JP2588103Y2 - 扇風機 - Google Patents

扇風機

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JP2588103Y2
JP2588103Y2 JP1992047740U JP4774092U JP2588103Y2 JP 2588103 Y2 JP2588103 Y2 JP 2588103Y2 JP 1992047740 U JP1992047740 U JP 1992047740U JP 4774092 U JP4774092 U JP 4774092U JP 2588103 Y2 JP2588103 Y2 JP 2588103Y2
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正信 大塚
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、首振り運動を行う扇風
機に関する。
【0002】
【従来の技術】かかる扇風機には、実開昭58−142
395号公報記載の技術のように、人体を検知する赤外
線センサをファン近傍に複数固定し、これら赤外線セン
サにより各検知ゾーンを合わせて全体の検知ゾーンを広
げたものがある。
【0003】このような扇風機では、各赤外線センサの
うちいずれか1つの赤外線センサにより人体を検知する
と、その検知方向にファン又は風向可変板の向きを変え
ている。又、この扇風機では、各赤外線センサのうち、
どの赤外線センサでも人体を検知しなければ、ファンの
回転を停止して送風を止めている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところで、赤外線セン
サは、人体から放射される赤外線により人体の存在を検
知するもので、受動型の検知器である。しかしながら、
このような赤外線センサは、1個当たりのコストが高
く、これを複数設けると非常なコストアップになる。そ
こで本考案は、集光レンズに形成された絞り込みにより
所定の範囲に絞られた検知ゾーンを有する生体センサを
用いて生体の存在を精度高く検知し、この生体の存在す
る方向を中心に首振り運動を行って送風の方向を制御で
きる扇風機を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、ファンを取り
付けたファンモータ等から構成される扇風機頭部を、基
台に設けられた支柱の上部に設けた扇風機において、
【0006】扇風機頭部を前記支柱に対して首振り運動
させる首振り機構と、この首振り機構による首振り範囲
の中心方向を移動する首振り位置移動機構と、集光レン
ズが一体的に設けられ、この集光レンズに形成された絞
り込みにより所定の範囲に絞られた検知ゾーンで生体か
ら放射される赤外線を検知して生体の存在を検知する生
体センサと、集光レンズが設けられた生体センサを少な
くとも首振り範囲に対応する角度で首振り運動させるセ
ンサ首振り機構と、首振り位置移動機構を動作制御して
生体センサにより検知された生体の存在方向に、首振り
範囲の中心方向を合わせる首振り位置制御回路とを備え
て上記目的を達成しようとする扇風機である。
【0007】
【作用】このような手段を備えたことにより、集光レン
ズに形成された絞り込みにより所定の範囲に絞られた検
知ゾーンを有する生体センサを、センサ首振り機構によ
り少なくとも首振り範囲に対応する角度で首振り運動さ
せる。
【0008】この状態に生体センサにより生体の存在を
精度高く検知すると、首振り位置制御回路によって首振
り位置移動機構を動作制御し、生体の存在方向に、首振
り範囲の中心方向を合わせる。これにより、ファンから
の送風は生体の存在する方向に行われる。
【0009】
【実施例】以下、本考案の一実施例について図面を参照
して説明する。
【0010】図1は扇風機の外観図である。基台1には
操作パネル2が設けられている。この操作パネル2は、
図2に示すように入/切スイッチ3、風量切換スイッチ
4、制御風切換スイッチ5、首振り速度切換スイッチ
6、首振り切換スイッチ7、タイマ切換スイッチ8が設
けられるとともに、風量切換スイッチ4に対する風量表
示ランプ9、首振り速度切換スイッチ6に対する首振り
速度表示ランプ10及びタイマ切換スイッチ8に対する
タイマ時間表示ランプ11が設けられている。又、基台
1には支柱12が立設され、その上部にネック支え13
及びネックピース14を介して扇風機頭部15が設けら
れている。
【0011】図3はこの扇風機頭部15の構成図であ
る。ネックピース14には、モータカバー20がスタッ
ド21を軸として回動自在に設けられている。このモー
タカバー20の内部には、ファンモータ22が配置さ
れ、このファンモータ22の回転軸にファン23が取り
付けられている。又、ファン23を覆うように保護網2
4がモータカバー20に対して設けられている。
【0012】この扇風機頭部15には首振り機構が設け
られている。すなわち、ファンモータ22の後部には取
付け板25が固定され、この取付け板25上に首振りモ
ータ26が設けられている。この首振りモータ26の回
転軸は、取付け板25を突き抜けて下方に突出し、クラ
ンク27に連結されている。このクランク27にはリン
ク28が連結され、このリンク28の一端側はネックピ
ース14に取り付けられている回転受け14aに取付ね
じ29により取付けられ、他端側がクランク27に取付
ねじ30により取付けられている。
【0013】このクランク27の取付け板25と対向す
る位置には磁石31が取付けられ、又、取付け板25の
下面には各リードスイッチ32a、32bが配置されて
いる。これらリードスイッチ32a、32bは、扇風機
頭部15の首振り範囲の左右のリミット位置を検知する
ものである。
【0014】又、首振り位置移動機構が設けられてい
る。すなわち、首振り移動用モータ(以下、移動用モー
タと省略する)40がネックピース蓋14a内に設けら
れ、この移動用モータ40の回転軸にクランク41を介
してリンク42が連結されている。このリンク42の他
端側は取付ねじ43により回転受け14aに対して摺動
自在に設けられている。つまり、取付ねじ43の位置が
スタッド21を中心とする円周上に摺動するものとなっ
ている。又、リンク42のクランク41側には磁石44
が設けられ、ネックピース蓋14aの内側で磁石44と
対応する位置には各リードスイッチ45a、45bが配
置されている。これらリードスイッチ45a、45b
は、扇風機頭部15の首振り範囲の中心方向を移動する
場合の左右の移動リミットを検知するものである。
【0015】前記支柱12の下部には、焦電型の赤外線
センサ50が設けられている。図4はかかる赤外線セン
サ50の外観図であり、集光レンズ51が設けられてい
る。この赤外線センサ50は、生体、例えば人体から放
射される赤外線を検知し、人体が動くことによる赤外線
量の変化から生体の存在を検知するものである。この赤
外線センサ50の検知ゾーンは、集光レンズ51に形成
された絞り込みにより図5及び図6に示す各範囲A、
B、…D´に絞られている。図5は平面方向における各
検知ゾーンを示し、図6は上下方向における各検知ゾー
ンを示しており、ここでは検知の範囲をさらに絞り込ん
で、検知ゾーンは前方30度の角度範囲で、正面方向が
約5m、左右方向が約3m、高さ方向が約4mの範囲に
形成されている。
【0016】又、赤外線センサ50は、図7に示すセン
サ首振り機構52に設けられている。すなわち、回転用
モータ53の回転軸に円盤状の回転台54が連結され、
この回転台54上に赤外線センサ50が設けられてい
る。回転台54における赤外線センサ50の後方位置に
は、スリット55が形成されている。又、赤外線センサ
50の位置を中心としてスリット55から左右方向に6
0度の各角度位置には、右リミット用フォトインタラプ
タ56a、左リミット用フォトインタラプタ56bが配
置されている。これらフォトインタラプタ56a、56
bは、赤外線センサ50の首振り範囲の左右の移動リミ
ットを検知するものである。
【0017】従って、赤外線センサ50は、センサ首振
り機構52の首振りにより図9に示すように正面方向
(イ)、左30度方向(ロ)、右30度方向(ハ)、左
60度方向(ニ)、右60度方向(ホ)の各位置に停止
し、前方150度の範囲の生体を検知するものとなる。
次に電気回路の構成を図10を参照して説明する。
【0018】操作パネル2における入/切スイッチ3や
風量切換スイッチ4などの各スイッチ3〜8、各リード
スイッチ32a、32b、リードスイッチ45a、45
b、赤外線センサ50及び各フォトインタラプタ56
a、56bは、入力回路60を介して制御部61に接続
されている。
【0019】又、この制御部61には、ファンモータ駆
動回路62、首振りモータ駆動回路63、移動モータ駆
動回路64、センサ首振りモータ駆動回路65及び表示
ランプ駆動回路66が接続されている。このうち、ファ
ンモータ駆動回路62にはファンモータ22が接続さ
れ、首振りモータ駆動回路63には首振りモータ26が
接続され、移動モータ駆動回路64には移動用モータ4
0が接続され、センサ首振りモータ駆動回路65には回
転用モータ53が接続されている。又、表示ランプ駆動
回路66には、風量表示ランプ9、首振り速度表示ラン
プ10及びタイマ時間表示ランプ11が接続されてい
る。前記制御部61は次の各機能を有している。
【0020】(1) 各リードスイッチ32a、32bから
各検知信号を受けたときに首振りモータ26の正逆転制
御信号を首振りモータ駆動回路63に送出する機能、す
なわち、首振りモータ26の回転により扇風機頭部15
が首振り運動し、例えば右方向に首振りしてリードスイ
ッチ32aによりそのリミット位置を検知すると、制御
部61は首振りモータ26を例えば正転から逆転させて
左方向に首振り運動させる機能を有している。 (2) 各リードスイッチ45a、45bから各検知信号を
受けたときに移動用モータ40の正又は逆転制御信号を
移動用モータ駆動回路64に送出する機能、
【0021】(3) 各フォトインタラプタ56a、56b
から各検知信号を受けたときに回転用モータ53の正又
は逆転制御信号をセンサ首振りモータ駆動回路65に送
出する機能、
【0022】(4) 赤外線センサ50からの信号を受けて
生体の存在を判断し、生体の存在を検知するとその方向
を判断し、移動モータ駆動回路64を動作制御して赤外
線センサ50により検知された生体の存在方向に、扇風
機頭部15の首振り範囲の中心方向を合わせる首振り位
置制御回路としての機能を有している。次に上記の如く
構成された扇風機の作用について説明する。
【0023】入/切スイッチ3が投入されるとともに首
振り切換スイッチ7が操作されると、制御部61は、フ
ァンモータ駆動回路62に対して回転制御信号を送出
し、首振りモータ駆動回路63に対して正転制御信号を
送出し、さらにセンサ首振りモータ駆動回路65に対し
て正転制御信号を送出する。ファンモータ駆動回路62
は、回転制御信号を受けることによりファンモータ22
を回転駆動し、この回転に連動してファン23が回転
し、風が送風される。
【0024】又、首振りモータ駆動回路63は、正転制
御信号を受けて首振りモータ26を正転駆動する。この
首振りモータ26の回転によりクランク27は回転し、
この回転に応動してリンク28が取付ねじ29を支点と
して回動する。このリンク29の回動により扇風機頭部
15はスタッド21を回動中心として首振り運動を行
う。
【0025】この首振り運動を図11に示す模式図を参
照して説明すると、同図においてスタッド21及びリン
ク28の取付ねじ29の各位置は、僅かにずれている。
首振りモータ26の回転によりクランク27は矢印
(ヘ)方向に回転し、この回転に応じてリンク28は矢
印(ト)方向に回動する。従って、クランク27及びリ
ンク28の各回動により磁石31は軌跡(チ)を辿る。
なお、クランク27の中心は、軌跡(リ)を辿る。
【0026】そして、扇風機頭部15が左方向に首振り
を行い、リードスイッチ32bにより磁石31を検知す
ると、制御部61はこの検知を受けて首振りモータ駆動
回路63に対し逆転制御信号を送出し、首振りモータ2
6を例えば正転から逆転させて右方向に首振りさせる。
【0027】そうして、扇風機頭部15が右方向に首振
りを行い、リードスイッチ32aにより磁石31を検知
すると、上記同様に制御部61はこの検知を受けて首振
りモータ駆動回路63に対し正転制御信号を送出し、首
振りモータ26を逆転から正転させて左方向に首振りさ
せる。このようにリンク28を回動させることにより扇
風機頭部15は、スタッド21を回動中心として首振り
運動を行う。なお、首振モータ26は、正転のみのもの
を使用してもよい。
【0028】一方、回転用モータ53は、センサ首振り
モータ駆動回路65による駆動により正回転し、回転台
54を回転させる。この回転により赤外線センサ50
は、その検知が変更する。この場合、回転用モータ53
は図9に示すように正面方向(イ)、左30度方向
(ロ)、右30度方向(ハ)、左60度方向(ニ)、右
60度方向(ホ)の各方向で停止する。従って、赤外線
センサ50は、これら方向(イ)…(ホ)において生体
からの赤外線を検知する。
【0029】赤外線センサ50が左方向に首振りを行
い、フォトインタラプタ56aによりスリット55を検
知すると、制御部61はこの検知を受けてセンサ首振り
モータ駆動回路65に対し逆転制御信号を送出し、回転
用モータ53を例えば正転から逆転させて右方向に首振
りさせる。
【0030】そうして、赤外線センサ50が右方向に首
振りを行い、フォトインタラプタ56bによりスリット
55を検知すると、制御部61はこの検知を受けてセン
サ首振りモータ駆動回路65に対し正転制御信号を送出
し、回転用モータ53を逆転から正転させて左方向に首
振りさせる。このように赤外線センサ50は、各方向
(イ)…(ホ)で停止しながら首振り運動を行う。この
検知により、例えば右30度方向(ハ)に人体からの赤
外線を検知すると、この検知信号が制御部61に送られ
る。
【0031】この制御部61は、赤外線検知を受けたと
きの赤外線センサ50の方向が右30度方向(ハ)であ
ることを判断し、この方向(ハ)に扇風機頭部15の首
振り範囲の中心方向を移動させる制御信号を移動モータ
駆動回路64に送出する。これにより、移動用モータ4
0は、扇風機頭部15の首振り範囲の中心方向を方向
(ハ)に合わせる角度だけ回転する。この回転に応動し
てクランク41及びリンク42は回動する。この場合、
リンク42の回動に応動してその取付ねじ43の位置は
図12に示すようにスタッド21を中心として摺動す
る。この摺動に連動して扇風機頭部15がその向きを変
更する。
【0032】すなわち、クランク41が(ヌ)方向に回
転することにより、リンク42は取付ねじ43の位置を
(ル)方向に摺動して移動する。この摺動方向(ル)の
範囲は各リードスイッチ45a、45bにより検出され
る。
【0033】従って、この摺動方向(ル)の範囲で扇風
機頭部15の向きが変わる。この場合、人体の存在する
方向が右30度方向(ハ)なので、扇風機頭部15の首
振り範囲の中心方向は、この方向(ハ)に設定される。
これにより、扇風機頭部15は、方向(ハ)を中心とし
て首振り運動を行い、人体の存在する方向を中心に送風
を行う。
【0034】このように上記一実施例においては、赤外
線センサ50を首振り運動させて人体を検知すると、こ
の人体の存在方向に、首振りの中心方向を合わせるよう
にしたので、1つの赤外線センサ50により扇風機の前
方150度の範囲に存在する生体を検知でき、かつこの
人体の存在方向を中心として首振り運動ができる。従っ
て、高価な赤外線センサ50を1つ設ければよく経済的
である。なお、赤外線センサ50により人体を複数人、
例えば二人検知した場合、制御部61は二人の存在する
中間を首振りの中心として運動させる。又、焦電型の赤
外線センサ50は、人体からの赤外線を受光するので、
生体検知のための送信機能は不要である。さらに、人体
が動かず赤外線量が変化しなければ、赤外線センサ50
は人体を検知しないので、就寝しているときには人体は
居ないものと検知し、扇風機の運転を停止して寝冷えを
防ぐことができる。
【0035】なお、本考案は上記一実施例に限定される
ものでなくその要旨を変更しない範囲で変形してもよ
い。例えば、首振りモータ26や移動用モータ40、回
転用モータ53は、コンデンサモータに限らず、同期モ
ータ、パルスモータ等を用いてもよい。又、各リードス
イッチ32a、32bや45a、45bは、フォトイン
タラプタ等を用いてもよい。さらに、これらリードスイ
ッチは、各2つに限らず、首振りのリミット位置を検知
できる個数だけ設ければよい。又、赤外線センサ50
は、人体に限らず赤外線を放射する生体を検知するよう
にしてもよい。
【0036】又、首振りモータとして図13に示すパル
スモータ70を用いた場合について説明する。このパル
スモータ70は、ロータ71の周囲に各励磁コイルS1
〜S4が配置されている。図14はこのパルスモータ7
0の励磁回路の構成図である。各励磁コイルS1〜S4
には、各トランジスタQ1〜Q4が接続され、かつこれ
ら励磁コイルS1〜S4と各トランジスタQ1〜Q4と
の接続点に各ダイオードD1,D2、D3,D4、…D
8の直列回路が接続されている。
【0037】かかる構成において、パルスモータ70の
回転は、図15に示す励磁ステップに従って各励磁コイ
ルS1〜S4を励磁することにより行われる。ここで、
各励磁コイルS1〜S4の励磁期間は、1ステップの期
間Tを調整することにより行われ、この1ステップの期
間Tの調整によりロータ71を7.5度又は15度等の
角度ごとにステップ回転させるものとなる。
【0038】従って、図15の励磁ステップに示すよう
に各トランジスタQ1〜Q4を順次オンさせて各励磁コ
イルS1〜S4を順次励磁すると、パルスモータ70は
正回転する。又、逆に各トランジスタQ4〜Q1の順に
オンさせて各励磁コイルS4〜S1を順次励磁すると、
パルスモータ70は逆回転する。
【0039】なお、パルスモータ70のロータ71に減
速ギアを連結し、50分の1乃至100分の1のギヤー
ダウンを行って首振りのスピードダウン及びトルクアッ
プを図ってもよい。
【0040】又、首振り速度は、上記1ステップにおけ
る各励磁コイルS1〜S4の励磁期間を調整することに
より変化する。つまり、各トランジスタQ1〜Q4のオ
ン期間を制御することにより行われる。
【0041】例えば、ステップ角度7.5度、ギヤー比
85分の1、励磁期間(パルス幅)10msec の条件下
で首振り速度を求めると、1分間のパルス数が6000
パルスとなり、このパルス数により1分間の駆動角度は
45000度回転する。これを回転数に換算すると、1
25回転となるが、ギヤー比により首振り速度は1.4
7rpmとなる。
【0042】従って、かかる構成であれば、各励磁コイ
ルS1〜S4の励磁期間を調整することにより首振り速
度を、例えば「強」「中」「弱」の3段階に設定するこ
とができる。
【0043】
【考案の効果】以上詳記したように本考案によれば、
光レンズに形成された絞り込みにより所定の範囲に絞ら
れた検知ゾーンを有する生体センサを用いて生体の存在
を精度高く検知し、この生体の存在する方向を中心に首
振り運動を行って送風の方向を制御できる扇風機を提供
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係わる扇風機の外観図。
【図2】同扇風機における操作パネルの外観図。
【図3】同扇風機の頭部の構成図。
【図4】同扇風機における赤外線センサの外観図。
【図5】同赤外線センサの水平方向の検知ゾーンを示す
図。
【図6】同赤外線センサの高さ方向の検知ゾーンを示す
図。
【図7】同赤外線センサのセンサ首振り機構の構成図。
【図8】同赤外線センサ首振り機構を上方から見た構成
図。
【図9】同赤外線センサの首振り範囲を示す図。
【図10】上記扇風機の電気回路の構成図。
【図11】同扇風機の首振り運動を示す模式図。
【図12】同扇風機の首振り中心の移動を示す模式図。
【図13】同扇風機に適用するパルスモータの構成図。
【図14】同パルスモータの励磁回路の構成図。
【図15】同励磁回路の励磁ステップを示す図。
【符号の説明】
1…基台、 12…支柱、 15…扇風機頭部、 22…ファンモータ、 23…ファン、 26…首振りモータ、 27…クランク、 28…リンク、 40…首振り移動用モータ、 41…クランク、 42…リンク、 50…赤外線センサ、 52…センサ首振り機構、 53…回転用モータ、 54…回転台、 55…スリット、 56a…右リミット用フォトインタラプタ、 56b…左リミット用フォトインタラプタ、 61…制御部。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F04D 25/10 302 F04D 25/08 307 F04D 27/00 F04D 27/00 101

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ファンが取り付けられたファンモータ等
    から構成される扇風機頭部を、基台に設けられた支柱の
    上部に設けた扇風機において、 前記扇風機頭部を前記支柱に対して首振り運動させる首
    振り機構と、 この首振り機構による首振り範囲の中心方向を移動する
    首振り位置移動機構と、集光レンズが一体的に設けられ、この集光レンズに形成
    された絞り込みにより所定の範囲に絞られた検知ゾーン
    で生体から放射される赤外線を検知して前記 生体の存在
    を検知する生体センサと、前記集光レンズが設けられた前記 生体センサを少なくと
    も前記首振り範囲に対応する角度で首振り運動させるセ
    ンサ首振り機構と、 前記首振り位置移動機構を動作制御して前記生体センサ
    により検知された前記生体の存在方向に、前記首振り範
    囲の中心方向を合わせる首振り位置制御回路と、 を具備したことを特徴とする扇風機。
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