JP5393093B2 - エレベータの人検知システム - Google Patents

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Description

本発明は、エレベータの人検知システムに関するものである。本発明は、特に、エレベータ内人数検知システムに関するものである。
従来技術として、連続した異なる時刻にエレベータのかご内部を撮影した2枚の画像の「輝度」の差を算出し、その差の大小によってかごにおける人の乗降(動き)を検知するシステム(以下、「第1の従来システム」という)がある(例えば、特許文献1参照)。
また、他の従来技術として、エレベータのかご内部の熱画像を形成し、この熱画像によって利用者の人数又は動きを検出し、利用者の人数又は動きによってエレベータの防犯装置又は空気調和装置を制御するシステム(以下、「第2の従来システム」という)がある(例えば、特許文献2参照)。
特開平10−302171号公報 特開平7−172722号公報
第1の従来システムでは、判定を輝度の差で行っているため、エレベータのかごの材質によっては誤検知もしくは未検知が多くなるという課題があった。
例えば、エレベータのかごにステンレス製のものと樹脂製のものがあった場合、人が同じ動作を行ってもかごの材質によって輝度の差が大きく異なり、ステンレス製のかごでは動きを検知したのに樹脂製のかごでは動きを検知しないという状況が生じる(樹脂製のかごでは未検知が多くなる)。これを回避するため、動きを検出する閾値(即ち、人が動いたか否かの判定基準となる輝度の差)を下げてしまうと、人があまり動作を行わなくても、樹脂製のかごでは動きを検知しないがステンレス製のかごでは動きを検知してしまうという状況が生じる(ステンレス製のかごでは誤検知が多くなる)。
また、エレベータのかご内に設置した撮像装置の付近又はその撮像範囲内に光源がある場合、光源の明滅によっても輝度が大きく変化するため、撮像範囲内に移動物体がないときでも動きを検知してしまう(誤検知が多くなる)。また、撮像装置には、周囲の輝度を計測して自動で輝度調整を行う機能をもつものもあり、このような撮像装置を使用している場合、例えばかごが休止状態になっても輝度調整をし続けるため、常に動きを検知してしまう(さらに誤検知が多くなる)。
また、展望用エレベータなどにおいて、ドアや壁面がガラスなどの外光を透過する素材で構成されているかごでは、ランダムに外光が入ってくる場合(例えば車のライトなど)があり、かご内の状況に関係なく動きを検知してしまう(誤検知が多くなる)。
このように、第1の従来システムでは、かご内に撮像装置を設置する際に、かごの素材、光源からの距離などに応じて動きを検出する閾値を変更したり、撮像装置の自動輝度調整機能などの有無に応じて画像処理アルゴリズムを変更したり、さらには、かごの外光を透過する部材を判定対象から除外する(あるいは、そのような部材を使用不可にする)といった処置が必要となる。しかしながら、このような調整作業は非常に煩雑なものである。
一方、第2の従来システムでは、判定を輝度の差ではなく、熱画像によって行っているため、エレベータのかご内部の温度によって誤検知もしくは未検知が多くなる場合があるという課題があった。
本発明は、例えば、エレベータのかごにおける乗客の乗降の誤検知及び未検知を起こりにくくすることを目的とする。
本発明の一の態様に係るエレベータの人検知システムは、
エレベータのかご内の熱画像を撮影して送信する熱画像撮影装置と、
前記熱画像撮影装置から熱画像を受信して解析することで、前記かご内の温度が一定温度に保たれているかどうかを判定する画像解析装置と、
前記かご内の温度が一定温度に保たれていないと前記画像解析装置により判定された場合、前記かご内の温度を調節することを命じる空調制御情報を生成して送信する制御装置と、
前記制御装置から空調制御情報を受信し、受信した空調制御情報に従って、前記かご内の空気調節を行う空調装置とを備え、
前記画像解析装置は、前記熱画像撮影装置から連続して受信した2つの熱画像を比較して当該2つの熱画像の差を解析することで、前記かごにおける乗客の乗降を検知することを特徴とする。
本発明の一の態様によれば、画像解析装置が、熱画像撮影装置から熱画像を受信して解析することで、かご内の温度が一定温度に保たれているかどうかを判定し、制御装置が、かご内の温度が一定温度に保たれていないと画像解析装置により判定された場合、かご内の温度を調節することを命じる空調制御情報を生成し、空調装置が、この空調制御情報に従って、かご内の空気調節を行うため、画像解析装置が、熱画像撮影装置から連続して受信した2つの熱画像を比較して当該2つの熱画像の差を解析することで、かごにおける乗客の乗降を検知する際に、誤検知及び未検知が起こりにくくなる。
以下、本発明の実施の形態について、図を用いて説明する。
実施の形態1.
図1は、本実施の形態に係るエレベータの人検知システム100の構成を示す外観図である。
図1において、人検知システム100は、熱画像撮影装置101、画像解析装置102、制御装置103、空調装置104、表示装置105、音声出力装置106を備える。
熱画像撮影装置101は、エレベータのかご201の内部に設置され、撮像範囲の熱分布を画像として生成する装置(例えばサーモグラフィ)である。画像解析装置102は、エレベータの制御室202に設置され、熱画像撮影装置101で撮影された画像群を解析して、かご201内の状況を把握する装置である。制御装置103は、エレベータの制御室202に設置され、他の装置に制御情報を送信して他の装置を制御する装置である。また、制御装置103は、かご201内の状態などを示す情報を記憶媒体などに記憶しており、かご201内の状況に応じて、その内容を更新し、さらに、他の装置に更新情報を送信する装置である。空調装置104は、エレベータのかご201の天井部(上部)に設置され、制御装置103からの制御にてかご201内の空気調整を行う装置である。表示装置105は、エレベータのかご201の内部に設置され、制御装置103からの制御にて更新情報などを画面表示する装置である。音声出力装置106は、エレベータのかご201の内部に設置され、制御装置103からの制御にて更新情報などを音声出力する装置である。
本実施の形態では熱画像をかご201における乗客(利用者)の乗降(動き)の判定材料に用いるため、空調装置104によって、かご201内の温度を調整する必要がある。
本実施の形態において、表示装置105及び音声出力装置106は、かご201内の状況などを利用者に知らせる出力装置の例であるが、利用者に対する情報通知が不要である場合は、設置しなくてもよい。
図2は、本実施の形態に係るエレベータの人検知システム100の構成を示すブロック図である。図3は、図2で示したデータの具体例を示す表である。
熱画像撮影装置101は、エレベータのかご201内の熱画像を撮影して画像解析装置102に送信する。
例えば、熱画像撮影装置101は、常時あるいは定期的に熱画像データ301を生成し、画像解析装置102に送る。
熱画像データ301は(1)熱画像撮影装置101の撮像範囲の熱分布画像である。
画像解析装置102は、熱画像撮影装置101から熱画像を受信して解析することで、かご201内の温度が一定温度に保たれているかどうかを判定する。また、画像解析装置102は、熱画像撮影装置101から連続して受信した2つの熱画像を比較して当該2つの熱画像の差を解析することで、かご201における乗客の乗降を検知する。さらに、画像解析装置102は、当該検知結果に基づいて、かご201に乗っている乗客の数をカウントし、その数を記憶媒体に記憶する。
例えば、画像解析装置102は、熱画像撮影装置101から送られてきた熱画像データ301を解析して、かご201内の現在の温度を検出する。温度が予め規定された温度でない場合、画像解析装置102は、かご201内の温度が一定温度に保たれていないと判断し、当該判断結果を制御装置103にかご内情報302として送信する。また、画像解析装置102は、熱画像撮影装置101から送られてきた熱画像データ301を解析して、過去画像からの変化を確認する。変化量が大きい場合、画像解析装置102は、かご201内の状況に変化が生じたと判断し、当該判断結果を制御装置103にかご内情報302として送信する。
かご内情報302は画像解析装置102により熱画像データ301の解析結果から生成される情報である。例えば、(2)かご201内の温度を表すかご内温度情報(かご201内の温度が一定温度であるか否かを表すものでもよい)や、(3)かご201に乗車している人の数を表す乗車人数情報や、(4)かご201内の物体を人物と特定してから当該人物の位置などに次の変化が生じるまでの時間を計測した静止時間情報や、(5)かご201に乗車している人の占拠しているエリアの面積などから算出したかご内空き容量情報などが該当する。
制御装置103は、かご201内の温度が一定温度に保たれていないと画像解析装置102により判定された場合、かご201内の温度を調節することを命じる空調制御情報304を生成して空調装置104に送信する。また、制御装置103は、かご201の運転制御を行うとともに、当該運転制御状態(運行状況)と画像解析装置102によりカウントされた乗客の数とに応じて、内容更新情報305を生成して表示装置105や音声出力装置106などの出力装置に送信する。
例えば、制御装置103は、かご内情報302でかご201内の温度が一定温度に保たれていないことが示されていた場合、かご201内の空気調節が必要であると判断し、空調装置104に対して、空調制御情報304を送信する。また、制御装置103は、かご内情報302と自身が管理している運行情報303の内容から、他の装置に対しても様々な制御を行う。例えば、かご201内の利用者に情報通知する必要があれば、表示装置105や音声出力装置106に対して、内容更新情報305を送信する。
運行情報303は制御装置103が管理しているかご201を制御するための情報である。例えば、(6)戸開時間を計測した戸開時間情報や、(7)戸閉時間を計測した戸閉時間情報や、(8)かご201が休止中であるなど、かご201の運行状況を表した運行状況情報などが該当する。
空調制御情報304は前述した制御情報の一種で、空調装置104がかご201内の空調を制御するための情報である。例えば、(9)かご201内の現在の温度を示した現在温度情報や、(10)設定する温度を示した設定温度情報などが該当する。
内容更新情報305は前述した更新情報のことで、乗客に対する案内情報の一種であり、かご201内に設置された表示装置105や音声出力装置106に対し、表示内容の更新や音声出力を実行させるための情報である。例えば、(11)かご201内に居座っている人や急病などで倒れている人を検出したことを示す居座り(倒れ)情報や、(12)かご201にあと何人乗れるかの目安を示した乗車可能残り人数情報などが該当する。
空調装置104は、制御装置103から空調制御情報304を受信し、受信した空調制御情報304に従って、かご201内の空気調節を行う。
表示装置105や音声出力装置106などの出力装置は、制御装置103から案内情報を受信してかご201内で出力する。
例えば、表示装置105は、制御装置103から送信されてきた内容更新情報305の内容に従って、該当する表示項目を液晶画面に表示する。また、音声出力装置106は、制御装置103から送信されてきた内容更新情報305の内容に従って、該当する音声出力項目を出力する。
図4は、本実施の形態に係るエレベータの人検知システム100の動作を示すフローチャートである。
熱画像撮影装置101は、撮影した熱画像データ301を逐次、画像解析装置102に送信する(ステップS101)。
画像解析装置102は、熱画像撮影装置101から受け取った熱画像データ301を解析し、かご201内の温度が一定温度(例えば、25℃)に保たれているかどうかを判定する(ステップS102)。かご201内の温度が一定温度に保たれていなければ(ステップS103)、その旨をかご内情報302として制御装置103に送信する(ステップS104)。
また、画像解析装置102は、熱画像撮影装置101から受け取った熱画像データ301とそれ以前に取得した熱画像データ301とを比較し、変化があるかどうかを確認する(ステップS102)。変化があれば(ステップS103)、当該変化の内容をかご内情報302として制御装置103に送信する(ステップS104)。
制御装置103は、画像解析装置102から受け取ったかご内情報302でかご201内の温度が一定温度に保たれていないことが示されていた場合、かご201内の温度を(例えば、25℃に)調節することを命じる空調制御情報304を生成する(ステップS105)。そして、制御装置103は、生成した空調制御情報304を空調装置104に送信する(ステップS106、S107)。
また、制御装置103は、画像解析装置102から受け取ったかご内情報302と自身が管理している運行情報303の内容を組み合わせて、かご201内の他の機器(表示装置105、音声出力装置106)を操作する必要があるか否かを判断し、操作する必要がある場合は操作内容を決定する(ステップS105)。その後、制御装置103は、決定した内容に基づき制御対象(表示装置105、音声出力装置106)に順次、該当する指示(内容更新情報305)を出す(ステップS106、S108、S109)。
空調装置104は、制御装置103より空調制御情報304を受け取り、指示された内容に基づき、かご201内の空調制御を行う(ステップS107)。
表示装置105は、制御装置103より内容更新情報305を受け取り、指示された内容に基づき、画面の表示内容の更新を行う(ステップS108)。
音声出力装置106は、制御装置103より内容更新情報305を受け取り、指示された内容に基づき、音声出力を行う(ステップS109)。
以上のように、本実施の形態では、かご201内に設置された熱画像撮影装置101によって撮影された画像(熱画像データ301)を画像解析装置102に送り、画像解析装置102にてかご201内の温度が一定温度であるか否かを確認する。そして、一定温度でない場合はかご内情報302を制御装置103に送信し、制御装置103では空調装置104を制御して、かご201内の温度が一定温度となるようにする。本実施の形態によれば、このような熱画像解析による空調制御が可能であるため、かご201内の温度が人物を検知できない温度となったり、温度が一定でないために人物の乗降以外による温度変化を誤って人物の動きとして検知したりすることを回避できる。さらに、本実施の形態によれば、かご201内の温度制御を行うことで、乗客に対して快適な空間を実現することが可能である。
また、本実施の形態では、かご201内に設置された熱画像撮影装置101によって撮影された画像(熱画像データ301)を画像解析装置102に送り、画像解析装置102にて連続した異なる2枚の画像の差分を検出し、かご201内の状況変化を確認する。そして、変化がある場合はかご内情報302を制御装置103に送信し、制御装置103では自身が管理している運行情報303と受信したかご内情報302から人数検知(人物検知)とかご201内の状況把握を行う。かご201内の状況を把握した制御装置103は必要に応じて、かご201内の表示装置105、音声出力装置106への情報通知などを行って、かご201の乗客に対して有益な情報を提供することができる。
また、本実施の形態では、熱画像撮影装置101が生成した熱画像データ301を解析して人物検知を行うため、外光の入りやすいガラス素材で作られたかご201や、電灯が反射しやすいステンレスでつくられたかご201などでも、正確に人物検知することが可能である。
実施の形態2.
本実施の形態について、主に実施の形態1との差異を説明する。
本実施の形態に係るエレベータの人検知システム100の構成は、図1、図2に示した実施の形態1のものと同様である。
本実施の形態では、制御装置103は、かご201の定員数を予め記憶媒体に記憶している。かご201が乗場に停止中であってかご201の扉が開いている場合、制御装置103は、画像解析装置102によりカウントされた乗客の数と上記記憶媒体に記憶されたかごの定員数との差を計算する。そして、制御装置103は、内容更新情報305として、計算した差を知らせるメッセージを生成して表示装置105や音声出力装置106などの出力装置に送信する。表示装置105は、そのメッセージを液晶画面に表示して乗客に伝える。また、音声出力装置106は、そのメッセージを音声で乗客に伝える。
以下、本実施の形態に係るエレベータの人検知システム100の動作について、図4を用いて説明する。
人の乗車(又は降車)が発生すると、ステップS101において、熱画像撮影装置101が撮影した熱画像データ301に変化が生じる。
ステップS102〜S104において、画像解析装置102は、その変化の内容をかご内情報302として制御装置103に送信する。変化の内容とは、具体的には、人の乗車(又は降車)により変化した、かご201に乗っている乗客の数のことをいう。実施の形態1と同様に、画像解析装置102は、熱画像データ301を用いているため、外光やかご201の素材に影響されず、正確に人体を検出することが可能である。画像解析装置102は、熱画像データ301の変化を基に判定した乗客の数に増減がある度に、制御装置103に対して、その数をかご内情報302として通知する。
ステップS105〜S109において、制御装置103は、画像解析装置102から受信した情報から、かご201に乗っている乗客の数を特定する。そして、制御装置103は、その数とかご201の定員数との差を計算する。例えば、制御装置103は、計算した差が1人であれば「あと1人乗れます」というメッセージを作成し、0人であれば「満員です」というメッセージを作成し、−1人であれば「定員オーバです」というメッセージを作成する。制御装置103は、作成したメッセージを表示装置105や音声出力装置106に送信して出力させる。これにより、乗客に対して有益な案内情報を提供することができる。
実施の形態3.
本実施の形態について、主に実施の形態1との差異を説明する。
本実施の形態に係るエレベータの人検知システム100の構成は、図1、図2に示した実施の形態1のものと同様である。
本実施の形態では、制御装置103は、かご201が休止中であって画像解析装置102によりカウントされた乗客の数が1人以上である場合、かご201を所定の乗場まで移動してかご201の扉を開く。そして、制御装置103は、内容更新情報305として、かご201から降りることを促すメッセージを生成して表示装置105や音声出力装置106などの出力装置に送信する。表示装置105は、そのメッセージを液晶画面に表示して乗客に伝える。また、音声出力装置106は、そのメッセージを音声で乗客に伝える。
以下、本実施の形態に係るエレベータの人検知システム100の動作について、図4を用いて説明する。
実施の形態1と同様に、ステップS102〜S104において、画像解析装置102は、熱画像データ301を用いているため、かご201の状態に関わらず、かご201内に不審者や急病などで倒れた人がいれば、その人を正確に検知することが可能である。画像解析装置102は、その人の動きの変化が急激であったり、変化量が大きかったりした場合には、制御装置103に対して、不審者や急病などで倒れた人がいることをかご内情報302として通知してもよいが、ここでは、単にかご201に乗っている乗客の数をかご内情報302として通知するものとする。
ステップS105〜S109において、制御装置103は、画像解析装置102から受信した情報から、かご201に乗っている乗客の数を特定する。例えば、かご201が休止状態であるにも関わらず、人が1人でもかご201内に居続けている場合、その人は不審者や急病などで倒れた人であると考えられる。このような場合、制御装置103は、運行情報303からかご201が休止状態であることを認識し、かご内情報302からかご201に乗っている乗客の数が1人以上であることを特定することにより、不審者や急病などで倒れた人がいることを検知する。そして、制御装置103は、かご201を特定階の乗場に移動させ、戸開状態にして、警告メッセージを画面に表示したり、アナウンスしたりするなどの対応をとることが可能となる。例えば、制御装置103は、かご201を建物の1階に移動させ、かご201の扉を開くとともに、「エレベータを降りてください」というメッセージや、「30秒後に緊急信号を発信します」というメッセージを表示装置105や音声出力装置106に送信して出力させることができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、これらのうち、2つ以上の実施の形態を組み合わせて実施しても構わない。あるいは、これらのうち、1つの実施の形態を部分的に実施しても構わない。あるいは、これらのうち、2つ以上の実施の形態を部分的に組み合わせて実施しても構わない。
実施の形態1に係るエレベータの人検知システムの構成を示す外観図である。 実施の形態1に係るエレベータの人検知システムの構成を示すブロック図である。 図2で示したデータの具体例を示す表である。 実施の形態1に係るエレベータの人検知システムの動作を示すフローチャートである。
符号の説明
100 人検知システム、101 熱画像撮影装置、102 画像解析装置、103 制御装置、104 空調装置、105 表示装置、106 音声出力装置、201 かご、202 制御室、301 熱画像データ、302 かご内情報、303 運行情報、304 空調制御情報、305 内容更新情報。

Claims (2)

  1. エレベータのかご内の熱画像を撮影して送信する熱画像撮影装置と、
    前記熱画像撮影装置から熱画像を受信して解析することで、前記かご内の温度が予め規定された温度に保たれているかどうかを判定するとともに、前記かごに乗っている乗客を検知する画像解析装置と、
    前記かご内の温度が前記予め規定された温度に保たれていないと前記画像解析装置により判定された場合、前記かご内の温度を前記予め規定された温度に調節することを命じる空調制御情報を生成して送信する制御装置と、
    前記制御装置から空調制御情報を受信し、受信した空調制御情報に従って、前記かご内の空気調節を行う空調装置とを備え、
    前記画像解析装置は、前記熱画像撮影装置から連続して受信した2つの熱画像を比較して当該2つの熱画像の差を解析することで、前記熱画像撮影装置により当該2つの熱画像の一方が撮影されてから当該2つの熱画像の他方が撮影されるまでの前記乗客の動きの変化量を求め、求めた変化量が所定の量より大きい場合、前記乗客が急病になったと判断することを特徴とするエレベータの人検知システム。
  2. 前記制御装置は、前記乗客が急病になったと判断したときに、前記かごが休止中である場合、前記かごを所定の乗場まで移動して前記かごの扉を開ことを特徴とする請求項に記載のエレベータの人検知システム。
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