JPH03365Y2 - - Google Patents
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- JPH03365Y2 JPH03365Y2 JP13032285U JP13032285U JPH03365Y2 JP H03365 Y2 JPH03365 Y2 JP H03365Y2 JP 13032285 U JP13032285 U JP 13032285U JP 13032285 U JP13032285 U JP 13032285U JP H03365 Y2 JPH03365 Y2 JP H03365Y2
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Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案はアスフアルト発泡体を主体とし、弾力
性と共に優れた吸音性、遮音性、断熱性を具備さ
せた複合シートに関する。
性と共に優れた吸音性、遮音性、断熱性を具備さ
せた複合シートに関する。
連続気泡を有するウレタンフオームに溶融アス
フアルトあるいはアスフアルトエマルジヨンを含
浸させることにより撥水性および緩徐な復元力を
付与したものが目地材等として従来広く用いられ
ている(以下、このようにアスフアルトの撥水性
と発泡体の復元力を備えたものをアスフアルト発
泡体という)。
フアルトあるいはアスフアルトエマルジヨンを含
浸させることにより撥水性および緩徐な復元力を
付与したものが目地材等として従来広く用いられ
ている(以下、このようにアスフアルトの撥水性
と発泡体の復元力を備えたものをアスフアルト発
泡体という)。
また、上記のアスフアルト発泡体とは別に、ア
スフアルトの水性エマルジヨンに、エチレンオキ
サイド含有率15%以上のポリエーテルポリオール
と有機イソシアネートとを反応させて得らたウレ
タンプレポリマーを添加混合して発泡させたアス
フアルト発泡体が知られている。この製造方法は
本件の出願人が特願昭57−125373号として提案し
たもので、前記含浸法と違つてアスフアルト粒子
が全体に均一に分散されるため均一な品質が得ら
れ、且つアスフアルト自体が発泡体基体を構成し
ているため、アスフアルトが発泡体基体から分離
して品質の劣化を生じないという優れた特長を有
している。
スフアルトの水性エマルジヨンに、エチレンオキ
サイド含有率15%以上のポリエーテルポリオール
と有機イソシアネートとを反応させて得らたウレ
タンプレポリマーを添加混合して発泡させたアス
フアルト発泡体が知られている。この製造方法は
本件の出願人が特願昭57−125373号として提案し
たもので、前記含浸法と違つてアスフアルト粒子
が全体に均一に分散されるため均一な品質が得ら
れ、且つアスフアルト自体が発泡体基体を構成し
ているため、アスフアルトが発泡体基体から分離
して品質の劣化を生じないという優れた特長を有
している。
上記各種のアスフアルト発泡体は何れも目地材
に適した特性のみならず、吸音性や遮音性に優
れ、更に防震性をも具備することが明らかになつ
た。そのため、近年では自動車用のフロア材等、
防音防震特性を生かした用途で効果的に用いられ
ている。
に適した特性のみならず、吸音性や遮音性に優
れ、更に防震性をも具備することが明らかになつ
た。そのため、近年では自動車用のフロア材等、
防音防震特性を生かした用途で効果的に用いられ
ている。
しかし、吸音性および遮音性を大きくするため
にアスフアルト成分の含浸量または配合量を多く
すると弾力性が著しく低下し、また表面にベトツ
キを生じる等、その特性を更に向上しようとして
も一定の限界があるという問題があつた。
にアスフアルト成分の含浸量または配合量を多く
すると弾力性が著しく低下し、また表面にベトツ
キを生じる等、その特性を更に向上しようとして
も一定の限界があるという問題があつた。
上記事情に鑑み、本考案はアスフアルト発泡体
を主体とした複合シートとすることにより、アス
フアルト発泡体の特徴である吸音性および遮音性
を更に向上することを目的とするものである。
を主体とした複合シートとすることにより、アス
フアルト発泡体の特徴である吸音性および遮音性
を更に向上することを目的とするものである。
本考案による複合シートは、エチレンオキサイ
ド含有率15%以上のポリエーテルポリオールと有
機イソシアネートとを反応させて得たウレタンプ
レポリマーに対し、アスフアルトエマルジヨンを
混合して発泡させたアスフアルト発泡体層と、該
アスフアルト発泡体層表面に一体に積層されたポ
リ塩化ビニル発泡体層とからなることを特徴とす
るものである。
ド含有率15%以上のポリエーテルポリオールと有
機イソシアネートとを反応させて得たウレタンプ
レポリマーに対し、アスフアルトエマルジヨンを
混合して発泡させたアスフアルト発泡体層と、該
アスフアルト発泡体層表面に一体に積層されたポ
リ塩化ビニル発泡体層とからなることを特徴とす
るものである。
上記のように、本考案の複合シートは出願人の
先願に係る特願昭57−125373号の方法で製造され
たアスフアルト発泡体層上に、ポリ塩化ビニル発
泡体層を一体に積層したものである。
先願に係る特願昭57−125373号の方法で製造され
たアスフアルト発泡体層上に、ポリ塩化ビニル発
泡体層を一体に積層したものである。
両者はどのような方法で積層一体化されていて
もよい。また、アスフアルト発泡体層の厚さは具
体的な用途に応じて異なるが、一般的には約3mm
〜30mm程度である。
もよい。また、アスフアルト発泡体層の厚さは具
体的な用途に応じて異なるが、一般的には約3mm
〜30mm程度である。
本考案の積層構造による複合シートは、アスフ
アルト発泡体の優れた吸音性および遮音性以外
に、積層されたポリ塩化ビニル発泡体層による吸
音性および遮音性が加わるため、アスフアルト発
泡体単独では得られない更に優れた吸音性および
遮音性を得ることができる。
アルト発泡体の優れた吸音性および遮音性以外
に、積層されたポリ塩化ビニル発泡体層による吸
音性および遮音性が加わるため、アスフアルト発
泡体単独では得られない更に優れた吸音性および
遮音性を得ることができる。
また、表面をポリ塩化ビニル発泡体層で覆われ
ているため、アスフアルト発泡体に特有のベトツ
キが殆どなくなり、どのような用途に使用するに
しても作業性および使用感が向上する。更に、ポ
リ塩化ビニル発泡体層は良好な弾力性を有してい
るから、積層することによつてアスフアルト発泡
体層の弾力性が損なわれることもない。
ているため、アスフアルト発泡体に特有のベトツ
キが殆どなくなり、どのような用途に使用するに
しても作業性および使用感が向上する。更に、ポ
リ塩化ビニル発泡体層は良好な弾力性を有してい
るから、積層することによつてアスフアルト発泡
体層の弾力性が損なわれることもない。
なお、本考案の複合シートを例えば自動車のダ
ツシユアウターやダツシユサイレンサー等に用い
る場合には、これを圧縮成型してもよい。
ツシユアウターやダツシユサイレンサー等に用い
る場合には、これを圧縮成型してもよい。
第1図は本考案の一実施例になる複合シートの
断面図である。同図において、1はアスフアルト
発泡体層である。該アスフアルト発泡体層の上に
はポリ塩化ビニル発泡体層2が一体に積層されて
いる。この複合シートは以下のようにして製造さ
れたものである。
断面図である。同図において、1はアスフアルト
発泡体層である。該アスフアルト発泡体層の上に
はポリ塩化ビニル発泡体層2が一体に積層されて
いる。この複合シートは以下のようにして製造さ
れたものである。
まず、次のようにしてアスフアルト発泡体層1
を製造する。
を製造する。
アスフアルト発泡体層の製造
ブローンアスフアルト50重量部、水50重量部お
よび界面活性剤としてアルキル硫酸ナトリウム
0.3重量部をホモジエナイザー(混合分散機)で
均一に混合分散させて水性アスフアルトエマルジ
ヨンを得た。
よび界面活性剤としてアルキル硫酸ナトリウム
0.3重量部をホモジエナイザー(混合分散機)で
均一に混合分散させて水性アスフアルトエマルジ
ヨンを得た。
これとは別に、エチレンオキサイド含有率60%
のポリエーテルポリオール(分子量3000、3官
能)と、トリレンジイソシアネートとを撹拌しな
がら85℃で4時間反応させ、遊離イソシアネート
基9.5%のウレタンプレポリマーを得た。
のポリエーテルポリオール(分子量3000、3官
能)と、トリレンジイソシアネートとを撹拌しな
がら85℃で4時間反応させ、遊離イソシアネート
基9.5%のウレタンプレポリマーを得た。
次いで、上記得られた水性アスフアルトエマル
ジヨン100重量部に対して、上記ウレタンプレポ
リマー30重量部を混合して発泡させ、比重0.15の
アスフアルト発泡体を得た。こうして得られたア
スフアルト発泡体は復元速度が遅く、吸音性およ
び遮音性に優れる等の特徴を具備していた。この
アスフアルト発泡体を厚さ20mmにカツトしてロー
ルに巻取つた。
ジヨン100重量部に対して、上記ウレタンプレポ
リマー30重量部を混合して発泡させ、比重0.15の
アスフアルト発泡体を得た。こうして得られたア
スフアルト発泡体は復元速度が遅く、吸音性およ
び遮音性に優れる等の特徴を具備していた。この
アスフアルト発泡体を厚さ20mmにカツトしてロー
ルに巻取つた。
次に、第2図に示す方法で複合シートを製造し
た。
た。
複合シートの製造
第2図に示すようにステンレススチール製のエ
ンドレスベルト11上に、下記配合処方のポリ塩
化ビニル発泡体原料をヘンシエルミキサーで10分
間混合撹拌して得たコンパウンド10を吐出し、
ドクターナイフ12で厚さ1mmに均一に塗布し
た。
ンドレスベルト11上に、下記配合処方のポリ塩
化ビニル発泡体原料をヘンシエルミキサーで10分
間混合撹拌して得たコンパウンド10を吐出し、
ドクターナイフ12で厚さ1mmに均一に塗布し
た。
ポリ塩化ビニルペーストレジン 100.00重量部
ジオクチルフタレート(可塑剤)100.00 〃
アゾジカーボンアミド(発泡剤) 2.5 〃
活性亜鉛華(発泡助剤) 1.0 〃
亜鉛系液状安定剤 1.0 〃
炭酸カルシウム 25.0 〃
顔料 5.0 〃
この塩化ビニルコンパウンド層10の上にアス
フアルト発泡体層1を供給して積層し、これを温
度170℃〜200℃のオーブン13内に10分間導入し
てコンパウンド層10を発泡ゲル化させた。その
後、冷却室14を通して冷却し、得られた複合シ
ートをロールに巻取つた。
フアルト発泡体層1を供給して積層し、これを温
度170℃〜200℃のオーブン13内に10分間導入し
てコンパウンド層10を発泡ゲル化させた。その
後、冷却室14を通して冷却し、得られた複合シ
ートをロールに巻取つた。
上記実施例の複合シートは、アスフアルト発泡
体層1だけの場合に比べて吸音性、遮音性が更に
向上し、自動車用のフロアーカーペツト、ダツシ
ユサイレンサー等として好適な特性を有してい
た。
体層1だけの場合に比べて吸音性、遮音性が更に
向上し、自動車用のフロアーカーペツト、ダツシ
ユサイレンサー等として好適な特性を有してい
た。
なお、本考案の複合シートは上記の製造方法に
限らず、予め製造されたポリ塩化ビニル発泡体シ
ート2を接着剤等によりアスフアルト発泡体層1
に一体に積層して製造してもよい。
限らず、予め製造されたポリ塩化ビニル発泡体シ
ート2を接着剤等によりアスフアルト発泡体層1
に一体に積層して製造してもよい。
〔考案の効果〕
以上詳述したように、本考案によればアスフア
ルト発泡体の特徴である吸音性および遮音性を更
に向上した複合シートが得られるものである。
ルト発泡体の特徴である吸音性および遮音性を更
に向上した複合シートが得られるものである。
第1図は本考案の一実施例になる複合シートの
断面図であり、第2図はその製造例を示す説明図
である。 1……アスフアルト発泡体層、2……ポリ塩化
ビニル発泡体層。
断面図であり、第2図はその製造例を示す説明図
である。 1……アスフアルト発泡体層、2……ポリ塩化
ビニル発泡体層。
Claims (1)
- エチレンオキサイド含有率15%以上のポリエー
テルポリオールと有機イソシアネートとを反応さ
せて得たウレタンプレポリマーに対し、アスフア
ルトエマルジヨンを混合して発泡させたアスフア
ルト発泡体層と、該アスフアルト発泡体層表面に
一体に積層されたポリ塩化ビニル発泡体層とから
なることを特徴とする複合シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13032285U JPH03365Y2 (ja) | 1985-08-27 | 1985-08-27 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13032285U JPH03365Y2 (ja) | 1985-08-27 | 1985-08-27 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6238139U JPS6238139U (ja) | 1987-03-06 |
JPH03365Y2 true JPH03365Y2 (ja) | 1991-01-09 |
Family
ID=31027707
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13032285U Expired JPH03365Y2 (ja) | 1985-08-27 | 1985-08-27 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03365Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007314212A (ja) * | 2006-05-25 | 2007-12-06 | Tenma Kk | 足踏み開閉式容器 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004121829A (ja) * | 2002-08-02 | 2004-04-22 | Toray Ind Inc | 中入れ材 |
-
1985
- 1985-08-27 JP JP13032285U patent/JPH03365Y2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007314212A (ja) * | 2006-05-25 | 2007-12-06 | Tenma Kk | 足踏み開閉式容器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6238139U (ja) | 1987-03-06 |
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