JP3379565B2 - 遮音構造体の製造方法 - Google Patents

遮音構造体の製造方法

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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、フロア部に取り付け
られる自動車用フロアインシュレータに関するもので、
特に、遮音材の通気量を簡便且つ所望のものにすること
ができる遮音構造体の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の高級化、高性能化に伴い、現在
では遮音性能の高いインシュレータ材の開発が要求され
ている。従来の代表的なものとしては、再生繊維にフェ
ノール樹脂等の熱硬化型バインダを使用しているフェル
ト、またはバインダ樹脂として熱可塑性樹脂であるポリ
エチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂等を使用した成形フ
ェルト、または熱可塑性樹脂若しくは熱硬化性樹脂を含
有したガラス繊維等の無機系繊維を熱プレスや冷プレス
したもの、またはポリエステル繊維等の合繊に主たる繊
維より低融点のバインダ繊維を混入し、熱融着した繊維
集合体に、これら繊維層より通気抵抗の高いポリエチレ
ン樹脂等のバッキング層を装着し、遮音性を高めたもの
があった。またその他には、上記ポリエチレン樹脂等の
バッキング層を装着しないものとして、通気抵抗を高め
るために、繊維層の密度を上げることやニードルパンチ
を強めに打つ方法が採られていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらのもの
は、遮音構造体として以下の欠点があった。第一に、繊
維層と異なる樹脂からなるバッキング層を装着したもの
においては、繊維層製造工程とは別の工程によってバッ
キング層を製造することによる価格の上昇と重量の増加
が挙げられる。第二に、バッキング層を装着しないもの
においては、繊維層の密度上昇による材料コストの上
昇、ニードルパンチ工程による製造ライン速度低下に伴
う製造コストの上昇、重量の増加及び充分な遮音性が得
られないことが挙げられる。本発明の目的は、このよう
な従来の技術を鑑み、従来品の遮音構造体と同程度の遮
音性能を有しながら、製造コストの低減と製造品の軽量
化を図ることが可能な遮音構造体の製造方法を提供する
ことにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、遮音構造
体の繊維配合と製造条件によって得られる該遮音構造体
の遮音性能を解析し、本発明を完成するに至った。上記
問題点を解決するために、高軟化点繊維と低軟化点繊維
の配合比と製造条件に特徴を持たせることによって、高
い遮音性と軽量化、製造コストの低減を図ることが可能
な遮音構造体の製造方法を実現できた。
【0005】本発明は遮音を目的として設置される自動
車用フロアインシュレータに関するものであり、繊維集
合体によって構成される遮音構造体において、その繊維
集合体が1層以上の繊維層から構成され、且つその製造
時片面若しくは両面を緻密化したものであることを特徴
とする。
【0006】
【発明の実施の形態】 まず、緻密層を含まない繊維集
合体について説明する。遮音性能を高めるためには、通
気抵抗が必要とされる。このため、バッキング層を有さ
ずにかつ繊維層を高密度化すること無しに通気抵抗を高
めるためには、表面の緻密化が有効である。これは、車
体パネルと緻密表面との間で2重壁遮音構造体を形成す
るためである。通常の場合、フロアインシュレータは車
体パネルに取り付けられているため、両面を緻密化する
必要はないが、車体パネルの形状次第では両面の緻密化
が必要となる。
【0007】次に、緻密化の方法について説明する。表
面の緻密化は熱ロール若しくはカレンダロールによる熱
処理あるいは熱圧縮が製造上簡便である。これは、繊維
集合体に主たる繊維より軟化点の低い繊維を混合するこ
とによって、容易に行うことができ、しかも製造工程中
にこの緻密化工程を配置することが容易だからである。
【0008】次に通気量について説明する。通気性は
0.01kg/cm2 下で100〜1500cc/mi
nの通気量が必要である。通気量を100cc/min
以下にするためには熱処理や熱圧縮を強く行わなくては
ならず、製造コストの点から望ましくない。また、低軟
化点繊維の融着によって通気量を小さくする場合におい
ても低軟化点の繊維の混入を多くする必要が生じ、材料
コストの点からも相応しくない。また、通気量が150
0cc/min以上であることは、車体パネルと緻密層
との間で2重壁構造体を形成することができない。従っ
て、高い遮音性能を発揮することができなくなるため相
応しくない。
【0009】主たる繊維については、ポリエステルを用
いる。ポリエステルは流通的、機械的強度に関して適し
ており、コストパフォーマンスも高い。また、ナイロ
ン、ポリアクリロニトリル、ポリアセテート、ポリエチ
レン、ポリプロピレン、線状ポリエステル、ポリアミド
等の繊維も使用可能であり、同じ繊維径の繊維を製造し
不織布化することにより、遮音性能はほぼ同等のものが
得られるが、特に限定は行わない。
【0010】また、面密度を0.5kg/m以上にす
る理由は0.5kg/m未満においては同一体積内に
おける繊維の割合が少なくなるため、繊維集合体として
十分なまとまりが得られず、製造が困難になるためであ
る。3.0kg/mを超えると繊維集合体が硬くなり
すぎてしまい、通気抵抗が大きくなり、2重壁構造体を
形成することができず性能の悪化が顕著になるためであ
る。
【0011】繊維集合体の厚さに関しては、16〜60
mmとする。16mm未満では、吸音性能が確保でき
ず、60mmを超えるとフロアインシュレータとしては
厚すぎ、設置のためのスペースが必要になってくるた
め、レイアウト的にも成り立たない場合も多く、使用の
道が狭められる。繊維径に関しては、10〜40μmの
範囲の太さである必要がある。遮音構造体を構成する繊
維の径によって、吸音性能は大きく変わり、細い繊維を
用いることによって吸音性能は上昇する。しかし、細い
繊維は剛性がないため、フロアインシュレータへの適用
に当っては低へたり性で支障をきたす。40μmを超え
た繊維では吸音性能を満足することができず、また熱ロ
ール若しくはカレンダロールによる熱圧縮によっても通
気量制御が困難になり相応しくない。
【0012】繊維長に関しては30〜100mmの繊維
を用いる。この理由は繊維長によって機械的強度が左右
されるためで、30mm未満の繊維をフロアインシュレ
ータとして用いる場合、低へたり性で支障をきたす。ま
た、100mm以下である理由は不織布製造工程の開繊
時、100mmを超えるものでは、開繊が進まず、繊維
の固まりができやすく、性能のばらつきが大きくなる欠
点が生じるためである。
【0013】次に、2層以上の繊維集合体から本遮音構
造体を作成する場合において、しかも少なくとも1層以
上の緻密層を有する場合について説明する。この緻密層
を構成する繊維の内、主繊維に対して、少なくとも20
℃以上低い軟化点を持つ繊維を混入する。これは、熱ロ
ール若しくはカレンダロールによって、主繊維を溶かす
ことなく、低軟化点繊維で結合させるためであり、さら
に低融点繊維の割合に応じて繊維層の機械的強度も制御
可能になり、嵩高感と耐へたり性を両立できるからであ
る。さらに、配合割合によって通気量を簡便に抑制する
ことも可能である。また、軟化点の低い繊維を混入しな
い場合、熱ロール若しくはカレンダロールの温度を高く
設定することにより熱むらの発生によって品質のばらつ
きがおきやすくなり相応しくない。
【0014】低軟化点繊維の配合割合に関しては、20
〜100重量%とする。20%未満の場合では、上記低
軟化点繊維の効果が得られにくいためである。面密度
は、0.1〜2.0kg/mとすることが好ましい。
面密度を0.1kg/m以上にする理由は0.1kg
/m未満においては同一体積内における繊維の割合が
少なくなるため、繊維集合体として十分なまとまりが得
られず製造が困難になるためである。2.0kg/m
を超えると通気抵抗が飽和傾向を取り、材料コスト、重
量から相応しくないためである。
【0015】繊維集合体の厚さに関しては、1〜20m
mであることが好ましい。1mm未満では繊維集合体と
して十分なまとまりが得られず製造が困難になるためで
ある。20mmを超えると吸音を担う低密度層の設置の
ためのスペースが小さくなり、レイアウト的にも成り立
たない場合も多くなるためである。繊維径及び繊維長に
関しては、緻密繊維層を含まない繊維集合体の場合と同
じである。
【0016】本発明をフロアインシュレータとして用い
る場合、緻密層をこれより低密度な層とカーペットの間
に挟んでバッキング層として使用することができる。こ
の場合、熱ロール若しくはカレンダロールによって通気
抵抗を大きくしているため、該積層繊維集合体に2重壁
遮音構造が形成され遮音性能は高くなり、しかも樹脂シ
ートによるバッキングを用いていないため、製造工程を
省力化できる。従来、バッキング層無しでフロアインシ
ュレータを製造する際、通気量を小さくするため、繊維
層の繊維量を上げて高密度化することやニードルパンチ
によって高密度化する手法がとられていたが、熱ロール
若しくはカレンダロールを用いた緻密層を挟み込むこと
によって、材料及び製造コストを抑えつつ所望の遮音構
造体が製造可能になる。
【0017】次に熱ロール及びカレンダロールにおいて
不織布表面を軟化及び圧縮する際のロール表面温度につ
いて説明する。本発明では所望の通気量を得るため、ロ
ール表面の温度を変えることで対応できる。例えば、融
点が250℃の主体繊維と軟化点が110〜170℃の
繊維の混合においては、100〜250℃のロール表面
温度が望ましい。しかし、用いる繊維の軟化点によって
適宜変える必要がある。ロール表面温度は使用する繊維
種によって変わるため、特に限定はしない。
【0018】以上のように本発明による製造方法によっ
て、低材料コスト、低製造コストで高性能な遮音構造体
が製造可能である。
【0019】
【実施例】以下に、本発明の実施例と比較例を示す。 実施例1 緻密層:平均繊維長50mmである繊維径14μmの繊
維A50%と繊維径14μmの繊維B(周辺部軟化点:
170℃)50%から構成される、面密度200g/m
2 のポリエステル繊維の集合体の両面を210℃の熱ロ
ールにて緻密化するとともに平均厚さ2mmに圧縮した
もの。 低密度層:平均繊維長50mmである繊維径25μmの
繊維A90%と繊維径14μmの繊維B(周辺部軟化
点:170℃)10%から構成される、面密度875g
/m2 、平均厚さ35mmのポリエステル繊維の集合
体。 緻密層と低密度層を積層し、図1、図2に記載される平
均透過損失値をもつ遮音構造体を得た。
【0020】実施例2 緻密層:平均繊維長50mmである繊維径14μmの繊
維A50%と繊維径14μmの繊維B(周辺部軟化点:
170℃)50%から構成される、面密度200g/m
2 のポリエステル繊維の集合体の片面を210℃の熱ロ
ールにて緻密化するとともに平均厚さ2mmに圧縮した
もの。 低密度層:平均繊維長50mmである繊維径25μmの
繊維A90%と繊維径14μmの繊維B(周辺部軟化
点:170℃)10%から構成される、面密度875g
/m2 、平均厚さ35mmのポリエステル繊維の集合
体。 緻密層と低密度層を積層し、図1、図2に記載される平
均透過損失値をもつ遮音構造体を得た。
【0021】実施例3 緻密層:平均繊維長50mmである繊維径14μmの繊
維A50%と繊維径14μmの繊維B(周辺部軟化点:
170℃)50%から構成される、面密度200g/m
2 のポリエステル繊維の集合体の両面を180℃の熱ロ
ールにて緻密化するとともに平均厚さ2mmに圧縮した
もの。 低密度層:平均繊維長50mmである繊維径25μmの
繊維A90%と繊維径14μmの繊維B(周辺部軟化
点:170℃)10%から構成される、面密度875g
/m2 、平均厚さ35mmのポリエステル繊維の集合
体。 緻密層と低密度層を積層し、図1、図2に記載される平
均透過損失値をもつ遮音構造体を得た。
【0022】実施例4 緻密層:平均繊維長50mmである繊維径14μmの繊
維A50%と繊維径14μmの繊維B(周辺部軟化点:
170℃)50%から構成される、面密度100g/m
2 のポリエステル繊維の集合体の両面を210℃の熱ロ
ールにて緻密化するとともに平均厚さ2mmに圧縮した
もの。 低密度層:平均繊維長50mmである繊維径25μmの
繊維A90%と繊維径14μmの繊維B(周辺部軟化
点:170℃)10%から構成される、面密度875g
/m2 、平均厚さ35mmのポリエステル繊維の集合
体。 緻密層と低密度層を積層し、図1、図2に記載される平
均透過損失値をもつ遮音構造体を得た。
【0023】実施例5 緻密層:平均繊維長50mmである繊維径14μmの繊
維A50%と繊維径14μmの繊維B(周辺部軟化点:
170℃)50%から構成される、面密度1000g/
2 のポリエステル繊維の集合体の両面を210℃の熱
ロールにて緻密化するとともに平均厚さ2mmに圧縮し
たもの。 低密度層:平均繊維長50mmである繊維径25μmの
繊維A90%と繊維径14μmの繊維B(周辺部軟化
点:170℃)10%から構成される、面密度875g
/m2 、平均厚さ35mmのポリエステル繊維の集合
体。 緻密層と低密度層を積層し、図1、図2に記載される平
均透過損失値をもつ遮音構造体を得た。
【0024】実施例6 緻密層:平均繊維長50mmである繊維径14μmの繊
維A50%と繊維径14μmの繊維B(周辺部軟化点:
170℃)50%から構成される、面密度200g/m
2 のポリエステル繊維の集合体の両面を210℃の熱ロ
ールにて緻密化するとともに平均厚さ1mmに圧縮した
もの。 低密度層:平均繊維長50mmである繊維径25μmの
繊維A90%と繊維径14μmの繊維B(周辺部軟化
点:170℃)10%から構成される、面密度875g
/m2 、平均厚さ35mmのポリエステル繊維の集合
体。 緻密層と低密度層を積層し、図1、図2に記載される平
均透過損失値をもつ遮音構造体を得た。
【0025】実施例7 緻密層:平均繊維長50mmである繊維径14μmの繊
維A50%と繊維径14μmの繊維B(周辺部軟化点:
170℃)50%から構成される、面密度200g/m
2 のポリエステル繊維の集合体の両面を210℃の熱ロ
ールにて緻密化するとともに平均厚さ10mmに圧縮し
たもの。 低密度層:平均繊維長50mmである繊維径25μmの
繊維A90%と繊維径14μmの繊維B(周辺部軟化
点:170℃)10%から構成される、面密度875g
/m2 、平均厚さ35mmのポリエステル繊維の集合
体。 緻密層と低密度層を積層し、図1、図2に記載される平
均透過損失値をもつ遮音構造体を得た。
【0026】実施例8 緻密層:平均繊維長50mmである繊維径10μmの繊
維A50%と繊維径14μmの繊維B(周辺部軟化点:
170℃)50%から構成される、面密度200g/m
2 のポリエステル繊維の集合体の両面を210℃の熱ロ
ールにて緻密化するとともに平均厚さ2mmに圧縮した
もの。 低密度層:平均繊維長50mmである繊維径25μmの
繊維A90%と繊維径14μmの繊維B(周辺部軟化
点:170℃)10%から構成される、面密度875g
/m2 、平均厚さ35mmのポリエステル繊維の集合
体。 緻密層と低密度層を積層し、図1、図2に記載される平
均透過損失値をもつ遮音構造体を得た。
【0027】実施例9 緻密層:平均繊維長50mmである繊維径25μmの繊
維A50%と繊維径14μmの繊維B(周辺部軟化点:
170℃)50%から構成される、面密度200g/m
2 のポリエステル繊維の集合体の両面を210℃の熱ロ
ールにて緻密化するとともに平均厚さ2mmに圧縮した
もの。 低密度層:平均繊維長50mmである繊維径25μmの
繊維A90%と繊維径14μmの繊維B(周辺部軟化
点:170℃)10%から構成される、面密度875g
/m2 、平均厚さ35mmのポリエステル繊維の集合
体。 緻密層と低密度層を積層し、図1、図2に記載される平
均透過損失値をもつ遮音構造体を得た。
【0028】実施例10 緻密層:平均繊維長100mmである繊維径14μmの
繊維A50%と平均繊維長50mmである繊維径14μ
mの繊維B(周辺部軟化点:170℃)50%から構成
される、面密度200g/m2 のポリエステル繊維の集
合体の両面を210℃の熱ロールにて緻密化するととも
に平均厚さ2mmに圧縮したもの。 低密度層:平均繊維長50mmである繊維径25μmの
繊維A90%と繊維径14μmの繊維B(周辺部軟化
点:170℃)10%から構成される、面密度875g
/m2 、平均厚さ35mmのポリエステル繊維の集合
体。 緻密層と低密度層を積層し、図1、図2に記載される平
均透過損失値をもつ遮音構造体を得た。
【0029】実施例11 緻密層:平均繊維長50mmである繊維径14μmの繊
維B(周辺部軟化点:170℃)100%から構成され
る、面密度200g/m2 のポリエステル繊維の集合体
の両面を210℃の熱ロールにて緻密化するとともに平
均厚さ2mmに圧縮したもの。 低密度層:平均繊維長50mmである繊維径25μmの
繊維A90%と繊維径14μmの繊維B(周辺部軟化
点:170℃)10%から構成される、面密度875g
/m2 、平均厚さ35mmのポリエステル繊維の集合
体。 緻密層と低密度層を積層し、図1、図2に記載される平
均透過損失値をもつ遮音構造体を得た。
【0030】実施例12 緻密層:平均繊維長50mmである繊維径14μmの繊
維A80%と繊維径14μmの繊維B(周辺部軟化点:
170℃)20%から構成される、面密度200g/m
2 のポリエステル繊維の集合体の両面を210℃の熱ロ
ールにて緻密化するとともに平均厚さ2mmに圧縮した
もの。 低密度層:平均繊維長50mmである繊維径25μmの
繊維A90%と繊維径14μmの繊維B(周辺部軟化
点:170℃)10%から構成される、面密度875g
/m2 、平均厚さ35mmのポリエステル繊維の集合
体。 緻密層と低密度層を積層し、図1、図2に記載される平
均透過損失値をもつ遮音構造体を得た。
【0031】実施例13 緻密層:平均繊維長50mmである繊維径14μmの繊
維A50%と繊維径10μmの繊維B(周辺部軟化点:
170℃)50%から構成される、面密度200g/m
2 のポリエステル繊維の集合体の両面を210℃の熱ロ
ールにて緻密化するとともに平均厚さ2mmに圧縮した
もの。 低密度層:平均繊維長50mmである繊維径25μmの
繊維A90%と繊維径14μmの繊維B(周辺部軟化
点:170℃)10%から構成される、面密度875g
/m2 、平均厚さ35mmのポリエステル繊維の集合
体。 緻密層と低密度層を積層し、図1、図2に記載される平
均透過損失値をもつ遮音構造体を得た。
【0032】実施例14 緻密層:平均繊維長50mmである繊維径14μmの繊
維A50%と繊維径20μmの繊維B(周辺部軟化点:
170℃)50%から構成される、面密度200g/m
2 のポリエステル繊維の集合体の両面を210℃の熱ロ
ールにて緻密化するとともに平均厚さ2mmに圧縮した
もの。 低密度層:平均繊維長50mmである繊維径25μmの
繊維A90%と繊維径14μmの繊維B(周辺部軟化
点:170℃)10%から構成される、面密度875g
/m2 、平均厚さ35mmのポリエステル繊維の集合
体。 緻密層と低密度層を積層し、図1、図2に記載される平
均透過損失値をもつ遮音構造体を得た。
【0033】実施例15 緻密層:平均繊維長50mmである繊維径14μmの繊
維A50%と平均繊維長30mmである繊維径14μm
の繊維B(周辺部軟化点:170℃)50%から構成さ
れる、面密度200g/m2 のポリエステル繊維の集合
体の両面を210℃の熱ロールにて緻密化するとともに
平均厚さ2mmに圧縮したもの。 低密度層:平均繊維長50mmである繊維径25μmの
繊維A90%と繊維径14μmの繊維B(周辺部軟化
点:170℃)10%から構成される、面密度875g
/m2 、平均厚さ35mmのポリエステル繊維の集合
体。 緻密層と低密度層を積層し、図1、図2に記載される平
均透過損失値をもつ遮音構造体を得た。
【0034】実施例16 緻密層:平均繊維長50mmである繊維径14μmの繊
維A50%と平均繊維長100mmである繊維径14μ
mの繊維B(周辺部軟化点:170℃)50%から構成
される、面密度200g/m2 のポリエステル繊維の集
合体の両面を210℃の熱ロールにて緻密化するととも
に平均厚さ2mmに圧縮したもの。 低密度層:平均繊維長50mmである繊維径25μmの
繊維A90%と繊維径14μmの繊維B(周辺部軟化
点:170℃)10%から構成される、面密度875g
/m2 、平均厚さ35mmのポリエステル繊維の集合
体。 緻密層と低密度層を積層し、図1、図2に記載される平
均透過損失値をもつ遮音構造体を得た。
【0035】実施例17 緻密層:平均繊維長50mmである繊維径14μmの繊
維A50%と繊維径14μmの繊維B(周辺部軟化点:
170℃)50%から構成される、面密度200g/m
2 のポリエステル繊維の集合体の両面を210℃の熱ロ
ールにて緻密化するとともに平均厚さ2mmに圧縮した
もの。 低密度層:平均繊維長50mmである繊維径25μmの
繊維A90%と繊維径14μmの繊維B(周辺部軟化
点:170℃)10%から構成される、面密度400g
/m2 、平均厚さ35mmのポリエステル繊維の集合
体。 緻密層と低密度層を積層し、図1、図2に記載される平
均透過損失値をもつ遮音構造体を得た。
【0036】実施例18 緻密層:平均繊維長50mmである繊維径14μmの繊
維A50%と繊維径14μmの繊維B(周辺部軟化点:
170℃)50%から構成される、面密度200g/m
2 のポリエステル繊維の集合体の両面を210℃の熱ロ
ールにて緻密化するとともに平均厚さ2mmに圧縮した
もの。 低密度層:平均繊維長50mmである繊維径25μmの
繊維A90%と繊維径14μmの繊維B(周辺部軟化
点:170℃)10%から構成される、面密度2000
g/m2 、平均厚さ35mmのポリエステル繊維の集合
体。 緻密層と低密度層を積層し、図1、図2に記載される平
均透過損失値をもつ遮音構造体を得た。
【0037】実施例19 緻密層:平均繊維長50mmである繊維径14μmの繊
維A50%と繊維径14μmの繊維B(周辺部軟化点:
170℃)50%から構成される、面密度200g/m
2 のポリエステル繊維の集合体の両面を210℃の熱ロ
ールにて緻密化するとともに平均厚さ2mmに圧縮した
もの。 低密度層:平均繊維長50mmである繊維径25μmの
繊維A90%と繊維径14μmの繊維B(周辺部軟化
点:170℃)10%から構成される、面密度875g
/m2 、平均厚さ15mmのポリエステル繊維の集合
体。 緻密層と低密度層を積層し、図1、図2に記載される平
均透過損失値をもつ遮音構造体を得た。
【0038】実施例20 緻密層:平均繊維長50mmである繊維径14μmの繊
維A50%と繊維径14μmの繊維B(周辺部軟化点:
170℃)50%から構成される、面密度200g/m
2 のポリエステル繊維の集合体の両面を210℃の熱ロ
ールにて緻密化するとともに平均厚さ2mmに圧縮した
もの。 低密度層:平均繊維長50mmである繊維径25μmの
繊維A90%と繊維径14μmの繊維B(周辺部軟化
点:170℃)10%から構成される、面密度875g
/m2 、平均厚さ50mmのポリエステル繊維の集合
体。 緻密層と低密度層を積層し、図1、図2に記載される平
均透過損失値をもつ遮音構造体を得た。
【0039】実施例21 緻密層:平均繊維長50mmである繊維径14μmの繊
維A50%と繊維径14μmの繊維B(周辺部軟化点:
170℃)50%から構成される、面密度200g/m
2 のポリエステル繊維の集合体の両面を210℃の熱ロ
ールにて緻密化するとともに平均厚さ2mmに圧縮した
もの。 低密度層:平均繊維長50mmである繊維径10μmの
繊維A90%と繊維径14μmの繊維B(周辺部軟化
点:170℃)10%から構成される、面密度875g
/m2 、平均厚さ35mmのポリエステル繊維の集合
体。 緻密層と低密度層を積層し、図1、図2に記載される平
均透過損失値をもつ遮音構造体を得た。
【0040】実施例22 緻密層:平均繊維長50mmである繊維径14μmの繊
維A50%と繊維径14μmの繊維B(周辺部軟化点:
170℃)50%から構成される、面密度200g/m
2 のポリエステル繊維の集合体の両面を210℃の熱ロ
ールにて緻密化するとともに平均厚さ2mmに圧縮した
もの。 低密度層:平均繊維長50mmである繊維径40μmの
繊維A90%と繊維径14μmの繊維B(周辺部軟化
点:170℃)10%から構成される、面密度875g
/m2 、平均厚さ35mmのポリエステル繊維の集合
体。 緻密層と低密度層を積層し、図1、図2に記載される平
均透過損失値をもつ遮音構造体を得た。
【0041】実施例23 緻密層:平均繊維長50mmである繊維径14μmの繊
維A50%と繊維径14μmの繊維B(周辺部軟化点:
170℃)50%から構成される、面密度200g/m
2 のポリエステル繊維の集合体の両面を210℃の熱ロ
ールにて緻密化するとともに平均厚さ2mmに圧縮した
もの。 低密度層:平均繊維長100mmである繊維径25μm
の繊維A90%と平均繊維長50mmである繊維径14
μmの繊維B(周辺部軟化点:170℃)10%から構
成される、面密度875g/m2 、平均厚さ35mmの
ポリエステル繊維の集合体。 緻密層と低密度層を積層し、図1、図2に記載される平
均透過損失値をもつ遮音構造体を得た。
【0042】実施例24 緻密層:平均繊維長50mmである繊維径14μmの繊
維A50%と繊維径14μmの繊維B(周辺部軟化点:
170℃)50%から構成される、面密度200g/m
2 のポリエステル繊維の集合体の両面を210℃の熱ロ
ールにて緻密化するとともに平均厚さ2mmに圧縮した
もの。 低密度層:平均繊維長50mmである繊維径25μmの
繊維A70%と繊維径14μmの繊維B(周辺部軟化
点:170℃)30%から構成される、面密度875g
/m2 、平均厚さ35mmのポリエステル繊維の集合
体。 緻密層と低密度層を積層し、図1、図2に記載される平
均透過損失値をもつ遮音構造体を得た。
【0043】実施例25 緻密層:平均繊維長50mmである繊維径14μmの繊
維A50%と繊維径14μmの繊維B(周辺部軟化点:
170℃)50%から構成される、面密度200g/m
2 のポリエステル繊維の集合体の両面を210℃の熱ロ
ールにて緻密化するとともに平均厚さ2mmに圧縮した
もの。 低密度層:平均繊維長50mmである繊維径25μmの
繊維A90%と繊維径10μmの繊維B(周辺部軟化
点:170℃)10%から構成される、面密度875g
/m2 、平均厚さ35mmのポリエステル繊維の集合
体。 緻密層と低密度層を積層し、図1、図2に記載される平
均透過損失値をもつ遮音構造体を得た。
【0044】実施例26 緻密層:平均繊維長50mmである繊維径14μmの繊
維A50%と繊維径14μmの繊維B(周辺部軟化点:
170℃)50%から構成される、面密度200g/m
2 のポリエステル繊維の集合体の両面を210℃の熱ロ
ールにて緻密化するとともに平均厚さ2mmに圧縮した
もの。 低密度層:平均繊維長50mmである繊維径25μmの
繊維A90%と繊維径20μmの繊維B(周辺部軟化
点:170℃)10%から構成される、面密度875g
/m2 、平均厚さ35mmのポリエステル繊維の集合
体。 緻密層と低密度層を積層し、図1、図2に記載される平
均透過損失値をもつ遮音構造体を得た。
【0045】実施例27 緻密層:平均繊維長50mmである繊維径14μmの繊
維A50%と繊維径14μmの繊維B(周辺部軟化点:
170℃)50%から構成される、面密度200g/m
2 のポリエステル繊維の集合体の両面を210℃の熱ロ
ールにて緻密化するとともに平均厚さ2mmに圧縮した
もの。 低密度層:平均繊維長50mmである繊維径25μmの
繊維A90%と平均繊維長30mmである繊維径14μ
mの繊維B(周辺部軟化点:170℃)10%から構成
される、面密度875g/m2 、平均厚さ35mmのポ
リエステル繊維の集合体。 緻密層と低密度層を積層し、図1、図2に記載される平
均透過損失値をもつ遮音構造体を得た。
【0046】実施例28 緻密層:平均繊維長50mmである繊維径14μmの繊
維A50%と繊維径14μmの繊維B(周辺部軟化点:
170℃)50%から構成される、面密度200g/m
2 のポリエステル繊維の集合体の両面を210℃の熱ロ
ールにて緻密化するとともに平均厚さ2mmに圧縮した
もの。 低密度層:平均繊維長50mmである繊維径25μmの
繊維A90%と平均繊維長100mmである繊維径14
μmの繊維B(周辺部軟化点:170℃)10%から構
成される、面密度875g/m2 、平均厚さ35mmの
ポリエステル繊維の集合体。 緻密層と低密度層を積層し、図1、図2に記載される平
均透過損失値をもつ遮音構造体を得た。
【0047】実施例29 低密度層:平均繊維長50mmである繊維径25μmの
繊維A90%と繊維径14μmの繊維B(周辺部軟化
点:170℃)10%から構成される、面密度875g
/m2 、のポリエステル繊維の集合体の両面を210℃
の熱ロールにて緻密化するとともに平均厚さ34mmに
圧縮することによって、図1、図2に記載される平均透
過損失値をもつ遮音構造体を得た。
【0048】実施例30 低密度層:平均繊維長50mmである繊維径25μmの
繊維A100%で構成される面密度875g/m2 のポ
リエステル繊維の集合体の両面を210℃の熱ロールに
て緻密化するとともに平均厚さ34mmに圧縮すること
によって、図1、図2に記載される平均透過損失値をも
つ遮音構造体を得た。
【0049】比較例1 緻密層:平均繊維長50mmである繊維径14μmの繊
維A50%と繊維径14μmの繊維B(周辺部軟化点:
170℃)50%から構成される、面密度50g/m2
のポリエステル繊維の集合体の両面を210℃の熱ロー
ルにて緻密化するとともに平均厚さ2mmに圧縮したも
の。 低密度層:平均繊維長50mmである繊維径25μmの
繊維A90%と繊維径14μmの繊維B(周辺部軟化
点:170℃)10%から構成される、面密度875g
/m2 、平均厚さ35mmのポリエステル繊維の集合
体。 緻密層と低密度層を積層し、図3、図4に記載される平
均透過損失値をもつ遮音構造体を得た。
【0050】比較例2 緻密層:平均繊維長50mmである繊維径14μmの繊
維A50%と繊維径14μmの繊維B(周辺部軟化点:
170℃)50%から構成される、面密度2000g/
2 のポリエステル繊維の集合体の両面を210℃の熱
ロールにて緻密化するとともに平均厚さ2mmに圧縮し
たもの。 低密度層:平均繊維長50mmである繊維径25μmの
繊維A90%と繊維径14μmの繊維B(周辺部軟化
点:170℃)10%から構成される、面密度875g
/m2 、平均厚さ35mmのポリエステル繊維の集合
体。 緻密層と低密度層を積層し、図3、図4に記載される平
均透過損失値をもつ遮音構造体を得た。しかし、面密度
増加による性能良化は認められなかった。
【0051】比較例3 緻密層:平均繊維長50mmである繊維径14μmの繊
維A50%と繊維径14μmの繊維B(周辺部軟化点:
170℃)50%から構成される、面密度200g/m
2 のポリエステル繊維の集合体の両面を210℃の熱ロ
ールにて緻密化するとともに平均厚さ1mm以下に圧縮
したもの。 低密度層:平均繊維長50mmである繊維径25μmの
繊維A90%と繊維径14μmの繊維B(周辺部軟化
点:170℃)10%から構成される、面密度875g
/m2 、平均厚さ35mmのポリエステル繊維の集合
体。 緻密層が薄すぎ、繊維層のまとまりがなかった。
【0052】比較例4 緻密層:平均繊維長50mmである繊維径14μmの繊
維A50%と繊維径14μmの繊維B(周辺部軟化点:
170℃)50%から構成される、面密度200g/m
2 のポリエステル繊維の集合体の両面を210℃の熱ロ
ールにて緻密化するとともに平均厚さ20mmに圧縮し
たもの。 低密度層:平均繊維長50mmである繊維径25μmの
繊維A90%と繊維径14μmの繊維B(周辺部軟化
点:170℃)10%から構成される、面密度875g
/m2 、平均厚さ35mmのポリエステル繊維の集合
体。 緻密層と低密度層を積層し、図3、図4に記載される平
均透過損失値をもつ遮音構造体を得た。しかし、繊維層
全体が厚くなってしまった。
【0053】比較例5 緻密層:平均繊維長50mmである繊維径5μmの繊維
A50%と繊維径14μmの繊維B(周辺部軟化点:1
70℃)50%から構成される、面密度200g/m2
のポリエステル繊維の集合体の両面を210℃の熱ロー
ルにて緻密化するとともに平均厚さ2mmに圧縮したも
の。 低密度層:平均繊維長50mmである繊維径25μmの
繊維A90%と繊維径14μmの繊維B(周辺部軟化
点:170℃)10%から構成される、面密度875g
/m2 、平均厚さ35mmのポリエステル繊維の集合
体。 緻密層の繊維径が小さく剛性が足りず、繊維集合体とし
てのまとまりが得られなかった。
【0054】比較例6 緻密層:平均繊維長50mmである繊維径40μmの繊
維A50%と繊維径14μmの繊維B(周辺部軟化点:
170℃)50%から構成される、面密度200g/m
2 のポリエステル繊維の集合体の両面を210℃の熱ロ
ールにて緻密化するとともに平均厚さ2mmに圧縮した
もの。 低密度層:平均繊維長50mmである繊維径25μmの
繊維A90%と繊維径14μmの繊維B(周辺部軟化
点:170℃)10%から構成される、面密度875g
/m2 、平均厚さ35mmのポリエステル繊維の集合
体。 緻密層と低密度層を積層し、図3、図4に記載される平
均透過損失値をもつ遮音構造体を得た。しかし、繊維径
が大きいため通気抵抗が小さく、充分な遮音性能は得ら
れなかった。
【0055】比較例7 緻密層:平均繊維長30mmである繊維径14μmの繊
維A50%と平均繊維長50mmである繊維径14μm
の繊維B(周辺部軟化点:170℃)50%から構成さ
れる、面密度200g/m2 のポリエステル繊維の集合
体の両面を210℃の熱ロールにて緻密化するとともに
平均厚さ2mmに圧縮したもの。 低密度層:平均繊維長50mmである繊維径25μmの
繊維A90%と繊維径14μmの繊維B(周辺部軟化
点:170℃)10%から構成される、面密度875g
/m2 、平均厚さ35mmのポリエステル繊維の集合
体。 繊維長が小さいため、繊維集合体としてのまとまりが得
られなかった。
【0056】比較例8 緻密層:平均繊維長200mmである繊維径14μmの
繊維A50%と平均繊維長50mmである繊維径14μ
mの繊維B(周辺部軟化点:170℃)50%から構成
される、面密度200g/m2 のポリエステル繊維の集
合体の両面を210℃の熱ロールにて緻密化するととも
に平均厚さ2mmに圧縮したもの。 低密度層:平均繊維長50mmである繊維径25μmの
繊維A90%と繊維径14μmの繊維B(周辺部軟化
点:170℃)10%から構成される、面密度875g
/m2 、平均厚さ35mmのポリエステル繊維の集合
体。 緻密層と低密度層を積層し、図3、図4に記載される平
均透過損失値をもつ遮音構造体を得た。しかし、繊維長
が大きく、解繊が充分にすすまず均質な密度のものが得
られなかった。
【0057】比較例9 緻密層:平均繊維長50mmである繊維径14μmの繊
維A100%から構成される、面密度200g/m2
ポリエステル繊維の集合体の両面を210℃の熱ロール
にて緻密化するとともに平均厚さ2mmに圧縮したも
の。 低密度層:平均繊維長50mmである繊維径25μmの
繊維A90%と繊維径14μmの繊維B(周辺部軟化
点:170℃)10%から構成される、面密度875g
/m2 、平均厚さ35mmのポリエステル繊維の集合
体。 低軟化点の繊維がないため繊維集合体としてのまとまり
が得られなかった。
【0058】比較例10 緻密層:平均繊維長50mmである繊維径14μmの繊
維A50%と繊維径5μmの繊維B(周辺部軟化点:1
70℃)50%から構成される、面密度200g/m2
のポリエステル繊維の集合体の両面を210℃の熱ロー
ルにて緻密化するとともに平均厚さ2mmに圧縮したも
の。 低密度層:平均繊維長50mmである繊維径25μmの
繊維A90%と繊維径14μmの繊維B(周辺部軟化
点:170℃)10%から構成される、面密度875g
/m2 、平均厚さ35mmのポリエステル繊維の集合
体。 繊維径が小さく、剛性が足りず、繊維集合体としてのま
とまりが得られなかった。
【0059】比較例11 緻密層:平均繊維長50mmである繊維径14μm繊維
A50%と繊維径40μmの繊維B(周辺部軟化点:1
70℃)50%から構成される、面密度200g/m2
のポリエステル繊維の集合体の両面を210℃の熱ロー
ルにて緻密化するとともに平均厚さ2mmに圧縮したも
の。 低密度層:平均繊維長50mmである繊維径25μmの
繊維A90%と繊維径14μmの繊維B(周辺部軟化
点:170℃)10%から構成される、面密度875g
/m2 、平均厚さ35mmのポリエステル繊維の集合
体。 緻密層と低密度層を積層し、図3、図4に記載される平
均透過損失値をもつ遮音構造体を得た。しかし、繊維径
が大きく通気抵抗が高められず遮音性能は図3、図4記
載のものにとどまった。
【0060】比較例12 緻密層:平均繊維長50mmである繊維径14μmの繊
維A50%と平均繊維長15mmである繊維径14μm
の繊維B(周辺部軟化点:170℃)50%から構成さ
れる、面密度200g/m2 のポリエステル繊維の集合
体の両面を210℃の熱ロールにて緻密化するとともに
平均厚さ2mmに圧縮したもの。 低密度層:平均繊維長50mmである繊維径25μmの
繊維A90%と繊維径14μmの繊維B(周辺部軟化
点:170℃)10%から構成される、面密度875g
/m2 、平均厚さ35mmのポリエステル繊維の集合
体。 繊維長が小さいため、繊維集合体としてのまとまりが得
られなかった。
【0061】比較例13 緻密層:平均繊維長50mmである繊維径14μmの繊
維A50%と平均繊維長200mmである繊維径14μ
mの繊維B(周辺部軟化点:170℃)50%から構成
される、面密度200g/m2 のポリエステル繊維の集
合体の両面を210℃の熱ロールにて緻密化するととも
に平均厚さ2mmに圧縮したもの。 低密度層:平均繊維長50mmである繊維径25μmの
繊維A90%と繊維径14μmの繊維B(周辺部軟化
点:170℃)10%から構成される、面密度875g
/m2 、平均厚さ35mmのポリエステル繊維の集合
体。 緻密層と低密度層を積層し、図3、図4に記載される平
均透過損失値をもつ遮音構造体を得た。しかし、繊維長
が大きく、解繊が充分にすすまず均質な密度のものが得
られなかった。
【0062】比較例14 緻密層:平均繊維長50mmである繊維径14μmの繊
維A50%と繊維径14μmの繊維B(周辺部軟化点:
170℃)50%から構成される、面密度200g/m
2 のポリエステル繊維の集合体の両面を210℃の熱ロ
ールにて緻密化するとともに平均厚さ2mmに圧縮した
もの。 低密度層:平均繊維長50mmである繊維径25μmの
繊維A90%と繊維径14μmの繊維B(周辺部軟化
点:170℃)10%から構成される、面密度200g
/m2 、平均厚さ35mmのポリエステル繊維の集合
体。 緻密層と低密度層を積層し、図3、図4に記載される平
均透過損失値をもつ遮音構造体を得た。しかし、低密度
層の繊維量が少ないため、吸音性能が低く平均透過損失
値は図3、図4の程度にとどまった。
【0063】比較例15 緻密層:平均繊維長50mmである繊維径14μmの繊
維A50%と繊維径14μmの繊維B(周辺部軟化点:
170℃)50%から構成される、面密度200g/m
2 のポリエステル繊維の集合体の両面を210℃の熱ロ
ールにて緻密化するとともに平均厚さ2mmに圧縮した
もの。 低密度層:平均繊維長50mmである繊維径25μmの
繊維A90%と繊維径14μmの繊維B(周辺部軟化
点:170℃)10%から構成される、面密度3000
g/m2 、平均厚さ35mmのポリエステル繊維の集合
体。 緻密層と低密度層を積層し、図3、図4に記載される平
均透過損失値をもつ遮音構造体を得た。しかし、低密度
層の繊維量が多く2重壁構造がとれず、平均透過損失値
は図3、図4の程度にとどまった。
【0064】比較例16 緻密層:平均繊維長50mmである繊維径14μmの繊
維A50%と繊維径14μmの繊維B(周辺部軟化点:
170℃)50%から構成される、面密度200g/m
2 のポリエステル繊維の集合体の両面を210℃の熱ロ
ールにて緻密化するとともに平均厚さ2mmに圧縮した
もの。 低密度層:平均繊維長50mmである繊維径25μmの
繊維A90%と繊維径14μmの繊維B(周辺部軟化
点:170℃)10%から構成される、面密度875g
/m2 、平均厚さ10mmのポリエステル繊維の集合
体。 緻密層と低密度層を積層し、図3、図4に記載される平
均透過損失値をもつ遮音構造体を得た。しかし、低密度
層の体積あたりの繊維量が多く、2重構造がとれず、平
均透過損失値は図3、図4の程度にとどまった。
【0065】比較例17 緻密層:平均繊維長50mmである繊維径14μmの繊
維A50%と繊維径14μmの繊維B(周辺部軟化点:
170℃)50%から構成される、面密度200g/m
2 のポリエステル繊維の集合体の両面を210℃の熱ロ
ールにて緻密化するとともに平均厚さ2mmに圧縮した
もの。 低密度層:平均繊維長50mmである繊維径25μmの
繊維A90%と繊維径14μmの繊維B(周辺部軟化
点:170℃)10%から構成される、面密度875g
/m2 、平均厚さ100mmのポリエステル繊維の集合
体。 しかし低密度層の体積あたりの繊維量が小さく、繊維集
合体としてのまとまりが得られなかった。
【0066】比較例18 緻密層:平均繊維長50mmである繊維径14μmの繊
維A50%と繊維径14μmの繊維B(周辺部軟化点:
170℃)50%から構成される、面密度200g/m
2 のポリエステル繊維の集合体の両面を210℃の熱ロ
ールにて緻密化するとともに平均厚さ2mmに圧縮した
もの。 低密度層:平均繊維長50mmである繊維径5μmの繊
維A90%と繊維径14μmの繊維B(周辺部軟化点:
170℃)10%から構成される、面密度875g/m
2 、平均厚さ35mmのポリエステル繊維の集合体。 低密度層の繊維径が小さく剛性が得られなかった。
【0067】比較例19 緻密層:平均繊維長50mmである繊維径14μmの繊
維A50%と繊維径14μmの繊維B(周辺部軟化点:
170℃)50%から構成される、面密度200g/m
2 のポリエステル繊維の集合体の両面を210℃の熱ロ
ールにて緻密化するとともに平均厚さ2mmに圧縮した
もの。 低密度層:平均繊維長50mmである繊維径60μmの
繊維A90%と繊維径14μmの繊維B(周辺部軟化
点:170℃)10%から構成される、面密度875g
/m2 、平均厚さ35mmのポリエステル繊維の集合
体。 緻密層と低密度層を積層し、図3、図4に記載される平
均透過損失値をもつ遮音構造体を得た。しかし、低密度
層の繊維径が大きく吸音性能が低く図3、図4に記載さ
れる平均透過損失値の程度にとどまった。
【0068】比較例20 緻密層:平均繊維長50mmである繊維径14μmの繊
維A50%と繊維径14μmの繊維B(周辺部軟化点:
170℃)50%から構成される、面密度200g/m
2 のポリエステル繊維の集合体の両面を210℃の熱ロ
ールにて緻密化するとともに平均厚さ2mmに圧縮した
もの。 低密度層:平均繊維長30mmである繊維径25μmの
繊維A90%と平均繊維長50mmである繊維径14μ
mの繊維B(周辺部軟化点:170℃)10%から構成
される、面密度875g/m2 、平均厚さ35mmのポ
リエステル繊維の集合体。 低密度層の繊維長が小さいため、繊維集合体としてのま
とまりが得られなかった。
【0069】比較例21 緻密層:平均繊維長50mmである繊維径14μmの繊
維A50%と繊維径14μmの繊維B(周辺部軟化点:
170℃)50%から構成される、面密度200g/m
2 のポリエステル繊維の集合体の両面を210℃の熱ロ
ールにて緻密化するとともに平均厚さ2mmに圧縮した
もの。 低密度層:平均繊維長200mmである繊維径25μm
の繊維A90%と平均繊維長50mmである繊維径14
μmの繊維B(周辺部軟化点:170℃)10%から構
成される、面密度875g/m2 、平均厚さ35mmの
ポリエステル繊維の集合体。 緻密層と低密度層を積層し、図3、図4に記載される平
均透過損失値をもつ遮音構造体を得た。しかし、繊維長
が大きく、解繊が充分にすすまず均質な密度のものが得
られなかった。
【0070】比較例22 緻密層:平均繊維長50mmである繊維径14μmの繊
維A50%と繊維径14μmの繊維B(周辺部軟化点:
170℃)50%から構成される、面密度200g/m
2 のポリエステル繊維の集合体の両面を210℃の熱ロ
ールにて緻密化するとともに平均厚さ2mmに圧縮した
もの。 低密度層:平均繊維長50mmである繊維径25μmの
繊維A90%と平均繊維長50mmである繊維径5μm
の繊維B(周辺部軟化点:170℃)10%から構成さ
れる、面密度875g/m2 、平均厚さ35mmのポリ
エステル繊維の集合体。 低密度層の繊維径が小さく、剛性が足りず繊維集合体と
してのまとまりが得られなかった。
【0071】比較例23 緻密層:平均繊維長50mmである繊維径14μmの繊
維A50%と繊維径14μmの繊維B(周辺部軟化点:
170℃)50%から構成される、面密度200g/m
2 のポリエステル繊維の集合体の両面を210℃の熱ロ
ールにて緻密化するとともに平均厚さ2mmに圧縮した
もの。 低密度層:平均繊維長50mmである繊維径25μmの
繊維A90%と繊維径40μmの繊維B(周辺部軟化
点:170℃)10%から構成される、面密度875g
/m2 、平均厚さ35mmのポリエステル繊維の集合
体。 緻密層と低密度層を積層し、図3、図4に記載される平
均透過損失値をもつ遮音構造体を得た。しかし、繊維径
が大きく通気抵抗が高められず遮音性能は図3、図4記
載のものにとどまった。
【0072】比較例24 緻密層:平均繊維長50mmである繊維径14μmの繊
維A50%と繊維径14μmの繊維B(周辺部軟化点:
170℃)50%から構成される、面密度200g/m
2 のポリエステル繊維の集合体の両面を210℃の熱ロ
ールにて緻密化するとともに平均厚さ2mmに圧縮した
もの。 低密度層:平均繊維長50mmである繊維径25μmの
繊維A90%と平均繊維長15mmである繊維径14μ
mの繊維B(周辺部軟化点:170℃)10%から構成
される、面密度875g/m2 、平均厚さ35mmのポ
リエステル繊維の集合体。 繊維長が小さいため、繊維集合体としてのまとまりが得
られなかった。
【0073】比較例25 緻密層:平均繊維長50mmである繊維径14μmの繊
維A50%と繊維径14μmの繊維B(周辺部軟化点:
170℃)50%から構成される、面密度200g/m
2 のポリエステル繊維の集合体の両面を210℃の熱ロ
ールにて緻密化するとともに平均厚さ2mmに圧縮した
もの。 低密度層:平均繊維長50mmである繊維径25μmの
繊維A90%と平均繊維長200mmである繊維径14
μmの繊維B(周辺部軟化点:170℃)10%から構
成される、面密度875g/m2 、平均厚さ35mmの
ポリエステル繊維の集合体。 緻密層と低密度層を積層し、図3、図4に記載される平
均透過損失値をもつ遮音構造体を得た。しかし、繊維長
が大きく、解繊が充分にすすまず均質な密度のものが得
られなかった。
【0074】試験方法 (透過損失)上記の各サンプルについて、JIS 14
16の残響室を利用した音響透過損失測定を行った。実
施例1の低密度層を0dB基準として遮音性能差を測定
し300〜500Hzと500〜1000Hzで平均し
た。
【0075】(通気量測定)上記の各サンプルについ
て、JIS L1004、L1018、L1096に規
定される通気性試験の測定方法に準拠して通気量を測定
した。
【0076】以上説明してきたように、本発明請求項1
記載の遮音構造体の製造方法においては、その繊維集合
体が1層以上の繊維層から構成され、且つその製造時、
少なくとも1層の片面若しくは両面を、熱ロール若しく
はカレンダロールにて熱処理を施し、表面を軟化すると
ともに圧縮によって緻密化する構成としたため、繊維層
を高密度化すること無しに通気抵抗が高められ、繊維層
の密度上昇による材料コストの上昇、ニードルパンチ工
程による製造ライン速度低下に伴う製造コストの上昇、
重量の増加を低減することができる。また、バッキング
層を設ける必要がなくなり、バッキング層を製造するこ
とによる価格の上昇と重量の増加を低減することができ
る。そして、空気圧0.01kg/cm下で100〜
1500cc/minの通気性能を有する構成なので、
高い遮音効果を有する。さらに、繊維集合体の主成分と
してポリエステルを使用する構成としたので製造コスト
を低くすることができる。また、主たる繊維はポリエス
テルから成り、且つ面密度0.5〜3.0kg/m
平均厚さ16〜60mm、繊維径10〜40μm、繊維
長30〜100mmから成ることを特徴とするため、繊
維集合体として充分な剛性を有すると共に、大きな通気
抵抗を有し、高い遮音効果を発揮する。請求項2記載の
遮音構造体の製造方法においては、少なくとも1層以上
の緻密層を持つ2層以上の繊維層で構成されているの
で、複層構造となり、効果的に遮音することができる。
また、主繊維に対して少なくとも20℃以上低い軟化点
を持つ繊維を20〜100重量%含む構成としたため、
主体繊維を溶かすことなく熱圧縮によって簡便に結合さ
せることができ、また、低軟化点繊維の割合に応じて繊
維層の機械的強度も制御可能になり、嵩高感と耐へたり
性を両立できる。さらに、配合割合によって通気量を簡
便に抑制することも可能である。請求項3に記載の遮音
構造体の製造方法においては、主たる繊維はポリエステ
ルから成り、且つ面密度0.1〜2.0kg/m、平
均厚さ1〜20mm、繊維径10〜40μm、繊維長3
0〜100mmからなる構成としたため、繊維集合体と
して充分な剛性を有すると共に、大きな通気抵抗を有
し、高い遮音効果を発揮する。
【0077】請求項4記載の該遮音構造体の製造方法に
おいては、緻密層がカーペットと低密度層の間に挟まれ
る構成としたため、緻密層、低密度層及びカーペットに
よって効果的に遮音することができる。請求項5記載の
該遮音構造体の製造方法においては、該緻密層を熱ロー
ル若しくはカレンダロールにおいて軟化及び圧縮する
際、ロール表面温度を70〜250℃に設定するので、
不織布の表面を効果的に緻密化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】遮音構造体の繊維構成を示す説明図である。
【図2】遮音構造体の繊維構成を示す説明図である。
【図3】遮音構造体の繊維構成の比較例を示す説明図で
ある。
【図4】遮音構造体の繊維構成の比較例を示す説明図で
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI B29L 31:30 G10K 11/16 A (56)参考文献 特開 平5−133644(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G10K 11/162 B29C 43/02 B62D 25/20 E04B 1/82 B60R 13/08 B29L 31:30

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリエステルを主成分とする繊維集合体
    で構成される自動車用フロアインシュレータにおいて、
    その繊維集合体が1層以上の繊維層から構成され、且つ
    その製造時、少なくとも1層の片面若しくは両面を、熱
    ロール若しくはカレンダロールにて熱処理を施し、表面
    を軟化するとともに圧縮によって緻密化し、空気圧0.
    01kg/cm下で100〜1500cc/minの
    通気性を有し、 面密度0.5〜3.0kg/m、平均厚さ16〜60
    mm、繊維径10〜40μm、繊維長30〜100mm
    から成ることを特徴とする遮音構造体の製造方法。
  2. 【請求項2】 ポリエステルを主成分とする繊維集合体
    で構成される自動車用フロアインシュレータにおいて、
    その繊維集合体が1層以上の繊維層から構成され、且つ
    その製造時、少なくとも1層の片面若しくは両面を、熱
    ロール若しくはカレンダーロールにて熱処理を施し、表
    面を軟化するとともに圧縮によって緻密化し、空気圧
    0.01kg/cm下で100〜1500cc/mi
    nの通気性を有し、 少なくとも1層以上の緻密層を持つ2層以上の繊維層で
    構成され、且つ、緻密層は繊維集合体を構成する繊維を
    結合させるため、主繊維に対して少なくとも20℃以上
    低い軟化点を持つ繊維を20〜100重量%含むことを
    特徴とする自動車用フロアインシュレータに用いる遮音
    構造体の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載される該繊維集合体にお
    いて、面密度0.1〜2.0kg/m、平均厚さ1〜
    20mm、繊維径10〜40μm、繊維長30〜100
    mmから成ることを特徴とする自動車用フロアインシュ
    レータに用いる遮音構造体の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載される緻密層がカーペッ
    トと低密度層の間に挟まれることを特徴とする請求項2
    に記載の自動車用フロアインシュレータに用いる遮音構
    造体の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項2に記載される該繊維集合体にお
    いて、該緻密層を熱ロール若しくはカレンダロールにお
    いて軟化及び圧縮する際、ロール表面温度を70〜25
    0℃に設定し、該不織布の表面を軟化するとともに圧縮
    することによって緻密化することを特徴とする自動車用
    フロアインシュレータに用いる遮音構造体の製造方法。
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