JPH06158831A - 遮音性床板 - Google Patents
遮音性床板Info
- Publication number
- JPH06158831A JPH06158831A JP31164792A JP31164792A JPH06158831A JP H06158831 A JPH06158831 A JP H06158831A JP 31164792 A JP31164792 A JP 31164792A JP 31164792 A JP31164792 A JP 31164792A JP H06158831 A JPH06158831 A JP H06158831A
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- JP
- Japan
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- sheet
- sound insulation
- wood
- wooden
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 衝撃音の発生を低減すべく表面材を薄いもの
とした場合であっても基材となる裏面板に形成された溝
等の陰影が表面に現れることを防止した遮音床板を得
る。 【構成】 木質系表面材１の裏面に、非発泡あるいは低
発泡倍率の第１のシート２と高発泡倍率の第２のシート
３とからなる２層構造の遮音層を形成し、さらに第２の
シートの裏面に基材となる木質系裏面材４を積層すると
共に、木質系裏面材には木質系表面材に向けた溝５を形
成する。 【効果】 比較的簡単な構成でもって十分な遮音性と共
に、基材となる木質系裏面材に形成した溝の陰影が表面
から目視されるのを完全に防止しかつ表面の平滑性を長
期にわたり維持することができる。
とした場合であっても基材となる裏面板に形成された溝
等の陰影が表面に現れることを防止した遮音床板を得
る。 【構成】 木質系表面材１の裏面に、非発泡あるいは低
発泡倍率の第１のシート２と高発泡倍率の第２のシート
３とからなる２層構造の遮音層を形成し、さらに第２の
シートの裏面に基材となる木質系裏面材４を積層すると
共に、木質系裏面材には木質系表面材に向けた溝５を形
成する。 【効果】 比較的簡単な構成でもって十分な遮音性と共
に、基材となる木質系裏面材に形成した溝の陰影が表面
から目視されるのを完全に防止しかつ表面の平滑性を長
期にわたり維持することができる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は遮音床板に関し、特に、
衝撃音の発生を低減すべく表面材を薄いものとした場合
であっても基材となる裏面板に形成された溝等の陰影が
表面に現れることを防止した遮音床板に関する。
衝撃音の発生を低減すべく表面材を薄いものとした場合
であっても基材となる裏面板に形成された溝等の陰影が
表面に現れることを防止した遮音床板に関する。
【０００２】
【従来の技術】コンクリートスラブに直接あるいはコン
クリートスラブ上に設置した捨て張り合板に対して木質
系床板を敷設することはいわゆるフローリング施工とし
て従来から行われている。木質系床板の構造も遮音性あ
るいは歩行感の向上等の観点から多くのものが提案され
かつ利用されており、今日広く用いられている遮音床板
の代表的なものとして、図２に示すように、木質系表面
材２１の裏面に発泡合成樹脂のような素材からなる一定
の弾性を有するシート２２及び有孔木質板２３を順次張
り合わせ、さらにその４周に雄実２４及び雌実２５をし
た方形板２０を形成し、該方形板２０を相互の実部分が
互いに歯合し合う状態で複数枚配置した後に、ポリオレ
フィン系発泡体のような材料からなる緩衝材２６を前記
有孔木質板２３の裏面のほぼ全面に張り合わせるように
したもの等がある。なお、図３は上記のように単位板２
０を複数枚配置した状態を上方から見た図であり、その
Ａ−Ａ線による断面図が図２に相当する。
クリートスラブ上に設置した捨て張り合板に対して木質
系床板を敷設することはいわゆるフローリング施工とし
て従来から行われている。木質系床板の構造も遮音性あ
るいは歩行感の向上等の観点から多くのものが提案され
かつ利用されており、今日広く用いられている遮音床板
の代表的なものとして、図２に示すように、木質系表面
材２１の裏面に発泡合成樹脂のような素材からなる一定
の弾性を有するシート２２及び有孔木質板２３を順次張
り合わせ、さらにその４周に雄実２４及び雌実２５をし
た方形板２０を形成し、該方形板２０を相互の実部分が
互いに歯合し合う状態で複数枚配置した後に、ポリオレ
フィン系発泡体のような材料からなる緩衝材２６を前記
有孔木質板２３の裏面のほぼ全面に張り合わせるように
したもの等がある。なお、図３は上記のように単位板２
０を複数枚配置した状態を上方から見た図であり、その
Ａ−Ａ線による断面図が図２に相当する。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記のような構造を持
つ遮音床板において、緩衝材２６に加え弾性を有する発
泡樹脂シート２２及び有孔木質板２３の作用により遮
音、防音効果を得ようとするものであり遮音性等では一
定の効果を奏しているが、衝撃音の低いレベルに抑えよ
うとして木質板２１の厚さを比較的薄いものとすると、
特に有孔木質板２３に形成される孔あるいは溝の寸法が
比較的大きなものである場合には、見る方向によっては
その孔あるいは溝の陰影を床面上で視覚的に明瞭に捕ら
えられる場合が生じていた。
つ遮音床板において、緩衝材２６に加え弾性を有する発
泡樹脂シート２２及び有孔木質板２３の作用により遮
音、防音効果を得ようとするものであり遮音性等では一
定の効果を奏しているが、衝撃音の低いレベルに抑えよ
うとして木質板２１の厚さを比較的薄いものとすると、
特に有孔木質板２３に形成される孔あるいは溝の寸法が
比較的大きなものである場合には、見る方向によっては
その孔あるいは溝の陰影を床面上で視覚的に明瞭に捕ら
えられる場合が生じていた。
【０００４】すなわち、上記のような積層構造の遮音床
板の持つ構造的性向として、表面材が軟質なものは衝撃
による衝撃音強度は低く、硬質なもの程高いことから、
遮音性の観点からは軟質な表面材を用いることが望まれ
るが、木質系の床材は表面が一般に硬いために、JIS で
定める遮音等級の高い遮音性床板を得ようとする場合に
は、どうしても表面の木質板２１を薄くせざるを得ず、
そのことからも上記の不都合を回避することは困難であ
った。
板の持つ構造的性向として、表面材が軟質なものは衝撃
による衝撃音強度は低く、硬質なもの程高いことから、
遮音性の観点からは軟質な表面材を用いることが望まれ
るが、木質系の床材は表面が一般に硬いために、JIS で
定める遮音等級の高い遮音性床板を得ようとする場合に
は、どうしても表面の木質板２１を薄くせざるを得ず、
そのことからも上記の不都合を回避することは困難であ
った。
【０００５】本出願人は、上記の不都合を解決すべく鋭
意研究を行い、一つの解決手段として既に、少なくと
も、表面材としての木質板、遮音又は制振シート、木質
板、緩衝性発泡シート、木質板、及び緩衝機能を有する
基材とをこの順で積層したことを特徴とする遮音床板を
開示した（特願平4-21462 号参照）。このものにあって
は表面材となる木質板を比較的薄く構成しても十分な遮
音性が得られたが積層構造が幾分複雑となるものであっ
た。本発明は上記の遮音床板のさらなる改良を目的とし
ており、より具体的には、簡単な層構造でありながら遮
音床板の奏する遮音効果を十分に達成でき、かつ木質系
表面材の平滑度及び視覚的美観を長期に渡り維持するこ
とを可能とする遮音床板を提供することを目的としてい
る。
意研究を行い、一つの解決手段として既に、少なくと
も、表面材としての木質板、遮音又は制振シート、木質
板、緩衝性発泡シート、木質板、及び緩衝機能を有する
基材とをこの順で積層したことを特徴とする遮音床板を
開示した（特願平4-21462 号参照）。このものにあって
は表面材となる木質板を比較的薄く構成しても十分な遮
音性が得られたが積層構造が幾分複雑となるものであっ
た。本発明は上記の遮音床板のさらなる改良を目的とし
ており、より具体的には、簡単な層構造でありながら遮
音床板の奏する遮音効果を十分に達成でき、かつ木質系
表面材の平滑度及び視覚的美観を長期に渡り維持するこ
とを可能とする遮音床板を提供することを目的としてい
る。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決しかつ
目的を達成するために、本発明は、木質系表面材の裏面
に、非発泡あるいは低発泡倍率の第１のシートと高発泡
倍率の第２のシートとで構成される遮音層を形成し、さ
らに第２のシートの裏面に少なくとも基材となる木質系
裏面材を積層すると共に、少なくとも木質系裏面材には
木質系表面材に向けた溝が形成されていることを特徴と
する遮音床板を開示する。
目的を達成するために、本発明は、木質系表面材の裏面
に、非発泡あるいは低発泡倍率の第１のシートと高発泡
倍率の第２のシートとで構成される遮音層を形成し、さ
らに第２のシートの裏面に少なくとも基材となる木質系
裏面材を積層すると共に、少なくとも木質系裏面材には
木質系表面材に向けた溝が形成されていることを特徴と
する遮音床板を開示する。
【０００７】木質系裏面材の裏面にさらに緩衝性を有す
る適宜の素材を積層してもよくまた木質系裏面材には溝
に加え複数の孔を同時に形成してもよい。なお、製造に
際しては、前記第１のシートと第２のシートとを予め積
層して２層構造としたものを別途容易しておきそれを遮
音層として用いてもよく、別々に用意した第１のシート
と第２のシートとを表面材等の他の積層材と共に同時に
積層してもよいものである。
る適宜の素材を積層してもよくまた木質系裏面材には溝
に加え複数の孔を同時に形成してもよい。なお、製造に
際しては、前記第１のシートと第２のシートとを予め積
層して２層構造としたものを別途容易しておきそれを遮
音層として用いてもよく、別々に用意した第１のシート
と第２のシートとを表面材等の他の積層材と共に同時に
積層してもよいものである。
【０００８】
【実施例】以下、実施例に基づき本発明をより詳細に説
明する。図１は本発明による遮音床板の一実施例を示す
断面図である（ただし、その一端部のみを示してい
る）。この遮音床板１０の全体形状は木質床板として従
来用いられているものと同じであり、複数枚接合して図
５に示したような階段状の端部を持つ遮音床板としても
よくあるいは一枚のみで遮音床板として用いるようにし
てもよい。
明する。図１は本発明による遮音床板の一実施例を示す
断面図である（ただし、その一端部のみを示してい
る）。この遮音床板１０の全体形状は木質床板として従
来用いられているものと同じであり、複数枚接合して図
５に示したような階段状の端部を持つ遮音床板としても
よくあるいは一枚のみで遮音床板として用いるようにし
てもよい。
【０００９】本発明による遮音床板１０はその積層構造
において従来のものと相違する。すなわち、最上層は表
面材を構成する木質系表面材１であり、合板、突板貼り
合板、パーチクルボード、ハードボード、ＭＤＦ（中質
繊維板）等からなる比較的硬質の板体である。さらにそ
の表面に塗装あるいは化粧シートを貼着すること等によ
りいわゆる表面化粧を施したものであってもよい。木質
系表面材１の厚さは１〜４mmであり、通常３mm程度のも
のが用いられる。
において従来のものと相違する。すなわち、最上層は表
面材を構成する木質系表面材１であり、合板、突板貼り
合板、パーチクルボード、ハードボード、ＭＤＦ（中質
繊維板）等からなる比較的硬質の板体である。さらにそ
の表面に塗装あるいは化粧シートを貼着すること等によ
りいわゆる表面化粧を施したものであってもよい。木質
系表面材１の厚さは１〜４mmであり、通常３mm程度のも
のが用いられる。
【００１０】木質系表面材１の裏面には、0.２〜２.0mm
程度の厚さの遮音性を持つ第１のシート２を貼着等従来
知られた適宜の手段により積層する。この第１のシート
２は好ましくは未発泡のあるいは低発泡の天然ゴムシー
トや合成ゴムシートである。しかしこれに限るものでは
なく、通常遮音シートとして用いられている部材であれ
ばよく、例えば、未発泡あるいは低発泡の粉末鉛入塩化
ビニルシート、無機粉末充填ゴムシート、塩化ビニルシ
ート、さらにはポリエチレンやポリウレタンの発泡シー
ト等であってもよい。
程度の厚さの遮音性を持つ第１のシート２を貼着等従来
知られた適宜の手段により積層する。この第１のシート
２は好ましくは未発泡のあるいは低発泡の天然ゴムシー
トや合成ゴムシートである。しかしこれに限るものでは
なく、通常遮音シートとして用いられている部材であれ
ばよく、例えば、未発泡あるいは低発泡の粉末鉛入塩化
ビニルシート、無機粉末充填ゴムシート、塩化ビニルシ
ート、さらにはポリエチレンやポリウレタンの発泡シー
ト等であってもよい。
【００１１】前記第１のシート２の裏面には、１〜２.0
mm 程度の厚さを持ちかつ第１のシートと比較してより
高発泡倍率の第２のシート３を同様に積層する。第２の
シート３の素材は第１のシート２の素材と同じものであ
つてもよく、また異なった素材のシートを積層するよう
にしてもよい。第２のシート３の発泡倍率は、素材が天
然ゴムシートや合成ゴムシートの場合には２〜５倍程
度、ポリエチレンやポリウレタンの発泡シートの場合に
は５〜３０倍程度の発泡倍率のものが有効であることが
実験的に確かめられた。なお、第１のシート２と第２の
シート３とを予め積層したものを別途用意しておき、そ
れを木質系表面材１の裏面に貼着等の手段により積層す
るようにしてもよい。
mm 程度の厚さを持ちかつ第１のシートと比較してより
高発泡倍率の第２のシート３を同様に積層する。第２の
シート３の素材は第１のシート２の素材と同じものであ
つてもよく、また異なった素材のシートを積層するよう
にしてもよい。第２のシート３の発泡倍率は、素材が天
然ゴムシートや合成ゴムシートの場合には２〜５倍程
度、ポリエチレンやポリウレタンの発泡シートの場合に
は５〜３０倍程度の発泡倍率のものが有効であることが
実験的に確かめられた。なお、第１のシート２と第２の
シート３とを予め積層したものを別途用意しておき、そ
れを木質系表面材１の裏面に貼着等の手段により積層す
るようにしてもよい。
【００１２】第２のシート３の裏面には基材としての機
能を果たす木質系裏面材４を同様に積層する。素材とし
て、合板、パーチクルボード、ハードボード、ＭＤＦ等
からなる比較的硬質の板体を用いることが好ましい。厚
さは５〜１５mm程度が好適である。さらに、木質系裏面
材４には、主として遮音床板１０に対して敷設する床面
に対しての追従性を与える目的から床板の幅方向に走る
溝５が複数本形成される（図ではその１本のみを示して
いる）。
能を果たす木質系裏面材４を同様に積層する。素材とし
て、合板、パーチクルボード、ハードボード、ＭＤＦ等
からなる比較的硬質の板体を用いることが好ましい。厚
さは５〜１５mm程度が好適である。さらに、木質系裏面
材４には、主として遮音床板１０に対して敷設する床面
に対しての追従性を与える目的から床板の幅方向に走る
溝５が複数本形成される（図ではその１本のみを示して
いる）。
【００１３】上記の実施例による遮音性床板１０は、表
面材を構成する木質系表面材１を比較的薄いものとする
ことにより衝撃時の発生する音を低減していると同時
に、表面材１と裏面材４との間に、非発泡の第１のシー
ト２と高発泡倍率の第２のシート３あるいは低発泡倍率
の第１のシート２とより高発泡倍率の第２のシート３と
からなる２層構造の遮音層を積層したことにより、木質
系表面材１において発生した衝撃音が敷設床面へ伝播す
るのを十分に遮断することができることが実験的に確認
された。さらに、遮音シート２と発泡シート３との２層
構造により、木質系裏面材４に形成した溝５の陰影を表
面側から目視されるのを防ぐことができ、また、遮音床
板１０に対しての剪断方向の荷重に対して比較的大きな
抵抗力が与えられ床板全体として強度が向上し長期間使
用したとしてもその溝に対応する段差や凹みが木質系表
面材１の表面に現れるのを確実に防止することができ
る。それにより表面の平滑性は長期にわたり維持され
る。
面材を構成する木質系表面材１を比較的薄いものとする
ことにより衝撃時の発生する音を低減していると同時
に、表面材１と裏面材４との間に、非発泡の第１のシー
ト２と高発泡倍率の第２のシート３あるいは低発泡倍率
の第１のシート２とより高発泡倍率の第２のシート３と
からなる２層構造の遮音層を積層したことにより、木質
系表面材１において発生した衝撃音が敷設床面へ伝播す
るのを十分に遮断することができることが実験的に確認
された。さらに、遮音シート２と発泡シート３との２層
構造により、木質系裏面材４に形成した溝５の陰影を表
面側から目視されるのを防ぐことができ、また、遮音床
板１０に対しての剪断方向の荷重に対して比較的大きな
抵抗力が与えられ床板全体として強度が向上し長期間使
用したとしてもその溝に対応する段差や凹みが木質系表
面材１の表面に現れるのを確実に防止することができ
る。それにより表面の平滑性は長期にわたり維持され
る。
【００１４】上記の説明は本発明による遮音床板の一実
施例の説明であって、他に多くの変形例が存在する。す
なわち、本質的に、本発明による遮音床板は、少なくと
も表面材としての木質系表面材、非発泡あるいは低発泡
倍率の第１のシートと高発泡倍率の第２のシートとから
なる２層構造の遮音層、と木質系裏面材とを有する構成
であればよく、木質系裏面材は上記の実施例のように単
層構造のものに限らず必要に応じて複数の層からなる構
成としてもよいものである。例えば、図示しないが木質
系裏面材の裏面に、適宜の発泡樹脂材、不織布、繊維マ
ット単体あるいはそれらを積層したもの等からなる緩衝
機能を有する層をさらに貼着積層してもよく、また、該
緩衝層の裏面に発泡ゴムからなる凹凸シートをさらに積
層してもよい。さらに、木質系裏面材には溝５に加えて
図示しない孔９を複数個形成してさらに遮音性を高めて
もよく、その場合であってもその孔の形状が表面側から
目視されるのを防ぐことができることは容易に理解され
よう。
施例の説明であって、他に多くの変形例が存在する。す
なわち、本質的に、本発明による遮音床板は、少なくと
も表面材としての木質系表面材、非発泡あるいは低発泡
倍率の第１のシートと高発泡倍率の第２のシートとから
なる２層構造の遮音層、と木質系裏面材とを有する構成
であればよく、木質系裏面材は上記の実施例のように単
層構造のものに限らず必要に応じて複数の層からなる構
成としてもよいものである。例えば、図示しないが木質
系裏面材の裏面に、適宜の発泡樹脂材、不織布、繊維マ
ット単体あるいはそれらを積層したもの等からなる緩衝
機能を有する層をさらに貼着積層してもよく、また、該
緩衝層の裏面に発泡ゴムからなる凹凸シートをさらに積
層してもよい。さらに、木質系裏面材には溝５に加えて
図示しない孔９を複数個形成してさらに遮音性を高めて
もよく、その場合であってもその孔の形状が表面側から
目視されるのを防ぐことができることは容易に理解され
よう。
【００１５】また、遮音床板の裏面に形成する溝５及び
／又は孔は木質系裏面材の厚さを超えて第２のシートの
一部にまで延出して形成されていても、本発明による遮
音床板は所期の目的を達成することができる。
／又は孔は木質系裏面材の厚さを超えて第２のシートの
一部にまで延出して形成されていても、本発明による遮
音床板は所期の目的を達成することができる。
【００１６】
【発明の効果】表面を形成する木質系表面材の下層に、
非発泡あるいは低発泡倍率の第１のシートと高発泡倍率
の第２のシートとからなる２層構造の遮音層を形成した
ことにより、比較的簡単な構成でもって十分な遮音性と
共に、基材となる木質系裏面材に形成した溝の陰影が表
面から目視されるのを完全に防止しかつ表面の平滑性を
長期にわたり維持することができる。
非発泡あるいは低発泡倍率の第１のシートと高発泡倍率
の第２のシートとからなる２層構造の遮音層を形成した
ことにより、比較的簡単な構成でもって十分な遮音性と
共に、基材となる木質系裏面材に形成した溝の陰影が表
面から目視されるのを完全に防止しかつ表面の平滑性を
長期にわたり維持することができる。
【図１】 本発明による遮音床板の一実施例の部分断面
図。
図。
【図２】 従来例の遮音床板を示す断面図。
【図３】 遮音床板の配置を示す上面図。
１０…遮音性床板。１…木質系表面材、２…第１のシー
ト、３…第２のシート、４…木質系裏面材、５…溝
ト、３…第２のシート、４…木質系裏面材、５…溝
Claims (1)
- 【請求項１】 木質系表面材の裏面に、非発泡あるいは
低発泡倍率の第１のシートと高発泡倍率の第２のシート
とで構成される遮音層を形成し、さらに第２のシートの
裏面に少なくとも基材となる木質系裏面材を積層すると
共に、少なくとも木質系裏面材には木質系表面材に向け
た溝が形成されていることを特徴とする遮音床板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31164792A JPH06158831A (ja) | 1992-11-20 | 1992-11-20 | 遮音性床板 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31164792A JPH06158831A (ja) | 1992-11-20 | 1992-11-20 | 遮音性床板 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06158831A true JPH06158831A (ja) | 1994-06-07 |
Family
ID=18019801
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31164792A Pending JPH06158831A (ja) | 1992-11-20 | 1992-11-20 | 遮音性床板 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06158831A (ja) |
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005522605A (ja) * | 2002-04-08 | 2005-07-28 | ベーリンゲ、イノベイション、アクチボラグ | フローリング用フロアボード |
| JP2007107209A (ja) * | 2005-10-12 | 2007-04-26 | Takenaka Komuten Co Ltd | 床受け部材および二重床 |
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-
1992
- 1992-11-20 JP JP31164792A patent/JPH06158831A/ja active Pending
Cited By (22)
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