JPH0842184A - 機械式駐車場の車両内監視装置 - Google Patents

機械式駐車場の車両内監視装置

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JPH0842184A
JPH0842184A JP18212794A JP18212794A JPH0842184A JP H0842184 A JPH0842184 A JP H0842184A JP 18212794 A JP18212794 A JP 18212794A JP 18212794 A JP18212794 A JP 18212794A JP H0842184 A JPH0842184 A JP H0842184A
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vehicle
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animal
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JP18212794A
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Masao Ueda
雅夫 上田
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Shinmaywa Industries Ltd
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Shin Meiva Industry Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 入庫車両が人や動物を乗せたまま格納されな
いようにする。 【構成】 機械式駐車場の入庫室に検知装置17と表示
部25とを設ける。入庫室1に乗り入れた入庫車両から
利用者が降車した後に、入庫車両の内部に人や動物が存
在することを検知装置17で検知する。検知装置17の
検知信号に基づき、降車した利用者に表示部25から警
報を発する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、機械式駐車場の車両内
監視装置に関し、特に、人や動物が駐車場内に閉じ込め
られないようにする安全対策に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、機械式駐車場を管理する装置
として、例えば特開平2―213571号公報や実開昭
61―78955号公報に開示されているように、駐車
場の所要箇所に集音マイクを設置し、入出庫時に車両が
構築物に接触した際等に発生する異常音を検知するよう
にした管理装置が知られている。
【0003】ところが、上記の従来の管理装置では、異
常音を検知することはできるものの、検知した異常音が
何に起因するものかまでは検知することができず、不便
であった。特に、駐車場内に人が閉じ込められている場
合において人がクラクションを鳴らしたり、叫び声を発
しても、それと気付かずに駐車装置を稼働させると非常
に危険であり、このことを確実に察知できる管理体制が
望まれる。
【0004】そこで、本願出願人は、入庫車両のクラク
ション、ヘッドライトあるいはブレーキランプ等が操作
されたことをマイクや光センサ等で検知することによ
り、クラクション音や人の叫び声等の人為的行為に基づ
く音を他の音と正確に識別し、人が駐車場内に閉じ込め
られていることを確実に察知して不慮の事故を未然に防
止するようにした機械式駐車場の管理装置を開発し、先
に出願している(特願平5−26415号、特願平5−
42321号及び特願平5−42324号の各明細書及
び図面参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の如く安
全対策を講じても、駐車場内に閉じ込められた人が、そ
のことを外部に知らせる意思を持っている者である場合
には有効であるが、故意に入庫車両内に居残っていた
り、あるいは眠っていたり、さらには幼児や高齢者等の
ようにクラクションを鳴らす等のスイッチ操作を知らな
い者であったりした場合には役に立たない。また、犬や
猫等の動物が入庫車両の内部に取り残された場合にも、
これらのものは意思表示をすることができず、同様に駐
車場内に閉じ込められたままになる。
【0006】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、車乗入れ部に乗り入れ
た入庫車両から利用者が降車した後の該入庫車両の内部
に動くものがある場合に、このことを上記利用者に知ら
せることにより、入庫車両の内部に取り残されようとす
る人や動物を入庫車両が駐車部に格納される前に降車さ
せ、人や動物が駐車場内に閉じ込められるという事故を
確実になくさんとすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、機械式駐車場の車乗入れ部に設けられ、
該車乗入れ部に乗り入れた入庫車両の内部を監視する車
両内監視装置を対象とし、次のような解決手段を講じ
た。
【0008】すなわち、本発明の第1の解決手段は、利
用者が上記入庫車両から降車した後に、該入庫車両の内
部に人や動物が存在することを検知する検知手段を設け
る。さらに、該検知手段の検知信号に基づき、降車した
利用者に警報を発する警報手段を設けたことを特徴とす
る本発明の第2の解決手段は、第1の解決手段におい
て、検知手段として、入庫車両内の画像の経時変化を検
知するテレビカメラを備えさせる。さらに、該テレビカ
メラによって検知された乗入れ当初の画像とその後の所
定時間経過後の画像とを比較し、両画像の変化量が設定
値を超えた場合に入庫車両内に人や動物が存在するもの
とみなす画像判定手段を備えさせたことを特徴とする。
【0009】本発明の第3の解決手段は、第1の解決手
段において、検知手段として、入庫車両内の光量の経時
変化を検知する光電変換素子と、該光電変換素子で時間
関数として検知した光量の経時変化を微分する微分器と
を備えさせる。そして、上記検知された時間関数として
の光量の経時変化を上記微分器で微分してその値が所定
値を超えた場合に、入庫車両内に人や動物が存在するも
のとみなして警報手段に出力するようにしたことを特徴
とする。
【0010】本発明の第4の解決手段は、第1の解決手
段において、検知手段として、入庫車両内の光量の経時
変化を検知する光電変換素子を備えさせる。さらに、該
光電変換素子によって検知された乗入れ当初の光量とそ
の後の所定時間経過後の光量とを比較し、両光量の変化
量が設定値を超えた場合に入庫車両内に人や動物が存在
するものとみなす光量判定手段を備えさせたことを特徴
とする。
【0011】本発明の第5の解決手段は、第1の解決手
段において、検知手段として、入庫車両内の音量の経時
変化を検知する音量センサを備えさせる。さらに、該音
量センサによって検知された乗入れ当初の音量とその後
の所定時間経過後の音量とを比較し、両音量の変化量が
設定値を超えた場合に入庫車両内に人や動物が存在する
ものとみなす音量判定手段を備えさせたことを特徴とす
る。
【0012】本発明の第6の解決手段は、第1の解決手
段において、検知手段として、入庫車両の振動量の経時
変化を検知する振動センサを備えさせたことを特徴とす
る。
【0013】本発明の第7の解決手段は、第1の解決手
段において、検知手段として、入庫車両の振動量の経時
変化を検知する振動センサを備えさせる。さらに、該振
動センサによって検知された乗入れ当初の振動量とその
後の所定時間経過後の振動量とを比較し、両振動量の変
化量が設定値を超えた場合に入庫車両内に人や動物が存
在するものとみなす振動量判定手段を備えさせたことを
特徴とする。
【0014】本発明の第8の解決手段は、第1〜7の解
決手段のいずれか1の解決手段において、降車した利用
者が警報を確認したことを入力する確認入力手段を警報
手段に付設したことを特徴とする。
【0015】本発明の第9の解決手段は、第8の解決手
段において、確認入力手段として、人、動物及びそれ以
外の物であることを表記した操作ボタンを採用したこと
を特徴とする。
【0016】
【作用】上記の構成により、本発明の第1の解決手段で
は、入庫車両が機械式駐車場の車乗入れ部に乗り入れて
上記入庫車両から利用者が降車すると、該入庫車両の内
部に人や動物が存在する場合にこのことが検知手段によ
って検知され、該検知手段の検知信号に基づき警報手段
から警報が利用者に発せられる。
【0017】この場合、本発明の第2の解決手段では、
テレビカメラによって検知された乗入れ当初の画像とそ
の後の所定時間経過後の画像の両画像の変化量が画像判
定手段によって比較され、この変化量が設定値を超えた
場合に入庫車両内に人や動物が存在するものとみなされ
る。
【0018】本発明の第3の解決手段では、光電変換素
子によって時間関数として検知された光量の経時変化が
微分器で微分されてその値が所定値を超えた場合に、入
庫車両内に人や動物が存在するものとみなされる。
【0019】本発明の第4の解決手段では、光量変換素
子によって検知された乗入れ当初の光量とその後の所定
時間経過後の光量の両光量の変化量が光量判定手段によ
って比較され、この変化量が設定値を超えた場合に入庫
車両内に人や動物が存在するものとみなされる。
【0020】本発明の第5の解決手段では、音量センサ
によって検知された乗入れ当初の音量とその後の所定時
間経過後の音量の両音量の変化量が音量判定手段によっ
て比較され、この変化量が設定値を超えた場合に入庫車
両内に人や動物が存在するものとみなされる。
【0021】本発明の第6の解決手段では、入庫車両の
内部に人や動物が存在することが振動センサによって検
知された入庫車両内の振動量の経時変化によって行われ
る。
【0022】本発明の第7の解決手段では、振動センサ
によって検知された乗入れ当初の振動量とその後の所定
時間経過後の振動量の両振動量の変化量が振動量判定手
段によって比較され、この変化量が設定値を超えた場合
に入庫車両内に人や動物が存在するものとみなされる。
【0023】本発明の第8及び第9の解決手段では、警
報手段から発せられた警報を確認した利用者は、確認入
力手段である操作ボタン(人、動物及びそれ以外の物で
あることを表記している)のうち該当する操作ボタンの
1つを操作して警報を確認したことを入力する。
【0024】これらのことから、入庫車両が駐車部に格
納される前の段階で、利用者はこの警報によって上記入
庫車両の内部に人や動物が取り残されていることが判
り、利用者は入庫車両から取り残されている人や動物を
降ろすこととなる。したがって、入庫車両に人や動物を
乗せたまま駐車部に格納されるという事態がなくなり、
人や動物が駐車場内に閉じ込められることがない。
【0025】特に、第8及び第9の解決手段では、入庫
車両内にあるものが何であるかが利用者によって直接に
意思表示されることから、故意に不正利用した場合の責
任の所在が明確になり、管理人や駐車場経営者側の責任
負担が軽減する。
【0026】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0027】(第1実施例)図1は機械式駐車場Aを示
し、該駐車場Aは車両MをパレットPに搭載して入出庫
するタイプのものである。同図において、1は地上に設
置された車乗入れ部としての入庫室、2は該入庫室1と
所定間隔をあけて地上に設置された出庫室、3は地下に
設けられた駐車部であって、該駐車部3は入庫用エレベ
ータ4を介して入庫室1に、出庫用エレベータ5を介し
て出庫室2にそれぞれ連絡されている。
【0028】上記駐車部3には、入出庫時、車両Mを搭
載したパレットPが移動する走行通路6が設けられ、該
走行通路6には走行台車7が走行する2条の走行レール
8,8が敷設されている。また、上記走行通路6の両側
には、車両Mを格納する複数の駐車棚9,9,…が走行
通路6に沿って配置されている。
【0029】上記走行台車7には第1パレット受渡装置
10が設置され、該第1パレット受渡装置10は、スプ
ロケット11,11にエンドレスチェーン12が巻き掛
けられて構成された左右一対のチェーンコンベアからな
るものである。また、上記各駐車棚9には第2パレット
受渡装置13が設置され、該第2パレット受渡装置13
は複数本のローラ14,14,…が並設されて構成され
たローラコンベアからなるものである。そして、入出庫
時、車両Mを搭載したパレットPを上記第1パレット受
渡装置10と第2パレット受渡装置13との共働により
走行台車7と各駐車棚9との間で受け渡すようになされ
ている。なお、図1中、15は入庫室1の入庫口に設け
られた入庫ゲート、16は出庫室2の出庫口に設けられ
た出庫ゲートである。
【0030】図2に拡大詳示するように、上記入庫室1
には、該入庫室1に乗り入れた入庫車両Mの内部を監視
する第1実施例に係る車両内監視装置Bが設置されてい
る。該車両内監視装置Bは、図4の機能ブロック図に示
すように、検知手段としての検知装置17を備えてな
り、該検知装置17は、上記入庫室1の左側壁に取り付
けられたテレビカメラ18、ADコンバータ19、画像
メモリ20及び画像判定手段としての比較器21を備え
ている。
【0031】そして、上記テレビカメラ18は、入庫室
1で上昇待機中の入庫用エレベータ4上のパレットPに
入庫車両Mが乗り入れて利用者が該入庫車両Mから降車
した後に、その入庫車両Mの内部を撮像し、入庫車両M
内の画像の経時変化を検知するようになっている。上記
テレビカメラ18で取り込まれた入庫車両M内の画像
は、ADコンバータ19に入力されてデジタル化され、
このデジタル化された情報が画像メモリ20に入力され
て記憶される。また、上記テレビカメラ18は、乗入れ
当初に撮像してから所定時間経過後に再度、入庫車両M
内を撮像し、この画像が上記ADコンバータ19に入力
され、上記比較器21で上記画像メモリ20に記憶した
乗入れ当初の画像とその後の所定時間経過後の画像とが
比較され、この両画像の変化量が設定値を超えた場合に
入庫車両M内に人や動物が存在するものとみなすように
なされている。つまり、両画像の変化量が設定値を超え
るということは、利用者が降車して本来なら両画像に変
化はみられないはずの車内に何か動く物がいるというこ
とである。
【0032】また、上記入庫室1には制御ボックス22
が設置され、該制御ボックス22の上部には操作パネル
部23が設けられている。該操作パネル部23には警報
手段としての表示部25が設けられ、該表示部25の下
方には確認入力手段としての3つの操作ボタン26a,
26b,26cが付設されている。これら3つの操作ボ
タン26a,26b,26cには人、動物及びそれ以外
の物であることが表記されている。つまり、左端の操作
ボタン26aには「人」という文字が、真ん中の操作ボ
タン26bには「動物」という文字が、右端の操作ボタ
ン26cには「物」という文字がそれぞれ表示されてい
る。
【0033】そして、上記検知装置17の比較器21
は、表示部25に接続され、上記検知装置17の検知信
号に基づき、つまり比較器21により時間差を置いた両
画像の変化量が設定値を超えて入庫車両M内に人や動物
が存在するものとみなした場合に、上記検知装置17の
検知信号が表示部25に出力され、降車した利用者に警
報を発するようにしている。また、上記表示部25から
警報を発するということは、上記表示部25に例えば
「自動車に乗っているものは何ですか」というメッセー
ジを照光方式で表示することであり、入庫車両Mから降
車した利用者はこのメッセージに応じて入庫車両Mの内
部を確認し、上記操作ボタン26a,26b,26cの
うちから1つを選択して押し、警報(メッセージ)を確
認したことを入力するようになっている。この操作ボタ
ン26a,26b,26cの操作は管理人の監視の下に
行われる。
【0034】このように、第1実施例では、入庫室1で
上昇待機中の入庫用エレベータ4上のパレットPに入庫
車両Mが乗り入れ、利用者が降車した後にテレビカメラ
18で時間差をもって撮像された2つの画像を比較し、
この両画像の変化量が設定値を超えている場合に車内に
人や動物が存在するものとみなしてその旨を表示部25
に表示するようにしている。
【0035】このことから、利用者はこの表示部25の
メッセージを確認して入庫車両Mの内部に人や動物が取
り残されていることを知ることができ、入庫車両Mを人
や動物を乗せたまま駐車部3に格納するという事態をな
くすことができる。
【0036】また、利用者は表示部25のメッセージを
確認した後、操作ボタン26a,26b,26cのうち
から該当するボタンを押して上記メッセージを確認した
ことを入力するようにしていることから、利用者が入庫
庫車両Mの内部にあるものが何であるかを直接に意思表
示することとなり、これにより故意に不正利用した場合
の責任の所在を明らかにすることができ、管理人や駐車
場経営者側の責任負担を軽減することができる。
【0037】なお、この第1実施例では、テレビカメラ
18で入庫車両Mの内部を撮像してその画像変化を検知
するようにしたが、入庫車両M内に人や動物がいる場合
には内部の人等が動くことによって車体が揺れるので、
車体が揺れることによる入庫車両Mとその外部の画像変
化によって車内に人等がいるか否かを判定するようにし
てもよい。この際、入庫車両M以外の原因による車体の
揺れが問題になることがあるが、このときには、入庫車
両Mを搭載しているパレットPの画像をも同時に撮像
し、パレットPの揺れが大きいときには外部からの振動
であると判断すればよい。
【0038】(第2実施例)図5は第2実施例に係る車
両内監視装置Bの機能ブロック図である。この第2実施
例では、検知手段としての検知装置17は、光電変換素
子27と微分器28とを備えてなるものであり、上記光
電変換素子27は入庫車両M内の光量(明るさ)の経時
変化を時間関数として検知し、これを上記微分器28で
微分してその値が所定値を超えた場合に、入庫車両M内
に人や動物が存在するものとみなして表示部25に出力
するようになっている。この表示部25及び操作ボタン
26a,26b,26cは第1実施例の場合と同様に構
成されている。
【0039】したがって、この第2実施例では、第1実
施例と同様の作用効果を奏することができるものであ
る。
【0040】(第3実施例)図6は第3実施例に係る車
両内監視装置Bの機能ブロック図である。この第3実施
例では、検知手段としての検知装置17は、光電変換素
子27、ADコンバータ19、光量メモリ29及び光量
判定手段としての比較器30を備えている。なお、表示
部25及び操作ボタン26a,26b,26cは第1実
施例の場合と同様に構成されている。
【0041】そして、上記光電変換素子27は入庫車両
M内の光量(明るさ)の経時変化を検知し、これがAD
コンバータ19に入力されてデジタル化され、このデジ
タル化された情報が光量メモリ29に入力されて記憶さ
れる。また、上記光電変換素子27は、乗入れ当初に光
量を検知してから所定時間経過後に再度、入庫車両M内
を検知し、この光量が上記ADコンバータ19に入力さ
れ、上記比較器30で上記光量メモリ29に記憶した乗
入れ当初の光量とその後の所定時間経過後の光量とが比
較され、この両光量の変化量が設定値を超えた場合に入
庫車両M内に人や動物が存在するものとみなすようにな
されている。つまり、両光量の変化量が設定値を超える
ということは、利用者が降車して本来なら両光量に変化
はみられないはずの車内に何か動く物がいるということ
である。
【0042】したがって、この第3実施例においても、
第1実施例と同様の作用効果を奏することができるもの
である。
【0043】(第4実施例)図7は第4実施例に係る車
両内監視装置Bの機能ブロック図である。この第4実施
例では、検知手段としての検知装置17は、音量センサ
31、ADコンバータ19、フィルタ32、音量メモリ
33及び音量判定手段としての比較器34を備えてい
る。なお、表示部25及び操作ボタン26a,26b,
26cは第1実施例の場合と同様に構成されている。
【0044】そして、上記音量センサー31は入庫車両
M内の音量の経時変化を検知し、これがADコンバータ
19に入力されてデジタル化され、さらに、フィルタ3
2でサンプリングに適さない雑音等の不安定要素を取り
除いた後、音量メモリ33に入力されて記憶される。ま
た、上記音量センサ31は、乗入れ当初に音量を検知し
てから所定時間経過後に再度、入庫車両M内を検知し、
この音量が上記ADコンバータ19に入力され、上記比
較器34で上記音量メモリ33に記憶した乗入れ当初の
音量とその後の所定時間経過後の音量とが比較され、こ
の両音量の変化量が設定値を超えた場合に入庫車両M内
に人や動物が存在するものとみなすようになされてい
る。つまり、両音量の変化量が設定値を超えるというこ
とは、利用者が降車して本来なら両音量に変化はみられ
ないはずの車内に何か動く物がいるということである。
【0045】したがって、この第4実施例においても、
第1実施例と同様の作用効果を奏することができるもの
である。
【0046】(第5実施例)図8は第5実施例に係る車
両内監視装置Bの機能ブロック図である。この第5実施
例では、検知手段が振動センサ35であり、該振動セン
サ35で入庫車両Mの振動量の経時変化を検知し、この
検知信号を表示部25に出力するようになっている。こ
の表示部25及び操作ボタン26a,26b,26cは
第1実施例の場合と同様に構成されている。
【0047】したがって、この第5実施例においても、
第1実施例と同様の作用効果を奏することができるもの
である。
【0048】(第6実施例)図9は第6実施例に係る車
両内監視装置Bの機能ブロック図である。この第6実施
例では、検知手段としての検知装置17は、振動センサ
35、ADコンバータ19、フィルタ32、振動量メモ
リ36及び振動量判定手段としての比較器37を備えて
いる。なお、表示部25及び操作ボタン26a,26
b,26cは第1実施例の場合と同様に構成されてい
る。
【0049】そして、上記振動センサ35は入庫車両M
内の振動量の経時変化を検知し、これがADコンバータ
19に入力されてデジタル化され、さらに、フィルタ3
2でサンプリングに適さない振動等の不安定要素を取り
除いた後、振動量メモリ36に入力されて記憶される。
また、上記振動センサ35は、乗入れ当初に振動量を検
知してから所定時間経過後に再度、入庫車両M内を検知
し、この振動量が上記ADコンバータ19に入力され、
上記比較器37で上記振動量メモリ36に記憶した乗入
れ当初の振動量とその後の所定時間経過後の振動量とが
比較され、この両振動量の変化量が設定値を超えた場合
に入庫車両M内に人や動物が存在するものとみなすよう
になされている。つまり、両振動量の変化量が設定値を
超えるということは、利用者が降車して本来なら両振動
量に変化はみられないはずの車内に何か動く物がいると
いうことである。
【0050】したがって、この第6実施例においても、
第1実施例と同様の作用効果を奏することができるもの
である。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1〜9に係
る本発明によれば、車乗入れ部に乗り入れた入庫車両の
内部に人や動物が存在することを利用者の降車後に車内
の画像変化、光量変化、音量変化、振動変化等によって
検知し、降車した利用者に警報を発するようにしたの
で、利用者は車載パレットを駐車部に格納する前に車内
に人や動物が取り残されていることを知って、人や動物
が駐車部に閉じ込められることを未然に回避することが
できる。
【0052】特に、請求項8及び9に係る本発明によれ
ば、降車した利用者が警報を確認したことを入力する確
認入力手段(操作ボタン)を警報手段に付設したので、
責任の所在が利用者側にあることが利用者の直接の意思
表示によって明確になり、管理人や駐車場経営者側の責
任負担を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】機械式駐車場の概略構成図である。
【図2】車乗入れ部の断面図である。
【図3】操作パネル部の構成図である。
【図4】第1実施例の機能ブロック図である。
【図5】第2実施例の機能ブロック図である。
【図6】第3実施例の機能ブロック図である。
【図7】第4実施例の機能ブロック図である。
【図8】第5実施例の機能ブロック図である。
【図9】第6実施例の機能ブロック図である。
【符号の説明】
1 入庫室(車乗入れ部) 17 検知装置(検知手段) 18 テレビカメラ 21 比較器(画像判定手段) 25 表示部(警報手段) 26a 操作ボタン(確認入力手段) 26b 操作ボタン(確認入力手段) 26c 操作ボタン(確認入力手段) 27 光電変換素子 28 微分器 30 比較器(光量判定手段) 31 音量センサ 34 比較器(音量判定手段) 35 振動センサ 37 比較器(振動量判定手段) A 機械式駐車場 B 車両内監視装置 M 入庫車両

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機械式駐車場の車乗入れ部に設けられ、
    該車乗入れ部に乗り入れた入庫車両の内部を監視する車
    両内監視装置であって、 利用者が上記入庫車両から降車した後に、該入庫車両の
    内部に人や動物が存在することを検知する検知手段と、 該検知手段の検知信号に基づき、降車した利用者に警報
    を発する警報手段とを備えていることを特徴とする機械
    式駐車場の車両内監視装置。
  2. 【請求項2】 検知手段は、入庫車両内の画像の経時変
    化を検知するテレビカメラと、該テレビカメラによって
    検知された乗入れ当初の画像とその後の所定時間経過後
    の画像とを比較し、両画像の変化量が設定値を超えた場
    合に入庫車両内に人や動物が存在するものとみなす画像
    判定手段を備えていることを特徴とする請求項1記載の
    機械式駐車場の車両内監視装置。
  3. 【請求項3】 検知手段は、入庫車両内の光量の経時変
    化を時間関数として検知する光電変換素子と、該光電変
    換素子で時間関数として検知した光量の経時変化を微分
    する微分器とを備え、上記検知された時間関数としての
    光量の経時変化を上記微分器で微分してその値が所定値
    を超えた場合に、入庫車両内に人や動物が存在するもの
    とみなして警報手段に出力するようになされていること
    を特徴とする請求項1記載の機械式駐車場の車両内監視
    装置。
  4. 【請求項4】 検知手段は、入庫車両内の光量の経時変
    化を検知する光電変換素子と、該光電変換素子によって
    検知された乗入れ当初の光量とその後の所定時間経過後
    の光量とを比較し、両光量の変化量が設定値を超えた場
    合に入庫車両内に人や動物が存在するものとみなす光量
    判定手段を備えていることを特徴とする請求項1記載の
    機械式駐車場の車両内監視装置。
  5. 【請求項5】 検出手段は、入庫車両内の音量の経時変
    化を検知する音量センサと、該音量センサによって検知
    された乗入れ当初の音量とその後の所定時間経過後の音
    量とを比較し、両音量の変化量が設定値を超えた場合に
    入庫車両内に人や動物が存在するものとみなす音量判定
    手段を備えていることを特徴とする請求項1記載の機械
    式駐車場の車両内監視装置。
  6. 【請求項6】 検知手段は、入庫車両の振動量の経時変
    化を検知する振動センサを備えていることを特徴とする
    請求項1記載の機械式駐車場の車両内監視装置。
  7. 【請求項7】 検知手段は、入庫車両の振動量の経時変
    化を検知する振動センサと、該振動センサによって検知
    された乗入れ当初の振動量とその後の所定時間経過後の
    振動量とを比較し、両振動量の変化量が設定値を超えた
    場合に入庫車両内に人や動物が存在するものとみなす振
    動量判定手段を備えていることを特徴とする請求項1記
    載の機械式駐車場の車両内監視装置。
  8. 【請求項8】 警報手段には、降車した利用者が警報を
    確認したことを入力する確認入力手段が付設されている
    ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の
    機械式駐車場の車両内監視装置。
  9. 【請求項9】 確認入力手段は、人、動物及びそれ以外
    の物であることを表記した操作ボタンであることを特徴
    とする請求項8記載の機械式駐車場の車両内監視装置。
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