JPH034270Y2 - - Google Patents

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JPH034270Y2
JPH034270Y2 JP1984053754U JP5375484U JPH034270Y2 JP H034270 Y2 JPH034270 Y2 JP H034270Y2 JP 1984053754 U JP1984053754 U JP 1984053754U JP 5375484 U JP5375484 U JP 5375484U JP H034270 Y2 JPH034270 Y2 JP H034270Y2
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mat
sheets
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JP1984053754U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、多数の突起(凹凸形状)を有し人体
に対する指圧作用を有する健康マツト、特に該突
起に高硬度をもたせ、かつ耐久性に富み、なおか
つマツト全体の通気性をも確保した健康マツトに
関する。
近年、健康マツトとして、軟質のクツシヨン性
材料(たとえばポリウレタンフオームシート)だ
けからなる単なるクツシヨン体に代り、より硬質
の材料(たとえばポリエチレン等)を芯体として
用い、これによつてマツト全体の強度向上に寄与
させるとともに、クツシヨン体および芯体の両者
にともに突起を形成させ、指圧作用を高めるよう
にしたものが出廻りつつある。
従来のこの種の芯体を内包する健康マツトは、
芯体とその両面側に積層される二つのクツシヨン
体とをそれぞれ別個に成形しておき、その後、貼
合わせて一体化することにより構成されているも
のであつた。
そのため、内包される芯体にあらかじめ特定形
状が形成されていることにより、貼合わせ工程に
難点を有し、必らずしも良好な密着状態が得られ
ず、所望の指圧効果が期待し得ないという問題点
を有していた。
一方、クツシヨン体と芯体とを貼合わせ工程に
よらないで製造したマツトも提案されており、こ
の場合には例えば2枚のポリウレタンフオームシ
ート間に熱可塑性プラスチツク(ポリエチレン
等)シートあるいはフイルム状物を介在させ、そ
の後加熱成型し、ポリウレタンフオームシートお
よびプラスチツクシート両者に凹凸形状を付与し
たものである。しかしながらこの場合であつて
も、プラスチツクシートの凹凸形状に基づく硬度
により指圧効果は優れているものの、マツト全体
の通気性がプラスチツクシートにより阻害され、
長期間の使用に伴う身体からの発汗の吸収には対
応しきれないという欠点を有していた。
本考案者らは、かかる上述の問題点を解決すべ
く検討を行ない、ポリウレタンフオームシート間
に芯体を介在させ、ポリウレタンフオームシート
および芯体に凹凸形状を付与した健康マツトとす
る場合に、その芯体として熱可塑性合成繊維の短
繊維をラテツクスバインダーにて処理したウエブ
様シートとヤシ等の植物の繊維をラテツクスバイ
ンダーにて処理したウエブ様シートを用いたとこ
ろ、加熱成型により凹凸付与段階で、該ウエブ様
シートが凹凸形状を持ちながら硬化され、それが
指圧効果を発揮し得る程度の硬度を有するととも
に、繊維ウエブのためマツト全体の通気性が確保
され、極めて良好な健康マツトとなることを新規
に見出し、本考案を完成させたのである。
すなわち本考案は、ポリウレタンフオームシー
ト間に芯体を介在させてなる積層物を加熱加圧成
型し、シート及び芯体に凹凸形状を設けたポリウ
レタンフオームマツトにおいて、該ポリウレタン
フオームマツトのポリウレタンフオームシート間
に、芯体として熱可塑性合成繊維の短繊維をラテ
ツクスバインダーにて処理したウエブ様シート
(以下合繊ウエブ様シートと称す)とヤシ等の植
物の繊維をラテツクスバインダーにて処理したウ
エブ様シート(以下植物繊維ウエブ様シートと称
す)を介在させた高硬度健康マツトに関するもの
である。
本考案における合繊ウエブ様シートは、熱可塑
性プラスチツクシートとは異なり、10デニール前
後のポリプロピレン、ポリエステル等の比較的太
い合成繊維の短繊維がラテツクスバインダーによ
つて交絡接着され板状に成型されているもので、
通気性を有するウエブ状のものである。
また植物繊維ウエブ様シートは、ヤシ等の植物
の単繊維を同様にラテツクスバインダーによつて
交絡接着せしめ板状に成型した通気性を有するウ
エブ状のものである。
この様な植物繊維ウエブ様シートとしては、例
えば市販のパームロツク等が挙げられる。このパ
ームロツクは通気性や適度の硬度を有するため単
独で病院のベツドの下敷等に用いられているもの
である。
合繊ウエブ様シートとしては、例えば市販の土
木工事に使用する土砂流出防止用のサンドマツト
等が挙げられ、これらのものを例えば厚み5〜
10m/m程度のシート状として用いることができ
る。そしてこれらのものは熱圧成形により賦形さ
れ硬度が増し、しかも成形後も通気性を有し、さ
らには繊維がラテツクスバインダーによる処理の
ため、ポリウレタンフオームとの接着性も良好で
あることが判明した。
以下に本考案を図面にて更に詳細に説明する。
第1図は本考案に係る高硬度健康マツトの縦断
面を示したものである。
健康マツト1は、ポリウレタンフオームシート
2,3およびそのポリウレタンフオームシート間
に介在する熱可塑性合成樹脂繊維の短繊維をラテ
ツクスバインダーにて処理したウエブ5とヤシ等
の植物の繊維をラテツクスバインダーにて処理し
たウエブ50よりなつている。そして該マツト1
は加熱成型によりポリウレタンフオームシート及
びウエブに凹凸形状が付与され、ポリウレタンシ
ートの凸部6および凹部7、ならびにウエブの凸
部8および凹部9の形状を有している。
この場合、ポリウレタンフオームシート間に介
在するウエブ5,50は、加熱成型時に熱圧され
硬化し、それぞれ凸部8および凹部9は指圧効果
を発揮し得る程度の高硬度を有することとなる。
したがつて、マツト1を使用する段階では、ポリ
ウレタンフオームシート2の凸部でクツシヨン性
を発揮し、その下層に存在するウエブの凸部8の
複数個所で身体を点支持することとなり、指圧効
果が発揮されるのである。
なお、マツト1はこのまま布等により包囲し使
用することもできるが、マツト表面の美感確保の
ため、ポリウレタンフオームシート2の上面に伸
縮性を有し、かつ耐熱性のある生地15(例えば
エステル/レーヨンの丸編パイル)を積層し、加
熱成型し、表面生地のあるマツトを得ることも可
能である。かかる変形例を第2図に示す。
またマツト1のポリウレタンフオームシート間
に介在させるウエブ5,50は、マツト全面に存
在させる必要はなく、例えばマツト周縁部10を
ポリウレタンフオームシートのみとすることもで
きる。したがつてウエブ5の存在しない周縁部1
0では柔軟性が確保されており、縫製による縁の
仕上げも可能とされている。
またマツト1の内部に介在させるウエブ5,5
0は、第3図に示すように上下逆でもよく、また
第4図に示すようにウエブ5,50間にポリウレ
タンフオームシート100を介在させてもよいも
のである。
次に本考案の高硬度健康マツトの製造方法につ
いて一例をもつて説明する。
まず、第5図に図示するように、特定の凹凸形
状を有する下部金型12および上部金型13より
なる金型11に上下ポリウレタンフオームシート
でウエブを挾持した積層物14を入れ、加熱、加
圧し成型を行なう。
この場合の金型11中に入れる積層物14を第
6図に示す。
積層物14は、上面ポリウレタンフオームシー
ト2および下面ポリウレタンフオームシート3に
よりウエブ5,50が挾持され、その周縁部10
にはウエブ5,50を存在させないようにしてあ
る。またこの積層物14は上面ポリウレタンフオ
ームシート2の上に更に耐熱伸縮性を有する生地
を積層させることも可能である。
積層物14は金型11中で加熱加圧成型される
のであるが、この場合の成型条件は、例えば温度
180〜250℃、圧力30〜80Kg/cm2、時間3〜5分間
程度である。
かくして成型された後、金型より積層物を取り
出すことにより、マツト全体に凹凸形状の付与さ
れた高硬度健康マツト1が製造されることとな
る。
本考案の健康マツトは、ポリウレタンフオーム
シート間に熱可塑性合成繊維の短繊維をラテツク
スバインダーにて処理したウエブ様シートとヤシ
等の植物の繊維をラテツクスバインダー処理した
ウエブ様シートを介在させたことにより、そのウ
エブ様シートの凹凸形状により、優れた指圧効果
が発揮されるものである。加えて、ウエブ様シー
トの存在により硬度確保がなされるため、ウレタ
ンの使用量を少なくすることができ、更にウエブ
様シート自体がラテツクスバインダーにて処理さ
れているためポリウレタンフオーム層への接着性
が確保され、なんら接着剤を使用する必要がない
ものとなつている。特に、従来の芯体をポリウレ
タンフオームシートで挾持するにあたつては通常
相接する面に接着剤を塗布する必要があり、製造
上での煩雑さがあつたが、本考案のマツトにおい
てはかかる工程を全く必要とせず、工程の簡略化
が図れるという利点を有している。
さらに、ポリウレタンフオームシート間に介在
させるウエブ様シートは、繊維質のため熱圧成形
された後にあつても通気性を兼ね備えることがで
きるものである。この通気性を有する点は、従来
の熱可塑性プラスチツクシートを芯体として使用
したマツトには認められないものであつて、した
がつて長期間の使用による身体からの発汗の吸収
が容易となる点で特に優れたものであるといえ
る。
また本考案の健康マツトは、合繊ウエブ様シー
トと植物繊維ウエブ様シートを用いるため、同じ
硬度を有する様に植物繊維ウエブ様シートを単独
でウレタンフオームシート間へ介在させたマツト
に比して可撓性に優れ、割れる様なことがなく極
めて耐久性に富むものである。
また本考案の健康マツトは、単に寝具パツドと
してのみならず、これに類する健康器具、例えば
足踏みシート、背当てパツド、腰当てパツド、
枕、靴中敷等に応用することもまた可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の高硬度健康マツトの一例を示
した図、第2図、第3図、第4図はそれぞれ別の
変形例を示した図、第5図、第6図はその製造方
法に係るものを示した図である。 1……マツト、2,3……ポリウレタンフオー
ムシート、5……合繊ウエブ様シート、11……
金型、14……積層物、50……植物繊維ウエブ
様シート。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ポリウレタンフオームシート間に芯体を介在さ
    せてなる積層物を加熱加圧成型し、シート及び芯
    体に凹凸形状を設けたポリウレタンフオームマツ
    トにおいて、 該ポリウレタンフオームマツトのポリウレタン
    フオームシート間に、芯体として熱可塑性合成繊
    維の短繊維をラテツクスバインダーにて処理した
    ウエブ様シートとヤシ等の植物の繊維をラテツク
    スバインダーにて処理したウエブ様シートを介在
    させたことを特徴とする高硬度健康マツト。
JP5375484U 1984-04-12 1984-04-12 高硬度健康マツト Granted JPS60166338U (ja)

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JP5375484U JPS60166338U (ja) 1984-04-12 1984-04-12 高硬度健康マツト

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JP5375484U JPS60166338U (ja) 1984-04-12 1984-04-12 高硬度健康マツト

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JPS60166338U JPS60166338U (ja) 1985-11-05
JPH034270Y2 true JPH034270Y2 (ja) 1991-02-04

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS57834U (ja) * 1980-05-31 1982-01-05

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6038991Y2 (ja) * 1981-02-13 1985-11-21 株式会社 センヨウ マツト
JPS57134040U (ja) * 1981-02-17 1982-08-20

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS57834U (ja) * 1980-05-31 1982-01-05

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