JP2008230805A - エレベータ防犯システム - Google Patents

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Kiyoshi Kobayashi
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Abstract

【課題】防犯管理者に異常事態を迅速に報知でき、その最善の対応策を提供できる。
【解決手段】エレベータ防犯システム1は、エレベータの乗りかご2内およびホール3の利用状況の監視情報を生成する監視手段4と、監視情報を通知する情報端末7Aが設けられて防犯管理者8が常駐する防犯管理室6と、乗りかご2内またはホール3に設けられて利用者の異常事態を通報する異常通報手段25と、監視手段4の監視情報または異常通報手段25の通報により異常事態発生を検知する異常検知手段11と、異常事態が検知されたときに呼び登録された目的階の設定に拘わらず防犯管理室6が設置された特定階5または防犯管理者8により予め設定された特定階9へ乗りかご2,2bを直行させドア20を開放させて乗りかご2,2bを待機させると共に他の階床からの呼びの割付を禁止するようにエレベータの運行を制御する異常時運行制御手段12を備える。
【選択図】図1

Description

本発明はエレベータ防犯システムに関し、特に、かご内で犯罪行為等が発生することによる異常事態を警備員などの防犯管理者に通報するだけでなく異常事態の発生したかごを防犯管理者の待機する階床まで自動誘導するエレベータ防犯システムに関する。
一般的に、エレベータの防犯機能としては、かごを各階停止にしたり、かご内に防犯カメラを設置しておいて防犯カメラの映像を警備員、管理人、監視員等の防犯管理者が目視によりあるいは画像処理装置を用いて異常事態を検出したりして、エレベータのかご内における犯罪や異常行動の発生に対処している。
従来、このようなエレベータのかご内の異常を検出するものとして、特許文献1に記載された「エレベータかご内異常検出装置」が提案されている。この異常検出装置は、エレベータかごに設けられ、かご内の輝度空間分布の変化を検出する空間フィルタと、この空間フィルタの出力周波数を検出する周波数判定器とからなり、この周波数判定器は前記空間フィルタの出力周波数が所定値を超えた場合に各種安全装置を作動させるものである。
特開昭57−102481号公報
しかしながら、例えば、特許文献1に記載されたような、従来のエレベータの異常検出装置によれば、かご内の輝度空間分布を検出しているだけであるので、かご内の照明環境に変化が生じているということは検出することができるが、かご内で具体的に如何なる事態が生じているのかについては、防犯管理者からはかご内の状況の把握と分析とを全く行なうことができないという問題がある。
なお、本明細書においては、エレベータのかご内の安全を確保するために職務を遂行する監視センターの監視員や、エレベータが設置された建物の管理を含むかご内の安全管理を行なう管理人や、エレベータかごを含めて前記建物を警備する警備員・ガードマンなど防犯上の管理全般を行なう人を、「防犯管理者」と定義する。
また、かご内の異常がもしも犯罪であった場合、かご内にいる正規の利用者は犯罪者と共にかご内にいることになるため、いたずらに軽挙妄動することは危険を招来する結果となるので、たとえかご内の異常を検出できたとしても犯罪や異常への対策とはなり得ないという問題がある。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、異常事態の発生を防犯管理者に対して迅速に報知できると同時にその後の異常事態に対して最善の対応策で対応するエレベータ防犯システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、基本概念としての本発明の第1構成に係るエレベータ防犯システムは、エレベータの乗りかご内およびエレベータホールにおける利用状況を監視して監視情報を生成する監視手段と、前記監視手段からの前記監視情報を通知する情報端末が設けられると共に防犯管理者が常駐する防犯管理室と、前記乗りかご内または前記ホールに設けられて、エレベータの利用者が犯罪行為を含む異常事態に遭遇したときに前記異常事態を通報する異常通報手段と、前記監視手段からの前記監視情報により、または、前記異常通報手段からの通報により異常事態の発生を検知する異常検知手段と、前記異常検知手段により前記異常事態が検知されたときに、呼び登録された目的階の設定に拘わらず、前記防犯管理室が設置された特定階、または、前記防犯管理者により予め設定された特定階へ前記乗りかごを直行させてドアを開放させて前記乗りかごを待機させると共に他の階床からの呼びの割付を禁止するようにエレベータの運行を制御する異常時運行制御手段とを備えることを特徴とする。
第2構成のエレベータ防犯システムは、第1構成のシステムにおいて、前記監視手段は前記乗りかご内または前記ホールに設置された防犯カメラおよび防犯センサを含み、前記異常通報手段は前記利用者から前記防犯管理者へ非常事態の発生を通知する非常電話および非常通報ボタンを含み、前記異常時運行制御手段は前記監視手段の監視結果に基づいて前記異常通報手段が前記犯罪行為の発生を通報したときに前記特定階へのエレベータの運行を制御することを特徴とする。
第3構成のエレベータ防犯システムは、第1構成のシステムにおいて、前記異常時運行制御手段は、前記エレベータの利用時間、利用者、利用階床を限定させて運行を制御する機能を備える運行制御装置に組み込まれ、前記異常通報手段は前記運行制御装置により限定された運行状態を逸脱する呼び登録がなされたときに前記異常事態の発生を検知し、前記異常時運行制御手段は前記乗りかごの所定の異常時運行を制御することを特徴とする。
第4構成のエレベータ防犯システムは、第1構成のシステムにおいて、前記異常時運行制御手段は、複数台のエレベータの運行を統合的に制御する運行制御装置に組み込まれ、前記異常通報手段が特定の乗りかご内の前記異常事態を検知したとき、前記異常時運行制御手段は前記異常事態が検知された前記特定の乗りかごに対して所定の異常時運行を制御すると共に、前記特定乗りかご以外の乗りかごであって前記異常事態が発生している階床への運行に最も適した最適乗りかごを選択して、前記最適乗りかごを前記防犯管理室または前記防犯管理者が所在する階床から前記特定乗りかごが停止してドアを開放されている階床へと運行する異常時呼び登録を設定して複数の乗りかごを統合的に制御することを特徴とする。
第5構成のエレベータ防犯システムは、第1構成のシステムにおいて、前記異常時運行制御手段は、前記最適乗りかごに設定されていた呼び登録を解除して前記異常時呼び登録を設定し、前記最適乗りかごに対して優先的なかご呼び登録および特定階への直行運転の呼び割付を行なうことを特徴とする。
第6構成のエレベータ防犯システムは、第1ないし第5構成のシステムにおいて、前記異常通報手段が前記異常事態を検知した後に、前記異常事態が検知された乗りかごに対する前記異常時運行制御手段による異常時運行制御の開始から終了に至る時間間隔における所望の時点で、前記乗りかご内での前記異常事態の発生を報知する非常警報手段をさらに備えることを特徴とする。
第7構成のエレベータ防犯システムは、第6構成のシステムにおいて、前記非常警報手段は、前記異常事態としての前記犯罪行為が発生している乗りかご内に設けられて、前記乗りかごが前記特定階に到着してドアが開放されて異常時運行制御が終了した時点で前記異常事態の発生を報知するかご内の非常警報装置を備えると共に、前記異常事態が発生していない箇所に設けられて、前記異常時運行制御の開始時点で前記異常事態の発生を報知するかご外の非常警報装置を備えることを特徴とする。
本発明は、異常事態の発生を防犯管理者に対して迅速に報知できると同時に異常事態への対応について防犯管理者に最善の対応策を提供することができる。
以下、添付図面を参照しながら本発明に係るエレベータ防犯システムの実施形態について詳細に説明する。
第1実施形態によるエレベータ防犯システム1は、図1に示すように、エレベータ乗りかご2やホール3に設置された監視手段4と、最寄り階例えば玄関階等の特定階5に設けられた防犯管理室6と、乗りかご2内での犯罪行為等の異常事態を通報する異常通報手段25としての非常電話15および非常ボタン19と、監視手段4の監視情報および異常通報手段25からの通報に基づいて異常を検知する異常検知手段11と、異常の発生している乗りかご2を特定階5または防犯管理者8の待機する階床である特定階9まで自動誘導する異常時運行制御手段12と、を備える。
監視手段4は、エレベータ乗りかご2内およびエレベータホール3における利用状況を常時監視する。防犯管理室6には、監視手段4から送られる利用状況に関する情報を通知する情報端末7Aが設けられると共に、防犯管理者8が常駐している。異常検知手段11は、監視手段4の監視結果および非常電話15または非常(警報)ボタン19からの通報に基づいて乗りかご2内または前記ホール3での犯罪行為を含む異常事態を検知する。異常時運行制御手段12は、異常検知手段11により異常事態が検知されたときに、呼び登録された目的階の設定に拘わらず、予め設定された玄関階としての特定階5または防犯管理者8の待機する特定階9へ乗りかご2を直行させてドア20を開放させて乗りかご2を待機させると共に他の階床からの呼びの割付を禁止するように乗りかご2の運行を制御する制御盤13へ制御信号を出力する。
異常検知手段11、異常時運行制御手段12、制御盤13は、この実施形態による運行制御装置10に組み込まれている。制御盤13は、巻上機14を駆動して乗りかご2の昇降を制御する。乗りかご2内には、例えば電話機15、音声応答装置16、非常警報ボタン19等の非常警報手段25が設けられ、各階のエレベータホール3には、音声応答装置16および呼び登録する操作パネル17が設けられている。図2には、(a)エレベータの乗りかご2の内部の構成を示す斜視図と、(b)複数のエレベータ乗りかご2a、2bが設置された玄関階等の特定階5(防犯管理室6が設置された階床)、または待機階等の特定階9(防犯管理者8の待機する階床)の配置を示す斜視図とが示されている。
図1および図2(a)に示すように、乗りかご2の内部は、ドア20の上に防犯カメラ等の監視手段4が設けられ、ドア20の近傍の壁には、非常電話15,音声装置または音声応答装置16,操作パネル17,階床表示灯17a,呼び登録ボタン18,非常警報ボタン19等が設けられており、電話機15,音声応答装置16,非常(警報)ボタン19により構成され、乗りかご2内の利用者が犯罪行為に遭遇した場合に異常を報知する異常通報手段25が設けられている。
また、図2(b)には、複数台のエレベータ乗りかご2a、2bと住居部分22を備える特定階5または9のホール3の詳細な配置が示されている。ホール3には、防犯管理者8が常駐する防犯管理室6が設置され、最寄り階例えば玄関階としての特定階5には中央入口5aおよび西口5bが設けられている。なお、図2(b)においては、防犯管理者8が常駐しているが、防犯管理室6が例えば地下階や2階ないしは3階にある場合には、このホール3は、防犯管理者8の待機する階床である特定階9であってもよい。
図3において、エレベータ乗りかご2は、防犯カメラ、重量センサあるいは振動センサ等の各種センサよりなる監視手段4と、非常電話15や非常ボタン19等を含むかご内の異常通報手段としての非常警報装置25と、(図示されない)エレベータ呼び登録装置に接続された呼び登録ボタン18を備えている。このエレベータ呼び登録ボタン18は、制御盤13に呼び登録信号を伝送して、指定のエレベータの乗りかご2を呼び寄せる。非常警報装置25からの信号を受けて、非常事態の発生した特定階としての現場階床21の乗り場であるエレベータホール30(例えば図3の4階)からホール呼びを形成して現場階床21から特定階5へ乗りかご2を呼び寄せる。
なお、画像処理技術の向上に伴い、防犯カメラ4により撮像された画像の解析も進歩しているので、防犯管理者8が防犯管理室6の情報端末の画像を目視して異常事態の発生を判断しても良いし、画像内の異常な動作を自動的に検出して犯罪行為等の発生を検知しても良い。また、重量センサや振動センサ等を組み合わせて、乗りかご2内の異常な重量変化や乗りかご2の異常な振動から乗りかご2内で異常な事態が発生していることを自動的に検出することも可能である。
図3における複数台の乗りかごが設けられている構成以外のその他の構成は、図1で説明したエレベータ防犯システムの構成と同一または相当する構成であるので、対応する構成要素に同一符号を付すことにより重複説明を省略する。
制御盤13は、上記以外の構成として利用時間帯や利用者を限定して運行させる機能を備えていても良く、このような利用の時間帯や利用主体の限定を逸脱してエレベータの呼びが登録されたときに、異常事態が発生したものと判断して、登録された目的の階床に関わらず、手動あるいは自動で予め設定された特定階5または9にエレベータを直行させ、特定階5または9に到着した時点でドア20を開放して待機し、他の呼びの割付を禁止するように運行を制御する。
以上の構成において、乗りかご2内で例えば犯罪行為等の異常事態が発生した場合、利用者は、乗りかご2内に設けられた非常警報装置25としての非常ボタン19を押下すると、押下された非常ボタン19が設けられた乗りかご2の現在位置を伝送ライン26を介して制御盤13がエレベータ呼び登録装置(図示されず)に送信する。受信された乗りかご2の現在位置情報は、乗りかご2内に設けられた表示ランプや液晶パネル等の表示装置(図示されず)や音声応答装置16に伝送され、例えば、「不審者が乗っていますので、助けて下さい」等のアナウンスを流す。このアナウンスは、各階のホール3に設けられた音声応答装置16から流されても良い。このアナウンスや光・画像等による表示装置からの非常事態の通知により、例えば図3の3階にいる防犯管理者8は現場階床21としての4階のホール30へと急行して不審者の身柄を確保することになる。
次に、図4および図5を参照して、図3に示す複数台のエレベータが就役する実施形態によるエレベータ防犯システムの動作を説明する。図4は防犯管理者が警備室等の防犯管理室6に在室する場合の動作を示すフローチャートであり、図5は防犯管理者が巡回中の動作を示すフローチャートである。通常、エレベータは複数台就役し、運行制御装置10はそれぞれの乗りかご2の現在位置や、複数の利用者による呼び登録の状況や、各号機ごとの運行状況等を絶えず制御している。また、監視手段4は、防犯カメラの画像や各種センサからの検知信号により、乗りかご2内で発生する事象を絶えず監視している。
犯罪行為等の非常事態が乗りかご2(図1)または一方の乗りかご2b(図3)内で発生したときには、監視手段4が捉えた画像や各種センサからの検知情報により防犯管理室6に在室する防犯管理者8が異常事態の発生を認識し、手動または自動により異常検知手段11を動作させる。また、犯罪行為を受けたエレベータの利用者は、図4に示すように異常通報手段である非常警報装置25の非常ボタン19等を押下して非常警報を発報させる(ステップS1)。これによって、異常検知手段11を動作させる。非常警報の発報と同時に、非常信号が運行制御装置10へ伝達される(ステップS2)。
運行制御装置10の制御盤13は、登録された目的階に拘わらず他の呼び登録の割付を禁止して、防犯管理室6が設けられた特定階5(図1、図3の場合、1階)を行き先階としてかご呼び登録する呼び登録信号を呼び登録装置に送る(ステップS3)。この呼び登録信号を受信した呼び登録装置は、特定階5(例えば1階)を行き先階としてかご呼び登録を行なう(ステップS4)。乗りかご2は、登録された目的階が設定されていてもそのまま特定階5へと直行する(ステップS5)。
特定階5に到着すると停止後、直ちにドア20を開放し、その特定階(例えば1階)で乗りかご2または2bを待機させると共に、他の階床からのその乗りかご2または2bへの呼び割り付け禁止状態を継続する(ステップ6)。防犯管理者8は、防犯カメラ4等により異常事態が発生している乗りかご2または2b内の状況を把握しているので、必要に応じて直ちに乗りかご2または2b内で犯罪行為を行なっている者の身柄の確保や、犯罪被害を受けている利用者の救助を行なう。図1に示す1台のエレベータのみを有する建物においては、動作はここで終了する。
複数台のエレベータを備える建物において、防犯管理室6のある特定階(例えば1階)5に防犯管理者が1名常駐し、他の防犯管理者8が例えば3階にいる場合には、非常事態が発生していない乗りかご2aを呼び寄せて監視員等の防犯管理者8がその乗りかご2aに乗り込む(ステップS7)。監視員は、操作パネルのボタンを押下して特定階(例えば1階)を登録する(ステップS8)。乗りかご2aは、防犯管理者8を乗せて特定階である1階へと移動し、防犯管理室6から急行してきた他の防犯管理者と協力して異常事態への対応を行なう(ステップS9)。
次に、図5を参照して、防犯管理者が巡回中の場合のエレベータ防犯システムの動作について説明する。防犯管理者8が巡回中に、犯罪行為等の非常事態が乗りかご2(図1)または一方の乗りかご2b(図3)内で発生したときには、監視手段4が捉えた画像や各種センサからの検知情報により防犯管理室6に在室する防犯管理者8が異常事態の発生を認識し、手動または自動により異常検知手段11を動作させる。また、犯罪行為を受けたエレベータの利用者は、異常通報手段である非常警報装置25の非常ボタン19等を押下して非常警報を発報させる(ステップS11)。これによって、異常検知手段11を動作させる。非常警報の発報と同時に、非常信号が運行制御装置10へ伝達される(ステップS12)。
防犯管理者8は、携帯情報端末7等を所持して巡回しているので、この携帯情報端末7により防犯管理者8の現在位置が運行制御総理10へと伝達され、防犯管理室6の設けられている特定階5(例えば1階)の代わりに防犯管理者8としての監視員の現在位置の階床と特定階9(例えば3階)を行き先階として呼び登録する信号を呼び登録装置へ送出する(ステップS13)。
図1に示すように、エレベータが1台だけの場合、防犯管理者8が巡回している特定階9(例えば3階)に乗りかご2を呼び寄せた後、図4のステップS5およびS6を行なって動作は終了する。
図3に示すように、複数台のエレベータを群管理制御する場合には、各号機の乗りかご2a,2bの現在位置、呼び登録の状況、各乗りかご2a,2bの運行状況等から、例えば乗りかご2b内が異常状態であるものと制御盤13により判断された場合、異常状態と判断された乗りかご2b以外の乗りかご2aを最適なエレベータとして選択する(ステップS14)。このとき、制御盤13は、例えば警備室等の防犯管理室6内に常駐する防犯管理者(図示されず)が乗りかご2aに到着するまでの時間を演算し、その時間に相当する時間だけ呼びの割り付けを遅延させる(ステップS15)。エレベータの乗りかご2aは、別の利用者が利用している場合もあるが、乗りかご2bで異常事態が発生しているので、防犯管理室6から特定階9(3階)へ急行する防犯管理者の利用を優先させるように呼びの割り付けや登録のタイミングを調整する。すなわち、防犯管理者からの呼びに対して他の仕掛かり中の呼び登録を除き、優先的に乗りかご2aの呼び寄せおよび直行運転の予備の割り付けをするように調整されている。
防犯管理室6から特定階9へ向かう防犯管理者は、エレベータの乗りかご2aを呼び寄せてこの乗りかご2aに乗り込む(ステップS16)。このとき、特定階9には巡回中の防犯管理者8が既に1名ホール30に来ているので、乗りかご2aも特定階9(3階)まで直行するように自動的に登録されている(ステップS17)。
一方、異常事態が発生しているエレベータの乗りかご2bは、特定階9へと直行運転されてドア20を開放して例えば3階である特定階9で運行を停止している。巡回中の防犯管理者8は既に特定階9にいるので、もう1名の防犯管理者も特定階9へと急行することになる(ステップS18)。乗りかご2aで特定階9に急行したもう1名の防犯管理者は巡回中の防犯管理者8に協力して、例えば犯罪行為者を拘束するなどして異常事態を除去することができる。このようにして、1名の防犯管理者8が巡回中であっても、防犯管理室6からもう1名の防犯管理者が特定階9へ駆けつけて複数の防犯管理者が協力して防犯活動をすることができる。
このようにして、巡回中の防犯管理者8の携帯情報端末7から特定階9を変更して、巡回中であっても防犯管理者が存在する階床(例えば3階)を特定階9として異常事態の発生したエレベータの乗りかご2bを急行させることができる。
本実施形態によれば、エレベータの乗りかご2または2bが異常事態となった際に、乗りかご周辺のホール3等や警備室等の防犯管理室6の目前で異常事態が報知されるので、防犯面での安全性が向上することになる。また、防犯管理者8が巡回中であっても、防犯管理者8の現在位置を携帯情報端末7等により確認しながら、特定階9を変更することができるので、異常事態が発生している乗りかご2または2bを防犯管理者8の現在する特定階9へと直行させることができるため、この点でも防犯面の安全性の向上に資することができる。
実施形態によるエレベータ防犯システムの基本構成を示すブロック図。 実施形態による(a)乗りかごの構造を示す一部切り欠き斜視図、(b)特定階におけるエレベータ防犯システムの配置を示す斜視図。 実施形態による複数台のエレベータ防犯システムの全体構成を示すブロック図。 実施形態によるエレベータ防犯システムの警備室在室の動作を示すフローチャート。 実施形態による防犯システムの巡回中の動作を示すフローチャート。
符号の説明
1 エレベータ防犯システム
2,2a、2b 乗りかご
3,30 ホール
4 監視手段(監視カメラ)
5,9 特定階
6 防犯管理室(警備室)
7 携帯情報端末
7A 情報端末
8 防犯管理者
10 運行制御装置
11 異常検知手段
12 異常時運行制御手段
13 制御盤
15 非常電話
19 非常ボタン
20 ドア
25 異常通報手段

Claims (7)

  1. エレベータの乗りかご内およびエレベータホールにおける利用状況を監視して監視情報を生成する監視手段と、
    前記監視手段からの前記監視情報を通知する情報端末が設けられると共に防犯管理者が常駐する防犯管理室と、
    前記乗りかご内または前記ホールに設けられて、エレベータの利用者が犯罪行為を含む異常事態に遭遇したときに前記異常事態を通報する異常通報手段と、
    前記監視手段からの前記監視情報により、または、前記異常通報手段からの通報により異常事態の発生を検知する異常検知手段と、
    前記異常検知手段により前記異常事態が検知されたときに、呼び登録された目的階の設定に拘わらず、前記防犯管理室が設置された特定階、または、前記防犯管理者により予め設定された特定階へ前記乗りかごを直行させてドアを開放させて前記乗りかごを待機させると共に他の階床からの呼びの割付を禁止するようにエレベータの運行を制御する異常時運行制御手段と、
    を備えることを特徴とするエレベータ防犯システム。
  2. 前記監視手段は、前記乗りかご内または前記ホールに設置された防犯カメラおよび防犯センサを含み、前記異常通報手段は、前記利用者から前記防犯管理者へ非常事態の発生を通知する非常電話および非常通報ボタンを含み、前記異常時運行制御手段は、前記監視手段の監視結果に基づいて前記異常通報手段が前記犯罪行為の発生を通報したときに前記特定階へのエレベータの運行を制御することを特徴とする請求項1に記載のエレベータ防犯システム。
  3. 前記異常時運行制御手段は、前記エレベータの利用時間、利用者、利用階床を限定させて運行を制御する機能を備える運行制御装置に組み込まれ、前記異常通報手段は前記運行制御装置により限定された運行状態を逸脱する呼び登録がなされたときに前記異常事態の発生を検知し、前記異常時運行制御手段は前記乗りかごの所定の異常時運行を制御することを特徴とする請求項1に記載のエレベータ防犯システム。
  4. 前記異常時運行制御手段は、複数台のエレベータの運行を統合的に制御する運行制御装置に組み込まれ、前記異常通報手段が特定の乗りかご内の前記異常事態を通報したとき、前記異常時運行制御手段は前記異常事態が発生した前記特定の乗りかごに対して所定の異常時運行を制御すると共に、前記特定乗りかご以外の乗りかごであって前記異常事態が発生している階床への運行に最も適した最適乗りかごを選択して、前記最適乗りかごを前記防犯管理室または前記防犯管理者が所在する階床から前記特定乗りかごが停止してドアを開放されている階床へと運行する異常時呼び登録を設定して複数の乗りかごを統合的に制御することを特徴とする請求項1に記載のエレベータ防犯システム。
  5. 前記異常時運行制御手段は、前記最適乗りかごに設定されていた呼び登録を解除して前記異常時呼び登録を設定し、前記最適乗りかごに対して優先的なかご呼び登録および特定階への直行運転の呼び割付を行なうことを特徴とする請求項4に記載のエレベータ防犯システム。
  6. 前記異常通報手段が前記異常事態を検知した後に、前記異常事態が検知された乗りかごに対する前記異常時運行制御手段による異常時運行制御の開始から終了に至る時間間隔における所望の時点で、前記乗りかご内での前記異常事態の発生を報知する非常警報手段をさらに備える請求項1ないし5の何れかに記載のエレベータ防犯システム。
  7. 前記非常警報手段は、前記異常事態としての前記犯罪行為が発生している乗りかご内に設けられて、前記乗りかごが前記特定階に到着してドアが開放されて異常時運行制御が終了した時点で前記異常事態の発生を報知するかご内の非常警報装置を備えると共に、前記異常事態が発生していない箇所に設けられて、前記異常時運行制御の開始時点で前記異常事態の発生を報知するかご外の非常警報装置を備えることを特徴とする請求項6に記載のエレベータ防犯システム。
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