JPS5931756Y2 - 通気性スポンジレザ− - Google Patents

通気性スポンジレザ−

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Publication number
JPS5931756Y2
JPS5931756Y2 JP6683581U JP6683581U JPS5931756Y2 JP S5931756 Y2 JPS5931756 Y2 JP S5931756Y2 JP 6683581 U JP6683581 U JP 6683581U JP 6683581 U JP6683581 U JP 6683581U JP S5931756 Y2 JPS5931756 Y2 JP S5931756Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
sponge leather
leather
foamed
breathable sponge
Prior art date
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Expired
Application number
JP6683581U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS57180791U (ja
Inventor
利彦 市毛
和徳 小島
Original Assignee
ロンシール工業株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by ロンシール工業株式会社 filed Critical ロンシール工業株式会社
Priority to JP6683581U priority Critical patent/JPS5931756Y2/ja
Publication of JPS57180791U publication Critical patent/JPS57180791U/ja
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Publication of JPS5931756Y2 publication Critical patent/JPS5931756Y2/ja
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  • Synthetic Leather, Interior Materials Or Flexible Sheet Materials (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は通気性スポンジレザーに関するものであり、更
に詳しくは表面発泡層と裏打布との間に、通気孔を確実
に貫通せしめる効果をもたらす非発泡合成樹脂層を設け
た通気性スポンジレザーに関するものである。
従来、通気性スポンジレザーに関しては数多くの提案が
なされている。
最も一般的な考え方は、スポンジレザーの表面から直径
1.2〜2.5mmφ程度の細孔をパンチング機を用い
て多数穿孔する方法であるが、これは細孔の穿孔が絞模
様と一致せず、単調な外観のものしか得られず、しかも
最大の欠点として、裏打布の糸を穿孔の際に切断してし
まうので、引張強度及び伸びを著しく低下せしめるとい
う点か′あった。
また他の一般的な通気性レザーを得る提案として特公昭
46−30116号公報に記載されている方法があるが
、これは非発泡系のレザーには有効な方法であるがスポ
ンジレザーには不適であることが判明している。
スポンジレザーの場合第6図に示すように表面に非発泡
層13を設けるのが一般的で、該非発泡層は発泡層12
よりも強度的及び熱軟化性が高いので、前記方法で絞押
して行うと、表面の非発泡層13の軟化と同時にその下
面にある発泡層12も軟化しているので絞押し圧力が層
全体に波及し、非発泡層13も発泡層12も同時に押し
潰されてしまい、裏打布11まで達した突起部が抜ける
際に、押し潰された非発泡層13を再び持ち帰って、突
起部による四部15の貫通孔を閉塞する塊状物16を残
す結果となる。
本考案の通気性スポンジレザーは、これらとは全く異な
る構成によるもので、その実施の一例を図面について説
明すると表面層はスキン層のない発泡層3′であり、メ
リヤス布又は平織布などの裏打布1との間に、絞ロール
の突起部による貫通・通気孔6を確実に設ける効果をも
たらす非発泡層2を設けたものである。
この様な構成のスポンジレザーは次の手順で取得される
糊引き処理を施した裏打布1の上面に非発泡性合成樹脂
シート2及び発泡性合成樹脂シート3とを順次積層して
なる積層シートを加熱発泡せしめ次いで表面に形成した
スキン層4をスライス法又は熱ロール接触法により除去
する。
このスキン層4の存在は、通気性スポンジレザーを得る
場合、不要な存在であって、これがあると、エンボスロ
ールからのロール離れが悪くなるのみならず、赤外線ヒ
ーター等による発泡層の加熱が不均一となるので削除す
ることが不可欠となる。
この様にスキン層4を除去した発泡層3′はあたかもス
ウエード皮革の外観を呈するが、軽い僅かの加熱で軟化
し、簡単な押圧ですぐ押し潰される繊細な層となる。
しかし乍らその下側に積層されている非発泡層2は強度
的にも、熱軟化性からも発泡層3′に較べ、はるかに強
靭なので、発泡層3′が軟化する程度の加熱条件では、
若干の塑性変形を呈する程度のもので、かかる条件下で
は、エンボスロール表面の模様に一致したエンボスロー
ル例えば第1図に示す絞模様5の交叉部に突起部を持っ
た様なエンボスロールを用いて絞押しをすると、発泡層
3′は絞模様5が付されると同時に、突起部に当った部
分は押し潰され、非発泡層2には突起部の形状に応じた
貫通・通気孔6が確実に穿孔される。
本考案の通気性スポンジレザーの場合、発泡層と裏打布
間に非発泡性合成樹脂が設けられているので引張り強度
や伸び率なども通常のスポンジレザーと全く変りなく、
また、非発泡層が塑性変形を起こす程度の軽度の加熱で
絞押しが出来るので裏打布の熱劣化による強度低下も少
く硬めのバックアップゴムロールを用いる場合、殆んど
糸切れを起こさないので、強度的低下は極めて僅かであ
る。
又、本考案の通気性スポンジレザーは、塩化ビニル樹脂
は勿論の事、EVAなどの他の熱可塑性合成樹脂にも適
用でき、また、発泡層も独立気泡構造、連続気泡構造の
いずれでも応用が出来る構成である。
また本考案による通気性スポンジレザーの後加工として
、表面処理や、絞模様部に保護層を設けるなどの加工を
行うことは任意に行われる手段であって本考案の範囲を
逸脱する手段ではない。
本考案の通気性スポンジレザーは2cc/cm2/se
c以上の通気性を有するので自動車のメインシート用被
覆材として極めて好適な他、家具用などの分野にも適し
ている。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案スポンジレザーの実施の一例を示すもので
、第1図は斜視図、第2図は2−2線に沿える断面図、
第3図乃至第5図は製造過程の断面図、第6図及び第7
図は従来例の断面図であり、図中1は裏打布、2は非発
泡性合成樹脂シート、3は発泡性合成樹脂シート、3′
は発泡層、4はスキン層、5は絞模様、6は貫通・通気
孔である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 表面にスキン層を有さない合成樹脂発泡層の裏面に、非
    発泡の合成樹脂シートと裏打布とを有し、発泡層の表面
    絞模様に合った貫通・通気孔を発泡層の上面から裏打布
    まで達するように設けてなる通気性スポンジレザー
JP6683581U 1981-05-09 1981-05-09 通気性スポンジレザ− Expired JPS5931756Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP6683581U JPS5931756Y2 (ja) 1981-05-09 1981-05-09 通気性スポンジレザ−

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Publication Number Publication Date
JPS57180791U JPS57180791U (ja) 1982-11-16
JPS5931756Y2 true JPS5931756Y2 (ja) 1984-09-07

Family

ID=29862858

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