JP3378489B2 - カーペット基材 - Google Patents
カーペット基材Info
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Description
インシュレータ等に用いることのできるカーペット基材
に関するものである。
シュレータにおけるカーペット基材2は、車室を外部と
区画するフロアパネル1の車室内側に位置し、乗車の際
に乗員の足下を支持し、車外から乗員への騒音、振動の
伝達を防止する役目を持っている。このカーペット基材
2はフェルト、ポリウレタンフォーム、不織布等の多孔
質基材単層から構成されている。この単層基材に吸音性
能を与えることで車室内静粛性を向上させ、更に機械的
強度を付与することで乗車の際に乗員の荷重によるフロ
ア沈み込みを低減する(反発力を向上させる)ように構
成されている。
においては、単層基材に音振性能と乗員支持のための沈
み込み低減の機能を与えてフロアインシュレータを構成
していた。しかしこの2つの機能を有する繊維集合体基
材を製造するには、使用する繊維径、繊維長、繊維断面
形状の範囲が相反するものである。例えば、音振性能向
上には細い繊維が有効であるが、このとき沈み込み量は
大きくなってしまう(反発力は低下する)。
たもので、ポリエステル繊維を用いた繊維集合体におい
て、剛性の高い自動車用フロアインシュレータを製造可
能なカーペット基材を提供し、乗車の際に乗員の荷重に
よるフロア踏み込み量を低減する(反発力を向上させ
る)ことを目的とする。
2層から構成された積層体よりなり、そのうちの1層の
高密度層は積層体全体の一方の表面に積層され、低密度
層との密度比が1.5〜20であり、積層体全体では面
密度0.3〜3.0kg/m2 、厚み10〜60mmの
繊維集合体であって、前記高密度層はポリエステルを主
成分とする短繊維より構成された、面密度0.1〜1.
0kg/m2 の繊維集合体で、繊維径10〜25μm、
繊維長30〜100mmの円形断面繊維もしくは異形断
面繊維(繊維A)が0〜80重量%と、繊維Aより少な
くとも20℃は軟化点の低い繊維であって且つ繊維Aと
親和性を有し、繊維径10〜20μm、繊維長30〜1
00mmの繊維(繊維B)が20〜100重量%で構成
され、前記低密度層は面密度0.2〜2.0kg/m2
のポリエステルを主成分とする短繊維より構成された繊
維集合体で、繊維径10〜40μm、繊維長30〜10
0mmの繊維(繊維C)が70〜90重量%と、繊維C
と親和性を有し且つ繊維Cより少なくとも20℃は軟化
点の低い繊維であって繊維径10〜20μm、繊維長3
0〜100mmの繊維(繊維D)が10〜30重量%で
構成されることを特徴とするカーペット基材により達成
される。
の基材は少なくとも2層を積層する必要がある。少なく
とも2層を積層することで、車室内静粛性を向上させる
ための吸音性能を有する層と、沈み込み量を低減させる
ための剛性の高い層をその構成に併有することになる。
更に多層となることで吸音性能または積層体の剛性は一
段と向上する。
1層の高密度層は、積層体全体の一方の表面に積層され
る。フロア沈み込み量を低減する上で、高密度層が積層
体の中間層として用いられた場合には吸音性能を主な役
割とする繊維集合体層が乗員足下を支持することにな
り、従来の問題点を解決できない。そのため最も高密度
の層が積層体全体の一方の表面に積層され、特に車室内
側の外表面側に積層されることを要する。
1.5〜20である。カーペット基材として乗員足下を
支持する上で、積層体上層部の高密度層は必要な密度、
剛性等を確保し、低密度層はバネ定数の低減、吸音性能
に必要な密度に制御して上記範囲内とする。密度比が
1.5未満では単層構造と実質的に変わらず、また密度
比が20超では積層体全体の重量が過大となり好ましく
ない。
とする。上記範囲の密度比で厚みが10mm未満の場合
には十分な音振性能を得られなくなる。また、吸音性能
向上の点からは厚みは大きい程良いが、60mmを超え
ると実使用の際にスペース確保等の点から好ましくな
い。
/m2 の範囲にある。カーペット基材が、吸音層となる
低密度層と剛性を付与する高密度層の少なくとも2層か
らなる積層体を形成する場合に、まず低密度層は要求さ
れる音振性能を満足させるためにある程度の重量が必要
となる。また、沈み込み量を低減させる上でカーペット
基材に剛性を付与する高密度層は、その機械的強度を確
保する上で、やはりある程度の重量が必要となる。但
し、3.0kg/m2 を超えると部品重量が過大となる
ため好ましくない。0.3kg/m2 未満では沈み込み
量を低減するのに高密度層が必要とする剛性を確保でき
なくなる。
層のうち高密度層は主として乗員の荷重による足下の沈
み込みを低減する作用を司る。
m2 の範囲としたのは、0.1kg/m2 未満では満足
する剛性を得難く、一方1.0kg/m2 を超えると材
料コスト上昇、部品重量増加等の点から好ましくないか
らである。
が流通性、機械強度の面からも適しており、コストパフ
ォーマンスも高く好適である。また、ナイロン、ポリア
クリロニトリル、ポリアセテート、ポリエチレン、ポリ
プロピレン等の繊維も使用可能であり、同じ径の繊維を
製造し不織布化することにより、剛性はほぼ同等のもの
が得られ、特に限定されない。
常はポリエチレンテレフタレートを主成分とする短繊維
で繊維径10〜25μm、繊維長30〜100mmの円
形断面繊維もしくは異形断面繊維より構成され、高密度
層の中に0〜80重量%の割合で配合する。
維は製造が困難であるため繊維の安定供給が難しく、さ
らにコスト増加を伴うため好ましくない。また、他の繊
維Bと混ざりにくくなり、均一な繊維集合体を得るのが
困難となる。また、繊維径が25μmを超えた太い繊維
は繊維接合点が著しく減少し、十分な剛性を得るのに適
しない。このように極力細デニール繊維を配合すること
により繊維集合体中の繊維本数を増加させ、接合点を増
加させて緻密層とし、剛性を向上させる効果がある。
層となり、また断面形状を異形断面とすることによって
より剛性が向上する。繊維Aの好ましい繊維長は30〜
100mmの範囲にある。繊維集合体中の表面積への影
響や、繊維集合体の機械的強度向上の点から、上記範囲
にあることが望まれる。繊維長が30mm未満の繊維は
不織布の製造時に作業性に劣り、100mmを超えると
繊維集合体中で均一に分散させることが難しく、安定し
た高品質を求めるには十分な材料とはならない。
ある。これより多いと高密度層の厚みの制御が難しく、
十分な密度を確保できなくなる虞れがある。
0〜100mmで、繊維Aと親和性を有し且つ繊維Aよ
り軟化点が少なくとも20℃は低い繊維(以下「バイン
ダー繊維」という)であり、高密度層の中に20〜10
0重量%の割合で配合する。これは高密度層の中に成形
性を付与できる繊維の配合が必要であることを意味す
る。本発明のカーペット基材は自動車内装材に使用され
る場合、車体パネルの面形状に追従するように成形でき
ることが好ましい。前述の短繊維の使用により追従性は
向上するが、バインダー繊維はその形状を維持し固定化
する役割を果たす。加熱成形時には繊維Aを型の形状に
拘束した状態でバインダー繊維が軟化して接着するの
で、複雑な面形状の維持が可能となる。
ると製造困難となり一般的ではなく、コストが上昇す
る。さらに加熱成形時にバインダー繊維自体にへたりが
生じ、また繊維Aと混ざりにくくなり均一な繊維集合体
を得るのが困難となる。一方、バインダー繊維は20μ
m以下であることが好ましい。これより太い繊維を用い
ると相対的に繊維の本数が減少するため、他繊維との接
合点が減少し、形状維持が難しくなる。
にある。繊維集合体中の表面積への影響や、繊維集合体
の機械的強度向上の点から上記範囲にあることが好まし
い。繊維長が30mm未満の繊維は不織布製造時の作業
性に劣り、100mm超の繊維は繊維集合体中で均一に
分散させることが難しく、安定した高品質を求めるには
十分な材料とはならない。
で形成される。即ち、繊維Aがポリエステルである場合
は、共重合ポリエステルまたは変性ポリエステルを使用
すればよいが、繊維Bの軟化点温度は繊維Aに比して、
少なくとも20℃低い。その理由は、繊維集合体として
の形状を維持させながら、加熱してプレス成形し製品を
作るために最低必要な繊維自体の軟化点の相違である。
これよりも軟化点の差が小さくなると、繊維集合体全体
の軟化が生じてしまう危険が増大する。
0〜100重量%の割合で配合することが好ましい。2
0重量%未満では成形が困難となる。
4〜35%の繊維集合体層であることが好ましい。沈み
込み量を低減するには、基材全体を高密度で薄層として
高剛性にすればが良いが、振動伝達率が高い、つまりバ
ネ定数が悪化することになる。そのためバネ定数を悪化
させずに高剛性を付与するためには、高密度層は積層体
層中の厚み比率で4〜35%にあると良い。4%未満の
厚みとするのは高密度層の成形上から困難であり、また
厚み比率からほぼ低密度層の単層状態になってしまうた
め好ましくない。また、35%を超えるとバネ定数の悪
化につながるため好ましくない。
として振動伝達率の低減、吸音率の向上という作用があ
る。
2.0kg/m2 の範囲にあることが好ましい。面密度
0.2kg/m2 未満では満足する吸音性能が得られな
い。また、2.0kg/m2 を超えると材料コスト上
昇、部品重量増加等を来し、好ましくない。
性、機械強度の点からも適しており、コストパフォーマ
ンスも高い。また、ナイロン、ポリアクリロニトリル、
ポリアセテート、ポリエチレン、ポリプロピレン等の繊
維も使用可能であり、同じ径の繊維を製造し不織布化す
ることにより、吸音性能、振動伝達率はほぼ同等のもの
が得られ、特に限定はされない。
常はポリエチレンテレフタレートを主成分とする短繊維
で、繊維径10〜40μm、繊維長30〜100mmの
繊維より構成され、低密度層の中に70〜90重量%の
割合で配合する。
せるには細デニールの繊維を多く配合することが望まし
い。しかしそれによって低密度層の形状維持性が低下
し、へたりが発生して要求性能を満足するのに必要な厚
みを確保できなくなる。そのため、高密度層に配合する
繊維Aに比べて同等又は比較的太い繊維の配合が必要と
なる。但し、40μmを超えると良好な遮音性能を得る
のには不適である。
維は製造が困難であるため繊維の安定供給が難しく、さ
らにコスト増加を伴うため好ましくない。また、他の繊
維Dと混ざりにくくなり、均一な繊維集合体を得るのが
困難となる。また、繊維径が40μmを超えた太い繊維
は繊維接合点が著しく減少し、適度な剛性と成形性を得
るのに適しない。
mの範囲にある。吸音性能に関係する繊維集合体中の表
面積への影響や、バネ定数の制御という観点から上記の
範囲にあることが望ましい。繊維長が30mm未満の繊
維は不織布の製造時に作業性に劣り、100mmを超え
ると繊維集合体中で均一に分散させることが難しく、安
定した高品質を求めるには十分な材料とはならない。
保、バネ定数の低減および成形性の確保の点から70〜
90重量%であることが好ましい。70重量%未満では
相対的に繊維Dの割合が増加することになり、バネ定数
の上昇につながり好ましくない。また、90重量%を超
えると繊維Dの割合が小さすぎて成形性が確保できなく
なるため好ましくない。これより多いと高密度層の厚み
の制御が難しく、十分な密度を確保できなくなる虞れが
ある。
0〜100mmで、繊維Cと親和性を有し且つ繊維Cよ
り軟化点が少なくとも20℃は低い繊維(以下「バイン
ダー繊維」という)であり、低密度層の中に10〜30
重量%の割合で配合する。これは低密度層の中に成形性
を付与できる繊維の配合が必要であることを意味する。
本発明のカーペット基材は自動車内装材に使用される場
合、車体パネルの面形状に追従するように成形できるこ
とが好ましい。バインダー繊維はその形状を維持し固定
化する役割を果たすことは前述のバインダー繊維(繊維
B)と同様である。
困難となり一般的ではなく、コストが上昇する。さらに
加熱成形時にバインダー繊維自体にへたりが生じ、また
繊維Cと混ざりにくくなり均一な繊維集合体を得るのが
困難となる。一方、バインダー繊維は20μm以下であ
ることが好ましい。これより太い繊維を用いると相対的
に繊維の本数が減少するため、他繊維との接合点が減少
し、形状維持が難しくなる。
にある。繊維集合体中の表面積への影響や、繊維集合体
の機械的強度向上の点から上記範囲にあることが好まし
い。繊維長が30mm未満の繊維は不織布製造時の作業
性に劣り、100mm超の繊維は繊維集合体中で均一に
分散させることが難しく、安定した高品質を求めるには
十分な材料とはならない。
で形成される。即ち、繊維Cがポリエステルである場合
は、共重合ポリエステルまたは変性ポリエステルを使用
すればよいが、繊維Dの軟化点温度は繊維Cに比して、
少なくとも20℃低い。これよりも軟化点の差が小さく
なると、低密度層全体の軟化が生じてしまう危険が増大
する。繊維Dは成形性、密度の確保の点から、10〜3
0重量%の割合で配合することが好ましい。10重量%
未満では成形が困難となる。
用フロアインシュレータへの適用について説明する。自
動車用フロア部品において低周波数領域での遮音性能を
確保することが要求性能上から重要である。また、乗車
時の踏み心地といった商品性の面からその沈み込み量を
制御することも重要である。そこで添付の図1におい
て、本発明のカーペット基材2を自動車用フロアインシ
ュレータに適用することで、フロア部品に要求される遮
音性能を満足させ、さらにフロア部品に要求される沈み
込み量を低減することが可能となる。
又は乗員が足を置く位置に本発明のカーペット基材2を
設置することが可能である。フロア全面に本発明カーペ
ット基材を設置することでより音振性能は向上するが、
要求性能レベル、コスト、製造工程等の面から乗員が足
を載せる位置にのみ設置するという構成としても問題な
い。また、自動車用フロアインシュレータに用いられる
カーペット表皮5はポリエステルが使われることが多
く、本発明のカーペット基材と組み合わせることでフロ
アインシュレータ全体をポリエステルで製造することが
可能となり、工程上で発生するバリ等のリサイクル性も
向上させることができる。
る。本発明のカーペット基材を自動車のフロアパネルと
隔壁に設置することにより、カーペット基材を構成する
繊維集合体内の少なくとも1層の高密度層4と外部隔壁
とにより2重壁遮音構造体を形成する。
ペット基材を用いて外部隔壁と2重壁遮音構造体を形成
するとよい。但し、2重壁遮音構造体の特性として、遮
音性能曲線上のある周波数で共振現象が発生する。そこ
でこの共振点をより低周波側に移行させることで、周波
数に対する遮音性能曲線全体を低周波側に移行させ性能
向上を図ることができる。
造体の1次共振周波数は一般的に(1)式で近似され
る。 f=1/2π・[{(m1 +m2 )/m1 ・m2 }・E/d]1/2 --(1) ここで、m1 、m2 は外部隔壁、高密度層の面密度、E
は内部低密度層のヤング率、dは低密度層の厚さ、ヤン
グ率は弾性率等より算出する。
完全な2重壁を形成していないので、(1)式だけでは
1次共振周波数を決定できない。そこで共振点を任意に
設定する具体的手段として、低周波に設定するには低密
度層の繊維配合を操作し、厚みを増加させ、密度を上
げ、動的バネ定数を低減するといった方法が有効であ
る。これらすべてを同時に行うことでより精密な共振点
設定操作が可能となる。
比較例において得られたカーペット基材について、以下
の実験を実施した。 (硬さ試験)各実施例および比較例の方法によって得た
サンプルについて、JIS K 6401の硬さ試験方
法を用いて反発力の測定を行った。
cm2 、厚み2mmで、繊度14μm、繊維長約50m
mのポリエステル繊維Aが50重量%と、繊度14μ
m、繊維長約50mmで繊維Aより軟化点が130℃低
いポリエステル繊維Bが50重量%で構成され、低密度
層が面密度875g/cm2 、厚み35mmで、繊度2
5μm、繊維長約50mmのポリエステル繊維Cが90
重量%と、繊度14μm、繊維長約50mmで繊維Cよ
り軟化点が130℃低いポリエステル繊維Dが10重量
%で構成される繊維集合体を使用してカーペット基材
(1)を作製した。
/cm2 とした以外は実施例1と全く同じにしてカーペ
ット基材(2)を作製した。
g/cm2 とした以外は実施例1と全く同じにしてカー
ペット基材(3)を作製した。
維長50mmのポリエステル繊維Aが50重量%と、繊
度14μm、繊維長約50mmで繊維Aより軟化点が9
0℃低いポリエステル繊維Bが50重量%で構成される
以外は実施例1と全く同じにしてカーペット基材(4)
を作製した。
維長50mmのポリエステル繊維Aが50重量%と、繊
度14μm、繊維長50mmで繊維Aより軟化点が90
℃低いポリエステル繊維Bが50重量%で構成される以
外は実施例1と全く同じにしてカーペット基材(5)を
作製した。
維長30mmのポリエステル繊維Aが50重量%と、繊
度14μm、繊維長50mmで繊維Aより軟化点が90
℃低いポリエステル繊維Bが50重量%で構成される以
外は実施例1と全く同じにしてカーペット基材(6)を
作製した。
維長100mmのポリエステル繊維Aが50重量%と、
繊度14μm、繊維長50mmで繊維Aより軟化点が9
0℃低いポリエステル繊維Bが50重量%で構成される
以外は実施例1と全く同じにしてカーペット基材(7)
を作製した。
維長50mmで軟化点が175℃のポリエステル繊維B
が100重量%で構成される以外は実施例1と全く同じ
にしてカーペット基材(8)を作製した。
維長50mmのポリエステル繊維Aが80重量%と、繊
度14μm、繊維長50mmで繊維Aより軟化点が90
℃低いポリエステル繊維Bが20重量%で構成される以
外は実施例1と全く同じにしてカーペット基材(9)を
作製した。
繊維長50mmのポリエステル繊維Aが50重量%と、
繊度10μm、繊維長50mmで繊維Aより軟化点が9
0℃低いポリエステル繊維Bが50重量%で構成される
以外は実施例1と全く同じにしてカーペット基材(1
0)を作製した。
繊維長50mmのポリエステル繊維Aが50重量%と、
繊度20μm、繊維長50mmで繊維Aより軟化点が9
0℃低いポリエステル繊維Bが50重量%で構成される
以外は実施例1と全く同じにしてカーペット基材(1
1)を作製した。
繊維長50mmのポリエステル繊維Aが50重量%と、
繊度20μm、繊維長30mmで繊維Aより軟化点が9
0℃低いポリエステル繊維Bが50重量%で構成される
以外は実施例1と全く同じにしてカーペット基材(1
2)を作製した。
繊維長50mmのポリエステル繊維Aが50重量%と、
繊度14μm、繊維長100mmで繊維Aより軟化点が
90℃低いポリエステル繊維Bが50重量%で構成され
る以外は実施例1と全く同じにしてカーペット基材(1
3)を作製した。
g/cm2 とした以外は実施例1と全く同じにして遮音
構造体(14)を作製した。
0g/cm2 とした以外は実施例1と全く同じにして遮
音構造体(15)を作製した。
繊維長50mmのポリエステル繊維Cが90重量%と、
繊度14μm、繊維長50mmで繊維Cより軟化点が9
0℃低いポリエステル繊維Dが10重量%で構成される
以外は実施例1と全く同じにしてカーペット基材(1
6)を作製した。
繊維長50mmのポリエステル繊維Cが90重量%と、
繊度14μm、繊維長50mmで繊維Cより軟化点が9
0℃低いポリエステル繊維Dが10重量%で構成される
以外は実施例1と全く同じにしてカーペット基材(1
7)を作製した。
繊維長30mmのポリエステル繊維Cが90重量%と、
繊度14μm、繊維長50mmで繊維Cより軟化点が9
0℃低いポリエステル繊維Dが10重量%で構成される
以外は実施例1と全く同じにしてカーペット基材(1
8)を作製した。
繊維長100mmのポリエステル繊維Cが90重量%
と、繊度14μm、繊維長50mmで繊維Cより軟化点
が90℃低いポリエステル繊維Dが10重量%で構成さ
れる以外は実施例1と全く同じにしてカーペット基材
(19)を作製した。
繊維長50mmのポリエステル繊維Cが70重量%と、
繊度14μm、繊維長50mmで繊維Cより軟化点が9
0℃低いポリエステル繊維Dが30重量%で構成される
以外は実施例1と全く同じにしてカーペット基材(2
0)を作製した。
繊維長50mmのポリエステル繊維Cが90重量%と、
繊度10μm、繊維長50mmで繊維Cより軟化点が9
0℃低いポリエステル繊維Dが10重量%で構成される
以外は実施例1と全く同じにしてカーペット基材(2
1)を作製した。
繊維長50mmのポリエステル繊維Cが90重量%と、
繊度20μm、繊維長50mmで繊維Cより軟化点が9
0℃低いポリエステル繊維Dが10重量%で構成される
以外は実施例1と全く同じにしてカーペット基材(2
2)を作製した。
繊維長50mmのポリエステル繊維Cが90重量%と、
繊度14μm、繊維長30mmで繊維Cより軟化点が9
0℃低いポリエステル繊維Dが10重量%で構成される
以外は実施例1と全く同じにしてカーペット基材(2
3)を作製した。
繊維長50mmのポリエステル繊維Cが90重量%と、
繊度14μm、繊維長100mmで繊維Cより軟化点が
90℃低いポリエステル繊維Dが10重量%で構成され
る以外は実施例1と全く同じにしてカーペット基材(2
4)を作製した。
ステル繊維Aとポリエステル繊維Bの軟化点差が20℃
である以外は実施例1と全く同じにしてカーペット基材
(25)を作製した。
ステル繊維Cとポリエステル繊維Dの軟化点差が20℃
である以外は実施例1と全く同じにしてカーぺット基材
(26)を作製した。
g/cm2 とした以外は実施例1と全く同じにしてカー
ペット基材(27)を作製しようとしたが、厚みを制御
することができず、作製できなかった。
に成形する以外は実施例1と全く同じにしてカーペット
基材(28)を作製しようとしたが、成形時の繊維の圧
縮ができず、作製できなかった。
長50mmのポリエステル繊維Aが50重量%と、繊度
14μm、繊維長50mmで繊維Aより軟化点が90℃
低いポリエステル繊維Bが50重量%で構成される以外
は実施例1と全く同じにしてカーペット基材(30)を
作製しようとしたが、繊維Aが細すぎて不織布を成さ
ず、作製できなかった。
維長50mmのポリエステル繊維Aが100重量%のみ
で構成される以外は実施例1と全く同じにしてカーペッ
ト基材(31)を作製しようとしたが、厚みを十分に薄
く成形できず、作製できなかった。
維長50mmのポリエステル繊維Aが50重量%と、繊
度5μm、繊維長50mmで繊維Aより軟化点が90℃
低いポリエステル繊維Bが50重量%で構成される以外
は実施例1と全く同じにしてカーペット基材(32)を
作製しようとしたが、繊維Bが細すぎて不織布となら
ず、作製できなかった。
/cm2 とした以外は実施例1と全く同じにしてカーペ
ット基材(33)を作製した。
長50mmのポリエステル繊維Cが90重量%と、繊度
14μm、繊維長50mmで繊維Cより軟化点が90℃
低いポリエステル繊維Dが10重量%で構成される以外
は実施例1と全く同じにしてカーペット基材(34)を
作製しようとしたが、繊維Cが細すぎて不織布となら
ず、作製できなかった。
維長50mmのポリエステル繊維Cが50重量%と、繊
度14μm、繊維長50mmで繊維Cより軟化点が90
℃低いポリエステル繊維Dが50重量%で構成される以
外は実施例1と全く同じにしてカーペット基材(35)
を作製した。
維長50mmのポリエステル繊維Cが100重量%のみ
で構成される以外は実施例1と全く同じにしてカーペッ
ト基材(36)を作製しようとしたが、成形体を呈さ
ず、作製できなかった。
繊維長50mmのポリエステル繊維Cが90重量%と、
繊度5μm、繊維長50mmで繊維Cより軟化点が90
℃低いポリエステル繊維Dが10重量%で構成される以
外は実施例1と全く同じにしてカーペット基材(37)
を作製しようとしたが、繊維Dが細すぎて不織布となら
ず、作製できなかった。
ステル繊維Cとポリエステル繊維Dの融点差が10℃で
ある以外は実施例1と全く同じにしてカーペット基材
(38)を作製した。
それらによって得られた製品の反発力の試験結果を纏め
て表1及び表2に示す。
圧縮時の反発力が20kgf未満のものはその効果がな
いものと判断した。これらの表より、実施例で作製した
各カーペット基材は、非常に高い反発力が得られること
が確認された。また、本発明の規定から外れる仕様で作
製した比較例のものは、25%圧縮時の反発力について
満足な値を得ることができなかった。
ト基材は、高剛性を有する高密度層を積層することで、
従来の単層で成形されたカーペット基材より反発力が格
段に向上する効果を有する。即ち、本発明のカーペット
基材を用いた遮音構造体は、単層で製造された同一形
状、同一重量の従来品に比べ、少なくとも2層の積層体
で、圧縮時の反発力が向上し、クッション材として好適
である。
図。
Claims (7)
- 【請求項1】 少なくとも2層から構成された積層体よ
りなり、そのうちの1層の高密度層は積層体全体の一方
の表面に積層され、低密度層との密度比が1.5〜20
であり、積層体全体では面密度0.3〜3.0kg/m
2 、厚み10〜60mmの繊維集合体であって、前記高
密度層は面密度0.1〜1.0kg/m2 のポリエステ
ルを主成分とする短繊維より構成された繊維集合体で、
繊維径10〜25μm、繊維長30〜100mmの繊維
(繊維A)が0〜80重量%と、繊維Aより少なくとも
20℃は軟化点の低い繊維であって繊維Aと親和性を有
し、繊維径10〜20μm、繊維長30〜100mmの
繊維(繊維B)が20〜100重量%で構成され、前記
低密度層は面密度0.2〜2.0kg/m2 のポリエス
テルを主成分とする短繊維より構成された繊維集合体
で、繊維径10〜40μm、繊維長30〜100mmの
繊維(繊維C)が70〜90重量%と、繊維Cより少な
くとも20℃は軟化点の低い繊維であって繊維Cと親和
性を有し、繊維径10〜20μm、繊維長30〜100
mmの繊維(繊維D)が10〜30重量%で構成される
ことを特徴とするカーペット基材。 - 【請求項2】 前記高密度層の全体に対する厚み比率が
4〜35%であることを特徴とする請求項1のカーペッ
ト基材。 - 【請求項3】 繊維Aが円形断面繊維である請求項1ま
たは2のカーペット基材。 - 【請求項4】 繊維Aが異形断面繊維である請求項1ま
たは2のカーペット基材。 - 【請求項5】 自動車のフロアパネルの車室内側に位置
し、前記積層体の高密度層側上部にカーペットを設置し
た状態で自動車用フロアインシュレータ全面に適用され
ることを特徴とする請求項1〜4いずれかのカーペット
基材。 - 【請求項6】 自動車のフロアパネルの車室内側に位置
し、前記積層体の上部にカーペットを設置した状態で自
動車用フロアインシュレータの乗員足下位置のみに適用
されることを特徴とする請求項1〜4いずれかのカーペ
ット基材。 - 【請求項7】 前記積層体を自動車のフロアパネルと隔
壁に設置して、積層体内の少なくとも1層の高密度層と
外部隔壁とにより2重壁遮音構造体を形成することを特
徴とする請求項5または6のカーペット基材。
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JP1241098A JP3378489B2 (ja) | 1998-01-26 | 1998-01-26 | カーペット基材 |
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JPH11206546A JPH11206546A (ja) | 1999-08-03 |
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-
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