JP6641545B1 - 回転電機 - Google Patents

回転電機 Download PDF

Info

Publication number
JP6641545B1
JP6641545B1 JP2019556991A JP2019556991A JP6641545B1 JP 6641545 B1 JP6641545 B1 JP 6641545B1 JP 2019556991 A JP2019556991 A JP 2019556991A JP 2019556991 A JP2019556991 A JP 2019556991A JP 6641545 B1 JP6641545 B1 JP 6641545B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotor
core
rotor core
hole
stator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019556991A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2020194709A1 (ja
Inventor
研太 元吉
研太 元吉
秀徳 佐々木
秀徳 佐々木
広大 岡崎
広大 岡崎
紘子 池田
紘子 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Application granted granted Critical
Publication of JP6641545B1 publication Critical patent/JP6641545B1/ja
Publication of JPWO2020194709A1 publication Critical patent/JPWO2020194709A1/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K1/00Details of the magnetic circuit
    • H02K1/06Details of the magnetic circuit characterised by the shape, form or construction
    • H02K1/22Rotating parts of the magnetic circuit
    • H02K1/27Rotor cores with permanent magnets
    • H02K1/2706Inner rotors
    • H02K1/272Inner rotors the magnetisation axis of the magnets being perpendicular to the rotor axis
    • H02K1/274Inner rotors the magnetisation axis of the magnets being perpendicular to the rotor axis the rotor consisting of two or more circumferentially positioned magnets
    • H02K1/2753Inner rotors the magnetisation axis of the magnets being perpendicular to the rotor axis the rotor consisting of two or more circumferentially positioned magnets the rotor consisting of magnets or groups of magnets arranged with alternating polarity
    • H02K1/276Magnets embedded in the magnetic core, e.g. interior permanent magnets [IPM]
    • H02K1/2766Magnets embedded in the magnetic core, e.g. interior permanent magnets [IPM] having a flux concentration effect
    • H02K1/2773Magnets embedded in the magnetic core, e.g. interior permanent magnets [IPM] having a flux concentration effect consisting of tangentially magnetized radial magnets
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K1/00Details of the magnetic circuit
    • H02K1/06Details of the magnetic circuit characterised by the shape, form or construction
    • H02K1/22Rotating parts of the magnetic circuit
    • H02K1/27Rotor cores with permanent magnets
    • H02K1/2706Inner rotors
    • H02K1/272Inner rotors the magnetisation axis of the magnets being perpendicular to the rotor axis
    • H02K1/274Inner rotors the magnetisation axis of the magnets being perpendicular to the rotor axis the rotor consisting of two or more circumferentially positioned magnets
    • H02K1/2753Inner rotors the magnetisation axis of the magnets being perpendicular to the rotor axis the rotor consisting of two or more circumferentially positioned magnets the rotor consisting of magnets or groups of magnets arranged with alternating polarity
    • H02K1/276Magnets embedded in the magnetic core, e.g. interior permanent magnets [IPM]
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K21/00Synchronous motors having permanent magnets; Synchronous generators having permanent magnets
    • H02K21/12Synchronous motors having permanent magnets; Synchronous generators having permanent magnets with stationary armatures and rotating magnets
    • H02K21/14Synchronous motors having permanent magnets; Synchronous generators having permanent magnets with stationary armatures and rotating magnets with magnets rotating within the armatures
    • H02K21/16Synchronous motors having permanent magnets; Synchronous generators having permanent magnets with stationary armatures and rotating magnets with magnets rotating within the armatures having annular armature cores with salient poles
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K2201/00Specific aspects not provided for in the other groups of this subclass relating to the magnetic circuits
    • H02K2201/03Machines characterised by aspects of the air-gap between rotor and stator
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K2213/00Specific aspects, not otherwise provided for and not covered by codes H02K2201/00 - H02K2211/00
    • H02K2213/03Machines characterised by numerical values, ranges, mathematical expressions or similar information

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)
  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)

Abstract

回転電機は、固定子と、固定子に対して回転自在に設けられた回転子と、を備え、回転子は、回転子の周方向に配列した複数の孔が形成された回転子コアと、少なくとも1つの永久磁石と、を有しており、回転子の磁極数は、2以上の偶数であるpであり、複数の孔は、永久磁石が挿入されたp/2個の第1孔と、永久磁石が挿入されていないp/2個の第2孔と、を含んでおり、第1孔及び第2孔は、周方向で交互に配列するように設けられており、永久磁石は、第2孔を挟んで周方向で互いに向き合う磁極面が異極となるように着磁されており、第2孔は、回転子の径方向で固定子側に開口した第1開口部を有している。

Description

本発明は、埋込磁石形回転子を備えた回転電機に関する。
特許文献1には、埋込磁石式モータが記載されている。この埋込磁石式モータにおけるロータの環状の表面には、モータ極数Pの1/2個の長方形状のスリットと、スリットと同数の長方形状の永久磁石とが、周方向に所定間隔で交互に配置されている。各々のスリットと永久磁石との間には、P箇所のセグメント領域が形成されている。セグメント領域は、周方向に沿ってN極とS極とに交互に磁化されている。
特開2010−200480号公報
上記の埋込磁石式モータのロータにおいて、スリットを挟んで隣り合う2つのセグメント領域は、スリットよりも内周側に位置する接続部分と、スリットよりも外周側に位置する接続部分と、を介して互いに接続されている。このため、ロータには、これらの接続部分を通って周方向に磁束が流れる閉磁路が形成されてしまう。したがって、ステータに鎖交しない周方向漏洩磁束が増加するため、モータのトルク出力が低下してしまうという課題があった。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたものであり、トルク出力を向上させることができる回転電機を提供することを目的とする。
本発明に係る回転電機は、固定子と、前記固定子に対して回転自在に設けられた回転子と、を備え、前記回転子は、前記回転子の周方向に配列した複数の孔が形成された回転子コアと、少なくとも1つの永久磁石と、を有しており、前記回転子の磁極数は、2以上の偶数であるpであり、前記複数の孔は、前記永久磁石が挿入されたp/2個の第1孔と、前記永久磁石が挿入されていないp/2個の第2孔と、を含んでおり、前記第1孔及び前記第2孔は、前記周方向で交互に配列するように設けられており、前記永久磁石は、前記第2孔を挟んで前記周方向で互いに向き合う磁極面が異極となるように着磁されており、前記第2孔は、前記回転子の径方向で前記固定子側に開口した第1開口部を有している。
本発明によれば、回転電機のトルク出力を向上させることができる。
本発明の実施の形態1に係る回転電機を軸方向と垂直に切断した構成を示す断面図である。 本発明の実施の形態1の比較例に係る回転電機を軸方向と垂直に切断した構成を示す断面図である。 図2の一部を拡大して示す図である。 図1の一部を拡大して示す図である。 本発明の実施の形態1の回転電機で得られるトルクと比較例の回転電機で得られるトルクとを示すグラフである。 本発明の実施の形態1に係る回転電機において、開口幅Lo1及び間隔Gmの大小関係とトルクとの関係を示すグラフである。 本発明の実施の形態1の変形例1−1に係る回転電機の回転子を軸方向と垂直に切断した構成を示す断面図である。 本発明の実施の形態1の変形例1−2に係る回転電機の回転子を軸方向と垂直に切断した構成を示す断面図である。 本発明の実施の形態1の変形例1−3に係る回転電機の回転子を軸方向と垂直に切断した構成を示す断面図である。 本発明の実施の形態1の変形例1−4に係る回転電機の回転子を軸方向と垂直に切断した構成を示す断面図である。 本発明の実施の形態2に係る回転電機の回転子を軸方向と垂直に切断した構成を示す断面図である。 本発明の実施の形態2に係る回転電機において、幅L1及び幅L2の大小関係とトルクとの関係を示すグラフである。 本発明の実施の形態2の変形例2−1に係る回転電機の回転子を軸方向と垂直に切断した構成を示す断面図である。 本発明の実施の形態2の変形例2−2に係る回転電機の回転子を軸方向と垂直に切断した構成を示す断面図である。 本発明の実施の形態2の変形例2−3に係る回転電機の回転子を軸方向と垂直に切断した構成を示す断面図である。 本発明の実施の形態2の変形例2−4に係る回転電機の回転子を軸方向と垂直に切断した構成を示す断面図である。 本発明の実施の形態3に係る回転電機の回転子を軸方向と垂直に切断した構成を示す断面図である。 本発明の実施の形態3の変形例3−1に係る回転電機の回転子を軸方向と垂直に切断した構成を示す断面図である。 本発明の実施の形態3の変形例3−2に係る回転電機の回転子の構成を示す分解斜視図である。 本発明の実施の形態3の変形例3−2に係る回転電機の第3回転子コアを軸方向と垂直に切断した構成を示す断面図である。 本発明の実施の形態3の変形例3−3に係る回転電機の回転子の構成を示す分解斜視図である。 本発明の実施の形態4に係る回転電機の回転子を軸方向と垂直に切断した構成を示す断面図である。 本発明の実施の形態4の変形例4−1に係る回転電機の回転子を軸方向と垂直に切断した構成を示す断面図である。 本発明の実施の形態4の変形例4−2に係る回転電機の回転子を軸方向と垂直に切断した構成を示す断面図である。 本発明の実施の形態5に係る回転電機の回転子を軸方向と垂直に切断した構成を示す断面図である。
実施の形態1.
本発明の実施の形態1に係る回転電機について説明する。図1は、本実施の形態に係る回転電機100を軸方向と垂直に切断した構成を示す断面図である。ここで、回転子20の軸心に沿う方向を軸方向とし、軸方向に垂直な断面において回転子20の半径に沿う方向を径方向とし、同断面において回転子20の回転方向に沿う方向を周方向とする。
図1に示すように、回転電機100は、固定子10と、固定子10に対して回転自在に設けられた回転子20と、を有している。固定子10は、磁気的ギャップとなる空隙15を介して回転子20の外周を囲むように設けられている。固定子10は、固定子コア11を有している。固定子コア11は、円環状に形成されたコアバック12と、コアバック12から内周側に向かって突出した複数のティース13と、を有している。また、固定子10は、集中巻き方式で複数のティース13にそれぞれ巻き付けられた複数の巻線14を有している。図1に示す構成では、12個のティース13と12個の巻線14とが設けられている。後述する図2に示すように、コアバック12は、複数の円弧状のコアブロックにより形成されていてもよい。
回転子20は、回転子コア21と、回転子コア21の内部に設けられた永久磁石22と、を有している。回転子20は、回転子コア21の内部に放射状に永久磁石22が配置された縦埋込型の埋込磁石形回転子である。縦埋込型の埋込磁石形回転子は、スポーク型回転子と呼ばれる場合もある。また、回転子20は、磁極数をpとしたときp/2個の永久磁石22を有するコンシクエントポール型の回転子である。ここで、pは2以上の偶数である。図1に示す構成では、回転子20の磁極数pは10であるため、永久磁石22の個数は5個である。
回転子コア21は、複数のコア板が軸方向に積層された構成を有している。回転子コア21には、軸方向に貫通した複数の孔30が形成されている。複数の孔30は、回転子20の周方向に配列している。軸方向に垂直な断面において、複数の孔30のそれぞれは、長方形状の形状を有している。同断面において、複数の孔30のそれぞれは、長手方向が径方向に沿うように放射状に配置されている。孔30の個数は、回転子20の磁極数と等しいp個である。
複数の孔30のうちの一部の孔には、永久磁石22が挿入されている。すなわち、複数の孔30には、永久磁石22が挿入された複数の第1孔31と、永久磁石22が挿入されていない複数の第2孔32と、が含まれている。第1孔31の個数及び第2孔32の個数は、いずれもp/2個である。複数の第1孔31と複数の第2孔32とは、回転子20の周方向で交互に配列している。第2孔32の内部は空間であってもよい。あるいは、第2孔32の内部には、樹脂、非磁性金属等の非磁性材料により形成された非磁性部材が挿入されていてもよい。また、回転子コア21は、第2孔32に挿入された非磁性部材によって保持されていてもよい。
複数の永久磁石22は、第2孔32を挟んで周方向に隣り合う2つの磁極面が異極となるように着磁されている。例えば、複数の永久磁石22のそれぞれは、図1で反時計回り方向を向いた磁極面がN極となり、図1で時計回り方向を向いた磁極面がS極となるように着磁されている。
第2孔32は、径方向で固定子10側に向かって開口した第1開口部33を有している。本実施の形態では、第1開口部33は、径方向で外側に向かって開口している。第1開口部33は、回転子コア21の外周部において周方向の磁気的空隙となる。第1開口部33は空間であってもよい。あるいは、第1開口部33には、非磁性部材が充填されていてもよい。
また、第2孔32は、径方向で固定子10とは反対側に向かって開口した第2開口部34を有している。本実施の形態では、第2開口部34は、径方向で内側に向かって開口している。第2開口部34は、回転子コア21の内周部において周方向の磁気的空隙となる。第2開口部34は空間であってもよい。あるいは、第2開口部34には、非磁性部材が充填されていてもよい。
図2は、本実施の形態の比較例に係る回転電機200を軸方向と垂直に切断した構成を示す断面図である。図2に示すように、本比較例の回転電機200は、第1開口部33及び第2開口部34が形成されていない点で、図1に示した回転電機100と異なっている。すなわち、本比較例の回転電機200では、第2孔32の径方向外側は接続部201によって閉じられており、第2孔32の径方向内側は接続部202によって閉じられている。なお、本比較例のコアバック12は、複数の円弧状のコアブロックにより形成されているが、コアバック12は、図1に示したように一体的な円環状に形成されていてもよい。
図3は、図2の一部を拡大して示す図である。図3では、固定子10に鎖交してトルクに寄与する有効磁束Φ1を実線矢印で表しており、回転子コア21内で閉じた周方向の閉磁路を通る周方向漏洩磁束Φ2を破線矢印で表している。図3に示すように、第2孔32の径方向外側及び径方向内側は、それぞれ接続部201及び接続部202によって閉じられている。接続部201及び接続部202の磁気抵抗は、空隙15の磁気抵抗よりも非常に低い。このため、回転子コア21内で閉じた周方向の閉磁路が積極的に形成され、固定子10に磁束を鎖交させる磁路が形成されにくくなる。これにより、永久磁石22の使用量に対して、接続部201及び接続部202を通る周方向漏洩磁束Φ2が相対的に多くなってしまうため、空隙15を通って固定子10に鎖交する有効磁束Φ1が少なくなってしまう。したがって、本比較例のような構成では、回転電機200のトルク出力を向上させるのが困難であった。
これに対し、本実施の形態では、第2孔32の径方向外側及び径方向内側には、それぞれ第1開口部33及び第2開口部34が形成されている。図4は、図1の一部を拡大して示す図である。図4では、図3と同様に、有効磁束Φ1を実線矢印で表しており、周方向漏洩磁束Φ2を破線矢印で表している。図4に示すように、回転子コア21内で閉じた周方向の閉磁路は、第2孔32、第1開口部33又は第2開口部34を必ず通過するため、当該閉磁路の磁気抵抗が高くなる。これにより、特に回転子コア21の外周寄りにおいて周方向漏洩磁束Φ2を減少させることができるとともに、固定子10に鎖交する有効磁束Φ1を増加させることができる。したがって、本実施の形態の回転電機100では、比較例の回転電機200よりもトルク出力を向上させることができる。
図5は、本実施の形態の回転電機100で得られるトルクと比較例の回転電機200で得られるトルクとを示すグラフである。グラフの縦軸は、本実施の形態の回転電機100のトルクを1として規格化したトルク[p.u.]を表している。図5に示すように、本実施の形態の回転電機100で得られるトルクを1とすると、比較例の回転電機200で得られるトルクは約0.91である。したがって、本実施の形態の回転電機100では、比較例の回転電機200よりも高いトルクが得られることが分かる。
次に、第1開口部33の開口幅について説明する。ここで、第1開口部33とは、径方向で固定子10側に向かって開口した第2孔32の開口部のことである。本実施の形態では、固定子10が回転子20の外周側に設けられているため、第1開口部33は径方向外側に向かって開口している。図4に示すように、回転子20の周方向に沿った接線方向における第1開口部33の開口幅をLo1とする。また、径方向における回転子20と固定子10との間隔をGmとする。間隔Gmは、回転子20と固定子10との間の磁気的ギャップとなる空隙15の径方向幅である。
図6は、本実施の形態に係る回転電機100において、開口幅Lo1及び間隔Gmの大小関係とトルクとの関係を示すグラフである。グラフの縦軸は、開口幅Lo1と間隔Gmとが等しい場合の回転電機100のトルクを1として規格化したトルク[p.u.]を表している。図6に示すように、開口幅Lo1と間隔Gmとが等しい場合(Lo1=Gm)のトルクを1とすると、開口幅Lo1が間隔Gmよりも大きい場合(Lo1>Gm)のトルクは約1.58である。したがって、開口幅Lo1が間隔Gmよりも大きい場合の方が、開口幅Lo1と間隔Gmとが等しい場合よりも高いトルクを得られることが分かる。これは、永久磁石22から出た磁束は、磁気抵抗がより小さい経路を通るためである。開口幅Lo1が間隔Gmよりも大きい場合、第1開口部33を通る経路の磁気抵抗が、空隙15を通る経路の磁気抵抗と比較して大きくなりやすい。このため、永久磁石22から出た磁束のうち、より多くの磁束が、固定子10に鎖交する有効磁束Φ1となる。
図7は、本実施の形態の変形例1−1に係る回転電機100の回転子20を軸方向と垂直に切断した構成を示す断面図である。ここで、図7及びそれ以降の図面では固定子10を図示していないが、固定子10は、回転子20の外周側に設けられるものとする。図1及び図4に示した回転子コア21は、軸方向と垂直に見たときに真円状の形状を有している。これに対し、本変形例に係る回転子20の回転子コア21は、図7に示すように、軸方向と垂直に見たときに非真円状の形状を有している。図7では、回転子コア21に外接する外接円を破線で示している。この外接円の半径をR0とする。回転子コア21の外周面は、周方向で隣り合う2つの孔30に挟まれた区間のそれぞれで、円弧状に形成されている。各区間の外周面21aのそれぞれの曲率中心は、互いに異なっており、かつ外接円の中心とも異なっている。各区間の外周面21aの曲率半径R1は、外接円の半径R0よりも小さくなっている(R1<R0)。回転子コア21の形状を真円形状ではなく図7に示すような形状とすることにより、コギングトルク及びトルクリップルを低減することができる。
ここで、図7に示すような非真円形状の回転子20が用いられる場合、回転子20と固定子10との間隔Gmは、回転子20の周方向位置毎に異なる。このような場合、第1開口部33の開口幅Lo1は、間隔Gmの最大値Gmmaxよりも大きいことが望ましい(Lo1>Gmmax)。
図8は、本実施の形態の変形例1−2に係る回転電機100の回転子20を軸方向と垂直に切断した構成を示す断面図である。図1及び図4に示した回転子20では、周方向に沿った接線方向における第1孔31の幅と、周方向に沿った接線方向における第2孔32の幅とが同一である。これに対し、本変形例の回転子20では、図8に示すように、周方向に沿った接線方向における第1孔31の幅Lh1は、周方向に沿った接線方向における第2孔32の幅Lh2よりも狭くなっている(Lh1<Lh2)。本変形例によっても、図1及び図4に示した回転子20と同様の効果を得ることができる。
図9は、本実施の形態の変形例1−3に係る回転電機100の回転子20を軸方向と垂直に切断した構成を示す断面図である。図9に示すように、本変形例の回転子20では、周方向に沿った接線方向における第1孔31の幅Lh1は、周方向に沿った接線方向における第2孔32の幅Lh2よりも広くなっている(Lh1>Lh2)。本変形例によっても、図1及び図4に示した回転子20と同様の効果を得ることができる。
図10は、本実施の形態の変形例1−4に係る回転電機100の回転子20を軸方向と垂直に切断した構成を示す断面図である。図1及び図4に示した回転子20の第2孔32には、径方向で固定子10側に向かって開口した第1開口部33と、径方向で固定子10とは反対側に向かって開口した第2開口部34と、が形成されている。これに対し、本変形例の回転子20の第2孔32には、図10に示すように、第1開口部33のみが形成されており、第2開口部34が形成されていない。本変形例によっても、図2及び図3に示した比較例の構成と比較して、回転子コア21のうち特に径方向で固定子10側の部分、すなわち径方向で外側の部分における周方向漏洩磁束Φ2を低減することができる。したがって、本変形例によっても、有効磁束Φ1を増加させることができ、回転電機100のトルク出力を向上させることができる。
以上説明したように、本実施の形態に係る回転電機100は、固定子10と、固定子10に対して回転自在に設けられた回転子20と、を備えている。回転子20は、回転子20の周方向に配列した複数の孔30が形成された回転子コア21と、少なくとも1つの永久磁石22と、を有している。回転子20の磁極数は、2以上の偶数であるpである。複数の孔30は、永久磁石22が挿入されたp/2個の第1孔31と、永久磁石22が挿入されていないp/2個の第2孔32と、を含んでいる。第1孔31及び第2孔32は、周方向で交互に配列するように設けられている。永久磁石22は、第2孔32を挟んで周方向で互いに向き合う磁極面が異極となるように着磁されている。第2孔32は、回転子20の径方向で固定子10側に開口した第1開口部33を有している。
この構成によれば、回転子コア21のうち少なくとも径方向で固定子10側の部分において、周方向の閉磁路での磁気抵抗を高くすることができる。これにより、回転子コア21のうち径方向で固定子10側の部分において周方向漏洩磁束Φ2を減少させることができるとともに、固定子10に鎖交する有効磁束Φ1を増加させることができる。したがって、回転電機100のトルク出力を向上させることができる。また、上記構成によれば、p/2個の永久磁石22を用いてp極の回転子20が構成されるため、永久磁石22の使用量を削減することができる。
また、本実施の形態に係る回転電機100において、第2孔32は、径方向で固定子10とは反対側に開口した第2開口部34を有している。この構成によれば、回転子コア21のうち径方向で固定子10とは反対側の部分において、周方向の閉磁路での磁気抵抗を高くすることができる。これにより、回転子コア21のうち径方向で固定子10とは反対側の部分においても周方向漏洩磁束Φ2を減少させることができるため、固定子10に鎖交する有効磁束Φ1をより増加させることができる。
また、本実施の形態に係る回転電機100において、第1開口部33の開口幅をLo1とし、径方向における固定子10と回転子20との間隔の最大値をGmmaxとしたとき、Lo1>Gmmaxの関係が満たされる。この構成によれば、第1開口部33を通る経路の磁気抵抗が、空隙15を通る経路の磁気抵抗と比較して大きくなりやすいため、固定子10に鎖交する有効磁束Φ1をより増加させることができる。
実施の形態2.
本発明の実施の形態2に係る回転電機について説明する。図11は、本実施の形態に係る回転電機100の回転子20を軸方向と垂直に切断した構成を示す断面図である。なお、実施の形態1と同一の機能及び作用を有する構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略する。
図11に示すように、第2孔32は、第1部分32aと、第1部分32aよりも径方向で固定子10側、すなわち図11では外周側に位置する第2部分32bと、を有している。周方向に沿った接線方向における第1部分32aの幅をL1とし、同接線方向における第2部分32bの幅をL2としたとき、L1>L2の関係が満たされている。
図1及び図4を用いて説明したように、上記実施の形態1では回転電機100のトルク出力を向上させることができる。しかしながら、周方向漏洩磁束Φ2をゼロにすることは困難であるため、図4中の破線矢印で示すように、実施の形態1においても周方向漏洩磁束Φ2が存在する。回転電機100のトルク出力をさらに向上させるためには、この周方向漏洩磁束Φ2をさらに低減する必要がある。図1及び図4に示した実施の形態1の回転子20において、固定子10からの距離が遠い内周側では周方向漏洩磁束Φ2が多く、固定子10からの距離が近い外周側では周方向漏洩磁束Φ2が少ないと考えられる。そこで、本願発明者らは、第2孔32の第1部分32aの幅L1を、第1部分32aよりも外周側に位置する第2部分32bの幅L2よりも広くすれば、内周側での周方向漏洩磁束Φ2を低減できるため、有効磁束Φ1を増加させることができると考えた。
図12は、本実施の形態に係る回転電機100において、幅L1及び幅L2の大小関係とトルクとの関係を示すグラフである。グラフの縦軸は、L1=L2の場合のトルクを1として規格化したトルク[p.u.]を表している。図12に示すように、L1=L2の場合に得られるトルクを1とすると、L1>L2の場合に得られるトルクは約1.036である。したがって、第1部分32aの幅L1を第2部分32bの幅L2よりも広くすることによって、回転電機100のトルク出力をさらに高めることができることが分かる。
図11に示した構成では第2孔32の幅が2段階で変化しているが、それ以外の構成も考えられる。図13は、本実施の形態の変形例2−1に係る回転電機100の回転子20を軸方向と垂直に切断した構成を示す断面図である。図13に示す構成では、第2孔32は、第1部分32aと、第1部分32aよりも径方向で外側に位置する第2部分32bと、第2部分32bよりもさらに径方向で外側に位置する第3部分32cと、を有している。周方向に沿った接線方向における第1部分32aの幅をL1とし、同接線方向における第2部分32bの幅をL2とし、同接線方向における第3部分32cの幅をL3としたとき、L1>L2>L3の関係が満たされている。このように、第2孔32の幅は、3段階以上で変化していてもよい。
図14は、本実施の形態の変形例2−2に係る回転電機100の回転子20を軸方向と垂直に切断した構成を示す断面図である。図14に示す構成では、第2孔32の幅は、径方向で固定子10から離れるほど単調に増加している。第2孔32は、回転子コア21に形成された一対の縁部32d、32eによって周方向で挟まれている。一対の縁部32d、32eは、いずれも直線状に形成されている。
図15は、本実施の形態の変形例2−3に係る回転電機100の回転子20を軸方向と垂直に切断した構成を示す断面図である。図15に示す構成では、第2孔32の幅は、径方向で固定子10から離れるに従って、必ずしも単調には増加していない。しかしながら、第2孔32の幅は、大まかには径方向で固定子10から離れるほど増加している。回転子コア21の一対の縁部32d、32eは、いずれも凹曲線状に形成されている。
図16は、本実施の形態の変形例2−4に係る回転電機100の回転子20を軸方向と垂直に切断した構成を示す断面図である。図16に示す構成では、第2孔32の幅は、径方向で固定子10から離れるほど単調に増加している。回転子コア21の一対の縁部32d、32eは、いずれも凸曲線状に形成されている。
図13〜図16に示す構成によっても、図11に示した構成と同様に、回転電機100のトルク出力を向上させることができる。
以上説明したように、本実施の形態に係る回転電機100において、第2孔32は、第1部分32aと、第1部分32aよりも径方向で固定子10側に位置する第2部分32bと、を有している。周方向に沿った接線方向における第1部分32aの幅をL1とし、接線方向における第2部分32bの幅をL2としたとき、L1>L2の関係が満たされる。この構成によれば、固定子10からの距離が遠い部分での周方向漏洩磁束Φ2を低減できるため、回転電機100のトルク出力をさらに向上させることができる。
また、本実施の形態に係る回転電機100において、第2孔32は、径方向で固定子10から離れるほど接線方向における幅が広くなるように形成されている。この構成によれば、固定子10からの距離が遠い部分での周方向漏洩磁束Φ2を低減できるため、回転電機100のトルク出力をさらに向上させることができる。
実施の形態3.
本発明の実施の形態3に係る回転電機について説明する。図17は、本実施の形態に係る回転電機100の回転子20を軸方向と垂直に切断した構成を示す断面図である。なお、実施の形態1又は2と同一の機能及び作用を有する構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略する。
図17に示すように、回転子コア21は、周方向で隣り合う2つの第2孔32に挟まれた複数のコア部40を有している。永久磁石22は、複数のコア部40毎に設けられている。永久磁石22のそれぞれは、図17で反時計回り方向を向いた磁極面がN極となり、図17で時計回り方向を向いた磁極面がS極となるように着磁されている。
複数のコア部40のそれぞれは、永久磁石22のS極側に位置する第1コア部41と、永久磁石22のN極側に位置する第2コア部42と、を有している。図17に示す回転子コア21では、5個のコア部40が設けられているため、第1コア部41及び第2コア部42はそれぞれ5個ずつ設けられている。
回転子コア21は、複数の第1コア部41同士を連結する連結部43(以下、「第1連結部43」という場合がある)を有している。連結部43は、複数のコア部40よりも径方向で内側に配置されている。連結部43は、環状に形成された環状部44と、環状部44から複数の第1コア部41に向かってそれぞれ放射状に延び、環状部44と複数の第1コア部41とを接続する複数の放射状部45と、を有している。これにより、複数の第1コア部41同士は、連結部43を介して磁気的に接続されている。
一方、複数の第2コア部42のそれぞれは、連結部43の放射状部45に対して直接には接続されていない。複数の第2コア部42のそれぞれは、永久磁石22を挟んで隣接する第1コア部41を介してのみ、連結部43に接続されている。
本実施の形態によれば、同極となる複数の第1コア部41同士が連結部43を介して連結されるため、周方向漏洩磁束Φ2の発生を抑制することが可能である。また、連結部43を介して複数のコア部40が一体化されるため、回転子20の機械的強度を向上させることができるとともに、回転子20の生産性を向上させることができる。
ここで、本実施の形態では、径方向で固定子10から離れるほど第2孔32の幅が広くなっているが、実施の形態1と同様に、第2孔32の幅は径方向位置によらず一定であってもよい。
図18は、本実施の形態の変形例3−1に係る回転電機100の回転子20を軸方向と垂直に切断した構成を示す断面図である。本変形例の回転子コア21は、複数の第2コア部42同士を連結する連結部46(以下、「第2連結部46」という場合がある)を有している。連結部46は、環状に形成された環状部44と、環状部44から複数の第2コア部42に向かってそれぞれ放射状に延び、環状部44と複数の第2コア部42とを接続する複数の放射状部45と、を有している。これにより、複数の第2コア部42同士は、連結部46を介して磁気的に接続されている。
一方、複数の第1コア部41のそれぞれは、連結部46の放射状部45に対して直接には接続されていない。複数の第1コア部41のそれぞれは、永久磁石22を挟んで隣接する第2コア部42を介してのみ、連結部46に接続されている。本変形例によっても、図17に示した構成と同様の効果を得ることができる。
また、本実施の形態の回転子20は、図17に示した回転子コア21と、図18に示した回転子コア21と、が軸方向に積層された構成を有していてもよい。例えば、図17に示した回転子コア21と、図18に示した回転子コア21とは、軸方向に交互に積層される。これにより、回転子20の機械的強度をさらに向上させることができる。
図19は、本実施の形態の変形例3−2に係る回転電機100の回転子20の構成を示す分解斜視図である。図19に示すように、本変形例の回転子20は、第1回転子コア51、第2回転子コア52及び第3回転子コア53が軸方向に積層された構成を有している。第1回転子コア51、第2回転子コア52及び第3回転子コア53は、それぞれの第1孔31の周方向位置が一致するように積層されている。第1回転子コア51、第2回転子コア52及び第3回転子コア53のそれぞれの第1孔31には、第1回転子コア51、第2回転子コア52及び第3回転子コア53を貫通するように永久磁石22が挿入されている。
第1回転子コア51は、軸方向に沿って図中奥側から見ると、図17に示した回転子コア21と同様の構成を有している。第2回転子コア52は、軸方向に沿って図中奥側から見ると、図18に示した回転子コア21と同様の構成を有している。
図20は、本変形例に係る回転電機100の第3回転子コア53を軸方向と垂直に切断した構成を示す断面図である。図20に示すように、第3回転子コア53は、第1回転子コア51及び第2回転子コア52と同様に、複数のコア部40を有している。複数のコア部40のそれぞれは、永久磁石22のS極側に位置する第1コア部41と、永久磁石22のN極側に位置する第2コア部42と、を有している。
第3回転子コア53には、第1回転子コア51及び第2回転子コア52と異なり、連結部43が設けられていない。このため、第3回転子コア53の複数のコア部40は、互いに分離されている。
図19に戻り、回転子20は、第1回転子コア51、第3回転子コア53及び第2回転子コア52が軸方向でこの順に積層された構成を有している。第1回転子コア51又は第2回転子コア52が複数積層される場合には、例えば、第1回転子コア51、第3回転子コア53、第2回転子コア52、第3回転子コア53、第1回転子コア51、第3回転子コア53、第2回転子コア52、・・・がこの順に積層される。第1回転子コア51と第2回転子コア52との間には、第3回転子コア53が挟まれている。軸方向における第1回転子コア51の厚さは、軸方向における第3回転子コア53の厚さよりも厚くなっている。同様に、軸方向における第2回転子コア52の厚さは、軸方向における第3回転子コア53の厚さよりも厚くなっている。これにより、第1回転子コア51に設けられた連結部43、及び第2回転子コア52に設けられた連結部43はいずれも、一定の厚さを有している。
本変形例によれば、回転子20の軸方向への漏洩磁束を抑制できるとともに、回転子20の機械的強度を高めることができる。
図21は、本実施の形態の変形例3−3に係る回転電機100の回転子20の構成を示す分解斜視図である。図21に示すように、本変形例の回転子20は、一対の端板54、55をさらに有している。端板54及び端板55はそれぞれ、第1回転子コア51、第2回転子コア52及び第3回転子コア53が積層された回転子コアの軸方向両端に配置されている。端板54及び端板55は、複数のボルト56等の締付け部材を用いて、第1回転子コア51、第2回転子コア52及び第3回転子コア53と共に軸方向に締め付けられる。本変形例によれば、回転子20の機械的強度をさらに高めることができるとともに、回転子20を一体化することができる。
以上説明したように、本実施の形態に係る回転電機100において、回転子コア21は、周方向で隣り合う2つの第2孔32に挟まれた複数のコア部40を有している。複数のコア部40のそれぞれは、永久磁石22の一方の磁極面側に位置する第1コア部41と、永久磁石22の他方の磁極面側に位置する第2コア部42と、を有している。回転子コア21は、複数のコア部40の第1コア部41同士を連結する連結部43をさらに有している。この構成によれば、同極となる複数の第1コア部41同士が連結部43を介して連結されるため、周方向漏洩磁束Φ2の発生を抑制することが可能である。したがって、回転電機100のトルクを向上させることができる。また、連結部43を介して複数のコア部40が一体化されるため、回転子20の機械的強度を向上させることができる。
また、本実施の形態に係る回転電機100において、回転子コア21は、互いに軸方向に積層される第1回転子コア51及び第2回転子コア52を有している。第1回転子コア51及び第2回転子コア52のそれぞれは、周方向で隣り合う2つの第2孔32に挟まれた複数のコア部40を有している。複数のコア部40のそれぞれは、永久磁石22の一方の磁極面側に位置する第1コア部41と、永久磁石22の他方の磁極面側に位置する第2コア部42と、を有している。第1回転子コア51は、第1回転子コア51が有する第1コア部41同士を連結する第1連結部43をさらに有している。第2回転子コア52は、第2回転子コア52が有する第2コア部42同士を連結する第2連結部46をさらに有している。この構成によれば、第1回転子コア51では、同極となる複数の第1コア部41同士が連結部43を介して連結されるため、周方向漏洩磁束Φ2の発生を抑制できる。また、第2回転子コア52では、同極となる複数の第2コア部42同士が連結部46を介して連結されるため、周方向漏洩磁束Φ2の発生を抑制できる。したがって、回転電機100のトルクを向上させることができる。また、第1回転子コア51及び第2回転子コア52が軸方向に積層されるため、回転子20の機械的強度をさらに向上させることができる。
また、本実施の形態に係る回転電機100において、回転子コア21は、互いに軸方向に積層される第1回転子コア51、第2回転子コア52及び第3回転子コア53を有している。第1回転子コア51、第2回転子コア52及び第3回転子コア53のそれぞれは、周方向で隣り合う2つの第2孔32に挟まれた複数のコア部40を有している。複数のコア部40のそれぞれは、永久磁石22の一方の磁極面側に位置する第1コア部41と、永久磁石22の他方の磁極面側に位置する第2コア部42と、を有している。第1回転子コア51は、第1回転子コア51が有する第1コア部41同士を連結する第1連結部43をさらに有している。第2回転子コア52は、第2回転子コア52が有する第2コア部42同士を連結する第2連結部46をさらに有している。第3回転子コア53が有する複数のコア部40は、第3回転子コア53内で互いに連結されていない。軸方向において、第1回転子コア51と第2回転子コア52との間には第3回転子コア53が配置されている。この構成によれば、第1回転子コア51では、同極となる複数の第1コア部41同士が連結部43を介して連結されるため、周方向漏洩磁束Φ2の発生を抑制できる。また、第2回転子コア52では、同極となる複数の第2コア部42同士が連結部46を介して連結されるため、周方向漏洩磁束Φ2の発生を抑制できる。さらに、第1回転子コア51と第2回転子コア53との間には、複数のコア部40同士が連結されていない第3回転子コア53が配置されているため、軸方向での漏洩磁束の発生を抑制できる。したがって、回転電機100のトルクを向上させることができる。
実施の形態4.
本発明の実施の形態4に係る回転電機について説明する。図22は、本実施の形態に係る回転電機100の回転子20を軸方向と垂直に切断した構成を示す断面図である。なお、実施の形態1〜3のいずれかと同一の機能及び作用を有する構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略する。
図22に示すように、本実施の形態では、永久磁石22が挿入された第1孔31は、径方向で固定子10側、すなわち径方向で外側に向かって開口した第3開口部35を有している。第3開口部35には永久磁石22が挿入されていないため、第3開口部35は、回転子コア21の外周部において周方向の磁気的空隙となる。第3開口部35は空間であってもよい。あるいは、第3開口部35には、非磁性部材が充填されていてもよい。図22に示す構成では、図8に示した構成と同様に、周方向に沿った接線方向における第1孔31の幅は、周方向に沿った接線方向における第2孔32の幅よりも狭くなっている。
上記実施の形態1〜3の構成では、第1孔31の径方向外側は閉じられている。永久磁石22のS極側に位置する第1コア部41はS極に磁化され、永久磁石22のN極側に位置する第2コア部42はN極に磁化される。このため、第2コア部42と第1コア部41との間には、永久磁石22から出た磁束が第1孔31の径方向外側を通って当該永久磁石22に戻る閉磁路が形成される。この閉磁路を通る磁束は、固定子10に鎖交しない漏洩磁束となる。この漏洩磁束を抑制することができれば、固定子10に鎖交する有効磁束Φ1を増加させることができるため、回転電機100のトルク出力を向上させることができる。
本実施の形態では、第1孔31の径方向外側に第3開口部35が形成されているため、上記の閉磁路の磁気抵抗が増加する。これにより、図22に破線矢印で示すような漏洩磁束を抑制することができるため、回転電機100のトルク出力を向上させることができる。第1孔31の幅が第2孔32の幅よりも狭い場合、上記の漏洩磁束が生じやすい。しかしながら、本実施の形態では第3開口部35が形成されているため、第1孔31の幅が第2孔32の幅よりも狭い場合であっても、上記の漏洩磁束を効果的に抑制できる。
図23は、本実施の形態の変形例4−1に係る回転電機100の回転子20を軸方向と垂直に切断した構成を示す断面図である。図23に示すように、本変形例の第1孔31は、径方向で固定子10と反対側、すなわち径方向で内側に向かって開口した第4開口部36を有している。永久磁石22から出た磁束が当該永久磁石22に戻る閉磁路は、第1孔31の径方向内側にも形成される。本変形例では、第1孔31の径方向内側に形成される閉磁路の磁気抵抗が増加する。これにより、図23に破線矢印で示すような漏洩磁束を抑制することができるため、回転電機100のトルク出力を向上させることができる。
本変形例の構成においても、第1孔31の幅が第2孔32の幅よりも狭くなっている。しかしながら、本変形例の構成では、第4開口部36が形成されているため、第1孔31の幅が第2孔32の幅よりも狭い場合であっても、上記の漏洩磁束を効果的に抑制できる。
図24は、本実施の形態の変形例4−2に係る回転電機100の回転子20を軸方向と垂直に切断した構成を示す断面図である。図24に示すように、本変形例の第1孔31は、第3開口部35及び第4開口部36の双方を有している。本変形例によれば、上記の2つの効果の両方を得ることができるため、回転電機100のトルク出力をさらに向上させることができる。
本変形例の構成においても、第1孔31の幅が第2孔32の幅よりも狭くなっている。しかしながら、本変形例の構成では、第3開口部35及び第4開口部36が形成されているため、第1孔31の幅が第2孔32の幅よりも狭い場合であっても、上記の漏洩磁束を効果的に抑制できる。
以上説明したように、本実施の形態に係る回転電機100において、第1孔31は、径方向で固定子10側に開口した第3開口部35、又は径方向で固定子10とは反対側に開口した第4開口部36を有している。この構成によれば、漏洩磁束を抑制することができるため、回転電機100のトルク出力を向上させることができる。
実施の形態5.
本発明の実施の形態5に係る回転電機について説明する。図25は、本実施の形態に係る回転電機100の回転子20を軸方向と垂直に切断した構成を示す断面図である。なお、実施の形態1〜3のいずれかと同一の機能及び作用を有する構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略する。
図25に示すように、回転子コア21は、第2孔32によって複数のコア部40に分離されている。第2孔32は、縁部32d及び縁部32eによって周方向で挟まれている。一方の縁部32dは、第2孔32に対し図25で反時計回り方向に隣接するコア部40に形成されている。縁部32dの一部には、凹形状に切り欠かれた凹部37が形成されている。凹部37以外の縁部32dは、直線状に形成されている。他方の縁部32eは、第2孔32に対し図25で時計回り方向に隣接するコア部40に形成されている。縁部32eの一部には、凹形状に切り欠かれた凹部38が形成されている。凹部38以外の縁部32eは、直線状に形成されている。
回転時の回転子20には、径方向外側に向かう遠心力が生じる。このため、互いに分離されている複数のコア部40は、回転時に外周側に飛び出してしまうおそれがある。コア部40が外周側に飛び出した場合、固定子10と接触してしまい、回転電機100の停止に繋がってしまう可能性がある。
本実施の形態では、樹脂、非磁性金属等の非磁性材料により形成された不図示の保持部材が第2孔32に挿入される。保持部材には、凹部37に嵌め込まれる凸部と、凹部38に嵌め込まれる別の凸部と、が形成されている。保持部材によって各コア部40が保持されるため、コア部40が外周側に飛び出してしまうのが防止される。また、保持部材により、周方向での回転子コア21の位置決め精度が向上する。さらに、保持部材によって回転子コア21の位置決め精度が向上することにより、回転子ばらつきの影響によるトルクリップルの増加が抑制される。
図25に示す構成では、周方向に沿った接線方向における第1開口部33の開口幅Lo1は、周方向に沿った接線方向における第2開口部34の開口幅Lo2よりも広くなっている(Lo1>Lo2)。しかしながら、第1開口部33の開口幅Lo1は、第2開口部34の開口幅Lo2と同一であってもよい(Lo1=Lo2)。また、第2孔32の幅は、図11及び図13に示したように段階的に変化していてもよい。
本発明は、上記実施の形態に限らず種々の変形が可能である。例えば、上記実施の形態では10極の回転子20を例に挙げたが、本発明はこれに限られない。回転子20の磁極数p(ただし、pは2以上の偶数)が10以外であっても、上記実施の形態と同様の効果が得られる。また、上記実施の形態では、12個のティース13と12個の巻線14とを備えた固定子10を例に挙げたが、本発明はこれに限られない。ティース13の数及び巻線14の数はそれぞれ、回転子20の磁極数に応じて適切な数に設定されるようにしてもよい。
また、上記実施の形態では、固定子10の内周側に回転子20が配置された回転電機100を例に挙げたが、本発明は、固定子10の外周側に回転子20が配置された回転電機にも適用できる。
上記の各実施の形態1〜5及び各変形例は、互いに組み合わせて実施することが可能である。
10 固定子、11 固定子コア、12 コアバック、13 ティース、14 巻線、15 空隙、20 回転子、21 回転子コア、21a 外周面、22 永久磁石、30 孔、31 第1孔、32 第2孔、32a 第1部分、32b 第2部分、32c 第3部分、32d、32e 縁部、33 第1開口部、34 第2開口部、35 第3開口部、36 第4開口部、37、38 凹部、40 コア部、41 第1コア部、42 第2コア部、43、46 連結部、44 環状部、45 放射状部、51 第1回転子コア、52 第2回転子コア、53 第3回転子コア、54、55 端板、56 ボルト、100、200 回転電機、201、202 接続部、Φ1 有効磁束、Φ2 周方向漏洩磁束。

Claims (8)

  1. 固定子と、
    前記固定子に対して回転自在に設けられた回転子と、
    を備え、
    前記回転子は、
    前記回転子の周方向に配列した複数の孔が形成された回転子コアと、
    少なくとも1つの永久磁石と、を有しており、
    前記回転子の磁極数は、2以上の偶数であるpであり、
    前記複数の孔は、前記永久磁石が挿入されたp/2個の第1孔と、前記永久磁石が挿入されていないp/2個の第2孔と、を含んでおり、
    前記第1孔及び前記第2孔は、前記周方向で交互に配列するように設けられており、
    前記永久磁石は、前記第2孔を挟んで前記周方向で互いに向き合う磁極面が異極となるように着磁されており、
    前記第2孔は、前記回転子の径方向で前記固定子側に開口した第1開口部と、前記径方向で前記固定子とは反対側に開口した第2開口部と、を有しており、
    前記第2孔のうち前記第1開口部と前記第2開口部との間の部分において、前記周方向に沿った接線方向における前記第2孔の幅は、前記径方向で前記固定子側から前記固定子とは反対側に向かって段階的に広くなっている回転電機。
  2. 前記回転子コアは、前記周方向で隣り合う2つの前記第2孔に挟まれた複数のコア部を有しており、
    前記複数のコア部のそれぞれは、前記永久磁石の一方の磁極面側に位置する第1コア部と、前記永久磁石の他方の磁極面側に位置する第2コア部と、を有しており、
    前記回転子コアは、前記複数のコア部の前記第1コア部同士を連結する連結部をさらに有している請求項に記載の回転電機。
  3. 固定子と、
    前記固定子に対して回転自在に設けられた回転子と、
    を備え、
    前記回転子は、
    前記回転子の周方向に配列した複数の孔が形成された回転子コアと、
    少なくとも1つの永久磁石と、を有しており、
    前記回転子の磁極数は、2以上の偶数であるpであり、
    前記複数の孔は、前記永久磁石が挿入されたp/2個の第1孔と、前記永久磁石が挿入されていないp/2個の第2孔と、を含んでおり、
    前記第1孔及び前記第2孔は、前記周方向で交互に配列するように設けられており、
    前記永久磁石は、前記第2孔を挟んで前記周方向で互いに向き合う磁極面が異極となるように着磁されており、
    前記第2孔は、前記回転子の径方向で前記固定子側に開口した第1開口部を有しており、
    前記回転子コアは、互いに軸方向に積層される第1回転子コア及び第2回転子コアを有しており、
    前記第1回転子コア及び前記第2回転子コアのそれぞれは、前記周方向で隣り合う2つの前記第2孔に挟まれた複数のコア部を有しており、
    前記複数のコア部のそれぞれは、前記永久磁石の一方の磁極面側に位置する第1コア部と、前記永久磁石の他方の磁極面側に位置する第2コア部と、を有しており、
    前記第1回転子コアは、前記第1回転子コアが有する前記第1コア部同士を連結する第1連結部をさらに有しており、
    前記第2回転子コアは、前記第2回転子コアが有する前記第2コア部同士を連結する第2連結部をさらに有している回転電機。
  4. 固定子と、
    前記固定子に対して回転自在に設けられた回転子と、
    を備え、
    前記回転子は、
    前記回転子の周方向に配列した複数の孔が形成された回転子コアと、
    少なくとも1つの永久磁石と、を有しており、
    前記回転子の磁極数は、2以上の偶数であるpであり、
    前記複数の孔は、前記永久磁石が挿入されたp/2個の第1孔と、前記永久磁石が挿入されていないp/2個の第2孔と、を含んでおり、
    前記第1孔及び前記第2孔は、前記周方向で交互に配列するように設けられており、
    前記永久磁石は、前記第2孔を挟んで前記周方向で互いに向き合う磁極面が異極となるように着磁されており、
    前記第2孔は、前記回転子の径方向で前記固定子側に開口した第1開口部を有しており、
    前記回転子コアは、互いに軸方向に積層される第1回転子コア、第2回転子コア及び第3回転子コアを有しており、
    前記第1回転子コア、前記第2回転子コア及び前記第3回転子コアのそれぞれは、前記周方向で隣り合う2つの前記第2孔に挟まれた複数のコア部を有しており、
    前記複数のコア部のそれぞれは、前記永久磁石の一方の磁極面側に位置する第1コア部と、前記永久磁石の他方の磁極面側に位置する第2コア部と、を有しており、
    前記第1回転子コアは、前記第1回転子コアが有する前記第1コア部同士を連結する第1連結部をさらに有しており、
    前記第2回転子コアは、前記第2回転子コアが有する前記第2コア部同士を連結する第2連結部をさらに有しており、
    前記第3回転子コアが有する前記複数のコア部は、前記第3回転子コア内で互いに連結されておらず、
    前記軸方向において、前記第1回転子コアと前記第2回転子コアとの間には前記第3回転子コアが配置されている回転電機。
  5. 前記第2孔は、第1部分と、前記第1部分よりも前記径方向で前記固定子側に位置する第2部分と、を有しており、
    前記周方向に沿った接線方向における前記第1部分の幅をL1とし、前記接線方向における前記第2部分の幅をL2としたとき、L1>L2の関係が満たされる請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の回転電機。
  6. 前記第2孔は、前記径方向で前記固定子から離れるほど前記接線方向における幅が単調に増加して広くなるように形成されている請求項に記載の回転電機。
  7. 前記第1開口部の開口幅をLo1とし、前記径方向における前記固定子と前記回転子との間隔の最大値をGmmaxとしたとき、Lo1>Gmmaxの関係が満たされる請求項1〜請求項のいずれか一項に記載の回転電機。
  8. 前記第1孔は、前記径方向で前記固定子側に開口した第3開口部、又は前記径方向で前記固定子とは反対側に開口した第4開口部を有している請求項1〜請求項のいずれか一項に記載の回転電機。
JP2019556991A 2019-03-28 2019-03-28 回転電機 Active JP6641545B1 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2019/013790 WO2020194709A1 (ja) 2019-03-28 2019-03-28 回転電機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6641545B1 true JP6641545B1 (ja) 2020-02-05
JPWO2020194709A1 JPWO2020194709A1 (ja) 2021-04-08

Family

ID=69320976

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019556991A Active JP6641545B1 (ja) 2019-03-28 2019-03-28 回転電機

Country Status (5)

Country Link
US (1) US20220149681A1 (ja)
EP (1) EP3952066A4 (ja)
JP (1) JP6641545B1 (ja)
CN (1) CN113615042A (ja)
WO (1) WO2020194709A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021191964A1 (ja) * 2020-03-23 2021-09-30 三菱電機株式会社 回転子及び回転電機
WO2022038750A1 (ja) * 2020-08-20 2022-02-24 三菱電機株式会社 回転電機

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003153472A (ja) * 2001-08-30 2003-05-23 Yukio Kinoshita 回転電機及び電磁機器
IN2014CN03248A (ja) * 2011-10-14 2015-07-03 Mitsubishi Electric Corp
EP2797208B1 (en) * 2011-12-23 2022-08-31 Mitsubishi Electric Corporation Permanent magnet motor
KR101331654B1 (ko) * 2012-04-23 2013-11-20 삼성전기주식회사 로터 어셈블리
US9099905B2 (en) * 2012-10-15 2015-08-04 Regal Beloit America, Inc. Radially embedded permanent magnet rotor and methods thereof
WO2014082839A2 (en) * 2012-11-30 2014-06-05 Arcelik Anonim Sirketi A spoke permanent magnet rotor
JP6080654B2 (ja) * 2013-04-02 2017-02-15 三菱電機株式会社 回転電機の回転子、回転電機、回転子の積層コアの製造方法
JP6631794B2 (ja) * 2016-05-02 2020-01-15 株式会社ミツバ ロータおよびモータ
CN108880035B (zh) * 2018-07-16 2019-10-18 珠海格力电器股份有限公司 交替极电机转子和交替极电机
US20200083767A1 (en) * 2018-09-06 2020-03-12 Adlee Powertronic Co., Ltd. Permanent magnet motor
CN109347229B (zh) * 2018-11-14 2024-05-14 珠海格力电器股份有限公司 电机转子结构及永磁电机

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021191964A1 (ja) * 2020-03-23 2021-09-30 三菱電機株式会社 回転子及び回転電機
WO2022038750A1 (ja) * 2020-08-20 2022-02-24 三菱電機株式会社 回転電機
JP7066310B1 (ja) * 2020-08-20 2022-05-13 三菱電機株式会社 回転電機

Also Published As

Publication number Publication date
EP3952066A1 (en) 2022-02-09
CN113615042A (zh) 2021-11-05
EP3952066A4 (en) 2022-04-06
WO2020194709A1 (ja) 2020-10-01
US20220149681A1 (en) 2022-05-12
JPWO2020194709A1 (ja) 2021-04-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN102570659B (zh) 旋转电机的转子
US8487495B2 (en) Rotor for motor
JP6597184B2 (ja) 永久磁石型モータ
JP5758966B2 (ja) コギングトルクを低減可能な同期電動機
WO2016047078A1 (ja) 永久磁石式回転子および永久磁石式同期回転電機
JP4496064B2 (ja) 永久磁石形モータ及び洗濯機
US20140210293A1 (en) Permanent magnet embedded type rotor for rotating electrical machine and rotating electrical machine having permanent magnet embedded type rotor
JP6641545B1 (ja) 回転電機
WO2012008012A1 (ja) 永久磁石型回転電機
JP6601169B2 (ja) 回転電機
JP5826596B2 (ja) ロータ及びモータ
US11901773B2 (en) Rotating electric machine
JP2020010553A (ja) ステータコア
JP6012046B2 (ja) ブラシレスモータ
JP6062991B2 (ja) ロータ及びモータ
JP2005210828A (ja) 回転電機のロータおよび回転電機
JP2007259514A (ja) 分割形固定子鉄心を採用した回転電機
JP7066310B1 (ja) 回転電機
WO2022180777A1 (ja) 回転電機
US20240235294A9 (en) Rotating electrical machine
JP2019057984A (ja) 永久磁石式回転電機のロータ
JP2018196178A (ja) 回転子鉄心及び同期リラクタンス回転電機
JP2024060793A (ja) Ipmモータ
CN117674474A (zh) 旋转电机
JP2021035175A (ja) 埋込磁石型ロータ

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191018

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191018

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20191018

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20191121

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191203

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191227

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6641545

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250