JPH0352534Y2 - - Google Patents

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JPH0352534Y2
JPH0352534Y2 JP448387U JP448387U JPH0352534Y2 JP H0352534 Y2 JPH0352534 Y2 JP H0352534Y2 JP 448387 U JP448387 U JP 448387U JP 448387 U JP448387 U JP 448387U JP H0352534 Y2 JPH0352534 Y2 JP H0352534Y2
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heating element
futon
planar heating
nap room
synthetic resin
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  • Mattresses And Other Support Structures For Chairs And Beds (AREA)
  • Radiation-Therapy Devices (AREA)
  • Finger-Pressure Massage (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、トラツク等の自動車に於いて利用さ
れる仮眠室用ふとんに係り、当該ふとんが指圧効
果や整体効果等を有する三層構造体からなり且つ
当該ふとんに遠赤外線放射する面状発熱体を発設
させ、温熱効果、暖房効果等の具備されたふとん
に関するものである。
[従来の技術] 長距離輸送トラツク等では、運転者その他乗務
員への仮眠、休息に対する配慮から通常運転席背
後に仮眠室を設け、該仮眠室に仮眠室用ふとんを
配置している。
従来の仮眠室用ふとんは、仮眠室床面に相当し
た寸法のふとんわた若しくは、発泡ポリウレタン
フオーム等からなる平板状の充填物を外装測地で
覆つてなるものであつた。
[考案が解決しようとする問題点] 前述した従来の自動車の仮眠室用ふとんは、そ
の充填物がふとん綿若しくは発泡ポリウレタンフ
オーム等である故に、当該ふとんが使い込まれて
行く中にその充填物の弾性が減少し寝心地が悪化
するとともに、ふとんと当接する人体の部位から
発生する湿気、汗が抜け難く、ふとんに水分が残
留したままであつたり、カビ、臭いの発生する場
合もあり、その為に業々時折日干しをする必要が
あつた。
また、前述した従来のふとん自身に強制暖房手
段は具備されておらず、それ故に冬期間に於いて
は仮眠室の室温が低下するにつれて床内も冷え易
く、満足した仮眠、休息を使用者に与えることが
困難であつた。そして、仮眠室の室温の低下を防
ぐために自動車エンジンをアイドリング状態に稼
働し、自動車に備わるヒーターを作動させること
がなされるものであるが、この場合に於いては当
然乍らガソリン、軽油等の燃料の浪費を伴うもの
である。
本考案は、指圧治療効果やや整体治療効果など
を有する三層構造ふとんの構成部材の形状を利用
し、弾性、通気性を損なうことなく、自動車電源
を利用して低電力にて人体に遠赤外線による温熱
効果、暖房効果を与え、寝心地の良い、迅速な疲
労回復が得られる仮眠室用ふとんを提供すること
を目的とするものである。
[問題点を解決するための手段] 前述した問題点は、平板状の合成樹脂発泡材か
らなる弾性復元力を有する底部層と、ふとんの幅
方向にほぼ平行して連続する波状の凹凸部が上面
に成形された合成樹脂発泡材からなり且つ圧縮荷
重負荷に対する対抗性を有する中間層と、多数の
山状の凸部と多数の逆山状の凹部が上面に形成さ
れた合成樹脂発泡材からなり且つ弾性復元力を有
する上部層が積層された自動車の仮眠室に設置可
能な横幅及び長さを有する三層構造体からなるふ
とんに対し、前記中間層の上面に長手方向をふと
んの幅方向にほぼ平行にさせ且つ前記中間層波状
部の凹部に相当する位置に略短冊状の複数枚の遠
赤外線放射する面状発熱体を配設させ、前記中間
層凹部には前記面状発熱体を支持する支持体を介
装させ、前記面状発熱体の上部に位置する前記上
部層には複数個の通気孔を穿設させるとともに、
前記面状発熱体には自動車の電源供給用ソケツト
と係合するプラグを接続してなることを特徴とす
る自動車の仮眠室用温熱ふとんによつて解決され
るものである。
[実施例] 以下、実施例に基づいて本考案の構成を詳述す
る。
第1図は、本考案による自動車の仮眠室用温熱
ふとん1を、自動車15の仮眠室16に設置した
一実施例を示す概略断面図である。
第2図は本考案による遠赤外線放射三層構造ふ
とん1の実施例を示す一部切欠斜視図である。自
動車15の仮眠室16に設置可能な横幅及び長さ
からなる三層構造体2は、平板状の発泡ポリウレ
タン等の合成樹脂発泡材からなり弾性復元力を有
し睡眠の妨げとなる外界の振動を吸収する等の目
的を有する底部層3と、ふとんの幅方向にほぼ平
行して凸部4aと凹部4bが繰り返し連続する波
状部が上面に形成された発泡ポリエチレン等の合
成樹脂発泡材からなり且つ圧縮荷重荷に対する対
抗性を有する中間層4と、上面が多数の山状の凸
部5aと多数の逆山状の凹部5bが形成された発
泡ポリウレタン等の合成樹脂発泡材からなる弾性
復元力を有する上部層5とが積層されてなるもの
である。
中間層4はやや剛性を有する波状体であり、仰
臥する人体Mの体重を堅固に支持するもので、尻
部、背部等部分的に重量の多い部位を過度に沈み
込ませることなく正しい寝姿勢を与えるものであ
り、自動車運転等に於ける無理な姿勢から生ずる
背骨の歪み等を整え(整体効果)、腰痛等の障害
を暖解或いは治瘉する効果を有している。また上
部層5は、通気性を有し且つ中間層4(特に凸部
4a部)による体重支持を柔らげるとともに、上
部層5の多数の凸起5aが人体皮膚表面を押圧す
る効果(指圧効果)が得られる。
尚、6はネツト体であり三層構造体2に対し体
重支持強度の劣化等を防ぎ長期間の安定使用に寄
与するものである。
そして、前記中間層4の上面には、長手方向を
ふとん1の幅方向にほぼ平行にした略短冊状の複
数の遠赤外線放射する面状発熱体7を、前記中間
層4の凹部4bの上方に相当する位置に例えば足
元部に、腰部に、肩部に或いは遠赤外線照射が有
効となり得る他の部位に対し適宜に複数枚配設さ
れるものである。
さらに、中間層4の凹部4bには面状発熱体7
を支持すべく、支持体8を介装する。支持体8
は、例えばやや硬めの発泡ポリウレタン等の材料
からなり、耐熱性を有するとともに上方から加わ
る外力による面状発熱体7の極端な変形或いは折
曲損傷等を防止するものである。そして、面状発
熱体7による温熱を迅速にふとん1上面に伝える
べく、面状発熱体7の上部に位置する上部層5に
は、通気孔5cが複数個穿設されるものである。
面状発熱体7は、通常得られるカーボン微粒子
の電気抵抗体、或いは箔状の銅合金電気抵抗体に
遠赤外線放射塗膜等施されたもの等を合成樹脂シ
ート等で絶縁被覆したものが通常であるが、特に
発熱体自身が自己温度調節機能特性即ち発熱体が
或る温度に昇温するに従い電気抵抗値も増加し且
つ電流値が減少し、発熱体が一定温度に保持され
る性質を有する面状発熱体、例えばグラフアイト
等のカーボン微細片と高分子ポリマーよりなる有
機発熱体であれば、第4図に示す如く実際測定例
によると、発熱体は自動的に50℃程度の一定温度
に保たれるとともに、自己温度調節機能特性を有
しない発熱体と比較し電気消費ワツト数も50%以
下であり、温度調節器或いは異常温度防止スイツ
チ等の制御部品は不要であり且つ省エネルギー化
されるものである。
また、面状発熱体7による遠赤外線照射は人体
仰臥側即ち上面に向かつて多くなされることが効
率的であり、第5図に示す如く遠赤外線を反射す
べくアルミ箔あるいはアルミ蒸着樹脂シート等の
遠赤外線反射体7aを面状発熱体7の下面に添設
させることで下方へ放射される遠赤外線を上方へ
放射させることができ加えて面状発熱体7の作動
に於いては一層低電力化できるものである。
然して面状発熱体7には自動車電源が接続され
る。第1図及び第2図の実施例に於いては、自動
車15に既に設けられている電源供給用のソケツ
ト14にプラグ13を差し込むことにより、接続
コード11、「強−中−弱−切」等の熱量制御を
なす中間スイツチ12、配線コード10を介して
面状発熱体7に自動車電源が供給されるものであ
る。
第2図及び第3図に於いて9は外装側地で、三
層構造体2、面状発熱体7を覆い美装を呈するも
のである。
尚、本考案のふとん1は、ふとん1の長手方向
を複数分割、例えば第2図に示す如くほぼ3分割
し3つ折できる様にすれば、仮眠室16への収
納、搬出等に便利なものとなる。
[考案の作用及び効果] 以上、説明した如く本考案のふとん1を自動車
内の仮眠室に設置し、ふとん1に人体Mが仰臥
し、プラグ13をソケツト14に接続し、中間ス
イツチ12により所望の操作を開始させると、面
状発熱体7に自動車電源が通電され遠赤外線を人
体Mに照射し温熱効果、暖房効果等を発揮し、さ
らに三層構造体2の独特構造により指圧効果と整
体効果等が人体Mに与えられるものである。
面状発熱体7の上部の通気孔5cにより、面状
発熱体7の発熱は迅速に人体に伝わるものであ
り、さらに面状発熱体7の下面に支持体8が介装
されているので、面状発熱体7は上方からの外力
に充分に耐久し得るものとなる。そして、人体M
の皮膚面と面状発熱体7には、通気性と凹凸を有
する上部層5が存在する故に、本考案のふとん1
は、通気性が良好であり、前述した従来の仮眠室
用のふとんの如き湿気・汗が抜け難く或いは水分
が残留したままであつたり或いはカビ、臭いの発
生する欠点も完全に解消され、業々日干し等せず
とも清潔さを維持できるものである。
また、本考案に於いては略短冊状の小面積を有
する面状発熱体7が複数枚足元部、腰部、肩部、
その他所望の位置に配設され、最も疲労の蓄積し
易い足元部と腰部に遠赤外線効果及び冬期の暖房
効果等を得ることができ、更に他の部位、例えば
肩部であれば肩こり等の暖解及び冬期に於ける肩
口の寒感の解消等が得られ、小面積の発熱体によ
り無駄なく小電力にて遠赤外線照射を行なうこと
ができ、エンジン停止時に於いて自動車電源であ
る蓄電池の消費は僅少で済むのである。
また、本考案は独特の構造を有する三層構造体
2で構成されている故に長期間使用しても適度な
弾性は失われず、さらに上部層5から指圧効果が
与えられるとともに体圧が分散されて良好なクツ
シヨン性が得られ、中間層からは尻部、背部等を
過度に沈み込ませることなく適度な堅固さで体重
を支え正しい寝姿勢が得られるとともに、底部層
からは外界の振動伝達を防止し適度な弾性を当考
案のふとん1に与え、運転等による背骨の疲れを
除去し、快適な寝心地を人体Mに与えることがで
きるものである。
以上述べた如く、本考案による自動車の仮眠室
用温熱ふとんによれば、長期間の使用によつても
適度な弾性、通気性を損なうことなく、さらに仮
眠室の暖房或いは自動車エンジン稼働を要せず
に、自動車の蓄電池電源を利用して小電力にて床
内の暖房効果が迅速に得られるとともに、人体に
遠赤外線を照射し、血行促進、各種筋肉疲労等を
解消す温熱効果、さらには指圧効果・整体効果等
が得られ、それらの個々の効果或いは2つ以上の
効果の重畳による相乗効果によつては一層有効
に、運転等による人体の疲労を迅速に回復するこ
とができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による自動車の仮眠室用温熱ふ
とんを自動車内に設置した一実施例を示す概略断
面図、第2図は本考案の一実施例を示す一部切欠
斜視図、第3図は本考案の一実施例の部分拡大断
面図、第4図は面状遠赤外線発熱体の温度曲線並
びに消費電力を自己温度調節機能特性を有するも
の及び自己温度調節機能特性のないものに於いて
比較した測定例であり、第5図は発熱体の一実施
例を示す断面図である。 1……遠赤外線放射三層構造ふとん、2……三
層構造体、3……底部層、4……中間層、5……
上部層、5c……通気孔、7……面状発熱体、7
a……遠赤外線反射体、8……支持体、9……外
装側地、11……接続コード、13……プラグ、
14……ソケツト、16……仮眠室。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 平板状の合成樹脂発泡材からなる弾性復元力
    を有する底部層と、ふとんの幅方向にほぼ平行
    して連続する波状の凹凸部が上面に成形された
    合成樹脂発泡材からなり且つ圧縮荷重負荷に対
    する対抗性を有する中間層と、多数の山状の凸
    部と多数の逆山状の凹部が上面に形成された合
    成樹脂発泡材からなり且つ弾性復元力を有する
    上部層が積層された自動車の仮眠室に設置可能
    な横幅及び長さを有する三層構造体からなるふ
    とんに対し、前記中間層の上面に長手方向をふ
    とんの幅方向にほぼ平行にさせ且つ前記中間層
    波状部の凹部に相当する位置に略短冊状の複数
    枚の遠赤外線放射する面状発熱体を配設させ、
    前記中間層凹部には前記面状発熱体を支持する
    支持体を介装させ、前記面状発熱体の上部に位
    置する前記上部層には複数個の通気孔を穿設さ
    せるとともに、前記面状発熱体には自動車の電
    源供給用ソケツトと係合するプラグを接続して
    なることを特徴とする自動車の仮眠室用温熱ふ
    とん。 (2) 面状発熱体が炭素微細片と高分子ポリマーを
    混合させた自己温度調節機能特性を有する面状
    発熱体であることを特徴とする実用新案登録請
    求の範囲第1項記載の自動車の仮眠室用温熱ふ
    とん。 (3) 面状発熱体の下面に遠赤外線反射体を添設さ
    せたことを特徴とする実用新案登録請求の範囲
    第1項又は第2項記載の自動車の仮眠室用温熱
    ふとん。 (4) 仰臥人体の足元部、腰部、肩部に相当する位
    置の中に、少なくとも1ケ所以上に面状発熱体
    を配したことを特徴とする実用新案登録請求の
    範囲第1項又は第2項又は第3項記載の自動車
    の仮眠室用温熱ふとん。
JP448387U 1987-01-16 1987-01-16 Expired JPH0352534Y2 (ja)

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JPS63114663U JPS63114663U (ja) 1988-07-23
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008041354A (ja) * 2006-08-03 2008-02-21 Matsushita Electric Ind Co Ltd 高分子発熱体

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JP2008041354A (ja) * 2006-08-03 2008-02-21 Matsushita Electric Ind Co Ltd 高分子発熱体

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