JP2010173771A - エレベータ制御システム - Google Patents

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慶 一 與那覇
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Abstract

【課題】乗りかご内の乗客が非常呼び釦を押すことが困難な状況であっても、乗りかご内で異常事態が発生したことを外部に報知することができるエレベータ制御システムを提供する。
【解決手段】エレベータ制御システム10は、乗りかご11内に設けられ、乗りかご11の目的階を指定する目的階釦を含む複数の乗りかご釦12を有する乗りかごスイッチ14と、乗り場21に設けられ、乗りかご11を乗り場21に呼ぶための乗場呼び釦22を有する乗り場スイッチ23とを備えている。またエレベータ制御システム10には、乗りかごスイッチ14および乗り場スイッチ23からの情報に基づいてエレベータの乗りかご11の運転を制御する制御装置30が設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、エレベータ制御システムに係り、とりわけ、乗りかご内で異常事態が発生したことの検出を容易にするエレベータ制御システムに関する。
一般的に、エレベータの乗りかご内で異常事態が発生した場合、乗りかご内の乗客が乗りかご内に設けられた非常呼び釦を押すことにより、乗りかご内で異常事態が発生したことが乗りかごの外部、例えばエレベータ監視室の監視人などに報知される。
また特許文献1において、乗りかご内の乗客からの報知が無い場合でも、乗りかご内で異常事態が発生したことをエレベータ監視室の監視人が検知できるエレベータ防犯システムが提案されている。このエレベータ防犯システムは、防犯カメラ、あるいは振動センサ等からなる監視手段を備えている。これによって、エレベータ監視室の監視人は、防犯カメラからの映像を目視することにより、若しくは、振動センサにより測定される乗りかご内の振動を監視することにより、乗りかご内で異常事態が発生したことを検知することができる。
特開2008−230805号公報
しかしながら、乗りかご内で発生した異常事態が犯罪である場合、例えば、乗りかご内の乗客が乗りかごに乗り合わせた犯罪者から脅されている場合、乗りかご内の乗客が非常呼び釦を押すことは困難である。また、乗りかご内に防犯カメラが設けられていたとしても、乗客および犯罪者の位置によっては、乗りかご内で発生した犯罪行為を防犯カメラによって撮影することができず、この場合、エレベータ監視室の監視人が乗りかご内で発生した異常事態を検知することはできない。
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、乗りかご内の乗客が非常呼び釦を押すことが困難な状況であっても、乗りかご内の乗客が、乗りかご内で異常事態が発生したことを乗りかごの外部に報知することができるエレベータ制御システムに関する。
本発明は、通常運転モードまたは防犯運転モードで運転されるエレベータの乗りかごの運転を制御するエレベータ制御システムにおいて、乗りかご内に設けられ、乗りかごの目的階を指定する目的階釦を含む複数の乗りかご釦を有する乗りかごスイッチと、乗り場に設けられ、乗りかごを乗り場に呼ぶための乗場呼び釦を有する乗り場スイッチと、乗りかごスイッチおよび乗り場スイッチからの情報に基づいて、通常運転モードまたは防犯運転モードでエレベータの乗りかごの運転を制御する制御装置と、を備え、制御装置は、乗りかごの運転モードを通常運転モードまたは防犯運転モードに切換える運転モード切換手段を有し、運転モード切換手段は、乗りかごの運転モードが通常運転モードをとり、かつ乗り場スイッチの乗場呼び釦が所定時間以上押下された場合、乗り場スイッチからの情報に基づいて通常運転モードを防犯運転モードに切換えることを特徴とするエレベータ制御システムである。
本発明は、前記制御装置は、異常事態が発生したことを判断する検知手段を有し、検知手段は、乗りかごの運転モードが防犯運転モードをとり、かつ乗りかごが乗りかご釦の行先階釦により指定された目的階に向っている間、乗りかごスイッチの乗りかご釦のいずれかが押下された場合に、異常事態が発生したと判断することを特徴とするエレベータ制御システムである。
本発明は、前記制御装置は、予め登録された所定の避難階を有する異常時着床手段を有し、異常時着床手段は、前記検知手段により異常事態が発生したと判断された場合、検知手段からの信号に基づいて乗りかごを最寄階または予め登録された所定の避難階へ着床させることを特徴とするエレベータ制御システムである。
本発明は、前記異常時着床手段は、前記検知手段により異常事態が発生したと判断された場合、乗りかごを最寄階または予め登録された所定の避難階のどちらへ着床させるかを予め登録する第1登録部を有することを特徴とするエレベータ制御システムである。
本発明は、前記制御装置は、前記検知手段により異常事態が発生したと判断された場合、異常事態が発生したことを乗りかごまたは乗り場に報知する報知手段を有することを特徴とするエレベータ制御システムである。
本発明は、前記異常時着床手段は、前記検知手段により異常事態が発生したと判断された場合、乗りかごを最寄階または予め登録された所定の避難階へ着床させた後に乗りかごのドアを開くかどうかを予め登録する第2登録部を有することを特徴とするエレベータ制御システムである。
本発明は、前記制御装置の前記検知手段は、前記異常時着床手段により乗りかごが最寄階または予め登録された所定の避難階へ着床された後、着床された乗り場における乗り場スイッチの乗場呼び釦が所定時間以上押下された場合、異常事態が解消されたと判断することを特徴とするエレベータ制御システムである。
本発明によれば、制御装置は、乗りかごの運転モードを通常運転モードまたは防犯運転モードに切換える運転モード切換手段を有し、この運転モード切換手段は、乗りかごの運転モードが通常運転モードをとり、かつ乗り場スイッチの乗場呼び釦が所定時間以上押下された場合、乗り場スイッチからの情報に基づいて通常運転モードを防犯運転モードに切り換えることができる。このことにより、乗り場スイッチに運転モード切替用の釦を新たに設けることなく、乗りかごの乗客が、必要に応じて防犯性に優れた防犯運転モードを選択することが可能となる。
図1は、本発明の実施の形態におけるエレベータ制御システム全体を示す図。 図2は、本発明の実施の形態における乗りかごの内部構造を示す一部切り欠き斜視図。 図3は、本発明の実施の形態における制御装置を示すブロック図。 図4は、本発明の実施の形態におけるエレベータ制御システムの動作を示すフローチャートを示す図。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
図1乃至図4は、本発明の実施の形態におけるエレベータ制御システムを示す図である。このうち図1は、本発明の実施の形態におけるエレベータ制御システム全体を示す図であり、図2は、本発明の実施の形態における乗りかごの内部構造を示す一部切り欠き斜視図である。図3は、本発明の実施の形態における制御装置を示すブロック図であり、図4は、本発明の実施の形態におけるエレベータ制御システムの動作を示すフローチャートである。
まず、図1によりエレベータ制御システム10の全体構成について説明する。図1に示すように、エレベータ制御システム10は、通常運転モードまたは防犯運転モードで運転されるエレベータの乗りかごの運転を制御するものである。このようなエレベータ制御システム10は、乗りかご11内に設けられ、乗りかご11の目的階を指定する後述する目的階釦12aを含む複数の乗りかご釦12を有する乗りかごスイッチ14と、乗り場21、例えば5階建てのマンションにおける各乗り場21にそれぞれ設けられ、乗りかご11を各乗り場21に呼ぶための乗場呼び釦22を有する乗り場スイッチ23と、乗りかごスイッチ14および乗り場スイッチ23からの情報に基づいてエレベータの乗りかご11の運転を制御する制御装置30とを備えている。このうち、乗りかご11内に設けられた乗りかごスイッチ14は、図1に示すように、車椅子の乗客が用いるよう乗りかご11内の低い位置に設置された複数の車椅子乗りかご釦13をさらに有している。なお本実施の形態において、乗りかご11は、通常運転モードまたは防犯性に優れた防犯運転モードのいずれかにより運転される。
また各乗り場21には、後述する制御装置30の検知手段33により乗りかご11内で異常事態が発生したと判断された場合、制御装置30の報知手段35からの指示に基づき、異常事態が発生したことを各乗り場21の乗客に報知するための乗り場スピーカ24が設けられている。また、1階に設けられた監視室25内にも同様に、制御装置30の報知手段35からの指示に基づき、異常事態が発生したことを監視室25の監視人に報知する監視室スピーカ(図示せず)が設けられている。この乗り場スピーカ24および監視室スピーカを介して、異常事態が発生したことが各乗り場21の乗客および監視室25の監視人に、例えばアナウンスやブザーによって報知される。
次に、図2を参照して乗りかご11内に設置された乗りかごスイッチ14について詳述する。前述のように、乗りかご11内に設けられた乗りかごスイッチ14は、複数の乗りかご釦12および車椅子乗りかご釦13を有している。このうち乗りかご釦12は、乗りかご11の目的階を指定する複数の目的階釦12aと、乗りかご11のドア17の開閉を指示する開閉釦12bと、乗りかご11内で異常事態が発生したことを乗りかご11の外部、例えば1階の監視室25の監視人に報知するための非常呼び釦12cとからなる。また車椅子乗りかご釦13は、乗りかご11の目的階を指定する複数の車椅子目的階釦13aと、乗りかご11のドア17の開閉を指示する車椅子開閉釦13bと、乗りかご11内で異常事態が発生したことを乗りかご11の外部、例えば1階の監視室25の監視人に報知するための車椅子非常呼び釦13cとからなる。
また乗りかご11内には、後述する制御装置30の検知手段33により乗りかご11内で異常事態が発生したと判断された場合、制御装置30の報知手段35からの指示に基づき、異常事態が発生したことを乗りかご11内の乗客に報知するための乗りかごスピーカ15が設けられている。この乗りかごスピーカ15を介して、異常事態が発生したことが、乗りかご11内の乗客に例えばアナウンスやブザーによって報知される。
次に、図3を参照して、制御装置30について詳述する。図3に示すように、制御装置30は、乗りかごスイッチ14および乗り場スイッチ23からの情報に基づいて、通常運転モードまたは防犯運転モードでエレベータの乗りかご11の運転を制御する運転制御手段31と、乗りかご11の運転モードを通常運転モードまたは防犯運転モードのいずれかに切換える運転モード切換手段34と、異常事態が発生したことを判断する検知手段33と、予め登録された所定の避難階を有し、異常事態が発生した際に乗りかご11を最寄階または予め登録された所定の避難階へ着床させる異常時着床手段32と、検知手段33により異常事態が発生したと判断された場合に、異常事態が発生したことを乗りかご11、各乗り場21および監視室25に報知する報知手段35とを有している。
このうち運転制御手段31は、上述のように、乗りかご11の乗りかごスイッチ14および乗り場21の乗り場スイッチ23からの情報に基づいて乗りかご11の運転を制御するものである。例えば、2階の乗り場21において乗り場スイッチ23の乗場呼び釦22が押下された場合、運転制御手段31により、巻上機41が乗りかご11を2階へと駆動するよう巻上機41が制御される。
また運転モード切換手段34は、前述のとおり、乗りかご11の運転モードを通常運転モードまたは防犯運転モードのいずれかに切換えるものである。具体的には、運転モード切換手段34は、乗りかご11の運転モードが通常運転モードをとり、かつ乗り場スイッチ23の乗場呼び釦22が所定時間以上押下された場合、例えば3秒以上押下された場合、乗り場スイッチ23からの情報に基づいて、乗りかご11の運転モードを通常運転モードから防犯運転モードに切換えるものである。運転モード切換手段34により切換えられた、乗りかご11の運転モードに関する情報は、図3に示すように運転モード切換手段34から検知手段33へと送られる。
また検知手段33は、前述のとおり、乗りかご11内で異常事態が発生したことを判断するものである。具体的には、検知手段33は、乗りかご11の運転モードが防犯運転モードをとり、かつ乗りかご11が乗りかご釦12の目的階釦12aにより指定された目的階に向っている間、乗りかごスイッチ14の乗りかご釦12のいずれかが押下された場合に、異常事態が発生したと判断するものである。検知手段33により判断された、乗りかご11内で異常事態が発生したかどうかに関する情報は、図3に示すように検知手段33から異常時着床手段32および報知手段35へと送られる。
また検知手段33は、後述する異常時着床手段32により乗りかご11が最寄階または予め登録された所定の避難階へ着床された後、着床された乗り場21における乗り場スイッチ23の乗場呼び釦22が所定時間以上、例えば3秒以上押下された場合、異常事態が解消されたと判断する機能も有している。
次に、異常時着床手段32についてさらに詳述する。前述のとおり、異常時着床手段32は、予め登録された所定の避難階を有しており、また異常時着床手段32は、検知手段33により異常事態が発生したと判断された場合、検知手段33からの信号に基づいて乗りかご11を最寄階または予め登録された所定の避難階へ着床させるよう運動制御手段31に指示する。この結果、運動制御手段31は乗りかご11を最寄階または予め登録された所定の避難階へ着床させるよう巻上機41を制御し、これによって、乗りかご11が、最寄階または予め登録された所定の避難階へ着床するよう巻上機41により駆動される。
また異常時着床手段32は、検知手段33により異常事態が発生したと判断された場合、乗りかご11を最寄階または予め登録された所定の避難階のどちらへ着床させるかを予め登録する第1登録部36を有している。この場合、例えば第1登録部36に所定の避難階が登録されているとすると、検知手段33により異常事態が発生したと判断された場合、乗りかご11の最寄階がどこであったとしても、乗りかご11は所定の避難階へ着床させられる。なお所定の避難階とは、例えば監視室25が設けられている1階である。
また異常時着床手段32は、検知手段33により異常事態が発生したと判断された場合、乗りかご11を最寄階または予め登録された所定の避難階へ着床させた後に乗りかご11のドア17を開くかどうかを予め登録する第2登録部37をさらに有している。この場合、例えば第2登録部37に「開」が登録されているとすると、乗りかご11が最寄階または予め登録された所定の避難階へ着床した後、乗りかご11のドア17が自動で開かれる。
また報知手段35は、前述のとおり、検知手段33により異常事態が発生したと判断された場合に、異常事態が発生したことを乗りかご11、各乗り場21または監視室25に報知するものである。また報知手段35は、乗りかご11、各乗り場21および監視室25にそれぞれ設けられた乗りかごスピーカ15、乗り場スピーカ24、監視室スピーカを介した報知が行われる際、アナウンスにより報知が行われるか、若しくはブザーにより報知が行われるかを予め登録する第3登録部38を有している。
次に、このような構成からなる本実施の形態の作用について、図4に示すフローチャートを参照して説明する。
なお、エレベータの利用状況として、1階の乗り場21に居る、マンションの住人である乗客27が、5階の自宅に帰るために1階へ乗りかご11を呼び、その後、乗客27が1階の乗り場21で乗りかご11を待っている間に、不審者28が1階の乗り場21にやってくるという状況を仮定する。
はじめに、1階の乗り場21に居る乗客27は、乗りかご11を呼ぶために1階の乗り場スイッチ23の乗場呼び釦22を押下する。この場合、乗客27は、乗りかご11の運転モードを通常運転モードから防犯運転モードに変更するため、乗り場スイッチ23の乗場呼び釦22を所定時間以上、例えば3秒以上押下する(ステップS1)。これによって、運転モード切換手段34により、乗りかご11の運転モードが予め設定された通常運転モードから防犯運転モードに切換えられる(ステップS2)。
1階の乗り場21に乗りかご11が到着すると、乗客27および不審者28が乗りかご11に乗り込む。次に、乗りかご11に乗り込んだ乗客27は、乗りかごスイッチ14の乗りかご釦12のうち、5階を指定する目的階釦12aを押下する。そして、乗りかご11のドア17が閉められ、その後、運転制御手段31により、乗りかご11が目的階である5階に向うよう巻上機41が制御される。これによって、乗客27および不審者28を乗せた乗りかご11が5階に向って走行する(ステップS3)。なお図3に示すように、乗りかご11が目的階へ向って走行中であるという情報が、運転制御手段31から検知手段33に伝えられる。
乗りかご11の走行中、乗客27は、不審者28をマンション内で見かけたことがないことに気づく。また、不審者28の挙動には落ち着きがない。このため、乗客27が不審者28のことを不審に感じているところ、その矢先に、不審者28が突如「動くな」と言いながら刃物を乗客27に突きつけてくる。
このとき乗客27は、予め不審者28のことを不審に感じていたため、冷静に、そしてさりげなく、乗りかごスイッチ14の乗りかご釦12のいずれかの釦、例えば開閉釦12bを押下する(ステップS4)。これによって、検知手段33により、乗りかご11内で異常事態が発生したと判断される(ステップS6)。このとき、図3に示すように、乗りかご11内で異常事態が発生したという情報が、検知手段33から異常時着床手段32および報知手段35に伝えられる。
次に、異常時着床手段32は、最寄階または予め登録された所定の避難階のどちらが第1登録部36に予め登録されているかを確認する(ステップS7)。この場合、第1登録部36に所定の避難階、例えば監視室25が設けられている1階が予め登録されているとすると、異常時着床手段32は、乗りかご11を避難階である1階へ着床させるよう運動制御手段31に指示する。これによって、5階へ向かって走行中である乗りかご11は、1階に引き戻される(ステップ8)。
乗りかご11が避難階である1階に着床すると(ステップS10)、報知手段35は、乗りかご11内で異常事態が発生した旨を、監視室スピーカを介して監視室25の監視人にアナウンスまたはブザーによって報知する(ステップS11)。同時に報知手段35は、乗りかご11内で異常事態が発生した旨を、乗り場スピーカ24を介して各乗り場21にアナウンスまたはブザーによって報知する。この際、報知方法としてアナウンスとブザーのどちらを用いるかは、報知手段35の第3登録部38に予め登録されている。
次に、異常時着床手段32は、乗りかご11を避難階である1階へ着床させた後に乗りかご11のドア17を開くかどうかを、第2登録部37により確認する(ステップS12)。この場合、第2登録部37にはドア17を開く旨が予め登録されているとすると、異常時着床手段32は、乗りかご11のドア17を開くよう運動制御手段31に指示する。これによって、1階に着床している乗りかご11のドア17が開かれる(ステップS13)。このことにより、乗客27は乗りかご11から脱出することができる。若しくは、アナウンスまたはブザーによる報知を聞いて1階の乗り場21に駆けつけた監視人21により乗客27が救出される(ステップS15)。
このようにして異常事態が解消された後、1階の乗り場21における乗り場スイッチ23の乗場呼び釦22が所定時間以上、例えば3秒以上押下された場合、検知手段33は、異常事態が解消されたと判断する(ステップS16)。そして、図3に示すように、異常事態が解消されたという情報が検知手段33から運転モード切換手段34に伝えられ、これによって、乗りかご11の運転モードが防犯運転モードから通常運転モードに切り換えられる(ステップS17)。
このように本実施の形態によれば、制御装置30は、乗りかご11の運転モードを通常運転モードまたは防犯運転モードのいずれかに切換える運転モード切換手段34を有しており、この運転モード切換手段34により、乗り場スイッチ23の乗場呼び釦22が3秒以上押下された場合、乗り場スイッチ23からの情報に基づいて通常運転モードが防犯運転モードに切換えられる。このことにより、乗り場スイッチ23に運転モード切替用の釦を新たに設けることなく、乗りかごの乗客27が、必要に応じて防犯性に優れた防犯運転モードを選択することが可能となる。
また本実施の形態によれば、検知手段33は、乗りかご11の運転モードが防犯運転モードをとり、かつ乗りかご11が乗りかご釦12の行先階釦12aにより指定された目的階に向っている間に、乗りかごスイッチ14の乗りかご釦12のいずれかが押下された場合、異常事態が発生したと判断する。このため検出手段33は、乗りかご釦12の非常呼び釦12cが乗客27により押下されていない場合であっても、異常事態の発生を検出することができる。このことにより、乗りかご11の乗客27は、非常呼び釦12cを押すことが困難な状況であっても、異常事態が発生したことを乗りかご11の外部に報知することができる。
さらに本実施の形態によれば、異常時着床手段32は、検知手段33により異常事態が発生したと判断された場合、検知手段33からの信号に基づいて乗りかご11を予め登録された所定の避難階へ着床させる。このことにより、異常事態が発生した場合に、乗りかご11内の乗客27を避難階へ自動的に避難させることができる。
また本実施の形態によれば、制御装置30は、検知手段33により異常事態が発生したと判断された場合、異常事態が発生したことを監視室25の監視人および各乗り場21に報知する報知手段35を有している。このため、乗りかご11内で異常事態が発生することを、監視室25の監視人および各乗り場21の乗客に知らせることができ、このことにより、異常事態が発生した乗りかご11が所定の避難階へ着床した際の防犯対応を迅速化することができる。
さらに本実施の形態によれば、検知手段33は、異常時着床手段32により乗りかご11が予め登録された所定の避難階へ着床された後、着床された乗り場21における乗り場スイッチ23の乗場呼び釦22が3秒時間以上押下された場合、異常事態が解消されたと判断する。このことにより、乗り場スイッチ23に運転モード切替用の釦を新たに設けることなく、防犯運転モードを解除して通常運転モードに戻すことが可能となる。
なお本実施の形態において、異常時着床手段32の第1登録部36に、所定の避難階、例えば監視室25が設けられている1階が予め登録されている例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、異常時着床手段32の第1登録部36に、予め最寄階を登録していてもよい。この場合、異常時着床手段32は、検知手段33により異常事態が発生したと判断された場合、乗りかご11を最寄階へ着床させるよう運転制御手段31に指示し、これによって、乗りかご11は、走行中の乗りかご11の最寄階、例えば3階に着床する(図4のステップS9)。このように第1登録部36により、検知手段33により異常事態が発生したと判断された場合に、乗りかご11を最寄階または予め登録された所定の避難階のどちらへ着床させるかを予め登録しておくことが可能となる。
また本実施の形態において、異常時着床手段32の第2登録部37に、乗りかご11を予め登録された所定の避難階へ着床させた後に乗りかご11のドア17を開く旨が予め登録されている例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、異常時着床手段32の第2登録部37に、乗りかご11を予め登録された所定の避難階へ着床させた後に乗りかご11のドア17を開かない旨を登録していてもよい。この場合、異常時着床手段32は、乗りかご11が予め登録された所定の避難階に着床した際、乗りかご11のドア17を開くよう運動制御手段31に指示せず、このため、乗りかご11のドア17は閉じられたままである(図4のステップS14)。このように第2登録部37により、乗りかご11が予め登録された所定の避難階に着床した後、乗りかご11のドア17を開くかどうかを予め登録しておくことが可能となる。
また本実施の形態において、防犯運転モードの間、かつ乗りかご11が乗りかご釦12の行先階釦12aにより指定された目的階である5階に向っている間に、乗りかごスイッチ14の乗りかご釦12の開閉釦12が押下される例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、防犯運転モードの間、乗りかごスイッチ14の乗りかご釦12の開閉釦12が押下されることなく乗りかご11が目的階である5階に着床する場合も考えられる(図4のステップS5)。この場合、図3に示すようにその旨が運転制御手段31から運転モード切換手段34に伝えられ、これによって、乗りかご11の運転モードが防犯運転モードから通常運転モードに切換えられる(ステップS17)。
また本実施の形態において、乗り場スイッチ23の乗場呼び釦22が所定時間以上、例えば3秒以上押下されることにより、乗りかご11の運転モードが切換えられる例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、例えば乗り場スイッチ23の乗場呼び釦22を5秒以上押下することにより乗りかご11の運転モードが切換わってもよい。またこの所定時間を可変に登録できるよう、運転モード切換手段34に第4登録部(図示せず)が設けられていてもよい。
また本実施の形態において、乗りかご11の運転モードが防犯運転モードの間、かつ乗りかご11が乗りかご釦12の目的階釦12aにより指定された目的階に向っている間に、乗りかごスイッチ14の乗りかご釦12のいずれかが押下された場合、異常事態が発生したと判断される例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、乗りかご11の運転モードが防犯運転モードの間、かつ乗りかご11が乗りかご釦12の目的階釦12aにより指定された目的階に向っている間に、乗りかごスイッチ14の車椅子乗りかご釦13のいずれかが押下された場合、異常事態が発生したと判断してもよい。
また本実施の形態において、乗りかご11が避難階である1階に着床すると、報知手段35により、異常事態が発生した旨が、監視室スピーカおよび乗り場スピーカ24を介して監視室25の監視人および乗り場21に、アナウンスまたはブザーによって報知される例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、報知手段35は、乗りかご11が避難階である1階に着床した際、異常事態が発生した旨を、乗りかご11内の乗りかごスピーカ15を介して乗りかご11内の乗客27および不審者28に報知してもよい。若しくは報知手段35は、1階に着床した乗りかご11のドア17が開かれた後、異常事態が発生した旨を、乗りかご11内の乗りかごスピーカ15を介して乗りかご11内の乗客27および不審者28に報知してもよい。
または、報知手段35は、乗りかご11が避難階である1階に着床する前に、異常事態が発生した旨を、乗りかごスピーカ15、乗り場スピーカ24または監視室スピーカを介して、乗りかご11、乗り場21または監視室25に報知してもよい。これにより、乗りかご11が避難階である1階に着床するまでの不審者28の行動を抑制する効果が期待できるとともに、異常事態が発生した旨を乗り場21または監視室25により早く報知することができる。
10 エレベータ制御システム
11 乗りかご
12 乗りかご釦
12a 目的階釦
12b 開閉釦
12c 非常呼び釦
13 車椅子乗りかご釦
13a 車椅子目的階釦
13b 車椅子開閉釦
13c 車椅子非常呼び釦
14 乗りかごスイッチ
15 乗りかごスピーカ
17 ドア
21 乗り場
22 乗場呼び釦
23 乗り場スイッチ
24 乗り場スピーカ
25 監視室
27 乗客
28 不審者
30 制御装置
31 運転制御手段
32 異常時着床手段
33 検知手段
34 運転モード切換手段
35 報知手段
36 第1登録部
37 第2登録部
38 第3登録部
41 巻上機
42 釣合重り
43 主ロープ

Claims (7)

  1. 通常運転モードまたは防犯運転モードで運転されるエレベータの乗りかごの運転を制御するエレベータ制御システムにおいて、
    乗りかご内に設けられ、乗りかごの目的階を指定する目的階釦を含む複数の乗りかご釦を有する乗りかごスイッチと、
    乗り場に設けられ、乗りかごを乗り場に呼ぶための乗場呼び釦を有する乗り場スイッチと、
    乗りかごスイッチおよび乗り場スイッチからの情報に基づいて、通常運転モードまたは防犯運転モードでエレベータの乗りかごの運転を制御する制御装置と、を備え、
    制御装置は、乗りかごの運転モードを通常運転モードまたは防犯運転モードに切換える運転モード切換手段を有し、
    運転モード切換手段は、乗りかごの運転モードが通常運転モードをとり、かつ乗り場スイッチの乗場呼び釦が所定時間以上押下された場合、乗り場スイッチからの情報に基づいて通常運転モードを防犯運転モードに切換えることを特徴とするエレベータ制御システム。
  2. 前記制御装置は、異常事態が発生したことを判断する検知手段を有し、
    検知手段は、乗りかごの運転モードが防犯運転モードをとり、かつ乗りかごが乗りかご釦の行先階釦により指定された目的階に向っている間、乗りかごスイッチの乗りかご釦のいずれかが押下された場合に、異常事態が発生したと判断することを特徴とする請求項1に記載のエレベータ制御システム。
  3. 前記制御装置は、予め登録された所定の避難階を有する異常時着床手段を有し、
    異常時着床手段は、前記検知手段により異常事態が発生したと判断された場合、検知手段からの信号に基づいて乗りかごを最寄階または予め登録された所定の避難階へ着床させることを特徴とする請求項2に記載のエレベータ制御システム。
  4. 前記異常時着床手段は、前記検知手段により異常事態が発生したと判断された場合、乗りかごを最寄階または予め登録された所定の避難階のどちらへ着床させるかを予め登録する第1登録部を有することを特徴とする請求項3に記載のエレベータ制御システム。
  5. 前記制御装置は、前記検知手段により異常事態が発生したと判断された場合、異常事態が発生したことを乗りかごまたは乗り場に報知する報知手段を有することを特徴とする請求項2に記載のエレベータ制御システム。
  6. 前記異常時着床手段は、前記検知手段により異常事態が発生したと判断された場合、乗りかごを最寄階または予め登録された所定の避難階へ着床させた後に乗りかごのドアを開くかどうかを予め登録する第2登録部を有することを特徴とする請求項3に記載のエレベータ制御システム。
  7. 前記制御装置の前記検知手段は、前記異常時着床手段により乗りかごが最寄階または予め登録された所定の避難階へ着床された後、着床された乗り場における乗り場スイッチの乗場呼び釦が所定時間以上押下された場合、異常事態が解消されたと判断することを特徴とする請求項3に記載のエレベータ制御システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN104150297A (zh) * 2014-07-18 2014-11-19 成都海光核电技术服务有限公司 高层楼宇多电梯系统的控制系统及其控制方法
CN115402897A (zh) * 2021-05-27 2022-11-29 三菱电机株式会社 电梯控制装置
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