JPH0363352A

JPH0363352A - 合成畳

Info

Publication number: JPH0363352A
Application number: JP19672689A
Authority: JP
Inventors: Tetsuya Nayama; 名山　鉄也
Original assignee: Nippon Petrochemicals Co Ltd
Current assignee: Eneos Corp
Priority date: 1989-07-31
Filing date: 1989-07-31
Publication date: 1991-03-19

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、畳床に圧縮回復力の良好な独立密閉空気室を
有する中空合成樹脂板の複数枚を組合わせた合成畳に関
する。

〔従来の技術〕

従来の畳は、い草等からなる畳表と薬店とから構成され
ていたが、昨今においては、米の減反による藁不足、藁
の乾燥工程が必要であったり、湿気に弱く、腐るという
問題の外に、ダニ、寄生虫等の生息、重量があって運搬
に骨が折れる等の諸事情によって、該薬店をプラスチッ
ク等に代替する機運が高まっている。

例えば発泡ポリスチレン等の発泡体を畳床として用いた
ものとしては、実公昭３８−１２６８号、実公昭３８−８９５１号、実
公昭４０−６０６：１号、実公昭４２−３９７２号、　
実公昭　４６−５８９７号、実公昭５２−１７９３６号
、実公昭５４−１８８３２号、実公昭５４−２５８４９
〜５４−２５８５４号、実公昭６３−４７５１号、実開
昭４７−４７２３号、実開昭４７−２４８１７５、実開
昭４８−８９１２７号、実開昭５０７９５８１３号公報
等の多くの提案がある。

上記発泡体と稲藁とを和み合わせたものとしては、実公
昭５４−２８２４８号、実公昭５４−３’ＺＢ２９号公
報等がある。

また、インシュレーションボード等を畳床として使用し
たものとしては、実公昭３９−３７１５３号、実公昭５
７−５２２７９号、実公昭５９〜１０２６４号、実開昭
４９−６８２２７号、実開昭５：１−４７７１５号公報
等があり、内部に多数の空洞を有する合成樹脂板を発泡
スチロールに貼合わせてなる芯材を薬店間に介在させた
もの（実開昭５３−５７６２２号）も提案されている。

あるいは段ボール等の構造体畳床として使用したものと
しては、実公昭４０−３０７６０号、実開昭５０−８６
４１７号、実開昭５２−１４３８３２号、実開昭５３−
５４５２６号、実開昭５３−１０２２２２号、実開昭５
５−２１４１７号公報等がある。

一方、畳表と畳床との間に発泡シート材からなる緩衝材
を配設したものも知られているが、この構成による合成
畳の欠点を補うために、クレープ紙等の比較的強靭な緩
衝材を畳表と畳床との間に介在させることも実開昭５４
−１０８５２５号により知られている。

上記した各種合成畳は、改善された特性を有するにも拘
らず、充分満足されるものではない。

すなわち、発泡スチロール製畳床を用いた畳では発泡ス
チロールが破損しやすいために、畳表とその直下には、
繊維板あるいは合板等を用いるか（実公昭４３−９５７
８号、実公昭４７−１３３４６号、実公昭５１−３６１
５号、実公昭５２−３７１５５号、実開昭４９−１５７
３１号公報等）、畳の周囲の畳縁の下に１字またはｃ字
型のｐｖｃ押出戒形品を当接して補強し、発泡スチロー
ル製畳床の破損、局部的な凹み等を防止（実開昭５３−
３ｆ１８１８号公報等）しているのが現状である。なお
、局部的凹みを改良するものとしては実公昭４２−４７
７１号公報等でも提案されている。

また、発泡スチロールを薬店間に介在させたものは、畳
の圧縮回復力、緩衝性が不十分であり、積層工程が複雑
であるため、その製作には工数が嵩むという問題があり
、インシュレーションボード等を畳床として使用したも
のは、剛性や断熱性に優れるものの、重い、硬い、腐る
等の問題があるばかりでなく、衝撃に弱いという欠点も
認められている。

更に、段ボール等の構造体を畳床として使用したものは
、特に平面圧縮強度、すなわち、フラットクラッシュ強
度が充分でない。

また、上記平面圧縮強度を改良するものとして、本発明
者らは、多数の中空突起を形成した合成樹脂製中芯シー
トとその両面に貼着した平坦シートとからなる独立密閉
空気室を形成した中空合成樹脂板と発泡合成樹脂板から
積層形成された畳床を提案した（実開昭６３−２７６３
６号公報）。この畳床を使用した畳は、従来の段ボール
系構造材の畳床を使用したものより格段の改良効果を有
するものの、重量家具、デープルの脚等による静的集中
荷重あるいは、落下物、人の歩行等による動的集中荷電
の繰り返しに対する性能面で、未だ充分ではないことを
認めた。

そこで、本発明者らは、更に上記の解決課題について検
討した結果、少なくとも畳表と発泡体を有する畳床とか
らなる合成管において畳表と発泡体の間に多数の中空突
起を形成した合成樹脂中芯シートの凹面または両面に平
坦シー　トを貼着してなる独立密閉空気室を形成した中
空合成樹脂板の複数枚を介在させた合成管を特願平１−
７０５７６号により提供した。

しかしながら、発泡体を有する畳床からなる合成管にお
いては、独立密閉空気室を形成した中空合成樹脂板を用
いて補強を施しても、未だ充分満足出来るフラットクラ
ッシュ強度や、静的集中荷重あるいは動的集中荷叡の繰
り返しに対する性能を得る迄には至っていないのが現状
である。

〔発明が解決しようとする課題）本発明は、前記した公知の合成管の性能面での実情に鑑
み、発泡スチロール等の発泡体の破損あるいは凹み等の
防東補強手段を必要とせず、製作が容易で、振動や衝撃
の吸収が良く、かつ集中荷重の応力分散性に優れ、畳の
圧縮回復力、緩衝性、防音、断熱性、防湿性が良く、踏
み心地、座り心地、寝心地、ソフト感等の人間工学的に
考慮した合成管を提供すると同時に、先に提供した合成
管の難点をより改良するものである。

すなわち、発泡体を有することに起因する畳床の本質的
な性能面の弱点を排除して、難点の少ない性能のよりす
ぐれた合成管を提供しようとするものである。

さらに、本発明は先に提供した合成管の過酷な使用状況
において時に発生する畳表と中空合成樹脂板表面との滑
りによるずれ、場合によりその繰り返しによる畳表の伸
び、ひいては畳表のしわの発生を未然に防止することを
解決課題とするものである。

（課題を解決するための手段）上記問題点を解決する本発明は、少なくとも畳表と畳床とからなる合成畳Ｃおいて、該畳床が多数の中空突起を形成した合成樹脂製中芯シー
トの凹面または両面に平坦シートを貼着してなる独立密
閉空気室を形成した中空合成樹脂板（Ａ）の複数枚から
なることを特徴とする合成管であり、少なくとも畳表と畳床とからなる合成管において、該畳床が多数の中空突起を形成した合成樹脂製中芯シー
トの凹面または両面に平坦シートを貼着してなる独立密
閉空気室を形成した中空合成樹脂板（Ａ）の複数枚と、
多数の中空突起を形成した合成樹脂製中芯シートの凸面
に平坦シートを貼着してなる空気流通空間を有する中空
合成樹脂板（Ｂ）の複数枚とからなることを特徴とする
合成管であり、また、少なくとも畳表と畳床とからなる合成管において
、該畳床が多数の中空突起を形成した合成樹脂製中芯シ
ートの凹面または両面に平坦シートを貼着してなる独立
密閉空気室を形成した中空合成樹脂板（＾）の複数枚を
介在させ、かつ少なくとも畳表に接する面に発泡シート
張中空合成樹脂板（Ａ）の発泡シート面を接するように
介在させたことを特徴とする合成管である。

また、さらには、少なく辷も畳表と畳床とからなる合成
管において、該畳床が多数の中空突起を形成した合成樹
脂製中芯シートの凹面または両面に平坦シートを貼着し
てなる独立密閉空気室を形成した中空合成樹脂板（Ａ）
の複数枚と、多数の中空突起を形成した合成樹脂製中芯
シートの凸面に平坦シートを貼着してなる空気流通空間
を有する中空合成樹脂板（Ｂ）の複数枚とからなり、か
つ少なくとも畳表に接する面に発泡シート張中空合成樹
脂板（Ａ）の発泡シート面を接するように介在させたこ
とを特徴とする合成管である。

また、更に好ましい態様としては畳表と発泡体との間に
介在する前記中空合成樹脂板のうち、発泡体と接触する
中空合成樹脂板（ＡまたはＢ）の少なくとも平坦シート
もしくは中芯シートが、充填材を含有する層で形成され
たことを特徴とする合成畳である。

以下本発明を図面に基いて詳述する。

第１図は、本発明の合成畳の一実施例の一部切欠拡大断
面図を示したものである。

第１図において、合成畳（１ａ）は、い草等で構成され
る畳表（２）と、第２図に示されるように多数の中空突
起（ｄ）を形成した中芯シート（ｂ）の凹面側に平坦シ
ート（ａ）を貼着してなる２層構造の独立密閉空気室を
形成した中空合成樹脂板（Ａｏ）もしくは該中２ζシー
ト（ｂ）の両面に平坦シート（ａ）　（ｃ）を貼着して
なる３層構造の独立密閉空気室を形成した中空合成樹脂
板（Ａｏ）の複数枚または上記独立密閉空気室を形成し
た中空合成樹脂板（Ａｏ）または（Ａ”）の少なくとも
１層と、多数の中空突起を形成した合成樹脂製中芯シー
ト（ｂ）の凸面に平坦シート（Ｃ）を貼着してなる空気
流通空間を有する中空合成樹脂板（Ｂ）の少なくとも１
層、必要によりクロス（６）とから構成されている。

上述の合成畳の中でも独立密閉空気室を形成した中空合
成樹脂板（＾”）の３層構造からなる複数枚で構成され
るものが、集中荷重の応力分散性が図れることから、振
動や衝撃を吸収しやすく、発泡体の破損、凹み等の防止
、耐圧縮回復力、あるいは断熱、防音、緩衝性、防湿性
が良好であり、かつ踏み心地、座り心地、寝心地、ソフ
ト感等の人間工学的にも優れるものとなり、最も好まし
い態様の１つである。

また、空気流通空間を有する中空合成樹脂板（Ｂ）を使
用した合成畳は、大幅なコストダウンが図れ、経済的に
メリットが大きく、工業的に意義があるものとなる。

第３図は、本発明の他の合成畳の一実施例の一部切欠拡
大断面図を示したものである。

第３図において、合成畳（ｌｂ）は、第１図に示される
合成畳（１ａ）に、更に多数の中空突起を形成した合成
樹脂製中芯シートの平面側または両面に平坦シートを貼
着してなる独立密閉空気室を形成した中空合成樹脂板（
＾）の少なくとも１層および／または多数の中空突起を
形成した合成樹脂製中芯シートの凸面に平坦シートを貼
着してなる空気流通空間を有する中空合成樹脂板（Ｂ）
の少なくとも１層を設けることにより、剛性を低下させ
ずに独立密閉空気室を形成した中空合成樹脂板（Ａ）層
を薄肉化し、より軽量化が図れる特徴を有する合成畳で
ある。

上記中空合成樹脂板（Ａ）または（Ｂ）の枚数は、畳床
が必要とする所望の強度や性能や使用目的により適宜重
ね合わせてよい。

該中空合成樹脂板（Ａ）または（Ｂ）の材料としては、
通例の熱可塑性合成樹脂でよく、例えば、高密度ポリエ
チレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂、ナ
イロン６、ナイロン６６、ナイロン１２等のポリアミド
系樹脂、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル
系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂等が挙げられる。

これらの中でも、安価で、剛性等を有する・という点て
ポリオレフィン系樹脂が好ましい。特にポリプロピレン
系樹脂が圧縮回復力（復元性）が良いことから最も好ま
しい。

また、前記中空合成樹脂板（ＡまたはＢ）の少なくとも
平坦シートもしくは中芯シートを、タルク、炭素カルシ
ウム、マイカ、ガラス繊維、炭素繊維等の充填材を含有
する層で形成することにより、畳の踏み心地、座り心地
、寝心地、充分なソフト感等を失わずに剛性や耐熱性等
の諸性能・つ向上を図ることができ、耐熱性を要求され
る暖房畳への応用等の種々の展開が可能となる。

更に本発明では、中空合成樹脂板の厚さ、中空突起の径
や数等を変化させることによっても圧縮回復力、断熱、
防音、緩衝性、機械的強度等を制御することができるが
、一般には、厚さは２へ−３０ｍｍ、好ましくは３〜・
２０間の範囲で選′択される。

また、中空突起の径はＳ３〜１０ｍｍφ、好ましくは、
３〜７叩φの範囲で選択される。

本発明の合成畳においては、畳表と中空合成樹脂板の平
坦シート面、場合により中空合成樹脂板（Ｂ）の平坦シ
ートを貼着してない面との間に発泡シートを介在させて
畳表と中空合成樹脂板とのずれに基因する障害をなくす
る点で特徴的である。

使用される発泡シートとしては、ポリエチレン系発泡体
、ポリプロピレン系発泡体、ポリ塩化ビニル系発泡体、
ポリウレタン系発泡体、合成ゴム系等の軟質ないしは半
硬質発泡体、場合によりポリ塩化ビニル系発泡体、ポリ
スチレン系発泡体、フェノール系等の硬質ないしは半硬
質発泡体、場合によりこれらの軟質ないしは硬質発泡体
の積層品等の複合シートを使用することもできる。

これらの発泡シートおよび複合シートは、シート同志を
貼着一体化して用いても良いし、単Ｃ積層して用いても
良いし、また中空合成樹脂板の平坦シート面と貼着して
用いても良いし、合成樹脂製中芯シートの凹面または凸
面と貼着することなく、若しくは貼着して用いることも
できる。

発泡シートの密度は、２５ｋｇ／ｍ”以上、好ましくは
３０ｋｇ／ｍ’程度のものであることが好ましく、これ
らの発泡シートの厚みは０．１〜３！ｏｍ、好ましくは
０．１〜２ｍｍ程度のものが多用される。そして発泡シ
ートの畳表と接する面の発泡体の細胞は独立であっても
連続であっても良く、場合によっては連続気泡であるこ
とによる効果を期待することもできる。本発明において
場合により使用されるクロスとしては、通例の織布もも
ちろん使用することができるが１４Ｘ１４本／インチ以
上の織り密度を有するクロスの使用が好ましい。

これらのクロスは、前記畳表、発泡シート、中空合成樹
脂板と共に畳糸により縫着−・体化させてもよいが、そ
の際にクロスとフィルムまたはシートをラミネートとし
て、またはラミネートせずに使用することも可能である
。

本発明の合成畳の通気性については縫着で生じる針穴で
充分ではあるが、更に通気性を必要とする場合には、縫
着時に縫着機に糸を付けない針を取り付けて針穴のみを
開けるなどして針穴を別途増加して設けることも可能で
ある。また接着により結合する場合は、プレス等の機械
を使用して任意の大きさと数の穴を設けることが可能で
ある。

また、本発明の合成畳の性能を損なわない範囲において
該中空合成樹脂板に、他の合成樹脂、ゴムあるいは顔料
、染料、酸化防止剤、紫外線吸収剤、架橋剤、難燃剤、
発泡剤、帯電防止剤等の通例の添加剤および防虫剤等の
薬剤等を配合しても良い。

（発明の作用効果）本発明の合成畳は、上述した構成を有することから以下
に示す作用効果を有する。

１）畳床に、中空合成樹脂板が中芯シートの中空突起と
平坦シートとで形成される多数の独立密閉空気室を有す
る中空合成樹脂板の複数枚を用いるための静的集中荷重
および動的集中荷重の荷重分散性に優れるので、従来の
コルゲート型プラスチック段ボール等からなる中空板を
使用した畳あるいは先に提案した実開昭６３−２７６３
６号公報並びに特願平１−７０５７６号公報などよりも
振動や衝撃等を良く吸収し、かつ上下方向の耐圧性が大
きいので、圧縮回復力、緩衝性、断熱性、防音性等に優
れる。

また、局部的な変形がなく、タンス、テーブルの脚等の
重量物や局部的変形による凹みがきわめて生じにくい。

２）本発明では、上記のように独立密閉空気室を多段に
有するために、歩行時の快適な踏み心地、座り心地、寝
心地、ソフト感等の人間工学的な効果に優れる。

この効果は１枚目の中空合成樹脂板の点荷重が、２枚目
の中空合成樹脂板の面荷重に変換され、以下順次この作
用が伝播されることによって効果的に達成されるものと
推察される。

３）畳床に、多数の中空突起を形成した合成樹脂製中芯
シートの片面または両面に平坦シートを貼着してなる独
立密閉空気室を形成した中空合成樹脂板（Ａ）の複数枚
と、多数の中空突起を形成した合成樹脂製中芯シートの
凸面に平坦シートを貼着してなる空気流通空間を有する
中空合成樹脂板（Ｂ）の複数枚とを用いることにより、
剛性を低下させずにコストダウンが図れるばかりでなく
、通気性が非常に良好であるという特徴を有する。

０合成畳の畳床に、独立密閉空気室を形成した中空合成
樹脂板（Ａ）の複数枚および／または多数の中空突起を
形成した合成樹脂製中芯シートの凸面に平坦シートを貼
着してなる空気流通空間を有する中空合成樹脂板ＣＢ）
の複数枚を用いることにより、剛性を低下させずに畳の
軽量化が図れる。

また、上記３）で述べた通気性の効果は更に、向上する
。

５）畳表と中空合成樹脂板の平坦シート面または中空合
成樹脂板（Ｂ）の平坦シートを貼着してない面との間に
発泡シートを介在させることにより、長期の使用におけ
る畳表と中空合成樹脂板との間のずれに基因する障害、
具体的にはずれによる畳表の伸び、波立ち、ずれによる
歩行時の不快感、重量物と畳表との一体ずれによる障害
等を容易に防止することができる。

６）畳の最下層にクロスシートを設けることにより、軽
量化による畳の上滑りを防止することができ、かつ発泡
体、中空合成樹脂板等の保護的効果を有する。

７）本発明の合成畳は、上述した構成による効果と共に
合成畳の特徴であるダニや虫か生息しないため室内衛生
が保持され、畳表のい草等の特性を損なうことなく防湿
性に優れ、かつ耐水性、耐薬品性に優れた性質を有する
ものである。

（実施例）実施例１ポリプロピレン（商品名二日石ポリプロＥ６１０Ｇ日本
石油化学■製）を用いて、直径５ｍｍφの中空突起を５
ｍｍの等間隔に設けた中芯シートの両面に上記中芯シー
トと同じポリプロピレンを用いた平坦シートを連続押出
成形により貼合してなる３層構造の独立密閉空気室を有
する中空合成樹脂板（坪量８５０ｇ／ｃｍ２、該中空合
成樹脂板の性能表を第１表に示す。）の１０枚を、畳表
として日本農林規格（ＪＡＳ）が定める１等級以上のい
草と重合し、最下層にクロスシート［商品名：０石クロ
スシート、織り密度１４ｘ　１４／インチ日本石油化学
■製］を配設して、縫糸としてＪＩＳ　Ｌ２５０５　（
ポリエステル畳糸）を用いて縦糸間隔が１０ｃｍ以下、
縦糸の針足間隔が５ｃｍ以下となるように縫着して一体
化し、長さ１８２０ｍｍＸ幅９１０ｍｍ　ｘ厚さ５５ｍ
ｍ、重さ約１５ｋｇの合成畳を製造した。この合成畳の
畳表と中空合成樹脂板の間には密度３０ｋｇ／ｍ’、厚
み０．３ｍｍのポリプロピレン発泡シートを中空合成樹
脂板に貼着して介在させた。

該合成畳を用いてＪＩＳ　Ａ　５９］３に準拠して畳を
評価した結果を第２表に示した。

（以下余白）実施例２実施例１で使用した３層構造の独立密閉空気室を有する
中空合成樹脂板（Ａ）と合成樹脂製中芯シートの凸面に
平坦シートを貼着してなる空気流通空間を有する、厚み
５１＋１０１、坪量６３０ｇ／ｍ２の中空合成樹脂板（
Ｂ）を、畳表として日本農林規格（ＪＡＳ）が定める１
等級以上のい草と、以下の順序で重合し、最下層に実施
例１で使用したクロスシートを配設して縫着一体化し、
長さ１８２０ｍｍＸ幅９１０ｍｍ　Ｘ厚さ５５ｍｍの合
成畳を製造した。

なおこの合成畳の畳表と中空合成樹脂板（Ａ＞の間には
密度３０ｋｇ／ｍ３、厚み０．３＋ｎ＋ｎのポリプロピ
レン発泡シートを介在させた。

［合成畳の構成］い草／発泡シート／Ａｌ／Ａ２／Ｂｌ／Ａ３Ｂ　２／Ｂ
　３／Ｂ　４／Ａ　４／Ｂ　５／Ａ　５／クロスシート該合成畳を用いてＪＩＳ　Ａ　５９１３に準拠して畳を
評価した結果を第２表に示した。

比較例１従来の市販の藁畳を評価した結果を第２表に示した。

第１表

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の合成畳の一実施例の一部切欠拡大断
面図を示したものである。第２図は、本発明の中空合成樹脂板の斜視図を示したも
のである。第３図は、本発明の他の合成畳の一実施例の一部切欠拡
大断面図を示したものである。笹号１　　　　：合成畳（１ａ）および（１ｂ）２　　　：
畳表３　　　　：発泡シート４．４°　：独立密閉空気室を有する中空合成樹脂板（
Ａ）５．５’　　：空気流通空間を有する中空合成樹脂板（
Ｂ）６　　　：クロスシートａ、ｃ：平坦シートｂ　　　　＝中芯シートｄ　　　：中空突起第２表

Claims

【特許請求の範囲】

（１）少なくとも畳表と畳床とからなる合成畳において
、該畳床が多数の中空突起を形成した合成樹脂製中芯シー
トの凹面または両面に平坦シートを貼着してなる独立密
閉空気室を形成した中空合成樹脂板（Ａ）の複数枚から
なることを特徴とする合成畳。
（２）少なくとも畳表と畳床とからなる合成畳におて、該畳床が多数の中空突起を形成した合成樹脂製中芯シー
トの凹面または両面に平坦シートを貼着してなる独立密
閉空気室を形成した中空合成樹脂板（Ａ）の複数枚と、
多数の中空突起を形成した合成樹脂製中芯シートの凸面
に平坦シートを貼着してなる空気流通空間を有する中空
合成樹脂板（Ｂ）の複数枚とからなることを特徴とする
合成畳。
（３）少なくとも畳表と畳床とからなる合成畳において
、該畳床が多数の中空突起を形成した合成樹脂製中芯シー
トの凹面または両面に平坦シートを貼着してなる独立密
閉空気室を形成した中空合成樹脂板（Ａ）の複数枚から
なり、かつ少なくとも畳表に接する面に発泡シート張中
空合成樹脂板（Ａ）の発泡シート面を接するように介在
させたことを特徴とする合成畳。
（４）少なくとも畳表と畳床とからなる合成畳において
、該畳床が多数の中空突起を形成した合成樹脂製中芯シー
トの凹面または両面に平坦シートを貼着してなる独立密
閉空気室を形成した中空合成樹脂板（Ａ）の複数枚と、
多数の中空突起を形成した合成樹脂製中芯シートの凸面
に平坦シートを貼着してなる空気流通空間を有する中空
合成樹脂板（Ｂ）の複数枚とからなり、かつ少なくとも
畳表に接する面に発泡シート張中空合成樹脂板（Ａ）の
発泡シート面を接するように介在させたことを特徴とす
る合成畳。
（５）前記中空合成樹脂板（ＡまたはＢ）の少なくとも
平坦シートもしくは中芯シートが、充填材を含有する層
で形成されたことを特徴とする請求項（１）〜（４）に
記載の合成畳。
（６）請求項（１）〜（５）記載の合成畳の下面に更に
クロスを重合したことを特徴とする合成畳。