JPH11222951A - 防音床材用緩衝材 - Google Patents

防音床材用緩衝材

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JPH11222951A
JPH11222951A JP2448798A JP2448798A JPH11222951A JP H11222951 A JPH11222951 A JP H11222951A JP 2448798 A JP2448798 A JP 2448798A JP 2448798 A JP2448798 A JP 2448798A JP H11222951 A JPH11222951 A JP H11222951A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
polyurethane foam
cushioning material
thickness
laminated body
Prior art date
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Pending
Application number
JP2448798A
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English (en)
Inventor
Shigetaka Isoyama
重孝 磯山
Hirokazu Wakabayashi
博和 若林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Quality One Corp
Original Assignee
Toyo Quality One Corp
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Publication date
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Publication of JPH11222951A publication Critical patent/JPH11222951A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】吸音性、歩行感に優れ、コンクリートの養生が
不十分の場合でもコンクリート表面からの水のしみだし
を回避することを課題とする。 【解決手段】厚さ12μmのポリエステルフィルム1と
該フィルム1の両面に形成されたポリエチレンフィルム
2a,2bとからなる三層構造の積層フィルム3を、軟
質ポリウレタンフォームシート4,5間に介在させて積
層体とし、この積層体を加熱加圧圧縮してなることを特
徴とする防音床材用緩衝材。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、防音床材用緩衝材
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、軟質ポリウレタンフォームを加熱
圧縮させた防音床材用緩衝材がコンクリート等の上に使
用されている。こうした緩衝材は吸音性に優れていると
いう長所を有する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、その反
面、次のような問題がある。 1)コンクリートの養生が不十分な状態で緩衝材を配置す
ると、水がコンクリート表面からしみだしてくるため、
緩衝材が水を吸水してしまう。従って、緩衝材の吸音性
が低下するとともに、水が上方に移行し、衛生面等にも
問題がある。
【0004】2)単層のため、厚さや密度により歩行時に
沈み、歩行感に支障が出ることが多い。上記1)に対して
は改良案(特開平9−131819号公報)も出ている
が、この場合、床面にフィルムがくるため吸音性が悪く
なったり、歩行感も良くない。
【0005】3)ゴワゴワしたフィルムの感触も感じるた
め、触感も良くない。 本発明はこうした事情を考慮してなされたもので、厚さ
20μm以下の熱硬化性樹脂フィルムとこのフィルムの
両面に形成された熱可塑性樹脂フィルムとからなる三層
構造の積層フィルムを、多孔性シート間に介在させて積
層体とし、この積層体を加熱加圧圧縮してなる構成とす
ることにより、吸音性、歩行感、触感に優れ、かつコン
クリートの養生が不十分の場合でもコンクリート表面か
らの水のしみだしを回避し得る防音床材用緩衝材を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、厚さ20μm
以下の熱硬化性樹脂フィルムとこのフィルムの両面に形
成された熱可塑性樹脂フィルムとからなる三層構造の積
層フィルムを、多孔性シート間に介在させて積層体と
し、この積層体を加熱加圧圧縮してなることを特徴とす
る防音床材用緩衝材である。
【0007】本発明において、熱硬化性樹脂フィルムの
厚さを20μm以下とするのは、厚さが20μmを越え
ると、該フィルムの両面側が多孔性シートのためフィル
ムのゴワゴワしたつっぱり感が出るからである。なお、
前記フィルムの厚さは好ましくは10〜20μmの範囲
とする。熱硬化性樹脂フィルムとしては、特にポリエス
テルフィルムが好ましい。
【0008】本発明において、前記多孔性シートとして
は、例えば軟質ポリウレタンフォームシート、半硬質ポ
リウレタンフォームシート、ポリプロピレンシート、ポ
リエチレン長繊維,短繊維の不織布が挙げられるが、特
に軟質ポリウレタンフォームシートが好ましい。ここ
で、多孔性シートの密度、硬さ、通気性については特に
限定しないが、好ましくは複数の多孔性シートのうち少
なくとも一層は、密度は18Kg/m3 〜65Kg/m
3 程度が良い。
【0009】又、多孔性シートとして軟質ポリウレタン
フォームシートを使用する場合は、2枚とも同一のもの
を使用しても良いし、硬さ、厚さ、密度、素材などの異
なったものを使用してもよい。例えば、床面側に他面側
より硬度の大きいものを使用すると、歩行感が向上す
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例に係る防音
床材用緩衝材について図面を参照して工程順に説明す
る。 (実施例1)図1、図2を参照する。まず、厚さ12μ
mのポリエステルフィルム1の両面にポリエチレン樹脂
を夫々厚さ20μmにコーティングして、ポリエステル
フィルム1の両面にポリエチレンフィルム2a,2bが
形成された総厚52μmの三層構造の積層フィルム3を
形成した。
【0011】つづいて、厚さ5mmで密度30.8Kg
/m3 、硬さ22.1Kg/314 cm2 の第1の軟質ポ
リウレタンフォームシート4と、厚さ3mmで密度3
0.1Kg/m3 、硬さ22.1Kg/314 cm2 の第
2の軟質ポリウレタンフォームシート5間に前記積層フ
ィルム3を介在させ、積層体を形成した(図1参照)。
【0012】次に、この積層体を熱プレス機により18
5℃×60秒間加熱圧縮し、両面に夫々形状の異なる凹
凸模様6,7が形成された厚み5mmの熱圧縮ポリウレ
タンフォームシート(防音床材用緩衝材)を作製した
(図2参照)。
【0013】このようにして製造される防音床材用緩衝
材は、図2に示す如く、厚さ12μmのポリエステルフ
ィルム1とこのフィルム1の両面に形成されたポリエチ
レンフィルム2a,2bとからなる三層構造の積層フィ
ルム3を、軟質ポリウレタンフォームシート4,5間に
介在させて積層体とし、この積層体を所定の条件下で加
熱加圧圧縮してなり、両面に凹凸模様6,7を有した構
成となっている。
【0014】こうした構成の熱圧縮ポリウレタンフォー
ムシートによれば、ポリエステルフィルム1の感触はな
く、ウレタンフォーム単体品の感触が得られた。また、
積層体は強固に接着されており、ポリエステルフィルム
1の存在により、防音床材用緩衝材として使用する際、
コンクリートの養生が不十分の場合でもコンクリート表
面からの水のしみだしを回避できる。更に、熱圧縮ポリ
ウレタンフォームシートの表裏面には、凹凸模様6,7
が形成された軟質ポリウレタンフォームシート1、2が
設けられているため、吸音性、歩行感に優れていること
は勿論のことである。
【0015】(実施例2)まず、床面側の厚さ3mm、
密度30.8Kg/m3 、硬さ22.1Kg/314 cm
2 の第1の軟質ポリウレタンフォームシートと、上面側
の厚さ3mm、で密度26.1Kg/m3 、硬さ9.1
Kg/314 cm2 の第2の軟質ポリウレタンフォームシ
ートとの間に、実施例1の前記積層フィルムを介在さ
せ、積層体を形成した。次に、この積層体を熱プレス機
により185℃×60秒間加熱圧縮し、両面に夫々形状
の異なる凹凸模様が形成された厚み5mmの熱圧縮ポリ
ウレタンフォームシート(防音床材用緩衝材)を作製し
た。
【0016】実施例2に係る熱圧縮ポリウレタンフォー
ムシートによれば、実施例1と同様な効果が得られた。
なお、上記実施例では、両面に凹凸模様が形成されてい
る場合について述べたが、これに限定されず、少なくと
も片面に凹凸模様が形成されていればよい。また、各部
材の材質、厚み等の数値も上記実施例に述べたものに限
定されないことは勿論のことである。
【0017】
【発明の効果】以上詳述したように本発明の防音床材用
緩衝材によれば、厚さ20μm以下の熱硬化性樹脂フィ
ルムとこのフィルムの両面に形成された熱可塑性樹脂フ
ィルムとからなる三層構造の積層フィルムを、多孔性シ
ート間に介在させて積層体とし、この積層体を加熱加圧
圧縮してなる構成とすることにより、吸音性、歩行感、
触感に優れ、かつコンクリートの養生が不十分の場合で
もコンクリート表面からの水のしみだしを回避し得る防
音床材用緩衝材を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係る防音床材用緩衝材の製
造方法を工程順に示す断面図であり、積層体の熱圧縮前
の状態を示す。
【図2】本発明の実施例1に係る防音床材用緩衝材の製
造方法を工程順に示す断面図であり、積層体の熱圧縮後
の状態を示す。
【符号の説明】
1…ポリエステルフィルム、 2a,2b…ポリエチレンフィルム、 3…積層フィルム、 4、5…軟質ポリウレタンフォームシート、 6、7…凹凸模様。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 厚さ20μm以下の熱硬化性樹脂フィル
    ムとこのフィルムの両面に形成された熱可塑性樹脂フィ
    ルムとからなる三層構造の積層フィルムを、多孔性シー
    ト間に介在させて積層体とし、この積層体を加熱加圧圧
    縮してなることを特徴とする防音床材用緩衝材。
  2. 【請求項2】 少なくとも片面に凹凸模様を有している
    ことを特徴とする請求項1記載の防音床材用緩衝材。
JP2448798A 1998-02-05 1998-02-05 防音床材用緩衝材 Pending JPH11222951A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030025351A (ko) * 2001-09-20 2003-03-29 김민배 방진재 및 이를 이용한 건축물 시공방법
JP2020124384A (ja) * 2019-02-05 2020-08-20 アキレス株式会社 床用マットおよび脚部疲労評価方法

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