JP4372315B2 - フロアマット用裏材の製造方法及びフロアマット - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、フロアマット用裏材の製造方法、及びフロアマットに関し、特に、例えば自動車などの車輌用、絨毯やホットカーペットなどのインテリア用、店舗用、或いはオフィス用に用いることのできるフロアマット用裏材の製造方法、及びフロアマットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、自動車内においては、靴などに付着した土、砂、泥、或いは砂利などがフロアに付着して、フロアが汚れるのを防止するために、フロアマットが敷かれている。
例えば、登録実用新案公報第3,028,700号には、自動車用の泥拭きマットが記載されており、この泥拭きマットは、表面材である立毛カーペット材と、この立毛カーペット材の下側に位置する熱可塑性樹脂シートと、この熱可塑性樹脂シートの裏面側に貼り合わせられたニードルパンチ不織布とで構成されている。このニードルパンチ不織布の下側表面は、繊維の部分溶融によって表面が粗面化されている。しかし、このような泥拭きマットは、滑り防止性が不十分であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来のフロアマットは上述したように構成され、滑り防止性が不十分であるという問題点があった。
そこで、本発明は、このような従来の問題点を解決するためになされたもので、滑り防止性に優れるフロアマット用裏材の製造方法、及びフロアマットを得ることを目的とする。
【0004】
【発明を解決するための手段】
本発明の請求項1に係る発明は、繊度が15dtex以上の太繊維を10mass%以上含む繊維ウエブを形成する工程と、ニードルを利用して前記繊維ウエブの少なくとも一方の面から繊維を突出させる工程と、前記突出させた繊維をシャーリング処理する工程と、前記繊維ウエブの前記シャーリング処理した面を熱処理することにより、前記繊維の先端に前記繊維よりも大きな外径の樹脂塊を形成する工程と、を含むことを特徴とするフロアマット用裏材(以下、単に「裏材」という)の製造方法である。
【0005】
本発明の請求項2に係る発明は、前記製造方法により製造された裏材を備えていることを特徴とするフロアマットである。
【0006】
請求項1の発明によれば、繊維ウエブのシャーリング処理した面を熱処理することにより、シャーリング処理した繊維の先端に繊維よりも大きな外径の樹脂塊を形成する工程を含むので、裏材が先端に繊維の外径より大きな外径の樹脂塊を多数有するため、優れた滑り防止効果を発揮する裏材を製造することができる。
【0007】
請求項2の発明によれば、滑り防止性に優れる裏材を備えているため、滑り防止性に優れるフロアマットである。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明のフロアマットに使用できる裏材は、次のような方法で製造することができる。
まず、繊維ウエブを形成する。繊維ウエブを構成する繊維としては、例えば、合成繊維(例えば、ナイロン繊維、ポリエステル繊維、ポリオレフィン系繊維、アクリル繊維など)、半合成繊維、再生繊維、或いは天然繊維(例えば、植物繊維、動物繊維など)の1種類以上を使用することができる。これらの中でも、ナイロン繊維、ポリエステル繊維、ポリオレフィン系繊維、或いは再生したポリエステル繊維などを好適に使用でき、特に再生利用可能なポリエステル繊維(再生ポリエステル繊維を含む)又はポリオレフィン系繊維をより好適に使用できる。更に、再生ポリエステル繊維が特に好適に使用でき、環境に優しいフロアマットを製造することができる。
この繊維ウエブを構成する繊維の繊度は特に限定されるものではないが、1〜300dtex(デシテックス)の繊維を使用することができる。特に繊度が15dtex以上の太繊維が含まれていると、耐久性及び滑り防止性のより優れる裏材を製造することができる。このような太繊維は耐久性及び滑り防止性に優れているように、繊維ウエブ中、10mass%以上含まれているのが好ましく、20mass%以上含まれているのがより好ましく、30mass%以上含まれているのが更に好ましい。
また、前述のような太繊維に加えて繊度が15dtex未満の細繊維を含んでいるのが好ましい。このような細繊維を含んでいることによって、地合いの優れる裏材を製造することができる。
なお、繊維ウエブを構成する繊維の断面形状は円形であっても、非円形であっても良い。この繊維ウエブを構成する繊維は後述のニードルによって厚さ方向に配向しやすいように、繊維長が20〜160mm程度の短繊維であるのが好ましい。
【0009】
次に、ニードルを利用したニードルパンチ処理により、前記繊維ウエブの少なくとも一方の面から繊維を突出させる。
このニードルパンチは、通常のニードルを用いて製造されたものであっても良いが、フォークニードルやクラウンニードルにより製造すると、繊維を突出させやすいため好適である。
なお、このニードルパンチは繊維ウエブの片面のみに対して作用させても良いし、両面に対して作用させても良い。後者のように両面に対してニードルを作用させて両面に繊維を突出させた場合は、一方の面がフロアと接するように使用し、他方の面が表面材と接するように使用することができる。この場合、滑り防止性に優れているばかりでなく、表面材と分離しやすいため、表面材と分別回収して裏材及び/又は表面材を再利用することができる。
【0010】
次に、ニードルパンチ処理により表面から突出させた繊維をシャーリング処理する。この時、表面から突出させた繊維のみを切断して、繊維ウエブの基層部分の突出していない繊維は切断しないようにするのが好ましい。このシャーリング処理を施すことによって繊維のループが切断されるため、繊維の先端が自動車等のフロア材に食い込みやすくなり、滑り防止性が向上する。
【0011】
次いで、前記繊維ウエブの前記シャーリング処理した面を熱処理することにより、前記繊維の先端に前記繊維よりも大きな外径の樹脂塊を形成する。この熱処理としては、例えば、ガス毛焼き機、遠赤外線加熱機などを使用することができ、シャーリング処理により切断された繊維の先端を効果的に加熱することにより、繊維を溶融させて樹脂塊を形成することができる。この樹脂塊によって自動車のフロア材に食い込んだ繊維の先端が抜けにくくなり、フロアマットの滑り防止作用を一層向上させることができる。
【0012】
このようにして製造された裏材は前述のような樹脂塊が形成された繊維がランダムに配置されているため、どの方向に対しても優れた滑り防止効果を発揮する。
【0013】
本発明のフロアマットは前述のような製造方法により製造された裏材を備えたものであるため、滑り防止性に優れるものである。
本発明のフロアマットは裏材のみから構成されていても良いが、意匠性、柔らかさ、暖かさなどを、目や手足によって認知できるように、表面材を備えているのが好ましい。
【0014】
この好ましい表面材を備えているフロアマットの概略断面図を図1に示す。図において、フロアマット1は、主として繊維から構成され、一方の表面層を構成する表面材2と、主として繊維から構成され、他方の表面層を構成する裏材3とを含んでいる。裏材3は前述のような方法により製造され、好ましくは繊度15dtex以上の太繊維4と繊度15dtex未満の細繊維6とを含み、裏材3の露出表面における太繊維の先端には、前記太繊維よりも大きな外径の樹脂塊5を有する。
【0015】
表面材2を構成する繊維としては、例えば、合成繊維(例えば、ナイロン繊維、ポリエステル繊維、ポリオレフィン系繊維、アクリル繊維など)、半合成繊維、再生繊維、或いは天然繊維(例えば、植物繊維、動物繊維など)などを単独で、又は混合して使用できる。これらの中でも、ナイロン繊維、ポリエステル繊維、ポリオレフィン系繊維、或いは再生したポリエステル繊維などを好適に使用でき、特に再生利用可能なポリエステル繊維(再生ポリエステル繊維を含む)又はポリオレフィン系繊維をより好適に使用できる。
なお、繊維はフィラメント糸又はその加工糸として、或いは紡績糸として使用することができる。また、表面材2を構成する繊維の量は軽量化できるように、表面材2の60mass%以上であるのが好ましく、70mass%以上であるのがより好ましく、80mass%以上であるのが更に好ましい。
この表面材2の態様としては、例えば、タフテッドカーペット、ニードルパンチカーペット、緞通、フックカーペット、ウィルトンカーペット、アキスミンスターカーペットなどを使用することができる。なお、このような表面材2における繊維の脱落を防止するために、ラテックス等によって繊維を固定しても良い。このように繊維を固定する場合には、表面材2の露出しない面側で主として固定するのが好ましい。このような表面材2は常法により製造することができる。
【0016】
本発明の別のフロアマットの概略断面図を図2に示す。図において、フロアマット1Aは、主として繊維から構成され、一方の表面層を構成する表面材2と、主として繊維から構成され、他方の表面層を構成する裏材3との間にフィルム層7を備えている。表面材2と裏材3との間にフィルム層7を備えていることによって、水の浸透を防止することができる。なお、裏材3が繊度15dtex未満の細繊維を含んでいると、アンカー効果によりフィルム層7との接着性に優れている。
【0017】
本発明のフロアマット1、1Aは上述のような表面材2と裏材3とを含むものであるが、その製造方法は、例えば、(1)表面材2と裏材3との間に、表面材2を構成する繊維及び裏材3を構成する繊維に悪影響を及ぼさない温度で溶融しているシートを配置し、前記シートを介して融着する方法、(2)表面材2と裏材3との間に、表面材2を構成する繊維及び裏材3を構成する繊維に悪影響を及ぼさない温度で融着できるシートを配置した後、前記シートのみを融着できる温度で熱処理する方法、(3)表面材2と裏材3とをバインダーにより接着する方法、(4)表面材2と裏材3とを積層した後に、表面材2及び/又は裏材3を構成する繊維を融着させる方法、(5)裏材3として両面に樹脂塊を形成した繊維を含むものを使用し、この樹脂塊を表面材2に食い込ませる方法、などがある。前記(1)又は(2)の方法によれば、図2に示すような、表面材2と裏材3との間にフィルム層7を備えたフロアマット1Aを製造することができる。また、(1)又は(2)で用いることのできるシートとしては、例えば、フィルム、不織布、織物、ネットなどがある。更に、この(1)又は(2)で用いるシートは有害ガスを発生しないポリオレフィン系樹脂から構成されていたり、フロアマット全体をリサイクルしやすいようにポリエステル系樹脂から構成されているのが好ましい。
【0018】
【実施例】
以下、本発明の裏材の製造方法、及びフロアマットを実施例及び比較例により更に具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例及び比較例に限定されるものではない。
【0019】
(実施例1)
再生ポリエステル太繊維(断面:円形、繊度165デシテックス、繊維長:89mm)30mass%、再生ポリエステル太繊維(繊度33デシテックス、繊維長:89mm)30mass%、再生ポリエステル太繊維(繊度16.5デシテックス、繊維長:76mm)20mass%、低融点ポリエステル融着細繊維(繊度:4.4デシテックス、繊維長:51mm)20mass%からなる繊維ウエブを、レギュラーニードルを使用して絡合した後、フォークニードルを使用して繊維を突出させ、片表面に繊維が突出したローベロアニードルパンチ不織布を製造した。
次に、このローベロアニードルパンチ不織布の表面から突出した繊維のみを切断するシャーリング処理を実施した。次に、温度150〜160℃で熱処理することにより低融点ポリエステル融着細繊維を融着させ、続いて、シャーリング処理された繊維の先端が繊維の外径より大きな外径の樹脂塊を形成するように、ガス毛焼き機による直炎で熱処理して、裏材(面密度:480g/m2、繊維比率:100%)を製造した。なお、樹脂塊を有する繊維はランダムに配置していた。
他方、表面材として、再生ポリエステル繊維からなる紡績糸を使用したタフテッドカーペット(面密度:850g/m2、繊維比率:約88%)を用意した。なお、カーペットの裏面には紡績糸の脱落を抑制するためにエチレン−酢酸ビニルラテックスが塗布(乾燥重量:100g/m2)されており、また、ポリエステル繊維からなる基布(面密度:100g/m2)が使用されたものであった。
次いで、前記表面材(ラテックス塗布側)と裏材(非シャーリング処理側)との間に、Tダイより押し出したポリオレフィン系樹脂フィルムを供給し、このポリオレフィン系樹脂フィルムを介して表面材と裏材とを一体化した。このポリオレフィン系樹脂フィルムの面密度は250g/m2であった。
次いで、この一体化物の周縁に再生ポリエステルからなる糸でオーバーロック加工を施して、面密度約1,650g/m2のフロアマットを製造した。
このフロアマットを構成する繊維の質量比率は約79mass%であり、繊維中における再生ポリエステル繊維の質量比率は約85mass%であった。
【0020】
(比較例1)
ガス毛焼き機による熱処理を実施しない点を除いて、実施例1と同様にして裏材、及びフロアマットを製造した。
【0021】
(比較例2)
実施例1におけるローベロアニードルパンチ不織布を、シャーリング処理を実施しないで、ガス毛焼き機による直炎で熱処理した点を除いて、実施例1と同様にしてフロアマットを製造した。
【0022】
(比較例3)
実施例1におけるローベロアニードルパンチ不織布を、シャーリング処理及びガス毛焼き機による熱処理を共に実施しない点を除いて、実施例1と同様にしてフロアマットを製造した。
【0023】
(実施例2)
再生ポリエステル太繊維(断面:円形、繊度44デシテックス、繊維長:89mm)30mass%、再生ポリエステル太繊維(繊度33デシテックス、繊維長:89mm)30mass%、再生ポリエステル太繊維(繊度16.5デシテックス、繊維長:76mm)30mass%、低融点ポリエステル融着細繊維(繊度:4.4デシテックス、繊維長:51mm)10mass%を使用したこと以外は実施例1と全く同様にして、繊維の外径より大きな外径の樹脂塊を有する、面密度380g/m2の裏材(繊維比率:100%)を製造した。なお、樹脂塊を有する繊維はランダムに配置していた。
次いで、実施例1と同じ表面材と前記裏材とを実施例1と全く同様にポリオレフィン系樹脂フィルムにより一体化し、オーバーロックを施して、面密度約1,550g/m2のフロアマットを製造した。
このフロアマットを構成する繊維の質量比率は約77mass%であり、繊維中における再生ポリエステル繊維の質量比率は約88mass%であった。
【0024】
(実施例3)
再生ポリエステル太繊維(断面:円形、繊度:88デシテックス、繊維長:89mm)30mass%、再生ポリエステル太繊維(繊度33デシテックス、繊維長:89mm)30mass%、再生ポリエステル太繊維(繊度16.5デシテックス、繊維長:76mm)30mass%、低融点ポリエステル融着細繊維(繊度:4.4デシテックス、繊維長:51mm)10mass%を使用したこと以外は実施例1と全く同様にして、繊維の外径より大きな外径の樹脂塊を有する、面密度380g/m2の裏材(繊維比率:100%)を製造した。なお、樹脂塊を有する繊維はランダムに配置していた。
次いで、実施例1と同じ表面材と前記裏材とを実施例1と全く同様にポリオレフィン系樹脂フィルムにより一体化し、オーバーロック加工を施して、面密度約1,550g/m2のフロアマットを製造した。
このフロアマットを構成する繊維の質量比率は約77mass%であり、繊維中における再生ポリエステル繊維の質量比率は約88mass%であった。
【0025】
(実施例4)
裏材の面密度を420g/m2としたこと以外は、実施例3と全く同様にして、繊維の外径より大きな外径の樹脂塊を有する裏材(繊維比率:100%)を製造した。なお、樹脂塊を有する繊維はランダムに配置していた。
次いで、実施例1と同じ表面材と前記裏材とを実施例1と全く同様にポリオレフィン系樹脂フィルムにより一体化し、オーバーロック加工を施して、面密度約1,590g/m2のフロアマットを製造した。
このフロアマットを構成する繊維の質量比率は約78mass%であり、繊維中における再生ポリエステル繊維の質量比率は約88mass%であった。
【0026】
(滑り防止性試験)
実施例1〜4及び比較例1〜3のフロアマットについて、滑り防止試験を行った。まず、実施例1〜4及び比較例1〜3のフロアマット(100mm×140mm)のそれぞれを、一般的な車輌フロアの1つであるニードルパンチカーペット上に、各々のフロアマットの裏材が当接するように載置した。次に、各々のフロアマットの表面材上に1kgの荷重を加えた状態で、各々のフロアマットをニードルパンチカーペットの表面に対して水平方向に引張り(引張り速度:100mm/分)、各々のフロアマットを滑らせた時の静摩擦抵抗力を測定した。この結果は表1に示す通りであった。なお、この静摩擦抵抗力は5回測定した値の平均値である。
【0027】
【表1】
【0028】
表1から明らかなように、本発明の実施例1〜4の方法により製造した裏材を使用したフロアマットは、比較例1〜3に比べて1.4倍以上静摩擦抵抗力が大きく、滑り防止効果が著しく改善されたことがわかった。
【0029】
【発明の効果】
以上のように、請求項1の発明によれば、繊維ウエブのシャーリング処理した面を熱処理することにより、シャーリング処理した繊維の先端に繊維よりも大きな外径の樹脂塊を形成する工程を含むので、裏材が先端に繊維の外径より大きな外径の樹脂塊を多数有するため、優れた滑り防止効果を発揮する裏材を製造することができるという効果を奏する。
【0030】
請求項2の発明によれば、滑り防止性に優れる裏材を備えているため、滑り防止性に優れるフロアマットが得られるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態によるフロアマットを示す概略断面図である。
【図2】表面材と裏材との間にフィルム層を含むフロアマットを示す概略断面図である。
【符号の説明】
1,1A・・・フロアマット、2・・・表面材、3裏材、4・・・太繊維、5・・・樹脂塊、6・・・細繊維、7・・・フィルム層。
Claims (2)
- 繊度が15dtex以上の太繊維を10mass%以上含む繊維ウエブを形成する工程と、
ニードルを利用して前記繊維ウエブの少なくとも一方の面から繊維を突出させる工程と、
前記突出させた繊維をシャーリング処理する工程と、
前記繊維ウエブの前記シャーリング処理した面を熱処理することにより、前記繊維の先端に前記繊維よりも大きな外径の樹脂塊を形成する工程と、
を含むことを特徴とするフロアマット用裏材の製造方法。 - 請求項1の製造方法により製造された裏材を備えていることを特徴とするフロアマット。
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