JP4366891B2 - ギヤイン駐車用ブレーキの制御装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、エンジン停止時に自動的に断とされるクラッチ機構を備えた動力伝達装置と組み合わされるギヤイン駐車用ブレーキの制御装置に係り、特に、エンジン停止後、十分な制動力が得られるまでの時間を短縮したギヤイン駐車用ブレーキの制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
トラック等の大型車両において、エンジンの動力を変速機側に伝達するための動力伝達装置として、流体継手(フルードカップリング)と湿式多板クラッチ(摩擦型変速クラッチ)とを併用したものが提案されている。
【0003】
このような動力伝達装置では、ドライバが変速操作を行う際に湿式多板クラッチが自動的に断接されるため、ドライバはクラッチ操作を行うことなく変速操作することができる。
【0004】
ところで、このような動力伝達装置を備えた車両では、エンジンを停止すると湿式多板クラッチに圧油を供給して接とするオイルポンプが停止して、湿式多板クラッチが自動的に断とされる。従って、寒冷時等にサイドブレーキの凍結による不具合を防ぐために、サイドブレーキを使用せずに変速機のギヤをいずれかの段に入れた状態でエンジンを停止して車両を駐車する、所謂、ギヤイン駐車を行うことができなかった。
【0005】
即ち、ギヤイン状態でエンジンを停止すると湿式多板クラッチが自動的に断とされるため、湿式多板クラッチが空回りしてしまいブレーキ効果(制動力)が得られない。
【0006】
そこで、本出願人は以前、特願2001−121300号においてギヤイン駐車用ブレーキを提案した。このブレーキは、変速機の入力軸に設けられ、エンジン運転時にはオイルポンプから常時圧油が供給されて非作動状態となり、エンジンを停止することによりオイルポンプが停止して油圧回路の油圧が低下すると作動状態となるものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このギヤイン駐車用ブレーキは、油圧回路の油圧が十分低下しないと制動力が得られないうえ、オイルポンプ停止後の油圧低下は、油自身のオイルタンク等への戻り(リーク)にたよっているため、エンジンを停止してから十分な制動力が得られるまでに時間がかかる問題があった。
【0008】
そこで、本発明の目的は、上記課題を解決し、エンジン停止後、短時間で十分な制動力を得ることができるギヤイン駐車用ブレーキの制御装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、エンジンと変速機との間に介設され、エンジン停止時に断とされるクラッチ機構と、上記変速機内に設けられ、ギヤイン状態でエンジンを停止したときに作動するギヤイン駐車用ブレーキとを備えたギヤイン駐車用ブレーキの制御装置であって、上記ギヤイン駐車用ブレーキは、エンジン運転時にはオイルポンプから常時圧油が供給されて非作動状態となり、エンジンを停止することにより上記オイルポンプが停止して油圧が低下すると作動状態となるものであり、上記オイルポンプと上記ギヤイン駐車用ブレーキとを結び、上記オイルポンプから上記ギヤイン駐車用ブレーキに圧油を供給する圧油供給ラインと、該圧油供給ラインから分岐して上記クラッチ機構に接続され、上記オイルポンプから上記クラッチ機構に圧油を供給する別のラインと、該別のラインに設けられたクラッチ切換用弁と、該クラッチ切換用弁と上記圧油供給ラインとを結ぶパイロットラインに設けられたパイロット電磁弁とで構成され、上記クラッチ切換用弁が、上記パイロット電磁弁から付与されるパイロット油圧に応じて、上記圧油供給ラインからの圧油を上記クラッチ機構に供給する開状態と、上記クラッチ機構の圧油をオイルタンクに排出する閉状態とで切換えられ、かつ上記パイロット電磁弁が開閉することで、上記クラッチ切換用弁を開状態とするために上記圧油供給ラインからの圧油を上記パイロットラインを通して上記クラッチ切換用弁に供給する状態と、上記クラッチ切換用弁を閉状態とするために該クラッチ切換用弁の圧油を上記パイロットラインを通して上記オイルタンクに排出する状態とで切り換えられる弁手段と、ギヤイン状態でエンジンを停止した後、上記ギヤイン駐車用ブレーキの圧油を上記クラッチ機構と上記クラッチ切換用弁とに導入し該導入された圧油を上記オイルタンクに排出するために、上記弁手段の上記パイロット電磁弁に所定時間開閉を繰り返させて上記弁手段を排出作動する電子制御ユニットとを更に備えたものである。
【0010】
これによれば、油圧低下促進手段によって、エンジン停止後短時間で油圧回路の油圧が低下する。即ち、エンジン停止後、短時間で十分な制動力を得ることができる。
【0013】
また、上記ギヤイン駐車用ブレーキが、上記変速機の入力軸に設けられても良い。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な一実施形態を添付図面に基づいて詳述する。
【0015】
先ず、図3を用いて本実施形態に係るギヤイン駐車用ブレーキが組み合わされる動力伝達装置の概略構成を説明する。
【0016】
図に示すように、エンジンEには、クラッチ機構1を介して変速機T/Mが接続されている。クラッチ機構1は流体継手(フルードカップリング)2と湿式多板クラッチ(摩擦型変速クラッチ)3とからなる。流体継手2は、エンジンEから変速機T/Mに至る動力伝達経路の途中であってその上流側に設けられ、湿式多板クラッチ3は同下流側に直列に設けられる。なお、ここでいう流体継手とはトルクコンバータを含む広い概念であり、現に本実施形態においてもトルクコンバータを用いている。
【0017】
流体継手2は、エンジンEの出力軸(クランク軸)1aに接続されたケーシング18と一体に回転するポンプ部4と、ケーシング18内でポンプ部4に対向されクラッチ3の入力側に接続されたタービン部5と、タービン部5とポンプ部4との間に介設されたステータ部6とからなっている。またこの流体継手2には、ポンプ部4とタービン部5とを機械的に断・接するためのロックアップクラッチ7が設けられており、そのロックアップクラッチ7は油圧回路19からの圧油にて作動される。
【0018】
湿式多板クラッチ3は、その入力側が入力軸3aを介してタービン部5に接続され、出力側が変速機T/Mの入力軸8に接続され、流体継手2と変速機T/Mとの間を断・接するもので、常時はスプリング(図示せず)で断方向に付勢され、油圧回路19からの圧油にて接とされる。
【0019】
変速機T/Mは、入力軸8と、これと同軸に配置された出力軸9と、これらに平行に配置された副軸10とを有する。入力軸8には、入力主ギヤ11が設けられている。出力軸9には、1速主ギヤM1と、2速主ギヤM2と、3速主ギヤM3と、4速主ギヤM4と、リバース主ギヤMRとが夫々軸支されていると共に、6速主ギヤM6が固設されている。副軸10には、入力主ギヤ11に噛合する入力副ギヤ12と、1速主ギヤM1に噛合する1速副ギヤC1と、2速主ギヤM2に噛合する2速副ギヤC2と、3速主ギヤM3に噛合する3速副ギヤC3と、4速主ギヤM4に噛合する4速副ギヤC4と、リバース主ギヤMRにアイドルギヤIRを介して噛合するリバース副ギヤCRとが固設されていると共に、6速主ギヤM6に噛合する6速副ギヤC6が軸支されている。
【0020】
この変速機T/Mによれば、出力軸9に固定されたハブH/R1にスプライン噛合されたスリーブS/R1を、リバース主ギヤMRのドグDRにスプライン噛合すると出力軸9がリバース回転し、上記スリーブS/R1を1速主ギヤM1のドグD1にスプライン噛合すると出力軸9が1速相当で回転する。そして、出力軸9に固定されたハブH/23にスプライン噛合されたスリーブS/23を、2速主ギヤM2のドグD2にスプライン噛合すると出力軸9が2速相当で回転し、上記スリーブS/23を3速主ギヤM3のドグD3にスプライン噛合すると出力軸9が3速相当で回転する。
【0021】
そして、出力軸9に固定されたハブH/45にスプライン噛合されたスリーブS/45を、4速主ギヤM4のドグD4にスプライン噛合すると出力軸9が4速相当で回転し、上記スリーブS/45を入力主ギヤ11のドグD5にスプライン噛合すると出力軸9が5速相当(直結)で回転する。そして、副軸10に固定されたハブH6にスプライン噛合されたスリーブS6を、6速副ギヤC6のドグD6にスプライン噛合すると出力軸9が6速相当で回転する。
【0022】
上記各スリーブSは、図示しないシフトフォークおよびシフトロッドを介して、運転室内のシフトレバー21によってマニュアル操作される。
【0023】
シフトレバー21にはノブスイッチ20が設けられる。即ち、本実施形態では、ドライバによる変速操作の開始時期を検出するため、或いはクラッチ3の断を開始するタイミングを決定するため、運転室のシフトレバー21において、レバーに対しシフトノブが僅かにシフト方向に揺動可能に取り付けられており、これらレバーとシフトノブとの間にノブスイッチ20が設けられている。そしてドライバによる変速操作時、レバーの動作に先立ってシフトノブが揺動すると、ノブスイッチ20がONとなり、これを合図にクラッチ断を開始するようになっている。
【0024】
シフトレバー21の操作によるニュートラルとギヤ段は、ギヤイン検出手段21sにより検出され、その検出したニュートラルとギヤ段状態が電子制御ユニット22に入力される。
【0025】
また、アクセルペダル23の踏み込み量はセンサ24により検出され、その踏み込み量が電子制御ユニット22に入力される。またブレーキペダル25の踏み込み量はセンサ26で検出され、その踏み込み量が電子制御ユニット22に入力される。
【0026】
変速機T/Mの入力主ギヤ11あるいは入力主ギヤ11に噛合する入力副ギヤ12には変速機T/Mの入力軸8の回転数を検出するための入力軸回転センサ27が設けられ、湿式多板クラッチ3の入力側にはタービン部5の回転数を検出するタービン部回転センサ28が設けられ、エンジンEの出力軸1aに接続されたケーシング18にはエンジンEの回転数を検出するエンジン回転センサ29が設けられ、変速機T/Mの出力軸9には車速を検出するための車速センサ74が設けられている。これら各センサ27,28,29,74の検出値が電子制御ユニット22に入力される。
【0027】
次に、流体継手2とロックアップクラッチ7の詳細を図1により説明する。
【0028】
図において、エンジンEの出力軸(クランク軸)1aに接続されたケーシング18には、ポンプ部4が一体に設けられる。ポンプ部4は、軸受29により湿式多板クラッチ(摩擦型変速クラッチ)3の入力軸3aに対して回転自在に設けられる。またケーシング18内には、ポンプ部4に対向されてタービン部5が、クラッチ3の入力軸3aに接続されて設けられる。なお、図では、説明の便宜上、ステータ部6は省略してある。
【0029】
タービン部5には、ダンパースプリング30を介してクラッチディスク31が連結される。クラッチディスク31は、ケーシング18と対向するようにタービン部5のタービンハブ32の外周に相対回転自在で、かつ軸方向に摺動可能に設けられ、そのケーシング18側に面したクラッチディスク31の外周部にクラッチフェーシング33が装着される。
【0030】
このクラッチディスク31により、ケーシング18とクラッチディスク31間に外側室34が形成され、タービン部5とクラッチディスク31間に内側室35が形成される。
【0031】
入力軸3aには内側通路36が形成され、その入力軸3aの外周に外側通路37が形成される。
【0032】
この流体継手2で、ロックアップクラッチ7を断とするとき、電子制御ユニット22によって、圧油が内側通路36からケーシング18とクラッチディスク31間の外側室34に流され、外側室34から図中上半分に矢印38で示すようにタービン部5とポンプ部4内を流れてポンプ部4の回転をタービン部5に伝達し、一部は軸受け29を通って外側通路37に流れる。またロックアップクラッチ7を接とするときは、圧油の流れは上述と逆に切り換えられる。すなわち、圧油は、外側通路37から軸受け29を通って図中下半分に矢印39で示すようにポンプ部4とタービン部5内を流れると共に、内側室35に流れる。これによりクラッチディスク31が内側室35内の圧油によってケーシング18側に押圧されてクラッチフェーシング33がケーシング18に摩擦接触し、ケーシング18の回転がクラッチディスク31よりダンパースプリング30を介してタービン部5に伝達され、ポンプ部4とタービン部5とが一体に接続される。
【0033】
湿式多板クラッチ3は、油が満たされたクラッチケーシング40内で、入力側と出力側とにそれぞれ複数枚ずつ互い違いにクラッチプレート41がスプライン噛合され、これらクラッチプレート41同士をクラッチピストン42により押し付け合い、或いは解放して、クラッチの断・接を行うものである。クラッチピストン42はクラッチスプリング43により常に断側に付勢されると共に、これを上回る油圧がクラッチピストン42に付加されたときクラッチ3が接とされる。
【0034】
図4は、流体継手2及びロックアップクラッチ7と湿式多板クラッチ3の作動・非作動を制御するための油圧回路19の詳細を示したものである。
【0035】
図に示すように、オイルタンク45内の油が、ろ過器Fを介して油圧ポンプOPにより吸引吐出されると共に、その吐出圧がリリーフバルブ47により調整され、圧油供給ライン46に所定圧力の圧油が供給される。
【0036】
圧油供給ライン46には、ライン48を介して、流体継手2への圧油を切り換えてロックアップクラッチ7を断接制御するロックアップ用五方弁49が接続される。このロックアップ用五方弁49には、圧油をオイルタンク45に戻す圧油戻しライン50が接続されると共にその圧油戻しライン50に、絞り弁51、クーラ52、開閉弁53が接続される。
【0037】
開閉弁53は、常閉で、圧油供給ライン46に接続されたパイロットライン54からの圧油で開とされる。
【0038】
ロックアップ用五方弁49は、圧油供給ライン46のパイロットライン55に接続され、電子制御ユニット22によりデューティ制御されるパイロット制御用三方電磁弁56により切り換えられる。常時は、パイロット制御用三方電磁弁56がOFF(図に示すように、ロックアップ用五方弁49から油をオイルタンク45へ排出する閉状態)とされ、ライン48からの圧油が、ライン57より、図2で説明した内側通路36を通って外側室34へ流れ、さらにタービン部5とポンプ部4に流れた後、外側通路37からライン58を通り、ロックアップ用五方弁49を介して圧油戻しライン50に戻される。従って、ロックアップクラッチ7は断とされる。
【0039】
パイロット制御用三方電磁弁56がON(ロックアップ用五方弁49に油を供給する開状態)とされると、パイロットライン55からの圧油によってロックアップ用五方弁49が切り換えられ、ライン48からの圧油が、ライン58より外側通路37に流れてポンプ部4とタービン部5を通った後、内側室35に閉じこめられ、クラッチディスク31をケーシング18に押圧する。一方、外側室34内の油はライン57に押し出されて、ロックアップ用五方弁49介して油戻しライン60からオイルタンク45に戻される。従って、ロックアップクラッチ7は接となる。
【0040】
また、湿式多板クラッチ3は、圧油供給ライン46にライン68を介して接続され、そのライン68にクラッチ切換用三方弁61が接続され、そのクラッチ切換用三方弁61が、圧油供給ライン46のパイロットライン62に接続され、電子制御ユニット22によりデューティ制御されるパイロット制御用三方電磁弁63で切り換えられる。
【0041】
パイロット制御用三方電磁弁63がON(クラッチ切換用三方弁61から油をオイルタンク45へ排出する閉状態)とされると、クラッチ切換用三方弁61がクラッチ3から油をオイルタンク45へ排出する閉状態とされ、クラッチ3はスプリング42の付勢力により断とされる。
【0042】
パイロット制御用三方電磁弁63がOFF(図に示すように、クラッチ切換用三方弁61にパイロットライン62から油を供給する開状態)とされると、クラッチ切換用三方弁61が、クラッチ3に油を供給する開状態とされ、湿式多板クラッチ3が接方向に作動される。
【0043】
エンジンE運転中は、常時オイルポンプOPにより圧油供給ライン46に圧油が供給され、電子制御ユニット22からの電気信号によってパイロット制御用三方電磁弁56およびパイロット制御用三方電磁弁63がON・OFFされることによってロックアップクラッチ7および湿式多板クラッチ3が適宜断接制御される。
【0044】
エンジンEが停止すると、パイロット制御用三方電磁弁56,63はそれぞれOFFとされ、オイルポンプOPは停止する。従って、ロックアップクラッチ7は断となる。一方、クラッチ3は、クラッチ切換用三方弁61がクラッチ3に圧油を供給する開状態となるが、オイルポンプOPが停止しているため湿式多板クラッチ3に圧油は供給されず、結果として断となる。このように本実施形態では、エンジンEが停止すると、流体継手2、ロックアップクラッチ7および湿式多板クラッチ3が全て断とされる。しかしながら、本発明は、エンジンEの停止時に、湿式多板クラッチ3のみが断とされる、あるいはロックアップクラッチ7と流体継手2のみが断とされるような車両にも適用できる。即ち、請求項1において記載した「エンジン停止時に自動的に断とされるクラッチ機構」とは、エンジンEを停止した時にエンジンEと駆動輪との間に滑りが発生する全てのクラッチ機構を意味している。
【0045】
この動力伝達装置では、エンジンEの動力を流体継手2、湿式多板クラッチ3、変速機T/Mという順で伝達する。
【0046】
車両発進時の制御は以下のようになる。
【0047】
車両がギヤニュートラルで停止中、ドライバが発進しようとしてシフトレバーを発進段に操作しようとしたとする。するとシフトレバーにおいて、レバーの動作に先立ってシフトノブが揺動することによりノブスイッチ20がONされ、これを合図にクラッチ3が断される。そして引き続きシフトレバーが操作されることによって変速機T/Mが発進段にギヤインされ、これがギヤイン検出手段21sによって検出されるとクラッチ3が接続される。この接続によってタービン部5が駆動輪側からブレーキで止められるので、タービン部5に対しポンプ部4が滑動し、クリープ力が発生するようになる。従って、後はブレーキペダル25を離したり、アクセルペダル23を踏み込んだりすれば車両が動き出すのである。この点は通常のAT車と同様である。
【0048】
発進後、所定速度以上になるとロックアップクラッチ7が接とされ、流体継手2のポンプ部4とタービン部5とは一体に回転する。
【0049】
次に、車両走行中の変速時の作動を説明する。車両が所定ギヤ段で走行中、ドライバが変速しようとしてシフトレバー21を操作しようとしたとする。するとレバーの動作に先立ってシフトノブが揺動し、ノブスイッチ20がONされ、これを合図にクラッチ3が断とされる。そして引き続きシフトレバー21が操作されることによって変速機T/Mが次の変速段にギヤインされ、これがギヤイン検出手段21sによって検出されるとクラッチ3が接とされる。これによって一連の変速操作が完了する。このようなクラッチ断接制御は変速の度毎に実行され、これによって、ドライバはクラッチ操作を行うことなく変速操作をすることができる。この変速中、ロックアップクラッチ7は接のままで、エンジン動力がそのままクラッチ3に伝達される。
【0050】
さて、このような動力伝達装置に組み合わされるギヤイン駐車用ブレーキ70は、図1及び図2に示すように、変速機T/Mの入力軸8上に同軸に設けられたブレーキドラム71と、このブレーキドラム71の周囲にこれを囲繞するように設けられたブレーキバンド72と、このブレーキバンド72を縮径してブレーキドラム71を締め付ける締付機構73とから構成されている。
【0051】
ブレーキドラム71は、変速機T/Mの入力軸8にスプライン勘合された湿式多板クラッチ3の出力側と一体に設けられた筒状体であり、入力軸8と一体に回転するようになっている。
【0052】
ブレーキバンド72は、拡縮自在な金属製の帯状体からなり、その一端部が湿式多板クラッチ3と変速機T/Mとを仕切る仕切壁73に設けられた取付部74にボルト75によって結合されている。また、ブレーキバンド72の他端部は、図2に示すように、ブレーキドラム71上にフリーの状態で位置しており、その先端部に取り付けられた係合突起76が、後述する締付機構73のプランジャ79の先端と係合するようになっている。
【0053】
締付機構73は、クラッチハウジングに取り付けられたシリンダ77と、そのシリンダ77内にスライド可能に収容されたピストン78と、そのピストン78に取り付けられ、シリンダ77外部に延出して上記ブレーキバンド72の係合突起76と係合するプランジャ79と、シリンダ77内でピストン78およびプランジャ79をブレーキバンド72側へ付勢するコイルスプリング80とを有している。ピストン78がブレーキバンド72側に移動するとプランジャ79がブレーキドラム71の接線方向に突出してブレーキバンド72をブレーキドラム71上に締め付けることによってブレーキドラム71および入力軸8の回転を規制して制動力を与えるようになっている。
【0054】
図4に示すように、締付機構73のシリンダ77には、圧油供給ライン46に接続されたライン81が接続されており、エンジン運転中は常時オイルポンプOPによってシリンダ77内に圧油が供給され、その圧油によってピストン78がコイルスプリング80に対向してブレーキバンド72と反対の方向に押し戻される。従って、ブレーキバンド72はブレーキドラム71上に締め付けられず非作動状態となり、クラッチ3から変速機T/Mへの動力伝達はロスなく行われる。
【0055】
一方、この状態からエンジンが停止すると、それに伴ってオイルポンプOPが停止して圧油供給ライン46の油圧が低下するため、コイルスプリング80の付勢力によってピストン78がブレーキバンド72側へ移動してブレーキバンド72がブレーキドラム71上に締め付けられて作動状態となる。これによって、ブレーキドラム71およびそれと一体に回転する変速機T/Mの入力軸8の回転が規制される。従って、変速機T/Mのギヤをいずれかの段にいれた状態でエンジンを停止すればクラッチ3が断状態であってもその下流側の駆動系の回転が規制され、ギヤイン駐車が可能となる。
【0056】
図5を用いて、油圧回路19の油圧とピストン78のストローク及び制動力との関係を説明する。
【0057】
図5(a)において縦軸はピストンストロークを示しており、上側へいくほどブレーキバンド72に近づく(図2において右側へ移動する)ことを意味している。図5(b)において縦軸は得られる制動力を示している。
【0058】
図から明らかなように、油圧回路19の油圧が低下するにつれてピストン78はブレーキバンド72側に移動し油圧pに達するとほぼ全ストローク移動する。しかしながら、このとき制動力はほとんど得られていない状態である。油圧が更に低下することによってコイルスプリング80に対向する力がなくなり、ピストン78およびプランジャ79がブレーキバンド72を十分に締め付けることによって制動力が得られる。従って、十分な制動力を得るためには油圧が極低くまで低下する必要がある。
【0059】
そこで本発明の要旨は、エンジン停止から短時間で油圧が十分低下するように油圧回路19に油圧低下促進手段を設けたものである。
【0060】
本実施形態では、油圧低下促進手段は、図4に示すクラッチ切換用三方弁61と、そのクラッチ切換用三方弁61を切り換えるパイロット制御用三方電磁弁63とで構成される弁手段101と、パイロット制御用三方電磁弁63を開閉する電子制御ユニット22からなる。
【0061】
パイロット制御用三方電磁弁63は、上記のように、クラッチ切換用三方弁61にパイロット油圧を供給する開状態(OFF)と、クラッチ切換用三方弁61から油をオイルタンク45側へ排出する閉状態(ON)とに切り換わるものであり、電子制御ユニット22から付与される電気信号によりデューティ制御される。
【0062】
エンジン停止後、電子制御ユニット22から電子信号を付与して所定時間だけパイロット制御用三方電磁弁63をデューティ駆動して油圧の低下を促進させるものである。
【0063】
即ち、エンジン停止後、パイロット制御用三方電磁弁63がOFF(開状態)となると圧油供給ライン46から圧油がライン62を通ってクラッチ切換用三方弁61に供給される(矢印A)。このとき、圧油供給ライン46の油圧がほとんど低下していない状態であれば、クラッチ切換用三方弁61が開となり圧油供給ライン46からの圧油がライン68を通って湿式多板クラッチ3側へ流れる。
【0064】
次に、パイロット制御用三方電磁弁63がONとされると、クラッチ切換用三方弁61に流れた油が逆方向に流れてオイルタンク45に排出される(矢印B)。またクラッチ切換用三方弁61が閉となり、湿式多板クラッチ3に流れた油がオイルタンク45に排出される。
【0065】
圧油供給ライン46の油圧がある程度低下した状態では、パイロット制御用三方電磁弁63がOFF(開)となっても、ライン62を通ってクラッチ切換用三方弁61に供給される油圧が低く、クラッチ切換用三方弁61は開とならない。しかしながら、その後、パイロット制御用三方電磁弁63がONとなることによって、クラッチ切換用三方弁61に流れた油がオイルタンク45に排出される。
【0066】
これを短い間隔で繰り返すことによって、圧油供給ライン46内の油が次々とクラッチ切換用三方弁61および湿式多板クラッチ3に導入されてオイルタンク45へ排出されることになり、油圧回路19内の油圧は短時間で著しく低下する。従って、エンジン停止後、短時間で駐車用ブレーキの制動力を十分得ることができる。
【0067】
次に、油圧低下促進手段の作動方法を図6に示すフローチャートを用いて説明する。
【0068】
先ず、キーOFF状態となりエンジンが停止した(START)ならば、ステップ101において、変速機T/Mのギヤがいずれかの段に入っているかどうか、即ち、ギヤイン状態であるかどうかを、ギヤイン検出手段21sからの入力値に基づいて判断する。ギヤイン状態でない、即ち、ニュートラル状態であれば終了する。ドライバがギヤイン駐車をする意志がないことが判断されるからである。
【0069】
次に、ギヤイン状態であれば、ドライバがギヤイン駐車をする意志があると判断し、ステップ102においてタイマを0にセットする。即ち、パイロット制御用三方電磁弁63を開閉作動する時間を計測するためである。
【0070】
タイマセットが完了したならば、ステップ103においてパイロット制御用三方電磁弁63を50%duty駆動する。即ち、パイロット制御用三方電磁弁63のON・OFF作動を同じ時間だけ行い圧油供給ライン46の油圧を断続的にオイルタンク45へ排出する。
【0071】
次に、ステップ104において、タイマセット後の経過時間tが、予め設定されたtend(例えば1s)よりも小さいかどうかを判断する。経過時間tがtendよりも小さい(t<tend)と判断されたならば、ステップ103に戻りパイロット制御用三方電磁弁63の50%duty駆動を行う。即ち、パイロット制御用三方電磁弁63の開閉作動は経過時間tがtendに達するまで繰り返される。
【0072】
ステップ104において、経過時間tがtend以上(t≧tend)と判断されたならば、ステップ105においてパイロット制御用三方電磁弁63を0%duty駆動、即ち、OFFとして終了する。このとき、油圧回路19の油圧は十分低下しており、ギヤイン駐車用ブレーキ70は大きな制動力を発生する。
【0073】
このように、本実施形態によれば、エンジン停止後に所定時間だけパイロット制御用三方電磁弁63を開閉することによって油の排出を促し短時間で油圧を低下させることができ、駐車用ブレーキは短時間で十分な制動力を得ることができる。
【0074】
なお、本実施形態において弁手段101は、パイロット制御用三方電磁弁63とクラッチ切換用三方弁61として説明したが、本発明はこの点において限定されず、ロックアップ用五方弁49と、それを切り替えるためのパイロット制御用三方電磁弁56を弁手段として、エンジン停止後、パイロット制御用三方電磁弁56を所定時間デューティ駆動するようにしても良い。また、別途、油排出用の弁手段を設けるようにしても良い。
【0075】
また、本実施形態においてギヤイン駐車用ブレーキ70はドラムタイプとして説明したが、ディスクタイプ等、他のタイプの駐車用ブレーキにも適用できることは勿論である。
【0076】
【発明の効果】
以上要するに本発明によれば、エンジン停止後、短期間で十分な制動力を得ることができるという優れた効果を発揮するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る動力伝達装置およびギヤイン駐車用ブレーキの断面図である。
【図2】本発明の一実施形態に係るギヤイン駐車用ブレーキの構成図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る動力伝達装置を示すスケルトン図である。
【図4】油圧回路の詳細図である。
【図5】(a)は油圧回路の油圧とピストンストロークとの関係を示す図である。
(b)は油圧回路の油圧と制動力との関係を示す図である。
【図6】本発明の一実施形態に係るギヤイン駐車用ブレーキの作動方法を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 クラッチ機構
2 流体継手
3 摩擦型変速クラッチ
7 ロックアップクラッチ
19 油圧回路
22 電子制御ユニット
49 ロックアップ用五方弁
61 クラッチ切換用三方弁
63 油圧低下促進手段
70 ギヤイン駐車用ブレーキ
71 ブレーキドラム
72 ブレーキバンド
78 ピストン
79 プランジャ
80 コイルスプリング
Claims (2)
- エンジンと変速機との間に介設され、エンジン停止時に断とされるクラッチ機構と、上記変速機内に設けられ、ギヤイン状態でエンジンを停止したときに作動するギヤイン駐車用ブレーキとを備えたギヤイン駐車用ブレーキの制御装置であって、
上記ギヤイン駐車用ブレーキは、エンジン運転時にはオイルポンプから常時圧油が供給されて非作動状態となり、エンジンを停止することにより上記オイルポンプが停止して油圧が低下すると作動状態となるものであり、
上記オイルポンプと上記ギヤイン駐車用ブレーキとを結び、上記オイルポンプから上記ギヤイン駐車用ブレーキに圧油を供給する圧油供給ラインと、
該圧油供給ラインから分岐して上記クラッチ機構に接続され、上記オイルポンプから上記クラッチ機構に圧油を供給する別のラインと、
該別のラインに設けられたクラッチ切換用弁と、該クラッチ切換用弁と上記圧油供給ラインとを結ぶパイロットラインに設けられたパイロット電磁弁とで構成され、上記クラッチ切換用弁が、上記パイロット電磁弁から付与されるパイロット油圧に応じて、上記圧油供給ラインからの圧油を上記クラッチ機構に供給する開状態と、上記クラッチ機構の圧油をオイルタンクに排出する閉状態とで切換えられ、かつ上記パイロット電磁弁が開閉することで、上記クラッチ切換用弁を開状態とするために上記圧油供給ラインからの圧油を上記パイロットラインを通して上記クラッチ切換用弁に供給する状態と、上記クラッチ切換用弁を閉状態とするために該クラッチ切換用弁の圧油を上記パイロットラインを通して上記オイルタンクに排出する状態とで切り換えられる弁手段と、
ギヤイン状態でエンジンを停止した後、上記ギヤイン駐車用ブレーキの圧油を上記クラッチ機構と上記クラッチ切換用弁とに導入し該導入された圧油を上記オイルタンクに排出するために、上記弁手段の上記パイロット電磁弁に所定時間開閉を繰り返させて上記弁手段を排出作動する電子制御ユニットとを更に備えたことを特徴とするギヤイン駐車用ブレーキの制御装置。 - 上記ギヤイン駐車用ブレーキが、上記変速機の入力軸に設けられた請求項1に記載のギヤイン駐車用ブレーキの制御装置。
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