JP3198317B2 - 機械式駐車設備の安全装置 - Google Patents

機械式駐車設備の安全装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車内の移動物体を自動
的に検出することによって安全性の向上を図った機械式
駐車設備の安全装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、機械式駐車設備における入出庫口
位置において、駐車設備内に人がいる状態で不用意に駐
車設備が駆動されると危険であることから、この種の機
械式駐車設備の安全装置として、入出庫口における駐車
設備内の人の有無を光電管、マットスイッチ、超音波セ
ンサ、焦電センサやITVカメラの画像処理等により検
出し、駐車設備内に人が検知される場合には駐車設備が
駆動されないように構成した無人監視システムがあっ
た。
【0003】例えば、特公平3ー44607号公報に開
示の如くである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の無人監視システムの安全装置にあっては、車両の外
部、即ち車外の通路部等における人の検知を目的とした
ものであり、車両の内部、即ち車内に人がいるかどうか
を検出する機能は何等有していなかった。また、従来の
センサによる上記手段においては車内に閉じこめられた
人の有無を検出することは不可能であった。
【0005】従って、入出庫口から車両搭載台に入庫し
た車両から人が車外に出る前に、オペレータもしくはド
ライバーの不注意により、誤って駐車設備が駆動された
場合、車内に閉じこめられた人があわてて車外に出よう
とし、機械に挟まれたり、落下する等の事故が発生する
おそれがある。
【0006】そこで、本発明は上記問題点に鑑み、車内
に閉じこめられた状態での駐車設備の駆動を有効に防止
することによって安全性の向上を図った機械式駐車設備
の安全装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の第1の技術的手段は、多数の車両搭載台を格納し、こ
れらを駆動手段により移送することによって入出庫口か
ら車両の入出庫を行う機械式駐車設備において、入出庫
口から車両搭載台に入庫された車両の車内を撮像する撮
像装置と、該撮像装置により連続的にもしくは断続的に
撮像された各画像信号をそれぞれ2値化画像処理すると
共に、前記2値化処理した画像データを比較する画像処
理装置と、前記画像データの比較で一致しない場合に前
記駆動手段を停止状態でロックさせる制御部とが備えら
れてなる点にある。
【0008】また、上記目的を達成するための第2の技
術的手段は、多数の車両搭載台を格納し、これらを駆動
手段により移送することによって入出庫口から車両の入
出庫を行う機械式駐車設備において、入出庫口から車両
搭載台に入庫された車両の車内を撮像する撮像装置と、
該撮像装置により連続的にもしくは断続的に撮像された
各画像信号をそれぞれ2値化画像処理すると共に、前記
撮像された撮像エリアを複数の分割エリアに分割し、か
つ各分割エリア毎に前記2値化処理した画像データをそ
れぞれ増減比較する画像処理装置と、前記各分割エリア
毎の比較で画像データの増減が生じた分割エリアが存在
する場合に前記駆動手段を停止状態でロックさせる制御
部とが備えられてなる点にある。
【0009】さらに、上記目的を達成するための第3の
技術的手段は、多数の車両搭載台を格納し、これらを駆
動手段により移送することによって入出庫口から車両の
入出庫を行う機械式駐車設備において、入出庫口から車
両搭載台に入庫された車両の車内を撮像する撮像装置
と、該撮像装置により連続的にもしくは断続的に撮像さ
れた各画像信号をそれぞれ2値化画像処理すると共に、
前記2値化処理した画像データを撮像エリア内における
画像データの分布データとしてそれぞれ比較する画像処
理装置と、前記分布データの比較で画像データの分布が
一致しない場合に前記駆動手段を停止状態でロックさせ
る制御部とが備えられてなる点にある。
【0010】また、上記手段において、前記入出庫口か
ら車両搭載台に入庫された車両の車内を照射する照明器
具を備える構造としてもよい。
【0011】
【作用】第1発明によれば、入出庫口から車両搭載台に
車両が入庫されると、撮像装置によって車両の車内が連
続的にもしくは断続的に撮像される。
【0012】画像処理装置は、撮像装置により撮像され
た各画像信号をそれぞれ2値化画像処理すると共に、2
値化処理した画像データを比較し、画像データに違いが
生じていない場合には、車内に移動物体が存在しないと
判断して、後続の入出庫操作が可能とされる。
【0013】一方、画像データに違いが生じている場合
には、車内にまだ人等の移動物体が存在すると判断し
て、制御部は車両搭載台を移送する駆動手段を停止状態
でロックさせる。従って、後続の入出庫操作が防止で
き、ここに車内に人が閉じこめられた状態での車両の移
送が有効に防止でき、安全性が向上する。
【0014】また、第2発明によれば、画像処理装置
は、撮像装置により撮像された各画像信号をそれぞれ2
値化画像処理すると共に、撮像された撮像エリアを複数
の分割エリアに分割し、各分割エリア毎に前記2値化処
理した画像データをそれぞれ増減比較する。
【0015】そして、各分割エリア毎の比較で画像デー
タの増減が生じた分割エリアが存在しない場合には、車
内に移動物体が存在しないと判断して、後続の入出庫操
作が可能とされる。
【0016】一方、各分割エリア毎の比較で画像データ
の増減が生じた分割エリアが存在する場合には、車内に
まだ人等の移動物体が存在すると判断して、制御部は車
両搭載台を移送する駆動手段を停止状態でロックさせ
る。従って、後続の入出庫操作が防止でき、ここに車内
に人が閉じこめられた状態での車両の移送が有効に防止
でき、安全性が向上する。
【0017】さらに、第3発明によれば、画像処理装置
は、撮像装置により撮像された各画像信号をそれぞれ2
値化画像処理すると共に、2値化処理した画像データを
撮像エリア内における画像データの分布データとして比
較し、この分布データに違いが生じていない場合には、
車内に移動物体が存在しないと判断して、後続の入出庫
操作が可能とされる。
【0018】一方、分布データに違いが生じている場合
には、車内にまだ人等の移動物体が存在すると判断し
て、制御部は車両搭載台を移送する駆動手段を停止状態
でロックさせる。従って、後続の入出庫操作が防止で
き、ここに車内に人が閉じこめられた状態での車両の移
送が有効に防止でき、安全性が向上する。
【0019】また、上記各発明において、入出庫口から
車両搭載台に入庫された車両の車内を照射する照明器具
を備えた構造によれば、車内が暗いことによって生じる
撮像装置の撮像時におけるデータ量不足が解消でき、信
頼性が向上する。
【0020】
【実施例】以下、本願にかかる発明の実施例を図面に基
づいて説明すると、図1および図2は機械式駐車設備と
しての垂直循環式駐車設備1における駐車構造物2の最
下部に位置した地上階の平面図および側面図を示してい
る。
【0021】そして、駐車構造物2内には、従来同様
に、垂直方向に環状配置された多数の車両搭載台として
のケージ3が具備されており、上下のスプロケット20
間にわたって巻き掛けられた前後一対の無端チェーン2
1に、各ケージ3がアタッチメント22を介してそれぞ
れ連結され、駆動手段による無端チェーン21の移動に
より各ケージ3が循環移送されるように構成されてい
る。
【0022】また、車両乗入位置としての地上階には、
入出庫口4が設けられており、この入出庫口4から、駐
車構造物2内部のケージ着床ピット5に移送されて待機
しているケージ3に、車両6を乗り入れるように構成さ
れている。
【0023】また、入出庫口4には入口扉(図示省略)
が開閉制御自在に設けられ、駐車構造物2の外壁部には
駐車設備1を操作するための操作盤(図示省略)が設け
られている。
【0024】さらに、駐車設備1内の奥側正面に、ケー
ジ着床ピット5に位置するケージ3上に乗り入れられた
車両6の内部、いわゆる車内を撮像すべく、撮像装置と
してのITVカメラ8(テレビカメラ)が備えられると
共に、同ケージ3上に乗り入れられた車両6の車内を照
射すべく、照明器具としての投光器9が備えられてい
る。
【0025】図3は安全装置にかかるブロック図を示し
ており、画像処理装置11および制御部12が備えられ
いる。そして、ITVカメラ8から取り込まれた画像信
号は、A/Dコンバータ・2値化処理部13において、
ディジタルデータに変換されると共に2値化画像処理さ
れ、2値化処理された画像データがメモリコントロール
14による制御の下で画像メモリ15に順次書き込まれ
て記憶される。
【0026】また、CPU16は、カウンタ17を介し
て前記画像メモリ15にアクセスし、そこに記憶された
画像データを順次取り込んで、その撮像エリアを複数の
分割エリアにそれぞれ小分割すると共に、各分割エリア
毎に2値化処理した画像データをそれぞれ比較して増減
があるかどうかを判定する。
【0027】そして、画像データの増減が生じた分割エ
リアが存在する場合には、制御部12のコントローラ1
8に警報信号を出力する。一方、コントローラ18に警
報信号が入力されると、コントローラ18はケージ3を
移送する駆動手段を停止状態でロックさせるように制御
する。また、このコントローラ18に対する警報信号の
入力によって、スピーカからの音声による警報やランプ
の点灯によってオペレータ等に知らせるように制御して
もよい。
【0028】次に、安全装置の処理手順を図4および図
5に示すフローチャートに従って説明する。
【0029】まず、操作盤の操作によってケージ着床ピ
ット5に移送されたケージ3に車両6が入庫され(ステ
ップS1)、入出庫口4の入口扉が閉じられると(ステ
ップS2)、ステップS3に移行して、投光器9がON
操作される。
【0030】次に、ステップS4に移行して、駐車設備
1の機械の起動があるかどうかが判断され、機械の起動
がなければ、制御部12のコントローラ18から画像処
理装置11のCPU16に画像処理指令が出力され、ス
テップS5に移行して、ITVカメラ8によって入庫さ
れた車両6の車内が連続的にもしくは断続的に撮像され
る。例えば、この場合の撮像された原画像は図6に示さ
れる如くである。
【0031】その後、ステップS6に移行して、前記撮
像された各画像信号をそれぞれ2値化画像処理し、画像
メモリ15に順次書き込まれて記憶される。この場合、
図7に示されるようなエッジ画像が得られる。
【0032】次に、ステップS7に移行して、前記撮像
された撮像エリアが複数の分割エリアに小分割され、エ
リアのブロック化処理がなされる。例えば、図7の仮想
線で示される如く、撮像エリアが〜の9ブロックの
分割エリアに分割される。
【0033】そして、分割エリアの各ブロック毎に画像
データがカウントされ(ステップS8)、前の画像デー
タと比較される(ステップS9)。そして、ブロック化
された各分割エリア毎に画像データに増減があるかどう
かが判断され(ステップS10)、画像データの増減が
生じた分割エリアが存在しない場合には、ステップS4
に戻る。
【0034】一方、車内に人が閉じこめられている場合
においては、車内での人の動きによって例えば図8に示
されるような画像データが得られ、前の画像データ(例
えば図7)との比較によって、の各分割エリアに
おいて画像データに増減があると判断され、CPU16
からコントローラ18に警報信号が出力され、ステップ
S11に移行する。
【0035】ステップS11においては、画像処理装置
11側からの警報信号に基づき、制御部12はケージ3
を移送する駆動手段を停止状態でロックさせ、駐車設備
1の機械の運転がロックされる。
【0036】その後、ステップS12に移行して、入口
扉が開操作され、投光器9がOFF操作される(ステッ
プS13)。
【0037】そして、車内に人の閉じこめ等がない場合
には、前記ステップS4〜ステップS10の処理が繰り
返され、この状態において、入出庫操作があれば、駐車
設備1の機械の起動により、ステップS4からステップ
S13に移行し、通常の入出庫がなされる。
【0038】以上のように、本実施例によれば、車内に
人の閉じ込め等がない場合には、後続の入出庫操作が通
常どうり可能とされ、オペレータやドライバーの確認不
足により万が一、車内に人が閉じ込められた場合であっ
ても、車内の移動物体を自動的に検出し、駆動手段を停
止状態でロックさせるため、後続の入出庫操作が防止で
き、ここに事故の発生が未然に防止でき、安全性の向上
が図れる。
【0039】また、投光器9によって車内を照射してい
るため、ITVカメラ8による撮像時におけるデータ量
不足が解消でき、信頼性に優れる。
【0040】次に、本願にかかる他の発明の実施例につ
き説明する。この際、前記発明の実施例と同様構成部分
は同一符号を付し、その説明を省略する。
【0041】例えば、図3におけるカウンタ17に代え
て、コンパレータが採用され、他の部分は前記発明の実
施例と同様に構成されている。
【0042】この場合、ITVカメラ8から取り込まれ
た画像信号は、A/Dコンバータ・2値化処理部13に
おいて、ディジタルデータに変換されると共に2値化画
像処理され、2値化処理された画像データをさらに撮像
エリア内における分布データとしてメモリコントロール
14による制御の下で画像メモリ15に順次書き込まれ
て記憶される。
【0043】また、CPU16は、コンパレータを介し
て前記画像メモリ15にアクセスし、そこに記憶された
画像データの分布データを順次取り込んで、2値化処理
した画像データの分布データを比較して違いがあるかど
うかを判定する。この画像データの分布データとは、例
えば2値化処理された2値信号の「0」、「1」のいず
れか一方または両方の撮像エリア内における平面座標デ
ータであったり、配列データであったりする。
【0044】そして、この分布データに違いが生じた場
合には、制御部12のコントローラ18に警報信号を出
力し、後は先の前記発明の実施例と同じ処理を行う。
【0045】即ち、この実施例の場合、撮像エリアを分
割せずに1つのエリアとして認識するため、同一エリア
内で起こる物体の移動では2値化画像データの増減を生
じず、人の閉じこめ等が先の前記発明の実施例のように
検知できない。そのため、画像データの増減ではなく、
データの位置を座標や配列等で記憶して比較し、その違
いを監視する方式とされている。
【0046】次に、この実施例における安全装置の処理
手順を図9および図10に示すフローチャートに従って
説明する。
【0047】先の前記発明の実施例と同様、操作盤の操
作によってケージ着床ピット5に移送されたケージ3に
車両6が入庫され(ステップS21)、入出庫口4の入
口扉が閉じられると(ステップS22)、ステップS2
3に移行して、投光器9がON操作される。
【0048】次に、ステップS24に移行して、駐車設
備1の機械の起動があるかどうかが判断され、機械の起
動がなければ、制御部12のコントローラ18から画像
処理装置11のCPU16に画像処理指令が出力され、
ステップS25に移行して、ITVカメラ8によって入
庫された車両6の車内が連続的にもしくは断続的に撮像
される。
【0049】その後、ステップS26に移行して、前記
撮像された各画像信号はそれぞれ2値化画像処理され、
図7に示されるようなエッジ画像が得られると、ステッ
プS27に移行し、その2値化された画像データを分布
データに変換する分布処理がなされ、画像メモリ15に
順次書き込まれて記憶される。
【0050】次に、ステップS28で、前の画像データ
と比較されて、ステップS29で分布データに違いがあ
るかどうかが判断され、違いが生じていない場合にはス
テップS24に戻る。
【0051】また、車内に人がいて、その人の動きによ
り分布データに違いがあれば、CPU16からコントロ
ーラ18に警報信号が出力され、ステップS30に移行
する。
【0052】そして、先の発明の実施例と同様に、ステ
ップS30において画像処理装置11側からの警報信号
に基づき、制御部12はケージ3を移送する駆動手段を
停止状態でロックさせ、駐車設備1の機械の運転がロッ
クされる。その後、ステップS31に移行して、入口扉
が開操作され、投光器9がOFF操作される(ステップ
S32)。
【0053】また、車内に人の閉じこめ等がない場合に
は、前記ステップS24〜ステップS29の処理が繰り
返され、この状態において、入出庫操作があれば、駐車
設備1の機械の起動により、ステップS24からステッ
プS32に移行し、通常の入出庫がなされる。
【0054】以上のように、この実施例によっても先の
発明の実施例と同様の効果が得られる。
【0055】なお、上記各実施例においては、垂直循環
式駐車設備1に車両6が入庫され、入口扉閉完了後に画
像処理を開始し、後続の入出庫操作により駐車設備1の
機械が起動する直前まで処理を継続する場合を示してい
るが、この処理は車両6の停車直後から開始する方法と
してもよく、また、一定時間経過後に処理を打ち切る方
法としてもよい。
【0056】さらに、ITVカメラ8や投光器9が各1
台使用された構造を示しているが、それぞれ複数台設置
する構造としてもよい。この場合、情報の信頼性がより
向上する。
【0057】また、上記各実施例において、垂直循環式
駐車設備1に実施したものを示しているが、多層循環方
式の駐車設備や水平循環方式の駐車設備、またはエレベ
ータ方式の駐車設備等、機械方式で車両搭載台を移動さ
せて入出庫口4に呼び出し、入出庫を行なう全ての機械
式駐車設備に適用してもよい。
【0058】
【発明の効果】以上のように、本発明にかかる機械式駐
車設備の安全装置によれば、万が一、車内に人が閉じ込
められた場合であっても、車内の移動物体を自動的に検
出して、車両の移送を有効に防止できるため、事故の発
生が未然に防止でき、安全性の向上が図れる。
【0059】また、入出庫口から車両搭載台に入庫され
た車両の車内を照射する照明器具を備えた構造において
は、車内が暗いことによって生じる撮像装置の撮像時に
おけるデータ量不足が解消でき、信頼性が向上するとい
う利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される機械式駐車設備の一例とし
ての垂直循環式駐車設備の入出庫口位置における概略平
面図である。
【図2】同概略側面図である。
【図3】本願にかかる発明の実施例におけるブロック図
である。
【図4】本願にかかる発明の実施例における処理を示す
フローチャートである。
【図5】本願にかかる発明の実施例における処理を示す
フローチャートである。
【図6】処理画像の説明図である。
【図7】処理画像の説明図である。
【図8】処理画像の説明図である。
【図9】本願にかかる別の発明の実施例における処理を
示すフローチャートである。
【図10】本願にかかる別の発明の実施例における処理
を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 垂直循環式駐車設備 2 駐車構造物 3 ケージ 4 入出庫口 6 車両 8 ITVカメラ 9 投光器 11 画像処理装置 12 制御部 13 A/Dコンバータ・2値化処理部 14 メモリコントロール 15 画像メモリ 16 CPU 17 カウンタ 18 コントローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04H 6/00 - 6/42 H04N 7/18 G08B 13/194 - 13/196

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の車両搭載台を格納し、これらを駆
    動手段により移送することによって入出庫口から車両の
    入出庫を行う機械式駐車設備において、 入出庫口から車両搭載台に入庫された車両の車内を撮像
    する撮像装置と、該撮像装置により連続的にもしくは断
    続的に撮像された各画像信号をそれぞれ2値化画像処理
    すると共に、前記2値化処理した画像データを比較する
    画像処理装置と、前記画像データの比較で一致しない場
    合に前記駆動手段を停止状態でロックさせる制御部とが
    備えられてなる機械式駐車設備の安全装置。
  2. 【請求項2】 多数の車両搭載台を格納し、これらを駆
    動手段により移送することによって入出庫口から車両の
    入出庫を行う機械式駐車設備において、 入出庫口から車両搭載台に入庫された車両の車内を撮像
    する撮像装置と、該撮像装置により連続的にもしくは断
    続的に撮像された各画像信号をそれぞれ2値化画像処理
    すると共に、前記撮像された撮像エリアを複数の分割エ
    リアに分割し、かつ各分割エリア毎に前記2値化処理し
    た画像データをそれぞれ増減比較する画像処理装置と、
    前記各分割エリア毎の比較で画像データの増減が生じた
    分割エリアが存在する場合に前記駆動手段を停止状態で
    ロックさせる制御部とが備えられてなる機械式駐車設備
    の安全装置。
  3. 【請求項3】 多数の車両搭載台を格納し、これらを駆
    動手段により移送することによって入出庫口から車両の
    入出庫を行う機械式駐車設備において、 入出庫口から車両搭載台に入庫された車両の車内を撮像
    する撮像装置と、該撮像装置により連続的にもしくは断
    続的に撮像された各画像信号をそれぞれ2値化画像処理
    すると共に、前記2値化処理した画像データを撮像エリ
    ア内における画像データの分布データとしてそれぞれ比
    較する画像処理装置と、前記分布データの比較で画像デ
    ータの分布が一致しない場合に前記駆動手段を停止状態
    でロックさせる制御部とが備えられてなる機械式駐車設
    備の安全装置。
  4. 【請求項4】 前記入出庫口から車両搭載台に入庫され
    た車両の車内を照射する照明器具が備えられてなる請求
    項1、2または3記載の機械式駐車設備の安全装置。
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CN104594691A (zh) * 2014-11-14 2015-05-06 梁崇彦 一种升降横移类停车设备的泊车提示系统

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