JPH0342939Y2 - - Google Patents

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JPH0342939Y2
JPH0342939Y2 JP14122586U JP14122586U JPH0342939Y2 JP H0342939 Y2 JPH0342939 Y2 JP H0342939Y2 JP 14122586 U JP14122586 U JP 14122586U JP 14122586 U JP14122586 U JP 14122586U JP H0342939 Y2 JPH0342939 Y2 JP H0342939Y2
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  • Bedding Items (AREA)
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  • Radiation-Therapy Devices (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は指圧効果や整体効果等を有する三層構
造ふとんに遠赤外線放射する面状発熱体を配設さ
せ、温熱効果、暖房効果等の具備されたふとんに
関するものである。
〔従来の技術〕
非可視領域の特に波長の長い遠赤外線即ち遠赤
外線は、人体への熱線吸収度が高く、血行促進、
各種筋肉疲労の緩解等の優れた温熱治療効果を有
している。従来より見受けられる遠赤外線を放射
する発熱体が組み込まれたふとんは、第5図に示
すごとく、平板状のやや剛性を有する支持体Bの
上方に、足元から胸部に至る位置にカーボン等の
電気抵抗体を絶縁性を有するビニールシート等で
覆つてなるほぼ矩形状の大面積を有する面状発熱
体Aを載置し、当該面状発熱体Aの上に平板状の
化繊わた、発泡ウレタン等から成る薄手のクツシ
ヨン体Cが載置され、該支持体A、該面状態発熱
体B、該クツシヨン体Cを積層し外装側地Dで覆
われたものである。
〔考案が解決しようする課題〕
前記した従来の遠赤外線を放射する面状発熱体
の組み込まれたふとんは、広面積を有する面状発
熱体がビニールシート等で覆われている故に通気
性がなく、就寝中ふとんと当接する人体の部位か
ら発生する湿気・汗が抜け難く、使用者に不快感
を与えることも多く、当該ふとんが使い込まれて
行く中にクツシヨン体の弾性が減少すると共に一
層湿気・汗が抜け難く、ふとんに水分が残留した
ままであつたり、カビ・臭いの発生する場合もあ
つた。また、当該ふとんは総体が薄手構成となつ
ており寝心地に硬さを感ずるとともに就寝中の治
療効果としては温熱効果のみが得られるものであ
つた。また足元から胸部迄覆うべく大寸法の発熱
体からなり、発熱に要する電力も多大なものを要
求されるものでつた。
本考案は指圧治療効果や整体治療効果などを有
する三層構造ふとんの構成部材の形状を利用し、
通気性を損なうことなく低電力にて人体に遠赤外
線による温熱効果、暖房効果を与え、寝心地の良
い、寝ながらにして健康を得ることができると共
に医学的治療効果の得られるふとんを提供するこ
とを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
前述した問題点は、平板状の合成樹脂発泡材か
らなる弾性復元力を有する底部層と、ふとんの巾
方向にほぼ平行して連続する波状部が上面に成形
された合成樹脂発泡材からなり且つ圧縮荷重負荷
に対する対抗性を有する中間層と、多数の山状の
凸部と多数の逆山状の凹部が上面に形成された合
成樹脂発泡材からなり且つ弾性復元力を有する上
部層が積層された三層構造体と、該三層構造体の
上面に長手方向をふとんの巾方向にほぼ平行にさ
せ且つ前記中間層波状部の凹部に相当する位置に
略短冊状の複数枚の遠赤外線放射する面状発熱体
を配設させ、前記三層構造体及び前記発熱体を外
装側地で覆つてなることを特徴とする遠赤外線放
射三層構造ふとんによつて解決される。
〔実施例〕
以下、図面に基づいて本考案の構成について説
明する。
第1図は本考案による遠赤外線放射三層構造ふ
とん1の実施例を示す一部切欠斜視図である。三
層構造体2は、平板状の発泡ポリウレタン等の合
成樹脂発泡材からなり弾性復元力を有し睡眠の妨
げとなる外界の振動を吸収する等の目的を有する
底部層3と、ふとんの巾方向にほぼ平行して凸部
4aの凹部4bが繰り返し連続する波状部が上面
に成形された発泡ポリエチレン等の合成樹脂発泡
材からなり且つ圧縮荷重負荷に対する対抗性を有
する中間層4と、上面が多数の山状の凸部5aと
多数の逆山状の凹部5bが形成された発泡ポリウ
レタン等の合成樹脂発泡材からなる弾性復元力を
有する上部層5が積層された三層構造体である。
中間4はやや剛性を有する波状体であり、仰臥す
る人体Mの体重を堅固に支持するもので、尻部、
背部等部分的に重量の多い部位を過度に沈み込ま
せることなく正しい寝姿勢を与えるものであり、
日中に於いて無理な姿勢から生ずる背骨の歪み等
を整え(整体効果)、腰痛等の障害を緩解或いは
治癒する効果を有している。また上部層5は、中
間層4(特に凸部4a部)による体重指示を柔ら
げると共に、上部層5の多数の凸起5aが人体皮
膚表面を押圧する効果(指圧効果)が得られる。
尚6はネツト体であり三層構造体2に対し体重支
持強度の劣化等を防ぎ長期間の安定使用に寄与す
るもである。
以上説明した三層構造体2の上面には、長手方
向をふとん1の巾方向にほぼ平行にした略短冊状
の複数の遠赤外線放射する面状発熱体7を、前記
中間層4の凹部4bの上方に相当する位置に例え
ば足元部に、腰部に、肩部に或いは遠赤外線照射
が有効となり得る他の部位に対し適宜に複数枚配
設されるものである。面状発熱体7は、通常得ら
れるカーボン微粒子の電気抵抗体、或いは箔状の
銅合金電気抵抗体に遠赤外線放射塗膜等施こされ
たもの等を合成樹脂シート等で絶縁被覆したもの
が通常であるが、特に発熱体自身が自己温度調節
機能特性即ち発熱体が或る温度に昇温するに従い
電気抵抗値も増加し且つ電流値が減少し、発熱体
が一定温度に保持される性質を有する面状発熱
体、例えばグラフアイト等のカーボン微細片と高
分子ポリマーよりなる有機発熱体であれば、第3
図に示す如く実際測定例によると、発熱体は自動
的に50℃程度の一定温度に保たれると共に自己温
度調節機能特性を有しない発熱体と比較し電気消
費ワツト数も50%以下であり、温度調節器或いは
異常昇温度防止スイツチ等の制御部品は不要であ
り且つ省エネルギー化されるものである。
また、面状発熱体7による遠赤外線放射は人体
仰臥側即ち上面に向かつて多くなされることが効
率的であり、第4図に示す如く遠赤外線を反射す
べくアルミ箔或いはアルミ蒸着樹脂シート等の遠
赤外線放射体12を面状発熱体7の下面に添設さ
せることで下方へ放射される遠赤外線を上方へ放
射させることができ加えて面状発熱体7の作動に
於いては一層低電力化できるものである。
また、例えば可撓性の織布の表面にカーボン混
入の良導体を塗布したイオン電床帯8を例えば足
元部に於いて面状発熱体7に添設し、高電圧のマ
イナス電荷をイオン電床帯8に与えれば人体が酸
性化するを防止し、腰痛、肩こり、不眠症等に治
療効果を有する陰電位療法を睡眠中になすことが
できるものである。
上記の面状発熱体7及びイオン電床帯8には、
電源回路、タイマ回路、陰電位低発生回路等を内
包する制御装置13から接続コード14、接続コ
ネクタ15、配線コード16を介して制御電源が
供給される。
面状発熱体7及びイオン電床帯8は、接着時の
貼着手段或いは図示しないが紐状体や止め具によ
る係止手段にて三層構造2の上層に敷設させても
良いが、第2図に示す如く、可撓性・通気性を有
する材料、例えば織布或いは不織布等によつて袋
状に形成された包体9で三層構造体2を包み、中
間層4の凹部4bの上方に相当する位置に面状発
熱体7を包体9に貼着、縫着等の手段或いは面状
発熱体7の配設位置に面状発熱体7の大きさに相
当する袋部を包体9に形成させ該袋部に面状発熱
体7を挿入する等の方法で配設させても良い。
第1図及び第2図に於いて10は外装側地で、
三層構造体2、面状発熱体7、イオン電床帯8、
包体9等を覆い美装を呈すものである。
尚、本考案のふとん1はベツド等で使用する際
は一体形で良いが、和室で使用する場合等に於い
てはふとん1の長手方向をほぼ3分割し3つ折で
きる様にすれば、収納・運搬に便利なものとな
る。
〔考案の作用及び効果〕
以上、説明した如く本考案のふとん1に人体M
が仰臥し、コネクター14を連結し、制御装置1
3に電源を投入し所望の操作を開止させると、面
状発熱体7に通電され遠赤外線を人体Mに照射し
温熱効果、暖房効果等を発揮し、イオン電床帯8
に陰電位が加わり人体Mに陰電位荷電され陰電位
治療効果を発揮し、さらに三層構造体2の独特構
造により指圧効果と整体効果等が与えられるもの
である。
略短冊状の面状発熱体7が、三層構造体2の上
面に且つ中間層4の凹部4bに相対応して配設さ
れているので、面状発熱体7は人体Mによる体圧
を受けぬ故に面状発熱体7自身に荷重が加わらず
長期間連続使用しても損傷を受けず長寿命となる
と共に、人体Mの皮膚面と面状発熱体7とは密着
状態となり得ず然も適宜な空間、即ち上部層の凹
部5bの凹空間並びに中間層凹部4b凹空間或い
は第2図に示す如き上部層5を中間層4の表面形
状に沿つて積層した際に生ずる空間11等によ
り、面状発熱体7の周囲は空間が多く存在し従つ
て通気性が良好であり、第5図に記載のふとんの
如き湿気・汗が抜け難く或いは水分が残留したま
まであつたり或いはカビ・臭いの発生する欠点も
完全に解消されるものである。
また、本考案に於いては略短冊状の小面積を有
する面状発熱体7が複数枚足元部、腰部、肩部、
その他所望の位置に配設され、最も疲労の蓄積し
易い足元部と腰部に遠赤外線効果及び冬期の暖房
効果等を得ることができ、更に他の部位、例えば
肩部であれば肩こり等の緩解及び冬期に於ける肩
口の寒感の解消等が得られ、小面積の発熱体によ
り、無駄なく省電力にて遠赤外線照射を行なうこ
とができ、第5図従来例記載の如き大電力を要す
ることが解消されるものである。特に自己温度調
節機能性を有する面状発熱体に於いては、一層の
省電力化が可能であると共に、火災・低温やけど
等も生じ難く加えて温度制御部品の省略が可能と
なるものである。また第4図に示す如く面状発熱
体7の下面に遠赤外線放射体12を添設させるこ
とで一層の省電力化がなされるものである。
また、包体9に面状発熱体7を配設すれば、三
層構造体2と面状発熱体7は分離されており、ふ
とん製造に際しても或いは将来に於ける保守点検
に際しても組み立て・交換等が容易に行なえるも
のである。
また、本考案は独特の構造を有する三層構造体
2で構成されている故に上部層5から指圧効果が
与えられると共に体圧が分散されて良好なクツシ
ヨン性が得られ、中間層からは尻部・背等を沈み
込むことなく適度な堅固さで体重を支え正しい寝
姿勢が得られると共に、底部層からは外界の振動
伝達を防止し適度な弾性を当考案のふとん1に与
え、第5図実施例の如き寝心地に硬さを感じさせ
ることもないものである。
以上述べた如く、本考案による遠赤外線放射三
層構造ふとんによれば、通気性を損なうことなく
小電力にて人体に遠赤外線を照射し、血行促進、
各種筋肉疲労等を解消する温熱効果、人体が酸性
化するを防止し、腰痛・肩こり・不眠症等に治療
効果を有する陰電位療法を付加できると共に、指
圧効果・整体効果等が得られ、それらの個々の効
果或いは2つ以上の効果の重畳による相乗効果に
よつては一層有効に、睡眠中に1日の疲れを除去
し、疾患部を治癒し、健康な身体を創出できるも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す一部切欠斜視
図、第2図は本考案の一実施例の部分拡大断面
図、第3図は面状遠赤外線発熱体の温度曲線並び
に消費電力を自己温度調節機能特性を有するもの
及び自己温度調節機能特性のないものに於いて比
較した測定例であり、第4図は発熱体の一実施例
を示す断面図、第5図は従来の面状発熱体の組み
込まれたふとんの一例を示す横断面図である。 1……遠赤外線放射三層構造ふとん、2……3
層構造体、3……底部層、4……中間層、5……
上部層、7……面状発熱体、8……イオン電床
帯、9……包体、10……外装側地、12……遠
赤外線反射体、13……制御装置。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 平板状の合成樹脂発泡材からなる弾性復元力
    を有する底部層と、ふとんの巾方向にほぼ平行
    して連続する波状部が上面に成形された合成樹
    脂発泡材からなり、且つ圧縮荷重負荷に対する
    対抗性を有する中間層と、多数の山状の凸部と
    多数の逆山状の凹部が上面に形成された合成樹
    脂発泡材からなり且つ弾性復元力を有する上部
    層が積層された三層構造体と、該三層構造体の
    上面に長手方向をふとんの巾方向にほぼ平行に
    させ且つ前記中間層波状部の凹部に相当する位
    置に略短冊状の複数枚の遠赤外線放射する面状
    発熱体を配設させ、前記三層構造体及び前記発
    熱体を外装側地で覆つてなることを特徴とする
    遠赤外線放射三層構造ふとん。 (2) 三層構造体を内包する可撓性及び通気性を有
    する包体に面状発熱体が配設されたことを特徴
    とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の遠
    赤外線放射三層構造ふとん。 (3) 面状発熱体が炭素微細片と高分子ポリマーを
    混合させた自己温度調節機能特性を有する面状
    発熱体であることを特徴とする実用新案登録請
    求の範囲第1項又は第2項記載の遠赤外線放射
    三層構造ふとん。 (4) 面状発熱体の下面に遠赤外線反射体を添設さ
    せたことを特徴とする実用新案登録請求の範囲
    第1項又は第2項又は第3項記載の遠赤外線放
    射三層構造ふとん。 (5) 仰臥人体の足元部、腰部、肩部に相当する位
    置の中に、少なくとも1ケ所以上に面状発熱体
    を配したことを特徴とする実用新案登録請求の
    範囲第1項又は第2項又は第3項又は第4項記
    載の遠赤外線放射三層構造ふとん。
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