JPH07328071A - 車いすおよび脚部暖房ユニット - Google Patents

車いすおよび脚部暖房ユニット

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JPH07328071A
JPH07328071A JP6126052A JP12605294A JPH07328071A JP H07328071 A JPH07328071 A JP H07328071A JP 6126052 A JP6126052 A JP 6126052A JP 12605294 A JP12605294 A JP 12605294A JP H07328071 A JPH07328071 A JP H07328071A
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JP
Japan
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wheelchair
heating element
carbon fiber
cover member
mixed paper
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JP6126052A
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English (en)
Inventor
Yuichi Watanabe
裕一 渡邊
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Dairin Shoji KK
Original Assignee
Dairin Shoji KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 着座した人の身体の所定部分を簡単にかつ効
果的に暖めることができ、しかも安全な暖房機能を有す
る車いすを提供することである。 【構成】 足載せ台10にカバー部材16が着脱自在に
取り付けられる。カバー部材16の内側の所定部分に炭
素繊維混抄紙からなる面状発熱体21が取り付けられ
る。温度コントローラ22により面状発熱体す21に通
電すると、炭素繊維混抄紙の表面から遠赤外線が輻射さ
れ、輻射エネルギーが着座した人の脚部に照射される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は暖房機能を有する車い
すおよび車いすのための脚部暖房ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】車いすは、屋内および屋外の両方で使用
するため、軽量であることが必要である。そのため、車
いすに大がかりな暖房装置を搭載することはできない。
また、ニクロム線等からなるヒータは高温になるので、
車いすに取り付けた場合、直接触れると火傷を負うおそ
れがある。そこで、冬期に車いすで戸外にでる場合に
は、厚着をしたり、懐炉を携帯して、寒さをしのいでい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、足が不
自由な人においては、上半身に比べて下半身の冷えが著
しく、その寒さは健脚者には想像ができないほど耐えが
たいものである。下半身に毛布を掛ける等の方法もある
が、着座するたびに毛布を掛ける作業は非常に煩わし
く、その割には防寒の効果が少ない。そのため、足が不
自由な人にとって冬期の外出が非常に苦痛となってい
た。したがって、従来より、足が不自由な人々は、安全
でかつ効果的な暖房機能を有する車いすを切望してい
た。
【0004】それゆえに、この発明の目的は、着座した
人の身体の所定部分を簡単にかつ効果的に暖めることが
でき、しかも安全な暖房機能を有する車いすを提供する
ことである。
【0005】この発明の他の目的は、車いすに着座した
人の脚部を簡単にかつ効果的に暖めて保温するための脚
部暖房ユニットを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、炭素繊維混
抄紙からなる面状発熱体が遠赤外線を輻射し、その輻射
エネルギーが、空気を介することなく、直接人体に熱エ
ネルギーを与えることに着目し、次の発明を創作した。
【0007】(1)第1の発明 第1の発明に係る車いすは、炭素繊維混抄紙からなる面
状発熱体を取り付けるとともに、炭素繊維混抄紙に通電
するための通電手段を設けてなる。
【0008】(2)第2の発明 第2の発明に係る車いすは、いすおよび車輪を有する車
いすにおいて、いすに着座した人の脚部を覆うカバー部
材を設け、カバー部材に炭素繊維混抄紙からなる面状発
熱体を取り付けるとともに、炭素繊維混抄紙に通電する
ための充電式電池を設けたものである。
【0009】(3)第3の発明 第3の発明に係る車いすは、いすおよび車輪を有する車
いすにおいて、いすに着座した人の脚部を覆うカバー部
材を設け、カバー部材に炭素繊維混抄紙からなる面状発
熱体を取り付けるとともに、炭素繊維混抄紙に通電する
ための太陽電池を設けたものである。
【0010】(4)第4の発明 第4の発明に係る車いすは、いすおよび車輪を有する車
いすにおいて、いすに着座した人の身体の所定の部分に
遠赤外線を輻射する遠赤外線輻射シートを設けるととも
に、遠赤外線輻射シートに通電するための通電手段を設
けたものである。
【0011】(5)第5の発明 第5の発明に係る脚部暖房ユニットは、カバー部材、面
状発熱体および通電手段を備える。カバー部材は、車い
すに着脱自在に取り付けられ、着座した人の脚部を覆う
ものである。面状発熱体は、炭素繊維混抄紙からなり、
カバー部材に取り付けられる。通電手段は、面状発熱体
に通電するためのものである。
【0012】
【作用】第1〜第4の発明に係る車いすにおいては、面
状発熱体または遠赤外線輻射シートに通電すると、その
発熱面から前方に遠赤外線が輻射される。その輻射エネ
ルギーは直進して車いすに着座した人の身体の部分に到
達し、ほとんどがそこで吸収される。それにより、人体
内部の分子運動が活発化され、短時間で温度上昇が生じ
る。このように、遠赤外線は、空気を介することなく直
接的に人体内部に熱エネルギーを与えるので、戸外でも
迅速にかつ効率よく人体を暖めることができる。また、
遠赤外線の輻射エネルギーを利用しているので、面状発
熱体および遠赤外線輻射シートの表面を高温にする必要
がなく、安全である。しかも、太陽光と同様の遠赤外線
を利用しているので、人体に快適さを与えることができ
る。
【0013】特に、第1〜第3の発明に係る車いすに取
り付けられる面状発熱体は薄く軽量の炭素繊維混抄紙か
らなるので、車いすに暖房機能を付加することにより車
いすの重量および嵩が大きくなることはない。また、炭
素繊維混抄紙は、比較的少ない電力で効率良く遠赤外線
を輻射することができるので、大がかりな電源が必要な
く、電源として電池を用いることが可能となる。
【0014】また、第2および第3の発明に係る車いす
においては、着座した人の脚部を覆うカバー部材が設け
られ、そのカバー部材に面状発熱体が取り付けられてい
るので、脚部を保護することができ、かつ保温性がさら
に高くなる。
【0015】さらに、第5の発明に係る脚部暖房ユニッ
トにおいては、車いすに着座した人の脚部を効率良くか
つ迅速に暖めることができる。この脚部暖房ユニット
は、薄い炭素繊維混抄紙からなる面状発熱体を用いてい
るので、軽量で取り扱い易く、電源として電池を用いる
ことができる。車いすに簡単に取り付けられ、かつ簡単
に取り外すことができるので、一般の車いすに簡単に脚
部暖房機能を付加することができる。
【0016】
【実施例】図1はこの発明の第1の実施例による電動式
の車いすの斜視図、図2は同実施例の車いすのカバー部
材を取り外した状態を示す斜視図、図3は同実施例の車
いすの側面図である。
【0017】図において、金属製または合成樹脂製のパ
イプからなる車体フレーム1に座部2が水平に取り付け
られ、かつ背部3がほぼ垂直に取り付けられている。こ
れらの座部2および背部3によりいすが構成される。こ
のいすの両側には支持パイプ4が車体フレーム1と一体
に形成され、その支持パイプ4上に手すり5が取り付け
られている。この例では、支持パイプ4に透明の側板6
が取り付けられている。
【0018】図2に示すように、車体フレーム1の前部
には、金属製または合成樹脂製の2本の支持パイプ7が
座部2に対して所定の傾きで取り付けられ、その2本の
支持パイプ7間には、着座した人の脚部を支持する帯状
のシート8が張設されている。さらに、支持パイプ7の
先端部7aは直角に屈曲され、その先端部7a間に左右
に分割された金属のプレート9が張設されている。これ
らの支持パイプ7、シート8およびプレート9により足
載せ台10が構成される。
【0019】車体フレーム1の下部には一対の前輪11
および一対の後輪12が取り付けられている。前輪11
はモータ(図示せず)により鉛直軸を中心に回動可能に
構成され、後輪12はモータ(図示せず)により回転駆
動される。
【0020】座部2の下部には、直列に接続された2個
の充電式電池(二次電池)13が設置されている(図に
は2個の充電式電池13のうち1個のみが示される)。
また、一方の手すり5の前部には、操作ボックス14が
取り付けられている。前輪11および後輪12を駆動す
るためのモータは、操作ボックス14を介して充電式電
池13に接続されている。操作ボックス14には前輪1
1および後輪12をモータにより操作するための操作レ
バー15が設けられている。充電式電池13の代わりに
ソーラーバッテリー(太陽電池)を用いてもよい。この
場合には、ソーラーバッテリーは、座部2の下部ではな
く、太陽光を受光できる箇所、例えば手すり5の上、側
板6の表面等に取り付ける。
【0021】図1に示すように、足載せ台10には、着
座した人の脚部を覆うカバー部材16が着脱自在に取り
付けられている。図4にカバー部材の縦断面図を示す。
このカバー部材16は、FRP(ファイバー強化プラス
チック)等の合成樹脂、アルミニウム等の金属、ガラス
ウール、発泡性樹脂等の断熱材または布により形成さ
れ、前面部17、後面部18、側面部19および底面部
20からなる。前面部17の上部は後方に緩やかに湾曲
している。前面部17の先端部17aは前方にほぼ垂直
に屈曲され、さらに下方にほぼ垂直に屈曲されている。
後面部18の上端部18aは後方に屈曲されている。
【0022】前面部17の両方の側辺にはそれぞれ側面
部19が連結されている。一方の側面部19のみが開閉
部材19a(図3参照)により後面部18に開閉自在に
取り付けられ、他方の側面部19は後面部18から分離
されている。また、底面部20は後面部18に連結され
ている。これにより、図1に示すように、矢印の方向
に、カバー部材16の前面部17および側面部19が後
面部18に対して開閉自在に構成される。後面部18
は、足載せ台10に着脱自在に固定されている。
【0023】この実施例では、後述する炭素繊維混抄紙
からなる面状発熱体(遠赤外線輻射シート)21が、カ
バー部材16の前面部17、先端部17aおよび底面部
20の内側にそれぞれ取り付けられている。これらの面
状発熱体21は、操作ボックス14に取り付けられた温
度コントローラ22を介して充電式電池13に接続され
ている。この温度コントローラ22により面状発熱体2
1のオン・オフおよび温度が設定される。カバー部材1
6、面状発熱体21および温度コントローラ22が脚部
暖房ユニットを構成している。
【0024】図5に面状発熱体21の模式的な平面図を
示し、図6にその面状発熱体21の端部の断面図を示
す。この面状発熱体21は、炭素繊維混抄紙100およ
びその炭素繊維混抄紙100の両面にラミネートされた
樹脂層101,102からなる。樹脂層101,102
は、例えばガラス繊維強化エポキシ樹脂(以下、ガラス
エポキシ樹脂と呼ぶ)またはFRPにより形成される。
この面状発熱体21は次のようにして製造される。
【0025】和紙の原料となるコウゾ、ミツマタ、また
はガンピ等の靱皮繊維に水を加えてパルプ液を作るとと
もに、所定の寸法、例えば5mm程度にカッティングさ
れた炭素繊維をその中に混入し、分散させる。そのパル
プ液を抄紙用の網上に流し、ウエットシートを形成す
る。そのウエットシートを搾水用のロールを用いて機械
的に搾水し、乾燥させた後、所定の寸法に裁断する。こ
のようにして、厚さ0.1mm前後の炭素繊維混抄紙1
00が形成される。
【0026】そして、この炭素繊維混抄紙100の表面
に、対向する2辺に沿って幅約1cmの帯状に銀ペース
ト104を印刷し、銀ペースト104上に導電性の接着
剤が塗布された銅箔テープ103を貼着する。このよう
にして、炭素繊維混抄紙100の縁部に1対の電極が形
成される。
【0027】さらに、例えば、生乾き状態の樹脂で炭素
繊維混抄紙100を挟み、ホットプレスすることにより
樹脂を熱硬化させる。この際、図6に示すように、各銅
箔テープ103の端部の領域において、樹脂に導線取り
付け用の穴を形成しておく。このようにして、炭素繊維
混抄紙100の両面に樹脂層101,102がラミネー
トされる。最後に、各銅箔テープ103の一端部にはん
だ付け等により導線105を接続する。このようにし
て、厚さ0.5mm前後の面状発熱体21が製造され
る。この面状発熱体21は、軽量でかつ可撓性を有す
る。
【0028】なお、樹脂層101,102は、炭素繊維
混抄紙100の表面に絶縁性を付与し、かつ炭素繊維混
抄紙100をシート状に成型するために設けられている
ので、樹脂層101,102の材料としては、このよう
な機能を有する種々の材料を用いることができる。ま
た、炭素繊維混抄紙100に樹脂層101,102をホ
ットプレスする代わりに炭素繊維混抄紙100の表面に
絶縁性を有する樹脂を塗布または吹き付けてもよい。面
状発熱体21の一方の面または両方の面に布製のシート
を被着させてもよい。
【0029】導線105を介して面状発熱体21の1対
の銅箔テープ103に電圧を印加すると、炭素繊維混抄
紙100内に分散された炭素繊維に電流が流れ、それら
の炭素繊維が発熱して炭素繊維混抄紙100の両面から
それぞれ前方に遠赤外線が輻射される。
【0030】なお、面状発熱体21の発熱量および設定
温度は、炭素繊維混抄紙100に混入する炭素繊維の量
および温度コントローラ22による電流制御または印加
電圧により調整される。この実施例では、2個の充電式
電池13により炭素繊維混抄紙100に24Vの電圧ま
で印加することができる。例えば、面状発熱体21の発
熱量は0〜150W程度の範囲で適宜調整される。
【0031】炭素繊維混抄紙100からなる面状発熱体
21から輻射される遠赤外線は、ほとんど空気を介する
ことなく、直接的に人体の内部に熱エネルギーを与える
ことができる。したがって、この面状発熱体21を用い
ると、迅速にかつ効率良く人体の部分を暖めることがで
きる。
【0032】第1の実施例の車いすにおいては、戸外で
も、面状発熱体21により、着座した人の脚部を低い温
度で迅速にかつ効率よく暖めることができ、カバー部材
26により保温が行われる。また、着座した人の脚部が
カバー部材26により保護されるので、安全性が高い。
【0033】図7はこの発明の第2の実施例による電動
式の車いすの斜視図、図8は同実施例の車いすのカバー
部材を開いた状態を示す斜視図である。
【0034】第2の実施例においては、カバー部材の構
成が第1の実施例と異なり、車いすの構成は第1の実施
例と同様である。
【0035】図7および図8に示すように、カバー部材
26は、FRP等の合成樹脂、アルミニウム、ステンレ
ス等の金属、ガラスウール、発泡性樹脂等の断熱材また
は布により形成され、前面部27、後面部28、側面部
29,30および底面部31,32からなる。前面部2
7の上端には、斜線で示す布製のひざ用カバー33が取
り付けられている。
【0036】図8に示すように、両方の側面部29は、
開閉部材34によりそれぞれ支持パイプ7に開閉自在に
取り付けられている。一方の側面部29には、前面部2
7が折り畳み可能に取り付けられている。両方の側面部
30は、車体フレーム1に固定されている。また、底面
部31,32は、それぞれ支持パイプ7の先端部7aに
開閉自在に取り付けられている。
【0037】この実施例では、面状発熱体21が、カバ
ー部材26の前面部27の内側および底面部31,32
の上面に取り付けられている。この面状発熱体21は、
操作ボックス(図示せず)に取り付けられた温度コント
ローラを介して充電式電池またはソーラーバッテリー
(図示せず)に接続されている。
【0038】第2の実施例の車いすにおいても、第1の
実施例の車いすと同様に、戸外でも、面状発熱体21に
より、着座した人の脚部を低い温度で迅速にかつ効率よ
く暖めることができ、カバー部材26により保温が行わ
れる。また、着座した人の脚部がカバー部材26により
保護されるので、安全性が高い。さらに、図8に示すよ
うに、カバー部材26の前面部27、両方の側面部29
および底面部31,32を矢印の方向に開くことができ
るので、乗降が容易である。
【0039】なお、第1および第2の実施例において、
図9に示すように、面状発熱体21の裏面に、鏡面仕上
げが施された反射板23および断熱材24を積層しても
よい。反射板23は、例えばアルミニウム板により形成
される。この反射板23により面状発熱体21の裏面か
ら輻射された遠赤外線が反射されるので、遠赤外線が前
方に効率よく輻射される。また、断熱材24によりこの
面状発熱体21を取り付けたカバー部材16の過熱が防
止される。
【0040】第1の実施例では、面状発熱体21をカバ
ー部材16の前面部17および底面部20に取り付け、
第2の実施例では、面状発熱体21をカバー部材26の
前面部27および底面部31,32に取り付けている
が、面状発熱体21を側面部19,29,30または後
面部18,28に取り付けてもよい。さらに、面状発熱
体21を座部2、背部3または側板6の表面または内部
に取り付けてもよい。それにより、着座した人の上半身
を暖めることができる。
【0041】第1および第2の実施例では、面状発熱体
21をカバー部材16,26の内側に取り付けている
が、カバー部材16,26を積層構造の素材により形成
する場合には、面状発熱体21をその素材に埋設しても
よい。
【0042】また、カバー部材16,26の材料は第1
および第2の実施例のものに限定されず、保形性のある
材料であれば、他の材料を用いてもよいが、できるだけ
強度および保温性を有し、軽量な材料を用いた方がよ
い。さらに、カバー部材16,26の形状および構造は
第1および第2の実施例の形状および構造に限定され
ず、車いすに着座した人の脚部を少なくとも部分的に覆
うような形状および構造であれば、他の形状および構造
でもよい。例えば、後面部18,28を設けなくてもよ
い。また、前面部および側面部を半円筒状に一体形成し
てもよい。
【0043】さらに、第1および第2の実施例では、面
状発熱体21の電源を車いすの前輪11および後輪12
の駆動用の充電式電池13またはソーラーバッテリーと
兼用しているが、面状発熱体21に専用の電池を別に設
けてもよい。
【0044】本発明は、電動式の車いすだけでなく、手
動式の車いすにも適用することができる。
【0045】
【発明の効果】第1〜第4の発明によれば、戸外でも迅
速にかつ効率良く、しかも安全かつ快適に人体を暖める
ことができる車いすが提供される。
【0046】特に、第2および第3の発明によれば、脚
部を保護することができ、かつ保温性がさらに高くな
る。
【0047】また、第5の発明によれば、車いすに遠赤
外線による脚部暖房機能を簡単に付加することができ、
軽量で取り扱い易い脚部暖房ユニットが提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例による電動式の車いす
の斜視図である。
【図2】第1の実施例の車いすのカバー部材を取り外し
た状態を示す斜視図である。
【図3】第1の実施例の車いすの側面図である。
【図4】第1の実施例の車いすに取り付けられるカバー
部材の縦断面図である。
【図5】第1の実施例の車いすに用いられる面状発熱体
の模式的な平面図である。
【図6】図5の面状発熱体の端部の断面図である。
【図7】この発明の第2の実施例による電動式の車いす
の斜視図である。
【図8】第2の実施例の車いすのカバー部材を開いた状
態を示す斜視図である。
【図9】面状発熱体の裏面に反射板および断熱材を積層
した例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 車体フレーム 2 座部 3 背部 10 足載せ台 13 充電式電池 16,26 カバー部材 17,27 前面部 17a 先端部 18,28 後面部 19,29,30 側面部 20,31,32 底面部 21 面状発熱体 22 温度コントローラ 100 炭素繊維混抄紙 101,102 樹脂層 103 銅箔テープ 105 導線 なお、各図中同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炭素繊維混抄紙からなる面状発熱体を取
    り付けるとともに、前記炭素繊維混抄紙に通電するたけ
    の通電手段を設けたことを特徴とする車いす。
  2. 【請求項2】 いすおよび車輪を有する車いすにおい
    て、前記いすに着座した人の脚部を覆うカバー部材を設
    け、前記カバー部材に炭素繊維混抄紙からなる面状発熱
    体を取り付けるとともに、前記炭素繊維混抄紙に通電す
    るための充電式電池を設けたことを特徴とする車いす。
  3. 【請求項3】 いすおよび車輪を有する車いすにおい
    て、前記いすに着座した人の脚部を覆うカバー部材を設
    け、前記カバー部材に炭素繊維混抄紙からなる面状発熱
    体を取り付けるとともに、前記炭素繊維混抄紙に通電す
    るための太陽電池を設けたことを特徴とする車いす。
  4. 【請求項4】 いすおよび車輪を有する車いすにおい
    て、前記いすに着座した人の身体の所定の部分に遠赤外
    線を輻射する遠赤外線輻射シートを設けるとともに、前
    記遠赤外線輻射シートに通電するための通電手段を設け
    たことを特徴とする車いす。
  5. 【請求項5】 車いすに着座した人の脚部を暖めるため
    の脚部暖房ユニットであって、 車いすに着脱自在に取り付けられ、着座した人の脚部を
    覆うカバー部材と、 炭素繊維混抄紙からなり、前記カバー部材に取り付けら
    れた面状発熱体と、 前記面状発熱体に通電するための通電手段とを備えた、
    脚部暖房ユニット。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN103330620A (zh) * 2013-07-25 2013-10-02 王兆进 一种充电式电池轮椅靠背
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