JPS6343981Y2 - - Google Patents

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JPS6343981Y2
JPS6343981Y2 JP1852584U JP1852584U JPS6343981Y2 JP S6343981 Y2 JPS6343981 Y2 JP S6343981Y2 JP 1852584 U JP1852584 U JP 1852584U JP 1852584 U JP1852584 U JP 1852584U JP S6343981 Y2 JPS6343981 Y2 JP S6343981Y2
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JP
Japan
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carpet
sheet
asphalt
foam
laminated
Prior art date
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Expired
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JP1852584U
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JPS60130784U (ja
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  • Passenger Equipment (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はカーペツトに関し、特に自動車の内装
に用いて特に効果的な防音カーペツトに係る。
カーペツトは室内あるいは自動車等の車内にお
ける敷物として広く用いられている。従来使用さ
れているカーペツトのうち、室内用のカーペツト
としては、例えば厚手の織布等からなる表地の裏
面にゴムラテツクスを塗布乾燥させたもの、或い
は第1図に示すように、前記表地1の裏面に接着
剤層2を介してゴムスポンジ、ポリエチレン発泡
体、ポリ塩化ビニル発泡体等の発泡体シート3を
貼付けたものが一般に使用されている。これら従
来用いられている室内用のカーペツトは、感触、
クツシヨン性および保温性において略満足し得る
ものである。
他方、自動車等の車内で用いられるカーペツト
の場合は、フロアを通して車体の動力音や振動音
が伝わつてくるという特殊な環境下で使用される
ため、感触、クツシヨン性および保温性というカ
ーペツト本来の性質に加えて、遮音性や吸音性と
いつた防音特性を具備していることが要求され
る。そこで、例えば自動車用のカーペツトとして
は、第2図に示すようにフエルト等の適当な厚さ
をもつた不織布シート4を、接着剤層2により表
地1の裏面に貼付けたものが用いられている。
然し乍ら、第2図の従来の自動車用カーペツト
でも遮音性および吸音性が未だ不充分で、動力音
や振動音等、足下からの騒音を充分に防止し得な
いという問題があつた。このため、特に自動車用
のカーペツトに使用して充分な騒音防止効果が得
られる防音カーペツトが強く要望されている。
本考案は上記事情に鑑みてなされたもので、感
触、クツシヨン性および保温性といつたカーペツ
トに要求される本来的な特性に加えて優れた遮音
性および吸音性を具備し、自動車用のカーペツト
に用いて動力音や振動音等の騒音を防止する上で
大きな効果を得ることができる防音カーペツトを
提供するものである。
本考案の防音カーペツトは、出願人が先に提案
した方法により製造されたアスフアルトフオーム
を所定の厚さにスライスしてシート状とし、これ
に第2図で説明したフエルト等の不織布シート4
を積層したものを裏打材シートとし、カーペツト
表地の裏面に貼着積層したことを特徴とするもの
で、上記アスフアルトフオームに特有の優れた遮
音性および吸音性によつて所期の防音効果を達成
したものである。
そこで、先ず出願人が先に提案したアスフアル
トフオームの製造方法について説明すると、この
製造方法は、アスフアルトの水性エマルジヨン
に、エチレンオキサイド含有率15%以上のポリエ
ーテルポリオールと有機イソシアネートとを反応
させて得られたウレタンプレポリマーを添加混合
して発泡させることを特徴とするものである。
出願人が上記発明に係る製造方法の研究を開始
したときには、その主な興味はアスフアルトの撥
水性と発泡体の復元力を具備した目地材としての
アスフアルトフオームにあつた。然し、その後上
記の製造方法で得られたアスフアルトフオームに
ついて種々の検討を行なつた結果、このアスフア
ルトフオームはアスフアルト成分が多い気泡構造
のために優れた吸音性および遮音性を有している
ことを見出した。しかも、このアスフアルトフオ
ームはカーペツトに要求される充分なクツシヨン
性および保温性を有していることから、これを第
2図で説明したフエルト等の不織布シート4と共
にカーペツトの裏打材として用いることに想到
し、本考案をなすに至つたものである。
以下、第3図に示す一実施例に基づいて、本考
案を更に詳細に説明する。
第3図は本考案の一実施例になる防音カーペツ
トの断面図である。同図において、1は不織布等
からなるカーペツトの表地である。該表地1の裏
面には、スプレー法や転写法等により塗布された
接着剤層2を介してフエルト等の不織布シート4
が積層貼着されている。更に、この不織布シート
4の下面には、接着材層2′を介してアスフアル
トフオームシート5が積層貼着されている。接着
剤層2,2′としては、ゴム糊、合成樹脂系接着
剤あるいはウレタン樹脂のような反応型の接着剤
等を、その塗布方法や具体的な目的に応じて任意
に選択して使用すればよい。また、アスフアルト
フオームシート5の厚さは使用目的によつて異る
が、一般的には3〜20mm程度とするのがよい。
ところで、第3図の防音カーペツトにおけるア
スフアルトフオームシート5は次のようにして製
造されたものである。
まず、ブローンアスフアルト50重量部、水50重
量部および界面活性剤としてアルキル硫酸ナトリ
ウム0.3重量部をホモジエナイザー(混合分散機)
で均一に混合分散させて水性アスフアルトエマル
ジヨンを得る。また、これとは別に、エチレンオ
キサイド含有率60%のポリエーテルポリオール
(分子量3000、3官能)と、トリレンジイソシア
ネートとを撹拌しながら85℃で4時間反応させ、
遊離イソシアネート基9.5%のウレタンプレポリ
マーを得る。次いで、上記得られた水性アスフア
ルトエマルジヨン100重量部に対して、上記ウレ
タンプレポリマー35重量部を混合して発泡させ、
比重0.15のアスフアルトフオームを得る。こうし
て得られたアスフアルトフオームを所望の厚さス
ライスすることにより、第3図の防音カーペツト
に用いるアスフアルトフオームシート5が得られ
る。
上記実施例の防音カーペツトは、裏打材シート
として用いたアスフアルトフオームシート5がフ
エルト等の不織布シート4に比較して損色ないク
ツシヨン性および保温性を有し、また表地1によ
つて従来のカーペツトと同様の好ましい感触が得
られるから、カーペツトとして本来的に要求され
る性質を充分に備えている。
然も、上記実施例の防音カーペツトは、第2図
の従来の自動車用カーペツトの下面に、その裏打
材である不織布シート4よりも遥かに大きい遮音
性および吸音性を具備したアスフアルトフオーム
シート5を積層貼着した構造になつているため、
アスフアルトフオームシート5の寄与により、従
来のカーペツトでは得られない顕著な防音効果を
有している。従つて、これを自動車用のカーペツ
トとして用い、車内のフロアーに敷き詰れば、車
体の振動音や動力音等の足下から伝わつてくる騒
音を吸収遮断し、優れた防音効果を得ることがで
きる。この防音効果は、アスフアルトフオームシ
ート5を軽く圧縮して用いたり、或いは積層した
状態で圧縮してアスフアルトフオームシート5を
高密度化すれば更に向上することができる。
なお、上記の実施例では、アスフアルトフオー
ムシート5及び不織布シート4を積層した裏打材
シートの前記不織布シート4側に表地1を貼着積
層しているが、表地1をアスフアルトフオームシ
ート5側に積層した場合にも同様の効果が得られ
る。
また、本考案の防音カーペツトは自動車用とし
てだけでなく、防音効果が要求されるどのような
場所に用いた場合にも所期の効果が得られること
は言うまでもない。
以上詳述したように、本考案による防音カーペ
ツトは、感触、クツシヨン性および保温性といつ
たカーペツトに要求される本来的な特性に加えて
優れた遮音性および吸音性を具備し、自動車用の
カーペツトに用いて動力音や振動音等の騒音を効
果的に防止できる等、顕著な効果を奏するもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は室内用に用いられている従来のカーペ
ツトを示す断面図、第2図は自動車用に用いられ
ている従来のカーペツトを示す断面図、第3図は
本考案の一実施例になる防音カーペツトを示す断
面図である。 1……カーペツトの表地、2,2′……接着材
層、4……フエルト等の不織布シート、5……ア
スフアルトフオームシート。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 織布等からなるカーペツト表地の裏面に、接着
    剤を介して適度のクツシヨン性を有する裏打材シ
    ートを積層したカーペツトであつて、エチレンオ
    キサイド含有率15%以上のポリエーテルポリオー
    ルと有機イソシアネートとを反応させて得たウレ
    タンプレポリマーを、アスフアルトの水性エマル
    ジヨン中に添加混合して発泡させることにより発
    泡体とした後、該発泡体を任意の厚さにカツトし
    てシート状としたアスフアルトフオームシート及
    び不織布シートの積層シートを、前記裏打材シー
    トとして用いたことを特徴とする防音カーペツ
    ト。
JP1852584U 1984-02-10 1984-02-10 防音カ−ペツト Granted JPS60130784U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1852584U JPS60130784U (ja) 1984-02-10 1984-02-10 防音カ−ペツト

Applications Claiming Priority (1)

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JP1852584U JPS60130784U (ja) 1984-02-10 1984-02-10 防音カ−ペツト

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60130784U JPS60130784U (ja) 1985-09-02
JPS6343981Y2 true JPS6343981Y2 (ja) 1988-11-16

Family

ID=30507247

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1852584U Granted JPS60130784U (ja) 1984-02-10 1984-02-10 防音カ−ペツト

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0732742Y2 (ja) * 1990-10-31 1995-07-31 新王子製紙株式会社 防滑性敷物
JP2010260045A (ja) * 2009-04-09 2010-11-18 Toyota Boshoku Corp 表皮材

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Publication number Publication date
JPS60130784U (ja) 1985-09-02

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