JPS607165Y2 - ピ−ルアツプ性床材 - Google Patents
ピ−ルアツプ性床材Info
- Publication number
- JPS607165Y2 JPS607165Y2 JP1977018680U JP1868077U JPS607165Y2 JP S607165 Y2 JPS607165 Y2 JP S607165Y2 JP 1977018680 U JP1977018680 U JP 1977018680U JP 1868077 U JP1868077 U JP 1868077U JP S607165 Y2 JPS607165 Y2 JP S607165Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- skin layer
- base material
- flooring
- synthetic resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Floor Finish (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は建築物の内装材として使用される長尺床材に係
り、更に詳しくはクッション性を有すると共にビールア
ップ性にも優れた床材に関するものである。
り、更に詳しくはクッション性を有すると共にビールア
ップ性にも優れた床材に関するものである。
従来クッション性床材としは、アスベストシート、不織
布等の基材表面に可撓性発泡合成樹脂層を積層してなる
ものが知られていたが、この構造のクッション性床材に
おいて、クッション性を良好にするためには、あまり可
撓性発泡合成樹脂層を厚くすることはできず、厚味を薄
くしなければならなかった。
布等の基材表面に可撓性発泡合成樹脂層を積層してなる
ものが知られていたが、この構造のクッション性床材に
おいて、クッション性を良好にするためには、あまり可
撓性発泡合成樹脂層を厚くすることはできず、厚味を薄
くしなければならなかった。
すなわち、厚味を厚くすると、床材上に部分的に荷重が
かかった場合には、床材の部分的な落ち込みが大きく、
第1に歩きにくくなると共に、第2に床材表面に靴の踵
などをひっかけてしまい、床材の損傷が激しいという欠
点があった。
かかった場合には、床材の部分的な落ち込みが大きく、
第1に歩きにくくなると共に、第2に床材表面に靴の踵
などをひっかけてしまい、床材の損傷が激しいという欠
点があった。
したがってこの構造の床材におけるクッション性の改善
にはおのずと限界があった。
にはおのずと限界があった。
また、表面が損傷したり、汚れたり、或いは模様替え等
のときには、接着剤で接着しである床材を床より剥して
新たな床材を貼着しなければならないものであったが、
その際この構造の床材は、基材であるアスベストシート
や不織布が部分的に床に残ってしまい、その残物の除去
に時間のかかるものであった。
のときには、接着剤で接着しである床材を床より剥して
新たな床材を貼着しなければならないものであったが、
その際この構造の床材は、基材であるアスベストシート
や不織布が部分的に床に残ってしまい、その残物の除去
に時間のかかるものであった。
すなわちビールアップ性が悪いという欠点があった。
この従来の欠点を改善する目的で、基材表面の可撓性発
泡合成樹脂層を薄く構威し、一方基材裏面に厚味の厚い
スポンジシートを積層した構造の床材を製造し、試験し
たところ、上記従来の床材の欠点のうち、クッション性
については改良されており、部分的な落ち込みの少ない
、かつクッション性のすぐれた床材を得ることができた
。
泡合成樹脂層を薄く構威し、一方基材裏面に厚味の厚い
スポンジシートを積層した構造の床材を製造し、試験し
たところ、上記従来の床材の欠点のうち、クッション性
については改良されており、部分的な落ち込みの少ない
、かつクッション性のすぐれた床材を得ることができた
。
これは、アスベストシートや不織布の基材が、可撓性発
泡合成樹脂シートとスポンジ層の中間であって、位置的
には表面に近いところに位置しているので、部分的な荷
重がかかつても、基材全体に部分的な荷重が分散され、
部分的な落ち込みが防止されるものと考えられる。
泡合成樹脂シートとスポンジ層の中間であって、位置的
には表面に近いところに位置しているので、部分的な荷
重がかかつても、基材全体に部分的な荷重が分散され、
部分的な落ち込みが防止されるものと考えられる。
しかしながら、この改良床材であっても基材表面に積層
するスポンジシートがスキン層や表皮層を有していない
場合には床材の貼り替えのために床より剥すと、スポン
ジシートの一部が床に残り、やはりこの除去に労力のか
かるものであった。
するスポンジシートがスキン層や表皮層を有していない
場合には床材の貼り替えのために床より剥すと、スポン
ジシートの一部が床に残り、やはりこの除去に労力のか
かるものであった。
本考案は、これら従来のクッション性床材及び改良した
床材の有する欠点を改善し、クッション性が良好である
と共にビールアップ性に優れた床材を提供せんとするも
のである。
床材の有する欠点を改善し、クッション性が良好である
と共にビールアップ性に優れた床材を提供せんとするも
のである。
すなわち、本考案のビールアップ性床材はアスベストシ
ートや不織布の基材1表面に可撓性合成樹脂層2を積層
すると共に基材1裏面に、スキン層若しくは表皮層3を
少なくとも一面に有するスポンジシート4を、該スキン
層若しくは表皮層3が基材1とは反対側に位置するよう
に積層してなるものである。
ートや不織布の基材1表面に可撓性合成樹脂層2を積層
すると共に基材1裏面に、スキン層若しくは表皮層3を
少なくとも一面に有するスポンジシート4を、該スキン
層若しくは表皮層3が基材1とは反対側に位置するよう
に積層してなるものである。
本考案に使用される基材1は可撓性を有し、かつクッシ
ョン性を有するシート状材料に載置したときに、部分的
な荷重により落ち込みの少ない素材であれば何でも良い
が、例示すればアスベストシートや不織布、ゴムや合成
樹脂のシート等がある。
ョン性を有するシート状材料に載置したときに、部分的
な荷重により落ち込みの少ない素材であれば何でも良い
が、例示すればアスベストシートや不織布、ゴムや合成
樹脂のシート等がある。
基材1表面に設ける可撓性合成樹脂層2は非発泡層でも
発泡層でも良く、また非発泡層と発泡層とを含む複合層
であっても良い。
発泡層でも良く、また非発泡層と発泡層とを含む複合層
であっても良い。
更にまた可撓性合成樹脂層は架橋されたものであっても
非架橋のものであっても良い。
非架橋のものであっても良い。
可撓性合成樹脂層2に発泡層を含む場合には、この発泡
層の厚味は、基材1裏面に積層するスポンジシートより
厚味が薄い方が好ましい。
層の厚味は、基材1裏面に積層するスポンジシートより
厚味が薄い方が好ましい。
ただし、この発泡層の厚味を厚くすることは、従来のク
ッション性床材と同様の欠点が発生するからである。
ッション性床材と同様の欠点が発生するからである。
またこの可撓性合成樹脂層の表面にはプリントを施して
あっても良いし、可撓性合成樹脂層が複数層である場合
(例えば上引層と下引層とから成る場合)には、下引層
と上引層との中間にプリントを施せば、プリントは容易
に消えず好ましいものである。
あっても良いし、可撓性合成樹脂層が複数層である場合
(例えば上引層と下引層とから成る場合)には、下引層
と上引層との中間にプリントを施せば、プリントは容易
に消えず好ましいものである。
また可撓性合成樹脂層の表面には凹凸模様が付されてい
ても良いし、さらには凹凸模様とプリント模様が完全に
一致するような、いわゆるケミカルエンボスが施されて
いても良い。
ても良いし、さらには凹凸模様とプリント模様が完全に
一致するような、いわゆるケミカルエンボスが施されて
いても良い。
基材1の裏面に積層するスキン層若しくは表皮層3を少
なくとも一面に有するスポンジシートとしては、スキン
層若しくは表皮層3を有するポリ塩化樹脂ビニルシート
やポリウレタンフォームシート等の可撓性合成樹脂スポ
ンジシートが使用される。
なくとも一面に有するスポンジシートとしては、スキン
層若しくは表皮層3を有するポリ塩化樹脂ビニルシート
やポリウレタンフォームシート等の可撓性合成樹脂スポ
ンジシートが使用される。
スキン層若しくは表皮層はスポンジシートの表裏いづれ
か一面に存すれば足りる。
か一面に存すれば足りる。
スキン層若しくは表皮層がスポンジシートの片面にのみ
存在する場合は、基材裏面にはスキン層若しくは表皮層
の存在していない面を貼り合せる等して積層しなければ
ならない。
存在する場合は、基材裏面にはスキン層若しくは表皮層
の存在していない面を貼り合せる等して積層しなければ
ならない。
両面にスキン層若しくは表皮層が存在する場合にはいず
れの面を基材裏面に接するように積層しても良い。
れの面を基材裏面に接するように積層しても良い。
両面にスキン層若しくは表皮層が存在するスポンジシー
トを使用したものは、その構造が表面より、可撓性合成
樹脂層、基材、スキン層若しくは表皮層、スポンジ層ス
キン層若しくは表皮層という構造になっており基材のす
ぐ下に存するスキン層若しくは表皮層は基材と共に部分
的な荷重による落ち込みを軽減するものであり好ましい
ものであった。
トを使用したものは、その構造が表面より、可撓性合成
樹脂層、基材、スキン層若しくは表皮層、スポンジ層ス
キン層若しくは表皮層という構造になっており基材のす
ぐ下に存するスキン層若しくは表皮層は基材と共に部分
的な荷重による落ち込みを軽減するものであり好ましい
ものであった。
ここにいうスキン層若しくは表皮層とは、スポンジのセ
ル構造が非常に緻密となって層状になっているもの若し
くは、はとんどセル構造を構成せず表皮状になっている
ものをいう。
ル構造が非常に緻密となって層状になっているもの若し
くは、はとんどセル構造を構成せず表皮状になっている
ものをいう。
例えば発泡性塩化ビニルペーストを離型紙の表面に塗布
し、これを発泡させその後、この塩化ビニルスポンジシ
ートを離型紙より剥離すると、離型紙と接していた面、
及び、それとは反対側の自由発泡された面の双方には実
質的にセル構造を構成しない表皮層が形成されているも
のである。
し、これを発泡させその後、この塩化ビニルスポンジシ
ートを離型紙より剥離すると、離型紙と接していた面、
及び、それとは反対側の自由発泡された面の双方には実
質的にセル構造を構成しない表皮層が形成されているも
のである。
又、非発泡性塩化ビニル樹脂ペーストを離型紙表面に塗
布し、加熱ゲル化後、その上に発泡性塩化ビニル樹脂ペ
ーストを塗布し、加熱発泡した後離型紙より剥離するこ
とにより、積極的に非発泡層を形成しても良い。
布し、加熱ゲル化後、その上に発泡性塩化ビニル樹脂ペ
ーストを塗布し、加熱発泡した後離型紙より剥離するこ
とにより、積極的に非発泡層を形成しても良い。
基材表面に可撓性合成樹脂層を積層する方法、及び、基
材裏面にスキン層若しくは表皮層を少なくとも一面に有
するスポンジシートを積層する方法は、同じ方法を採用
することができ接着剤を使用して積層貼着しても良いし
、また基材に直接発泡性可撓性合皮樹脂組成約を塗布し
、これを発泡させる方法をとっても良い。
材裏面にスキン層若しくは表皮層を少なくとも一面に有
するスポンジシートを積層する方法は、同じ方法を採用
することができ接着剤を使用して積層貼着しても良いし
、また基材に直接発泡性可撓性合皮樹脂組成約を塗布し
、これを発泡させる方法をとっても良い。
本考案のビールアップ性床材は、基材が可撓性合成樹脂
層とスポンジシートとの中に位置しているため、部分的
な荷重による落ち込みが少ないと共に、スポンジシート
が少なくとも一面にスキン層若しくは表皮層を有してお
り、かつそのスキン層若しくは表皮層が基材とは反対側
に位置しているので、このスキン層若しくは表皮層が床
に接するように接着しても、スポンジシートの一部が床
にとられることも、その一部が床に残ることもなくビー
ルアップ性床材に優れるものである。
層とスポンジシートとの中に位置しているため、部分的
な荷重による落ち込みが少ないと共に、スポンジシート
が少なくとも一面にスキン層若しくは表皮層を有してお
り、かつそのスキン層若しくは表皮層が基材とは反対側
に位置しているので、このスキン層若しくは表皮層が床
に接するように接着しても、スポンジシートの一部が床
にとられることも、その一部が床に残ることもなくビー
ルアップ性床材に優れるものである。
第1図、第2図は各々本考案の1例を示す説明図で、図
中1は基材、2は熱可撓性合成樹脂層、3はスキン層若
しくは表皮層、4はスキン層若しくは表皮層を有するス
ポンジシートを各々示す。
中1は基材、2は熱可撓性合成樹脂層、3はスキン層若
しくは表皮層、4はスキン層若しくは表皮層を有するス
ポンジシートを各々示す。
Claims (1)
- アスベストシート、不織布等の基材表面に可撓性合成樹
脂層を積層して構成される可撓性シート状床材において
、該床材の基材表面に、スキン層若しくは表皮層を少な
くとも一面に有するスポンジシートを、該スキン層若し
くは表皮層が基材とは反対側に位置するように積層して
なるビールアップ性床材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1977018680U JPS607165Y2 (ja) | 1977-02-18 | 1977-02-18 | ピ−ルアツプ性床材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1977018680U JPS607165Y2 (ja) | 1977-02-18 | 1977-02-18 | ピ−ルアツプ性床材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS53113265U JPS53113265U (ja) | 1978-09-09 |
JPS607165Y2 true JPS607165Y2 (ja) | 1985-03-09 |
Family
ID=28846378
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1977018680U Expired JPS607165Y2 (ja) | 1977-02-18 | 1977-02-18 | ピ−ルアツプ性床材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS607165Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5628967A (en) * | 1979-08-11 | 1981-03-23 | Kohkoku Chem Ind | Laminated floor material and manufacturing method thereof |
JPS574763A (en) * | 1980-06-12 | 1982-01-11 | Aron Kasei Kk | Interior finish material and manufacture of interior finish material |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5010872A (ja) * | 1973-06-02 | 1975-02-04 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5087173U (ja) * | 1973-12-14 | 1975-07-24 | ||
JPS51137923U (ja) * | 1975-04-30 | 1976-11-08 |
-
1977
- 1977-02-18 JP JP1977018680U patent/JPS607165Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5010872A (ja) * | 1973-06-02 | 1975-02-04 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS53113265U (ja) | 1978-09-09 |
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