JP2001146799A - 床用防音材 - Google Patents
床用防音材Info
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- JP2001146799A JP2001146799A JP33285799A JP33285799A JP2001146799A JP 2001146799 A JP2001146799 A JP 2001146799A JP 33285799 A JP33285799 A JP 33285799A JP 33285799 A JP33285799 A JP 33285799A JP 2001146799 A JP2001146799 A JP 2001146799A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 防音材自体に吸音性を持たせることにより、
更に音の伝播を少なくすることのできる床用防音材を提
供する。 【解決手段】 木質合板5bと床用防音材3が複合され
た防音床において、床用防音材3が合成樹脂発泡体もし
くはゴム発泡体よりなり、少なくとも一面に凸部32が
形成され、該面に切り込み33が設けられている。
更に音の伝播を少なくすることのできる床用防音材を提
供する。 【解決手段】 木質合板5bと床用防音材3が複合され
た防音床において、床用防音材3が合成樹脂発泡体もし
くはゴム発泡体よりなり、少なくとも一面に凸部32が
形成され、該面に切り込み33が設けられている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、床表面材の裏面に
配置され、集合住宅や戸建て住宅のフローリングや廊
下、階段周りなどに使用される床用防音材に関する。
配置され、集合住宅や戸建て住宅のフローリングや廊
下、階段周りなどに使用される床用防音材に関する。
【0002】
【従来の技術】寄木合板や化粧合板、合成木材による化
粧板など各種の木質床板、クッションフロア、カーペッ
ト等が床表面材として集合住宅や戸建て住宅の床に敷設
されている。これらの床表面材で生じる衝撃音は階下へ
伝わり易く、階下に住む人に不快感を与えるので、この
衝撃音の伝播を解消することが望まれている。その手段
の一つとして、不織布、ポリウレタン系樹脂発泡体、圧
縮ポリウレタン系樹脂発泡体、ゴム、ゴム発泡体、ポリ
エチレン系樹脂発泡体等を防音材として、床表面材の裏
面に用いることが行われてきた。
粧板など各種の木質床板、クッションフロア、カーペッ
ト等が床表面材として集合住宅や戸建て住宅の床に敷設
されている。これらの床表面材で生じる衝撃音は階下へ
伝わり易く、階下に住む人に不快感を与えるので、この
衝撃音の伝播を解消することが望まれている。その手段
の一つとして、不織布、ポリウレタン系樹脂発泡体、圧
縮ポリウレタン系樹脂発泡体、ゴム、ゴム発泡体、ポリ
エチレン系樹脂発泡体等を防音材として、床表面材の裏
面に用いることが行われてきた。
【0003】例えば、熱圧縮ポリウレタン系樹脂発泡体
の少なくとも一面に凹凸が形成された防音材を、床表面
材の裏面に用いた防音用床材が知られている(特開平7
−97849号公報)。上記公報に記載の防音材は、床
表皮材から伝わる音が凹凸により構成された空気層を介
して伝播されるため、音の反射、干渉により音が減衰さ
れ、また、衝撃が加わった際の防音材の変形により、音
が減衰される。しかし、このような防音用床材において
も音の吸収効果は充分ではない。
の少なくとも一面に凹凸が形成された防音材を、床表面
材の裏面に用いた防音用床材が知られている(特開平7
−97849号公報)。上記公報に記載の防音材は、床
表皮材から伝わる音が凹凸により構成された空気層を介
して伝播されるため、音の反射、干渉により音が減衰さ
れ、また、衝撃が加わった際の防音材の変形により、音
が減衰される。しかし、このような防音用床材において
も音の吸収効果は充分ではない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、防音材自体
に優れた吸音性を持たせることにより、更に効果的に音
の伝播を少なくすることのできる床用防音材を提供する
ことを目的とする。
に優れた吸音性を持たせることにより、更に効果的に音
の伝播を少なくすることのできる床用防音材を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の床用防音材は、
合成樹脂発泡体もしくはゴム発泡体よりなり、前記発泡
体の少なくとも一面が凹凸面となされ、該凹凸面の凸部
頂点以外の部分に他面に向かう切り込みが設けられてな
ることを特徴とするものである。
合成樹脂発泡体もしくはゴム発泡体よりなり、前記発泡
体の少なくとも一面が凹凸面となされ、該凹凸面の凸部
頂点以外の部分に他面に向かう切り込みが設けられてな
ることを特徴とするものである。
【0006】本発明で使用される合成樹脂発泡体として
は、ポリウレタン系樹脂発泡体、ポリオレフィン系樹脂
発泡体等が挙げられ、これらは単体又は2種以上の複合
体として用いられる。上記ポリオレフィン系樹脂発泡体
は、独立気泡性のものでも連続気泡性のものでもいずれ
でもよいが、連続気泡が少なくなると防音性が低下する
ので、連続気泡率が20%以上のものが好ましい。ま
た、連続気泡が多くなると、防音性は向上するが、荷重
によりへたり易くなるので、必要とされる防音性、圧縮
強度等により適宜連続気泡率を決定してよい。例えば、
防音性を重視する場合には、連続気泡率は50%以上が
好ましく、へたり防止を重視する場合には、連続気泡率
は20〜60%が好ましい。
は、ポリウレタン系樹脂発泡体、ポリオレフィン系樹脂
発泡体等が挙げられ、これらは単体又は2種以上の複合
体として用いられる。上記ポリオレフィン系樹脂発泡体
は、独立気泡性のものでも連続気泡性のものでもいずれ
でもよいが、連続気泡が少なくなると防音性が低下する
ので、連続気泡率が20%以上のものが好ましい。ま
た、連続気泡が多くなると、防音性は向上するが、荷重
によりへたり易くなるので、必要とされる防音性、圧縮
強度等により適宜連続気泡率を決定してよい。例えば、
防音性を重視する場合には、連続気泡率は50%以上が
好ましく、へたり防止を重視する場合には、連続気泡率
は20〜60%が好ましい。
【0007】本発明でいう連続気泡率は、ASTM D
−1940−62Tに準拠して測定した独立気泡率を用
いて以下の式により算出した値である。 連続気泡率(%)=100−独立気泡率(%) 上記オレフィン系樹脂発泡体の発泡倍率は、高くなると
歩行感が低下し、低くなると防音性が低下するので、1
0〜50倍が好ましい。
−1940−62Tに準拠して測定した独立気泡率を用
いて以下の式により算出した値である。 連続気泡率(%)=100−独立気泡率(%) 上記オレフィン系樹脂発泡体の発泡倍率は、高くなると
歩行感が低下し、低くなると防音性が低下するので、1
0〜50倍が好ましい。
【0008】また、ポリオレフィン系樹脂発泡体を構成
するポリオレフィン系樹脂としては、従来公知の任意の
ものが使用されるが、ポリエチレン樹脂が好ましい。本
発明で使用されるゴム発泡体としては、従来公知のもの
が使用できる。以下、上記合成樹脂発泡体及びゴム発泡
体を、単に「発泡体」と記す。
するポリオレフィン系樹脂としては、従来公知の任意の
ものが使用されるが、ポリエチレン樹脂が好ましい。本
発明で使用されるゴム発泡体としては、従来公知のもの
が使用できる。以下、上記合成樹脂発泡体及びゴム発泡
体を、単に「発泡体」と記す。
【0009】上記発泡体は、少なくとも一面が凹凸面で
ある。凹凸の形状は特には限定はされず、例えば、波状
のもの、平滑面に山形の凸部が形成されたもの、平滑面
に円柱状の凸部が形成されたもの、平滑面に溝加工を施
したもの等が挙げられる。また、凹凸の大きさ、形成密
度等も特に限定されず、適宜決定してよい。
ある。凹凸の形状は特には限定はされず、例えば、波状
のもの、平滑面に山形の凸部が形成されたもの、平滑面
に円柱状の凸部が形成されたもの、平滑面に溝加工を施
したもの等が挙げられる。また、凹凸の大きさ、形成密
度等も特に限定されず、適宜決定してよい。
【0010】凹凸面を形成する方法としては、従来公知
の任意の方法が採用されてよく、例えば、両面が平滑面
である発泡体を、所望の凹凸形状を有する上型と下型と
の間に配置し、プレスする方法が挙げられる。
の任意の方法が採用されてよく、例えば、両面が平滑面
である発泡体を、所望の凹凸形状を有する上型と下型と
の間に配置し、プレスする方法が挙げられる。
【0011】上記発泡体の凹凸面には、その凸部頂点以
外の部分に他面に向かう切り込みが設けられる。これに
より床表面材から音源即ち衝撃もしくは圧縮作用を発泡
体が受けると、凸部が圧縮され、圧縮された凸部は上記
切り込みにより発泡体内部へ押し込まれる。このとき凸
部と切り込み面との摩擦により音又は振動のエネルギー
は摩擦熱となって消費される。従って、切り込みは凸部
の付け根間近に沿って設けられるのが効果的である。
尚、凹凸が波状である場合のように、凸部の付け根がは
っきりしない場合には、凸部頂点と凹部最下点との間に
適宜切り込みを入れるのが好ましい。
外の部分に他面に向かう切り込みが設けられる。これに
より床表面材から音源即ち衝撃もしくは圧縮作用を発泡
体が受けると、凸部が圧縮され、圧縮された凸部は上記
切り込みにより発泡体内部へ押し込まれる。このとき凸
部と切り込み面との摩擦により音又は振動のエネルギー
は摩擦熱となって消費される。従って、切り込みは凸部
の付け根間近に沿って設けられるのが効果的である。
尚、凹凸が波状である場合のように、凸部の付け根がは
っきりしない場合には、凸部頂点と凹部最下点との間に
適宜切り込みを入れるのが好ましい。
【0012】上記切り込みの深さは深いほど発泡体の圧
縮強度が低下し、防音性が大きくなる。そこで切り込み
は発泡体の他面に貫通してもよいが、この場合、切り込
みが連通すると凸部が発泡体から分離するので不連続と
する必要がある。切り込みを形成する方法としては、特
に限定されず、例えば、カッターナイフを用いる方法が
挙げられる。
縮強度が低下し、防音性が大きくなる。そこで切り込み
は発泡体の他面に貫通してもよいが、この場合、切り込
みが連通すると凸部が発泡体から分離するので不連続と
する必要がある。切り込みを形成する方法としては、特
に限定されず、例えば、カッターナイフを用いる方法が
挙げられる。
【0013】上記発泡体の少なくとも一面には不織布も
しくは合成樹脂フィルムが積層されるのが好ましい。不
織布もしくは合成樹脂フィルムを積層することにより、
凹凸面の凹部または貫通した切り込み部への接着剤のし
み込みが防止され、また、発泡体が連続気泡性である場
合には、発泡体内部への接着剤のしみ込みが防止され
る。
しくは合成樹脂フィルムが積層されるのが好ましい。不
織布もしくは合成樹脂フィルムを積層することにより、
凹凸面の凹部または貫通した切り込み部への接着剤のし
み込みが防止され、また、発泡体が連続気泡性である場
合には、発泡体内部への接着剤のしみ込みが防止され
る。
【0014】上記不織布としては、従来公知の任意のも
のが使用できる。上記合成樹脂フィルムを構成する樹脂
は、特には限定されないが、上記発泡体と同種の樹脂か
らなるのが好ましい。
のが使用できる。上記合成樹脂フィルムを構成する樹脂
は、特には限定されないが、上記発泡体と同種の樹脂か
らなるのが好ましい。
【0015】本発明の床用防音材は上述した構成であ
り、その厚さは、薄くなると防音性が低下し、厚くなる
と歩行感が低下するので、2〜10mmが好ましい。
り、その厚さは、薄くなると防音性が低下し、厚くなる
と歩行感が低下するので、2〜10mmが好ましい。
【0016】また、本発明の床用防音材には、必要に応
じて、他の発泡体等が積層されていてもよい。本発明の
床用防音材は、その一面に表面材が積層され、防音床と
される。床表面材としては、特に限定さず、従来公知の
任意のものが使用されてよいが、木質系の合板、繊維板
等が好ましい。
じて、他の発泡体等が積層されていてもよい。本発明の
床用防音材は、その一面に表面材が積層され、防音床と
される。床表面材としては、特に限定さず、従来公知の
任意のものが使用されてよいが、木質系の合板、繊維板
等が好ましい。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に本発明の床用防音材の実施
例を図面を参照しながら説明する。 (実施例1)ポリエチレン系樹脂発泡シート(発泡倍率
32.4倍,厚さ5.0mm,25%圧縮強度0.35
kg/cm2 ,連続気泡率17%)を圧縮して気泡を破
壊し、連続気泡率を89%とした。図1の断面図に示す
ように、このポリエチレン系樹脂発泡シート11の一面
に凸部12を波状(ピッチ12mm,高さ2mm)で設
けた。この凸部12の頂点から左右3mmの位置に沿っ
て、カッターナイフで切り込み13を厚み方向へ深さ
1.5mmで設けた。更にポリエステル不織布(厚み
0.2mm)の一面にポリエチレン系樹脂層21がコー
ティングされた不織布2をポリエチレン樹脂層21が凸
部12の頂点に接するように接着剤で貼り合わせ、床用
防音材1を得た。次に大きさ900mm×900mmと
した木質合板5aの一面にゴム系接着剤を塗布し、この
面に上記床用防音材1の不織布2を貼り合わせた面の反
対側を貼り合わせて防音床を得た。
例を図面を参照しながら説明する。 (実施例1)ポリエチレン系樹脂発泡シート(発泡倍率
32.4倍,厚さ5.0mm,25%圧縮強度0.35
kg/cm2 ,連続気泡率17%)を圧縮して気泡を破
壊し、連続気泡率を89%とした。図1の断面図に示す
ように、このポリエチレン系樹脂発泡シート11の一面
に凸部12を波状(ピッチ12mm,高さ2mm)で設
けた。この凸部12の頂点から左右3mmの位置に沿っ
て、カッターナイフで切り込み13を厚み方向へ深さ
1.5mmで設けた。更にポリエステル不織布(厚み
0.2mm)の一面にポリエチレン系樹脂層21がコー
ティングされた不織布2をポリエチレン樹脂層21が凸
部12の頂点に接するように接着剤で貼り合わせ、床用
防音材1を得た。次に大きさ900mm×900mmと
した木質合板5aの一面にゴム系接着剤を塗布し、この
面に上記床用防音材1の不織布2を貼り合わせた面の反
対側を貼り合わせて防音床を得た。
【0018】(実施例2)切り込みを部分的に貫通させ
た以外は実施例1と同様にして、床用防音材を得た後、
防音床を得た。
た以外は実施例1と同様にして、床用防音材を得た後、
防音床を得た。
【0019】(実施例3)ポリエチレン系樹脂発泡シー
ト(発泡倍率32倍,厚さ4.0mm,25%圧縮強度
0.37kg/cm2 ,連続気泡率13%)の一面に、
全面積の30%に相当する面積で、プレスにより高さが
1.5mmの円柱状の凸部を形成し、全体の厚さが4.
5mmである発泡体を作製した。図2に断面図で示すよ
うに、上記発泡体31の凸部32の付け根部分周囲に、
カッターナイフで深さ2mmの切り込み33を設け、床
用防音材3を得た。次に大きさ900mm×900mm
とした木質合板5bの一面にゴム系接着剤を塗布し、こ
の面に上記床用防音材3の凸部32側を貼り合わせて防
音床を得た。
ト(発泡倍率32倍,厚さ4.0mm,25%圧縮強度
0.37kg/cm2 ,連続気泡率13%)の一面に、
全面積の30%に相当する面積で、プレスにより高さが
1.5mmの円柱状の凸部を形成し、全体の厚さが4.
5mmである発泡体を作製した。図2に断面図で示すよ
うに、上記発泡体31の凸部32の付け根部分周囲に、
カッターナイフで深さ2mmの切り込み33を設け、床
用防音材3を得た。次に大きさ900mm×900mm
とした木質合板5bの一面にゴム系接着剤を塗布し、こ
の面に上記床用防音材3の凸部32側を貼り合わせて防
音床を得た。
【0020】(実施例4)切り込みを部分的に貫通させ
た以外は実施例3と同様にして、床用防音材を得た後、
防音床を得た。
た以外は実施例3と同様にして、床用防音材を得た後、
防音床を得た。
【0021】(実施例5)図3に示すように、ポリウレ
タン系樹脂発泡シート41(発泡倍率44.2倍,厚さ
4.7mm)の両面に、高さが1.2mmの凸部42、
43を形成し、凸部42、43の付け根部分周囲に深さ
1.5mmの切り込み44、45を設け、床用防音材4
を得た。次に、大きさ900mm×900mmとした木
質合板5cの一面にゴム系接着剤を塗布し、この面に上
記床用防音材4の凸部43側を貼り合わせて防音床を得
た。
タン系樹脂発泡シート41(発泡倍率44.2倍,厚さ
4.7mm)の両面に、高さが1.2mmの凸部42、
43を形成し、凸部42、43の付け根部分周囲に深さ
1.5mmの切り込み44、45を設け、床用防音材4
を得た。次に、大きさ900mm×900mmとした木
質合板5cの一面にゴム系接着剤を塗布し、この面に上
記床用防音材4の凸部43側を貼り合わせて防音床を得
た。
【0022】(比較例1)切り込みを設けなかったこと
以外は実施例1と同様にして、床用防音材を得た後、防
音床を得た。
以外は実施例1と同様にして、床用防音材を得た後、防
音床を得た。
【0023】(比較例2)発泡シートに切り込みを設け
なかったこと以外は実施例3と同様にして、床用防音材
を得た後、防音床を得た。
なかったこと以外は実施例3と同様にして、床用防音材
を得た後、防音床を得た。
【0024】(比較例3)切り込みを設けなかったこと
以外は実施例5と同様にして床用防音材を得た後、防音
床を得た。とした。
以外は実施例5と同様にして床用防音材を得た後、防音
床を得た。とした。
【0025】以上の実施例及び比較例で得られた防音床
につき、次の方法により軽量床衝撃音の測定を行って評
価した。 評価方法 実施例1〜5及び比較例1〜3で得た防音床の床用防音
材側を両面粘着テープを介して厚さ150mmのコンク
リートスラブに貼り付けて固定した。この試験体をJI
S A 1418、1419、1440に準じて軽量床
衝撃音を測定した。その結果を表1に示す。又、それぞ
れの防音特性を図4〜図11に示した。
につき、次の方法により軽量床衝撃音の測定を行って評
価した。 評価方法 実施例1〜5及び比較例1〜3で得た防音床の床用防音
材側を両面粘着テープを介して厚さ150mmのコンク
リートスラブに貼り付けて固定した。この試験体をJI
S A 1418、1419、1440に準じて軽量床
衝撃音を測定した。その結果を表1に示す。又、それぞ
れの防音特性を図4〜図11に示した。
【0026】
【表1】
【0027】
【発明の効果】本発明の床用防音材は以上の構成であ
り、床表面材から音源即ち衝撃もしくは圧縮作用を受け
た際に、発泡体の凸部が圧縮されて発泡体内部へ押し込
まれ、凸部と切り込み面との摩擦により音又は振動のエ
ネルギーは摩擦熱となって消費される。即ち、防音材自
体が優れた吸音性を有するので効果的に音の伝播を少な
くすることができる。
り、床表面材から音源即ち衝撃もしくは圧縮作用を受け
た際に、発泡体の凸部が圧縮されて発泡体内部へ押し込
まれ、凸部と切り込み面との摩擦により音又は振動のエ
ネルギーは摩擦熱となって消費される。即ち、防音材自
体が優れた吸音性を有するので効果的に音の伝播を少な
くすることができる。
【図1】本発明の床用防音材の実施例を示す断面図。
【図2】本発明の床用防音材の他の実施例を示す断面
図。
図。
【図3】本発明の床用防音材の更に他の実施例を示す断
面図。
面図。
【図4】実施例1の床用防音材の防音特性を示すグラ
フ。
フ。
【図5】実施例2の床用防音材の防音特性を示すグラ
フ。
フ。
【図6】実施例3の床用防音材の防音特性を示すグラ
フ。
フ。
【図7】実施例4の床用防音材の防音特性を示すグラ
フ。
フ。
【図8】実施例5の床用防音材の防音特性を示すグラ
フ。
フ。
【図9】比較例1の床用防音材の防音特性を示すグラ
フ。
フ。
【図10】比較例2の床用防音材の防音特性を示すグラ
フ。
フ。
【図11】比較例3の床用防音材の防音特性を示すグラ
フ。
フ。
1,3,4:床用防音材 11,31:ポリエチレン系樹脂発泡シート 2:不織布 41:ポリウレタン系樹脂発泡シート 12,32,42,43:凸部 13,33,44,45:切り込み 5a,5b,5c:木質合板
Claims (2)
- 【請求項1】 合成樹脂発泡体もしくはゴム発泡体より
なり、前記発泡体の少なくとも一面が凹凸面となされ、
該凹凸面の凸部頂点以外の部分に他面に向かう切り込み
が設けられてなることを特徴とする床用防音材。 - 【請求項2】 合成樹脂発泡体もしくはゴム発泡体の少
なくとも一面に不織布もしくは合成樹脂フィルムが積層
されてなる請求項1記載の床用防音材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33285799A JP2001146799A (ja) | 1999-11-24 | 1999-11-24 | 床用防音材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33285799A JP2001146799A (ja) | 1999-11-24 | 1999-11-24 | 床用防音材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001146799A true JP2001146799A (ja) | 2001-05-29 |
Family
ID=18259590
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33285799A Pending JP2001146799A (ja) | 1999-11-24 | 1999-11-24 | 床用防音材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001146799A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009161170A (ja) * | 2003-08-08 | 2009-07-23 | Sekisui Plastics Co Ltd | 自動車内装材用発泡シート |
JP2011112874A (ja) * | 2009-11-26 | 2011-06-09 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 吸音性シート部材、金属屋根、車両、船舶または航空機用の防音・断熱構造、および、吸音性シート部材の製造方法 |
JP2018146744A (ja) * | 2017-03-03 | 2018-09-20 | Dmノバフォーム株式会社 | 吸音材及びその製造方法並びに吸音性の向上方法 |
JP2020034859A (ja) * | 2018-08-31 | 2020-03-05 | Dmノバフォーム株式会社 | 吸音材及びその製造方法、並びに吸音方法 |
WO2020059460A1 (ja) * | 2018-09-21 | 2020-03-26 | 積水化学工業株式会社 | 積層体 |
-
1999
- 1999-11-24 JP JP33285799A patent/JP2001146799A/ja active Pending
Cited By (6)
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