JPH039728Y2 - - Google Patents

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JPH039728Y2
JPH039728Y2 JP1986085384U JP8538486U JPH039728Y2 JP H039728 Y2 JPH039728 Y2 JP H039728Y2 JP 1986085384 U JP1986085384 U JP 1986085384U JP 8538486 U JP8538486 U JP 8538486U JP H039728 Y2 JPH039728 Y2 JP H039728Y2
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foam
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は指圧作用、温灸作用及びイオン静電治
療作用に優れた効果を発揮できる健康ふとん用芯
材に関する。
〔従来の技術〕
健康ふとん用芯材として、突起を設け、該突起
により指圧効果を発揮させるようにしたものは従
来から多く用いられている。最近、指圧効果とイ
オン治療効果を併有させるようにした寝具や(実
公昭57−45886号)、指圧効果と温灸効果を併有さ
せるようにした健康パツドも提案された(実公昭
61−9638号)。
前者は軟質ウレタンフオーム等の熱可塑性合成
樹脂、フオームとイオン発生用導電シートとの積
層体を雄型と雌型からなる熱プレスによつて加熱
圧縮成形し、積層体の表面に多数の独立した凸部
を形成してなり、この寝具をイオン発生器に接続
することにより寝具内の導電シートに電圧が印加
され、該シートに負イオンが発生し、この負イオ
ンを人体に作用させるようにしたものである。ま
た後者は上下2枚のフオームシートの間に発熱線
を介在させ、これらの積層体を上記と同様な熱プ
レスによつて加熱圧縮成形し、表面に多数の凸部
を形成してなり、発熱線から発生する熱を人体に
及ぼすようにしたものである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら前者にあつては、凸部間に形成さ
れる空間内にイオン層を形成し、身体を支える頂
部を除いた部分にイオン層を及ぼすようにしたも
のであるため、凸部により指圧作用を与えている
部分に局部的なイオン静電治療作用を及ぼすこと
ができず、治療効果において未だ不充分であると
いう欠点があつた。
また後者にあつては、発熱線は凸部間の平面部
に位置して設けられ、フオームシートの空所から
熱を放散するように構成してあるので、凸部によ
り指圧作用を与えている部分に局部的な温灸作用
を及ぼすことができず、同様に治療効果において
不充分さがあり改善の余地があつた。
本考案は上記の点に鑑みなされたもので、指圧
作用に優れると共に指圧部分への局部的な温灸及
びイオン治療作用を及ぼすことができる健康ふと
ん用芯材を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案の健康ふとん用芯材は熱可塑性樹脂フオ
ームからなり、指圧作用を行なうに必要な強度を
有する多数の凸部を備えると共に該凸部の頂部に
透孔を設けてなる凹凸状フオーム層と、イオン発
生板及び発熱体を備えてなる電床とから構成され
ることを特徴とするものである。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基き説明する。
本考案の健康ふとん用芯材は第1図に示すよう
に、多数の凸部1を形成した凹凸状フオーム層2
と、該層2の下部に設けた電床3とから構成され
る。凸部1は指圧機能を有するもので、従つて指
圧作用を行なうに必要な強度を有している。凹凸
状フオーム層2は熱可塑性樹脂フオームからなり
上記強度を保有できるものであれば、上記フオー
ムを加熱圧縮成形して製造したものでもよく、或
いは強度向上のため強度の大きな他の材料をフオ
ーム内部に埋入したものでもよい。後者の例とし
ては、第2図に示すように、ポリウレタンフオー
ム4内部に、合成繊維の短繊維をラテツクスバイ
ンダーにて処理したウエブ様シート5とヤシ等の
植物の繊維をラテツクスバインダーにて処理した
ウエブ様シート6を介在させてなるものが好まし
い。この場合の製造方法の一例を示すと、まず第
3図に図示するように上面ポリウレタンフオーム
7と下面ポリウレタンフオーム8との間にウエブ
様シート5及び6を重ね合せて挾持し、積層物を
作る。次に該積層物を、凹凸面を有する雄型9及
び雌型10からなる金型の間に入れ、加熱、加圧
し成型を行なう。成型条件は温度180〜250℃圧力
30〜80Kg/cm2、時間3〜5分である。
かくして成型された後、金型より積層物を取り
出すことにより、多数の凸部1が付与された凹凸
状フオーム層2が製造される。
上記フオーム層2は内部にウエブ様シート5及
び6が埋入されているから強度が大きく、その凹
凸面上に人が横臥しても凸部1が潰れることはな
く、凸部形状を保持できる強度を有しており、従
つて充分な指圧効果を発揮できる。フオーム層2
を形成する熱可塑性樹脂フオームとしては可撓
性、クツシヨン性を有するものであればいかなる
ものでもよく、従つてポリウレタンフオームに限
定されず、それ以外にポリ塩化ビニルフオーム、
ポリエチレンフオーム等も可能である。
上記フオーム層2の各凸部1の頂部には透孔1
1が設けられる。この透孔11の大きさは、凸部
1の数や大きさによつても異なるが、一般的には
5〜8mmφが好ましい。また上記フオーム層2の
凸部間に多数の貫通孔12が設けられる。この貫
通孔12の大きさは特に限定されず、比較的大き
な穴を設けても或いは小径の穴を多数設けてもよ
く、また上記透孔11より大きくても、小さくて
もよい。またその数も任意である。
第1図、第2図に示す実施例においては、凸部
間が平坦に形成されているが、この凸部間に更に
凸面が設けられていてもよい。従つて、貫通孔1
2は平坦面のみならず、凸面に形成されていても
よい。
電床3はイオン発生板13と発熱体14とから
なり、これらはプラグを有するリード線15と電
気的に接続される。この電床3はイオン発生板1
3によりイオン静電気の高圧電界を形成させ、ま
た発熱体14により芯材全体を加熱する働きがあ
り、人体にイオン及び熱を供給、伝達する機能を
有するものである。
イオン発生板13は、通常のイオン発生器に用
いられるものと同様のものを使用でき、また、発
熱体14はニクロム線、シース線等の線状のもの
を蛇行状に張りめぐらして面状に構成したもの
や、面状発熱体、例えばカーボンブラツク等の導
電性粒子を合成樹脂やゴム等の高分子組成物に混
入した導電性物質やカーボンにビニルモノマーを
グラフト重合してなる導電性物質をそれ自体でフ
イルム状に構成したり、或いはその導電性物質を
編布、織布、不織布等の耐熱性基布に塗布や含浸
等の手段によりフイルム状に形成したもの等が使
用できる。
上記の如く構成される本考案芯材を健康ふとん
に適用するに当つては通常寝心地を良くするた
め、クツシヨン層や身体沈み込み防止層等の目的
に応じた種々の材質層が芯材の上下両位置に配さ
れる。例えば本考案芯材を用いた健康ふとんの一
例を示す、第4図、第5図において、本考案芯材
16の上面には凹凸状フオーム層2に接して上部
綿層17が積層され、また下面には電床3に接し
て圧縮綿層18が積層され、更に該圧縮綿層18
の下面には下部綿層19が積層される。これらの
積層体を側地20で被包することにより健康ふと
ん21が製造される。
上部綿層17を凹凸状フオーム層2上に積層し
たとき凸部1によつて両者間に空隙部22が形成
される。上部綿層17は適度な柔軟性と吸湿性を
付与するもので、例えば、木綿繊維、羊毛繊維等
の吸湿性繊維の単独又はこれら吸湿性繊維とポリ
エステル綿或いはポリプロピレン綿との混合綿か
ら形成される。該綿層17は通常のふとんに用い
られる綿と同程度の密度を有している。
圧縮綿層18は断熱効果を有すると共に、上記
フオーム層2と協働して身体沈み込み防止効果即
ち整体効果を発揮するもので、材料としては、植
物繊維又は合成繊維をフエルト状に圧縮して高密
度にシート状に形成したものが使用される。
下部綿層19は適度な柔軟性を付与するための
もので、通常密度の木綿等が用いられる。側地2
0としては通常の綿布が用いられる。
上記の如く構成される健康ふとん上に人が横臥
したとき、凹凸状フオーム層の凸部1の働きで指
圧作用が行なわれ、血行の促進効果が生じる。特
に、凹凸状フオーム層2として熱可塑性樹脂フオ
ーム内部にウエブ様シート5及び6を埋入したも
のを用いた場合は凸部1における強度が大である
ため変形等の虞れがなく、充分な指圧効果を発揮
でき、またウエブ様シート5,6は繊維質のため
熱圧成形された後にあつても通気性を失なうこと
がなく、従つて身体からの発汗の吸収が容易であ
る。
また、イオン発生板13及び発熱体14の電源
を投入するとイオン発生板によつてイオン静電気
の高圧電界が形成され、凸部1内にイオン層が生
成し、このイオン層は凸部透孔11及び上部綿層
17を通して身体に作用し、身体全体のみならず
指圧部分にも局部的にイオン静電治療効果が発揮
され、血行促進、肩こり解消、血液のアルカリ性
化等の効果が得られる。
更に発熱体14によつてふとん内部全体が温め
られるが凸部1には透孔11が設けられているの
で発熱体14から発生する遠赤外線は凸部1内を
通り、且つ透孔11及び上部綿層17を通つて身
体に及ぼされ、従つて身体を全体的に温めるのみ
ならず、指圧部分をも局部的に温めることがで
き、温灸、温熱効果が発揮され、血行促進等の効
果が得られる。特に凸部1内では遠赤外線によつ
て加熱された空気の対流が起こるので透孔11を
通して熱が集中的に指圧部分に供給され、優れた
温灸、温熱効果が発揮される。
上記したイオン及び熱はフオーム層2の貫通孔
12からも、そこを通して身体に及ぼされるの
で、イオン治療効果及び温灸、温熱効果は上記指
圧部分以外にも全身的に行なわれる。このように
フオーム層2に貫通孔12を設けることにより、
イオン及び熱の供給、伝達を良好且つ能率的に行
なえる利点がある。
上部綿層17と凹凸状フオーム層2との間に空
隙部22が形成されるが、このように構成するこ
とにより、通気性が良好になると共に、空気層の
存在によつて断熱保温性が得られるという利点が
ある。
上部綿層17は凸部1が身体に過激な圧迫を与
えないよう指圧作用を程よく、心地よく行なう働
きを持つており、また上下部2つの綿層17,1
9によつて寝具としての適度なクツシヨン性が与
えられる。更に剛性のある圧縮綿層18及び凹凸
状フオーム層2によつて身体が不自然に沈み込む
ことがなく、背筋が真直ぐ伸びて快適な安眠を得
ることができる。
フオーム層2の上部には上記の如く綿層17を
設ける代りに、第6図に示すように不織布シート
23を設けてもよい。この場合、イオン及び熱の
供給、伝達を良好ならしめるため上記シート23
には抜穴24を設けることが望ましく、更に該抜
穴24を設けるに当つては、少なくとも、凸部の
透孔11と対応した位置に抜穴24が設けられる
ようにすることが望ましい。
〔考案の効果〕 本考案は凹凸状フオーム層とイオン発生板と発
熱体とを備えて構成されるから、指圧効果とイオ
ン静電治療効果と温灸、温熱効果とを同時に発揮
することができ、非常に多機能に富んだ芯材であ
る。
しかも凹凸状フオーム層の凸部の頂部に透孔を
設けたから、身体全体にイオン及び熱を供給、伝
達する以外に、凸部の透孔を通して指圧部分に局
部的にイオンと熱の供給、伝達を行なうことが可
能である。従つて、指圧作用によつて血行循環を
良好ならしめている箇所に更にイオンと熱が局部
的、集中的に及ぼされるため血行循環は加速度的
に促進され、大きな治療効果を得ることができ
る。
従つて本考案芯材を健康ふとんの芯材として用
いたときは健康増進を図れて極めて有益なもので
ある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
本考案芯材の縦断面図、第2図は凹凸状フオーム
層の一例を示す要部縦断面図、第3図は凹凸状フ
オーム層の製造方法を示す説明図、第4図は本考
案芯材を用いた健康ふとんの一例を示す一部切欠
斜視図、第5図は第4図の−線要部縦断面
図、第6図は他の構成例における要部縦断面図で
ある。 1……凸部、2……凹凸状フオーム層、3……
電床、11……透孔、13……イオン発生板、1
4……発熱体。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 熱可塑性樹脂フオームからなり、指圧作用を
    行なうに必要な強度を有する多数の凸部を備え
    ると共に該凸部の頂部に透孔を設けてなる凹凸
    状フオーム層と、イオン発生板及び発熱体を備
    えてなる電床とから構成されることを特徴とす
    る健康ふとん用芯材。 (2) 凹凸状フオーム層の凸部間に貫通孔を設けた
    実用新案登録請求の範囲第1項記載の健康ふと
    ん用芯材。 (3) 凹凸状フオーム層は熱可塑性樹脂フオーム内
    部に、合成繊維の短繊維をラテツクスバインダ
    ーにて処理したウエブ様シートとヤシ等の植物
    の繊維をラテツクスバインダーにて処理したウ
    エブ様シートを埋入してなるものである実用新
    案登録請求の範囲第1項記載の健康ふとん用芯
    材。
JP1986085384U 1986-06-06 1986-06-06 Expired JPH039728Y2 (ja)

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