JPH07219556A - 自動車用遮音材及びその製造方法 - Google Patents

自動車用遮音材及びその製造方法

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JPH07219556A
JPH07219556A JP6015361A JP1536194A JPH07219556A JP H07219556 A JPH07219556 A JP H07219556A JP 6015361 A JP6015361 A JP 6015361A JP 1536194 A JP1536194 A JP 1536194A JP H07219556 A JPH07219556 A JP H07219556A
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恭一 渡辺
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 吸音性能及び遮音性能等に優れた自動車用遮
音材及びその製造方法を提供すること。 【構成】 主成分として平均繊度が0.0001〜1d
の範囲にある合成繊維10〜95重量%と、軟化点が前
記合成繊維と少なくとも20℃以上異なる平均繊度1.
5〜18dの範囲にある合成繊維50重量%以下と、必
要に応じて平均繊度1〜30dの範囲にある合成繊維と
を配合した繊維集合体であって、前記繊維集合体の平均
面密度が0.1〜1.5Kg/m2 及び厚さが1〜40
mmの範囲にあることを特徴とする自動車用遮音材。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車用遮音材及びそ
の製造方法に関し、特に、吸音性能及び遮音性能等に優
れた自動車用遮音材及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来技術】自動車用遮音材料の中でも、形状、重量、
スペース等の制約条件の厳しい自動車用ダッシュインシ
ュレータやフロアインシュレータがその中心的な役割を
果たしている。図1は自動車用に用いた従来のダッシュ
インシュレータ及びフロアインシュレータの例である。
図1に示すように、ダッシュインシュレータ2は、エン
ジンルーム6と車室7とを区画するダッシュパネル1の
車室内面上に位置し、エンジンルーム6から車室7への
騒音の伝達を防止するという役目を持っている。また、
フロアインシュレーター5は、図1に示すように床下と
車室7とを区画するフロアパネル12の車室内面上に位
置しており、床下からの騒音の伝達を防止している。
【0003】上記ダッシュインシュレータ2は、図2に
示すように充填材を混入した塩化ビニルシートやゴムシ
ート等から構成される比較的高密度の遮音材層3と、フ
ェルト、ポリウレタンフォーム及び不織布等に代表され
る多孔質基材から構成される吸音材層4との積層構造体
として一般に使用されている。前記吸音材層4は、エン
ジンルーム6からの騒音を吸音すると共に、ダッシュパ
ネル1と高密度の遮音材層3との2重遮音効果と相まっ
て、上記吸音効果と併せて良好な遮音性能を発揮するよ
うに構成されている。
【0004】最近では、ダッシュパネル1と吸音材層4
との密着性により、遮音性能が大きく変化してくること
が解って来たため、吸音材層4として成形吸音材を用い
ることにより、面形状に正確にフィットさせるタイプの
ダッシュインシュレータが主流となっている。
【0005】例えば、繊維系の吸音材は化学繊維や天然
繊維にバインダー樹脂を添加し、加熱成形してプレスさ
れる。この場合に使用されるバインダーとしては、熱可
塑性樹脂では、例えばポリエチレン樹脂、ポリプロピレ
ン樹脂、ポリエステル樹脂等の熱融着性樹脂などが使用
され、熱硬化性樹脂では主としてフェノール樹脂が使用
されている。
【0006】しかしながら、これらのバインダー樹脂は
繊維系吸音材全量に対し、約30重量%程度を有するた
め、繊維の重量が減少することに伴って吸音効果が低下
し、重量の割りに有効的な吸音効果を得ることは困難で
あった。一方、自動車用フロアインシュレータは、車内
の装飾効果の他、良好な遮音性能が求められている。一
般に、フロアインシュレータは、図3に示されるよう
に、カーペット表皮8、バッキング材9、遮音材層1
0、メルシート11及びフロアパネル12の順に積層さ
れた構造をなしている。従来のフロアインシュレータに
は遮音材層としてフェルトや発泡ウレタンが使用されて
いる。
【0007】しかしながら、フェルトを遮音材層に用い
ると、型の追従性等の成形性が悪いことに起因してフロ
アパネル(メルシート)との間の密着性が悪くなるの
で、期待される程の遮音性能が得られない。また、カー
ペット表皮とインシュレータとを別個に敷設するため、
接着工程が必要となり、高いコストとなる。更に、ボデ
ィパネルのリブの形状やワイヤハーネス等による凹凸を
十分に吸収することができないため、カーペット表皮に
凹凸が発生し、見映えが悪化する。
【0008】一方、遮音材層として発泡ウレタンを使用
する場合には、フロアパネル(メルシート)との密着性
は改善されるものの、カーペット表皮と発泡ウレタンと
の接着工程が必要となり、高いコストとなる。また、発
泡成形型中にカーペット表皮とウレタン発泡原料を同時
に投入して一体成形する方法も開発されているが、樹脂
注入工程や発泡固着工程が必要となるので、工程に時間
を要すると共に、排気設備を含んだ大規模な設備も必要
となり、生産性が劣るという欠点があった。
【0009】更に、ウレタン発泡材を原料として用いる
ため、作業環境の悪化を防止するため、排気設備が必要
となる。また、ウレタン発泡体はリサイクルが困難であ
り、昨今の環境問題を考慮しても好ましくない。また、
発泡ウレタンはフェルトに比べて硬いため、遮音性能が
劣っている。これらの欠点を解決するため、バッキング
材の重量を増加したり、マスバックを追加して遮音性能
を確保することも可能であるが、軽量化の要求に反する
ことになり、自動車用内装吸音材として好ましくない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このように従来のダッ
シュインシュレータは、ボディパネルへの密着性不足に
起因する遮音性能の向上を目的として、内部繊維集合体
(フェルト等)の使用量を増加させる手段を用いてい
た。しかしながら、この手段を自動車用遮音材として使
用する場合には、重量の増加と材料コストが向上すると
いう欠点があった。また、成形性の観点からはダッシュ
インシュレータの形状に起因して、部分的に極端に密度
が上昇する部位が存在するため、更に密度を上昇させ硬
く成形される部分が存在すると、遮音性能が低下すると
いう欠点があった。
【0011】一般の部位においても、ダッシュインシュ
レータ自体の面剛性がすでに保持されているので、ホッ
トプレス成形をした製品は、特に表面が硬くなるという
欠点があった。即ち、図2に示すように、吸音材層4が
硬いとダッシュパネル1からの振動をこの吸音材層4を
介して遮音材層3に伝達しやすくなり、遮音材層3の振
動が騒音となり、車室内の静粛性を阻害する。このこと
は、フロアインシュレータについても同様であり、材料
として硬いフェルトや発泡ウレタンを使用しても遮音性
能が高いとは言えない。
【0012】従って本発明の目的は、従来品のフェルト
等を使用した場合に比べて高い遮音性能を保持すると共
に、車両の軽量や加工コストの低減を図ることのできる
自動車用遮音材及びその製造方法を提供することにあ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明者らは、
上記課題を解決するために鋭意検討した結果、遮音材料
として所定の平均繊度を有する超極細繊維を主成分とし
て構成された繊維集合体を用いた場合には、高い遮音性
能を保持すると共に、車両の軽量化や加工コストの低減
をも図ることができることを見出し、本発明に到達し
た。
【0014】本発明の上記の目的は、主成分として平均
繊度が0.0001〜1dの範囲にある合成繊維10〜
95重量%と、軟化点が前記合成繊維と少なくとも20
℃以上異なる平均繊度1.5〜18dの範囲にある合成
繊維50重量%以下と、必要に応じて平均繊度1〜30
dの範囲にある合成繊維とを配合した繊維集合体であっ
て、前記繊維集合体の平均面密度が0.1〜1.5Kg
/m2 及び厚さが1〜40mmの範囲にあることを特徴
とする自動車用遮音材及びその製造方法により達成され
た。以下、本発明について更に詳細に説明する。
【0015】ダッシュインシュレータ及びフロアインシ
ュレータの基本性能である遮音性能は、吸音率及び振動
伝達率の測定により推定することができる。従って遮音
性能を向上させるには、この2つの性能を上げることが
必要となる。第一に遮音性能は吸音率が高いほうが良
い。吸音率は面密度や繊度等の様々な要因に起因してお
り、面密度を上げることは吸音率を向上させるのに非常
に有効な手段である。しかしながら、密度を上げると重
量が上がりコストも高くなるので、自動車用遮音材とし
て使用するには問題となる。また、密度が上がると高周
波域での振動伝達率が高くなり、遮音性能が低下すると
いう欠点もある。
【0016】第二に振動伝達率は小さいほど遮音性能が
高い。ここで、振動伝達率はその物体のばね定数に大き
く依存し、遮音性能を向上させるためにはばね定数の低
減が必要である。従って、遮音性能を向上させるために
は高吸音率でかつ低ばね定数が理想であるが、両性能は
一般に相反し、共に向上させることは困難であった。
【0017】ここで、超極細繊維はその面密度に対して
相対的な繊維本数が極端に増加するため、音のエネルギ
ーが繊維及び空気の摩擦に変わることに起因して吸音率
を向上させることができる。しかし、極細化により繊維
自体に腰が無くなるので、荷重をかけることにより繊維
集合体に成形したものが板状になってしまい、ばね定数
が大きくなり、振動伝達率が悪化するという欠点があっ
た。そこで繊維集合体に形状を付与するためにフレーム
を形成する考え方を基本として、軟化点の異なる繊維を
多少配合させた。即ち、フレームを形作る繊維の周囲
に、均一又は意図的に密度を変えた超極細繊維を分散さ
せることにより、吸音性能とばね定数の低減を同時に満
足させることができた。
【0018】本発明においては、上記効果を得るため
に、主成分として超極細繊維の平均繊度が0.0001
〜1dの範囲にある合成繊維を使用する。遮音性能を向
上させるためには繊度は小さいほどよい。本発明では高
性能の遮音構造体を得ることが目的であるため、数種の
繊維より構成された繊維集合体の遮音性能を目的とする
繊維種である繊維の平均繊度は1d以下でなくてはなら
ない。一方、現在の一般的な技術において、最も繊度の
小さい繊維の平均繊度は0.0001d程度なのでこの
繊維を用いることが遮音性能を向上させるために特に効
果的である。この超極細繊維は繊維全体に対し10〜9
5重量%の範囲で配合する。超極細繊維の配合量が10
重量%未満になると、目的の遮音性能を得ることができ
なくなり、逆に95重量%を超えると上記繊維以外の少
なくと20℃以上軟化点が異なる繊維の配合が5重量%
以下となり、成形できなくなる。
【0019】また、軟化点が少なくとも20℃以上異な
る他の繊維を配合することによって繊維集合体としての
形状を維持させながら、加熱プレス成形して製品を作成
するすることができる。軟化点が20℃より小さくなる
と、温度制御の困難さから繊維全体が軟化し、繊維集合
体を維持することができなくなり、繊維全体が軟化して
しまい、板状になってしまう。上記超極細繊維に配合す
る他の繊維の平均繊度は1.5〜18dの範囲である。
平均繊度が1.5d未満になると、吸音性能を保持させ
た繊維自体を作成することが困難であると共に高コスト
となり、また形状を維持させるには繊維は太いほうが良
く、へたりを解消する性能を有するほどのフレーム構造
を形成することができない。逆に、18dを超えると相
対的な繊維の本数が減少してしまい、却って成形性が低
下する。この繊維の配合量は全繊維重量に対し50重量
%以下である。配合量が50重量%を超えると、加工後
に繊維集合体を板状にしていまい遮音性能が低下する。
また、部品としての使用部位によっては、この種の繊維
を配合を必要としない場合もあるため、その配合は0重
量%であっても良い。
【0020】本発明においては、上記2種類の繊維以外
に必要に応じて平均繊度が1〜30dの範囲にある合成
繊維を配合することができる。上記した2種類の繊維で
構成される繊維集合体を用いることで吸音性能とフレー
ム性能を十分保持することができるが、この規定した範
囲で他の繊維を配合した場合には、前記の性能を相殺す
ることはない。他の繊維の平均繊度が1d未満になる
と、上記超極細繊維と何ら変わらなくなり、超極細繊維
の配合量が増加するに過ぎない。逆に30dを超えると
繊維の総本数が極端に減少し、吸音性能に少なからず影
響を与えると共に、超極細繊維と分散が均一になりにく
くなる。
【0021】上記した繊維で構成される繊維集合体の面
密度は0.1〜1.5Kg/m2 の範囲である。面密度
が0.1Kg/m2 未満になると、自動車用遮音材とし
て用いた場合にスペース的な制限を大きく受けるため、
薄く密度の高い必要性のある部位に用いる物や厚く密度
の小さい必要性のある部位に用いられる物等の存在によ
って吸音性能や遮音性能が妨げられる。逆に1.5Kg
/m2 を超えると、重量やコストに直接的に影響する。
【0022】また、上記繊維集合体の厚さは1〜40m
mの範囲である。繊維集合体の厚さが1mm未満になる
と良好な遮音性能が得られず、40mmを超えるとレイ
アウト的に車室内に空間を確保することができなくな
る。
【0023】こうした繊維集合体は、合成繊維をランダ
ム形態、直交形態又は球形形態の3態様によって用途に
応じて分散して構成することができる。吸遮音性能に加
えて、方向性無く全面に均等な機械的性能を付加させる
ためにはランダム形態で繊維を分散させ、繊維集合体を
構成させることが好ましい。一方、一定方向に機械的性
能を付与させる場合には、直交形態で分散させることが
好ましい。また、部分的に硬度、即ちばね定数の違う材
料が必要であるとき、又は複雑な形状を有する部品用の
材料のためには、多数の綿球状の繊維集合を集めて不織
布化することもできる。自由度の高い球状繊維体を成形
時に成形部品の形状に合わせて均等に分散配置すること
ができるため、絞りのきつい部分においても密度を一定
に保つことができる。これによりダッシュインシュレー
タやフロアインシュレータは、この絞りのきつい部分の
高密度化によって生ずる遮音性能の低下を防止すること
ができる。また球状繊維単体は、すでにある程度の弾力
を保持しているので、繊維集合体にした時のへたりが小
さく、しかも超極細繊維を球中に入れやすいこともあ
り、吸音率とばね定数低減には非常に有効的である。
【0024】この球状形態に分散させた繊維集合体は、
直径1〜40mmの範囲で立体的に絡み合った状態で構
成される構造体として使用することが好ましい。球状繊
維体の直径が1mm未満になると、繊維体の重量が極端
に小さくなり、まとまり性が悪くなるため、成形時間が
必要以上にかかるようになり経済性が悪化すると共に、
機械的物性も極端に低下する。逆に直径が40mmを超
えると、スペース的な制限が加わり自動車用遮音材とし
て使用することができなくなるばかりでなく、成形性の
観点から繊維体をスムーズに分散することができず、任
意の部位に任意量を配置させることが困難となる。
【0025】上記繊維集合体を構成する繊維単体は、1
0cm未満の短繊維であっても良く、10cm以上の長
繊維であっても、更に1本の繊維のみで構成される繊維
集合体であっても良い。特に長繊維で構成された繊維集
合体は表面張力や引張強さ等の機械的性物性値を向上さ
せることができる。また、短繊維のみで構成された繊維
集合体は、部品として成形するときの型の追従性等の成
形性を向上させることができる。
【0026】これら上記の3種の繊維集合体は、特に制
限されないが、全体としてまとまり感を出すためにニー
ドルパンチ工法等を用いて一体成形することが好まし
い。また、実際の部品としての使用に供するためには、
吸遮音の核となるべき繊維集合体のみでなく、その上面
や下面に遮音性能を向上させるための各種部品を付加す
ることもできる。例えば、フロアインシュレータにあっ
てはマスバック等であり、ダッシュインシュレータにあ
ってはゴム表皮等である。特に、遮音性能を向上させる
ために検討を重ねた結果、繊維集合体の両面に各種部品
を付加することが有効であることが判った。この繊維集
合体に付加させる層は少なくとも繊維集合体の2倍の面
密度を有することが好ましい。面密度が2倍未満になる
と遮吸音性能が十分に得られないばかりでなく、コスト
アップと重量アップを招く。こうして得られた積層体は
1〜40mmの範囲であることが好ましい。積層体が1
mm未満になると、本来の遮音性能が得られず、40m
mを超えると自動車上に用いるために大きなスペースが
必要となるので、他の部品と干渉を起こす。
【0027】繊維集合体を形成する主成分である合成繊
維は、メルトブローン法によって作製したものが好まし
く用いられる。この方法によれば、高分子溶液を極細孔
から噴出させ、安価で非常に細い繊維の作製が可能とな
る。この方法によって得られた合成繊維を使用すること
で、平均繊度が0.1d程の超極細の繊維を作製するこ
とができ、高い吸音率を有する繊維集合体を得ることが
できる。
【0028】吸音率は繊維の総本数と総面積に密接に関
係しているので、繊維集合体には出来る限り細い繊維を
配合することが好ましい。このような細い繊維は、技術
的な面やコスト的な面を考慮して平均繊度が0.000
1〜0.1dの範囲で5重量%以上含有することが好ま
しい。遮音性能を向上させるには、平均繊度が小さい程
良いが、現在の一般的な技術において得られる最も繊度
の小さい繊維は0.0001d程度である。逆に0.1
dを超えると高性能の遮音構造体を得ることができな
い。また、この繊維の含有量が5重量%未満になると、
超極細繊維を配合することによって得られる遮音性能が
低下する。
【0029】フレームを形作る繊維は平均繊度が1.5
〜6dの範囲であることが好ましい。平均繊度が1.5
d未満になると、繊維集合体の形状を維持することがで
きず、成形性が低下する。逆に6dを超えると遮音性能
が低下する。この繊維の配合量は5〜40重量%の範囲
であることが好ましい。配合量が5重量%未満になる
と、成形性が低下し、40重量%を超えると、材料が硬
化すると共にコストアップを招く。
【0030】繊維集合体を構成する合成繊維としては、
公知の合成繊維の中から適宜選択して使用することがで
きるが、コスト面及び溶融紡糸の容易さの観点から、特
にポリエチレンテレフタレート(以下、PETと略す)
やポリプロピレン繊維(以下、PPと略す)が好ましく
用いられる。中でも、特にPPは比重が0.91であ
り、PETの1.4に比べて65%しかないため、同等
の面密度では約1.25倍の表面積をとる。一般的に吸
音率は表面積に依存する傾向があり、PPを使用するこ
とによって吸音率の向上に寄与することができる。ま
た、リサイクルの容易さを考慮してナイロン、ポリアク
リロニトリル、ポリアセテート、ポリエリレンテレフタ
レート、ポリエチレン、ポリプロピレン、線状ポリエス
テル、ポリアミド等の熱可塑性高分子も好適に使用する
ことができる。
【0031】次に、本発明の製造方法について説明す
る。本発明の自動車用遮音材は、繊維集合体層と他の層
を積層させた構造体を、70〜260℃で数分間加熱し
て、プレス成形することにより、同時一体成形すること
によって製造される。これにより表面に一部析出してい
る溶融点の低い繊維がその積層体全体に接着することが
でき、しかも同時一体成形を可能とすることにより、工
数の低減が可能となる。この積層方法については、特に
制限されないが、全体としてまとまり間がでるような良
好な成形を行うため、ニードルパンチ工法等を用いて一
体成形することが好ましい。ここで、加熱温度が70℃
未満になると、加熱時間を長くしても成形することがで
きず、逆に260℃を超えると繊維集合体が溶融してし
まい、同様に成形することができない。また、加熱方法
は特に制限されないが、加熱時間の短縮を図るため、熱
風循環式オーブンにすることが好ましい。
【0032】このように本発明による自動車用遮音構造
体を用いて、ダッシュインシュレータ、及びフロアイン
シュレータを成形することにより、超極細繊維に起因す
る吸音性能の良さと、フレームを形成する繊維の配合に
起因する成形性の良さと、ばね定数の増加防止性能とを
保持した優れた自動車用遮音材を得ることができる。
【0033】
【実施例】以下、本発明を実施例によって更に詳述する
が、本発明はこれによって限定されるものではない。
【0034】実施例1 平均繊度1dのPETを主成分とした合成繊維A70重
量%と、Aより20℃軟化点の低い平均繊度2dのPE
Tを主成分とした合成繊維B30重量%とをランダム形
態に分散させた面密度1.0Kg/m2 、幅300×3
00mm及び厚さ30mmの繊維集合体を165℃で加
熱し、50Kgf/cm2 でプレス成形して自動車用遮
音材を作成した。
【0035】実施例2 実施例1で用いたランダム形態に分散したことに代えて
直交形態に分散した他は、実施例1と全く同様にして自
動車用遮音材を作成した。
【0036】実施例3 実施例1で用いたランダム形態に分散したことに代えて
立体的に絡み合わせた直径20mmの球状繊維形態に分
散した他は、実施例1と全く同様にして自動車用遮音材
を作成した。
【0037】実施例4 メルトブローン法で作成した平均繊度0.1dのPPを
主成分とした合成繊維A80重量%と、Aより20℃軟
化点が低い平均繊度1.5dのPETを主成分とした合
成繊維B20重量%とをランダム形態に分散させた面密
度0.4Kg/m2 、300×300mm及び厚さ10
mmの繊維集合体を165℃で加熱し、50Kgf/c
2 でプレス成形して自動車用遮音材を作成した。
【0038】実施例5 面密度及び厚さをそれぞれ0.8Kg/m2 及び30m
mを用いた他は、実施例4と全く同様な方法により自動
車用遮音材を作成した。
【0039】実施例6 面密度1.0Kg/m2 を用いた他は、実施例5と全く
同様な方法により自動車用遮音材を作成した。
【0040】実施例7 面密度1.2Kg/m2 を用いた他は、実施例5と全く
同様な方法により自動車用遮音材を作成した。
【0041】実施例8 合成繊維Aの平均繊度を0.0005dとした他は、実
施例1と全く同様にして自動車用遮音材を作成した。
【0042】実施例9 合成繊維Bの平均繊度を15dとした他は、実施例1と
全く同様にして自動車用遮音材を作成した。
【0043】実施例10 平均繊度1dのPETを主成分とした合成繊維A60重
量%と、Aより軟化点が20℃低い平均繊度2dのPE
Tを主成分とした合成繊維B30重量%と、平均繊度6
dのPETを主成分とした合成繊維C10重量%とをラ
ンダム形態に分散させた面密度1.0Kg/m2 、30
0×300mm、厚さ30mmの繊維集合体を165℃
で加熱し、50Kgf/cm2 でプレス成形して自動車
用遮音材を作成した。
【0044】参考例1 幅1000×2000mmの繊維集合体を用い、面密度
4.0Kg/m2 のゴム表皮の表面層に位置するように
積層させた他は、実施例6と全く同様な方法により積層
構造体を成形し、平均厚さ35mmの自動車用遮音材を
作成した。
【0045】参考例2 幅及び厚さをそれぞれ1000×1000mm及び4m
mの繊維集合体を用い、PETを主成分とする表皮材の
裏面層に位置するように積層させた他は、実施例4と全
く同様な方法により積層構造体を成形し、平均厚さ5m
mの自動車用遮音材を作成した。
【0046】参考例3 幅及び厚さをそれぞれ1000×1000mm及び25
mmの繊維集合体を用い、PETを主成分とする表皮材
とアスファルトで構成されたメルシートとの間に位置す
るように積層させた他は、実施例7と全く同様な方法に
より積層構造体を成形し、平均厚さ30mmの自動車用
遮音材を作成した。
【0047】比較例1 合成繊維A5重量%、合成繊維B40重量%及び前記以
外の繊維C55重量%を用いた他は、実施例1と全く同
様な方法により自動車用遮音材を作成した。
【0048】比較例2 合成繊維A15重量%、合成繊維B55重量%及び前記
以外の繊維C30重量%を用いた他は、実施例1と全く
同様な方法により自動車用遮音材を作成した。
【0049】比較例3 合成繊維Aより軟化点が10℃低い合成繊維Bを用いた
他は、比較例1と全く同様にして自動車用遮音材を作成
した。
【0050】比較例4 メルトブローン法により平均繊度の特に小さな繊維を作
成し、繊維集合体を作成しようとしたが、0.0001
d以下の平均繊度を有する繊維体を得ることができなか
った。
【0051】比較例5 合成繊維Aの平均繊度を2dとした他は実施例1と全く
同様にして自動車用遮音材を作成した。
【0052】比較例6 合成繊維Aの配合量を97重量%とした他は、実施例1
と全く同様にして自動車用遮音材を作成しようとした
が、繊維体を構成させ、成形させることができず、自動
車用遮音材を得ることができなかった。
【0053】比較例7 合成繊維Bの平均繊度を1dとした他は、実施例1と全
く同様にして自動車用遮音材を作成しようとしたが、軟
化点が20℃以上異なる繊維Bを得ることが困難であ
り、自動車用遮音材を作成することができなかった。ま
た、繊維Bの表面積だけ軟化点の異なる高分子で作成し
た2重構造の繊維を用いることも考えたが、この構造で
平均繊度1dのものを安定して製造する技術が一般的に
無いため、同様に自動車用遮音材を作成することができ
なかった。
【0054】比較例8 合成繊維Bの平均繊度を20dとした他は、実施例1と
全く同様にして自動車用遮音材を作成しようとしたが、
繊維Aと繊維Bを均一に混合させることは困難であっ
た。また、成形を試みたが、繊維Bの本数が極端に減少
したことに起因して成形することができなかった。
【0055】比較例9 繊維集合体の面密度を1.0Kg/m2 から0.08K
g/m2 に変更した他は、実施例1と全く同様にして自
動車用遮音材を作成した。
【0056】比較例10 繊維集合体の面密度を1.0Kg/m2 から1.8Kg
/m2 に変更した他は、実施例1と全く同様にして自動
車用遮音材を作成した。
【0057】比較例11 繊維集合体の厚さを30mmから0.8mmに変更した
他は、実施例1と全く同様にして自動車用遮音材を作成
した。
【0058】比較例12 繊維集合体の厚さを30mmから45mmに変更した他
は、実施例1と全く同様にして自動車用遮音材を作成し
たところ、性能は確保することはできたが、自動車用に
適用したところ、材料が厚すぎ他の部品と干渉するため
限られた車内スペースに収めることができなかった。
【0059】参考例4 成形温度を60℃にした他は、実施例1と全く同様にし
て繊維集合体をプレス成形したが、繊維が軟化せず、一
体成形が不可能となり自動車用遮音材を作成することが
できなかった。
【0060】参考例5 成形温度を270℃にした他は、実施例1と全く同様に
して繊維集合体をプレス成形したが、繊維集合体全体が
完全に軟化してしまい、自動車用遮音材を作成すること
ができなかった。
【0061】従来例1 開繊された天然繊維、及び合成繊維より構成された30
0×300mm、厚さ30mm及び面密度1.0Kg/
2 の成形フェルトを200℃で加熱し、50Kgf/
2 でプレス成形して自動車用遮音材を作成した。
【0062】従来例2 面密度1.0Kg/m2 に代えて1.2Kg/m2 の成
形フェルトを用いた他は、従来例1と全く同様な方法で
自動車用遮音材を作成した。
【0063】従来例3 面密度1.0Kg/m2 に代えて1.2Kg/m2 の成
形フェルトを用いた他は、従来例1と全く同様な方法で
自動車用遮音材を作成した。
【0064】従来例4 面密度1.0Kg/m2 に代えて2.1Kg/m2 の成
形フェルトを用いた他は、従来例1と全く同様な方法で
自動車用遮音材を作成した。
【0065】試験例1 上記の各実施例、比較例及び従来例の方法によって得た
サンプルについて、JIS1405に準拠した管内法に
基づき建築材料の垂直入射吸音率を測定した。尚、サン
プルサイズは100Φであり、測定領域は0.1〜1.
6KHzである。
【0066】試験例2 上記の各実施例、比較例及び従来例の方法によって得た
サンプルについて、JISA1416に準拠した測定方
法で残響室−残響室による透過損失を測定した。尚、こ
の測定値から0.2〜10KHzの範囲で従来例2に対
する平均遮音レベル差(dB)を算出した。
【0067】これらの結果を表1に示す。
【表1】
【0068】表1の結果から、実施例で作成された各種
遮音材造体は、従来例に比べて優れた吸音性能を有し、
高い遮音性能が確認された。一方、比較例及び従来例で
は、性能的に満足し得ない遮音材造体が得られたり、ま
た遮音材料を形成することができない場合もあった。
【0069】
【発明の効果】本発明の自動車用遮音材は、所定の超極
細繊維を配合することにより吸音率を高める効果を有
し、従来品のフェルトに比べ高い遮音性能を保持してい
る。また、本発明の製造方法によれば、軽量化や加工コ
ストの低減による経済性を高めた自動車用遮音材を簡易
に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のダッシュインシュレータ及びフロアイン
シュレータを示す図である。
【図2】図1のダッシュインシュレータを示す断面図で
ある。
【図3】図1のフロアインシュレータを示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 ダッシュパネル 2 ダッシュインシュレータ 3 高密度遮音材層 4 吸音材層 5 フロアインシュレータ 6 エンジンルーム 7 車室 8 カーペット表皮 9 バッキング材 10 遮音材層 11 メルシート 12 フロアパネル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E04B 1/86 D G10K 11/16

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主成分として平均繊度が0.0001〜
    1dの範囲にある合成繊維10〜95重量%と、軟化点
    が前記合成繊維と少なくとも20℃以上異なる平均繊度
    1.5〜18dの範囲にある合成繊維50重量%以下
    と、必要に応じて平均繊度1〜30dの範囲にある合成
    繊維とを配合した繊維集合体であって、前記繊維集合体
    の平均面密度が0.1〜1.5Kg/m2 及び厚さが1
    〜40mmの範囲にあることを特徴とする自動車用遮音
    材。
  2. 【請求項2】 合成繊維をランダム形態、直交形態、又
    は直径1〜40mmの範囲で立体的に絡み合った球状形
    態に分散させた繊維集合体で構成された構造体であるこ
    とを特徴とする請求項1記載の自動車用遮音材。
  3. 【請求項3】 繊維集合体を遮音構造体の表面層、内面
    層、又は裏面層に位置させ、少なくとも他の一層に、面
    密度が前記繊維集合体の2倍である層を有する積層体で
    あって、該積層体が1〜40mmの範囲であることを特
    徴とする請求項1又は2記載の自動車用遮音材。
  4. 【請求項4】 繊維集合体がメルトブローン法によって
    作成された合成繊維を主成分として構成されることを特
    徴とする請求項1、2又は3記載の自動車用遮音材。
  5. 【請求項5】 繊維集合体が平均繊度0.0001〜
    0.1dの範囲にある合成繊維5重量%以上と、軟化点
    が前記合成繊維と少なくとも20℃異なる平均繊度1.
    5〜6デニールの範囲にある合成繊維5〜40重量%と
    を主成分とすることを特徴とする請求項1、2、3又は
    4記載の自動車用遮音材。
  6. 【請求項6】 繊維集合体を構成する合成繊維の主成分
    がポリプロピレン及び/又はポリエチレンテレフタレー
    トであることを特徴とする請求項1、2、3、4又は5
    記載の自動車用遮音材。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6記載の繊維集合体層と他の
    層を積層させた構造体を、70〜260℃で数分間加熱
    して、プレス成形することにより、同時一体成形するこ
    とを特徴とする請求項1〜6記載の自動車用遮音材の製
    造方法。
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