JPH02196932A - 赤外線検知装置 - Google Patents

赤外線検知装置

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Publication number
JPH02196932A
JPH02196932A JP1017091A JP1709189A JPH02196932A JP H02196932 A JPH02196932 A JP H02196932A JP 1017091 A JP1017091 A JP 1017091A JP 1709189 A JP1709189 A JP 1709189A JP H02196932 A JPH02196932 A JP H02196932A
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JP
Japan
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infrared
temperature
scanning
detection area
detection device
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Pending
Application number
JP1017091A
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English (en)
Inventor
Junji Matsushima
潤治 松島
Masahiro Kobayashi
正博 小林
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Publication date
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  • Radiation Pyrometers (AREA)
  • Geophysics And Detection Of Objects (AREA)
  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、赤外線入力の変化に応じた微分出力を発生す
る焦電センサを配置した赤外線検知装置に係り、特に複
数の検知エリアの温度分布を検知するようにしたものに
関する。
(従来の技術) 従来より、例えば特願昭62−248253に開示され
るように、焦電センサを配置した赤外線検知装置におい
ては、人体の移動に伴なう赤外線入力の変化に応じた微
分出力を利用して、人体が当該検知エリアに存在するこ
とを検知することはできるが、検知エリア自体の温度を
検知することはできなかった。
すなわち、焦電センサは、チタン酸鉛等の表面帯電性材
料で構成され、赤外線の入力変化に応じた表面電荷の変
化つまり焦電現象を利用したものであり、サーミスタ形
センサのように直流電源を必要とせず、また、サーミス
タ形センサやサーモパイル等の熱電対形センサに比べて
、感度がよいという利点を有するものであるが、その出
力が赤外線入力の絶対値に応じるものではなく、入力変
化に応じた出力値であるために、そのままでは複数の検
知エリアの温度分布に関する情報を得ることができない
という問題があった。
本発明は斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目
的は、複数の検知エリアを順次走査しながら、走査前後
における焦電センサの出力変化を利用することにより、
各検知エリアの温度分布に関する情報を得ることにある
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため第1の解決手段は、第1図に示
すように、所定の空間(1)内に設置され、該空間(1
)内における複数の検知エリア(2)、・・・の赤外線
を順次検知するようにした赤外線検知装置を前提とする
そして、表面帯電性材料よりなり赤外線の入力変化に応
じた微分出力を発生する焦電センサ(11)と、該焦電
センサ(11)に上記各検知エリア(2)からの赤外線
を集光させる赤外線集光手段(10)と、上記所定の空
間(1)内で上記赤外線集光手段(10)により集光す
る各検知エリア(2)、・・・を間欠的に走査させる走
査手段(51)と、上記焦電センサ(11)の出力を受
け、上記走査手段(51)による谷検知エリア(2)。
(2)間の走査前後における赤外線光量の変化に基づき
各検知エリア(2)1・・・の相対的温度を演算する温
度演算手段(52)と、該温度演算手段(52)で演算
された温度及び走査手段(51)の位置信号に基づき、
各検知エリア(2)、・・・の温度分布を示す温度分布
信号を出力する温度信号出力手段(53)とを設ける構
成としたものである。
第2の解決手段は、上記第1の解決手段における赤外線
集光手段(10)を単一フレネルレンズで構成したもの
である。
第3の解決手段は、上記第2の解決手段における走査手
段(51)を、赤外線集光手段(1o)と焦電センサ(
11)とを一体に回転させる駆動機構と、該駆動機構の
駆動を赤外線集光手段(10)の集光域が順次各検知エ
リア(2)、・・・に一致するように制御する制御手段
(54)とで構成したものである。
第4の解決手段は、上記第3の解決手段における駆動機
構をステッピングモータとしたものである 第5の解決手段は、上記第1の解決手段における赤外線
集光手段(10)を分割フレネルレンズとしたものであ
る。
第6の解決手段は、上記第5の解決手段における走査手
段(51)を、焦電センサ(11)の前面を単一の検知
エリア(2)からの赤外線のみが入射可能に開口してな
る開口部(14a)を有する遮蔽板(14)と、該遮蔽
板(14)を焦電センサ(11)の前面で移動させる駆
動機構と、該駆動機構を遮蔽板(14)の開口部(14
a)が順次各検知エリア(2)、・・・に一致するよう
に制御する制御手段(54)とで構成したものである。
第7の解決手段は、上記第6の解決手段における駆動機
構を超音波モータとしたものである。
第8の解決手段は、上記第1.第2.第3.第4、第5
.第6.第7の解決手段において、温度信号出力手段(
53)の出力は空気調和装置の制御装置に入力可能に接
続され、そ力出力に応じて空気調和装置の運転が制御さ
れるように構成したものである。
(作用) 以上の構成により、請求項(1)の発明では、赤外線集
光手段(10)により各検知エリア(2)。
・・・からの赤外線が焦電センサ(11)に入力され、
走査手段(51)により、室内空間(1)内で各検知エ
リア(2)、・・・が順次間欠的に走査されると、その
走査の前後で、焦電センサ(11)には、各検知エリア
(2)、・・・間の赤外線の入力値の変化に応じて微分
出力が発生する。
その場合、温度演算手段(52)により、その微分出力
から各検知エリア(2)、・・・の相対的温度が演算さ
れるので、その値から各検知エリア(2)、・・・の温
度分布が求められ、温度信号出力手段(53)により、
その温度分布に応じた温度分布信号が出力されて、各検
知エリア(2)、・・・の温度分布信号が得られること
になる。
請求項(2)の発明では、上記請求項口)の発明の作用
において、赤外線集光手段が単一フレネルレンズで構成
され、装置全体が比較的低コストで構成されることにな
る。
請求項(3)及び(4)の発明では、上記請求項(2)
の発明の作用において、駆動機構(ステッピングモータ
)により、単一フレネルレンズ、焦電センサ(11)が
一体に間欠的に駆動され、制御手段(54)により、そ
の駆動が単一フレネルレンズの集光域が順次間欠的に各
検知エリア(2)、・・・に一致するように制御され、
安価な単一フレネルレンズにより、各検知エリア(2)
、・・・の温度分布信号が得られる。
請求項(5)の発明では、上記請求項(1)の発明の作
用において、分割フレネルレンズの集光部の変化により
各検知エリア(2)、・・・の走査が行われ、部品な走
査でもって各検知エリア(2)、・・・の温度分布信号
が得られる。
請求項(6)の発明では、上記請求項(5)の発明の走
査手段(51)の作用として、制御手段(54)により
、駆動#1構で、分割フレネルレンズの後方かつ焦電セ
ンサ(11)の前面に設けられた遮蔽板(14)を、そ
の開口部(14a)が順次分割フレネルレンズの各分割
部に一致して移動させるように制御され、各分割部に対
応する検知エリア(2)、・・・の赤外線人力の変化か
ら各検知エリア(2)、・・・の温度分布信号が得られ
る。
請求項(刀の発明では、上記請求項(5)又は(6)の
発明において、遮蔽板(14)を駆動する駆動機構とし
て超音波モータが使用され、コンパクトに収納されるこ
とになる。
請求項(8)の発明では、上記各発明によって得られた
各検知エリア(2)、・・・の温度分布信号に応じて空
気調和装置の運転が制御されて、室内空間(1)の温度
分布が均一化され、室内空間(1)内で快適な空調が実
現することになる。
(実施N) 以下、本発明の実施例について、第2図以下の図面に基
づき説明する。
第2図〜第5図は、請求項(1)、 (2)、 (3)
、 (41及び(8)の発明に係る第1実施例を示し、
室内空間(1)において、(2)は室内空間(1)内に
設定された温度分布や人体位置の検知をするための検知
エリア、(3)は室内空間(1)の空気調和をするため
の天井設置形空気調和装置である。
上記空気調和装置(3)の前面には、上記室内空間(1
)の検知エリア(2)の赤外線を検出するための赤外線
検出装置(4)が内蔵されていて、該赤外検知装置(4
)は第3図〜第5図に示すように、赤外線検出部を内蔵
する略円筒状のレンズホルダ(5)と、該レンズホルダ
(5)を固定支持する略直方体状ケーシング(6)と、
該ケーシング(6)をその両サイドで水平軸の回りに回
動可能に支持するコ字状支持枠(6)と、該支持枠(5
)の中央部に連結され、支持枠(6)及びレンズホルダ
(5)全体を垂直軸回りに回転させる駆動機構としての
ステッピングモータ(7)と、上記空気調和装置(3)
に内蔵され、赤外線装置(4)の作動を制御するコント
ローラ(8)とからなる。
ここで、上記レンズホルダ(5)には、硫酸グリシン、
チタン酸鉛等の圧電性結晶からなり、温度変化による表
面電荷の変化つまり焦電現象を利用して赤外線の入力変
化に応じた微分出力ΔVを発生する焦電センサ(11)
と、該焦電センサ(11)に検知エリア(2)の赤外線
を集光する赤外線集光手段としてのフレネルレンズ(1
0)とが設けられている。
すなわち、第6図に示すように、室内空間(1)におい
て、床面の中心から同心状にπ/4毎に円状の検知エリ
ア(2)、・・・を設定し、上記ステッピングモータ(
7)により、レンズホルダ(5)、ケーシング(6)、
支持枠(7)の全体を上下軸回りに間欠的にπ/4ずつ
回転駆動して、フレネルレンズ(10)の集光域を各検
知エリア(2)。
・・・に順次一致させていくことにより、室内空間(1
)内で各検知エリア(2)、・・・を間欠的に走査しな
がら、その走査前後における焦電センサ(11)の電圧
変化に基づいて各検知エリア(2)・・・の温度TN(
N−1〜8)を検出するようになされている。
第7図は本実施例におけるコントローラ(9)の制御内
容を示し、ステップSIでスイッチ(図示せず)をオン
にし、ステップS3+でレンズホルダ(5)の停止位置
の初期値をθ0として初期設定をした後、ステップS3
2で人体検知モードに入る。すなわち、レンズホルダ(
5)を停止させ、停止位置θで時間t1の開停止する。
次に、ステップS33で焦電センサ(11)の光量変化
信号ΔVを入力し、ステップS34で人体検知の判定の
ための閾値ΔVp3を式 %式%) (ただし、dは正の定数)に基づき初期値ΔVp。
から変更して、ステップS35で、光量変化ΔVが閾値
ΔVp3以上か否かを判別する。
そして、光量変化ΔVが閾値Δ■p3以上であればステ
ップ5311で人体位置信号を出力する一方、光量変化
ΔVが閾値ΔVp3よりも低いときにはそのままでステ
ップS37に進んで、温度分布検知モードに設定する。
すなわち、レンズホルダ(5)をその回転位置θが今ま
でのθから(θ+Δθ)になるまで、所定時間t2で回
転駆動する。ここで、所定時間t2は焦電センサ(11
)の光量変化により生じる表面電荷の変化特性等から定
められるものである。
そして、ステップ33[1で、検知エリア(2)の移動
に伴なう光量の変化から、次のように、新しい検知エリ
ア(2)の相対的な湿度Tを演算する。
例えば、第9図上図に示すように、最初の検知エリア(
2)から次の検知エリア(2)に移動1−た時に床面温
度がT1からT2に変化して、赤外線の光量がα(T2
−T+ )(αは所定の定数)たけ変化したとすると、
焦電センサ(11)に同図下図のような微分出力V 2
−1が生じる。同様に、第10図上図及び下図に示すよ
うに、その次の検知エリア(2)に移動するときにも赤
外線光量の変化(T3−72)に応じた微分出力■3−
2が生じる。したがって、第11図に示すように、ステ
ッピングモータ(8)の回転角度がπ/4.π/2、・
・・、2πに停止時間t1及び移動時間t2でもって順
次間欠的に変化し、同上図のように変化すると、同下図
に示すごとくステップ状の出力変化が得られる。
すなわち、第8図上図に示すような各検知エリア(2)
、・・・の床面温度T、、T2.・・・の分布があると
、走査時には間中図のような赤外線入力αTの変化が生
じ、その変化値を基準値から順次増減演算していくこと
により、同下図のような床面温度分布値V2−1 、 
V3−2 、・・・を演算する。
そして、ステップS39で、上記で求めた各検知エリア
(2)、・・・の床面温度分布値に基づき、各検知エリ
ア(2)、・・・の温度分布を示す床面温度分布信号を
出力する。
上記で所定のサンプリング区間における赤外線の検知を
終了すると、ステップS40でθ−2nπになるまでつ
まり室内空間(1)を1巡するまで上記制御を行い、1
巡すればステップS41でスイッチがオンか否かを判別
して、オンでなければ制御を終了し、オンであれば制御
を繰返す。
上記構成及び制御のフローにおいて、請求項(1)〜(
4)の発明では、上記ステッピングモータ(8)及びス
テップS32及びS37により、室内空間(1)内でフ
レネルレンズ(10)により集光する各検知エリア(2
)、・・・を間欠的に走査する走査手段(51)が構成
され、特に、請求項(3)及び(4)の発明では、ステ
ップS32及びS37により、ステッピングモータ(駆
動機構)(8)の駆動をフレネルレンズ(10)の集光
域が順次各検知エリア(2)・・・に一致するように制
御する制御手段(54)が構成されている。また、ステ
ップ83Bにより、焦電センサ(11)の出力を受け、
上記走査手段(51)による各検知エリア(2)、・・
・の走査前後における赤外線光量の変化から各検知エリ
ア(2)、・・・の相対的温度を演算する温度演算手段
(52)が構成され、ステップS39により、該温度演
算手段(52)で演算された温度及び走査手段(51)
の走査位置に基づき各検知エリア(2)・・・の温度分
布を示す温度分布信号を出力する温度信号出力手段(5
3)が構成されている。
したがって、請求項(1)の発明では、フレネルレンズ
(赤外線集光手段)(10)により各検知エリア(2)
、・・・からの赤外線が焦電センサ(11)に入力され
、走査手段(51)により、室内空間(1)内で各検知
エリア(2)、・・・が順次間欠的に走査されると、そ
の走査の前後で、焦電センサ(11)には、各検知エリ
ア(2)、・・・間の赤外線の入力値の変化に応じた微
分出力が発生する。
ここで、本発明では、温度演算手段(52)により、そ
の微分出力から各検知エリア(2)、・・・の相対的温
度が演算されるので、その値から各検知エリア(2)、
・・・の温度分布が求まることになる。
そして、温度信号出力手段(53,)により、その温度
分布に応じた温度分布信号が出力されるのである。
よって、本来人体の存在の検知にのみ使用されていた焦
電センサの出力特性を利用して、各検知エリア(2)、
・・・の温度分布信号を得ることができ、この出力信号
を空気調和装置の制御に応用することにより、室内空間
(1)の温度分布を均一化するための情報を提供するこ
とができる。
なお、上記実施例は、各検知エリア(2)、・・・に停
止中に人体の移動等の動きがあると、その検知エリア(
2)(例えば最初のエリア)において生じる赤外線の入
力値の変化から、人体の存在を検知するようにしている
ので、第8図下図に示すように、人体位置信号と温度分
布信号とが得られるものである。
また、上記実施例では、赤外線集光手段としてフレネル
レンズ(10)を使用したが、例えば多数の放物面状の
部分鏡からなるいわゆるマルチ放物面等を用いてもよい
請求項(2)の発明では、赤外線集光手段として、単一
フレネルレンズ(10)を使用しているので、比較的コ
ストが安く済むという利点がある。
請求項(3)及び(4)の発明では、赤外線集光手段と
して単一フレネルレンズ(10)が使用され、ステッピ
ングモータ(駆動機構)(8)により、フレネルレンズ
(10)、焦電センサ(11)が−体に駆動され、制御
手段(54)により、その駆動がフレネルレンズ(10
)の集光域が順次間欠的に各検知エリア(2)、・・・
に一致するように制御されるので、安価な単一フレネル
レンズ(10)を使用しながら、上記請求項(1)の発
明の実効が得られることになる。
次に、請求項(5)〜(7)の発明に係る第2実施例に
ついて説明する。
第12図及び第13図は本実施例における赤外線検知装
置の概略を示し、(12)は装置全体を天井板に取付け
るための支持部材であって、該支持部材(12)の内部
中央に焦電センサ(11)が取付けられている。そして
、(13)は、該焦電センサ(11)を固定支持するよ
うに設置され、焦電センサ(11)の出力信号の処理を
行うためのP板、(10)は、上記支持部材(12)の
前端に取付けられ、略半球状の全体を垂直下方に向いた
中心点から放射状に8分割してなる多分割フレネルレン
ズ、(14)は、該フレネルレンズ(10)の内部かつ
上記焦電センサ(11)の下方に設けられ、フレネルレ
ンズ(10)の8分割された1部分に対応する部位のみ
開口させた開口部(14a)を有する遮蔽板、(15)
は該遮蔽板(14)の上方に設けられ、遮蔽板(14)
を水平面内で回転駆動するための超音波モータである。
本実施例において、その制御内容は、上記第1実施例に
おける第7図のフローチャートと同様であって、第7図
のステップS31.  S32.  S37におけるレ
ンズホルダ(5)を遮蔽板(14)に置き換えたもので
ある。すなわち、上記遮蔽板(14)、超音波モータ(
15)、ステップS32及び537により走査手段(5
1)が構成され、ステップS1、Sαにより温度演算手
段(52)、温度信号出力手段(53)がそれぞれ構成
されている。
ここで、請求項(5)の発明では、赤外線集光手段とし
て分割フレネルレンズ(10)を使用しているので、請
求項(′2Jの発明に比べ、焦電センサ(11)やフレ
ネルレンズ(10)全体を走査する必要がなく、遮蔽板
を応用した簡易な走査を行うことができるという利点が
ある。
請求項(6)の発明では、制御手段(54)により、超
音波モータ(駆動機構)(15)で、フレネルレンズ(
10)の後方かつ焦電センサ(11)の前面に設けられ
た遮蔽板(14)を、その開口部(14a)が順次フレ
ネルレンズ(10)の各分割部に一致して移動させるよ
うに制御され、各分割部に対応する検知エリア(2)、
・・・の赤外線入力の変化から、上記請求項(3)の発
明と同様にして、各検知エリア(2)、・・・の温度分
布信号が得られる。よって、上記請求項(3)の発明と
同様の効果が得られる。
請求項(7)の発明では、遮蔽板(14)を駆動する駆
動機構として、超音波モータ(15)を使用しているの
で、上記請求項(6)の発明の構成をコンパクトに収め
ることができる利点がある。
請求項(8)の発明では、上記各発明によって得られた
各検知エリア(2)、・・・の温度分布信号に応じて、
空気調和装置の運転が制御され、室内空間(1)の温度
分布を均一化することにより、快適な空調を行うことが
できる。
(発明の効果) 以上説明したように、請求項(1)の発明によれば、所
定の空間に複数の検知エリアを設定し、焦電センサに各
検知エリアの赤外線を入力するとともに、各検知エリア
を順次走査して、走査前後において赤外線の人力値の変
化に応じて焦電センサに発生する微分出力から各検知エ
リアの相対的温度分布を検知するようにしたので、各検
知エリアの温度分布信号を出力することができ、よって
、空間内の温度分布を均一化する空調のための情報を得
ることができる。
請求項(2の発明によれば、上記請求項(1)の発明に
おいて、赤外線集光手段として単一フレネルレンズを使
用したので、比較的低コストで装置を構成することがで
きる。
請求項(3)の発明によれば、上記請求項(2の発明に
おいて、単一フレネルレンズと焦電センサとを一体に駆
動し、フレネルレンズの集光域が各検知エリアに順次一
致するように制御したので、上記請求項(1)の発明の
効果を有効に発揮することができる。
請求項(4)の発明によれば、上記請求項(3)の発明
において、駆動機構としてステッピングモータを使用し
たので、その特性に応じた間欠的な走査を行うことがで
き、よって、請求項(3)の発明の実効を図ることがで
きる。
請求項(5)の発明によれば、上記請求項(1)の発明
において、赤外線集光手段として分割フレネルレンズを
使用したので、分割フレネルレンズの各分割部分に対応
した検知エリアを設定して、−分割部分ずつ順次赤外線
を入力させるような遮蔽機構を利用することができ、よ
って、各検知エリアの走査の部品化を図ることができる
請求項(6)の発明によれば、上記請求項(5)の発明
において、フレネルレンズの後方かつ焦電センサの前面
に遮蔽板を配置し、遮蔽板の開口部がフレネルレンズの
各分割部に順次一致するよう遮蔽板の駆動を制御したの
で、部品な走査でもって、上記請求項(3)の発明と同
様の効果を得ることができる。
請求項(7)の発明によれば、上記請求項(6)の発明
において、遮蔽板の駆動を超音波モータで行うようにし
たので、装置全体のコンパクト化を図ることができる。
請求項(8)の発明によれば、上記各発明において得ら
れた各検知エリアの温度分布信号を空気調和装置の制御
装置に接続し、その信号に応じて空気調和装置の運転を
制御するようにしたので、所定の空間内の温度分布を均
一化するよう空調の快適性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の構成を示すブロック図である。 第2図〜第11図以下は本発明の第1実施例を示し、第
2図は室内空間の状態を示す斜視図、第3図は赤外線検
知装置の外観を示す斜視図、第4図はレンズホルダの側
面図、第5図は同平面図、第6図は室内空間における検
知エリアの設定を示す説明図、第7図はコントローラの
制御内容を示すフローチャート図、第8図の上図、中口
、下図は、それぞれ走査位置に対する床面温度、焦電セ
ンサ入力信号、床面温度分布信号を示す特性図、第9図
及び第10図の上図、下図は、いずれも走査前後におけ
る赤外線入力の変化とそれにより生じる微分出力とを順
に示す説明図、第11図上図、下図は、走査位置に対す
る各検知エリアの赤外線光量の変化、焦電センサの出力
をそれぞれ示す特性図である。第12図及び第13図は
、第2実施例を示し、第12図は赤外線検知装置の全体
構成を示す側面図、第13図は同平面図である。 (1)・・・室内空間、(2)・・・検知エリア、(8
)・・・ステッピングモータ(駆動機構)、(10)・
・・フレネルレンズ(赤外線集光手段)、(11)・・
・焦電センサ、(14)・・・遮蔽板、(14a)・・
・開口部、(15)・・・超音波モータ(駆動機構)、
(51)・・・走査手段、(52)・・・温度演算手段
、(53)・・・温度信号出力手段、(54)・・・制
御手段。 第1m 第 図 (検矢ロエリア)2 ■) 第 図 第 図 第 12図 14a! (開口@F) 第13 図 モータ凹転角度e 第 図

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)所定の空間(1)内に設置され、該空間(1)内
    における複数の検知エリア(2)、・・・の赤外線を順
    次検知するようにした赤外線検知装置であって、表面帯
    電性材料よりなり赤外線の入力変化に応じた微分出力を
    発生する焦電センサ(11)と、該焦電センサ(11)
    に上記各検知エリア(2)からの赤外線を集光させる赤
    外線集光手段(10)と、上記所定の空間(1)内で上
    記赤外線集光手段(10)により集光する各検知エリア
    (2)、・・・を間欠的に走査させる走査手段(51)
    と、上記焦電センサ(11)の出力を受け、上記走査手
    段(51)による各検知エリア(2)、(2)間の走査
    前後における赤外線光量の変化に基づき各検知エリア(
    2)、・・・の相対的温度を演算する温度演算手段(5
    2)と、該温度演算手段(52)で演算された温度及び
    走査手段(51)の位置信号に基づき、各検知エリア(
    2)、・・・の温度分布を示す温度分布信号を出力する
    温度信号出力手段(53)とを備えたことを特徴とする
    赤外線検知装置。
  2. (2)赤外線集光手段(10)は単一フレネルレンズで
    あることを特徴とする請求項(1)記載の赤外線検知装
    置。
  3. (3)走査手段(51)は、赤外線集光手段(10)と
    焦電センサ(11)とを一体に回転させる駆動機構と、
    該駆動機構の駆動を赤外線集光手段(10)の集光域が
    順次各検知エリア(2)、・・・に一致するように制御
    する制御手段(54)とを備えていることを特徴とする
    請求項(2)記載の赤外線検知装置。
  4. (4)駆動機構はステッピングモータであることを特徴
    とする請求項(3)記載の赤外線検知装置。
  5. (5)赤外線集光手段(10)は分割フレネルレンズで
    あることを特徴とする請求項(1)記載の赤外線検知装
    置。
  6. (6)走査手段(51)は、焦電センサ(11)の前面
    を単一の検知エリア(2)からの赤外線のみが入射可能
    に開口してなる開口部(14a)を有する遮蔽板(14
    )と、該遮蔽板(14)を焦電センサ(11)の前面で
    移動させる駆動機構と、該駆動機構を遮蔽板(14)の
    開口部(14a)が順次各検知エリア(2)、・・・に
    一致するように制御する制御手段(54)とを有するこ
    とを特徴とする請求項(5)記載の赤外線検知装置。
  7. (7)駆動機構は超音波モータであることを特徴とする
    請求項(6)記載の赤外線検知装置。
  8. (8)温度信号出力手段(53)の出力は空気調和装置
    の制御装置に入力可能に接続され、その出力に応じて空
    気調和装置の運転が制御されるように構成されているこ
    とを特徴とする請求項(1)、(2)、(3)、(4)
    、(5)、(6)又は(7)記載の赤外線検知装置。
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