに集中させることができる。これにより、突起52が形成されていない部分において、環状部50の径方向厚さを薄くすることができる。このため、周方向漏洩磁束Φ2をさらに減少させることができ、有効磁束Φ1をさらに増加させることができる。したがって、本変形例によれば、回転電機のトルクをさらに向上させることができる。
さらに、本変形例では、シャフト23を環状部50に圧入する際に必要となる締め代公差を緩和することができる。
図14は、本実施の形態の変形例1-2に係る回転電機のシャフトを軸方向と垂直に切断した構成を示す断面図である。図14に示すように、シャフト23の外周面には、複数の突起24が形成されている。複数の突起24のそれぞれは、シャフト23の外周面から外周側に突出し、環状部50(図14では図示せず)の内周面に接触している。環状部50の内周面は、例えば真円状の断面形状を有している。
つまり、変形例1-1では、環状部50の内周面に突起52が形成されているのに対し、本変形例では、シャフト23の外周面に突起24が形成されている。複数の突起24のそれぞれは、回転子20の周方向において、複数の接合境界51bのそれぞれからずれた位置に配置されるのが望ましい。本変形例によっても、変形例1-1と同様の効果が得られる。
以上説明したように、本実施の形態に係る回転電機は、固定子10と、固定子10に対して回転自在となるように固定子10の内周側に設けられた回転子20と、を備えている。回転子20は、回転子コア21と、回転子コア21に設けられた複数の永久磁石22と、回転子コア21の中心部に固定され回転子20の軸方向に延伸したシャフト23と、を有している。回転子コア21には、回転子20の周方向に配列した複数の孔30が形成されている。複数の孔30は、複数の第1孔31と、複数の第2孔32と、を含んでいる。複数の永久磁石22のそれぞれは、複数の孔30のうち複数の第1孔31のそれぞれにのみ挿入されている。複数の第1孔31及び複数の第2孔32は、周方向において1つずつ交互に配列している。回転子コア21は、複数の第2孔32のそれぞれを挟んで周方向に配列した複数のコア部40を有している。複数の永久磁石22は、周方向において互いに向き合う磁極面が異極となるように着磁されている。複数のコア部40のそれぞれは、複数の永久磁石22のそれぞれの一方の磁極面側に位置する第1コア部41と、複数の永久磁石22のそれぞれの他方の磁極面側に位置する第2コア部42と、を有している。回転子コア21は、軸方向の少なくとも一部に第1回転子コアを有している。第1回転子コアは、環状部50と、複数の連結部51と、を有している。環状部50は、複数のコア部40よりも内周側に設けられ、シャフト23が挿入されるように構成されている。複数の連結部51のそれぞれは、環状部50と、複数のコア部40のそれぞれの第1コア部41と、を連結している。複数の連結部51のそれぞれは、少なくとも1つの連結路51aを有している。少なくとも1つの連結路51aのそれぞれにおける最も幅が狭い部分の幅の和t1は、環状部50と複数の連結部51のそれぞれとの間の円弧状の接合境界51bの長さt2よりも短い。ここで、図8に断面を示す回転子コア21は、第1回転子コアの一例である。環状部50は、第1環状部の一例である。複数の連結部51は、複数の第1連結部の一例である。
この構成によれば、同極に磁化されている複数の第1コア部41同士が環状部50及び複数の連結部51を介して連結されているため、環状部50及び複数の連結部51を通る周方向漏洩磁束Φ2を減少させることができる。したがって、回転電機のトルク出力を向上させることができる。
また、この構成によれば、環状部50と連結部51との間の接合境界51bの長さを長くすることができるため、接合境界51bにおける応力集中を緩和することができる。したがって、回転子20の強度を向上させることができる。
また、この構成によれば、連結部51のうち接合境界51bから離れた部分では、連結部51の周方向幅を狭くすることができるため、連結部51の磁気抵抗を増加させることができる。したがって、周方向漏洩磁束Φ2を減少させることができるため、回転電機のトルク出力をさらに向上させることができる。
本実施の形態に係る回転電機において、環状部50は、環状部50の内周面に形成されシャフト23の外周面に接触した突起52を有している。この構成によれば、シャフト23から受ける応力を突起52に集中させることができ、環状部50の径方向厚さを薄くすることができる。したがって、周方向漏洩磁束Φ2をさらに減少させることができるため、回転電機のトルクをさらに向上させることができる。また、この構成によれば、シャフト23を環状部50に圧入する際に必要となる締め代公差を緩和することができる。
本実施の形態に係る回転電機において、突起52は、周方向において複数の連結部51のそれぞれからずれた位置に配置されている。この構成によれば、環状部50と連結部51との接合境界51bがシャフト23から応力を受けにくくなり、接合境界51bに生じる応力を降伏点未満にすることが可能となるため、回転子20の強度を向上させることができる。
本実施の形態に係る回転電機では、軸方向と垂直な断面において、環状部50は、環状部50の内周面に形成されシャフト23の外周面に接触した少なくとも1つの突起52をそれぞれ有する複数の突起群53を有している。複数の突起群53のそれぞれは、周方向において、複数の連結部51のうち互いに隣り合う2つの連結部51の間に設けられている。この構成によれば、環状部50と連結部51との接合境界51bがシャフト23から応力を受けにくくなり、接合境界51bに生じる応力を降伏点未満にすることが可能となる。したがって、回転子20の強度を向上させることができる。
本実施の形態に係る回転電機において、シャフト23は、シャフト23の外周面に形成され環状部50の内周面に接触した突起24を有している。この構成によれば、シャフト23を環状部50に圧入する際に必要となる締め代公差を緩和することができる。
本実施の形態に係る回転電機において、第2孔32の周方向幅は、外周側から内周側に向かって広くなっている。この構成によれば、回転子20の内周側における周方向漏洩磁束Φ2を減少させることができるため、回転電機のトルク低下を抑制できる。
実施の形態2.
実施の形態2に係る回転電機について説明する。図15は、本実施の形態に係る回転電機の回転子を軸方向と垂直に切断した構成を示す断面図である。図示していないが、回転子20の外周側には、空隙15を介して固定子10が設けられている。なお、実施の形態1と同一の機能及び作用を有する構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略する。
図15に示すように、複数の連結部51のそれぞれは、互いに並列に設けられた複数の連結路51a、51cを有している。複数の連結路51a、51cは、1つの連結部51に形成される磁路の複数の経路をそれぞれ構成する。軸方向と垂直な断面において、複数の連結部51のそれぞれには、非磁性孔54が形成されている。非磁性孔54は、互いに隣り合う2つの連結路51a、51cの間に形成されている。非磁性孔54の断面形状は、どのような形状であってもよい。非磁性孔54の内部は空間であってもよいし、非磁性材料によって満たされていてもよい。
連結路51aの幅t1aは、径方向において一定である。すなわち、連結路51aにおける最も幅が狭い部分の幅は、t1aである。同様に、連結路51cの幅t1cは、径方向において一定である。すなわち、連結路51cにおける最も幅が狭い部分の幅は、t1cである。複数の連結路51a、51cのそれぞれにおける最も幅が狭い部分の幅の和t1は、幅t1aと幅t1cとの和となる(t1=t1a+t1c)。複数の連結路51a、51cのそれぞれにおける最も幅が狭い部分の幅の和t1は、接合境界51bの長さt2よりも短くなっている(t1<t2)。
図16は、本実施の形態の変形例2-1に係る回転電機の回転子を軸方向と垂直に切断した構成を示す断面図である。図16に示すように、連結部51が有する2つの連結路51a、51cは、互いに平行に延伸している。非磁性孔54は、連結部51の延伸方向に沿って直線状に延伸している。本変形例においても、複数の連結路51a、51cのそれぞれにおける最も幅が狭い部分の幅の和t1は、接合境界51bの長さt2よりも短くなっている。
既に説明したように、上記実施の形態1によれば、回転電機のトルク向上と回転子20の強度向上とを両立させることができる。しかしながら、回転電機がより高速回転域で用いられる場合を想定すると、接合境界51bにさらに大きな応力が発生することから、連結部51の周方向幅をさらに広げる必要がある。ただし、連結部51の周方向幅を広げると、周方向漏洩磁束Φ2が増加してしまう。そこで、本願発明者らは、連結部51に非磁性孔54を設けることにより、周方向漏洩磁束Φ2の増加を抑えつつ、連結部51の周方向幅を広げることができると考えた。
図17は、図16に示す構成の回転子を備えた回転電機により得られるトルクと、図10に示す構成の回転子を備えた回転電機により得られるトルクと、を示すグラフである。グラフの縦軸は、図16に示す構成の回転子20を備えた回転電機により得られるトルクを1として規格化したトルク[p.u.]を表している。ここで、図16に示す回転子20は、連結部51に非磁性孔54が形成されていることを除き、図10に示す回転子20と同様の構成を有している。
図17に示すように、図16に示す構成の回転子20を備えた回転電機により得られるトルクを1とすると、図10に示す構成の回転子20を備えた回転電機により得られるトルクは約0.98である。したがって、図16に示す構成の回転子20を備えた変形例2-1の回転電機では、図10に示す構成の回転子20を備えた第3比較例の回転電機と比較して、高い平均トルクが得られることが分かる。
図18は、本実施の形態の変形例2-2に係る回転電機の回転子を軸方向と垂直に切断した構成を示す断面図である。図18に示すように、本変形例の回転子20は、軸方向と垂直な断面において、非磁性孔54が円形の締結孔55を一部に有している点で、図16に示した構成と異なっている。締結孔55は、ボルト等の締結部材を軸方向に貫通させるように構成されている。非磁性孔54は、連結部51の延伸方向に沿って延伸している。
軸方向と垂直な断面において、連結部51は、非磁性孔54を挟んで互いに対向する一対の縁部54a、54bを有している。縁部54a及び縁部54bのそれぞれは、非磁性孔54の延伸方向に沿って直線状に形成されている。軸方向と垂直な断面において、縁部54aの一部には、円弧状に凹んだ凹部54cが形成されている。同断面において、縁部54bの一部には、凹部54cと同心かつ凹部54cと同一半径の円弧状に凹んだ凹部54dが形成されている。凹部54c及び凹部54dのそれぞれは、円形の締結孔55の縁部の一部を構成している。
軸方向と垂直な断面において、連結部51は、非磁性孔54の縁部54a側に配置された第1サブ連結部56と、非磁性孔54の縁部54b側に配置された第2サブ連結部57と、を有している。第1サブ連結部56は、図16に示す構成の連結路51aに相当するものである。第2サブ連結部57は、図16に示す構成の連結路51cに相当するものである。第1サブ連結部56及び第2サブ連結部57のそれぞれは、非磁性孔54の延伸方向すなわち連結部51の延伸方向に沿って、環状部50から第1コア部41まで延伸している。第1サブ連結部56の一部は、凹部54cに沿って外側に湾曲している。第2サブ連結部57の一部は、凹部54dに沿って外側に湾曲している。つまり、第1サブ連結部56の一部及び第2サブ連結部57の一部はいずれも、締結孔55を迂回するように締結孔55を挟んで両側に湾曲している。これにより、第1サブ連結部56及び第2サブ連結部57のそれぞれの周方向幅は、回転子20の径方向において一定になっている。したがって、周方向漏洩磁束Φ2の磁路における磁気抵抗は、図16に示した構成とほとんど変わらない。本変形例によっても、図15及び図16に示す構成と同様の効果が得られる。
図19は、本実施の形態の変形例2-3に係る回転電機の回転子を軸方向と垂直に切断した構成を示す断面図である。図19に示すように、本変形例の回転子20は、複数の連結部51に代えて複数の連結部58を回転子コア21が有している点で、図18に示した変形例2-2の回転子20と異なっている。複数の連結部58は、環状部50と複数の第2コア部42とをそれぞれ連結している。つまり、本変形例では、複数の第2コア部42は、軸方向と垂直な断面において、環状部50及び複数の連結部58を介して磁気的に接続されている。
一方、複数の第1コア部41に対しては、複数の連結部58のそれぞれが直接には接続されていない。第1コア部41は、軸方向と垂直な断面において、永久磁石22を挟んで隣接する第2コア部42を介してのみ、連結部58及び環状部50に接続されている。
軸方向と垂直な断面において、連結部58には、図18に示した変形例2-2の連結部51と同様に、円形の締結孔60を一部に有する非磁性孔59が形成されている。本変形例の回転子コア21に対する締結孔60の相対的な位置は、変形例2-2の回転子コア21に対する締結孔55の相対的な位置とは異なっている。本変形例の締結孔60と、変形例2-2の締結孔55とは、永久磁石22を中心として、互いに対称となる位置に配置されている。
また、連結部58は、変形例2-2の連結部51と同様に、縁部54a、縁部54b、凹部54c、凹部54d、第1サブ連結部56及び第2サブ連結部57を有している。第1サブ連結部56及び第2サブ連結部57のそれぞれの周方向幅は、回転子20の径方向において一定になっている。本変形例によっても、図15及び図16に示す構成と同様の効果が得られる。
図20は、本実施の形態の変形例2-4に係る回転電機の回転子の構成を示す分解斜視図である。図20に示すように、本変形例の回転子20は、第1回転子コア21-1及び第2回転子コア21-2が軸方向において互いに重なって配置された回転子コア21と、軸方向において回転子コア21の外側に配置された一対の端板70、80と、を有している。
第1回転子コア21-1は、図18に示した構成と同様の断面形状を有している。第2回転子コア21-2は、図19に示した構成と同様の断面形状を有している。第1回転子コア21-1と第2回転子コア21-2とは、回転子20の軸方向において、それぞれのコア部40同士が軸方向に重なりかつ締結孔55と締結孔60とが軸方向に重ならないように、互いに積層されている。第1回転子コア21-1及び第2回転子コア21-2は、軸方向において一対の端板70、80によって挟まれている。第1回転子コア21-1の連結部51の軸方向一端は、端板70に接続されている。第2回転子コア21-2の連結部58の軸方向一端は、端板80に接続されている。
端板70及び端板80のそれぞれは、円板状の形状を有している。端板70には、周方向に並列した複数の締結孔71が形成されている。締結孔71の個数は、第1回転子コア21-1に形成された締結孔55の個数と、第2回転子コア21-2に形成された締結孔60の個数と、の和に等しい。
端板80には、周方向に並列した複数の締結孔81が形成されている。締結孔81の個数は、締結孔71の個数に等しい。締結孔71及び締結孔81のそれぞれは、ボルト等の締結部材82が挿入されるように構成されている。
端板70、第1回転子コア21-1、第2回転子コア21-2及び端板80は、複数の締結部材82によって締結されている。図20では、1本の締結部材82のみを示している。
ある1本の締結部材82は、端板70の締結孔71、第1回転子コア21-1の締結孔55、及び端板80の締結孔81に挿入され、端板70、第1回転子コア21-1の連結部51、及び端板80を締結している。この締結部材82は、第2回転子コア21-2の締結孔60には挿入されていない。
別の1本の締結部材82は、端板70の締結孔71、第2回転子コア21-2の締結孔60、及び端板80の締結孔81に挿入され、端板70、第2回転子コア21-2の連結部58、及び端板80を締結している。この締結部材82は、第1回転子コア21-1の締結孔55には挿入されていない。
端板70、第1回転子コア21-1、第2回転子コア21-2及び端板80が複数の締結部材82によって締結されることにより、回転子20が軸方向に強固に固定される。
図20に示す構成では、1つの第1回転子コア21-1と1つの第2回転子コア21-2とが軸方向に積層されているが、1つ又は複数の第1回転子コア21-1と、1つ又は複数の第2回転子コア21-2と、が軸方向に交互に積層されていてもよい。
本変形例では、軸方向の構造を考慮すると、全ての第1コア部41及び全ての第2コア部42が、連結部51、連結部58及び環状部50に連結されている。これにより、回転子コア21を一体化することができるため、回転子20全体の強度を向上させることが可能となる。
一方で、軸方向と垂直な断面では、第1コア部41及び第2コア部42のいずれか一方のみが、連結部51又は連結部58に接続されている。このため、周方向漏洩磁束Φ2が大きく増加することはない。したがって、本変形例によれば、回転電機のトルクの低減を抑えつつ、回転子20の強度を向上させることができる。
図21は、本実施の形態の変形例2-5に係る回転電機の回転子の構成を示す分解斜視図である。図21に示すように、本変形例の回転子20の回転子コア21は、第1回転子コア21-1、第3回転子コア21-3及び第2回転子コア21-2が軸方向において互いに重なって配置された構成を有している。端板70、第1回転子コア21-1、第3回転子コア21-3、第2回転子コア21-2及び端板80は、軸方向においてこの順に積層されている。
第1回転子コア21-1は、図18に示した構成と同様の断面形状を有している。第2回転子コア21-2は、図19に示した構成と同様の断面形状を有している。第3回転子コア21-3は、第1回転子コア21-1及び第2回転子コア21-2と同様に、複数のコア部40及び環状部50を有している。第3回転子コア21-3には、連結部51及び連結部58が設けられていない。このため、第3回転子コア21-3の複数のコア部40のそれぞれは、軸方向と垂直な断面において、環状部50から離れている。第1回転子コア21-1、第3回転子コア21-3及び第2回転子コア21-2は、軸方向において一対の端板70、80によって挟まれている。
端板70、第1回転子コア21-1、第3回転子コア21-3、第2回転子コア21-2及び端板80は、複数の締結部材82によって締結されている。図21では、1本の締結部材82のみを示している。
ある1本の締結部材82は、端板70の締結孔71、第1回転子コア21-1の締結孔55、及び端板80の締結孔81に挿入され、端板70、第1回転子コア21-1及び端板80を締結している。この締結部材82は、第2回転子コア21-2の締結孔60には挿入されていない。第3回転子コア21-3には、この締結部材82が挿入されるべき締結孔は形成されていない。
別の1本の締結部材82は、端板70の締結孔71、第2回転子コア21-2の締結孔60、及び端板80の締結孔81に挿入され、端板70、第2回転子コア21-2及び端板80を締結している。この締結部材82は、第1回転子コア21-1の締結孔55には挿入されていない。第3回転子コア21-3には、この締結部材82が挿入されるべき締結孔は形成されていない。
複数の締結部材82によって締結されることにより、端板70、第1回転子コア21-1、第3回転子コア21-3、第2回転子コア21-2及び端板80が軸方向に強固に固定される。
図21に示す構成では、1つの第1回転子コア21-1と、1つの第3回転子コア21-3と、1つの第2回転子コア21-2とが軸方向に積層されている。しかしながら、1つ又は複数の第1回転子コア21-1と、1つ又は複数の第3回転子コア21-3と、1つ又は複数の第2回転子コア21-2と、が軸方向に順次積層されていてもよい。
軸方向に隣り合う第1回転子コア21-1と第2回転子コア21-2との間には、第3回転子コア21-3が配置されるのが望ましい。このようにすれば、第1回転子コア21-1の連結部51と、第2回転子コア21-2の連結部58とが、軸方向において第3回転子コア21-3を挟んで分離される。このため、第1回転子コア21-1と第2回転子コア21-2との間の軸方向における漏洩磁束を減少させることができる。
本変形例では、軸方向の構造を考慮すると、全ての第1コア部41及び全ての第2コア部42が、連結部51、連結部58及び環状部50に連結されている。これにより、回転子コア21を一体化することができるため、回転子20全体の強度を向上させることが可能となる。
第1回転子コア21-1及び第2回転子コア21-2では、軸方向と垂直な断面において、第1コア部41及び第2コア部42のいずれか一方のみが、連結部51又は連結部58に接続されている。また、第3回転子コア21-3では、軸方向と垂直な断面において、第1コア部41及び第2コア部42の双方が環状部50から離れている。このため、周方向漏洩磁束Φ2を減少させることができる。
したがって、本変形例によれば、回転電機のトルクの低減を抑えつつ、回転子20の強度を向上させることができる。
図22は、本実施の形態の変形例2-6に係る回転電機の回転子を軸方向と垂直に切断した構成を示す断面図である。図22に示すように、複数の連結部51のそれぞれは、複数の連結路51a、51cを有している。軸方向と垂直な断面において、複数の連結部51のそれぞれには、非磁性孔54が形成されている。非磁性孔54は、互いに隣り合う2つの連結路51a、51cの間に形成されている。
連結路51aの幅t1aは、径方向において一定である。すなわち、連結路51aにおける最も幅が狭い部分の幅は、t1aである。同様に、連結路51cの幅t1cは、径方向において一定である。すなわち、連結路51cにおける最も幅が狭い部分の幅は、t1cである。複数の連結路51a、51cのそれぞれにおける最も幅が狭い部分の幅の和t1は、幅t1aと幅t1cとの和となる(t1=t1a+t1c)。複数の連結路51a、51cのそれぞれにおける最も幅が狭い部分の幅の和t1は、接合境界51bの長さt2よりも短くなっている(t1<t2)。
図23は、本実施の形態の変形例2-7に係る回転電機の回転子を軸方向と垂直に切断した構成を示す断面図である。図23に示すように、複数の連結部51のそれぞれは、複数の連結路51a、51cを有している。軸方向と垂直な断面において、複数の連結部51のそれぞれには、非磁性孔54が形成されている。非磁性孔54は、互いに隣り合う2つの連結路51a、51cの間に形成されている。
連結路51aにおける最も幅が狭い部分の幅は、t1aである。連結路51cにおける最も幅が狭い部分の幅は、t1cである。複数の連結路51a、51cのそれぞれにおける最も幅が狭い部分の幅の和t1は、幅t1aと幅t1cとの和となる(t1=t1a+t1c)。本変形例においても、複数の連結路51a、51cのそれぞれにおける最も幅が狭い部分の幅の和t1は、接合境界51bの長さt2よりも短くなっている(t1<t2)。
ここで、軸方向と垂直な断面において、回転子20の軸心Oを中心として複数の永久磁石22に内接する内接円を円C1とする。このとき、本変形例の非磁性孔54は、円C1よりも外周側に配置されている。例えば、非磁性孔54は、円C1よりも内周側には存在せず、円C1よりも外周側のみに存在している。
本変形例では、連結部51と環状部50との接合境界51bの周方向幅を広くすることができるため、接合境界51bにおける応力集中を緩和することができる。また、永久磁石22の内周端よりも内周側において、連結部51の強度を向上させることができる。
図24は、図22に示す構成の回転子を備えた回転電機により得られるトルクと、図23に示す構成の回転子を備えた回転電機により得られるトルクと、を示すグラフである。グラフの縦軸は、図22に示す構成の回転子を備えた回転電機により得られるトルクを1として規格化したトルク[p.u.]を表している。
図24に示すように、図22に示す構成の回転子を備えた回転電機により得られるトルクを1とすると、図23に示す構成の回転子を備えた回転電機により得られるトルクは約0.995である。したがって、図23に示す本変形例に係る回転電機によれば、図22に示す変形例2-6に係る回転電機と同等の平均トルクが得られることが分かる。すなわち、本変形例によれば、回転電機のトルクの低下を抑えつつ、回転子20の強度を向上させることができる。
以上説明したように、本実施の形態に係る回転電機は、固定子10と、固定子10に対して回転自在となるように固定子10の内周側に設けられた回転子20と、を備えている。回転子20は、回転子コア21と、回転子コア21に設けられた複数の永久磁石22と、回転子コア21の中心部に固定され回転子20の軸方向に延伸したシャフト23と、を有している。回転子コア21には、回転子20の周方向に配列した複数の孔30が形成されている。複数の孔30は、複数の第1孔31と、複数の第2孔32と、を含んでいる。複数の永久磁石22のそれぞれは、複数の孔30のうち複数の第1孔31のそれぞれにのみ挿入されている。複数の第1孔31及び複数の第2孔32は、周方向において1つずつ交互に配列している。回転子コア21は、複数の第2孔32のそれぞれを挟んで周方向に配列した複数のコア部40を有している。複数の永久磁石22は、周方向において互いに向き合う磁極面が異極となるように着磁されている。複数のコア部40のそれぞれは、複数の永久磁石22のそれぞれの一方の磁極面側に位置する第1コア部41と、複数の永久磁石22のそれぞれの他方の磁極面側に位置する第2コア部42と、を有している。回転子コア21は、軸方向の少なくとも一部に第1回転子コアを有している。第1回転子コアは、環状部50と、複数の連結部51と、を有している。環状部50は、複数のコア部40よりも内周側に設けられ、シャフト23が挿入されるように構成されている。複数の連結部51のそれぞれは、環状部50と、複数のコア部40のそれぞれの第1コア部41と、を連結している。複数の連結部51のそれぞれは、複数の連結路51a、51cを有している。複数の連結路51a、51cのそれぞれにおける最も幅が狭い部分の幅の和t1は、環状部50と複数の連結部51のそれぞれとの間の円弧状の接合境界51bの長さt2よりも短い。複数の連結路51a、51cのうち互いに隣り合う2つの連結路51a、51cの間には、非磁性孔54が形成されている。ここで、環状部50は、第1環状部の一例である。複数の連結部51は、複数の第1連結部の一例である。
この構成によれば、同極に磁化されている複数の第1コア部41同士が環状部50及び複数の連結部51を介して連結されているため、環状部50及び複数の連結部51を通る周方向漏洩磁束Φ2を減少させることができる。したがって、この構成によれば、回転電機のトルク出力を向上させることができる。
また、この構成によれば、連結部51に非磁性孔54が形成されているため、連結部51を通る周方向漏洩磁束Φ2の増加を抑えつつ、連結部51の周方向幅を広げることができる。したがって、この構成によれば、有効磁束Φ1を増加させることができるため、回転電機のトルク出力をさらに向上させることができる。また、この構成によれば、連結部51における応力集中を緩和することができるため、回転子20の強度を向上させることができる。
本実施の形態に係る回転電機では、軸方向と垂直な断面において、非磁性孔54は、締結部材82を軸方向に貫通させる円形の締結孔55を有している。この構成によれば、締結部材82によって回転子20を軸方向に締結することができるため、回転子20の強度を向上させることができる。
本実施の形態に係る回転電機では、軸方向と垂直な断面において、非磁性孔54は、回転子20の軸心Oを中心として複数の永久磁石22に内接する円C1よりも外周側に配置されている。この構成によれば、連結部51と環状部50との接合境界51bの周方向幅を広くすることができるため、接合境界51bにおける応力集中を緩和することができ、回転子20の強度を向上させることができる。また、この構成によれば、永久磁石22の内周端よりも内周側において、連結部51の強度を向上させることができる。
本実施の形態に係る回転電機において、複数の連結部51のそれぞれの周方向幅は、回転子20の径方向において一定である。この構成によれば、周方向漏洩磁束Φ2の増加を抑えつつ、連結部51の周方向幅を広くすることができる。したがって、回転電機のトルクを向上させつつ、回転子20の強度を向上させることができる。
本実施の形態に係る回転電機において、回転子20は、軸方向において回転子コア21の外側に配置された端板70及び端板80をさらに有している。軸方向における複数の連結部51のそれぞれの端部は、端板70又は端板80に接続されている。この構成によれば、複数の連結部51のそれぞれが端板70又は端板80によって支持されるため、回転子20の強度を向上させることができる。
本実施の形態に係る回転電機において、複数の連結部51のそれぞれと端板70又は端板80とは、非磁性孔54を貫通した締結部材82によって締結されている。この構成によれば、締結部材82によって回転子20を軸方向に締結することができるため、回転子20の強度を向上させることができる。
本実施の形態に係る回転電機において、回転子コア21は、軸方向において第1回転子コア21-1と重なって配置された第2回転子コア21-2をさらに有している。第2回転子コア21-2は、複数のコア部40よりも内周側に設けられシャフト23が挿入された環状部50と、環状部50と複数のコア部40の第2コア部42とをそれぞれ連結する複数の連結部58と、を有している。ここで、第2回転子コア21-2の環状部50は、第2環状部の一例である。第2回転子コア21-2の複数の連結部58は、複数の第2連結部の一例である。
この構成によれば、軸方向の構造を考慮すると、第1コア部41及び第2コア部42の双方が、連結部51、連結部58及び環状部50に連結されている。これにより、回転子コア21を一体化することができるため、回転子20全体の強度を向上させることが可能となる。
本実施の形態に係る回転電機において、回転子コア21は、軸方向において第1回転子コア21-1及び第2回転子コア21-2と重なって配置された第3回転子コア21-3をさらに有している。第3回転子コア21-3は、複数のコア部40よりも内周側に設けられシャフト23が挿入された環状部50を有している。軸方向と垂直な断面において、第3回転子コア21-3の環状部50は、複数のコア部40の第1コア部41及び第2コア部42のいずれからも離れている。ここで、第3回転子コア21-3の環状部50は、第3環状部の一例である。
この構成によれば、回転子コア21の軸方向の一部である第3回転子コア21-3では、環状部50が第1コア部41及び第2コア部42のいずれからも離れている。したがって、回転子コア21の周方向漏洩磁束Φ2をさらに減少させることができる。
実施の形態3.
実施の形態3に係る回転電機について説明する。図25は、本実施の形態に係る回転電機の回転子を軸方向と垂直に切断した構成を示す断面図である。図示していないが、回転子20の外周側には、空隙15を介して固定子10が設けられている。なお、実施の形態1又は2と同一の機能及び作用を有する構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略する。
図25に示すように、複数の連結部51は、環状部50と複数の第1コア部41とをそれぞれ連結している。複数の連結部51のそれぞれは、環状部50及び第1コア部41のいずれとも別体に形成されている。複数の連結部51のそれぞれは、環状部50及び第1コア部41のいずれからも分離可能な構成を有している。
複数の連結部51のそれぞれは、非磁性材料により形成されている。このため、連結部51を通る周方向漏洩磁束Φ2を減少させることができる。ただし、複数の連結部51のそれぞれは、磁性材料により形成されていてもよい。図8に示した構成と同様に、連結部51が有する少なくとも1つの連結路のそれぞれにおける最も幅が狭い部分の幅の和は、接合境界51bの長さよりも短くなっている。
複数の連結部51のそれぞれは、環状部50と接合するための接合凹部91を径方向一端部に有している。また、複数の連結部51のそれぞれは、第1コア部41と接合するための接合凹部92を径方向他端部に有している。接合凹部91及び接合凹部92のそれぞれは、例えばT字状の断面形状を有している。接合凹部91及び接合凹部92のそれぞれは、回転子20の軸方向に沿って一様な断面形状を有している。
環状部50は、複数の連結部51の接合凹部91にそれぞれ軸方向から嵌め込まれる複数の接合突起93を外周面側に有している。複数の接合突起93のそれぞれは、接合凹部91と嵌まり合うT字状の断面形状を有している。複数の接合突起93のそれぞれは、回転子20の軸方向に沿って一様な断面形状を有している。
複数の第1コア部41のそれぞれは、複数の連結部51のそれぞれの接合凹部92に軸方向から嵌め込まれる接合突起94を内周面側に有している。接合突起94は、接合凹部92と嵌まり合うT字状の断面形状を有している。接合突起94は、回転子20の軸方向に沿って一様な断面形状を有している。
複数の連結部51のそれぞれは、環状部50に対して相対的に軸方向にずらされることにより、環状部50から分離できるようになっている。一方で、軸方向と垂直な面内で作用する力に対しては、複数の連結部51のそれぞれは、環状部50に対して強固に固定されている。
また、複数の連結部51のそれぞれは、複数の第1コア部41のそれぞれに対して相対的に軸方向にずらされることにより、複数の第1コア部41のそれぞれから分離できるようになっている。一方で、軸方向と垂直な面内で作用する力に対しては、複数の連結部51のそれぞれは、複数の第1コア部41のそれぞれに対して強固に固定されている。
連結部51が環状部50及び第1コア部41のいずれからも分離可能になっているため、回転子コア21の構成部品を単純形状化でき、回転子20の製造性を向上させることができる。
図26は、本実施の形態の変形例3-1に係る回転電機の回転子を軸方向と垂直に切断した構成を示す断面図である。図26に示すように、本変形例の回転子20は、複数の連結部51に代えて複数の連結部58を回転子コア21が有している点で、図25に示した回転子20と異なっている。
複数の連結部58は、環状部50と複数の第2コア部42とをそれぞれ連結している。複数の連結部58のそれぞれは、環状部50及び第2コア部42のいずれとも別体に形成されている。複数の連結部58のそれぞれは、環状部50及び第2コア部42のいずれからも分離可能な構成を有している。
複数の連結部58のそれぞれは、非磁性材料により形成されている。このため、連結部58を通る周方向漏洩磁束Φ2を減少させることができる。ただし、複数の連結部58のそれぞれは、磁性材料により形成されていてもよい。図8に示した構成と同様に、連結部58が有する少なくとも1つの連結路のそれぞれにおける最も幅が狭い部分の幅の和は、接合境界58bの長さよりも短くなっている。
複数の連結部58のそれぞれは、複数の連結部51のそれぞれと同様に、接合凹部91を径方向一端部に有するとともに接合凹部92を径方向他端部に有している。接合凹部91及び接合凹部92のそれぞれは、例えばT字状の断面形状を有している。接合凹部91及び接合凹部92のそれぞれは、回転子20の軸方向に沿って一様な断面形状を有している。
環状部50は、複数の連結部58の接合凹部91にそれぞれ軸方向から嵌め込まれる複数の接合突起93を外周面側に有している。複数の接合突起93のそれぞれは、接合凹部91と嵌まり合うT字状の断面形状を有している。複数の接合突起93のそれぞれは、回転子20の軸方向に沿って一様な断面形状を有している。
複数の第2コア部42のそれぞれは、複数の連結部58のそれぞれの接合凹部92に軸方向から嵌め込まれる接合突起94を内周面側に有している。接合突起94は、接合凹部92と嵌まり合うT字状の断面形状を有している。接合突起94は、回転子20の軸方向に沿って一様な断面形状を有している。
複数の連結部58のそれぞれは、環状部50に対して相対的に軸方向にずらされることにより、環状部50から分離できるようになっている。一方で、軸方向と垂直な面内で作用する力に対しては、複数の連結部58のそれぞれは、環状部50に対して強固に固定されている。
また、複数の連結部58のそれぞれは、複数の第2コア部42のそれぞれに対して相対的に軸方向にずらされることにより、複数の第2コア部42のそれぞれから分離できるようになっている。一方で、軸方向と垂直な面内で作用する力に対しては、複数の連結部58のそれぞれは、複数の第2コア部42のそれぞれに対して強固に固定されている。
図27は、本実施の形態の変形例3-2に係る回転電機の回転子の構成を示す分解斜視図である。図27に示すように、本変形例の回転子20は、第1回転子コア21-1及び第2回転子コア21-2が軸方向において互いに重なって配置された回転子コア21を有している。
第1回転子コア21-1は、図25に示した構成と同様の断面形状を有している。第2回転子コア21-2は、図26に示した構成と同様の断面形状を有している。第1回転子コア21-1と第2回転子コア21-2とは、回転子20の軸方向において、それぞれのコア部40同士が軸方向に重なるように互いに積層されている。
図25に示す構成では、1つの第1回転子コア21-1と、1つの第2回転子コア21-2とが軸方向に積層されているが、1つ又は複数の第1回転子コア21-1と、1つ又は複数の第2回転子コア21-2と、が軸方向に交互に積層されていてもよい。
本変形例では、軸方向の構造を考慮すると、全ての第1コア部41及び全ての第2コア部42が、連結部51、連結部58及び環状部50に連結されている。これにより、回転子コア21を一体化することができるため、回転子20全体の強度を向上させることが可能となる。
一方で、軸方向と垂直な断面では、第1コア部41及び第2コア部42のいずれか一方のみが、連結部51又は連結部58に接続されている。このため、周方向漏洩磁束Φ2が大きく増加することはない。したがって、本変形例によれば、回転電機のトルクの低減を抑えつつ、回転子20の強度を向上させることができる。
さらに、本変形例の回転子20は、第1回転子コア21-1及び第2回転子コア21-2に加えて、図21に示したような第3回転子コア21-3をさらに有していてもよい。この場合、第3回転子コア21-3は、軸方向に隣り合う第1回転子コア21-1と第2回転子コア21-2との間に配置されるのが望ましい。このようにすれば、第1回転子コア21-1の連結部51と、第2回転子コア21-2の連結部58とが、軸方向において第3回転子コア21-3を挟んで分離される。このため、第1回転子コア21-1と第2回転子コア21-2との間の軸方向における漏洩磁束を減少させることができる。
以上説明したように、本実施の形態に係る回転電機は、固定子10と、固定子10に対して回転自在となるように固定子10の内周側に設けられた回転子20と、を備えている。回転子20は、回転子コア21と、回転子コア21に設けられた複数の永久磁石22と、回転子コア21の中心部に固定され回転子20の軸方向に延伸したシャフト23と、を有している。回転子コア21には、回転子20の周方向に配列した複数の孔30が形成されている。複数の孔30は、複数の第1孔31と、複数の第2孔32と、を含んでいる。複数の永久磁石22のそれぞれは、複数の孔30のうち複数の第1孔31のそれぞれにのみ挿入されている。複数の第1孔31及び複数の第2孔32は、周方向において1つずつ交互に配列している。回転子コア21は、複数の第2孔32のそれぞれを挟んで周方向に配列した複数のコア部40を有している。複数の永久磁石22は、周方向において互いに向き合う磁極面が異極となるように着磁されている。複数のコア部40のそれぞれは、複数の永久磁石22のそれぞれの一方の磁極面側に位置する第1コア部41と、複数の永久磁石22のそれぞれの他方の磁極面側に位置する第2コア部42と、を有している。回転子コア21は、軸方向の少なくとも一部に第1回転子コアを有している。第1回転子コアは、環状部50と、複数の連結部51と、を有している。環状部50は、複数のコア部40よりも内周側に設けられ、シャフト23が挿入されるように構成されている。複数の連結部51のそれぞれは、環状部50と、複数のコア部40のそれぞれの第1コア部41と、を連結している。複数の連結部51のそれぞれは、環状部50及び第1コア部41のいずれからも分離可能な構成を有している。ここで、環状部50は、第1環状部の一例である。複数の連結部51は、複数の第1連結部の一例である。
この構成によれば、同極に磁化されている複数の第1コア部41同士が環状部50及び複数の連結部51を介して連結されているため、環状部50及び複数の連結部51を通る周方向漏洩磁束Φ2を減少させることができる。したがって、この構成によれば、回転電機のトルク出力を向上させることができる。
また、この構成によれば、複数の連結部51のそれぞれが環状部50及び第1コア部41のいずれからも分離可能であるため、回転子20の製造性を向上させることができる。
本実施の形態に係る回転電機において、複数の連結部51のそれぞれは、非磁性材料により形成されている。この構成によれば、連結部51を通る周方向漏洩磁束Φ2をさらに減少させることができるため、回転電機のトルクをさらに向上させることができる。
上記の各実施の形態1~3及び各変形例は、互いに組み合わせて実施することが可能である。例えば、実施の形態1の回転子コア21は、実施の形態2又は3の第2回転子コア21-2と同様に、環状部50と第2コア部42とを連結する連結部58を連結部51に代えて有していてもよい。
実施の形態1の回転子コア21は、環状部50と第1コア部41とを連結する連結部51を有する第1回転子コア21-1と、環状部50と第2コア部42とを連結する連結部58を有する第2回転子コア21-2と、を有していてもよい。また、実施の形態1の回転子コア21は、連結部51及び連結部58が設けられていない第3回転子コア21-3をさらに有していてもよい。
実施の形態1の構成における連結部51、又は、実施の形態3の構成における連結部51及び連結部58には、実施の形態2の構成と同様に、非磁性孔が形成されていてもよい。
実施の形態1又は2の構成における連結部51は、実施の形態3の構成と同様に、環状部50及び第1コア部41のいずれからも分離可能な構成を有していてもよい。実施の形態2の構成における連結部58は、実施の形態3の構成と同様に、環状部50及び第2コア部42のいずれからも分離可能な構成を有していてもよい。
10 固定子、11 固定子コア、12 コアバック、13 ティース、14 巻線、15 空隙、20 回転子、21 回転子コア、21-1 第1回転子コア、21-2 第2回転子コア、21-3 第3回転子コア、22 永久磁石、23 シャフト、24 突起、30 孔、31 第1孔、32 第2孔、33 外周側開口部、34 内周側開口部、35 外周側開口部、36 内周側開口部、40 コア部、41 第1コア部、41a 内周面、42 第2コア部、42a 内周面、50 環状部、51 連結部、51a 連結路、51a1 中央線、51a2、51a3 側面、51b 接合境界、51c 連結路、52 突起、53 突起群、54 非磁性孔、54a、54b 縁部、54c、54d 凹部、55 締結孔、56 第1サブ連結部、57 第2サブ連結部、58 連結部、58b 接合境界、59 非磁性孔、60 締結孔、70 端板、71 締結孔、80 端板、81 締結孔、82 締結部材、91、92 接合凹部、93、94 接合突起、100 回転電機、200 回転電機、201、202 接続部、300 回転電機、O 軸心、Φ1 有効磁束、Φ2 周方向漏洩磁束。

Claims (17)

  1. 固定子と、
    前記固定子に対して回転自在となるように前記固定子の内周側に設けられた回転子と、
    を備え、
    前記回転子は、
    回転子コアと、
    前記回転子コアに設けられた複数の永久磁石と、
    前記回転子コアの中心部に固定され前記回転子の軸方向に延伸したシャフトと、を有しており、
    前記回転子コアには、前記回転子の周方向に配列した複数の孔が形成されており、
    前記複数の孔は、複数の第1孔と、複数の第2孔と、を含んでおり、
    前記複数の永久磁石のそれぞれは、前記複数の孔のうち前記複数の第1孔のそれぞれにのみ挿入されており、
    前記複数の第1孔及び前記複数の第2孔は、前記周方向において1つずつ交互に配列しており、
    前記回転子コアは、前記複数の第2孔のそれぞれを挟んで前記周方向に配列した複数のコア部を有しており、
    前記複数の永久磁石は、前記周方向において互いに向き合う磁極面が異極となるように着磁されており、
    前記複数のコア部のそれぞれは、前記複数の永久磁石のそれぞれの一方の磁極面側に位置する第1コア部と、前記複数の永久磁石のそれぞれの他方の磁極面側に位置する第2コア部と、を有しており、
    前記回転子コアは、前記軸方向の少なくとも一部に第1回転子コアを有しており、
    前記第1回転子コアは、第1環状部と、複数の第1連結部と、を有しており、
    前記第1環状部は、前記複数のコア部よりも内周側に設けられ、前記シャフトが挿入されるように構成されており、
    前記複数の第1連結部のそれぞれは、前記第1環状部と、前記複数のコア部のそれぞれの前記第1コア部と、を連結しており、
    前記複数の第1連結部のそれぞれは、少なくとも1つの連結路を有しており、
    前記少なくとも1つの連結路のそれぞれにおける最も幅が狭い部分の幅の和は、前記第1環状部と前記複数の第1連結部のそれぞれとの間の円弧状の接合境界の長さよりも短く、
    前記複数の第1連結部のそれぞれは、2つ以上の連結路を有し、
    前記連結路間は非磁性である回転電機。
  2. 固定子と、
    前記固定子に対して回転自在となるように前記固定子の内周側に設けられた回転子と、
    を備え、
    前記回転子は、
    回転子コアと、
    前記回転子コアに設けられた複数の永久磁石と、
    前記回転子コアの中心部に固定され前記回転子の軸方向に延伸したシャフトと、を有しており、
    前記回転子コアには、前記回転子の周方向に配列した複数の孔が形成されており、
    前記複数の孔は、複数の第1孔と、複数の第2孔と、を含んでおり、
    前記複数の永久磁石のそれぞれは、前記複数の孔のうち前記複数の第1孔のそれぞれにのみ挿入されており、
    前記複数の第1孔及び前記複数の第2孔は、前記周方向において1つずつ交互に配列しており、
    前記回転子コアは、前記複数の第2孔のそれぞれを挟んで前記周方向に配列した複数のコア部を有しており、
    前記複数の永久磁石は、前記周方向において互いに向き合う磁極面が異極となるように着磁されており、
    前記複数のコア部のそれぞれは、前記複数の永久磁石のそれぞれの一方の磁極面側に位置する第1コア部と、前記複数の永久磁石のそれぞれの他方の磁極面側に位置する第2コア部と、を有しており、
    前記回転子コアは、前記軸方向の少なくとも一部に第1回転子コアを有しており、
    前記第1回転子コアは、第1環状部と、複数の第1連結部と、を有しており、
    前記第1環状部は、前記複数のコア部よりも内周側に設けられ、前記シャフトが挿入されるように構成されており、
    前記複数の第1連結部のそれぞれは、前記第1環状部と、前記複数のコア部のそれぞれの前記第1コア部と、を連結しており、
    前記複数の第1連結部のそれぞれは、少なくとも1つの連結路を有しており、
    前記少なくとも1つの連結路のそれぞれにおける最も幅が狭い部分の幅の和は、前記第1環状部と前記複数の第1連結部のそれぞれとの間の円弧状の接合境界の長さよりも短く、
    前記少なくとも1つの連結路は、複数の連結路であり、
    前記複数の連結路のうち互いに隣り合う2つの連結路の間には、非磁性孔が形成されており、
    前記軸方向と垂直な断面において、前記非磁性孔は、締結部材を前記軸方向に貫通させる円形の締結孔を有している回転電機。
  3. 固定子と、
    前記固定子に対して回転自在となるように前記固定子の内周側に設けられた回転子と、
    を備え、
    前記回転子は、
    回転子コアと、
    前記回転子コアに設けられた複数の永久磁石と、
    前記回転子コアの中心部に固定され前記回転子の軸方向に延伸したシャフトと、を有しており、
    前記回転子コアには、前記回転子の周方向に配列した複数の孔が形成されており、
    前記複数の孔は、複数の第1孔と、複数の第2孔と、を含んでおり、
    前記複数の永久磁石のそれぞれは、前記複数の孔のうち前記複数の第1孔のそれぞれにのみ挿入されており、
    前記複数の第1孔及び前記複数の第2孔は、前記周方向において1つずつ交互に配列しており、
    前記回転子コアは、前記複数の第2孔のそれぞれを挟んで前記周方向に配列した複数のコア部を有しており、
    前記複数の永久磁石は、前記周方向において互いに向き合う磁極面が異極となるように着磁されており、
    前記複数のコア部のそれぞれは、前記複数の永久磁石のそれぞれの一方の磁極面側に位置する第1コア部と、前記複数の永久磁石のそれぞれの他方の磁極面側に位置する第2コア部と、を有しており、
    前記回転子コアは、前記軸方向の少なくとも一部に第1回転子コアを有しており、
    前記第1回転子コアは、第1環状部と、複数の第1連結部と、を有しており、
    前記第1環状部は、前記複数のコア部よりも内周側に設けられ、前記シャフトが挿入されるように構成されており、
    前記複数の第1連結部のそれぞれは、前記第1環状部と、前記複数のコア部のそれぞれの前記第1コア部と、を連結しており、
    前記複数の第1連結部のそれぞれは、少なくとも1つの連結路を有しており、
    前記少なくとも1つの連結路のそれぞれにおける最も幅が狭い部分の幅の和は、前記第1環状部と前記複数の第1連結部のそれぞれとの間の円弧状の接合境界の長さよりも短く、
    前記少なくとも1つの連結路は、複数の連結路であり、
    前記複数の連結路のうち互いに隣り合う2つの連結路の間には、非磁性孔が形成されており、
    前記軸方向と垂直な断面において、前記非磁性孔は、前記回転子の軸心を中心として前記複数の永久磁石に内接する円よりも外周側に配置されている回転電機。
  4. 前記少なくとも1つの連結路のそれぞれの幅は、前記回転子の径方向において一定である請求項又は請求項に記載の回転電機。
  5. 固定子と、
    前記固定子に対して回転自在となるように前記固定子の内周側に設けられた回転子と、
    を備え、
    前記回転子は、
    回転子コアと、
    前記回転子コアに設けられた複数の永久磁石と、
    前記回転子コアの中心部に固定され前記回転子の軸方向に延伸したシャフトと、を有しており、
    前記回転子コアには、前記回転子の周方向に配列した複数の孔が形成されており、
    前記複数の孔は、複数の第1孔と、複数の第2孔と、を含んでおり、
    前記複数の永久磁石のそれぞれは、前記複数の孔のうち前記複数の第1孔のそれぞれにのみ挿入されており、
    前記複数の第1孔及び前記複数の第2孔は、前記周方向において1つずつ交互に配列しており、
    前記回転子コアは、前記複数の第2孔のそれぞれを挟んで前記周方向に配列した複数のコア部を有しており、
    前記複数の永久磁石は、前記周方向において互いに向き合う磁極面が異極となるように着磁されており、
    前記複数のコア部のそれぞれは、前記複数の永久磁石のそれぞれの一方の磁極面側に位置する第1コア部と、前記複数の永久磁石のそれぞれの他方の磁極面側に位置する第2コア部と、を有しており、
    前記回転子コアは、前記軸方向の少なくとも一部に第1回転子コアを有しており、
    前記第1回転子コアは、第1環状部と、複数の第1連結部と、を有しており、
    前記第1環状部は、前記複数のコア部よりも内周側に設けられ、前記シャフトが挿入されるように構成されており、
    前記複数の第1連結部のそれぞれは、前記第1環状部と、前記複数のコア部のそれぞれの前記第1コア部と、を連結しており、
    前記複数の第1連結部のそれぞれは、少なくとも1つの連結路を有しており、
    前記少なくとも1つの連結路のそれぞれにおける最も幅が狭い部分の幅の和は、前記第1環状部と前記複数の第1連結部のそれぞれとの間の円弧状の接合境界の長さよりも短く、
    前記少なくとも1つの連結路は、複数の連結路であり、
    前記複数の連結路のうち互いに隣り合う2つの連結路の間には、非磁性孔が形成されており、
    前記回転子は、前記軸方向において前記回転子コアの外側に配置された端板をさらに有しており、
    前記複数の第1連結部のそれぞれと前記端板とは、前記非磁性孔を貫通した締結部材によって締結されている回転電機。
  6. 前記軸方向と垂直な断面において、前記第1環状部は、前記第1環状部の内周面に形成され前記シャフトの外周面に接触した少なくとも1つの突起をそれぞれ有する複数の突起群を有しており、
    前記複数の突起群のそれぞれは、前記周方向において、前記複数の第1連結部のうち互いに隣り合う2つの第1連結部の間に設けられている請求項1~請求項のいずれか一項に記載の回転電機。
  7. 前記シャフトは、前記シャフトの外周面に形成され前記第1環状部の内周面に接触した突起を有している請求項1~請求項のいずれか一項に記載の回転電機。
  8. 固定子と、
    前記固定子に対して回転自在となるように前記固定子の内周側に設けられた回転子と、
    を備え、
    前記回転子は、
    回転子コアと、
    前記回転子コアに設けられた複数の永久磁石と、
    前記回転子コアの中心部に固定され前記回転子の軸方向に延伸したシャフトと、を有しており、
    前記回転子コアには、前記回転子の周方向に配列した複数の孔が形成されており、
    前記複数の孔は、複数の第1孔と、複数の第2孔と、を含んでおり、
    前記複数の永久磁石のそれぞれは、前記複数の孔のうち前記複数の第1孔のそれぞれにのみ挿入されており、
    前記複数の第1孔及び前記複数の第2孔は、前記周方向において1つずつ交互に配列しており、
    前記回転子コアは、前記複数の第2孔のそれぞれを挟んで前記周方向に配列した複数のコア部を有しており、
    前記複数の永久磁石は、前記周方向において互いに向き合う磁極面が異極となるように着磁されており、
    前記複数のコア部のそれぞれは、前記複数の永久磁石のそれぞれの一方の磁極面側に位置する第1コア部と、前記複数の永久磁石のそれぞれの他方の磁極面側に位置する第2コア部と、を有しており、
    前記回転子コアは、前記軸方向の少なくとも一部に第1回転子コアを有しており、
    前記第1回転子コアは、第1環状部と、複数の第1連結部と、を有しており、
    前記第1環状部は、前記複数のコア部よりも内周側に設けられ、前記シャフトが挿入されるように構成されており、
    前記複数の第1連結部のそれぞれは、前記第1環状部と、前記複数のコア部のそれぞれの前記第1コア部と、を連結しており、
    前記複数の第1連結部のそれぞれは、少なくとも1つの連結路を有しており、
    前記少なくとも1つの連結路のそれぞれにおける最も幅が狭い部分の幅の和は、前記第1環状部と前記複数の第1連結部のそれぞれとの間の円弧状の接合境界の長さよりも短く、
    前記第1環状部は、前記周方向において前記複数の第1連結部のそれぞれからずれた位置の前記第1環状部の内周面に形成され前記シャフトの外周面に接触し前記第1環状部への前記シャフトの圧入によって前記第1環状部の締め代公差を緩和する突起を有している回転電機。
  9. 前記突起は、前記シャフトによって押し潰されている請求項~請求項のいずれか一項に記載の回転電機。
  10. 前記軸方向と垂直な同一断面において、前記複数のコア部のそれぞれにおける前記第1コア部は、前記複数の第1連結部のそれぞれと接続されており、前記複数のコア部のそれぞれにおける前記第2コア部は、前記複数の第1連結部のそれぞれと接続されていない請求項1~請求項9のいずれか一項に記載の回転電機。
  11. 前記第2孔は、前記回転子の径方向において前記固定子側に向かって開口している請求項1~請求項10のいずれか一項に記載の回転電機。
  12. 前記回転子は、前記軸方向において前記回転子コアの外側に配置された端板をさらに有しており、
    前記軸方向における前記複数の第1連結部のそれぞれの端部は、前記端板に接続されている請求項1~請求項11のいずれか一項に記載の回転電機。
  13. 前記複数の第1連結部のそれぞれは、前記第1環状部及び前記第1コア部のいずれからも分離可能な構成を有している請求項1~請求項12のいずれか一項に記載の回転電機。
  14. 前記複数の第1連結部のそれぞれは、非磁性材料により形成されている請求項13に記載の回転電機。
  15. 前記回転子コアは、前記軸方向において前記第1回転子コアと重なって配置された第2回転子コアをさらに有しており、
    前記第2回転子コアは、前記複数のコア部よりも内周側に設けられ前記シャフトが挿入された第2環状部と、前記第2環状部と前記複数のコア部の前記第2コア部とをそれぞれ連結する複数の第2連結部と、を有している請求項1~請求項14のいずれか一項に記載の回転電機。
  16. 前記回転子コアは、前記軸方向において前記第1回転子コア及び前記第2回転子コアと重なって配置された第3回転子コアをさらに有しており、
    前記第3回転子コアは、前記複数のコア部よりも内周側に設けられ前記シャフトが挿入された第3環状部を有しており、
    前記軸方向と垂直な断面において、前記第3環状部は、前記複数のコア部の前記第1コア部及び前記第2コア部のいずれからも離れている請求項15に記載の回転電機。
  17. 前記第2孔の周方向幅は、外周側から内周側に向かって広くなっている請求項1~請求項16のいずれか一項に記載の回転電機。
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