JP3309075B2 - 清掃用シート - Google Patents

清掃用シート

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JP3309075B2
JP3309075B2 JP20030398A JP20030398A JP3309075B2 JP 3309075 B2 JP3309075 B2 JP 3309075B2 JP 20030398 A JP20030398 A JP 20030398A JP 20030398 A JP20030398 A JP 20030398A JP 3309075 B2 JP3309075 B2 JP 3309075B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、繊維脱落が少な
く、髪の毛などのゴミの捕集性に優れた清掃用シートに
関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】床用の
清掃具等に装着し、主に乾式で用い、埃や髪の毛などの
ゴミを収集する不織布製の清掃用シートが種々提案され
ている。上記清掃用シートには、水流交絡法により製造
された不織布が従来より用いられているが、水流交絡法
は製造コストがかさむ。また、形状加工や強度向上等の
ために熱による2次加工をする場合は、熱融着性繊維を
加えることがあり、コストが更に高くなったり、ダスト
の捕集性が低下する等の問題があった。
【0003】また、熱融着性繊維をヒートボンド法によ
り製造した不織布からなる清掃用シートも従来より用い
られているが、シートから繊維が脱落して清掃面に残っ
たり、繊維脱落を改善するとダストの捕集性を損なった
りする等、清掃性能と表面の強度とのバランスが問題で
あった。
【0004】従って、本発明の目的は、表面強度に優
れ、清掃時において繊維脱落が発生することがなく、且
つ髪の毛などのゴミの捕集性にも優れ、また安価で簡易
な製造法による清掃用シートを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、清掃面層
を、熱融着性繊維と非熱融着性繊維とが混合された繊維
混合物を熱処理して特定の強度を有するよう形成された
不織布による清掃用シートが上記課題を解決しうること
を知見した。
【0006】本発明は、少なくとも清掃面を形成する層
が、熱融着性繊維と該熱融着性繊維の融着温度範囲の温
度では融着しない非熱融着性繊維とを混合してなる繊維
ウェブを、該熱融着性繊維の融着温度範囲で熱融着させ
て形成された不織布からなり、上記不織布は、機械的フ
ァスナーの剪断剥離力が、剥離モード測定の5点平均荷
重の平均値で0.15〜0.95N/(13mm×30
mm)であり、上記不織布は、上記熱融着性繊維の形成
する交点が融着しており、且つ融着された交点が全体に
亘って存在しており、上記熱融着性繊維の繊度は0.5
〜4d、長さは25〜75mmであり、上記非熱融着
性繊維は、非分割型繊維であり、その繊度は0.5〜3
dである清掃用シートを提供するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の清掃用シートは、少なく
とも清掃面を形成する層(以下、「清掃面層」という)
が、特定の不織布により形成されている。上記清掃面と
は、清掃具に本発明の清掃用シートを装着した際に、該
清掃用シートの被清掃面と当接する部位に位置する面で
ある。
【0008】上記繊維ウェブに用いられる上記熱融着性
繊維としては、単一型繊維、低融点成分及び高融点成分
からなる並列構造又は芯鞘構造の複合繊維が挙げられ
る。上記複合繊維を構成する成分の具体例としては、下
記の成分等が挙げられる。尚、単一型繊維の場合の成分
は、下記低融点成分に加えて、通常のポリプロピレン
(PP)なども用いることができる。低融点成分として
は、融点が100〜220℃の低融点成分が好ましく、
具体的にはポリエチレン(PE)、ポリブテン及びエチ
レン及び/又はブテンとα−オレフィンとの共重合体;
プロピレンとα−オレフィンとの共重合体として知られ
るブロックコポリマー、ランダムコポリマー若しくはグ
ラフトコポリマー等の低融点のPP;ポリエチレンテレ
フタレート(PET)又はポリブチレンテレフタレート
(PBT)における、テレフタル酸ユニットのうち少な
くとも1部分がジカルボン酸に置換された低融点ポリエ
ステル等の成分が好ましく挙げられる。上記低融点成分
は、2つ以上の成分をブレンドすることも可能である。
また、高融点成分としては、融点が160〜260℃で
ある成分が好ましく、具体的には例えば、PET、PB
T等のポリエステル;PP;メチルペンテン共重合体;
ナイロン6、ナイロン66等のポリアミド等が好ましく
挙げられる。尚、芯鞘構造の繊維においては、上記高融
点成分が芯を形成する芯成分であり、上記低融点成分が
鞘を形成する鞘成分である。
【0009】また、上記高融点成分の融点は、上記低融
点成分の融点よりも20〜150℃高いことが好まし
い。上記低融点成分と上記高融点成分との好ましい組合
わせとしては、(低融点成分/高融点成分)が、低融点
PP/PET、PE/PET、PE/PP等や、上記低
融点PET/通常のPET、ナイロン6/ナイロン66
等も挙げられる。また、上記複合繊維における上記低融
点成分と上記高融点成分との配合割合は、上記低融点成
分80〜20重量部に対して上記高融点成分20〜80
重量部である(両者の合計量は100重量部)。
【0010】上記熱融着性繊維の融着温度(繊維の融解
により繊維同士が固着される温度)は、110〜150
℃であるのが好ましい。上記熱融着性繊維の繊度は、
0.5〜4dが好ましく、0.5〜3dが更に好まし
い。上記熱融着性繊維の長さは、通常の不織布製造に用
いられるものであれば制限なく使用できるが、25
75mmが好ましい。
【0011】上記繊維ウェブに用いられる非分割型繊維
である非熱融着性繊維とは、熱融着性繊維の融着温度範
囲では融着しない繊維であり、詳細には上記温度範囲で
融着しない成分(以下、非熱融着性成分と称す)を含む
繊維である。上記非融着性成分は、繊維全体中30wt
%以上含まれることが好ましく、50wt%以上が更に
好ましい。上記非熱融着性成分としては、PET及びP
BT等のポリエステル系成分、レーヨン系成分、キュプ
ラ系成分、アセテート及びトリアセテート等のアセテー
ト系成分、ナイロン6及びナイロン66等ポリアミド系
成分、アクリル等ポリアクリルニトリル系成分、フッ素
系成分等が挙げられるが、これらに特に制限されない。
また、これらの2種以上を複合して用いることも可能で
ある。
【0012】上記非熱融着性成分が融着温度を持つ場
合、該融着温度は、上記熱融着性繊維における低融点成
分の融点よりも高ければ特に制限されないが、20℃以
上高いのが好ましい。上記非熱融着性成分が融着温度を
持たない場合、該非熱融着性成分は、少なくとも用いる
熱融着性繊維の融着温度で化学的に安定であればよく、
用いる熱融着性繊維の融着温度よりも20℃以上高温で
も化学的に安定であるのが好ましい。また、非分割型繊
維である上記非熱融着性繊維の繊度は、より低いのが好
ましく、現実的には、合成繊維の場合は、0.5〜3.
0dであるのが好ましい。上記非熱融着性繊維の長さ
は、10〜100mmであることが好ましく、25〜7
5mmであることが更に好ましい。
【0013】また、上記熱融着性繊維と上記非熱融着性
繊維との配合割合は、好ましくは重量比で熱融着性繊維
/非熱融着性繊維=55/45〜95/5、更に好まし
くは熱融着性繊維/非熱融着性繊維=60/40〜90
/10である。上記熱融着性繊維の配合割合は、得られ
るシート状物の引張り強力及び清掃用シートとして用い
た場合のシートの破断の点で55以上が好ましく、清掃
用シートとしての性能、特に髪の毛の捕集性能の点で9
5以下が好ましい。
【0014】そして、上記不織布は、上記繊維ウェブ
(上記熱融着性繊維及び上記非熱融着性繊維の混合体)
を熱融着させて形成されている。上記の「熱融着」は、
上記配合割合で常法に従い均一に混合してなる繊維ウェ
ブを、一対の加熱したロール間で熱圧着することで生じ
させることもできるし、同繊維ウェブに110〜220
℃の熱風を0.5〜3m/sの速度で、5〜15秒間吹
き付けるなどして行うことも可能である。尚、上記熱圧
着の条件は、具体的には、110〜220℃で行うのが
好ましいが、これは、加工速度、ウェブの坪量等の条件
により適宜変更するのが好ましい。
【0015】上記不織布は、上記熱融着性繊維の形成す
る交点が融着している。上記「交点」とは、熱融着性繊
維と熱融着性繊維又は非熱融着性繊維との交点を意味す
る。即ち、非熱融着性繊維同士の交点は融着しないが、
熱融着性繊維同士の交点はその多くが融着されており、
また熱融着性繊維と非熱融着性繊維との交点も熱融着性
繊維の作用により融着している。そして、これらの融着
された交点(以下、この交点を「融着交点」という)に
より強度が発現する。尚、上記交点は、その全てが融着
交点であるのが好ましいが、特定の剪断剥離力を満足す
れば、融着の程度が低かったり、融着の後工程で融着が
外れる等して、融着されていない交点が存在してもよ
い。繊維ウェブを一対の加熱したロール間で熱圧着させ
る方法では、上記融着交点が部分的に生じる。即ち融着
交点が存在する部位とあまり存在しない部位とが混在す
る状態である。繊維ウェブに熱風を吹き付ける方法で
は、該融着交点は、不織布の広さ方向及び厚さ方向のい
ずれにおいてもそれらの全体に亘って満遍なく存在する
ことになる。融着交点は、特定の剪断剥離力を満足すれ
ば、不織布の一部に部分的に存在していても良く、上記
不織布の全体に亘って存在しているのがより好ましい。
【0016】上記不織布は、その機械的ファスナーの剪
断剥離力が剥離モード測定の5点平均荷重の平均値で
0.15〜0.95N/(13mm×30mm)、好ま
しくは0.25〜0.65N/(13mm×30mm)
である。機械的ファスナーとしては、幅13mmの「モ
ールドマジックレギュラータイプHTH823」(商品
名、クラレ社製)のフック型凸部材を用いて測定する。
詳細な測定法に関しては、後述の実施例の項で述べる。
上記不織布の機械的ファスナーの剪断剥離力が、0.9
5N/(13mm×30mm)を超えると最終的に得ら
れる清掃用シートの表面の強度(破断強度)が低くな
り、清掃用シートから脱落した毛羽等が被清掃面に残留
する可能性が高くなる。一方、0.15N(13mm×
30mm)より低くなるとダストの捕集性が低下する。
【0017】上記不織布の密度は、40〜65kg/m
3 であるのが好ましく、45〜55kg/m3 であるの
がさらに好ましい。密度は、表面強度及び不織布として
の強度の点から40kg/m3 以上が好ましく、ダスト
の捕集性の点から65kg/m3 以下が好ましい。ま
た、上記不織布の坪量は、10〜100g/m2 である
のが好ましく、20〜60g/m2 であるのが更に好ま
しい。
【0018】上記不織布は、該不織布に用いた非熱融着
性繊維のみからなる不織布(以下、「非融着性不織布」
という場合にはこの不織布を示す)に、シール温度16
0℃、シール時間5秒で接着させた際の接着強度が、好
ましくは1.5N/30mm以下、更に好ましくは1.
0〜0.3N/30mmである。また、シール時間を1
0秒とする以外は同様に接着させた際の接着強度が、
2.2N/30mm以下であるのが好ましく、1.8〜
0.4N/30mmであるのが更に好ましい。なお、非
融着性不織布は、上記不織布から熱融着性繊維を除いた
繊維ウェブにより形成されるので、上記不織布に2種以
上の非熱融着性繊維を用いた場合には、これらを上記不
織布における配合割合と同じ割合で混合してなるものと
なる。上記非融着性不織布の坪量は、上記不織布の坪量
の0.8〜2.0倍とする。また、上記非融着性不織布
は、熱履歴を受けない製法によるものが好ましい。な
お、接着強度の詳細な測定法は、後述の実施例の項で述
べる。
【0019】上記接着強度は、シート表面の繊維状態を
示し、髪の毛等の長い繊維状ダストの捕集性能及びシー
トからの繊維脱落性の点で上記範囲が好ましい。
【0020】本発明の清掃用シートの好ましい1実施形
態は、2枚の長方形状の上記不織布を貼り合わせて形成
されており、表面側及び裏面側の両面が清掃面層であ
る。本形態の清掃用シートは、市販の床用掃除具(花王
製、商品名「クイックルワイパー」等)に装着して、使
用に供することができる。
【0021】上記清掃用シートは、少なくとも一面を清
掃面とすれば単層でも上記不織布と他の不織布とを重ね
合わせてなる2層以上の構造としてもよい。他の不織布
としては、上述した熱融着性繊維100%により形成さ
れてなる不織布などが挙げられる。上記不織布と上記の
他の不織布との重量比は、10:90〜90:10とす
るのが好ましく、上記の他の不織布の坪量は、5〜45
g/m2 とするのが好ましい。また、不織布間にPP等
からなるネットを挟み込むことも可能である。
【0022】本形態の清掃用シートは、図1に示す製造
装置等を用いて製造できる。図1に示す製造装置100
は、開繊部(図示せず)から供給された開繊繊維を繊維
ウェブとしてコンベア101上に供給する第1カード1
10及び第2カード120と、第1カード110及び第
2カード120から供給されて積層された繊維ウエブ
(積層体1”)を熱処理する熱処理装置130と、熱処
理された積層体1”を加圧する加圧装置140と、加圧
されて製造された清掃用シートの連続体1’を巻き取る
巻き取り部150とからなる。
【0023】そして、下記の如くして製造される。ま
ず、主にベール状態で供給される熱融着性繊維及び非熱
融着性繊維の原料繊維を、開繊部により凝集状態からウ
エブ形成可能な状態(開繊繊維)に開繊し、上記の配合
割合で、熱融着性繊維及び非熱融着性繊維を混合する。
次いで、混合された開繊繊維を、第1カード110及び
第2カード120に供給して、それぞれ、繊維ウェブを
形成する。尚、第1カード110及び第2カード120
には、それぞれ異なる繊維を供給してもよい。
【0024】そして、第1カード110及び第2カード
120から供給され、積層されてなる繊維ウエブ(積層
体)をコンベア101により熱処理装置130に供給
し、上述した条件により、上記熱処理を行い、該熱融着
性繊維の形成する上記交点を熱融着させる。熱処理の終
了後に積層体全体に、加圧装置140により弱い加圧処
理を行った後、得られる清掃用シートの連続体を巻き取
り部150により巻き取る。上記各処理の条件は、熱融
着性繊維の種類により異なるが、熱処理温度は、120
〜150℃とするのが好ましく、上記加圧処理の圧力
は、3〜100N/mとするのが好ましい。また、本発
明は、上記清掃用シートの見た目の向上や2枚以上の不
織布の一体化等のために、更に、エンボス処理を施すこ
ともできる。
【0025】上記不織布は、明示した物性を満たせば、
上記製造法以外の方法で製造してもよい。
【0026】
【実施例】次いで、実施例及び比較例を示す。 〔実施例1〕熱融着性繊維として、高融点成分(芯成
分)がPP、低融点成分(鞘成分)が低融点PPから成
り、高融点成分と低融点成分との比率が重量比で50/
50である2.0デニール(d)×51mmのサイズの
芯鞘構造繊維「PR」(商品名、宇部日東化成株式会社
製)を用い、非熱融着性繊維として、0.8d×38m
mのサイズのポリエステル(PET)繊維「テイジンテ
トロン」(商品名、帝人株式会社製)を用いた。上記熱
融着性繊維と上記非熱融着性繊維との比率が重量比で4
0/60になるように、開繊機から各々の開繊繊維を
得、混率が一定になるように混合しながら第1カード機
により清掃面形成用の繊維ウェブを作った。また、別
途、芯成分がPP、鞘成分が低融点PPから成り、芯成
分/鞘成分の重量比が50/50で、2.0d×51m
mの熱融着性繊維100%からなる非清掃面用の繊維ウ
ェブを第2カード機により作成した。得られた両ウェブ
を重ね合わせて積層し、同積層シートを147℃、風速
12m/sの熱風で6秒間熱処理した。さらに、熱融着
性繊維がまだ接着能を有する時点で(熱風処理直後)、
積層シート全体に8.7N/mの線圧を加え、坪量25
g/m2 の不織布を得た。尚、清掃面形成用の繊維ウェ
ブと非清掃面形成用の繊維ウェブとの重量比は、30/
70となるよう調整した。
【0027】次に、上記の方法で得られた不織布を、更
に清掃用シートに好適なように非清掃面同士が当接し各
清掃面が外面となるように2枚重ね合わせ、視覚的な印
象の向上のために下記の如くエンボス加工(2次加工)
を施した。詳細には、不織布における繊維の配列方向と
これに垂直な方向とに配列した8mm×8mmの格子状
のエンボスパターンを刻印したロール(加熱、約130
℃)と金属製のパターンのないロール(加熱、約60
℃)との間のクリアランスが0の状態で通過させること
により、格子状(MD方向×CD方向)のエンボスパタ
ーンをシート上につけた。この時の圧力は、980kP
aであり、また、得られた清掃用シートは上記不織布を
2PLY化したものであるから、坪量は50g/m2
あった。
【0028】〔実施例2〕熱融着性繊維として、〔表
1〕に示す芯鞘構造繊維「HR」(商品名、宇部日東化
成株式会社製)を用い、非熱融着性繊維として、〔表
1〕に示すPET繊維「テトロンステープル」(商品
名、東レ株式会社製)を用い、これらを熱融着性繊維と
非熱融着性繊維との比率が重量比で85/15になるよ
うに各々の繊維を開繊機から得、混率が一定になるよう
に混合しながら第1カード機で繊維ウェブを作った。同
様に第2カード機で同じ繊維ウェブを作り、2層に積層
して(各層の重量比〔以下、単に「比」という場合には
重量比を示す〕は、1:1)、142℃、風速1〜2m
/sの熱風で6秒間熱処理した。次に、得られた不織布
を更に清掃用シートに好適なように2枚重ね合わせ、視
覚的な印象の向上および2枚の一体化の為に実施例1と
同様にエンボス加工を行った。この時の圧力は600k
Paであり、得られた清掃用シートは、上記不織布を2
PLAY化したものであるが、エンボスにより若干収縮
が生じ坪量は51g/m2 であった。
【0029】〔実施例3〕熱融着性繊維として、〔表
1〕に示す芯鞘構造繊維「TPC」(商品名、チッソ株
式会社製)を用い、非熱融着性繊維として、〔表1〕に
示すPET繊維「テトロンステープル」(商品名、東レ
株式会社製)を用い、これらを熱融着性繊維と非熱融着
性繊維との比率が重量比で70/30になるように各々
の繊維を開繊機から得、混率が一定になる様に混合しな
がら繊維ウエブを作った。この繊維ウェブを2層に積層
して(各層の比は1:1)、147℃、風速1〜2m/
sの熱風で6秒間処理して不織布を得た。更に、熱融着
性繊維がまだ接着能を有する時点で(熱風処理直後)シ
ート化した繊維ウェブの積層体全体に9N/mの線圧を
加えて、2層の不織布からなる、坪量24g/m2 の清
掃用シートを得た。
【0030】〔実施例4〕熱融着性繊維として、〔表
1〕に示すPPの単一繊維(2.0d×40mm)を用
い、非熱融着性繊維として0.8d×38mmのサイズ
のPET繊維を「テイジンテトロン」(商品名、テイジ
ン(株)製)を用い、これらを熱融着性繊維と非熱融着
性繊維との比率が重量比で80/20になるように各々
の繊維を開繊機から得、混率が一定になるように混合し
ながら繊維ウェブを作った。この繊維ウェブを2層に積
層して(各層の比は、1:1)ロール間で熱圧着するこ
とでシート化する。対角が1mmの菱形の突起が、パタ
ーン間、CD:1mm、MD:0.5mmの間隔で配置
したパターンを刻印したエンボスロールと、金属製のフ
ラットロールとを用い、エンボス温度/フラットロール
温度=150℃/150℃で、シート化し、坪量20g
/m2 の不織布を得た。次に、得られた不織布を、更に
清掃用シートに好適なように視覚的イメージの向上及び
表面強度を高めるため、実施例1と同条件でエンボス加
工を施した。得られた清掃用シートは上記不織布を2P
LY化したものであるから、坪量は40g/m2 であっ
た。
【0031】〔比較例1〕実施例2と同じ熱融着性繊維
と、実施例1と同じ非熱融着性繊維を用い、これらを、
熱融着性繊維と非熱融着性繊維との比率が70/30に
なるように各々の繊維を開繊機から得、混率が一定にな
る様に混合しながらカード状の繊維ウエブを作った。
(加圧なし)得られた繊維ウェブを2枚重ね合わせて積
層体とし(各層の比は1:1)、得られた積層体を14
2℃、風速1〜2m/sの熱風で6秒間処理して、坪量
25g/m2 の清掃用シートを得た。
【0032】〔比較例2〕実施例1と同じ熱融着性繊維
と、非熱融着性繊維として、〔表1〕に示すPET繊維
「テイジンテトロン」(商品名、帝人株式会社製)を用
い、これらを熱融着性繊維と非熱融着性繊維との比率が
重量比で50/50になるように各々の繊維を開繊機か
ら得、混率が一定になるように混合しながら清掃面用の
繊維ウェブを作った。その一方で、上記熱融着性繊維の
みを用い非清掃面の繊維ウェブ(熱融着性繊維100w
t%のウェブ)を作った。これらの2種類の繊維ウェブ
を2層に積層して(各層の比は、1:1)、147℃、
風速1〜2m/sの熱風で6秒間処理した。これによ
り、2層の繊維ウェブからなる、坪量20g/m2 の不
織布を得た。次に、得られた不織布を更に清掃用シート
に好適なように2枚重ね合わせ、視覚的な印象の向上の
為に、各々の不織布における清掃面用の繊維ウェブがと
もに外側に向くように2枚の不織布を重ね合わせ、エン
ボスロール(加熱、約130℃)とフラットロール(加
熱、約60℃)との間をクリアランスが0の状態で通過
させて、エンボス加工をし、格子状のエンボスパターン
をシート上につけた。エンボスロール上には、不織布に
おける繊維の配列方向とこれに垂直な方向とに配列した
8mm×8mmの格子状(MD方向×CD方向)のパタ
ーンが刻印されている。この時の圧力は600kPaで
あり、得られた清掃用シートは、上記不織布を2PLA
Y化したものであるが、エンボスにより若干収縮が生じ
坪量は40g/m2 であった。
【0033】各実施例及び各比較例において、清掃面を
形成する上記不織布について、機械的ファスナーの剪断
剥離力を下記の如く測定した。また、該不織布とこれら
に用いた非熱融着性繊維のみからなるウォーターニード
ル製法により得られた、坪量37g/m2 の非融着性不
織布とのシール温度160℃における接着強度を、下記
のシール試験により測定した。その結果を〔表1〕〜
〔表2〕に示す。
【0034】<剪断剥離力の測定法>得られた不織布を
凹部材とし、図2に示す鍵状部210と円弧状に隆起し
た間隔部分220とからなる幅13mmのテープ〔「モ
ールドマジックレギュラータイプHTH823」商品名、クラ
レ社製〕を機械的ファスナーのフック型凸部材321と
して用いた。そして、図3に示すように、不織布311
は、50×50mmのサイズにし、約130×50mm
厚さ3mmのクロロプレンゴムの独立気泡発泡体からな
り硬度〔JIS K6301、加硫ゴム物理測定法、ス
プリング式硬さ試験(A形)〕30のシート313に不
織布311のMD方向を該シートの長辺(130mm方
向)に合わせ、先端部がはみ出さないように幅50mm
の両面テープ312を用い両者を接着して、凹部材セッ
ト310を作成する。この際、上記不織布は、露出面が
清掃面を形成する面であるようにセットする。一方、図
4に示すように、一般用のPPCコピー用紙323の先
端部に15mm幅の両面テープ322を貼り、サイズ1
3×30mmの該フック型凸部材321を接着する。そ
の後コピー用紙を約113×30mmのサイズに切断す
る。この時、該フック型凸部材321のMD方向はコピ
ー用紙323の30mmの方向(巾方向)に沿うように
接着して凸部材セット320を作成する。
【0035】次に、図5に示すように、凸部材セット3
20におけるフック型凸部材321を上記凹部材セット
310における不織布311が貼付された部分に、不織
布311の先端部からやや離して当接させ(重ね合わ
せ)(この時やはり貼付されたフック型凸部材が不織布
からはみ出してはならない)、自重1kgで幅30mm
のローラーを用いて不織布311とフック型凸部材32
1とが重なり合った部分の上を1往復させることで両者
を機械的にファスニングする。次いで、測定機械〔「テ
ンシロンRTM−25」、オリエンテック(株)製〕に
おける下方チャックに凹部材セット310の不織布31
1のないシート313の端部313aを把持し、上方チ
ャックに凸部材セット320のフック型凸部材321の
ないコピー用紙323の端部323aを把持して装着
し、両者を5mm/s(300mm/min)の速度で
引っ張り、該清掃用シートから該フック型凸部材を剥離
するのに必要な力を測定する。同様の操作を10回繰り
返して10点の測定データを得、これをオリエンテック
(株)剥離試験モードデータ処理ソフト(商品名、MP
−100(MS−DOS)Ver.43.1)を用いて
データ処理し、この中の5点平均荷重の平均値を剪断剥
離力とした。
【0036】<シール試験> ・シートサイズ;MD×CD=約50mm×約100m
m ・シール方向;各々のシートのCD方向(シール強度が
出にくい)。 ・シール強度の試験機;シール時間(0.1秒刻み)と
シール温度(1℃刻み)をコントロール可能。構造とし
ては上部のバーが動き、固定された下部(基部)との間
でサンプルを挟みこんでシールを行う。上部のバーは凸
形状であり、その幅は5.5mmである。実際のシール
は、上部のバーへのサンプルの接着を防ぐため厚さ0.
080mm(〜0.075mm)のフッソコーティング
ガラス繊維製のシート(ノートン(株)製、PTFEコ
ーティングガラスクロス #5310)を最上部に置
き、サンプル、ウォーターニードル製不織布(上記)
(基部)の順番に重ね、シール圧力は、294kPa
(3kgf/cm2 )の条件で行う。凸部のある上部バ
ーにだけ温度をかけ下部は室温のままとする。
【0037】<性能比較>清掃用シートの基本性能とし
て求められる以下の3点について、実施例及び比較例の
清掃用シートを下記の如く評価した。それらの結果を
〔表1〕〜〔表2〕に示す。 1.使用時にシートが著しく破損しないこと(破断強
度)。 2.清掃対象の汚れを充分に除去出来ること(ダストの
捕集性)。 3.清掃対象にシートの繊維を残さないこと(繊維脱落
性)。
【0038】1.破断強度 清掃用シートの繊維の配向方向に巾30mmのサンプル
を切り出した後、このサンプルを引っ張り試験器(テン
シロン引っ張り試験機)に100mmのチャック間距離
で把持させ、繊維の配向方向(シートのMD方向)に3
00mm/minの速度で引っ張り、シートが切れ始め
る時の荷重値(この測定によって得られる連続曲線の最
初のピーク値)を測定し、下記評価基準に従って評価し
た。 評価基準: ◎(使用中の破断は生じない);14.0N/30mm
以上 ○(使用中の破断は殆どない);13.9〜8.0N/
30mm △(使用中の破断する場合がある);7.9〜6.0N
/30mm ×(破断しやすい。使用不可能);5.9N/30mm
以下 尚、複数の測定(10回)を行い、これらが異なる評価
間にまたがる場合には〜を用いて表した(例えば、△〜
×等)。
【0039】2.ダストの捕集性 下記の方法で得られる髪の毛の捕集性能をダストの捕集
性能の指標とする。清掃用シートを7cm×10cmの
面を持つクッション材にシートのMDを該クッション材
の10cm方向に一致させ装着する。5本の直毛、カッ
ト長100mm(約100μm径)の髪の毛を、市販フ
ローリング(松下電工(株)製、ウッディタイルMT6
13T、表面粗さ(木目方向):1.95μm)上に散
布し、クッション材を200g荷重、30cmのストロ
ークでその7cm方向に5往復清拭する。シートに十分
絡み着いた髪の毛の本数を捕集数とする(静電気等で付
着したものは除く)。上記清掃操作を、10回繰り返
し、散布した髪の毛に対する捕集数より捕集率を算出
し、下記評価基準に従って評価した。 評価基準 ○;問題のない捕集性。 (100〜80%) △;捕集するがかなり残る。 (79〜50%) ×;殆ど捕集しない。 (49%〜0%)
【0040】3.繊維脱落性 下記の摩擦試験を行い、脱落した繊維の量及び試験後の
清掃用シートの表面状態により、下記評価基準に従って
評価を行った。約300mm(サンプル MD)×20
0mmのサイズの清掃用シートのサンプルをクイックル
ワイパー(花王製、フローリング用清掃用具)に装着
し、約6畳の上記フローリング(ウッディタイルMT6
13T)を溝と直行する方向に約900mmのストロー
クでほぼ全面を一度拭く。 評価基準 ○;フローリングに脱落する繊維はほとんどない。又、
サンプル表面には、直径10mmを越える大きな毛玉は
ない。(清掃用シートとして好適。) △;フローリングに脱落する繊維が若干みられる。又、
サンプル表面には、直径10mmを越える大きな毛玉が
若干見られる。(清掃用シートとして使用可能。) ×;フローリングに脱落する繊維が多く見られる。又、
サンプル表面には、直径10mmを超える大きな毛玉が多
く見られる。又、サンプル表面は、荒れ、層そのものの
破壊が生じる場合がある。(清掃用シートとして使用不
可能。)
【0041】
【表1】
【0042】
【表2】
【0043】
【発明の効果】本発明の清掃用シートは、表面強度に優
れ、清掃時において繊維脱落が発生することがなく、且
つ髪の毛などのゴミの捕集性にも優れたものである。更
に詳述すると、本発明の清掃シートは、上記熱融着性繊
維に上記非熱融着性繊維を含有させてなり、該非熱融着
性繊維同士の交点が融着されないため、繊維自由度の高
い構造を有する。繊維自由度が高いことで髪の毛や綿ボ
コリおよびパン屑などの大きなダストを絡め取ることが
可能となっている。そして、従来の清掃シートでは繊維
自由度を高めるために繊維同士の融着ポイントを少なく
し過ぎて、シート自体の強度が不足し、繊維の脱落やダ
ストの裏抜け等を生じ、使用が困難となっていたが、本
発明の清掃シートは、使用に耐えうる十分な強度を有し
ている。従って、本発明の清掃シートは、清掃性能に優
れ、且つ耐久性も高い清掃シートであり、また、表面は
巨視的に見ると平滑であるため、水難溶性や土埃等の小
さなダストを捕集することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の清掃用シートの好ましい製造
装置を示す概略図である。
【図2】図2は、剪断剥離力の測定に用いられる凸部材
の概略図であり、(a) は、細部を示す拡大斜視図であ
り、(b) は、鍵状部を示す(矢印b方向)拡大側面図で
あり、(c) は、各鍵状部の間隔部分を示す(矢印c方
向)拡大側面図である。
【図3】図3は、剪断剥離力の測定に用いられる凹部材
セットの分解斜視図である。
【図4】図4は、剪断剥離力の測定に用いられる凸部材
セットの分解斜視図である。
【図5】図5は、剪断剥離力の測定法を示す概略図であ
る。
【符号の説明】
1 清掃用シート 2 不織布
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池田 光浩 栃木県芳賀郡市貝町赤羽2606 花王株式 会社研究所内 (56)参考文献 特開 平10−137167(JP,A) 特開 平10−272081(JP,A) 特開 平10−262884(JP,A) 特開 平6−17361(JP,A) 特開 平6−14859(JP,A) 特開 平10−155711(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D04H 1/00 - 18/00 A47L 13/16 - 13/19

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも清掃面を形成する層が、熱融
    着性繊維と該熱融着性繊維の融着温度範囲の温度では融
    着しない非熱融着性繊維とを混合してなる繊維ウェブ
    を、該熱融着性繊維の融着温度範囲で熱融着させて形成
    された不織布からなり、 上記不織布は、機械的ファスナーの剪断剥離力が、剥離
    モード測定の5点平均荷重の平均値で0.15〜0.9
    5N/(13mm×30mm)であり、 上記不織布は、上記熱融着性繊維の形成する交点が融着
    しており、且つ融着された交点が全体に亘って存在して
    おり、 上記熱融着性繊維の繊度は0.5〜4d、長さは25
    〜75mmであり、 上記非熱融着性繊維は、非分割型繊維であり、その繊度
    は0.5〜3dである清掃用シート。
  2. 【請求項2】 上記熱融着性繊維と上記非熱融着性繊維
    との重量比が、熱融着性繊維/非熱融着性繊維=55/
    45〜95/5である請求項1記載の清掃用シート。
  3. 【請求項3】 上記不織布は、該不織布に用いた非熱融
    着性繊維のみからなる不織布に、シール温度160℃、
    シール時間5秒で接着させた際の接着強度が、1.5N
    /30mm以下である請求項1記載の清掃用シート。
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