JP4638342B2 - 自動車用フロアーマット - Google Patents

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Description

この発明は、自動車室内における例えば運転者や同乗者の足元に敷いて用いられる自動車用フロアーマットに関する。
なお、この明細書において、「通気度」とは、JIS L1096−1990の6.27.1のA法(フラジール形試験機)により測定された通気度である。
自動車室内のフロアーには予め不織布やパイルカーペット等の繊維敷物が敷設されているが、この繊維敷物の汚れを防止すること等を目的として、この繊維敷物の上に更に取り外し可能なフロアーマットを載置することが広く行われている。このフロアーマットに、足で踏む、蹴る等の外力が加わると、フロアーマットは位置ずれを生じる。このような位置ずれを生じると、使用者が滑ったりすることが懸念されるのみならず、運転を行う上で支障を来す可能性があることから、この自動車用フロアーマットには位置ずれを生じないことが強く要請されている。
このような位置ずれを防止するために、自動車用フロアーマットの裏面の周縁部に面ファスナ雄材が貼り付けられた構成のものが知られている(特許文献1参照)。この面ファスナ雄材のフック部が自動車のフロアーに敷設されたカーペットのパイルに係合されることで自動車用フロアーマットの位置ずれを防止できるものであるが、自動車用フロアーマットを取り外す際に面ファスナ雄材のフック部により敷設カーペットのパイルが損傷(毛羽立ち、切断等)を受けやすいという問題があった。
そこで、多数のモノフィラメントが外面から突出された基布の内面に外装材(マット本体)が接着された構成のものを用いることが提案されている(特許文献2、3参照)。このような構成を採用すれば、自動車用フロアーマットの位置ずれを防止できる上に、自動車用フロアーマットの取り外し操作を行っても敷設カーペットのパイルを損傷することもない。
実開昭60−184736号公報 特開平8−169268号公報 特開2001−10392号公報
ところで、近年、自動車室内の静粛性を高めるために、自動車用フロアーマットには優れた吸音性を備えていることが強く求められるようになってきているが、前記特許文献2、3に記載の従来構成では、マットの厚さ方向の通気性が小さく十分な吸音性が得られなかった。
勿論、上記従来構成において、多数のモノフィラメントが突出された基布の織り密度を低減することによって通気性を向上させることは可能であるが、この場合基布の織り密度の低減によって立設モノフィラメントの保持性が低下してモノフィラメントが脱落し易く、これにより良好な滑り防止性を確保することは困難であった。
この発明は、かかる技術的背景に鑑みてなされたものであって、通気性に優れていて良好な吸音性を備えると共に、滑り防止性に優れて位置ずれを防止することができ、しかもモノフィラメントからなる防滑用立毛の抜脱を生じ難い自動車用フロアーマットを提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明は以下の手段を提供する。
[1]織基布の一方の面に多数のモノフィラメントからなる防滑用立毛が突出状態に植設されてなる防滑用シートと、
前記防滑用シートの他方の面に積層一体化された表皮材層とを備え、
前記織基布を構成する地糸の太さが200〜1000デシテックスであり、前記防滑用シートの厚さ方向の通気度が30(cm3/cm2・秒)以上であることを特徴とする自動車用フロアーマット。
[2]前記織基布は、筬密度10〜30本/inch、緯糸密度15〜50本/inchで織成された織基布である前項1に記載の自動車用フロアーマット。
[3]前記防滑用立毛を構成するモノフィラメントの織基布への織り構造は、パイル経糸としてのモノフィラメントが地緯糸の上を跨ぐ山部が2箇所以上形成された織成部を有する前項1または2に記載の自動車用フロアーマット。
[4]前記防滑用立毛を構成するモノフィラメントの織基布への織り構造は、パイル緯糸としてのモノフィラメントが地経糸の上を跨ぐ山部が3箇所以上形成された織成部を有する前項1または2に記載の自動車用フロアーマット。
[5]前記織基布を構成する地糸の太さが400〜700デシテックスである前項1〜4のいずれか1項に記載の自動車用フロアーマット。
[6]前記織基布を構成する地糸の少なくとも一部にスパン糸が用いられている前項1〜5のいずれか1項に記載の自動車用フロアーマット。
[7]前記防滑用立毛を構成するモノフィラメントの太さが360〜2300デシテックスである前項1〜6のいずれか1項に記載の自動車用フロアーマット。
[8]前記表皮材層と前記防滑用シートとが通気性接着樹脂層を介して接着一体化されている前項1〜7のいずれか1項に記載の自動車用フロアーマット。
[9]前記通気性接着樹脂層は、塗布ノズル孔からの吐出により得られた繊維状の溶融ホットメルト樹脂が塗布されることで形成された多孔質のホットメルト樹脂層からなる前項8に記載の自動車用フロアーマット。
[1]の発明では、多数のモノフィラメントからなる防滑用立毛が突出状態に植設されているから、滑り防止性に優れていてマットの位置ずれを防止することができる。また、織基布を構成する地糸の太さを従来よりも細い200〜1000デシテックスとすることで防滑用シートの厚さ方向の通気度を30(cm3/cm2・秒)以上に設定しているから、十分な通気性が得られて良好な吸音性が確保される。
[2]の発明では、織基布として、筬密度10〜30本/inch、緯糸密度15〜50本/inchで織成された織基布が用いられているから、防滑用立毛の保持性に優れていて防滑用立毛の抜脱を防止できる上に防滑用シートとして十分な強度を付与できて、自動車用フロアーマットとしての耐久性を向上させることができる。
[3]の発明では、防滑用立毛を構成するモノフィラメントの織基布への織り構造は、パイル経糸としてのモノフィラメントが地緯糸の上を跨ぐ山部が2箇所以上形成された織成部を有するものとなされているから、防滑用立毛の抜脱を十分に防止することができる。
[4]の発明では、防滑用立毛を構成するモノフィラメントの織基布への織り構造は、パイル緯糸としてのモノフィラメントが地経糸の上を跨ぐ山部が3箇所以上形成された織成部を有するものとなされているから、防滑用立毛の抜脱を十分に防止することができる。
[5]の発明では、織基布を構成する地糸の太さが400〜700デシテックスであるから、通気性をより向上させることができると共に織基布としての強度を十分に確保できる。
[6]の発明では、織基布を構成する地糸の少なくとも一部にスパン糸が用いられているので、該地糸とモノフィラメントとの絡み合いが強くなり、これによって防滑用立毛の抜脱をより効果的に防止することができる。
[7]の発明では、防滑用立毛を構成するモノフィラメントの太さが360〜2300デシテックスであるから、滑り防止性をさらに向上させることができる。
[8]の発明では、表皮材層と防滑用シートとが通気性接着樹脂層を介して接着一体化されているから、良好な通気性を確保しつつ、表皮材層と防滑用シートとを十分な強度で積層一体化することができる。
[9]の発明では、通気性接着樹脂層は、塗布ノズル孔からの吐出により得られた繊維状の溶融ホットメルト樹脂が塗布されることで形成された多孔質のホットメルト樹脂層からなるから、十分な通気性が得られて吸音性能をさらに向上させることができる。
この発明に係る自動車用フロアーマット(1)の一実施形態を図1に示す。この自動車用フロアーマット(1)は、織基布(10)の下面に多数のモノフィラメント(11)からなる防滑用立毛(12)が突出状態に植設されてなる防滑用シート(3)の上面に表皮材層(2)が積層一体化された構成のマットである。前記表皮材層(2)は通気性を有する繊維構造体からなる。本実施形態では、前記表皮材層(2)と前記防滑用シート(3)とが通気性接着樹脂層(4)を介して接着一体化されている。
このように多数のモノフィラメント(11)からなる防滑用立毛(12)が突出状態に植設されているから、この防滑用立毛(12)が、自動車床面に敷設された繊維敷物(カーペット等)に十分に食い込み、これにより優れた滑り防止性が確保される。また、前記防滑用立毛(12)は、係合部を有しないもの、即ち先端側膨隆頭部やフック部等の係合部を有しないものに構成されているから、フロアーマット(1)を取り外す際に敷設繊維敷物(敷設カーペット等)を損傷することもない。
前記織基布(10)を構成する地糸(15)(16)の太さは200〜1000デシテックス(dtex)の範囲に設定される。200デシテックス未満では織基布(10)としての強度を十分に確保することができないし、防滑用立毛(12)を立設させることが困難である。また1000デシテックスを超えると十分な通気性を確保し難く良好な吸音性を得ることが困難である。中でも、前記織基布(10)を構成する地糸(15)(16)の太さは400〜700デシテックスの範囲に設定されるのが好ましい。
前記防滑用シート(3)としては、その厚さ方向の通気度が30(cm3/cm2・秒)以上であるものを用いる。このような通気度を有する防滑用シート(3)を用いることで自動車用フロアーマット(1)として十分な通気性が得られるものとなり、良好な吸音性を確保することができる。中でも、前記防滑用シート(3)としては、その厚さ方向の通気度が50(cm3/cm2・秒)以上であるものを用いるのが好ましく、特に好ましいのは通気度70(cm3/cm2・秒)以上のものである。
しかして、自動車用フロアーマット(1)の厚さ方向の通気度が10〜45(cm3/cm2・秒)の範囲になるように構成されるのが、より優れた吸音性能を確保する観点から、好ましく、より好ましい範囲は10〜30(cm3/cm2・秒)であり、特に好ましい範囲は10〜20(cm3/cm2・秒)である。
この発明において、前記防滑用立毛(12)を構成するモノフィラメント(11)の織基布(10)への織り構造は、パイル経糸としてのモノフィラメント(11)が地緯糸(15)の上を跨ぐ山部(14)が2箇所以上形成された織成部を有するものとするのが好ましい。この場合には、防滑用立毛(12)の抜脱を十分に防止できる利点がある。即ち、良好な通気性を確保しつつ、防滑用立毛(12)の抜脱を十分に防止できる。中でも、前記防滑用立毛(12)を構成するモノフィラメント(11)の織基布(10)への織り構造は、パイル経糸としてのモノフィラメント(11)が地緯糸(15)の上を跨ぐ山部(14)が3箇所以上形成された織成部を有するものとするのがより好ましい。
山部(14)が2箇所形成された例を図2に示す。この防滑用シート(3)は、経糸として地経糸とパイル経糸を用いて織られた経パイル織物からなり、図2(a)はパイル経糸としてのモノフィラメント(11)と地緯糸(15)との織構造を示した(地経糸は省略した)ものであり、図2(b)は地経糸(16)と地緯糸(15)との織構造を示した(パイル経糸は省略した)ものである。織基布(10)に織成されたモノフィラメント(11)の両末端部がそれぞれ略垂直状に立ち上げられて防滑用立毛(12)(12)が形成され、モノフィラメント(11)の織成部は、地緯糸(15L)(15N)の上を跨ぐ山部(14)を2箇所有している。
図3に山部(14)が3箇所形成された例を示す。この防滑用シート(3)も、前記同様に経糸として地経糸とパイル経糸を用いて織られた経パイル織物からなり、図3(a)はパイル経糸としてのモノフィラメント(11)と地緯糸(15)との織構造を示した(地経糸は省略した)ものであり、図3(b)は地経糸(16)と地緯糸(15)との織構造を示した(パイル経糸は省略した)ものである。織基布(10)に織成されたモノフィラメント(11)の両末端部がそれぞれ略垂直状に立ち上げられて防滑用立毛(12)(12)が形成され、モノフィラメント(11)の織成部は、地緯糸(15C)(15E)(15G)の上を跨ぐ山部(14)を3箇所有している。
或いはまた、前記防滑用立毛(12)を構成するモノフィラメント(11)の織基布(10)への織り構造としては、パイル緯糸としてのモノフィラメントが地経糸の上を跨ぐ山部が2箇所以上形成された織成部を有するものとした構成を採用しても良く、この場合にも、防滑用立毛(12)の抜脱を十分に防止できる利点がある。中でも、前記防滑用立毛(12)を構成するモノフィラメント(11)の織基布(10)への織り構造は、パイル緯糸としてのモノフィラメントが地経糸の上を跨ぐ山部が3箇所以上形成された織成部を有するものとするのがより好ましい。
なお、前記「山部」の語は、図2、3に示すように、織基布(10)から防滑用立毛(12)が上方に向けて立ち上げられた状態に配置した際に、モノフィラメント(11)が地緯糸(15)の上を跨いだ部分またはモノフィラメント(11)が地経糸の上を跨いだ部分を意味するものとする。
前記織基布(10)としては、筬密度10〜30本/inch、緯糸密度15〜50本/inchで織成された織基布を用いるのが好ましい。このような範囲に設定することで、防滑用立毛(12)の保持性に優れていて防滑用立毛(12)の抜脱を防止できる上に防滑用シート(3)として十分な強度を付与できて、自動車用フロアーマット(1)としての耐久性を向上させることができる。
前記織基布(10)を構成する地糸(15)(16)としては、特に限定されるものではないが、例えばスパン糸、マルチフィラメント糸等が用いられる。これらの中でもスパン糸を用いるのが好ましく、この場合には、該スパン糸からなる地糸(15)(16)とモノフィラメント(11)との絡み合いが強くなり、これによって防滑用立毛(12)の抜脱をより効果的に防止することができて、長期間にわたって優れた滑り防止性を確保することができる。
また、前記織基布(10)の織形態としては、特に限定されるものではないが、例えば平織、綾織等が挙げられる。
前記防滑用立毛(12)を構成するモノフィラメント(11)の太さは360〜2300デシテックスであるのが好ましい。360デシテックス以上であることで敷設繊維敷物(敷設カーペット等)への食い込み力が十分に得られてフロアーマット(1)の滑り防止性をさらに向上させることができると共に、2300デシテックス以下であることで良好な織り組織を形成できて防滑用シート(3)として十分な強度を確保できる。
前記防滑用立毛(12)の突出高さは1〜10mmの範囲に設定されるのが好ましい。1mm以上とすることで十分な滑り防止性が得られると共に10mm以下とすることで敷設繊維敷物の上に安定状態に敷設することができる。
前記表皮材層(2)としては、特に限定されるものではないが、例えばニードルパンチ不織布、スパンボンド不織布、基布の上にパイルが植設されたもの、或いは上面にパイルが植設された基布の下面に不織布が積層されたもの等を例示できる。この表皮材層(2)を構成する繊維の種類も特に限定されず、例えばポリプロピレン繊維、ポリエステル繊維、ナイロン繊維、アクリル繊維等が挙げられる。
前記通気性接着樹脂層(4)は、塗布ノズル孔からの吐出により得られた繊維状の溶融ホットメルト樹脂が塗布されることで形成された多孔質のホットメルト樹脂層からなるのが好ましい。この場合には、より少ない樹脂量で優れた接着強度を確保しつつ、十分な通気性を確保できる利点がある。即ち、より軽量化しつつ吸音性能をさらに向上させることができる。
前記ホットメルト樹脂層の目付は20〜400g/m2 に設定するのが好ましい。20g/m2 以上であることで十分な接着強度を確保できると共に400g/m2 以下であることで十分な通気性が得られて自動車用フロアーマット(1)として十分な吸音性能が得られる。中でも、前記ホットメルト樹脂層の目付は50〜300g/m2 に設定するのがより好ましい。
また、前記ホットメルト樹脂としては、特に限定されるものではないが、例えばエチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、スチレン系エラストマー樹脂、ポリエステル系樹脂、オレフィン系樹脂、ポリアミド系樹脂等が挙げられる。これらの中でも、オレフィン系樹脂を用いるのが好ましく、この場合にはマット(1)として十分な耐熱性及び耐水性を確保することができる。中でも、オレフィン系樹脂およびゴム成分を含有した樹脂組成物を用いるのがより好ましい。ゴム成分を含有せしめることで樹脂改質がなされて、塗布状態が均一になる。
前記オレフィン系樹脂としては、特に限定されるものではないが、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、非晶性ポリαオレフィン樹脂(APAO)等が挙げられる。これらの中でも、非晶性ポリαオレフィン樹脂を用いるのが好ましく、この場合には通気性接着樹脂層(4)の接着強度を一層向上させることができる。前記非晶性ポリαオレフィン樹脂としては、特に限定されないが、例えば非晶性ポリプロピレン、非晶性エチレン−プロピレン共重合体、非晶性プロピレン−ブテン−1共重合体等が挙げられる。
前記ゴム成分としては、特に限定されるものではないが、例えばポリブチレン、SBR、NBR、SEBS(スチレン−エチレン−ブチレン−スチレン共重合体)、SIS(スチレン−イソプレン−スチレン共重合体)等が挙げられる。
前記ホットメルト樹脂は、粘着付与剤(タッキファイヤー)を含有してなる構成であるのが好ましい。前記粘着付与剤としては、例えばロジン系樹脂、テルペン系樹脂、石油樹脂(C5〜C9留分等)などが挙げられる。前記ロジン系樹脂としては、例えば生ロジン、エステル化ロジン、重合ロジン、水添ロジン、不均化ロジン等が挙げられる。前記テルペン系樹脂としては、例えば芳香族変性テルペン、フェノール変性テルペン等が挙げられる。前記石油樹脂としては、脂肪族系、芳香族系、これらの共重合系、或いは水添系等が挙げられる。
また、前記ホットメルト樹脂は、ワックス等の液状成分を含有しているのが好ましい。前記ワックスとしては、例えばパラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス等が挙げられる。
また、前記ホットメルト樹脂としては、発泡ホットメルト樹脂を用いても良い。
なお、前記実施形態では、防滑用立毛(12)は、織基布(10)に対して略垂直状に植設されているが、特にこのような形態に限定されるものではなく、例えば織基布(10)に対して斜め方向に傾斜して植設された構成を採用しても良い。
また、前記実施形態では、表皮材層(2)と防滑用シート(3)とが通気性接着樹脂層(4)を介して接着一体化されることによって両者(2)(3)が積層一体化されているが、特にこのような積層形態に限定されるものではなく、表皮材層(2)と防滑用シート(3)とを積層一体化できる構成であればどのような構成でも良い。
次に、この発明の具体的実施例について説明するが、本発明はこれら実施例のものに特に限定されるものではない。
<実施例1>
660dtexのポリエステルモノフィラメント糸(11)をパイル経糸とし、531dtexのポリエステルスパン糸を地経糸(16)とし、531dtexのポリエステルスパン糸を地緯糸(15)として、筬密度20本/inch、緯糸密度30本/inchの条件で製織(経パイル織)を行うことによって、織基布(地経糸密度:40本/inch、緯糸密度:30本/inch)(10)の片面に多数のモノフィラメントからなる防滑用立毛(パイル密度120本/inch平方)(12)が立設された防滑用シート(モケット地)(3)を作製した。得られた防滑用シート(3)の通気度は108(cm3/cm2・秒)であった。なお、この防滑用シート(3)における織組織形態は図3に示すものである。即ち、防滑用立毛(12)を構成するモノフィラメント(11)の織基布(10)への織り構造は、パイル経糸としてのモノフィラメント(11)が地緯糸(15)の上を跨ぐ山部(14)が3箇所形成された織成部を有する。
次に、上記防滑用シート(3)を防滑用立毛(12)を下側にして一定速度で搬送しつつ、該防滑用シート(3)の上面にその上方に配置されたスプレー塗布装置を用いてホットメルト樹脂を塗布した。即ち、スプレー塗布装置の塗布ノズル孔から吐出した溶融ホットメルト樹脂に、気流形成用ノズル孔から噴出させた気流を接触せしめて引き伸ばすことによって前記ホットメルト樹脂を繊維状となし、近接する繊維状体を互いに接触させて形成したカーテン状のホットメルト樹脂を、前記防滑用シート(3)の上面に塗布することによって多孔質状の樹脂塗布層を形成せしめた。塗布目付は100g/m2とした。ホットメルト樹脂としては、非晶性ポリαオレフィン樹脂(APAO)55質量部、ロジン30質量部、パラフィンワックス15質量部が混合された樹脂組成物を用いた。塗布ノズル孔からの吐出時の樹脂組成物温度は190℃であった。また、塗布ノズル孔の孔寸法は0.3mm角であった(隣り合う孔同士の離間間隔は0.95mmであった)。
次に、前記防滑用シート(3)のホットメルト樹脂塗布面に表皮材(2)を重ね合わせて一対の加圧ロール間で加圧した後、冷却装置を通過させて冷却固化を行うことによって、自動車用フロアーマット(1)を得た。
なお、前記表皮材(2)としては、目付120g/m2のPET(ポリエチレンテレフタレート)繊維製スパンボンド不織布からなる基布に、ナイロンBCF糸からなるパイルが目付1600g/m2でタフトされてなるタフトカーペット原反を用い、該原反の基布を防滑用シート(3)のホットメルト樹脂塗布面に重ね合わせて接着した。
<実施例2>
表皮材(2)として、目付120g/m2のPET繊維製スパンボンド不織布からなる基布にナイロンBCF糸からなるパイルが目付1600g/m2でタフトされてなるタフトカーペット原反の非パイル面に厚さ5mm、目付500g/m2のPET繊維製ニードルパンチ不織布が積層一体化されたものを用いた以外は、実施例1と同様にして自動車用フロアーマット(1)を得た。なお、この表皮材(2)のニードルパンチ不織布を防滑用シート(3)のホットメルト樹脂塗布面に重ね合わせて接着した。
<実施例3>
表皮材(2)として、厚さ5mm、目付500g/m2のPET繊維製ニードルパンチ不織布を用いた以外は、実施例1と同様にして自動車用フロアーマット(1)を得た。
<実施例4>
防滑用シート(3)として、660dtexのポリエステルモノフィラメント糸(11)をパイル経糸とし、500dtexのポリエステルスパン糸を地経糸(16)とし、500dtexのポリエステルスパン糸を地緯糸(15)として、筬密度20本/inch、緯糸密度30本/inchの条件で製織(経パイル織)を行うことによって、織基布(地経糸密度:40本/inch、緯糸密度:30本/inch)(10)の片面に多数のモノフィラメントからなる防滑用立毛(パイル密度120本/inch平方)(12)が立設された防滑用シート(モケット地)を用いた以外は、実施例3と同様にして自動車用フロアーマット(1)を得た。なお、得られた防滑用シート(3)における織組織形態は図3に示すものであり、防滑用シート(3)の通気度は130(cm3/cm2・秒)であった。
<実施例5>
防滑用シート(3)における織組織形態を図2に示すものとした以外は、実施例3と同様にして自動車用フロアーマット(1)を得た。即ち、防滑用立毛(12)を構成するモノフィラメント(11)の織基布(10)への織り構造は、パイル経糸としてのモノフィラメント(11)が地緯糸(15)の上を跨ぐ山部(14)が2箇所形成された織成部を有する。この防滑用シート(3)の通気度は108(cm3/cm2・秒)であった。
<比較例1>
防滑用シートとして、660dtexのポリエステルモノフィラメント糸をパイル経糸とし、1100dtexのポリエステルスパン糸を地経糸とし、1100dtexのポリエステルスパン糸を地緯糸として、筬密度20本/inch、緯糸密度30本/inchの条件で製織(経パイル織)を行うことによって、織基布(地経糸密度:40本/inch、緯糸密度:30本/inch)の片面に多数のモノフィラメントからなる防滑用立毛(パイル密度120本/inch平方)が立設されたモケット地を用いた以外は、実施例5と同様にして自動車用フロアーマット(1)を得た。得られたモケット地の通気度は20.5(cm3/cm2・秒)であった。
上記のようにして得られた各自動車用フロアーマットについて下記評価法に基づいて評価を行った。これらの結果を表1に示す。
<通気度測定法>
JIS L1096−1990の6.27.1のA法(フラジール形試験機)に準拠して通気度(cm3/cm2・秒)を測定した。
<吸音率測定法>
JIS A1405の垂直入射法に準拠して各周波数での吸音率の測定を行った。
<滑り防止性(位置ずれ防止性)評価法>
各自動車用フロアーマットを100mm×125mmの大きさに切り出して試験片とし、該試験片の縁部にグロメットを取り付け、このグロメットにプッシュ・プルスケールを連結した。床面に敷設固定されたカーペット(ニードルパンチカーペット又はタフトカーペット)の上に試験片を載置し、その上に荷重(100g又は1kg)を加えた状態で、プッシュ・プルスケールを介して試験片を水平方向に引っ張ることによって床面敷設カーペット上を滑らせ、その時の最大荷重をそれぞれ測定した(測定温度条件:23℃)。なお、測定はそれぞれ3回づつ行い、その平均値を測定値とした。
<防滑用立毛の糸抜け防止性評価法>
床面に敷設固定されたパイルカーペットの上に各自動車用フロアーマットをその防滑用立毛を下側にして載置し、この上を足で十分に踏み付けた後、フロアーマットを引き剥がす一連の操作を30回繰り返すことによって、自動車用フロアーマットの防滑用立毛の糸抜け防止性を評価した。即ち、引き剥がす試験を30回繰り返した後において、防滑用立毛の糸抜けが全く認められなかったものを「◎」、糸抜けが殆ど認められなかったものを「○」、糸抜けがやや顕著に認められたものを「△」、糸抜けが顕著に認められたものを「×」と評価した。
Figure 0004638342
表1から明らかなように、この発明に係る実施例1〜5の自動車用フロアーマットは、十分な吸音性能が得られ、また防滑用立毛の抜脱を生じ難いものであると共に、滑り移動させるのに要する最大荷重が大きくて滑り移動し難いものであり優れた位置ずれ防止性を備えていた。
これに対し、防滑用シートの地糸として従来の一般的な太さを有した地糸を用いて製作された比較例1のフロアーマットでは、防滑用シートの厚さ方向の通気度が不十分となる結果、良好な吸音性が得られなかった。
この発明に係る自動車用フロアーマットの一実施形態を示す模式的断面図である。 織り構造を示すため拡大して示す防滑用シートの模式的断面図であって、(a)はパイル経糸としてのモノフィラメントと地緯糸との織構造を示す模式的断面図(地経糸は省略)、(b)は地経糸と地緯糸との織構造を示す模式的断面図(パイル経糸は省略)である。 他の実施形態に係る防滑用シートの模式的断面図であって、(a)はパイル経糸としてのモノフィラメントと地緯糸との織構造を示す模式的断面図(地経糸は省略)、(b)は地経糸と地緯糸との織構造を示す模式的断面図(パイル経糸は省略)である。
符号の説明
1…自動車用フロアーマット
2…表皮材層
3…防滑用シート
4…通気性接着樹脂層
10…織基布
11…モノフィラメント
12…防滑用立毛
14…山部
15…地緯糸
16…地経糸

Claims (8)

  1. 織基布の一方の面に多数のモノフィラメントからなる防滑用立毛が突出状態に植設されてなる防滑用シートと、
    前記防滑用シートの他方の面に積層一体化された表皮材層とを備え、
    前記防滑用立毛を構成するモノフィラメントの織基布への織り構造は、パイル経糸としてのモノフィラメントが地緯糸の上を跨ぐ山部が2箇所以上形成された織成部を有し、
    前記織基布を構成する地糸の太さが200〜1000デシテックスであり、前記防滑用シートの厚さ方向の通気度が30(cm3/cm2・秒)以上であることを特徴とする自動車用フロアーマット。
  2. 織基布の一方の面に多数のモノフィラメントからなる防滑用立毛が突出状態に植設されてなる防滑用シートと、
    前記防滑用シートの他方の面に積層一体化された表皮材層とを備え、
    前記防滑用立毛を構成するモノフィラメントの織基布への織り構造は、パイル緯糸としてのモノフィラメントが地経糸の上を跨ぐ山部が2箇所以上形成された織成部を有し、
    前記織基布を構成する地糸の太さが200〜1000デシテックスであり、前記防滑用シートの厚さ方向の通気度が30(cm3/cm2・秒)以上であることを特徴とする自動車用フロアーマット。
  3. 前記織基布は、筬密度10〜30本/inch、緯糸密度15〜50本/inchで織成された織基布である請求項1または2に記載の自動車用フロアーマット。
  4. 前記織基布を構成する地糸の太さが400〜700デシテックスである請求項1〜のいずれか1項に記載の自動車用フロアーマット。
  5. 前記織基布を構成する地糸の少なくとも一部にスパン糸が用いられている請求項1〜のいずれか1項に記載の自動車用フロアーマット。
  6. 前記防滑用立毛を構成するモノフィラメントの太さが360〜2300デシテックスである請求項1〜のいずれか1項に記載の自動車用フロアーマット。
  7. 前記表皮材層と前記防滑用シートとが通気性接着樹脂層を介して接着一体化されている請求項1〜のいずれか1項に記載の自動車用フロアーマット。
  8. 前記通気性接着樹脂層は、塗布ノズル孔からの吐出により得られた繊維状の溶融ホットメルト樹脂が塗布されることで形成された多孔質のホットメルト樹脂層からなる請求項に記載の自動車用フロアーマット。
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