JP2603356Y2 - ベッド - Google Patents

ベッド

Info

Publication number
JP2603356Y2
JP2603356Y2 JP1993039521U JP3952193U JP2603356Y2 JP 2603356 Y2 JP2603356 Y2 JP 2603356Y2 JP 1993039521 U JP1993039521 U JP 1993039521U JP 3952193 U JP3952193 U JP 3952193U JP 2603356 Y2 JP2603356 Y2 JP 2603356Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bed
heat storage
heating element
storage material
heat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1993039521U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH079154U (ja
Inventor
眞 西村
Original Assignee
眞 西村
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 眞 西村 filed Critical 眞 西村
Priority to JP1993039521U priority Critical patent/JP2603356Y2/ja
Publication of JPH079154U publication Critical patent/JPH079154U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2603356Y2 publication Critical patent/JP2603356Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Invalid Beds And Related Equipment (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はベッド、さらに詳細には
寝部を温暖に保つベッドに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ベッドは、睡眠をとるための就寝
用、急病人や負傷者を運ぶための救急用、車両の下部に
簡易に出入りするための作業用等の様々な用途に適応し
うるものが知られており、各々の用途に応じた種々の機
構を備えるものが存在する。例えば、就寝用としては、
スポンジ等の弾性材料に金属性スプリングを埋入して構
成したクッションを備えるベッドが知られ、救急用とし
ては、スポンジ等の弾性材料のみで構成したクッション
を板体上に配し、その下部のキャスター等の移動手段や
該板体を床面に対し上下動させる昇降手段を設けた脚部
を備えるベッドが知られており、また作業用としては、
板体の下部に単にキャスター等の移動手段を備えるベッ
ドが知られている。
【0003】しかしながら、この従来のベッド、特に救
急用ベッドや作業用ベッドは、夜間や冬場など寒気にさ
らされる室外や広い工場内で主に使用されるにもかかわ
らず、ベッド自体が前記寒気に対する暖房手段を備えて
いない。
【0004】そこで、救急用ベッドの使用時には、該救
急用ベッドにより運ばれる急病人や負傷者の体を毛布で
包んだり、作業用ベッドの使用時には、室外においては
該作業用ベッドを使用する作業者が厚着をするなど、ま
た広い工場内においては周囲に設ける暖房器具を増した
りして寒気を軽減している。
【0005】しかしながら、救急用ベッド使用時の急病
人や負傷者の体を毛布で包んで運ぶ方法では、負傷者が
全身火傷や多量出血で体温が急激に下がり、その体温を
保持することが難しく、まして負傷者の体が雨や雪など
で濡れている場合には負傷者の体力を消耗させ、それが
原因で死亡することもある。また作業用ベッド使用時の
作業者が厚着をする方法では、身動きが悪くなり事故の
原因になるという欠点があり、暖房器具を増す方法で
は、光熱費が大幅に増加するだけでなく、実際に工場内
の温度を上げた場合にはシンナー、ガソリン等の可燃物
に引火するなどの事故を引き起こす恐れが増倍するとい
った問題がある。
【0006】さらに、前記作業用ベッドにより車両の下
部に入り込んで作業を行なう場合には、電動式修理工具
や作業灯など種々の電気器具を使用することが多く、こ
れらに電気を供給するためには遠所の電源から複数の延
長コード等を引かなければならず、これが作業用ベッド
の邪魔になるという欠点がある。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、この従来の
技術の欠点を解決せんとしたものであり、その目的は夜
間や冬場など寒気の下でのベッドの使用に際して、使用
者が厚着をする必要もなく、また周囲の暖房器具を増す
必要もなく、寝部に横になる使用者の体を温めることが
できるベッド、及びベッド周囲で使用する電気器具のた
めに電源を備えたベッドを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記の目的に
鑑みてなされたものであり、その要旨は通電用の導電性
金属箔体及び/又は導電性ペーストを備えた炭素繊維含
有面状発熱シートの少なくとも一部に、磁石材料を備え
てなる面状発熱体と、軽合金のプレートを木材及び/又
は高分子材と張り合わせてなる蓄熱材、金属粉を前記高
分子材と混ぜ合わせてプレートに形成してなる蓄熱材、
布地に金属をメッキ蒸着させてなる蓄熱材、並びに布地
にセラミックの粉を接着又は塗布してなる蓄熱材からな
る群より選択される、該面状発熱体が発する熱を蓄える
蓄熱材とを寝部に備えたことを特徴とするベッドにあ
る。
【0009】本考案の他の要旨は、前記面状発熱体に電
源を取得した、コンセントを更に備えたことを特徴とす
る前記ベッドにある。
【0010】本発明のベッドに備えられる面状発熱体と
しては安定な温度特性及び機械的強度の点より、通電
用の導電性金属箔体及び/又は導電性ペーストを備えた
炭素繊維含有面状発熱シートの少なくとも一部に、磁石
材料を備えてなる面状発熱体を用いる
【0011】また前記蓄熱材は、金属類、アルミニウム
などの軽合金のプレートを、木材やポリエチレン、ポリ
プロピレン、ポリエステル、エンビなどの高分子材と張
り合わせて構成することができる他、金属粉を高分子材
と混ぜ合わせてプレートに形成することもでき、さらに
布地にアルミニウムなどの金属をメッキ蒸着させたり、
セラミックなどの粉をスクリーン印刷などの方法で接着
したり塗布して形成することもできる。
【0012】
【作用】本考案のベッドは、面状発熱体によって熱を発
生させ、該熱を蓄熱材に蓄えることにより、寝部を温暖
に保つよう作用する。前記面状発熱体に電源を取得した
コンセントを備えることにより、ベッド周囲で使用する
複数の電気器具に纏めて電気を供給するよう作用する。
【0013】
【実施例】以下、本考案の実施例を添付図面を参照して
説明するが、本考案はこれに限定されるものではない。
【0014】図1は、自動車修理等に使用する作業用ベ
ッド10を示したもので、図1(a)はその全体斜視図
であり、図1(b)は図1(a)の矢線1−1に沿う断
面図である。
【0015】作業用ベッド10は、図1(a)に図示す
るように、温暖に保持可能な寝部11に、該ベッド10
を方向自在に移動させうるキャスター12を配設して構
成する。
【0016】寝部11は、寝部基板を兼ねた蓄熱板13
をバケットシート状に形成しており、該蓄熱板13の上
部にクッション板14を載置し、下部に着脱可能に発熱
シート15を貼着している。該蓄熱板13は(図1
(b)参照)、木板13aとアルミ板13bとを張り合
わせたもので、前記発熱シート15が発する熱を蓄える
ことにより、該寝部11を温暖に保つことができる。ま
た発熱シート15は、電気エネルギーを得るための電気
コード15aを備えているが、電気エネルギーを得るた
めの手段としては電池等を用いることもでき、発した熱
を蓄熱板13が十分に蓄熱した場合には、取り外して使
用することもできる。
【0017】図2は、自動車修理等に使用する他の作業
用ベッド20を示したもので、図2(a)はその全体斜
視図であり、図2(b)は図2(a)の矢線2−2に沿
う断面図である。
【0018】図2(a)に示す作業用ベッド20は、前
記作業用ベッド10と同様に、温暖に保持可能な寝部2
1に、該ベッド20を方向自在に移動させうるキャスタ
ー22を配設して構成する。
【0019】寝部21は、頭当接部に枕24を設け、内
部に蓄熱板23と、発熱シート25とを埋設しており
(図2(b)参照)、また側部に電気エネルギーを得る
ための電気コード25aと、前記発熱シート25に電源
を取得したコンセント26とを備えている。該作業用ベ
ッド20は、発熱シート25が発する熱を、蓄熱板23
が蓄えることにより、該寝部21を温暖に保つことがで
きる。なお、寝部21には、発熱シート25の発熱のO
N、OFF、及び温度調整をするスイッチ(図示せず)
を設けることもできる。
【0020】図3は、急病人や負傷者を運ぶための救急
用ベッド30を示した全体斜視図である。該救急用ベッ
ド30は、温暖に保持可能な寝部31に、該ベッド30
を方向自在に移動させうるキャスター32を備えた脚部
34を配設して構成する。
【0021】寝部31は、前記作業用ベッド20の寝部
21と同様に(図2(b)参照)、内部に蓄熱板と、発
熱シートとを埋設しており、また側部に取り外し可能な
電気コードと、前記発熱シートに電源を取得したコンセ
ントとを備えている(図示せず)。脚部34を寝部31
の下部に折り畳み収納可能に設けており、該救急用ベッ
ド30を救急車等の車両へスムーズに運び入れることが
できる。
【0022】他の救急用ベッドとしては、寝部基板とし
ての蓄熱板43の下部に、電源用プラグ45aを備えた
発熱シート45を一体に設けて構成した救急用ベッド4
0とすることもできる(図4参照)。この救急用ベッド
を使用する場合には、予め発熱シート45に電気コード
(図示せず)を介して電気エネルギーを供給し、該発熱
シート45によって発生する熱を蓄熱板43に蓄えお
く、こうすることによって、蓄熱板43からなる寝部基
板を温暖に保つことができる。
【0023】また図5に図示するように、救急車の車内
等において、蓄熱材を含む板状の寝部51を、面状発熱
体55を備えた脚台54に載置して構成する救急用ベッ
ド50にすることもできる。救急用ベッド50では、該
面状発熱体55は車両に備えられたバッテリーから電気
エネルギーを得ることにより熱を発し、この熱を寝部5
1の蓄熱材に蓄える。
【0024】救急用ベッド30、40、50は、急病人
や負傷者を運ぶ際に、発熱シートや面状発熱体の発熱を
中断しても、蓄熱板または蓄熱材によって寝部を温暖に
保持することができる。
【0025】
【考案の効果】本考案のベッドでは、寝部に備えた面状
発熱体が熱を発し、蓄熱材がこの熱を蓄えることによ
り、該寝部を温暖に保ち、寝部に横になる使用者の体を
温めることができる。また前記面状発熱体に電源を取得
する、コンセントを備えることにより、該ベッド周囲で
使用する複数の電気器具に纏めて電気を供給することが
でき、無用に存在する複数のコードを最小限にとどめる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のベッドの実施例を示す概略図である。
【図2】本考案のベッドの他の実施例を示す概略図であ
る。
【図3】本考案のベッドの他の実施例を示す概略図であ
る。
【図4】本考案のベッドの他の実施例を示す概略図であ
る。
【図5】本考案のベッドの他の実施例を示す概略図であ
る。
【符号の説明】
10、20 作業用ベッド 11、21、31、51 寝部 12、22、32 キャスター 13、23、43 蓄熱板 14 クッション板 15、25、45 発熱シート 24 枕 26 コンセント 30、40、50 救急用ベッド 34 脚部 54 脚台 55 面状発熱体
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47C 21/04

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通電用の導電性金属箔体及び/又は導電
    性ペーストを備えた炭素繊維含有面状発熱シートの少な
    くとも一部に、磁石材料を備えてなる面状発熱体と、
    合金のプレートを木材及び/又は高分子材と張り合わせ
    てなる蓄熱材、金属粉を前記高分子材と混ぜ合わせてプ
    レートに形成してなる蓄熱材、布地に金属をメッキ蒸着
    させてなる蓄熱材、並びに布地にセラミックの粉を接着
    又は塗布してなる蓄熱材からなる群より選択される、
    面状発熱体が発する熱を蓄える蓄熱材とを寝部に備えた
    ことを特徴とするベッド。
  2. 【請求項2】 前記面状発熱体に電源を取得した、コン
    セントを更に備えたことを特徴とする請求項1記載のベ
    ッド。
JP1993039521U 1993-07-20 1993-07-20 ベッド Expired - Lifetime JP2603356Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993039521U JP2603356Y2 (ja) 1993-07-20 1993-07-20 ベッド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993039521U JP2603356Y2 (ja) 1993-07-20 1993-07-20 ベッド

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH079154U JPH079154U (ja) 1995-02-10
JP2603356Y2 true JP2603356Y2 (ja) 2000-03-06

Family

ID=12555354

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1993039521U Expired - Lifetime JP2603356Y2 (ja) 1993-07-20 1993-07-20 ベッド

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2603356Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006000320A (ja) * 2004-06-16 2006-01-05 Showa Denko Kk ベッド、ベッド用マットの加熱方法及びベッドの寝床板部構成部材
JP5286620B2 (ja) * 2008-10-01 2013-09-11 有限会社ユイット ベッド

Also Published As

Publication number Publication date
JPH079154U (ja) 1995-02-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20090101632A1 (en) Heating unit for direct current applications
CA2087506A1 (en) Multi-function cushion
JP2603356Y2 (ja) ベッド
KR200268228Y1 (ko) 조립식 온열매트
JPH07328071A (ja) 車いすおよび脚部暖房ユニット
JP2002164155A (ja) 椅子用加温シ−ト
JPH02124062U (ja)
CN2248990Y (zh) 两用节能电热保健腰带
JP2000210231A (ja) 着座採暖具
CN2393426Y (zh) 安全电热睡具
JPH04101657U (ja) 椅 子
CN2261770Y (zh) 冷热两用汽车座套
JPS61143500U (ja)
JPH0331421U (ja)
JP3019346U (ja) 座業従事者の膝下肢加温装置
JPS60158454U (ja) 足温器付加温椅子
JPS6451291U (ja)
JP2535621Y2 (ja) 暖房テーブル
JPS6080039A (ja) 電気暖房器
JPS61128718U (ja)
JPH0370251U (ja)
JPH0252652U (ja)
JPS63135846U (ja)
JPH0238944U (ja)
JPS6435314U (ja)