JPH01207477A - 自動車用フロアカーペットのバッキング樹脂組成物 - Google Patents

自動車用フロアカーペットのバッキング樹脂組成物

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JPH01207477A
JPH01207477A JP25120487A JP25120487A JPH01207477A JP H01207477 A JPH01207477 A JP H01207477A JP 25120487 A JP25120487 A JP 25120487A JP 25120487 A JP25120487 A JP 25120487A JP H01207477 A JPH01207477 A JP H01207477A
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JP
Japan
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urethane
backing
vinyl acetate
resin
carpet
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JP25120487A
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Takahiro Furui
隆弘 古井
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Hayashi Telempu Corp
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Hayashi Telempu Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、自動車のフロアパネルに敷設されるカーペッ
トのバッキング樹脂組成物に関する。
〔従来の技術〕
一般に、自動車室内に敷設するカーペ・ントはポリエス
テル繊維等の熱可塑性合成繊維よりなるスパン糸にて得
た基布に、ナイロン等の熱可塑性合成繊維よりなるスパ
ン糸でループを形成したカーペット材に、自動車走行時
の振動或いはエンジン音等の騒音に対する遮音効果を高
めるために低密度ポリエチレン等の熱可塑性樹脂よりな
るバッキング材が裏打ちされている。
従来、自動車用カーペットのバッキング方法は、低密度
ポリエチレンをTダイにより押し出してカーペット裏面
に貼り合わせロールにより圧着する方法があった。この
場合、低密度ポリエチレンの目付は量は普通200〜6
50g/ rdの範囲である。そして、遮音性を改良す
る目的からバッキング量を増やすことが行われたが、目
付は量を増やすと剛性が高くなり過ぎ、組み付は作業に
困難を来した。
また、低密度ポリエチレンに充填材を混入することも行
われたが、混入が困難なためコストが嵩んだ。そこで、
上記欠点を改良し、従来の低密度ポリエチレンの変わり
にエチレン酢酸ビニル共重合体が使用された。この樹脂
は通常充填材として炭酸カルシウム、硫酸バリウム、タ
ルク等を混入して使用される。この材料は特にバッキン
グ目付は量を1kg/n(以上とした場合には良好な剛
性と遮音性が得られる。しかし、1kg/%未満のバッ
キング目付けの場合には、耐熱性が不足し、適度な剛性
が得られないと言う欠点を合わせ持っていた。このため
、近年では低コストで適度な剛性が得られる樹脂として
、エチレン酢酸ビニル共重合体に充填材として炭酸カル
シウムが混入された樹脂とポリエチレンとのブレンド樹
脂が使用されるようになってきた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記従来の熱可塑性樹脂の組成では、成形されたフロア
カーペット裏面にウレタン注入発泡するとフロアのサイ
ド部或いはトンネル部等の立ち上がり部、即ち屈曲部分
のカーペット表面にウレタン原料が染み出し見栄えを損
なっていた。前記立ち上がり部は一般部に比べて絞りが
深いため、裏打ち層に微小な穴が成形時に明き染み出す
と考えられる。この問題点を解決するために、従来は裏
打ち層裏面に二次基布として不織布を積層してカーペッ
ト表面へのウレタンの染み出しを防止したりまた、裏打
ち材に充填されている炭酸カルシウム等の充填材を除い
たり或いは、裏打ち層の熱可塑性樹脂の目付は量を増や
す方法が考えられたが価格が上昇する、重くなる或いは
裏打ち層が厚くなるためクツション性が悪くなる等の欠
点が発生した。そこで従来は、このカーペット表面への
染み出し防止対策として、カーペット表面に染み出す部
位に相当するカーペット裏面にガムテープを貼着しウレ
タン注入発泡させて成形していたが、テープ貼着工数に
多くの工数を必要とするため、生産性が低く生産性の向
上が望まれていた。
〔問題点を解決するための手段〕
上記問題点を解決するための本発明の手段は、自動車用
フロアカーペット裏面に裏打ちされるバッキング樹脂に
おいて、ポリエチレン60〜90重量%、エチレン酢酸
ビニル共重合体lO〜40重量%のブレンド樹脂より構
成され且つ、該エチレン酢酸ビニル共重合体中の酢酸ビ
ニル含有量が5〜30%の範囲内よりなり、該ブレンド
樹脂中に充填材が混入されてないことを特徴とする自動
車用フロアカーペットのバッキング樹脂組成物である。
本発明は上記問題点を克服し、特殊な樹脂を使用するこ
となく安価で更にカーペット重量を上昇させることない
バッキング樹脂組成物を提供することである。
〔作  用〕
ポリエチレン60〜90重量%、エチレン酢酸ビニル共
重合体10〜40重量%のブレンド樹脂よりなる構成で
、このブレンド樹脂には充填材が混入されてなく且つ、
エチレン酢酸ビニル共重合体中の酢酸ビニル含有量が5
〜30%内の樹脂を裏打ちしたので、ウレタン原料は裏
打ち層或いは基布層で侵入が防止されカーペット表面迄
染み出して来ない。
〔実 施 例〕
本発明の実施例を以下に説明するが、本発明はこれに限
定されるものでない。フロアカーペットにはナイロンカ
ットのタフテッドカーペット材(パイル目付は量500
g/rrf)の裏面に下記の3種類の配合の熱可塑性樹
脂からなる裏打ち樹脂(いずれも目付は量’400g/
rd)が裏打ちされたものが使用され、その裏面に二次
基布としてポリエチレンテレフタレート不織布(目付け
ff150g/%)が積層されている。
裏打ち樹脂の配合 1、ポリエチレン100X 2、ポリエチレン80% +エチレン酢酸ビニル共重合体10% +炭酸カルシウム10%(充填材) 3、ポリエチレン80% +エチレン酢酸ビニル共重合体20%(除充填材) 裏打ち樹脂が上記の配合からなるカーペットを成形し、
その裏面全面にウレタン注入発泡し、下記の評価項目に
より評価した。
評価項目 1、曲げ剛性 長さ200 as、幅25III11の試験片を縦及び
横方向からそれぞれ3枚づつ取った。これを一端が45
°の傾斜を持つ表面が滑らかな水平台の上に試験片のバ
ッキング層を下にして置き、次に斜面の方向に約5mm
736(、の速度で滑らせ、試験片の一端が斜面と接し
た時の他端の移動距離を読む。
評価基準:移動距離140mm〜160 mmの範囲内
が好ましいとする。
2、染み出し性 バッキング済みのカーペット裏面全面にウレタン注入発
泡成形し、カーペット表面にウレタンが染み出す程度に
よって評価する。
評価基準:○・・・染み出さない、△・・・手直しによ
り良品となる程度の染み出し、×・・・手直し不可能な
程多量な染み出し。
3、総合評価 O・・・ウレタンがカーペット表面に染み出さず且つ、
曲げ剛性試験による試験片の移動距離が140M〜16
0 trmの範囲内にあるもの。×・・・上記以外のも
の。
第1表にこの評価結果を示す。
第1表 注)第1表の裏打ち樹脂を及び二次基布の略号は次の通
りである。
PE・・・・ポリエチレン EVA・・・エチレン酢酸ビニル共重合体CaCO5・
炭酸カルシウム VAC・・・EVA中の酢酸ビニルの含有量PET・・
・ポリエチレンテレフタレート上記第1表の結果から裏
打ち樹脂にはPH80重量%+EVA20重景%の配合
の樹脂即ち試料NO2の配合の樹脂からCaCO5の充
填材を除いた試料N03の構成のものが染み出し性及び
剛性に優れていることが判明した。
〔実施例2〕 上記実施例で良好な結果が得られた試料NO3の裏打ち
樹脂の配合について、PEを60〜90重量%、EVA
は10〜40重量%の範囲で裏打ちしたカーペットの染
み出し性及び曲げ剛性を上記実施例と同様に評価した。
尚、EVA中には充填材は混入されてない。また、上記
以外の樹脂の配合即ち、PEが60%未満であると曲げ
剛性が低下しまたPEが91%以上であると染み出しが
発生した。
第2表にこの評価結果を示す。
第2表 上記第2表の評価結果から、裏打ち樹脂の配合としては
、PEが60〜90重量%、EVAが40〜10重量%
の範囲内のものが好ましいことが分かった。
〔実施例3〕 上記実施例2で良好な結果が得られた試料NO5〜8に
ついて、裏打ち樹脂中の酢酸ビニル含有量が5〜30%
の範囲にしたものの染み出し性及び曲げ剛性を上記実施
例1及び実施例2と同様に評価した。酢酸ビニルの含有
量が5%未満であると剛性があり過ぎクツション性が悪
くなり、また31%以上であるとカーペットの剛性が低
下しカーペットの取り付は作業が悪くなった。
第3表にこの評価結果を示す。
第3表 上記第3表の結果から、裏打ちされたポリエチレンと酢
酸ビニル共重合体のブレンド樹脂中の酢酸ビニル含有量
は、5〜30%の範囲内が好ましいことが分かった。
〔実施例4〕 上記実施例1〜実施例3で最も良い結果が得られた下記
の構成のカーペットについて裏打ち樹脂層が一層の場合
と二層の場合の染み出し性及び曲げ剛性を実施例1〜実
施例3と同様の方法で評価した。
構成 カーペット−・−Ni1on Cut Pile Ca
rpet500g/ポ 裏打ち樹脂・・・PH80重量%+I!VA 20重量
%(除充填材) 基布・・PET不織布 第4表にこの評価結果を示す。
第4表 上記第4表の結果から、裏打ち層は一層でも二層でも評
価としては良いが、より好ましくは二層にした方が良く
、染み出しが全く起こらず手直し等が不要である。
〔発明の効果〕
上記の評価結果のように、裏打ち樹脂層としてポリエチ
レン60〜8011%とエチレン酢酸ビニル共重合体1
0〜40重量%のブレンド樹脂よりなり、このブレンド
樹脂には充填材は混入されてなく且つ、このブレンド樹
脂中の酢酸ビニル含有量が5〜30%の範囲内の構成の
ものが曲げ剛性及び染み出し性に優れている。また、こ
の配合のバッキング樹脂をダブルバッキング即ち、裏打
ち層を二層にすると一層よりも良好な染み出し性が得ら
れる。
したがって、裏打ち層の裏面全面にウレタンが注入発泡
されてもカーペット表面迄ウレタンが染み出して見栄え
を悪(することはなくなった、また、製造ラインにおい
ては、カーペット裏面にウレタン染み出し防止用のガム
テープ貼り工程が不要になり工程が短縮されるので生産
性が著しく向上する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 自動車用フロアカーペット裏面に裏打ちされるバッキン
    グ樹脂において、ポリエチレン60〜90重量%、エチ
    レン酢酸ビニル共重合体10〜40重量%のブレンド樹
    脂より構成され且つ、該エチレン酢酸ビニル共重合体中
    の酢酸ビニル含有量が5〜30%の範囲内よりなり、該
    ブレンド樹脂中に充填材が混入されてないことを特徴と
    する自動車用フロアカーペットのバッキング樹脂組成物
JP25120487A 1987-10-05 1987-10-05 自動車用フロアカーペットのバッキング樹脂組成物 Pending JPH01207477A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006032433A1 (de) * 2004-09-22 2006-03-30 Carcoustics Tech Center Gmbh Hinterschäumtes teppichformteil für kraftfahrzeuge und verfahren zu dessen herstellung
JP2007168730A (ja) * 2005-12-26 2007-07-05 Towa Orimono Kk 自動車用フロアーマット
KR20200125368A (ko) * 2019-04-25 2020-11-04 원풍물산주식회사 Lwtpe 차음소재를 이용한 흡차음 일체형 내장용 바닥재의 제조방법

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