JP4387827B2 - 踏切障害物検知装置 - Google Patents

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Description

本発明は、踏切道内の人、車椅子、自転車及び自動車等の障害物の有無を検知する踏切障害物検知装置に関し、特に、障害物の位置の特定を可能にした踏切障害物検知装置に関する。
従来、この種の踏切障害物検知装置は、例えば天候の影響を受け難いミリ波等の電波を利用したものが本出願人から提案されている(例えば、特許文献1参照)。
このような踏切障害物検知装置は、踏切道の障害物検知領域の対向する隅部に配置された検知センサ部と、この検知センサ部に対して上記障害物検知領域を挟んで対面配置された反射板とを備え、上記検知センサ部から例えばミリ波等の電波を送信して障害物検知領域を走査し、上記検知センサ部で受信した反射電波の信号を処理することにより障害物の有無を判断すると共に自己診断を行うよう構成されている。
特開2001−325690号公報
しかし、このような従来の踏切障害物検知装置においては、上記障害物検知領域の障害物の有無は検知できるものの、その位置を特定することができなかった。従って、例えば列車との接触の虞のない安全エリアに人や自動車等の障害物を検知した場合にも、そこが踏切道の障害物検知領域内であれば列車を一時停止させることになり、列車の無用な遅延を招く虞があった。
そこで、本発明は上記問題点に着目してなされたもので、障害物の位置の特定を可能にした踏切障害物検知装置を提供することを目的とする。
このために、請求項1の発明は、道路と軌道線路とが同一平面上で交差する踏切道の前記軌道線路外に配置した少なくとも三台以上の検知センサ部から前記踏切道に設定した障害物検知領域内に電波を送信する一方、障害物からの反射電波を前記各検知センサ部で受信して該反射電波の信号処理情報に基づいて各検知センサ部から前記障害物までの距離を算出し、該算出した距離のデータを基に制御論理部で前記障害物の位置を特定し、該特定された障害物の位置を記憶すると共に該障害物を追跡して該障害物の移動速度及び現在位置を算出し、該移動速度情報及び現在位置情報に基づいて踏切遮断機の遮断棹落下前に前記障害物が前記踏切道内から脱出不可か否かを判定し、前記遮断棹落下前に前記障害物が踏切道内から脱出することが不可能であるが列車到着前に脱出可能と判定した場合には、前記遮断棹の落下を遅延させるように構成した。
このような構成により、少なくとも三台以上の検知センサ部から踏切道に設定した障害物検知領域内に電波を送信し、該各検知センサ部で障害物からの反射電波を受信し、制御論理部で反射電波の信号処理情報に基づいて算出した各検知センサ部から障害物までの距離データを基に踏切道内の障害物の位置を特定し、該特定された障害物の位置を記憶すると共に上記障害物を追跡して障害物の移動速度及び現在位置を算出し、該移動速度情報及び現在位置情報に基づいて踏切遮断機の遮断棹落下前に障害物が踏切道内から脱出不可か否かを判定し、遮断棹落下前に障害物が踏切道内から脱出することが不可能であるが列車到着前に脱出可能と判定した場合には、遮断棹の落下を遅延させる
請求項2の構成においては、前記特定した障害物の位置が、前記踏切道の障害物検知領域内に予め設定した列車と接触の虞のない安全エリア内であるときには、接近する列車に対して停止命令を送出しないようにした。この場合、請求項3のように、前記軌道線路が複数あるとき、互いに隣接する線路間を前記安全エリアに設定してもよい。また、この場合、請求項4のように、前記検知センサ部の少なくとも一台を前記複数の軌道線路の互いに隣接する線路間に配置するとよい。
請求項5の構成の場合においては、前記検知センサ部のうち少なくとも二台を前記踏切道の両端部近傍の側方で該踏切道を挟んでその長手方向に対して斜めに対向して配置した。
また、請求項6においては、前記制御論理部は、踏切内に障害物を検知したとき、列車の踏切への進入検知信号が入力されると前記列車を障害物と認識しないように処理する構成とした。
本発明の踏切障害物検知装置によれば、少なくとも三台以上の検知センサ部から送信した電波の障害物における反射電波を受信して踏切道の障害物検知領域内にある障害物の位置を特定するようにしたことにより、例えば障害物検知領域内に列車との接触の虞のある危険エリア及び接触の虞のない安全エリアを設定したとき、障害物がいずれのエリア内にあるかを容易に判断することができる。また、上記障害物を追跡して該障害物の移動速度及び現在位置を算出し、該移動速度情報及び現在位置情報に基づいて踏切遮断機の遮断棹落下前に障害物が踏切道内から脱出不可か否かを判定することができる。したがって、遮断棹落下前に障害物が踏切道内から脱出することは不可能であるが、列車到着前に脱出可能な場合には、遮断棹の落下を遅延させると共に列車を減速させて列車到着前に障害物を踏切道内から安全に退出させることができる。一方、列車到着前に脱出不可と判定した場合には、列車を停止させて接触事故を未然に防止することができる。
また、踏切道の障害物検知領域内に予め設定した安全エリア内に障害物があるときには、接近する列車に対して停止命令を送出しないようにすれば、列車の無用な遅延を抑止することができる。
さらに、軌道線路が複数あるときに、互いに隣接する線路間を安全エリアに設定すれば、例えば長い踏切道において、隣接する線路間の安全エリアに障害物があるときは、列車を一時停止させることなく通過させることができる。
さらにまた、検知センサ部の少なくとも一台を互いに隣接する線路間に配置するならば、列車と接触の虞がない線路間の安全エリア内の障害物を確実に検知することができる。
そして、少なくとも二台の検知センサ部を踏切道の両端部近傍の側方で該踏切道を挟んでその長手方向に対して斜めに対向して配置すれば、各検知センサ部から障害物検知領域内に放出する電波の放出角度を狭くすることができる。したがって、例えば複数のアンテナで異なる方向に個別に電波を放出するようにした検知センサ部の場合には、アンテナの数を減らすことができ、一つのアンテナで電波を走査するようにした検知センサ部の場合には、走査角度を小さくすることができ、いずれの場合においても障害物探索時間を短縮することができる。
また、踏切内に障害物を検知したとき、列車の踏切への進入検知信号が入力されると前記列車を障害物と認識しないように制御論理部に処理させれば、踏切内の列車を障害物と誤認するのを防止することができる。
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。
図1に、本発明に係る踏切障害物検知装置の実施形態の説明図を示す。
図1において、本発明の踏切障害物検知装置は、道路と軌道線路(以下、単に線路と記載)とが同一平面上で交差する踏切道内の人、車椅子、自転車及び自動車等の障害物の有無を検知するものであり、例えば道路が複数の線路と交差する踏切道4に設置されており、検知センサ部1a,1b,1cと、反射板2a1,2a23,2a3,2a44,2a55,2b1,2b2,2b3,2b41,2b52と、制御論理部3と、を備えて構成する。
踏切道4には、道路5と線路6a,6bとの交差部分において道路5を横切って水平に張られる遮断棹7a,7bを有する遮断機8a,8bが設けられている。そして、この場合、踏切道4は、道路5と線路6a,6bとが交差した部分で道路5の長手方向の幅と、遮断機8a,8bの遮断棹7a,7bとで囲まれた略四辺形の領域内を障害物検知領域9としている。
上記検知センサ部1a,1b,1cは、上記踏切道4を挟んで上記軌道線路6a,6b外に三台配置されており、そのうち検知センサ部1a,1bを上記踏切道4の両端部近傍の側方で該踏切道4を挟んでその長手方向に対して斜めに対向して配置し、検知センサ部1cを踏切道4の側端近傍の側方で上記複式軌道線路の線路6a,6b間に配置している。この検知センサ部1a,1b,1cは、例えばミリ波帯の電波を踏切道4の障害物検知領域9内に放出し障害物(図示せず)からの反射電波を受信するもので、それぞれ指向性を有する電波を異なる方角に放出できるようになっている。
なお、このとき、上記線路6a,6bよりも外側の所定距離(例えば、それぞれの軌道中心から約190cm程度)には、線路6a,6b上を走行する列車の車体がそれより外方に出っ張らないという建築限界線10a,10b,10c,10dが設定してあり、上記検知センサ部1a,1bは建築限界線10a,10dより外側に配置され、検知センサ部1cは建築限界線10b,10c間に配置される。
上記反射板2a1〜2b52は、図1に示すように、踏切道4の両側方で上記各建築限界線の外側に上記検知センサ部1a,1b,1cとそれぞれ対向するように設けられる。この反射板2a1〜2b52は、検知センサ部1a,1b,1cからの送信電波を検知センサ部1a,1b,1cに向けて反射するものであり、上記各検知センサ部1a,1b,1cの自己診断に用いられるものである。そして、図1においては、検知センサ部1aに対向して反射板2a1,2a23,2a3,2a44,2a55が設けられ、検知センサ部1bに対向して反射板2b1,2b2,2b3,2b41,2b52が設けられ、検知センサ部1cに対向して反射板2b41,2b52,2a23,2a44,2a55が設けられている。
上記制御論理部3は、検知センサ部1a,1b,1cに接続され、該検知センサ部1a,1b1cの動作を制御すると共に、検知センサ部1a,1b,1cにおいて受信した反射電波に基づいて生成される信号処理情報(距離データ)を用いて踏切道4内の障害物の位置を特定し、該特定された障害物の位置を記憶すると共に障害物を追跡して障害物の移動速度及び現在位置を算出し、該移動速度情報及び現在位置情報に基づいて踏切遮断機8a,8bの遮断棹7a,7b落下前に障害物が踏切道4内から脱出不可か否かを判定し、遮断棹7a,7b落下前に障害物が踏切道4内から脱出することが不可能であるが列車到着前に脱出可能と判定した場合には、遮断棹7a,7bの落下を遅延させるように制御する。更には、検知センサ部1a,1b,1cから伝送される、該検知センサ部1a,1b,1cの動作状態に関連する予め設定した複数の監視項目の監視情報に基づいて、該監視項目の正常/異常を判定して検知センサ部1a,1b,1cの診断を行う自己診断機能を備えるもので、検知センサ部1a,1b,1cのいずれかの検知センサ部近傍又は所定の電気機器室等に設けられる。
そして、障害物が列車と接触する虞のある危険エリア内にあるのか、又はその虞のない安全エリア内にあるのか等の判定結果及び自己診断結果は、制御論理部3から例えば鉄道交通システムの運行制御を行う地上制御装置11へ送出され、踏切道4の遮断機8a,8bの開閉や列車の運行停止等の制御に用いられる。尚、地上制御装置11は、所定の電気機器室等に設けられている。
次に、上記検知センサ部1a,1b,1cの具体的な構成例を、図2を参照して説明する。尚、検知センサ部1a,1b,1cは、共に同一構成であるので、ここでは検知センサ部1aについて説明する。
図2において、本実施形態の検知センサ部1aは、例えばFM−CW方式の測距機能を有するものであり、センサ部12と、信号処理部13とを備えている。
上記センサ部12は、例えばミリ波帯に選択した所定の周波数帯で図3に示すように周波数変調された鋸波(又は三角波)の信号を送信する一方、障害物からの反射電波を受信するようにしたものであり、信号処理部13からの変調制御信号に基づいて上記信号を生成する送信部14と、該送信部14で生成した信号を信号処理部13の切換制御信号により例えば後述の五台のアンテナを選択的に切換えるアンテナ切換部15と、上記信号を電波として送信すると共に障害物からの反射電波を受信するアンテナ16a,16b,16c,16d,16eと、該アンテナ16a〜16eで受信した受信信号と上記送信部14から入力した送信信号とに基づいて距離情報及び速度情報を含むビート信号を生成する受信部17とを備えて構成している。
また、上記信号処理部13は、検知センサ部1aと障害物との間の距離を算出すると共にセンサ部12を制御するものであり、上記センサ部12の受信部17から入力したビート信号をA/D変換するA/D変換部18と、該A/D変換部18の出力信号を処理して検知センサ部1aと障害物との間の距離を算出する処理部19と、該処理部19から得た電圧をD/A変換し、その出力信号を上記センサ部の送信部14に送出して送信部14で生成される送信信号の変調制御をするD/A変換部20とを備えている。また、上記処理部19は、上記センサ部12のアンテナ切換部15に切換制御信号を出力して所定の時間間隔で五つのアンテナ16a〜16eを切換るように制御する。
次に、上記検知センサ部1a,1b,1cによる障害物の距離測定動作を、図4〜6を参照して説明する。なお、距離測定動作はいずれの検知センサ部においても同様に行われるので、ここでは、検知センサ部1aの動作について説明する。
先ず、図2に示すセンサ部12の受信部17では、送信信号S1と受信信号S2がミキシングされる。このとき、例えば検知センサ部1aと障害物間の距離がR1である場合、図4(a)上段に示すように、受信信号S2は、送信信号S1に対して時間τ1=2R1/C(Cは光速)だけ遅れる。この場合、受信部17で生成されるビート信号の周波数は、同図(a)中段及び下段に示すようにfb1となる。一方、検知センサ部1aと障害物間の距離R2が上記距離R1よりも遠い場合には、同図(b)上段に示すように、送信信号S1に対する受信信号S2の遅延時間はτ2=2R2/Cとなり、(a)の場合よりもより遅れる。従って、この場合に受信部17で生成されるビート信号の周波数は、同図(b)中段及び下段に示すようにfb2となり、上記fb1よりも高い周波数として現れる。
次に、上記処理部19においては、上記センサ部12の受信部17から伝送されるビート信号をデジタル処理、例えばFFT(高速周波数変換)処理することにより、検知センサ部1aと障害物との間の距離に応じて、図5に示すような周波数解析結果が得られる。例えば障害物までの距離がR1の場合には、周波数fb1にメインローブを有する周波数特性が得られ、距離がR2の場合には、周波数fb2にメインローブを有する周波数特性が得られる。この場合、予め距離とメインローブの周波数との相関を得ておけば、処理部19においてFFT処理して得られたメインローブの周波数から検知センサ部1aと障害物間の距離を算出することができる。
上述のようにして、検知センサ部1a,1b,1cと障害物との距離が算出され、例えばその距離が検知センサ部1aに対してRa、検知センサ部1bに対してRb及び検知センサ部1cに対してRcが得られると、これらの距離データは制御論理部3に送出される。そして、制御論理部3において、障害物の位置が図6に示すように各検知センサ部1a,1b,1cを中心とする対応半径Ra,Rb,Rcの、三つの扇状検知エリアの円弧(又は円)の交点Pに特定される。この場合、各検知センサ部1a,1b,1cの位置を平面座標上に設定して予め記憶しておけば、上記障害物の位置座標が平面座標上に特定でき、該障害物の位置が予め設定した危険エリアであるか安全エリアであるかを判定することができる。ここで、上記障害物の位置座標を制御論理部3に記憶するならば障害物の移動履歴を知ることができ、障害物の移動速度を算出することができる。なお、上記扇状検知エリアは、電波の放射角度で区画された領域であり、この領域は放射電波の指向性の度合いに応じて変化する。
次に、制御論理部3における自己診断動作について説明する。
制御論理部3では、各検知センサ部1a,1b,1cが正常に動作しているか否かを周期的に診断する。
具体的には、各アンテナ16a〜16eから対応する反射板2a1〜2b52に向けて送信電波を放出し、受信された反射電波に基づいて反射板2a1〜2b52までの距離をそれぞれ実測する。制御論理部3には、各反射板2a1〜2b52までの各既知距離データに基づいて予め各判定用閾値距離範囲が記憶されており、各実測値が対応する各判定用閾値距離範囲内であればセンサ部12は正常に動作していると判定する。
次に、本発明の踏切障害物検知装置の動作を、図7及び図8のフローチャートを参照して説明する。
最初に、図7を参照して検知センサ部の動作を説明する。
先ず、ステップ1(図7ではS1で示し、以下同様とする)において、検知センサ部1a,1b,1cの各アンテナ16aからそれぞれ踏切道4の障害物検知領域9内に、例えばミリ波の電波を放出して障害物の有無のデータ採取をする。このとき、各検知センサ部1a,1b,1cでは、アンテナ16aで受信した電波に基づいてセンサ部12の受信部17でビート信号を生成し信号処理部13に送出する。
次に、ステップ2においては、上記ビート信号を信号処理部13の処理部19でFFT処理する。そして、ステップ3に進んでFFT処理して得た図5に示すような周波数特性からメインローブの周波数を検出して障害物の有無を判定する。例えば、FFT処理して得られたメインローブの周波数が反射板2a1,2b1,2b41の既知の周波数と一致した場合には、障害物は無し(NO)と判定され、ステップ4に進んで検知センサ部1a,1b,1cの信号処理部13の切換制御信号によりアンテナ切換部15を制御してアンテナを切換える。そして、ステップ1に戻り、例えばアンテナ16bから別の方角に電波を放出し障害物の有無のデータ採取を行う。
一方、上記FFT処理して得られたメインローブの周波数が反射板2a1,2b1,2b41の既知の周波数よりも低い場合には、上記反射板2a1,2b1,2b41の手前に障害物が有り(YES)と判定されステップ5に進む。
ステップ5においては、予め設定された周波数と距離との相関に基づいてFFT処理して得られた周波数特性のメインローブ周波数から検知センサ部1a,1b,1cと障害物間の距離を算出する。そして、ステップ6に進んで、上記算出した距離データを制御論理部3へ送出する。同時に、ステップ7に移って、信号処理部13の切換制御信号によりアンテナ切換部15を制御してアンテナを例えばアンテナ16cに切換える。そして、ステップ1に戻って、該アンテナ16cによりさらに別の方角に電波を放射し、引き続き他の障害物の有無について探索を行う。以下同様にして、ステップ1〜7を繰り返し実行してアンテナ16a〜16eを順次切換えながら障害物検知領域9内の異なる方角に電波を放射し、障害物の有無を探索すると共に障害物を検知した場合には検知センサ部1a,1b,1cと障害物間の距離を算出し、その距離データを制御論理部3に送出する。
次に、制御論理部3の動作を、図8を参照して説明する。
先ず、ステップ11においては、各検知センサ部1a,1b,1cで算出された障害物までの距離データを検知センサ部1a,1b,1cから入手する。そして、ステップ12に進んで、上記距離データに基づいて障害物の位置座標を算出する。具体的には、図6に示すように検知センサ部1a,1b,1cの予め設定した各位置座標をそれぞれ中心とし、半径がそれぞれ検知センサ部1a,1b,1cから障害物までの距離に等しい三つの円の交点座標を算出することによって障害物の位置座標が求められる。この距離データは、制御論理部3の図示せぬメモリに一時的に記憶される。
次に、ステップ13においては、障害物の存在するエリアを確定する。このエリアの確定は、図9に示すように予め平面座標上に設定された踏切道4の障害物検知領域9内における列車との接触の虞がある危険エリアAR1、列車との接触の虞のない安全エリアAR2、路肩エリアAR3及び踏切道4外における危険エリアAR4のいずれのエリアに障害物の位置座標が存在するかを確定するものである。
次に、ステップ14において、検知した障害物は今回初めて検知されたものか否かを判定する。ここで、“YES”判定の場合には、ステップ11に戻る。一方、“NO”判定の場合、即ち、障害物検知領域9内の繰返し探索により、同一の障害物を再度検知した場合にはステップ15に進んで、当該障害物の前回検知した位置座標をメモリから読出し、該位置座標と今回の位置座標とに基づいて障害物の移動速度を算出する。なお、障害物から反射電波と共に障害物を識別するID情報を送信すれば、例えば踏切道4内に同時に複数の障害物が存在した場合にも、上記ID情報に基づいて障害物を識別して検知することができ、障害物の追跡を容易に行うことができる。
次にステップ16において、上記検知した障害物は移動中であるか否かを判定する。ここで、ステップ15において算出した速度が零の場合、例えば車椅子や自動車等が踏切道4内で立ち往生している場合には、検知障害物は停止していると判定(“NO”判定)されステップS17に進む。
ステップ17においては、列車が接近中であるか否かを判定する。列車が接近中でないときには、“NO”判定となってステップ11に戻る。一方、列車が接近中であるときには、“YES”判定となってステップ18に進む。
ステップ18においては、上記ステップ13で確定された障害物の存在エリアが危険エリアであるか否かを判定する。例えば車椅子や自動車等が立ち往生している場所が図9に示す危険エリアAR1であるときには、“YES”判定となってステップ19に進み、図1の地上制御装置11を介して列車に停止命令を送出する。一方、車椅子や自動車等が立ち往生している場所が図9に示す安全エリアAR2又は路肩エリアAR3で危険エリアAR1外であるときには、“NO”判定となってステップ20進み、地上制御装置11を介して列車に減速命令を送出する。
また、ステップ16において、今回検知した障害物の位置が前回検知した位置から移動している場合には、障害物は移動中であるとして判定し、“YES”判定となってステップ21に進む。そして、ステップ21において、障害物の移動速度及び存在位置から判断して遮断棹7a,7bが落下前に障害物が踏切道4内から脱出不可か否かを判定する。ここで、脱出可能(NO)と判定したときは、ステップ11に戻る。
ステップ21において、障害物が遮断棹7a,7bの落下前に踏切道4内から脱出不可(YES)と判定したときには、ステップ22に進んで、列車到達前に障害物が退去不可か否かを判定する。ここで、上記障害物の移動速度及び存在位置から判断して退去不可(YES)判定となった場合には、ステップ23に進んで地上制御装置11を介して列車に停止命令を送出する。一方、列車到達前に退去可能(NO)と判定した場合には、ステップ24に進んで遮断棹7a,7bの落下を遅延して障害物の踏切道4からの退去を可能にすると共に、地上制御装置11を介して列車に減速命令を送出する。
このように、本発明の踏切障害物検知装置によれば、踏切道4外に設置した三台の検知センサ部1a,1b,1cから送信される例えばミリ波電波により踏切道4内の障害物の位置を特定するようにしているので、障害物の位置を特定することができる。したがって、例えば、列車接近中に障害物が踏切道4内に立ち往生をしている場合、その立ち往生の場所が危険エリアAR1か安全エリアAR2かを容易に判断することができ、例えばその場所が危険エリアAR1であるときには、直ちに列車停止命令を接近中の列車に送出して列車を停止させ、衝突事故を未然に防止することができる。また、立ち往生場所が安全エリアAR2内であるときには、接近中の列車に注意を促すと共に減速して通過するよう命令を送出し、踏切道4内に障害物が存在している場合にも列車を通過させて無用な列車遅延を抑止することができる。
また、線路6a,6b間で踏切道4の側端近傍に検知センサ部1cを配置しているので、線路6a,6b間の安全エリアAR2に接近した位置から該安全エリアAR2内の障害物の探索が可能となり、障害物を確実に検知することができる。
そして、二台の検知センサ部1a,1bを踏切道4の両端部近傍の側方で該踏切道4を挟んでその長手方向に対して斜めに対向して配置しているので、各検知センサ部1a,1bから障害物検知領域9内に放出する電波の放出角度を狭くすることができる。したがって、アンテナの数を減らすことができ、障害物探索時間を短縮することができる。
なお、上記検知センサ部の数は、三台に限られず、少なくとも三台以上備えていれば幾つでもよい。この場合、数が多い程、障害物の位置の特定精度が向上する。また、各検知センサ部から放出される電波の方角は上述の5方向に限られない。電波の放出方向の数が多い程、障害物の探索を緻密に行うことができ、障害物検知領域9内の障害物を漏れなく探索することができる。また、この場合、電波の指向性を強めることができ、障害物の検知感度を向上することができる。
また、上記三台の検知センサ部1a,1b,1cは、検知センサ部1a,1bを、踏切道4を挟んで斜めに対向して配置し、検知センサ部1cを複数の線路の隣接線路6a,6b間に配置したものに限られず、線路6a,6b外に配置するならばいずれの場所に配置してもよい。
さらに、上記制御論理部は、踏切内に障害物を検知したとき、列車の踏切への進入検知信号が入力されると列車を障害物と認識しないように処理する構成としてもよい。この場合、列車の進入検知信号は、例えば、踏切道4の線路6a,6bに沿って敷設したループコイルや軌道回路等から入力することができる。これによれば、上記踏切内の列車を障害物と誤認するのを防止することができる。
そして、上記検知センサ部1a,1b,1cは、踏切道4の障害物検知領域9内の異なる方角に個別に電波を放射するものに限られず、指向性を有する電波を踏切道4の障害物検知領域9内を所定の角度だけ走査するようにしたものであってもよい。この場合、自己診断用の反射板は、走査開始点の位置で検知センサ部1a,1b,1cと対向して一つだけ配置すればよい。これにより、反射板の数を減らすことができ、装置のコストを低減することができる。
本発明による踏切障害物検知装置の実施の形態を示す説明図である。 上記踏切障害物検知装置の検知センサ部の構成を示すブロック図である。 上記検知センサ部から送信される電波のFM−CW波を示す説明図である。 上記検知センサ部のセンサ部で生成されるビート波を示す説明図である。 上記ビート波の信号処理部におけるFFT処理による周波数解析結果を示す説明図である。 三台の検知センサ部により障害物の位置を特定する方法を説明する図である。 上記検知センサ部の動作を説明するフローチャートである。 上記踏切障害物検知装置の制御論理部の動作を説明するフローチャートである。 踏切道内に設定された各エリアを示す説明図である。
符号の説明
1a,1b,1c…検知センサ部
3…制御論理部
4…踏切道
5…道路
6a,6b…線路(軌道線路)
7a,7b…遮断棹
8a,8b…遮断機
9…障害物検知領域
AR1…危険エリア
AR2…安全エリア

Claims (6)

  1. 道路と軌道線路とが同一平面上で交差する踏切道の前記軌道線路外に配置した少なくとも三台以上の検知センサ部から前記踏切道に設定した障害物検知領域内に電波を送信する一方、障害物からの反射電波を前記各検知センサ部で受信して該反射電波の信号処理情報に基づいて各検知センサ部から前記障害物までの距離を算出し、該算出した距離のデータを基に制御論理部で前記障害物の位置を特定し、該特定された障害物の位置を記憶すると共に該障害物を追跡して該障害物の移動速度及び現在位置を算出し、該移動速度情報及び現在位置情報に基づいて踏切遮断機の遮断棹落下前に前記障害物が前記踏切道内から脱出不可か否かを判定し、前記遮断棹落下前に前記障害物が踏切道内から脱出することが不可能であるが列車到着前には脱出可能と判定した場合には、前記遮断棹の落下を遅延させるように構成したことを特徴とする踏切障害物検知装置。
  2. 前記特定した障害物の位置が、前記踏切道の障害物検知領域内に予め設定した列車と接触の虞のない安全エリア内であるときには、接近する列車に対して停止命令を送出しない構成としたことを特徴とする請求項1に記載の踏切障害物検知装置。
  3. 前記軌道線路が複数あるとき、互いに隣接する線路間を前記安全エリアに設定したことを特徴とする請求項2に記載の踏切障害物検知装置。
  4. 前記検知センサ部の少なくとも一台を前記複数の軌道線路の互いに隣接する線路間に配置したことを特徴とする請求項3に記載の踏切障害物検知装置。
  5. 前記検知センサ部のうち少なくとも二台を前記踏切道の両端部近傍の側方で該踏切道を挟んでその長手方向に対して斜めに対向して配置したことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の踏切障害物検知装置。
  6. 前記制御論理部は、踏切内に障害物を検知したとき、列車の踏切への進入検知信号が入力されると前記列車を障害物と認識しないように処理する構成としたことを特徴とする請求項3〜5のいずれか一つに記載の踏切障害物検知装置。
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