JPH0225864Y2 - - Google Patents

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JPH0225864Y2
JPH0225864Y2 JP20438083U JP20438083U JPH0225864Y2 JP H0225864 Y2 JPH0225864 Y2 JP H0225864Y2 JP 20438083 U JP20438083 U JP 20438083U JP 20438083 U JP20438083 U JP 20438083U JP H0225864 Y2 JPH0225864 Y2 JP H0225864Y2
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JP
Japan
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tatami
sheet
tatami floor
fiberboard
vegetable fiberboard
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は畳床の改良に関する。
従来、硬質発泡プラスチツク板とその上部また
は上部および下部に植物性繊維板を配し組み合わ
せた畳床は、ワラを使用しないため衛生的であ
り、耐湿性にすぐれ、吸放湿性があり、さらに軽
量であるなど多くの利点があるので広く使用され
ている。しかし、次のような欠点が指摘されてい
る。すなわち、 (1) 植物性繊維板が衝撃によつて割れる、 (2) 植物繊維板と接触している畳表の裏面が摩擦
により損傷して畳の表替ができなくなる、 (3) 踏圧感が硬い。
(2)の欠点を改良するため、保護材として不織布
(フエルト)や保護紙(ダンボールなど)を植物
性繊維板の上面に配している。しかし、フエルト
は使用中硬化する欠点があり、軟かいフエルトや
ダンボールなどを使用する方法もあるが、へたつ
たり、変形したりして耐久性に劣る。従つて、上
記(1)と(3)の欠点は依然として未解決の状態であつ
た。
本考案者らは、植物性繊維板の上面に保護材と
して有孔軟質発泡プラスチツクシートを使用する
ことにより、植物性繊維板の吸放湿性を失うこと
なくしかも上記(1)〜(3)の欠点をすべて克服できる
ことを見出した。
本考案の目的は、硬質発泡プラスチツク板の上
部または上部および下部に植物性繊維板を配し、
その底面に防湿シートを配した畳床の吸放湿性を
損うことなくして植物性繊維板の耐久性と踏圧感
とを改良した畳床を提供することにある。
次に本考案の構成を説明する。第1図に示すよ
うに、硬質発泡プラスチツク板1の上部および下
部に植物性繊維板2,2を配し、底面に防湿シー
ト3を配し、上部の植物性繊維板2の上面に有孔
軟質発泡プラスチツクシート4からなる保護材を
張設する。あるいは第2図に示すように、硬質発
泡プラスチツク板1の上部に植物性繊維板2を配
し、底面に防湿シート3を配し、さらに硬質発泡
プラスチツク板1の上面に有孔軟質発泡プラスチ
ツクシート4を保護材として張設したものであ
る。
硬質発泡プラスチツク板1は、好ましくはポリ
スチレンの押出発泡または型内発泡による板状体
で、密度は25〜45Kg/m3、平均気泡径は0.1〜1.0
mm、圧縮強度は2.5Kg/cm2以上のものであり、よ
り好ましくは平均気泡径が0.3〜0.7mm、圧縮強度
が3Kg/cm2以上のものである。発泡板の肉厚は20
〜40mmの範囲である。
さらに、他の硬質発泡プラスチツク板として、
ポリ塩化ビニル発泡板、高密度ポリエチレン発泡
板、硬質ポリウレタン発泡板も使用可能である。
植物性繊維板2は軟質または半硬質のものが好
ましく、とくにJISA5905に規定されるT級型
(畳グレード)が好ましい。厚さは第1図の場合
にはそれぞれ10〜15mm、第2図の場合には15〜20
mmの範囲から選ばれる。厚みが15mmあれば耐久性
は抜群である。
防湿シート3は公知のものでよく、例えばポリ
エチレンフイルム、ポリプロピレンフイルム、ポ
リ塩化ビニルフイルムなどの合成樹脂フイルム、
あるいはポリエチレンクロスとクラフト紙を貼り
合わせたものなどが用いられる。
保護材として用いられる有孔軟質発泡プラスチ
ツクシート4としては、クツシヨン性のある発泡
プラスチツクシート例えば厚み1〜4mmの高発泡
(30倍発泡)ポリエチレンシート、商品名ミナフ
オーム(酒井化学(株)製)ミラマツト(日本スチレ
ンペーパ(株)製)が用いられる。植物性繊維板の吸
放湿作用を損わないようにするために、第3図に
示すように孔5を多数設け、その孔面積は畳床表
面積の2〜20%とするのが好ましい。この孔の形
状はとわないが、強度の点からできるだけ第3図
に示すような真円とするのがよく、その直径は5
〜20mmとし、上記面積の範囲内でほぼ等間隔に設
けるのがよい。
有孔軟質発泡プラスチツクシートとしては上記
した有孔軟質発泡ポリエチレンシートのほか、同
じく多数の孔を設けた軟質塩化ビニル発泡シー
ト、軟質ポリウレタン発泡シート、あるいはそれ
らシートの畳表に面する側に補強用として紙、同
位置に孔を設けたプラスチツクフイルムを積層し
たものも使用できる。プラスチツク発泡扁平糸を
あらく織つたシートも本考案にいう有孔軟質発泡
プラスチツクシートに含まれる。
本考案の畳床は上記のように構成されているの
で、植物性繊維板2と硬質発泡プラスチツク板1
とよりなる畳床の長所すなわち軽量、衛生的、断
熱性、吸放湿性にすぐれる。従つて、本考案の畳
床を用いて製畳した畳は、畳表の下部に有孔軟質
発泡プラスチツクシート4が張設されたことによ
り、植物性繊維板の吸放湿作用を阻害することな
く、上部の植物性繊維板2が衝撃によつて割れる
ことが軽減され、踏圧感の硬い点も解消され、さ
らには植物性繊維板2が畳表と擦れることなく、
畳表の表替えも可能となつた。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図はいずれも本考案に係る畳床の
実施態様を示す部分断面図、第3図は本考案に用
いられる多数の孔を設けた有孔軟質発泡プラスチ
ツクシートの部分平面図である。 1…硬質発泡プラスチツク板、2…植物性繊維
板、3…防湿シート、4…有孔軟質発泡プラスチ
ツクシート、5…孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 硬質発泡プラスチツク板1の上部または上部
    および下部に植物性繊維板2を配し、底面に防
    湿シート3を配した畳床において、上部植物性
    繊維板2の上面に保護材として有孔軟質発泡プ
    ラスチツクシート4を張設してなる畳床。 2 有孔軟質発泡プラスチツクシート4の孔面積
    が、畳床表面積の2〜20%である実用新案登録
    請求の範囲第(1)項記載の畳床。
JP20438083U 1983-12-27 1983-12-27 畳床 Granted JPS60112532U (ja)

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JPS60112532U JPS60112532U (ja) 1985-07-30
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JP2017115562A (ja) * 2015-12-26 2017-06-29 日本特殊畳株式会社

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