JP2015009941A - エレベータかごの制御装置およびエレベータかごの制御方法 - Google Patents

エレベータかごの制御装置およびエレベータかごの制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】かご内の乗客が調光ガラスの光透過率を制御できる利便性および防犯性に優れたエレベータかごの制御装置およびエレベータかごの制御方法を得る。【解決手段】エレベータのかご(1)の一部または昇降路の一部に使用され、外部からの制御により光透過率の制御が可能な調光ガラス(10)と、調光ガラスの光透過率を制御する調光ガラス制御部(20)と、を備えたエレベータかごの制御装置であって、かご内に設けられ、かご内の乗客の操作による制御指示情報またはかご内の乗客の状態検知情報の少なくともいずれかを含む乗客情報を出力する乗客情報出力部(11)と、乗客情報出力部が出力する乗客情報に基づいて、調光ガラスの光透過率を設定する乗客情報解析部(21)とを更に備える。【選択図】図1

Description

本発明は、光透過率を制御できる調光ガラスを、かごの一部または昇降路の一部に備えたエレベータかごの制御装置およびエレベータかごの制御方法に関するものである。
従来のエレベータかごの制御装置として、かごの側壁の展望窓を調光ガラスで形成し、かご内の温度センサで測定したかご内温度に応じて、調光ガラスの光透過率を自動制御することにより、調光ガラスから差し込む光によるかご内の温度上昇を調整するものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開平4−94391号公報
しかしながら、従来技術には、以下のような課題がある。
特許文献1のエレベータかごの制御装置では、温度センサで測定したかご内温度に応じて調光ガラスの光透過率を自動制御しているが、調光ガラスの光透過率をかご内の乗客が制御できるようにはなっていない。この結果、乗客が外の景色を見たい場合でも、調光ガラスを透明にできないという利便性の課題があった、また、かご内で異常が発生した場合でも、調光ガラスを透明にしてかご内の異常を外部から視認できるようにすることができないという防犯性の課題があった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、かご内の乗客が調光ガラスの光透過率を制御できる利便性および防犯性に優れたエレベータかごの制御装置およびエレベータかごの制御方法を得ることを目的とする。
本発明に係るエレベータかごの制御装置は、エレベータのかごの一部または昇降路の一部に使用され、外部からの制御により光透過率の制御が可能な調光ガラスと、調光ガラスの光透過率を制御する調光ガラス制御部と、を備えたエレベータかごの制御装置であって、かご内に設けられ、かご内の乗客の操作による制御指示情報またはかご内の乗客の状態検知情報の少なくともいずれかを含む乗客情報を出力する乗客情報出力部と、乗客情報出力部が出力する乗客情報に基づいて、調光ガラスの光透過率を設定する乗客情報解析部とを更に備え、乗客情報解析部は、乗客情報として受信した制御指示情報または乗客情報として受信した状態検知情報が調光ガラスの光透過率の設定値情報を示す場合には、設定値情報に対応する光透過率を設定し、乗客情報として受信した制御指示情報または乗客情報として受信した状態検知情報が、予め定めた異常判断条件を満たす場合には、かご内の乗客に異常が発生したと判断し、かご内の異常をかご外部から視認できるようにするために、光透過率として視認用光透過率を設定し、調光ガラス制御部は、乗客情報解析部により設定された光透過率に基づいて調光ガラスの光透過率を制御するものである。
また、本発明に係るエレベータかごの制御方法は、エレベータのかごの一部または昇降路の一部に使用され、外部からの制御により光透過率の制御が可能な調光ガラスと、かご内に設けられ、かご内の乗客の操作による制御指示情報またはかご内の乗客の状態検知情報の少なくともいずれかを含む乗客情報を出力する乗客情報出力部と、乗客情報出力部が出力する乗客情報に基づいて、調光ガラスの光透過率を設定する乗客情報解析部と、乗客情報解析部により設定された光透過率に基づいて、調光ガラスの光透過率を制御する調光ガラス制御部とを備えたエレベータかごの制御装置に適用されるエレベータかごの制御方法であって、乗客情報解析部において、乗客情報として受信した制御指示情報または乗客情報として受信した状態検知情報が調光ガラスの光透過率の設定値情報を示す場合には、設定値情報に対応する光透過率を設定し、乗客情報として受信した制御指示情報または乗客状態検知情報が、予め定めた異常判断条件を満たす場合には、かご内の乗客に異常が発生したと判断し、かご内の異常をかご外部から視認できるようにするために、光透過率として視認用光透過率を設定する光透過率設定ステップと、調光ガラス制御部において、光透過率設定ステップにより設定値情報に対応する光透過率が設定されている場合には、設定された光透過率となるように調光ガラスの光透過率を制御し、光透過率設定ステップにより異常判断条件を満たすことに起因して視認用光透過率が設定されている場合には、一定周期で調光ガラスの透過状態/非透過状態を切替えるように調光ガラスの光透過率を制御する光透過量制御ステップとを有するものである。
本発明によれば、かご内の乗客の操作による制御指示情報またはかご内の乗客の状態検知情報の少なくともいずれかを含む乗客情報を出力する乗客情報出力部を備えている。また、乗客情報出力部が出力する乗客情報に基づいて、調光ガラスの光透過率を設定する乗客情報解析部を備えている。この結果、かご内の乗客が調光ガラスの光透過率を制御できる利便性および防犯性に優れたエレベータかごの制御装置およびエレベータかごの制御方法を得ることができる。
本発明の実施の形態1におけるエレベータかごの制御装置の構成の例示図である。 本発明の実施の形態2におけるエレベータかごの制御装置の構成の例示図である。 本発明の実施の形態3におけるエレベータかごの制御装置の構成の例示図である。 本発明の実施の形態4におけるエレベータかごの制御装置の構成の例示図である。 本発明の実施の形態5におけるエレベータかごの制御装置の構成の第1の例示図である。 本発明の実施の形態5におけるエレベータかごの制御装置の構成の第2の例示図である。
以下、本発明におけるエレベータかごの制御装置およびエレベータかごの制御方法の好適な実施の形態について図面を用いて説明する。なお、各図において同一、または相当する部分については、同一符号を付して説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1におけるエレベータかごの制御装置の構成の例示図である。図1に示すエレベータかごの制御装置は、かご1および制御装置2を備えて構成される。
制御装置2は、かご1の外部に設置されて、エレベータの乗客を目的階へと運ぶかご1の制御を行っている。ここで、かご1は、調光ガラス10およびマイクロホン11を備え、制御装置2は、調光ガラス制御部20および音声解析部21を備えている。
また、調光ガラス制御部20は、かご1に設置された調光ガラス10の光透過率を制御している。具体的には、かご1内部とかご1外部との間の相互視認性を切替える、または、調光ガラス10から差し込む光によるかご1内の温度上昇を調整するといった制御を行うことが可能である。
しかしながら、上述したように、従来のエレベータかごの制御装置では、調光ガラス10の光透過率は、温度センサで測定したかご1内温度に応じて、制御装置2によって自動制御されており、かご1内の乗客が制御することはできなかった。
そこで、本実施の形態1におけるエレベータかごの制御装置は、図1に示すように、かご1内の乗客が発する音声を測定して電気信号として出力するマイクロホン11を備えている。また、マイクロホン11が出力する電気信号を、例えば、タッチレスコール等の音声認識技術を用いて、乗客の音声による制御指示情報として解析する音声解析部21を備えている。
このようなエレベータかごの制御装置の構成とすることにより、かご1内の乗客の音声による調光ガラス10の光透過率の制御指示情報を、マイクロホン11によって測定し、音声解析部21によって解析することができる。この結果、音声解析部21は、乗客の音声による制御指示情報に応じて、光透過率を調光ガラス制御部20に設定することにより、調光ガラス10の光透過率を制御することができる。
具体的には、音声解析部21は、乗客が「OPEN」と発声した場合には、調光ガラス10の光透過率を最大にする。一方、乗客が、「CLOSE」と発声した場合には、調光ガラス10の光透過率を最小にする。また、音声情報として光透過率の数値設定を行うことで、音声に基づいて所望の数値の光透過率を設定することも可能である。
また、このときの、具体的な、乗客の音声による調光ガラス10の光透過率の制御指示情報の音声認識方法としては、例えば、マイクロホン11が出力する制御指示情報の信号パターンが、音声解析部21に予め登録された制御指示情報の信号パターンと一致した場合に、乗客によって調光ガラス10の光透過率を制御する指示がなされたと判断するようにすればよい。
このように、かご1内の乗客が調光ガラス10の光透過率を制御することにより、乗客が自分の希望に合わせて外の景色を見ることができるようになり、乗客の利便性が向上する。また、調光ガラス10から差し込む光によるかご1内の温度上昇を乗客の希望に合わせて制御することもできるようになる。
また、音声解析部21は、かご1内の乗客が叫んでいる場合などを検知するために、マイクロホン11が出力する電気信号の大きさを乗客の状態検知情報として利用する。そして、電気信号の大きさが予め定めた値よりも大きい場合には、かご1内の乗客に異常が発生していると判断する。
そして、音声解析部21は、このような場合には、かご1内の乗客の異常をかご1外部から視認できるようにするために、調光ガラス制御部20を制御して調光ガラス10の光透過率を最大にする、または、かご1内の乗客の異常をかご1外部に知らせるために、一定周期で調光ガラス10の透過/非透過を切替える、もしくは、調光ガラス10が複数の区分に分割され独立に制御できる場合には、調光ガラス10に異常を示す「HELP」等の文字または図形を表示する。なお、異常が発生したと判断した場合には、必ずしも光透過率を最大とする必要はなく、最大値の代わりに、あらかじめ設定した視認用光透過率を適用することもできる。
このように、かご1内の乗客が調光ガラス10の光透過率を制御することにより、かご1内の乗客の異常をかご1外部に知らせることができるようになり、エレベータの防犯性が向上する。
なお、音声解析部21による乗客の状態検知情報の処理を、乗客による制御指示情報の処理に優先させる必要がある場合には、マイクロホン11が出力する電気信号の大きさが、予め定めた値よりも小さい場合のみに、乗客による制御指示情報の処理を実施するようにすればよい。
以上のように、実施の形態1によれば、かご内の乗客の操作による制御指示情報またはかご内の乗客の状態検知情報の少なくともいずれかを含む乗客情報を出力するマイクロホン備えている。また、マイクロホンが出力する乗客情報に基づいて、調光ガラスの光透過率を設定する音声解析部を備えている。この結果、かご内の乗客が調光ガラスの光透過率を制御できる利便性および防犯性に優れたエレベータかごの制御装置およびエレベータかごの制御方法を得ることができる。
なお、調光ガラス10の光透過率は、一般には、通過または非通過の2段階で制御される場合が多いが、本発明では、光透過率の段階は2段階に制限されるものではない。例えば、光通過率が、3段階以上の多段階で、あるいは連続的に無段階で制御される場合でも同様の効果が得られる。
また、調光ガラス10は、かご1内の1箇所に設置してもよいし、複数箇所に複数枚設置するようにしてもよい。
また、調光ガラス10は、かご1に設置されるものとしたが、エレベータの昇降路に設置するようにしてもよい。この場合は、かご1が昇降路の調光ガラス10を通過する際に、上記と同様の方法で昇降路の調光ガラス10を制御することで同様の効果を得ることができる。また、かご1の調光ガラス10と昇降路の調光ガラス10と同期させて制御するようにしてもよい。
また、図1では、音声解析部21を、制御装置2に設けた例を示しているが、音声解析部21は、かご1内に設置してもよく、この場合でも、同様の効果を得ることができる。また、音声解析部21は、マイクロホン11に統合させてもよい。
実施の形態2.
先の実施の形態1では、乗客情報出力部としてマイクロホン11を用いる場合について説明した。これに対して、本実施の形態2では、乗客情報出力部としてカメラを用いる場合について説明する。
図2は、本発明の実施の形態2におけるエレベータかごの制御装置の構成の例示図である。図2に示すかご1は、先の実施の形態1におけるマイクロホン11の代わりに、かご1内の乗客の動作を撮影して電気信号として出力するカメラ12を備えている。また、制御装置2は、先の実施の形態1における音声解析部21の代わりに、カメラ12が出力する電気信号を、乗客の動作による制御指示情報および乗客の状態検知情報として映像解析する映像解析部22を備えている。
この結果、映像解析部22は、先の実施の形態1と同じ方法を用いることにより、乗客による制御指示情報に応じて、調光ガラス10の光透過率を制御することができる。
具体的には、映像解析部22は、乗客が、かご1の外の景色を見ようと、調光ガラス10の方を向いて調光ガラス10に両手を伸ばした場合には、調光ガラス10の光透過率を最大にする。一方、乗客が、調光ガラス10に背を向けて、調光ガラス10から差し込む光を両手で遮る動作をした場合には、調光ガラス10の光透過率を最小にする。このように、画像処理結果に基づく乗客の動きが、調光ガラス10の光透過率の設定値情報を示す場合には、設定値情報に対応する光透過率を設定することができる。
また、映像解析部22は、カメラ12が撮影する乗客の動きの激しさを乗客の状態検知情報として利用し、かご1内の乗客の動きが規定量以上に激しい場合には、かご1内で異常が発生していると判断する。そして、先の実施の形態1と同じ方法を用いることにより、かご1内の乗客の異常をかご1外部に知らせる。
なお、映像解析部22による乗客の状態検知情報の処理を、乗客による制御指示情報の処理に優先されるようにするためには、映像信号を画像処置した動きの大きさが、予め定めた値よりも小さい場合のみに、制御指示情報の処理を実施するようにすればよい。
以上のように、実施の形態2によれば、先の実施の形態1におけるマイクロホンの代わりに、カメラを用いる場合でも、先の実施の形態1と同様の効果を得ることができる別のエレベータかごの制御装置を得ることができる。
なお、図2では、映像解析部22を、制御装置2に設けた例を示しているが、映像解析部22は、かご1内に設置してもよく、この場合でも、同様の効果を得ることができる。また、映像解析部22は、カメラ12に統合させてもよい。
実施の形態3.
先の実施の形態1では、乗客情報出力部としてマイクロホン11を用いる場合について説明し、先の実施の形態2では、乗客情報出力部としてカメラ12を用いる場合について説明した。これに対して、本実施の形態3では、乗客情報出力部としてかご揺れセンサを用いる場合について説明する。
図3は、本発明の実施の形態3におけるエレベータかごの制御装置の構成の例示図である。図3に示すかご1は、先の実施の形態1におけるマイクロホン11の代わりに、かご1の揺れを測定して電気信号として出力するかご揺れセンサ13を備えている。また、制御装置2は、先の実施の形態1における音声解析部21の代わりに、かご揺れセンサ13が出力する電気信号を、乗客の状態検知情報として解析するかご揺れ解析部23を備えている。
かご揺れ解析部23は、かご揺れセンサ13が出力するかご1の揺れの大きさを乗客の状態検知情報として利用し、かご1の揺れが予め定めた値よりも大きい場合には、かご1内で異常が発生していると判断する。そして、先の実施の形態1と同じ方法を用いることにより、かご1内の乗客の異常をかご1外部に知らせる。
なお、本実施の形態3では、先の実施の形態1とは異なり、かご揺れセンサ13は、乗客による制御指示情報を出力しないため、かご1内の乗客は、調光ガラス10の光透過率を制御することはできない。
以上のように、実施の形態3によれば、先の実施の形態1におけるマイクロホンの代わりに、かご揺れセンサを用いる場合でも、かご内の乗客の異常を検知してかご外部に知らせることができるエレベータかごの制御装置を得ることができる。
なお、図3では、かご揺れ解析部23を、制御装置2に設けた例を示しているが、かご揺れ解析部23は、かご1内に設置してもよく、この場合でも、同様の効果を得ることができる。また、かご揺れ解析部23は、かご揺れセンサ13に統合させてもよい。
実施の形態4.
本実施の形態4では、先の実施の形態1におけるマイクロホン11、あるいは、先の実施の形態2におけるカメラ12の代わりに、遠隔操作装置を用いる場合でも、先の実施の形態1と同様の効果を得ることができる別のエレベータかごの制御装置について説明する。
図4は、本発明の実施の形態4におけるエレベータかごの制御装置の構成の例示図である。図4に示すかご1は、先の実施の形態1におけるマイクロホン11の代わりに、かご1内の乗客による釦操作を電気信号として出力する遠隔操作装置14を備えている。また、制御装置2は、先の実施の形態1における音声解析部21の代わりに、遠隔操作装置14が出力する電気信号を、乗客の釦操作による制御指示情報および乗客の状態検知情報として解析する遠隔操作解析部24を備えている。
この結果、遠隔操作解析部24は、先の実施の形態1と同じ方法を用いることにより、乗客による制御指示情報に応じて、調光ガラス10の光透過率を制御することができる。
具体的には、遠隔操作装置14は、調光ガラス10の光透過率を最大にする釦、および調光ガラス10の光透過率を最小にする釦を備えており、乗客が前者の釦を押した場合には、調光ガラス10の光透過率を最大にする。一方、乗客が後者の釦を押した場合には、調光ガラス10の光透過率を最小にする。また、釦による設定情報として光透過率の数値設定を行うことで、釦操作に基づいて所望の数値の光透過率を設定することも可能である。
また、遠隔操作装置14は、かご1内の乗客の異常をかご1外部に知らせる釦を備えており、この釦を乗客の状態検知情報として利用する。すなわち、乗客がこの釦を押した場合には、先の実施の形態1と同じ方法を用いることにより、かご1内の乗客の異常をかご1外部に知らせる。
以上のように、実施の形態4によれば、先の実施の形態1におけるマイクロホンの代わりに、遠隔操作装置を用いる場合でも、先の実施の形態1と同様の効果を得ることができる別のエレベータかごの制御装置を得ることができる。
なお、遠隔操作装置14は、乗客が所持および操作し易いように、リモコンおよびリモコンの受信機のセットとして構成することも可能である。
また、図4では、遠隔操作解析部24を、制御装置2に設けた例を示しているが、遠隔操作解析部24は、かご1内に設置してもよく、この場合でも、同様の効果を得ることができる。また、遠隔操作解析部24は、遠隔操作装置14に統合させてもよい。
実施の形態5.
本実施の形態5では、先の実施の形態1〜4における構成を、それぞれ組み合わせて適用する方法について説明する。
図5は、本発明の実施の形態5におけるエレベータかごの制御装置の構成の第1の例示図である。図5は、図1に示す実施の形態1におけるエレベータかごの制御装置の構成と、図2に示す実施の形態2におけるエレベータかごの制御装置の構成とを同時に適用したものである。
図5に示すかご1は、かご1内の乗客の操作による調光ガラス10の光透過率の制御指示情報またはかご1内の乗客の状態検知情報の少なくともいずれかを含む乗客情報を電気信号として出力する乗客情報出力部として、マイクロホン11およびカメラ12を備えている。
また、図5に示す制御装置2は、乗客情報出力部が出力する乗客情報に基づいて、調光ガラス10の光透過率を設定する乗客情報解析部として、音声解析部21および映像解析部22を備えている。
一方、図6は、本発明の実施の形態5におけるエレベータかごの制御装置の構成の第2の例示図である。図6は、図1〜図4に示す実施の形態1〜4におけるエレベータかごの制御装置の構成を全て適用したものである。
図6に示すかご1は、マイクロホン11、カメラ12、かご揺れセンサ13、および遠隔操作装置14を乗客情報出力部として備えている。また、図6に示す制御装置2は、音声解析部21、映像解析部22、かご揺れ解析部23、および遠隔操作解析部24を乗客情報解析部として備えている。
このように、先の実施の形態1〜4におけるエレベータかごの制御装置の構成は、エレベータの運用状況および予算に合わせて組み合わせて適用することが可能である。
一般のエレベータでは、かご1に既にマイクロホン11およびカメラ12が設置されているような状況が多い。したがって、このような既存のエレベータに対しては、図5に示すように、制御装置2に音声解析部21および映像解析部22を設けるだけで、図1に示す構成または図2示す構成のいずれか一方を単独で適用する場合よりも優れた利便性および防犯性を有するエレベータかごの制御装置を低コストで得ることができる。
また、エレベータかごの制御装置の利便性および防犯性が最優先される場合には、図6に示すように、図1〜図4に示す構成を全て適用するようにすればよい。
以上のように、実施の形態5によれば、実施の形態1〜4におけるエレベータかごの制御装置の構成を組み合わせて適用することにより、エレベータの運用状況および予算に合った所望の利便性および防犯性を有するエレベータかごの制御装置を得ることができる。
なお、図5では、音声解析部21および映像解析部22が互いに独立した構成を示しているが、音声解析部21と映像解析部22とは、統合させても同様の効果を得ることができる。また、更に、音声解析部21と映像解析部22と調光ガラス制御部20とを統合させることも可能である。
また、図6でも同様に、制御装置2の調光ガラス制御部20、音声解析部21、映像解析部22、かご揺れ解析部23、および遠隔操作解析部24等の乗客情報解析部は、それぞれ組み合わせて統合しても同様の効果を得ることができる。
なお、以上の説明では、本発明をエレベータかごの制御装置に適用する場合の例を示したが、他にも、オフィスや住宅、介護施設等のガラス窓にも適用できることはいうまでもない。
1 かご、2 制御装置、10 調光ガラス、11 マイクロホン(乗客情報出力部)、12 カメラ(乗客情報出力部)、13 かご揺れセンサ(乗客情報出力部)、14 遠隔操作装置(乗客情報出力部)、20 調光ガラス制御部、21 音声解析部(乗客情報解析部)、22 映像解析部(乗客情報解析部)、23 かご揺れ解析部(乗客情報解析部)、24 遠隔操作解析部(乗客情報解析部)。

Claims (8)

  1. エレベータのかごの一部または昇降路の一部に使用され、外部からの制御により光透過率の制御が可能な調光ガラスと、前記調光ガラスの光透過率を制御する調光ガラス制御部と、を備えたエレベータかごの制御装置であって、
    前記かご内に設けられ、前記かご内の乗客の操作による制御指示情報または前記かご内の乗客の状態検知情報の少なくともいずれかを含む乗客情報を出力する乗客情報出力部と、
    前記乗客情報出力部が出力する前記乗客情報に基づいて、前記調光ガラスの前記光透過率を設定する乗客情報解析部と
    を更に備え、
    前記乗客情報解析部は、
    前記乗客情報として受信した前記制御指示情報または前記乗客情報として受信した前記状態検知情報が前記調光ガラスの光透過率の設定値情報を示す場合には、前記設定値情報に対応する光透過率を設定し、
    前記乗客情報として受信した前記制御指示情報または前記乗客情報として受信した前記状態検知情報が、予め定めた異常判断条件を満たす場合には、前記かご内の前記乗客に異常が発生したと判断し、前記かご内の異常をかご外部から視認できるようにするために、光透過率として視認用光透過率を設定し、
    前記調光ガラス制御部は、前記乗客情報解析部により設定された前記光透過率に基づいて前記調光ガラスの光透過率を制御する
    エレベータかごの制御装置。
  2. 請求項1に記載のエレベータかごの制御装置において、
    前記調光ガラス制御部は、前記制御指示情報または前記状態検知情報に起因して前記乗客情報解析部により前記視認用光透過率が設定された場合には、一定周期で前記調光ガラスの透過状態/非透過状態を切替えるように前記調光ガラスの光透過率を制御する
    エレベータかごの制御装置。
  3. 請求項1または2に記載のエレベータかごの制御装置において、
    前記調光ガラスは、光透過量を個別制御可能な複数の区分に分割された調光ガラスで構成されており、
    前記調光ガラス制御部は、前記制御指示情報または前記状態検知情報に起因して前記乗客情報解析部により前記視認用光透過率が設定された場合には、前記調光ガラスに異常を示す文字または図形を表示させるように前記複数の区分に分割されたそれぞれの調光ガラスの光透過量を個別に制御する
    エレベータかごの制御装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載のエレベータかごの制御装置において、
    前記乗客情報出力部は、前記かご内の乗客が発する音声を前記状態検知情報として出力するマイクロホンを含み、
    前記乗客情報解析部は、前記マイクロホンが出力する前記音声に対して音声認識処理を施し、前記音声の大きさが予め定めた値よりも大きい場合には、前記異常判断条件が満たされたと判断して前記視認用光透過率を設定し、前記音声の大きさが予め定めた値以下であり、かつ前記音声が前記調光ガラスの光透過率の設定値情報を示す場合には、前記設定値情報に対応する光透過率を設定する
    エレベータかごの制御装置。
  5. 請求項1から3のいずれか1項に記載のエレベータかごの制御装置において、
    前記乗客情報出力部は、前記かご内の乗客の動作を撮影した映像信号を前記状態検知信号として出力するカメラを含み、
    前記乗客情報解析部は、前記カメラが出力する前記映像信号に対して画像処理を施し、前記映像信号に含まれる前記乗客の動きが規定量以上に激しい場合に前記異常判断条件が満たされたと判断して前記視認用光透過率を設定し、前記動きが規定量未満であり、かつ前記動きが前記調光ガラスの光透過率の設定値情報を示す場合には、前記設定値情報に対応する光透過率を設定する
    エレベータかごの制御装置。
  6. 請求項1から3のいずれか1項に記載のエレベータかごの制御装置において、
    前記乗客情報出力部は、前記かごの揺れの測定値を前記状態検知信号として出力するかご揺れセンサを含み、
    前記乗客情報解析部は、前記かご揺れセンサが出力する前記揺れの測定値が予め定めた値よりも大きい場合に前記異常判断条件が満たされたと判断する
    エレベータかごの制御装置。
  7. 請求項1から6のいずれか1項に記載のエレベータかごの制御装置において、
    前記乗客情報解析部は、前記乗客情報出力部または前記調光ガラス制御部に統合されている
    エレベータかごの制御装置。
  8. エレベータのかごの一部または昇降路の一部に使用され、外部からの制御により光透過率の制御が可能な調光ガラスと、
    前記かご内に設けられ、前記かご内の乗客の操作による制御指示情報または前記かご内の乗客の状態検知情報の少なくともいずれかを含む乗客情報を出力する乗客情報出力部と、
    前記乗客情報出力部が出力する前記乗客情報に基づいて、前記調光ガラスの前記光透過率を設定する乗客情報解析部と、
    前記乗客情報解析部により設定された前記光透過率に基づいて、前記調光ガラスの光透過率を制御する調光ガラス制御部と
    を備えたエレベータかごの制御装置に適用されるエレベータかごの制御方法であって、
    前記乗客情報解析部において、前記乗客情報として受信した前記制御指示情報または前記乗客情報として受信した前記状態検知情報が前記調光ガラスの光透過率の設定値情報を示す場合には、前記設定値情報に対応する光透過率を設定し、前記乗客情報として受信した前記制御指示情報または前記乗客状態検知情報が、予め定めた異常判断条件を満たす場合には、前記かご内の前記乗客に異常が発生したと判断し、前記かご内の異常をかご外部から視認できるようにするために、光透過率として視認用光透過率を設定する光透過率設定ステップと、
    前記調光ガラス制御部において、前記光透過率設定ステップにより前記設定値情報に対応する光透過率が設定されている場合には、設定された前記光透過率となるように前記調光ガラスの光透過率を制御し、前記光透過率設定ステップにより前記異常判断条件を満たすことに起因して前記視認用光透過率が設定されている場合には、一定周期で前記調光ガラスの透過状態/非透過状態を切替えるように前記調光ガラスの光透過率を制御する光透過量制御ステップと
    を有するエレベータかごの制御方法。
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