JPH0120119Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0120119Y2 JPH0120119Y2 JP10574683U JP10574683U JPH0120119Y2 JP H0120119 Y2 JPH0120119 Y2 JP H0120119Y2 JP 10574683 U JP10574683 U JP 10574683U JP 10574683 U JP10574683 U JP 10574683U JP H0120119 Y2 JPH0120119 Y2 JP H0120119Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- asphalt
- asphalt foam
- foam board
- foam
- materials
- Prior art date
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- Expired
Links
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Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は自動車用あるいは建築用のフロア材や
壁材等に適したアスフアルトフオーム板の改良に
関する。
壁材等に適したアスフアルトフオーム板の改良に
関する。
アスフアルトフオームはアスフアルトを含むフ
オーム体で、吸音、遮音および断熱性に優れてい
るため、特に自動車用のフロアー材として用いら
れている。なお、アスフアルトフオームには連続
気泡を有する軟質ウレタンフオームにアスフアル
トを溶融して含浸させたもの、あるいはアスフア
ルトエマルジヨンを含浸させたものが以前から知
られているが、これらは含浸されたアスフアルト
が分離し易いためにフロアー材等としてはあまり
適さず、専ら目地材料として用いられる。フロア
ー材として適したアスフアルトフオームは、出願
人が先に提案した製造方法（特願昭57−125373号
（特公昭62−48980号））により得られたアスフア
ルトフオームである。
オーム体で、吸音、遮音および断熱性に優れてい
るため、特に自動車用のフロアー材として用いら
れている。なお、アスフアルトフオームには連続
気泡を有する軟質ウレタンフオームにアスフアル
トを溶融して含浸させたもの、あるいはアスフア
ルトエマルジヨンを含浸させたものが以前から知
られているが、これらは含浸されたアスフアルト
が分離し易いためにフロアー材等としてはあまり
適さず、専ら目地材料として用いられる。フロア
ー材として適したアスフアルトフオームは、出願
人が先に提案した製造方法（特願昭57−125373号
（特公昭62−48980号））により得られたアスフア
ルトフオームである。
上記フロアー材に適したアスフアルトフオーム
は、特定のウレタンプレポリマー（エチレンオキ
サイド含有率15％以上のポリエーテルポリオール
を有機イソシアネートと反応させて得られたも
の）と、アスフアルトの水性エマルジヨンとを混
合して発泡させることにより得られる。こうして
得られたアスフアルトフオームではアスフアルト
自体がフオーム基体を構成しているから、ウレタ
ンフオームに後からアスフアルトを含浸させたも
のに比較して極めて安定で、アスフアルトが分離
して表面にしみ出すことも顕著に抑制される。従
つて、このアスフアルトフオームはフロアー材
等、種々の用途に応じて適当な硬さを得るために
圧縮成型して用いることも可能である。
は、特定のウレタンプレポリマー（エチレンオキ
サイド含有率15％以上のポリエーテルポリオール
を有機イソシアネートと反応させて得られたも
の）と、アスフアルトの水性エマルジヨンとを混
合して発泡させることにより得られる。こうして
得られたアスフアルトフオームではアスフアルト
自体がフオーム基体を構成しているから、ウレタ
ンフオームに後からアスフアルトを含浸させたも
のに比較して極めて安定で、アスフアルトが分離
して表面にしみ出すことも顕著に抑制される。従
つて、このアスフアルトフオームはフロアー材
等、種々の用途に応じて適当な硬さを得るために
圧縮成型して用いることも可能である。
しかしながら、上記特願昭57−125373号の方法
で製造されたアスフアルトフオームでも、その表
面にアスフアルト様のベトベトした感じが残るこ
とは避けられない。而して、これを板状に成形し
たアスフアルトフオーム板を例えば自動車用のフ
ロアー材として用いる場合、次のような問題があ
つた。
で製造されたアスフアルトフオームでも、その表
面にアスフアルト様のベトベトした感じが残るこ
とは避けられない。而して、これを板状に成形し
たアスフアルトフオーム板を例えば自動車用のフ
ロアー材として用いる場合、次のような問題があ
つた。
まず、アスフアルトフオーム板を自動車用のフ
ロアー材に用いるときにはその上に絨毯やカーペ
ツト等を敷きつめるのが普通で、その場合、これ
ら敷物が汚れてしまうという問題があつた。ま
た、自動車の内装を行なう施工現場では、アスフ
アルトフオーム板や絨毯等の敷物、その他の内装
資材を積み上げて準備しておくから、その間に敷
物その他の内装資材がアスフアルトフオーム板に
よつて汚されてしまうという問題があつた。
ロアー材に用いるときにはその上に絨毯やカーペ
ツト等を敷きつめるのが普通で、その場合、これ
ら敷物が汚れてしまうという問題があつた。ま
た、自動車の内装を行なう施工現場では、アスフ
アルトフオーム板や絨毯等の敷物、その他の内装
資材を積み上げて準備しておくから、その間に敷
物その他の内装資材がアスフアルトフオーム板に
よつて汚されてしまうという問題があつた。
本考案は上記事情に鑑みてなされたもので、ア
スフアルトフオーム板をフロアー材や壁材として
用いるような場合に、他の内装資材等を汚さない
アスフアルトフオーム板を提供するものである。
スフアルトフオーム板をフロアー材や壁材として
用いるような場合に、他の内装資材等を汚さない
アスフアルトフオーム板を提供するものである。
即ち、本考案は、エチレンオキサイド含有率15
％以上のポリエーテルポリオールと有機イソシア
ネートとを反応させて得たウレタンプレポリマー
を、アスフアルトの水性エマルジヨン中に添加混
合して発泡させることにより得られたアスフアル
トフオームからなる板状体の表面に、樹脂あるい
はゴムラテツクスの薄膜を一体に被覆したことを
特徴とするアスフアルトフオーム板である。
％以上のポリエーテルポリオールと有機イソシア
ネートとを反応させて得たウレタンプレポリマー
を、アスフアルトの水性エマルジヨン中に添加混
合して発泡させることにより得られたアスフアル
トフオームからなる板状体の表面に、樹脂あるい
はゴムラテツクスの薄膜を一体に被覆したことを
特徴とするアスフアルトフオーム板である。
以下、第１図および第２図を参照して本考案の
実施例を説明する。
実施例を説明する。
第１図は本考案の一実施例になるアスフアルト
フオーム板を示す断面図である。同図において１
は前述した特願昭47−125373号の方法により製造
されたアスフアルトフオームを厚さ２cmにスライ
スして得られたアスフアルトフオーム板である。
該アスフアルトフオーム板１の表面には、ポリ塩
化ビニル樹脂の被膜（PVC被膜）２が一体に被
覆されている。このPVC被膜２は、PVCプラス
チゾル（PVCのペーストレジン）をアスフアル
トフオーム板１の表面にスプレーした後、加熱乾
燥することにより形成されたものである。
フオーム板を示す断面図である。同図において１
は前述した特願昭47−125373号の方法により製造
されたアスフアルトフオームを厚さ２cmにスライ
スして得られたアスフアルトフオーム板である。
該アスフアルトフオーム板１の表面には、ポリ塩
化ビニル樹脂の被膜（PVC被膜）２が一体に被
覆されている。このPVC被膜２は、PVCプラス
チゾル（PVCのペーストレジン）をアスフアル
トフオーム板１の表面にスプレーした後、加熱乾
燥することにより形成されたものである。
上記実施例のアスフアルトフオーム板は表面が
PVC被膜２で覆われているため、その上に絨毯
等の敷物を敷きつめたり、壁装材を被覆したりし
ても、これら内装資材を汚すことがない。また、
施行現場での準備段階で絨毯等の他の資材を汚す
こともない。従つて、これをフロアー材や壁材に
供した場合にも従来のような問題を回避すること
ができる。
PVC被膜２で覆われているため、その上に絨毯
等の敷物を敷きつめたり、壁装材を被覆したりし
ても、これら内装資材を汚すことがない。また、
施行現場での準備段階で絨毯等の他の資材を汚す
こともない。従つて、これをフロアー材や壁材に
供した場合にも従来のような問題を回避すること
ができる。
第２図は本考案の他の実施例になるアスフアル
トフオーム板の断面図である。この実施例は特に
自動車用のフロアー材として用いるために、第１
図の実施例におけるアスフアルトフオーム板１を
プレス加工して厚さ５mmに圧縮したアスフアルト
フオーム板１′が用いられている。該アスフアル
トフオーム板１′の表面には、第１図の実施例と
同様にして形成されたPVC被膜２が一体に被覆
されている。この実施例においても、第１図の実
施例と同様の効果が得られ、従来のアスフアルト
フオーム板での問題を回避することができる。
トフオーム板の断面図である。この実施例は特に
自動車用のフロアー材として用いるために、第１
図の実施例におけるアスフアルトフオーム板１を
プレス加工して厚さ５mmに圧縮したアスフアルト
フオーム板１′が用いられている。該アスフアル
トフオーム板１′の表面には、第１図の実施例と
同様にして形成されたPVC被膜２が一体に被覆
されている。この実施例においても、第１図の実
施例と同様の効果が得られ、従来のアスフアルト
フオーム板での問題を回避することができる。
なお、PVC被覆２の代りに、天然あるいは合
成ゴムラテツクスまたはアクリル樹脂等の他のプ
ラスチツク被膜でアスフアルトフオーム１，１′
の表面を一体に被覆してもよい。その場合にも、
これらゴムラテツクスあるいはプラスチツクの溶
液をアスフアルトフオーム板１，１′の表面にス
プレーし、これを乾燥することにより所望の被膜
を形成することができる。
成ゴムラテツクスまたはアクリル樹脂等の他のプ
ラスチツク被膜でアスフアルトフオーム１，１′
の表面を一体に被覆してもよい。その場合にも、
これらゴムラテツクスあるいはプラスチツクの溶
液をアスフアルトフオーム板１，１′の表面にス
プレーし、これを乾燥することにより所望の被膜
を形成することができる。
以上詳述したように、本考案によるアスフアル
トフオーム板はこれをフロアー材や壁材として用
いた場合にも、絨毯や壁装材等の他の内装資材が
汚されるといつた従来の問題を回避できる等、顕
著な効果を奏するものである。
トフオーム板はこれをフロアー材や壁材として用
いた場合にも、絨毯や壁装材等の他の内装資材が
汚されるといつた従来の問題を回避できる等、顕
著な効果を奏するものである。
第１図、第２図は夫々本考案の実施例になるア
スフアルトフオーム板を示す断面図である。 １，１′……アスフアルトフオーム板、２……
PVC被膜。
スフアルトフオーム板を示す断面図である。 １，１′……アスフアルトフオーム板、２……
PVC被膜。
Claims (1)
- エチレンオキサイド含有率15％以上のポリエー
テルポリオールと有機イソシアネートとを反応さ
せて得られたウレタンプレポリマーを、アスフア
ルトの水性エマルジヨン中に添加混合して発泡さ
せることにより得られたアスフアルトフオームか
らなる板状体の表面に、樹脂あるいはゴムラテツ
クスの薄膜を一体に被覆したことを特徴とするア
スフアルトフオーム板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10574683U JPS6014923U (ja) | 1983-07-07 | 1983-07-07 | アスフアルトフオ−ム板 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10574683U JPS6014923U (ja) | 1983-07-07 | 1983-07-07 | アスフアルトフオ−ム板 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6014923U JPS6014923U (ja) | 1985-01-31 |
| JPH0120119Y2 true JPH0120119Y2 (ja) | 1989-06-13 |
Family
ID=30247737
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10574683U Granted JPS6014923U (ja) | 1983-07-07 | 1983-07-07 | アスフアルトフオ−ム板 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6014923U (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4779586A (en) * | 1988-01-15 | 1988-10-25 | General Motors Corporation | Internal combustion engine air cleaner inlet diffuser |
-
1983
- 1983-07-07 JP JP10574683U patent/JPS6014923U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6014923U (ja) | 1985-01-31 |
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