JPH0782871A - 仕上げ床構造および仕上げ床の施工方法 - Google Patents

仕上げ床構造および仕上げ床の施工方法

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Publication number
JPH0782871A
JPH0782871A JP25247493A JP25247493A JPH0782871A JP H0782871 A JPH0782871 A JP H0782871A JP 25247493 A JP25247493 A JP 25247493A JP 25247493 A JP25247493 A JP 25247493A JP H0782871 A JPH0782871 A JP H0782871A
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JP
Japan
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floor
finished floor
foamed sheet
finished
foam sheet
Prior art date
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Pending
Application number
JP25247493A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideyuki Nagata
秀由記 永田
Tomoyuki Saito
朋之 斉藤
Eiichi Tajima
栄一 田島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tajima Inc
Original Assignee
Tajima Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 連続気泡を有する発泡シート又は厚さ方向に
直径が0.2〜1.5mmの貫通穴23を10cm2
たり20〜120個有する発泡シート21を、コンクリ
ートスラブからなる下地床11上に接着剤13により貼
り付けたのち、合成樹脂タイル、カーペットタイル、長
尺シート等の床仕上材31を敷設し、衝撃加速度G値が
100以下の仕上げ床を施工する。 【効果】 空気の巻込みや接着剤溶剤の気化による発泡
シートの膨れの発生を防止して、衝撃吸収性、防寒性、
立位、座位、横臥時の痛みや疲れ防止が改善された仕上
げ床構造を効率よく施工することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、衝撃緩和性に優れ、し
かも施工が容易な仕上げ床構造およびその施工方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】床上に座ったり横臥した場合の痛さや冷
たさ、転倒時の衝撃などを防止することを目的として、
断熱効果や衝撃緩和効果を有する仕上げ床構造が望まれ
ている。このような仕上げ床構造としては、下地材とし
て発泡シートを用いこの上に床仕上げ材を積層した床材
が考えられ、例えば、特公平5−17341号公報に
は、発泡倍率5倍以上で独立気泡を有する熱可塑性樹脂
発泡体基材上に、軟質発泡表面材を着脱可能に固定して
歩行による衝撃音の発生を低減せしめた床材が示されて
いる。しかしながら、このような床材を本発明の目的に
そのまま適用しても必ずしも満足のいく結果は得られな
い。
【0003】下地発泡シートを現場において施工する
と、敷設時に空気を巻き込みやすく、特に長尺の下地発
泡シートを敷設すると巻き込んだ空気を逃がすことが難
しく極めて作業性が悪い。空気が巻き込まれると、その
部分が膨れ上がり外観上見苦しいだけでなく、その部分
が床下地に接着されないので、強度的にも弱くなる。特
に、主として転倒時の衝撃吸収や、クッション性、防寒
性を目的として下地発泡シートの仕様を決定すると、下
地発泡シートは厚くバルキーで取り扱いにくくなるた
め、空気の巻込みがいっそう起こりやすくなる。さら
に、溶剤系の接着剤を利用して下地発泡シートを床基盤
に接着・固定すると、溶剤の逃げ場がないため、同様に
気化した溶剤による膨れが発生する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、衝撃緩和
性、防寒性、防音性等に優れた仕上げ床構造を、膨れの
発生を防止して簡便に施工することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の仕上げ床構造
は、連続気泡を有する発泡シート又は厚さ方向に直径が
0.2〜1.5mmの貫通穴を10cm2 当たり20〜
120個有する発泡シート上に、床仕上げ材が敷設され
てなることを特徴とする。
【0006】また、本発明の仕上げ床の施工方法は、連
続気泡を有する発泡シート又は厚さ方向に直径が0.2
〜1.5mmの貫通穴を10cm2 当たり20〜120
個有する発泡シートを床下地上に固定した後、この発泡
シート上に床仕上げ材を敷設して仕上げ床構造を形成す
ることを特徴とする。さらに、仕上げ床構造全体として
の衝撃加速度を100以下とすることより、衝撃緩和性
等を改善できる。
【0007】
【実施例】コンクリートスラブ等からなる床下地上に接
着剤13を塗布し、独立気泡を有する長尺の発泡シート
21を貼り付ける。発泡シート21は、厚さ方向に貫通
穴23を有し、発泡シート21の貼付け時に巻き込まれ
た空気や、溶剤系の接着剤13を使用した場合の揮散溶
剤が、この貫通穴23から外部に排気され、発泡シート
21が膨れることが防止される。よって、膨れにより外
観を損ねたり、膨れ部で接着不良を生じることがない。
また、空気の巻込みを気にせずに発泡シート21を敷
設、接着でき、しかも施工後に生じた膨れ部に針で穴を
あけてガス抜きする必要がないので、施工性が飛躍的に
改善される。本発明は、上記の穴あきの発泡シートの代
りに、連続気泡を有する発泡シートを用いても、同様の
効果を達成することができる。
【0008】発泡シート21は、直径0.2〜1.5m
m、好ましくは0.5〜1.0mmの貫通穴23を、1
0cm2 の面積当たり20〜120個、好ましくは50
〜100個有する。貫通穴23の直径が小さすぎたり数
が少ないと、空気の巻き込み防止効果や溶剤のガス抜き
効果が不十分となる。一方、貫通穴23の直径が大きす
ぎたり数が多すぎると、接着剤の浸み出し等の問題を生
じる。
【0009】発泡シート21は、ポリエチレン、ポリプ
ロピレン、ポリウレタン、塩化ビニル、合成ゴム等から
なる弾力性のある発泡体から構成される。発泡シート2
1の発泡倍率は、その材質にもよるが、2倍〜30倍が
好適である。発泡シート21の厚さは、3〜20mmが
好適であり、好ましくは4〜10mmであり、床仕上材
31よりも厚いことが好ましい。
【0010】また、発泡シート21の表裏面の一面ある
いは両面に、接着性の改善などを目的として、プライマ
ー処理を施したり、不織布等をラミネートするなどして
もよい。発泡シート21の施工終了後、発泡シート21
上に接着剤15を塗布し、床仕上材31を接着、敷設す
る。
【0011】床仕上材31としては、合成樹脂、ゴム、
リノリューム等を主体としたビニルタイル等の合成樹脂
製タイル、合成樹脂製シート、カーペットタイル、カー
ペットシートなど、従来と同様のものが用いられる。床
仕上材31の厚さは、1.8〜6mm程度が好適であ
る。
【0012】発泡シート21と床仕上材31とを一体と
することによって、コンクリート床下地上で衝撃加速度
G(JIS A 6519)が100以下の性能を発現
できる。本発明の発泡シート21と床仕上材31とを組
み合わせて一体構造とすることにより、衝撃吸収性、断
熱性、痛み緩和、立位による疲れ防止、床衝撃音の軽減
等の性能を発現できるが、現場で発泡シート21と仕上
げ材31とを順次施工することにより、空気の巻き込み
や膨れ防止効果等が期待でき、しかも、床仕上材31を
任意に選択することにより、意匠性等においてユーザー
の要請に十二分に応えることができる。
【0013】なお、図1の説明では、発泡シート21お
よび床仕上材31を順次接着剤13,15で接着、固定
する場合を示したが、両面テープ等を利用するなど他の
接着ないしは固定手段を採用することもできる。また、
発泡シート21に対して床仕上材31を適度の粘着性を
有する粘着シートで固定しピールアップ性をもたせるこ
とにより、床仕上材31のみを貼り代えることもでき
る。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、空気の巻込みや接着剤
溶剤の気化による発泡シートの膨れの発生を防止して、
衝撃吸収性、防寒性、立位、座位、横臥時の痛みや疲れ
防止が改善された仕上げ床構造を効率よく施工すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の仕上げ床構造の施工例を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
11 下地床 13,15 接着剤 21 発泡シート 31 仕上床材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続気泡を有する発泡シート又は厚さ方
    向に直径が0.2〜1.5mmの貫通穴を10cm2
    たり20〜120個有する発泡シート上に、床仕上げ材
    が敷設されてなることを特徴とする仕上げ床構造。
  2. 【請求項2】 衝撃加速度G値が100以下である請求
    項1に記載の仕上げ床構造。
  3. 【請求項3】 連続気泡を有する発泡シート又は厚さ方
    向に直径が0.2〜1.5mmの貫通穴を10cm2
    たり20〜120個有する発泡シートを床下地上に固定
    した後、この発泡シート上に床仕上げ材を敷設して仕上
    げ床構造を形成することを特徴とする仕上げ床の施工方
    法。
  4. 【請求項4】 前記仕上げ床構造の衝撃加速度G値が1
    00以下である請求項3に記載の仕上げ床の施工方法。
JP25247493A 1993-09-13 1993-09-13 仕上げ床構造および仕上げ床の施工方法 Pending JPH0782871A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10231613A (ja) * 1997-02-21 1998-09-02 Sekisui Chem Co Ltd 床材及びこれを使用したマンション
JP2001288877A (ja) * 2000-04-05 2001-10-19 Tajima Inc 合成樹脂タイルの施工方法およびそれにより得られた合成樹脂タイル床の構造
JP2009197484A (ja) * 2008-02-21 2009-09-03 Dainippon Printing Co Ltd 床材
JP2010077720A (ja) * 2008-09-26 2010-04-08 Dainippon Printing Co Ltd 床材
JP2015105464A (ja) * 2013-11-28 2015-06-08 株式会社ノダ 床構造
KR20210149891A (ko) 2014-12-10 2021-12-09 다이니폰 인사츠 가부시키가이샤 바닥용 화장재

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