JP4406508B2 - 乗客コンベア設備 - Google Patents

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Description

技術分野
本発明は、エスカレータや動く歩道(moving walks)等の乗客(passenger)コンベアに関し、特に、改良された利用状況監視装置を備えた乗客コンベア設備に関する。
背景技術
従来の乗客コンベアの監視装置としては、乗客コンベアの運転中に異常が起きた場合に事故を防止し、あるいは異常状態を監視し、適切な注意や案内を行った後に乗客コンベアを停止させるものがある。
例えば、第一の従来技術として日本国特許公開公報平成4年第277191号に記載されているように、エスカレータの負荷電流を検出し、軽度の過負荷時には乗り込みを抑制するように注意を放送し、重度の過負荷時には、予め放送により案内した上でエスカレータを停止させるものがある。
第二の従来技術としては、日本国実用新案出願公開公報平成6年第80777号に記載されているように、エスカレータの安全スイッチが動作した場合に、乗客の安全に係わる場合は即時に停止させ、機械の故障の場合は放送により予告した上で停止させるものがある。
第三の従来技術としては、日本国実用新案出願公開公報昭和60年第130274号に記載されているように、搬送路の全体が見渡せない乗客コンベアにおいて、見えない部分をカメラによって撮像し、撮像した画像を写すモニタを乗客コンベアの操作スイッチの付近に設置する。操作者は、乗客コンベア上に乗客がいないことをモニタ画面で人為的に確認してから、乗客コンベアの起動・停止の操作を行う。
第四の従来技術として、日本国特許公開公報平成5年第319762号に記載されているように、乗客コンベアの乗客の流れを画像データを基に監視し、乗客コンベアの移動方向によって決まる画像データの移動方向の乱れにより異常を判定し、監視員に警報を発するか、速度制御により事故の拡大を防止するものがある。
前記第一の従来技術では、乗客の乗り過ぎによってエスカレータが休止しないように注意放送を行うが、乗り過ぎ以外、乗客に注意を喚起することはできない。
前記第二の従来技術では、エスカレータに設けられている安全スイッチが動作した場合の注意喚起に関するもので、安全スイッチが動作しない限り異常を検出することはできない。
前記第三の従来技術では、乗客の有無について人為的な判断が必要であり、操作者の介在無しで安全な起動や停止はできない。
前記第四の従来技術では、特定の乗客の乱れのみしか検出できないばかりでなく、乗客に速やかに乱れを解消させることはできない。
本発明の第1の目的は、乗客コンベアを適切に利用するように、利用者(乗客)に注意喚起を行うことのできる乗客コンベア設備を提供することである。
本発明の第2の目的は、監視用の撮像手段を備えた乗客コンベアにおいて、この撮像手段を、乗客コンベアを適切に利用するように利用者に注意を喚起するために用いると共に、乗客コンベアの異常原因究明等にも兼用できる乗客コンベア設備を提供することである。
本発明の第3の目的は、監視用の撮像手段を備えた乗客コンベアにおいて、この撮像手段を、乗客コンベアを適切に利用するように利用者に注意を喚起するために用いると共に、乗客コンベアの安全な起動・停止のためにも兼用できる乗客コンベア設備を提供することである。
本発明のその他の目的は以下の実施例の説明において、詳述する。
発明の開示
本発明はその一面において(An aspect of the Invention)、乗客コンベア周辺の状況を撮像する撮像手段を備え、この撮像手段の出力画像により乗客コンベア周辺の監視を行う乗客コンベアにおいて、前記撮像手段の出力画像を基にして乗客コンベアを不正規な状態で利用している乗客を検出する画像処理手段と、この画像処理手段の出力に応じて前記不正利用に対する注意喚起を行う案内手段を備えたことを特徴とする。
このように構成することによって、乗客コンベアを適切に利用するように、利用者に注意を喚起することができる乗客コンベア設備を提供する。
本発明の他の一面においては、乗客コンベアの異常状態を検出して動作する安全スイッチと、この安全スイッチの動作により乗客コンベアを停止させる手段と、乗客コンベア周辺の状況を撮像する撮像手段を備え、この撮像手段の出力画像により乗客コンベア周辺の監視を行う乗客コンベアにおいて、前記撮像手段の出力画像を基にして乗客コンベアを不正規な状態で利用している乗客を検出する画像処理手段と、この画像処理手段の出力に応じて前記不正利用に対する注意喚起を行う案内手段と、前記安全スイッチの動作により前記撮像手段の出力画像のうちの所定時間分を記憶する手段を備えたことを特徴とする。
このように構成することによって、共通の撮像手段により、前記不正利用に対する注意喚起を行うほか、乗客コンベアに異常が発生した場合、その原因究明用の画像を記録することができる。
本発明の更に他の一面においては、前記撮像手段の出力を運転及び/又は停止中の乗客コンベアの乗客検出に利用し、乗客コンベアの安全な起動及び/又は停止,停止中の乗客コンベアへの乗り込み禁止の案内等に兼用する。
このように構成することによって、乗客コンベアの保守作業時にも監視を行うことができるので、保守作業中に誤って乗客コンベアに乗ってしまうような乗客に対して注意を促すことができる。
また、乗客コンベアの停止中に起きる事故についても監視を行うことができる。
また、乗客コンベアおよびその周辺で事故が起きた時点の前後の所定時間分の画像を保存できるので、保守員等は事故の原因等を保存された画像データから容易に検証することができる。
また、乗客コンベアを遠隔で起動/停止する場合は、乗客コンベア上に乗客がいない場合にだけ起動/停止できるので安全性を向上できる。
発明を実施するための最良の形態
以下、図面に基づき本発明の一実施例を説明する。
第1図は本発明の一実施例によるエスカレータ設備の一構成例を示す図である。第1図において、1はエスカレータのハンドレール、2はステップ、3は前記ステップ2を駆動するように連結されたギヤ、4は駆動用電動機、5は前記電動機4を制御する制御装置である。カメラ等の撮像手段6はエスカレータおよびその周辺の状況を撮像し、監視装置7に送る。第1図では分かり易いように撮像手段6と監視装置7を別々に図示しているが、実際には、監視装置7は撮像手段6の内部に内蔵されている。前記監視装置7はエスカレータの運転状況に応じて、エスカレータ上の乗客の有無を検出したり、ハンドレールを越えて身を乗り出す乗り出し乗車やいたずらなどを検出したり、エスカレータおよびその周辺の状況を撮像する。また、これらの画像を保存することができる。液晶表示器やLED表示器等の表示手段8と、スピーカー等の音声出力手段9はエスカレータの利用者に対して注意を喚起する等の案内を行うために用いる。
注意喚起のための案内としては、休止中又は保守中の乗り込みに対しては、「停止中のご利用はご遠慮下さい。」又は「保守作業中ですので降車して下さい。」、不正な乗車やいたずらに対しては、「ハンドレールを越えて身体を乗り出すと危険です。」,「正しい姿勢でご乗車下さい。」又は「乗降口付近で遊ばないで下さい。」等である。
保守作業スイッチ10は保守作業中であることを監視装置7に知らせるためのスイッチである。
監視装置7には、起動指令が与えられたときにエスカレータ上に乗客がいないことを確認してから起動を行う機能が追加されている。11はエスカレータが設置されているビルの管理人室あるいは保守員によってエスカレータを保守管理する保守センタである。12は管理人室に設置されているエスカレータの遠隔起動・停止スイッチである。13はエスカレータ上に乗客がいるため起動・停止できないことを知らせるための報知手段で、例えば液晶,LEDやランプによる文字表示器やスピーカーあるいはブザー等である。ただし、報知手段13は省略しても遠隔起動・停止の基本的な機能は実現できる。
第2図は前記監視装置7の一実施例を示す機能ブロック図である。入力部71は、制御装置5から安全スイッチの動作信号やエスカレータが運転中か否かの信号等を受け取り、撮像手段6から画像情報を受け取り、保守作業スイッチ10から保守作業中であるか否かの信号を受け取り、遠隔起動スイッチ12から起動・停止信号を受け取る。判定部72は、エスカレータが運転中か保守作業中か停止中かの判定,安全スイッチ(図示せず)が動作したか否かの判定及び起動・停止指令が送られてきたか否かの判定等を行う。安全スイッチとは、良く知られているように、乗客の手足が挟まれた等の異常を検出して動作するもので、図示しないインレット安全スイッチ,駆動チェーン安全スイッチ,ステップチェーン安全スイッチ,スカートガード安全スイッチ,ステップ浮き上がり検出スイッチあるいは非常停止ボタン等を含む数種類のものが設けられ、それらの動作によってエスカレータを非常停止させるように構成されている。
画像処理部73は、前記撮像手段6から送られてきた画像データを画像処理して判断処理を行う。案内・制御部74は、前記画像処理部73での判定結果に応じて様々な案内を表示手段8あるいは音声出力手段9を用いて行うほか、画像処理部73での判定結果に応じて制御装置5に指令を出してエスカレータの起動・停止を行う。画像保存部75は、安全スイッチが動作したときにその前後のエスカレータおよびその周辺の状況を撮像した画像情報を保存する。出力部76は、表示手段8へ案内を表示させる信号を送信し、音声出力手段9へ注意を喚起させるための案内放送用の信号を送信し、更に管理人室の報知手段13へ送信する。
次に、本実施形態の監視装置7の制御手順を第3図に示すフローチャートに基づいて説明する。
ステップS1において、判定部72はエスカレータが保守作業中あるいは停止中であるか否かを判定する。エスカレータが保守作業中あるいは停止中であった場合はステップS2において、画像処理部73がエスカレータ上に乗客がいるか否かを判定する。乗客がいる場合は、ステップS3において、案内・制御部74が表示手段8あるいは音声出力手段9を用いて注意を促す案内を行う。保守作業中の場合であれば「保守作業中ですので降車して下さい。」のように案内し、停止中の場合であれば「停止中のご利用はご遠慮下さい。」のように案内する。
エスカレータが運転中であり、なおかつ保守作業中ではない場合はステップS4,ステップS5へと進む。
ステップS4では、画像処理部73が乗り出し乗車やいたずらの検出を行う。ステップS5では、安全スイッチの動作監視を行い、安全スイッチが動作した場合はその前後の画像を所定時間分保存する。
前記乗り出し乗車とは、乗客がエスカレータの外側にハンドレールを越えて身体を乗り出すことである。前記いたずらとは、エスカレータの運転方向と逆方向に歩いている、乗降口付近で遊んでいる、あるいはうろうろしている場合等である。
前記監視装置7はエスカレータの制御装置5と直接送受信する構成で図示したが、図示しないエスカレータの保守装置を介して信号の送受信を行っても同様の機能を実現することができる。
ステップS1におけるエスカレータが停止中か否かの判定は、エスカレータの制御装置5から動作信号を監視装置7へ送信することによって実現できる。あるいはエスカレータの運転中に駆動電動機4に流れる電流を検出する電流検出器等を設けることによって、制御装置や保守装置を介さずにエスカレータが運転中なのか停止中なのかを検出することができ、同様の機能を実現することができる。
ステップS5における安全スイッチの動作監視は、安全スイッチが動作したときに制御装置5から監視装置7へ信号を送信することにより実現できる。あるいは安全スイッチと監視装置7を直接リレー等を介して接続することによっても実現できる。
第1図では乗客コンベアの例としてエスカレータを図示したが、動く歩道の場合においても前記実施例記載の方法により同様の機能を実現することができる。
次に、第3図におけるステップS4の詳細を第4図を用いて説明する。
まず、ステップS41において、前記撮像手段6によって撮像されたエスカレータの画像を処理する。処理の内容は2値化や微分や差分や平滑化やノイズ除去などを行った後の画像データを基にして画像認識を行う。ステップS42において乗り出しが検出された場合は、ステップS43において「乗り出すと危険です。」,「正しい姿勢でご乗車下さい。」等の乗り出しに対する注意案内を行う。ステップS44において、いたずらが検出された場合は、ステップS45において「乗降口付近で遊ばないで下さい。」等のいたずらに対する注意案内を行う。
本実施例における画像処理部73での乗り出し乗車の検出処理について第5図を用いて説明する。
第5図は前記画像処理部73におけるエスカレータの画像を示すものであり、ステップ2に乗った乗客14が、ハンドレール1から乗り出している状況を示している。15は乗り出しの検出領域A、16は乗り出しの検出領域Bを示している。
最も簡単な乗り出し乗車の検出方法は、検出領域Aの背景画像を録画しておき現在の画像と比較し、その差が所定値以上の場合に乗り出しを検出するものである。ただし、この方法では検出領域A内に人が立っているだけで乗り出しと誤判定するなど認識率が低い。そこで、ハンドレール上にも検出領域Bを設定しその画像が変化したときに検出領域Aを調べるようにすれば、検出領域A内に人が立っているだけで乗り出しと誤判定することはなくなり、認識率は向上する。
本実施例における画像処理部73でのいたずらの検出処理について第6図を用いて説明する。
第6図は前記画像処理部73におけるエスカレータの画像を示すものであり、17はいたずらしている乗客、18はいたずらの検出領域を示している。
最も簡単ないたずらの検出方法は、検出領域18の背景画像を録画しておき現在の画像と比較し、その差が所定値以上である状態が所定時間以上継続した場合にいたずらを検出するものである。ただし、この方法では検出領域内に途切れることなく乗客が通る場合でもいたずらと誤判定するなど認識率が低い。そこで、乗客の動きを判断し、エスカレータの進行方向と異なる方向に動いている場合はいたずらと判断する条件を加えることによって認識率は向上する。
次に、第3図におけるステップ5の詳細を第7図を用いて説明する。
ここで、本実施例における画像保存部75は、通常はフライトレコーダのようにエンドレスに画像を録画しているが、安全スイッチが動作した場合は、第7図に示すフローチャートの手順に従って画像の保存を行う。
まず、ステップS51において、判定部72は安全スイッチが動作したか否かを判定する。安全スイッチが動作した場合は、画像保存部75はステップS52及びS53において、所定時間tが経過するまで、エスカレータおよびその周辺の状況を撮像した画像の保存を継続する。ステップS53において所定時間tの経過が確認された場合は、ステップS54において画像の保存を終了する。また、画像録画は保守員やビルの管理者等が操作するまで再開しないものとし、安全スイッチ動作前後の画像が上書きによって消されないようにする。
次に、本実施例における画像保存部75での画像の更新処理を第8図を用いて説明する。なお第8図では一例として画像5枚分の保存容量が用意されている場合を示す。また、第7図のステップ53における所定時間tを
t=tn+2−tn
とした場合を例にとって説明する。
第8図(a)は時刻tnでの保存状態を示しており、時刻tn−4から時刻tnまでの画像が保存されている。この時点で安全スイッチが動作したとすると、第8図(b),第8図(c)に示すように画像が更新され、時刻tn+1,tn+2の画像が保存される。この時刻tn+1,tn+2の画像の上書きに伴い、時刻tn−4,tn−3の画像は消滅する。
第8図(c)の時点で所定時間tが経過したので画像の保存は終了する。保守員などが画像の保存を再開させるまで第8図(c)の状態で保持されるので、安全スイッチ動作の前後の時間tn−2〜tn+2の間の画像を見ることができ、異常原因の究明が容易となる。
本実施例において遠隔起動・停止スイッチ12が操作された場合の処理の一例について第9図を用いて説明する。
まず、判定部72はエスカレータが保守作業中あるいは停止中であるか否かを判定する(ステップS6)。エスカレータが保守作業中あるいは停止中であった場合は、ステップS7において保守作業中であるか否かを判定する。保守作業中であった場合は遠隔起動を行わずに処理を終了する。停止中の場合は、判定部72において、遠隔起動・停止スイッチ12から監視装置7へエスカレータの起動指令が送信されてきたか否かを判定する(ステップS8)。起動指令が送られてきた場合は画像処理部73において、エスカレータ上に乗客がいるか否かを判定する(ステップS9)。乗客がいない場合は制御装置5に起動指令を送り、エスカレータを起動する(ステップS10)。乗客がいる場合は、乗客がいなくなるまで画像処理部73による監視を継続する(ステップS9)。
次に、ステップS6においてエスカレータが保守作業中あるいは停止中ではない(運転中)と判定された場合は、ステップS4,ステップS5へと進む。ステップS4,ステップS5は前述した図3と全く同じ機能であり、説明は省略する。
運転中には、判定部72において、遠隔起動・停止スイッチ12から監視装置7へエスカレータの停止指令が送信されてきたか否かを判定する(ステップS11)。停止指令が送られてきた場合は画像処理部73において、エスカレータ上に乗客がいるか否かを判定する(ステップS12)。乗客がいない場合は制御装置5に停止指令を送り、エスカレータを停止させる(ステップS13)。乗客がいる場合は、乗客がいなくなるまで画像処理部73による監視を継続する(ステップS12)。
遠隔起動・停止スイッチ12が操作された場合の処理の他の一例について第10図を用いて説明する。なお、第10図において第9図と同一符号のものは同一機能であるため説明を省略し、第9図と異なる部分についてだけ説明を行う。
画像処理部73において、エスカレータ上に乗客がいると判定された場合は、乗客が転倒する可能性があるためエスカレータを起動できないことを報知手段13を用いて管理人室へ報知する(ステップS14)。報知手段13は、管理人室内にLEDやランプなどを設置して点灯させることによって実現できる。また、ブザーやスピーカーを設置して音や音声によって知らせることもできる。また、文字表示器を設置して文字表示を行うことによっても報知することができる。
産業上の利用可能性
以上のように本発明によれば、エスカレータや動く歩道等の乗客コンベアの運転状況に応じてその適切な監視を行うことができる。
乗客コンベアの保守作業時は、誤って乗車するような乗客に対して注意を促す案内をすることができ、かつ作業中の保守員に対しても注意を促すことができる。
乗客コンベアの運転中は、乗り出し乗車やいたずらの検出を行うことによって安全性を向上することができる。また、乗客コンベアの安全スイッチが動作した前後の画像を保存するようにしたので、保守員等は事故の原因等を保存された画像データから容易に検証することができる。
遠隔起動時は、乗客コンベア上に乗客がいない場合に限って乗客コンベアを起動することができ、安全性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例によるエスカレータ設備の構成図、第2図は第1図における監視装置7の一実施例を示す機能ブロック図、第3図は第1図における監視装置7の処理手順を示すフロー図、第4図は第3図におけるステップS4の詳細フロー図、第5図は第2図における画像処理部73での乗り出し乗車の検出処理の説明図、第6図は第2図における画像処理部73でのいたずらの検出処理の説明図、第7図は第3図におけるステップS5の詳細フロー図、第8図は第2図における画像保存部75の画像更新処理の説明図、第9図は第1図における遠隔起動・停止スイッチ12が操作された場合の監視装置7の処理手順の一例を示すフロー図、第10図は第1図における遠隔起動・停止スイッチ12が操作された場合の監視装置7の処理手順の他の一例を示すフロー図である。

Claims (2)

  1. 乗客コンベア周辺の状況を撮像する撮像手段を備え、この撮像手段の出力画像により乗客コンベア周辺の監視を行う乗客コンベアにおいて、
    乗客の手足が挟まれた異常を検出して動作する安全スイッチと、
    安全スイッチの動作により乗客コンベアを非常停止させる手段と、
    前記撮像手段の出力画像を基にして不正利用として乗り出し乗車やいたずらを検出する画像処理手段と、
    表示手段あるいは音声出力手段により利用者に対して注意を喚起する案内手段と、
    を備え、前記不正利用があった場合、前記案内手段で注意を喚起し、前記乗客コンベアが非常停止した場合、その前後における前記撮像手段の出力画像を所定時間分保存することを特徴とする乗客コンベア設備。
  2. 請求項1に記載のものにおいて、前記撮像手段により乗客の有無を検出し、乗客がいない場合に前記乗客コンベアの起動を行うことを特徴とする乗客コンベア設備。
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