JP6117404B1 - エレベータシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】利用者と、当該利用者と同乗すべき者とが、安全にエレベータを利用するための支援を行うエレベータシステムを提供する。【解決手段】実施形態によればエレベータシステムは、ホール側カメラ装置とかご内カメラ装置とエレベータ制御装置とを備える。エレベータ制御装置は、ホール側カメラ装置で撮影されたホールの撮像情報、およびかご内カメラ装置で撮影された乗りかご内の撮像情報を解析することにより、ホールに同乗者を伴う利用者がいると判断した後、同乗者のみが乗りかごに乗り込んで出発したと判断したときには、ホールにいる利用者が所持する携帯端末にかご内カメラ装置で撮影された撮像情報を送信し、利用者のみが乗りかごに乗りこんで出発したと判断したときには、乗りかご内にいる利用者が所持する携帯端末にホール側カメラ装置で撮影された撮像情報を送信する。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、エレベータシステムに関する。
従来、エレベータ利用者が、小さな子供やペットなどの同乗者とともにエレベータを利用するときには、同乗者とともにエレベータホールで乗りかごを待ち、乗りかごが到着すると同乗者とともに乗車する。しかし、同乗者である子供やペットが当該利用者と離れて先に乗りかごに乗車してしまった場合、または利用者より遅れて乗りかごに乗車しようとした場合に、同乗に間に合わず、いずれか一方の者がエレベータホールに残されたまま、他者が乗りかごに乗車してエレベータが出発してしまうことがある。
特開2012−121710号公報
上述したような事態が起こった場合、双方の者がその後どのように行動してよいかわからずに、エレベータホールに取り残された人が乗りかごの行先がわからないまま階段で別の階床に移動したり、乗りかごに乗車した人が目的階とは異なる最寄階で降車したりすることがあり、かえって混乱を招き、双方の不安が大きくなるという問題があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、利用者と、当該利用者と同乗すべき者とが、安全にエレベータを利用できるようにするための支援を行うエレベータシステムの提供を目的とする。
上記目的を達成するための実施形態によればエレベータシステムは、ホール側カメラ装置とかご内カメラ装置とエレベータ制御装置とを備える。エレベータ制御装置は、ホール側カメラ装置で撮影されたホールの撮像情報、およびかご内カメラ装置で撮影された乗りかご内の撮像情報を解析することにより、ホールに同乗者を伴う利用者がいると判断した後、同乗者のみが乗りかごに乗り込んで出発したと判断したときには、ホールにいる利用者が所持する携帯端末にかご内カメラ装置で撮影された撮像情報を送信し、利用者のみが乗りかごに乗りこんで出発したと判断したときには、乗りかご内にいる利用者が所持する携帯端末にホール側カメラ装置で撮影された撮像情報を送信する。
第1および第3実施形態によるエレベータシステムの構成を示す全体図。 第1〜第3実施形態によるエレベータシステムに利用する映像解析装置およびエレベータ制御装置の構成を示すブロック図。 第1および第2実施形態によるエレベータシステムに利用する映像解析装置およびエレベータ制御装置の動作を示すシーケンス図。 第2実施形態によるエレベータシステムの構成を示す全体図。 第3実施形態によるエレベータシステムに利用する映像解析装置およびエレベータ制御装置の動作を示すシーケンス図。
《第1実施形態》
〈第1実施形態によるエレベータシステムの構成〉
本発明の第1実施形態によるエレベータシステムの構成について、図1を参照して説明する。本実施形態によるエレベータシステム1Aは、建物内のエレベータホール10に設置されたホール呼びボタン11、ホール側カメラ装置12、無線アクセスポイント13、およびホール側スピーカ14と、乗りかご20内に設置されたかご内カメラ装置21およびかご内スピーカ22と、当該エレベータの昇降路上部の機械室等に設置された映像解析装置30、エレベータ制御装置40A、WEBサーバ50、および巻上げ機60と、当該エレベータの利用者が携帯する携帯端末70とを備える。
ホール呼びボタン11はエレベータ制御装置40Aに接続され、ボタン操作されると該当する操作情報を生成してエレベータ制御装置40Aに送信する。ホール側カメラ装置12は映像解析装置30に接続され、エレベータホール10を撮影した撮像情報を順次映像解析装置30に送信する。無線アクセスポイント13はWEBサーバ50に接続されるとともに、エレベータホール10内にいる利用者の携帯端末70と無線接続可能であり、WEBサーバ50から送信された情報を携帯端末70に無線送信する。ホール側スピーカ14は、エレベータ制御装置40Aに接続され、エレベータ制御装置40Aから送信されたアナウンス情報を出力する。
かご内カメラ装置21は、映像解析装置30およびWEBサーバ50に接続され、乗りかご20内を撮影した撮像情報を映像解析装置30およびWEBサーバ50に順次送信する。かご内スピーカ22は、エレベータ制御装置40Aに接続され、エレベータ制御装置40Aから送信されたアナウンス情報を出力する。
映像解析装置30およびエレベータ制御装置40Aの詳細な構成について、図2を参照して説明する。映像解析装置30は、ホール映像情報解析部31と、かご内映像情報解析部32と、同乗判断部33とを有する。ホール映像情報解析部31は、ホール側カメラ装置12から送信されたエレベータホールの撮像情報を解析して、撮像情報内に含まれる利用者の動作を特定した解析情報を生成する。かご内映像情報解析部32は、かご内カメラ装置21から送信された乗りかご20内の撮像情報を解析して、撮像情報内に含まれる利用者の動作を特定した解析情報を生成する。同乗判断部33は、ホール映像情報解析部31で生成された解析情報と、かご内映像情報解析部32で生成された解析情報とに基づいて、まずエレベータホール10に同乗者を伴った利用者がいるか否か判断する。そして、同乗者を伴う利用者がいると判断すると、当該利用者とその同乗者とが乗りかご20に同乗したか、同乗者のみが乗り込んだか、利用者のみが乗り込んだかを判断する。そして、同乗者のみが乗り込んだと判断した後、乗りかご20が出発したことを検知すると、同乗者単独乗車情報を生成し、エレベータ制御装置40Aに送信する。また、利用者のみが乗り込んだと判断した後、乗りかご20が出発したことを検知すると、利用者単独乗車情報を生成し、エレベータ制御装置40Aに送信する。
エレベータ制御装置40Aは、単独乗車情報取得部41と、動作制御部42Aと、出力制御部43とを有する。単独乗車情報取得部41は、映像解析装置30から送信された同乗者単独乗車情報および利用者単独乗車情報を取得する。動作制御部42Aは、ホール呼びボタン11の操作により登録されるホール呼びや乗りかご20内のかご呼びボタン(図示せず)の操作により登録されるかご呼びに対応するように、巻上げ機60等の機器の動作を制御する。また動作制御部42Aは、単独乗車情報取得部41で同乗者単独乗車情報または利用者単独乗車情報が取得されると、それぞれに対し予め設定された複数の対応処理の中のいずれかを実行する。予め設定された各対応処理の内容については、後述する。出力制御部43は、動作制御部42Aから送出される指示に基づいて、ホール側スピーカ14またはかご内スピーカ22から所定のアナウンス情報を出力させる。
WEBサーバ50は、エレベータ制御装置40Aから送信される指示に基づいて、かご内カメラ装置21で撮影された現在の乗りかご20内の撮像情報を、無線アクセスポイント13を介してエレベータホール10にいる利用者の携帯端末70に送信する。
〈第1実施形態によるエレベータシステムの動作〉
次に、本実施形態によるエレベータシステム1Aの動作について、図3のシーケンス図を参照して説明する。本実施形態においてエレベータシステム1Aの稼動中は、ホール側カメラ装置12においてエレベータホール10が撮影され、その撮像情報が順次映像解析装置30に送信されている。また、かご内カメラ装置21において乗りかご20内が撮影され、その撮像情報が順次映像解析装置30に送信されている。
映像解析装置30では、ホール側カメラ装置12から送信されたエレベータホール10の撮像情報がホール映像情報解析部31で取得されて解析され(S1)、撮像情報内に含まれる利用者の動作を特定した解析情報が生成される。また、かご内カメラ装置21から送信された乗りかご20内の撮像情報がかご内映像情報解析部32で取得されて解析され(S2)、撮像情報内に含まれる利用者の動作を特定した解析情報が生成される。
そして、同乗判断部33において、ホール映像情報解析部31で生成された解析情報と、かご内映像情報解析部32で生成された解析情報とに基づいて、まず、エレベータホール10に同乗者を伴った利用者がいるか否かが判断される(S3)。同乗者を伴った利用者とは例えば小さな子供を連れた親であり、解析情報に基づいて子供と親が手を繋いでいるか、会話をしているか等により、利用者とその同乗者であるか否かが判断される。また、ペットに付けられたリールをもっている飼い主も、同乗者であるペットを伴った利用者として判断される。
ここで、同乗者を伴う利用者がいると判断されると(S3の「YES」)、当該利用者とその同乗者とが乗りかご20に同乗したか、同乗者または利用者のみが乗り込んだかが判断される(S4)。そして同乗者のみが乗り込んで乗りかご20が出発したことが検知されると、同乗者単独乗車情報が生成されてエレベータ制御装置40Aに送信される。また、利用者のみが乗り込んで乗りかご20が出発したことが検知されると、利用者単独乗車情報が生成されてエレベータ制御装置40Aに送信される(S4の「NO」、S5の「YES」、S6)。
映像解析装置30から同乗者単独乗車情報または利用者単独乗車情報が送信されると、エレベータ制御装置40Aの単独乗車情報取得部41で取得される(S7)。そして、動作制御部42Aにより、それぞれの単独乗車情報に対して予め設定された複数の対応処理の中のいずれかが実行される(S8)。
各単独乗車情報に対する複数の対応処理例を以下に示す。まず、利用者である親が同乗せずに同乗者である子供のみが乗りかご20に乗り込んで出発したときに、生成された同乗者単独乗車情報に対して実行される対応処理の例(第1〜第3対応処理)について説明する。
[第1対応処理]
第1対応処理では、同乗者単独乗車情報が取得されると、動作制御部42Aにより、親が同乗せずに子供のみが乗りかご20に乗り込んで出発したことがWEBサーバ50に通知されるとともに、当該子供のみが乗車したことを報知するアナウンス情報が、出力制御部43を介してホール側スピーカ14から出力される。
そして、エレベータ制御装置40Aからの通知に基づいて、WEBサーバ50により、無線アクセスポイント13を介してエレベータホール10にいる利用者(親)が所持する携帯端末70宛てに、かご内カメラ装置21で撮影された現在の乗りかご20内の撮像情報が送信される。
このように処理が行われることにより、子供のみが乗車して出発したことがエレベータホール10にいる親に報知されるとともに、親の携帯端末70に乗りかご20内の現在の撮像情報が表示されるため、親はパニックに陥ることなく、現状を正確に把握することができる。
[第2対応処理]
第2対応処理では、同乗者単独乗車情報が取得されると、動作制御部42Aにより、当該建物内の別のエレベータ(子供が乗車したエレベータとの群管理が行われている他のエレベータ)で、利用者がいるエレベータホール10に乗りかごが停止している号機があると判断されると、当該別号機の乗りかごへの乗車を促すアナウンス情報が、出力制御部43を介してホール側スピーカ14から出力される。そして、映像解析装置30の解析処理により親が当該別号機の乗りかごに乗りこんだと判断されると、動作制御部42Aにより、子供が乗車した乗りかご20の次の行先階に、当該別号機の乗りかごが移動される。その際、当該別号機のエレベータでは、他階で発生したホール呼びへの応答よりも優先して、上述した処理が実行される。
このように処理が行われることにより、親が子供のもとになるべく早く駆けつけることができるように、エレベータの動作を制御することができる。
[第3対応処理]
第3対応処理では、同乗者単独乗車情報が取得されると、動作制御部42Aにより、乗りかご20が最寄階に停止されるとともに、階段を使って乗りかご20が停止した階(例えば1つ上階)に向かうことを促すアナウンス情報が、出力制御部43を介してホール側スピーカ14から出力される。
このように処理が行われることにより、利用者がいるエレベータホール10に停止している他号機がない場合にも、親が子供のもとになるべく早く駆けつけることができるように、エレベータの動作を制御することができる。
上述した各種対応処理を組み合わせることにより、例えば、第1対応処理によりエレベータホールにいる親に子供のみが乗車して出発したことが報知され、乗りかご内の撮像情報が親の携帯端末に表示されるとともに、第2対応処理または第3対応処理により、親がなるべく早く子供のもとに駆けつけることができるようにしてもよい。
次に、同乗者である子供が同乗せずに利用者である親のみが乗りかご20に乗り込んで出発したときに、生成された利用者単独乗車情報に対して実行される第4対応処理について説明する。
[第4対応処理]
第4対応処理では、利用者単独乗車情報が取得されると、動作制御部42Aにより、乗りかご20が最寄階に停止された後、戸開せずに出発階に向けて引き返すように運転される。また、エレベータホール10にいる子供に向けて、「親が迎えにくるのでそのまま移動せずにホールで待っているように」報知するためのアナウンス情報が、出力制御部43を介してホール側スピーカ14から出力される。さらに、乗りかご20内にいる親に向けて、「そのまま出発階に引き返す運転を行う」ことを報知するためのアナウンス情報が、出力制御部43を介してかご内スピーカ22から出力される。
このように処理が行われることにより、親が子供のもとになるべく早く戻るように、エレベータの動作を制御することができる。
次に、他の対応処理例として、利用者である飼い主が同乗せずに同乗者であるペットのみが乗りかご20に乗り込んで出発したときに、生成された同乗者単独乗車情報に対して実行される第5対応処理について説明する。
[第5対応処理]
第5対応処理では、同乗者単独情報が取得されると、動作制御部42Aにより、乗りかご20が最寄階に停止された後、戸開せずに出発階に向けて引き返すように運転される。また、エレベータホール10にいる飼い主に向けて、「エレベータが戻ってくるのでそのまま移動せずにホールで待っているように」報知するためのアナウンス情報が、出力制御部43を介してホール側スピーカ14から出力される。
このように処理が行われることにより、ペットをなるべく早く飼い主のもとに戻すように、エレベータの動作を制御することができる。その際、出発後に停止した最寄階で乗りかごを戸開させるとペットが降車してどこかへ行ってしまう可能性があるため、最寄階で戸開せずに引き返すことで、確実に飼い主のもとに戻すことができる。
次に、同乗者であるペットが同乗せずに利用者である飼い主のみが乗りかご20に乗り込んで出発したときに、生成された利用者単独乗車情報に対して実行される第6対応処理について説明する。
[第6対応処理]
第6対応処理では、利用者単独乗車情報が取得されると、動作制御部42Aにより、乗りかご20が最寄階に停止された後、戸開せずに出発階に向けて引き返すように運転される。また、乗りかご20内の飼い主に向けて、「そのまま出発階に引き返す運転を行う」ことを報知するためのアナウンス情報が、出力制御部43を介してかご内スピーカ22から出力される。
このように処理が行われることにより、飼い主がなるべく早くペットのもとに戻るように、エレベータの動作を制御することができる。
《第2実施形態》
〈第2実施形態によるエレベータシステムの構成〉
本発明の第2実施形態によるエレベータシステム1Bは、図4に示すように、乗りかご20内にも無線アクセスポイント23を有する他は、第1実施形態で説明したエレベータシステム1Aの構成と同様であるため、同一機能を有する部分の詳細な説明は省略する。
本実施形態において乗りかご20内の無線アクセスポイント23は、WEBサーバ50に接続されるとともに、乗りかご20内にいる利用者の携帯端末70と無線接続可能であり、WEBサーバ50から送信された情報を携帯端末70に無線送信する。
エレベータ制御装置40Bの動作制御部42Bは、利用者単独乗車情報が取得されると、出発した乗りかご20に子供が同乗していないことをWEBサーバ50に通知するとともに、当該子供が同乗していないことを報知するアナウンス情報を、出力制御部43を介してかご内スピーカ22から出力させる。
〈第2実施形態によるエレベータシステムの動作〉
エレベータシステム1Bにおいて、エレベータホール10の撮像情報および乗りかご20内の撮像情報に基づいて実行されるステップS1〜S7の処理は、第1実施形態と同様であるため、詳細な説明は省略する。以下に、同乗者である子供が同乗せずに利用者である親のみが乗りかご20に乗り込んで出発したときに生成された利用者単独乗車情報に対して、エレベータ制御装置40Bの動作制御部42Bにより実行される第7対応処理について説明する。
[第7対応処理]
第7対応処理では、利用者単独乗車情報が取得されると、動作制御部42Bにより、出発した乗りかご20に子供が同乗していないことがWEBサーバ50に通知されるとともに、当該子供が同乗していないことを報知するアナウンス情報が、出力制御部43を介してかご内スピーカ22から出力される。
そして、エレベータ制御装置40Bからの通知に基づいて、WEBサーバ50により、無線アクセスポイント23を介して乗りかご20内にいる利用者(親)が所持する携帯端末70宛てに、ホール側カメラ装置12で撮影された現在のエレベータホール10の撮像情報が送信される。
このように処理が行われることにより、親のみが乗車して出発したことが乗りかご20内の親に報知されるとともに、親の携帯端末70にエレベータホール10の現在の撮像情報が表示されるため、親はパニックに陥ることなく、現状を正確に把握することができる。
この第7対応処理とともに、第1実施形態で説明した第4対応処理を実行させて、親が子供のもとになるべく早く戻るように、エレベータの動作を制御するようにしてもよい。
《第3実施形態》
〈第3実施形態によるエレベータシステムの構成〉
本発明の第3実施形態によるエレベータシステム1Cの構成は、第1実施形態で説明したエレベータシステム1Aの構成と同様であるため、同一機能を有する部分の詳細な説明は省略する。
本実施形態において映像解析装置30の同乗判断部33は、利用者また同乗者のみが乗り込んだと判断すると直ちに単独乗車情報を生成し、エレベータ制御装置40Cに送信する。その後、単独乗車状態が解消されたと判断すると単独乗車解消情報を生成し、エレベータ制御装置40Cに送信する。
エレベータ制御装置40Cでは、映像解析装置30から送信された単独乗車情報を単独乗車情報取得部41において取得すると、動作制御部42Cにおいてエレベータホール10で戸開している乗りかご20を戸閉待機状態とし、単独乗車解消情報を取得すると通常運転状態に戻す。
〈第3実施形態によるエレベータシステムの動作〉
エレベータシステム1Bにおいて、エレベータホール10の撮像情報および乗りかご20内の撮像情報に基づいて実行されるステップS11〜S14の処理は、第1実施形態で説明したステップS1〜4の処理と同様であるため、詳細な説明は省略する。
映像解析装置30の同乗判断部33において利用者また同乗者のみが乗り込んだと判断されると(S14の「NO」)、直ちに単独乗車情報が生成され、エレベータ制御装置40Cに送信される(S15)。
エレベータ制御装置40では、映像解析装置30から送信された単独乗車情報が単独乗車情報取得部41で取得され(S16)、動作制御部42Cにより、エレベータホール10で戸開した乗りかご20の戸閉が待機状態に維持される(S17)。
その後、映像解析装置30の同乗判断部33により、乗りかご20に乗り込んでいなかった利用者または同乗者が乗りかご20に乗り込んで双方とも乗りかご20に乗り込んだ状態になったかまたは、乗りかご20に乗り込んだ利用者または同乗者が降車したことにより、利用者と同乗者とが双方ともエレベータホール10にいる状態になったと判断されると(S18の「YES」)、単独乗車解消情報が生成され、エレベータ制御装置40に送信される(S19)。
エレベータ制御装置40では、映像解析装置30から送信された単独乗車解消情報が単独乗車情報取得部41で取得されると(S20)、動作制御部42Cにより戸閉待機指示が解除され、通常運転に戻される(S21)。
以上の第3実施形態によれば、同乗者を伴った利用者がエレベータホールにいる場合に、利用者と同乗者とが同乗しなければ乗りかごが出発せず、利用者および同乗者は安全にエレベータを利用することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これらの新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1A,1B,1C…エレベータシステム、10…エレベータホール、11…ホール呼びボタン、12…ホール側カメラ装置、13…無線アクセスポイント、14…ホール側スピーカ、20…乗りかご、21…かご内カメラ装置、22…かご内スピーカ、23…無線アクセスポイント、30…映像解析装置、31…ホール映像情報解析部、32…かご内映像情報解析部、33…同乗判断部、40A,40B,40C…エレベータ制御装置、41…単独乗車情報取得部、42A,42B,42C…動作制御部、43…出力制御部、50…WEBサーバ、60…巻上げ機、70…携帯端末

Claims (6)

  1. 建物内のエレベータのホールを撮影するホール側カメラ装置と、
    前記エレベータの乗りかご内を撮影するかご内カメラ装置と、
    前記ホール側カメラ装置で撮影された前記ホールの撮像情報、および前記かご内カメラ装置で撮影された前記乗りかご内の撮像情報を解析することにより、前記ホールに同乗者を伴う利用者がいると判断した後、前記同乗者のみが前記乗りかごに乗り込んで出発したと判断したときには、前記ホールにいる利用者が所持する携帯端末に前記かご内カメラ装置で撮影された撮像情報を送信し、前記利用者のみが前記乗りかごに乗りこんで出発したと判断したときには、前記乗りかご内にいる利用者が所持する携帯端末に前記ホール側カメラ装置で撮影された撮像情報を送信するエレベータ制御装置と
    を備えることを特徴とするエレベータシステム。
  2. 建物内のエレベータのホールを撮影するホール側カメラ装置と、
    前記エレベータの乗りかご内を撮影するかご内カメラ装置と、
    前記ホールに設置されたホール側スピーカと、
    前記ホール側カメラ装置で撮影された前記ホールの撮像情報、および前記かご内カメラ装置で撮影された前記乗りかご内の撮像情報を解析することにより、前記ホールに同乗者を伴う利用者がいると判断した後、前記同乗者のみが乗りかごに乗り込んで出発したと判断したときに、前記ホールに別号機の乗りかごが停止していれば、当該別号機の乗りかごへの乗車を促すアナウンス情報を前記ホール側スピーカから出力させ、前記利用者が前記別号機の乗りかごに乗りこんだと判断すると、前記同乗者が乗り込んだ乗りかごの次の行先階に、前記別号機の乗りかごを移動させるエレベータ制御装置と
    を備えることを特徴とするエレベータシステム。
  3. 建物内のエレベータのホールを撮影するホール側カメラ装置と、
    前記エレベータの乗りかご内を撮影するかご内カメラ装置と、
    前記ホールに設置されたホール側スピーカと、
    前記ホール側カメラ装置で撮影された前記ホールの撮像情報、および前記かご内カメラ装置で撮影された前記乗りかご内の撮像情報を解析することにより、前記ホールに同乗者を伴う利用者がいると判断した後、前記同乗者のみが乗りかごに乗り込んで出発したと判断したときには、前記乗りかごを最寄階に停止させるとともに、階段を使って前記乗りかごが停止した階に向かうことを促すアナウンス情報を前記ホール側スピーカから出力させるエレベータ制御装置と
    を備えることを特徴とするエレベータシステム。
  4. 建物内のエレベータのホールを撮影するホール側カメラ装置と、
    前記エレベータの乗りかご内を撮影するかご内カメラ装置と、
    前記ホール側カメラ装置で撮影された前記ホールの撮像情報、および前記かご内カメラ装置で撮影された前記乗りかご内の撮像情報を解析することにより、前記ホールに同乗者を伴う利用者がいると判断した後、前記利用者または同乗者のみが乗りかごに乗り込んで出発したと判断したときには、前記乗りかごを最寄階で停止させ、戸開せずに出発階に向けて引き返すように運転するエレベータ制御装置と
    を備えることを特徴とするエレベータシステム。
  5. 前記ホールに設置されたホール側スピーカと、
    前記乗りかご内に設置されたかご内スピーカとをさらに備え、
    前記エレベータ制御装置は、前記利用者または同乗者のみが乗りかごに乗り込んで出発したと判断したときに、ホールに待機するように報知するアナウンス情報を前記ホール側スピーカから出力させる処理と、出発階に引き返す運転を行うことを報知するアナウンス情報を前記かご内スピーカから出力させる処理との少なくともいずれか一方の処理を行う
    ことを特徴とする請求項4に記載のエレベータシステム。
  6. 建物内のエレベータのホールを撮影するホール側カメラ装置と、
    前記エレベータの乗りかご内を撮影するかご内カメラ装置と、
    前記ホール側カメラ装置で撮影された前記ホールの撮像情報、および前記かご内カメラ装置で撮影された前記乗りかご内の撮像情報を解析することにより、前記ホールに同乗者を伴う利用者がいると判断した後、前記利用者または同乗者のみが乗りかごに乗り込んだと判断すると、前記ホールで戸開している乗りかごを戸閉待機状態とし、前記撮像情報の解析により前記利用者と前記同乗者との双方が乗りかごに乗りこんだ状態になったかまたは、双方がホールにいる状態になったと判断すると、前記戸閉待機状態を解除し、通常運転に戻すエレベータ制御装置と
    を備えることを特徴とするエレベータシステム。
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