JP3900905B2 - 動力伝達装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、エンジンと変速機との間にロックアップクラッチを内蔵した流体継手と変速クラッチとを介設した動力伝達装置に係り、特に、変速クラッチの接ショックをロックアップクラッチの滑りで吸収するようにした動力伝達装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図1に示すように、本発明者等は、先に、エンジンEから変速機T/Mに至る動力伝達経路の途中にロックアップクラッチ7を内蔵した流体継手2(トルクコンバータ)と変速クラッチ3(湿式摩擦式)とを直列に介設し、発進時にはロックアップクラッチ7を断し、発進後にはロックアップクラッチ7を接し、変速時には変速クラッチ3を断接するようにした車両用の動力伝達装置1を創案した。
【0003】
この動力伝達装置1は、変速機T/Mの変速中には変速クラッチ3を切ることで変速を可能とし、変速終了後に変速クラッチ3を繋ぐことでエンジンEの動力を車輪に伝達して発進・走行する。また、ロックアップクラッチ7は、ある所定の車速以上で走行中接続されてエンジンEと直結状態とし、所定車速以下になると断されて、トルクコンバータ2のクリープ力で走行可能とする。
【0004】
ところで、ロックアップクラッチ7が断されている状態では、エンジンEの伝達効率にロスが生じて「走行燃費悪化」を招くのみならず、エンジンEと車輪とが流体継手2で接続されているため「エンジンブレーキ力低下」等の問題が生じる。よって、本発明者等は、ロックアップクラッチ7の接・断を、車両の発進直後・停止直前にするようにした。
【0005】
具体的には、ロックアップクラッチ7の接・断を、エンジンEのノッキングや変速機T/Mのガラ音が発生しないぎりぎりの回転数にチューニングした。すなわち、ロックアップクラッチ7をエンジンEがある回転数以下のときに接してしまうと、変速機T/Mのギヤ段が高い場合には、エンジンEにノッキングが生じてしまうため、これを回避する必要がある。
【0006】
よって、ロックアップクラッチ7の接・断は、エンジンEの回転数等をパラメータ(敷居値)として行っていた。ところが、変速中には、エンジン回転数が上記敷居値の近傍で変動し得るため、ロックアップクラッチ7の断接が不意に繰返して発生する可能性がある。これを回避すべく、本発明者等は、変速機T/Mの変速中には、ロックアップクラッチ7の断接判定を禁止するように改良した。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、これでは、走行中に、ロックアップクラッチ7が接の状態で、変速機T/Mの変速が行われると、変速(スリーブSのドグDへの係合)に先だって変速クラッチ3が断され、変速が終了すると変速クラッチ3が接されるが、このときロックアップクラッチ7が接されていると、変速クラッチ3の接ショックが生じてしまう。この接ショックは、変速クラッチ3の入力部3aと出力部8との回転数差が大きいとき、顕著となる。
【0008】
この変速クラッチ3の接ショックを減少させるため、変速終了後に変速クラッチ3を一気に接するのではなく、徐々に接するように制御することも考えられる。しかし、かかる変速クラッチ3の半クラッチ制御では、変速中(変速クラッチ3の切断中)に急なアクセルのオンオフが行われたり、ギヤ飛ばし変速(1速から4速、4速から1速など)が行われて、変速クラッチ3の入力部3aと出力部8との回転数差が非常に大きくなった場合には、接ショックを吸収しきれない。
【0009】
この対策として、変速中から変速終了時(変速クラッチ3を接する時)まで、ロックアップクラッチ7を完全に断し、変速クラッチ3の半クラッチ制御では吸収しきれない接ショックを流体継手2に吸収させ、変速終了後にロックアップクラッチ7を接するように制御することも考えられる。しかし、変速の度にロックアップクラッチ7を断・接するのでは、ロックアップクラッチ7のフェージングの押圧・解放が変速の度に繰り返されるため、その圧縮疲労により作動耐久性が問題となる。
【0010】
以上の事情を考慮して創案された本発明の目的は、ロックアップクラッチの耐久性を確保しつつ、変速クラッチの接ショックを減少できる動力伝達装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、エンジンと変速機との間にロックアップクラッチを内蔵した流体継手と変速クラッチとを介設し、発進時には上記ロックアップクラッチを断し、発進後には上記ロックアップクラッチを接し、変速時には上記変速クラッチを断接する制御を行う制御部を設けた動力伝達装置であって、上記制御部は、変速時に、一旦断した上記変速クラッチを完接するまでは、上記ロックアップクラッチ接の押圧力を弱めると共に、その押圧力の弱め度合を上記変速クラッチの入力部と出力部との回転数差の大小に応じて大小と変更し、上記変速クラッチを完接した後に上記ロックアップクラッチ接の押圧力を元の状態まで高める制御を行うものである。
【0012】
本発明によれば、変速時に一旦断した変速クラッチを完接するまでロックアップクラッチ接の押圧力を弱めるため、変速クラッチの接ショックが所定以上に大きい場合、その接ショックはロックアップクラッチが滑って吸収される。また、ロックアップクラッチは、変速の度毎にその押圧力が弱められるものの、フェージングの押圧・解放(押圧力零)が繰り返されるわけではないため、圧縮疲労は少なく耐久性が低下することはない。
【0014】
また、変速クラッチの入力部と出力部との回転数差が大きいときには、ロックアップクラッチ接の押圧力が小さくなるため、滑り易くなり、接ショックが吸収され易くなる。逆に、変速クラッチの入力部と出力部との回転数差が小さいときには、ロックアップクラッチ接の押圧力が大きくなるため、滑り難くなるが、このときの接ショックは小さいためそれほど問題とならない。この結果、変速クラッチの大きな接ショックを吸収しつつ、ロックアップクラッチの滑りを少なくできるため、ロックアップクラッチのフェージングの耐久性が向上する。
【0015】
また、上記制御部は、変速時に、一旦断した上記変速クラッチを完接するまでは、上記ロックアップクラッチ接の押圧力を弱めると共に、上記変速クラッチの入力部と出力部との回転数差が所定値以上の場合、上記押圧力の弱め度合を大きくしてロックアップクラッチを断に制御し、上記変速クラッチを完接した後に上記ロックアップクラッチ接の押圧力を元の状態まで高める制御を行うものであってもよい。
【0016】
こうすれば、変速クラッチの入力部と出力部との回転数差が所定値以上に大きく、ロックアップクラッチの押圧力を弱めることによる滑りによって接ショックを吸収しきれない場合には、ロックアップクラッチが断されるため、かかる接ショックは流体継手によって吸収される。
【0017】
また、上記制御部は、変速時に、一旦断した上記変速クラッチを完接するまでの間にて、上記変速クラッチの入力部と出力部との回転数差が所定値以上の場合、上記ロックアップクラッチ接の押圧力を弱め、上記変速クラッチを完接した後に上記ロックアップクラッチ接の押圧力を元の状態まで高める制御を行い、上記変速クラッチの入力部と出力部との回転数差が上記所定値よりも小さい場合、上記ロックアップクラッチ接の押圧力を弱める制御を行わないものであってもよい。
【0018】
こうすれば、ロックアップクラッチの押圧力を弱める制御は、変速の度に行われるわけではないので、ロックアップクラッチの寿命が延び、制御が簡素化される。また、変速時に変速クラッチの入力部と出力部との回転数差が所定値よりも小さい場合には、その接ショックは小さいため、ロックアップクラッチ接の押圧力を弱める制御を行わなくとも問題ない。
【0019】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施形態を添付図面に基いて説明する。
【0020】
図1は、本実施形態に係る車両用の動力伝達装置1の概要を示すものである。図示するように、エンジンEと変速機T/Mとの間には、流体継手2(フルードカップリング)と変速クラッチ3(湿式多板クラッチ)とが直列に介設されている。流体継手2は、トルクコンバータを含む広い概念であり、本実施形態ではトルクコンバータを用いている。
【0021】
流体継手2は、エンジンEの出力部(クランク軸)に接続されたポンプ4と、ポンプ4に対向され変速クラッチ3の入力軸3aに接続されたタービン5と、タービン5とポンプ4との間に介設されたステータ6と、ポンプ4とタービン5との締結・切離を行うロックアップクラッチ7とを有する。ロックアップクラッチ7は、通常の遊星歯車式自動変速機のトルクコンバータ部分に設けられるものが用いられている。すなわち、ロックアップクラッチ7は、図2を参照すると、トルクコンバータ2の作動油(オイル)がタービン5側からポンプ4側へ流されたときには断され、上記作動油がポンプ4側からタービン側5へ流されたときには接されるものが用いられる。
【0022】
図1に示す変速クラッチ3は、その入力側が入力軸3aを介して流体継手2のタービン5に接続され、出力側が変速機T/Mの入力軸8に接続されており、流体継手2と変速機T/Mとの間を断接するものである。変速クラッチ3には、通常の湿式多クラッチが用いられている。すなわち、変速クラッチ3は、オイルが満たされたクラッチケーシング内で入力側(3a)と出力側(8)とにそれぞれ複数枚ずつ互い違いにクラッチプレートがスプライン噛合されており、これらクラッチプレート同士をクラッチピストンにより押し付け合い或いは解放することで、接続・分断を行う。図2を参照すると、クラッチピストン27はクラッチスプリング28により常に断側に付勢されると共に、これを上回る油圧がクラッチピストン27に付加されたときクラッチ3が接続される。なお、これらピストン27およびスプリング28は、クラッチ3を断接するクラッチアクチュエータ3xを構成する。
【0023】
変速機T/Mは、図1に示すように、入力軸8と、これと同軸に配置された出力軸9と、これらに平行に配置された副軸10とを有する。入力軸8には、入力主ギヤ11が設けられている。出力軸9には、1速主ギヤM1と、2速主ギヤM2と、3速主ギヤM3と、4速主ギヤM4と、リバース主ギヤMRとが夫々軸支されていると共に、6速主ギヤM6が固設されている。副軸10には、入力主ギヤ11に噛合する入力副ギヤ12と、1速主ギヤM1に噛合する1速副ギヤC1と、2速主ギヤM2に噛合する2速副ギヤC2と、3速主ギヤM3に噛合する3速副ギヤC3と、4速主ギヤM4に噛合する4速副ギヤC4と、リバース主ギヤMRにアイドルギヤIRを介して噛合するリバース副ギヤCRとが固設されていると共に、6速主ギヤM6に噛合する6速副ギヤC6が軸支されている。
【0024】
この変速機T/Mによれば、出力軸9に固設されたハブH/R1にスプライン噛合されたスリーブS/R1を、リバース主ギヤMRのドグDRにスプライン噛合すると、出力軸9がリバース回転し、上記スリーブS/R1を1速主ギヤM1のドグD1にスプライン噛合すると、出力軸9が1速相当で回転する。そして、出力軸9に固設されたハブH/23にスプライン噛合されたスリーブS/23を、2速主ギヤM2のドグD2にスプライン噛合すると、出力軸9が2速相当で回転し、上記スリーブS/23を3速主ギヤM3のドグD3にスプライン噛合すると、出力軸9が3速相当で回転する。
【0025】
そして、出力軸9に固設されたハブH/45にスプライン噛合されたスリーブS/45を、4速主ギヤM4のドグD4にスプライン噛合すると、出力軸9が4速相当で回転し、上記スリーブS/45を入力主ギヤ11のドグD5にスプライン噛合すると、出力軸9が5速相当(直結)で回転する。そして、副軸10に固設されたハブH6にスプライン噛合されたスリーブS6を、6速副ギヤC6のドグD6にスプライン噛合すると、出力軸9が6速相当で回転する。上記各スリーブS/R1、S/23、S/45、S/6は、図示しないシフトフォークおよびシフトロッドを介して、運転室内のシフトレバーによってマニュアル操作される。
【0026】
次に、変速クラッチ3およびロックアップクラッチ7を作動制御する制御部29を、図2を用いて説明する。
【0027】
先ず、変速クラッチ3の作動を説明する。図示するように、オイルタンク13内のオイルは、濾過器14を介して油圧ポンプOPにより吸引吐出され、その吐出圧がリリーフバルブ15により調圧され、メインの油圧ライン46において一定のライン圧PLとなる。このライン圧PLのオイルを圧力(減圧)制御して変速クラッチアクチュエータ3xに送り込むわけだが、このためにクラッチコントロールバルブCCVとクラッチソレノイドバルブCSVという2つのバルブを用いている。
【0028】
すなわち、メインの油圧ライン46に接続されたクラッチコントロールバルブCCVを、クラッチソレノイドバルブCSVから送られてくるパイロット油圧Ppに応じて開閉制御するという、パイロット操作型油圧制御方式を採用している。なお、クラッチソレノイドバルブCSVとクラッチコントロールバルブCCVとを接続する経路の途中には、アキュームレータ17が介設されている。
【0029】
クラッチソレノイドバルブCSVは、電磁ソレノイドを有した開閉電磁弁(オンオフ弁)であり、常にライン圧PLが供給されており、電子制御ユニット16(ECU)から出力されたデューティーパルスを受け、そのデューティー(デューティー比)に応じて弁体を素早く開閉し、模式的に開度調節する。これにより、クラッチソレノイドバルブCSVは、デューティー比に応じたパイロット油圧Ppを出力する。
【0030】
クラッチコントロールバルブCCVは、パイロット油圧Ppに基づき無段階で作動されるスプール弁であり、これ自体は電子制御されない。すなわち、パイロット油圧Ppの大きさに応じて内蔵スプールを開放側にストロークさせ、これによりライン圧PLを適宜調整してクラッチ圧Pcとして変速クラッチアクチュエータ3xに送り込む。こうして、結果的に、変速クラッチアクチュエータ3xに供給される油圧PcがECU16によってデューティー制御される。
【0031】
具体的には、変速クラッチアクチュエータ3xに供給される油圧Pcが、クラッチ3を断方向に付勢するクラッチスプリング28の付勢力より大きいと、その油圧Pcによってクラッチピストン27が図中右方に移動されてクラッチ3が接され、さもなければクラッチピストン27がクラッチスプリング28により図中左方に押されてクラッチ3が断される。また、接と断との間には、デューティー比を細かく変化させてクラッチピストン27への供給油圧Pcを微妙に制御することで、変速クラッチ3の半クラッチ状態を実現できる。
【0032】
また、ECU16からクラッチソレノイドバルブCSVへのデューティーパルス出力がない場合(デューティー比=0)には、クラッチソレノイドバルブCSVの弁体がバネ30によって連通方向に移動され、ライン圧PLがそのままパイロット油圧PpとしてクラッチコントロールバルブCCVに供給されるため、クラッチコントロールバルブCCVの弁体(スプール)がバネ31に打ち勝って連通方向に移動される。この結果、変速クラッチアクチュエータ3xにはライン圧PLがそのままクラッチ圧Pcとして供給され、クラッチピストン27が図中右方に移動されて変速クラッチ3が接とされる。ECU16からクラッチソレノイドバルブCSVへの電気回路に故障が生じたときでも、変速クラッチ3を接状態として車両の走行を確保するためである。
【0033】
次に、ロックアップクラッチ2の作動を説明する。ロックアップクラッチ自体は、公知の遊星歯車式自動変速機のトルクコンバータ部分に設けられるものが用いられており、図2に示すように、トルクコンバータ(流体継手)2の作動油(オイル)がタービン5側からポンプ4側へ流されたときには断され、上記オイルがポンプ4側からタービン側5へ流されたときには接される。このオイルの流れの切り替えは、ロックアップクラッチコントロールバルブRCCVと、ロックアップクラッチソレノイドバルブRCSVという2つのバルブによって為される。
【0034】
ロックアップクラッチコントロールバルブRCCVは、メイン油圧ライン46のライン圧PLをタービン5側に接続された配管57に導くか、ポンプ4側に接続された配管58に導くか、或いはそれらの分流量を制御するものであり、その制御はロックアップクラッチソレノイドバルブRCSVによって為される。すなわち、メインの油圧ライン46に接続されたロックアップクラッチコントロールバルブRCCVを、ロックアップクラッチソレノイドバルブCSVから送られてくるパイロット油圧RPpに応じて開閉制御するという、パイロット操作型油圧制御方式を採用している。
【0035】
ロックアップクラッチソレノイドバルブRCSVは、電磁ソレノイドを有した開閉電磁弁(オンオフ弁)であり、常にライン圧PLが供給されており、電子制御ユニット16(ECU)から出力されたデューティーパルスを受け、そのデューティー(デューティー比)に応じて弁体を素早く開閉し、模式的に開度調節する。これにより、ロックアップクラッチソレノイドバルブRCSVは、デューティー比に応じたパイロット油圧RPpを出力する。
【0036】
ロックアップクラッチコントロールバルブRCCVは、パイロット油圧RPpに基づき無段階で作動されるスプール弁であり、パイロット油圧RPpの大きさに応じて内蔵スプールをバネ59に抗してストロークさせ、これによりライン圧PLをタービン5側に接続された配管57に導くか、ポンプ4側に接続された配管58に導くかを切り替えると共に、それらの中間の開度を調節する。こうして、結果的に、ロックアップクラッチ2がECU16によってデューティー制御される。
【0037】
具体的には、パイロット油圧RPpがロックアップクラッチコントロールバルブRCCVのバネ59の付勢力よりも大きい場合には、図2にて弁体がバネ59に抗して左方に移動し、メイン油圧ライン46のライン圧PLが配管58を介してトルクコンバータ2のポンプ4側からタービン5側に流され、ロックアップクラッチ7が接される。また、パイロット油圧RPpがバルブRCCVのバネ59の付勢力よりも小さい場合には、図2にて弁体がバネ59に押されて右方に移動し、メイン油圧ライン46のライン圧PLが配管57を介してトルクコンバータ2のタービン5側からポンプ4側に流され、ロックアップクラッチ7が断される。また、パイロット油圧RPpが上記のものの中間である場合、その油圧RPpの大きさに応じてロックアップクラッチ7接の押圧力が、半クラッチを含めて調節される。
【0038】
また、ECU16からロックアップクラッチソレノイドバルブRCSVへのデューティーパルス出力がない場合(デューティー比=0)には、バルブRCSVの弁体がバネ60によって遮断方向に移動され、パイロット油圧RPpが零となるため、ロックアップクラッチコントロールバルブRCCVの弁体がバネ59に押され、図2の状態となる。この結果、トルクコンバータ2にはタービン5側からポンプ4側にオイルが流され、ロックアップクラッチ7が断される。ECU16からクラッチソレノイドバルブCSVへの電気回路に故障が生じたときでも、ロックアップクラッチ7を断状態としてエンストを防止しつつ車両の発進・停止を確保するためである。
【0039】
なお、図2におけるリリーフ弁61は、エンジンEの停止中などメイン油圧ライン46の油圧が敷居値より小さいときには閉されてトルクコンバータ2内にオイルを貯蔵し、エンジンEの運転中メイン油圧ライン46の油圧が敷居値より大きくなると開されてトルクコンバータ2内のオイルをタンク13に戻す。
【0040】
以上のロックアップクラッチ7および変速クラッチ3は、ECU16から各ソレノイドバルブCSV、RCSVへ送信されるデューティー信号によって制御されるが、このデューティー信号は、以下に述べる各センサの出力値に基づいてECU16によって生成される。そして、そのデューティー信号に応じて、変速クラッチ3が断・接・半クラッチ制御され、ロックアップクラッチ7が断・接・押圧力調節制御されることになる。
【0041】
ECU16には、図3に示すように、運転室内のシフトレバーの把持部に設けられレバー操作時にオンされるノブスイッチ33、変速機T/Mのギヤポジションをニュートラルを含めて検出するギヤポジションセンサ34、エンジンEの回転を検出するエンジン回転センサ18、変速クラッチの3の入力部3aの回転すなわち流体継手2のタービン5の回転を検出するタービン回転センサ19、変速機3の出力部の回転すなわち変速機T/Mの入力軸8の回転をギヤ11、12の比を考慮して検出するT/M回転センサ20、変速機T/Mの出力軸9の回転数を検出して車速を求める車速センサ21等、各種センサの出力が入力される。
【0042】
ノブスイッチ33は、シフトレバーの頂部とその頂部にシフト方向に僅かに揺動可能に取り付けられたシフトノブとの間に、介設されている。そして、運転者による変速操作時に、シフトレバーの動作に先立ってシフトノブが揺動するとノブスイッチ33がオンになり、これを合図に変速クラッチ3の断を開始する。ギヤ変速(各スリーブSのドグDへの係合)を可能にするためである。なお、各スリーブSには、通常の変速機と同様に所謂シンクロ機構が備えられている。
【0043】
ギヤポジションセンサ34は、変速機T/Mのケース上部内面に取り付けられており、各スリーブSを移動させるシフトロッドの位置を検出することでニュートラルを含めたギヤポジションを検出するものである。そして、ギヤポジションセンサ34が変速機T/Mのギヤイン(各スリーブSのドグDへの係合)を検出したならば、これを合図に変速クラッチ3の接を開始する。ギヤイン後にエンジンEの出力を車輪に伝達するためである。
【0044】
車速センサ21は、変速機T/Mの出力軸9の回転数に基づいて車速を検出するものである。車速センサ21が所定車速以上を検出したとき、これを合図にロックアップクラッチ7の接を開始する。走行燃費悪化・エンジンブレーキ力低下を防止するためである。また、車速センサ21が所定車速以下を検出したとき、これを合図にロックアップクラッチ7の断を開始する。エンジンEのノッキングやエンストを回避するためである。なお、この場合、ギヤポジションセンサ34により得られる現在のギヤ段を考慮するようにしてもよい。
【0045】
こうして、ロックアップクラッチ7を、車両の発進直後に接し、停止直前に断している。この制御は、エンジンEのノッキングや変速機T/Mのガラ音(メインギヤとカウンタギヤとの歯打ち音)が発生しないぎりぎりの回転にチューニングされていて、ロックアップクラッチ7の接・断は、エンジンEの回転数等をパラメータ(敷居値)として行っている。ところが、変速中には、エンジン回転数が上記敷居値の近傍で変動し得るため、ロックアップクラッチ7の断接が意に反して繰返して発生する可能性がある。よって、これを回避すべく、変速機T/Mの変速中には、ロックアップクラッチ7の断接判定を禁止している。
【0046】
しかし、これでは、走行中に、変速機T/Mの変速が行われると、変速(スリーブSのドグDへの係合)に先だって変速クラッチ3が断され、変速が終了すると変速クラッチ3が接されるが、このときロックアップクラッチ7が接されていると(走行中ロックアップクラッチ7は原則として接)、変速クラッチ3の接ショックが生じてしまう。この接ショックは、変速クラッチ3の入力部3aと出力部8との回転数差が大きいとき、顕著となる。
【0047】
この変速クラッチ3の接ショックを減少させるため、変速終了後に変速クラッチ3を一気に接するのではなく、徐々に接するように制御(ECU16からクラッチソレノイドバルブCSVへの信号のデューティー比を調節するデューティー制御)することも考えられる。しかし、このデューティー制御でも、変速中(変速クラッチ3の切断中)に急なアクセルのオンオフが行われたり、ギヤ飛ばし変速(1速から4速、4速から1速など)が行われて、変速クラッチ3の入力部3aと出力部8との回転数差が急に非常に大きくなった場合には、接ショックを吸収しきれない。
【0048】
この対策として、変速中から変速終了時(変速クラッチ3を接する時)まで、ロックアップクラッチ7を完全に断し、変速クラッチ3のデューティー制御では吸収しきれない接ショックを流体継手2のタービン5とポンプ4との相対回転に吸収させ、変速終了後にロックアップクラッチ7を接するように制御することも考えられる。しかし、変速の度にロックアップクラッチ7を断・接するのでは、ロックアップクラッチ7のオン・オフの作動回数が増加し、ロックアップクラッチ7のフェージングの押圧・解放が繰り返されるため、その圧縮疲労により作動耐久性が問題となる。そのため、本発明者等は、本実施形態に係る動力伝達装置を創案した。
【0049】
動力伝達装置の作動を説明する。
【0050】
この動力伝達装置1では、エンジンEの出力を流体継手2、変速クラッチ3、変速機T/Mの順で伝達する。流体継手2のロックアップクラッチ7は、原則として発進後の走行中は常に接され、停車時のみ断される。よって、発進時には流体継手2のクリープを利用できる。また、変速クラッチ3は、既述のように、変速の度毎に、ノブスイッチ33のオンを合図に断され、ギヤポジションセンサ34によるギヤインの検出(変速終了)を合図に接される。
【0051】
先ず、発進時の作動を説明する。エンジンEの始動後の車両停車中、変速機T/Mがニュートラルであると、ギヤポジションセンサ34がニュートラルであることを出力し、変速クラッチ3が断されている。ここで、運転者が発進しようとしてシフトレバーを発進段に操作すると、シフトレバーの操作によって変速機T/Mが発進段にギヤインされ、これがギヤポジションセンサ34によって検出されると、変速クラッチ3が接される。これによって、流体継手2のタービン5に対してポンプ4が滑動し、クリープ力が発生し、車両の発進が可能となる。
【0052】
次に、車両走行中の変速時の作動を説明する。車両が所定ギヤ段で走行中、運転者が変速しようとしてシフトレバーを次の変速段に操作したとする。すると、シフトレバーの移動に先立って、シフトノブが揺動し、ノブスイッチ33がオンされ、これを合図に変速クラッチ3が断される。次いで、シフトレバーが移動されることによって変速機T/Mが次の変速段にギヤインされ、これがギヤポジションセンサ34によって検出されると、変速クラッチ3が接され、変速が終了する。
【0053】
変速クラッチ3が接されるとき、ロックアップクラッチ7が接であると(既述のように、走行中はロックアップクラッチ7は原則として接であり、変速中はロックアップクラッチ7の断接判定を禁止しているため、変速中ロックアップクラッチ7は接となっている)、その接ショックが発生する。詳しくは、変速クラッチ3の接は、上述したようにECU16によってデューティー制御(半クラッチ制御)されるものの、変速中(変速クラッチ3の切断中)に急なアクセルのオンオフが行われたり、ギヤ飛ばし変速(1速から4速、4速から1速など)が行われて、変速クラッチ3の入力部3aと出力部8との回転数差が急に非常に大きくなった場合には、接ショックを吸収しきれない。
【0054】
そこで、本実施形態の前提となるものでは、変速時に、一旦断した変速クラッチ3を完接するまではロックアップクラッチ7接の押圧力を弱め(例えば通常時の押圧力の60%の押圧力とする)、変速クラッチ3を完接した後にロックアップクラッチ7接の押圧力をもとの状態まで高めるようにしている。これにより、変速時に変速クラッチ3の接ショックが所定以上(ロックアップクラッチ7接の通常時の押圧力の60%以上)に大きい場合、ロックアップクラッチ7が滑って変速クラッチ3の接ショックが吸収される。また、ロックアップクラッチ7は、変速の度毎にその押圧力が弱められるものの、フェージングの押圧・解放(押圧力零)が繰り返されるわけではないため、圧縮疲労は小さく耐久性が低下することはない。
【0055】
具体的には、走行中接されているロックアップクラッチ7は、運転者がシフトレバーを変速操作してノブスイッチ33がオンされたことを合図に、押圧力が60%にまで弱められる。このロックアップクラッチ7接の押圧力制御は、図2に示すECUからロックアップクラッチソレノイドバルブRCSVへの信号のデューティー比を60%にするデューティー制御によって為される。なお、上記60%は例示であり、変速クラッチ3の接ショック低減とロックアップクラッチ7のフェージングの圧縮疲労との両立を考慮して、実験やシミュレーションによって適宜求められる。
【0056】
そして、このロックアップクラッチ7接の押圧力を60%とする状態は、変速クラッチ3の接ショックが生じる可能性がある変速クラッチ3の完接まで継続される。そして、変速クラッチ3が完接された後には、最早接ショックは生じないため、ロックアップクラッチ7接押圧力をもとの状態(100%)まで復帰させる。
【0057】
ここで、変速クラッチ3の完接は、図1にて変速クラッチ3の入力軸3aと出力軸8との回転数差が、接ショックに影響を与えない所定回転数以下(例えば150rpm以下)となった時を基準に判断する。これら入力軸3aと出力軸8との回転数は、センサ19、20によって検出される。なお、変速クラッチ3の完接は、切断(ノブスイッチ33のオン)から完接に要する時間(実験等によって求める)が経過したことをもって判断してもよい。
【0058】
変速クラッチ3が完接された後には、ロックアップクラッチ7接の押圧力を100%に戻すが、この制御は図2に示すECUからロックアップクラッチソレノイドバルブRCSVへの信号のデューティー比を100%にするデューティー制御によって為される。こうして変速完了後にロックアップクラッチ7接の押圧力を100%に戻すことで、以降、ロックアップクラッチ7の滑りを防止できる。
【0059】
さて、上述した本実施形態の前提となるものを踏まえた本実施形態においては、図2に示すECU16は、変速時における変速クラッチ3の断後、センサ19、20によって検出される変速クラッチ3の入力軸3aと出力軸8との回転数差の大小に応じて、ロックアップクラッチソレノイドバルブRCSVへの信号のデューティー比を調節し、ロックアップクラッチ7接の押圧力の弱め度合を大小と変更(連続的または段階的に変更)する。
【0060】
こうすれば、変速クラッチ3の入力軸3aと出力軸8との回転差が大きいときには、ロックアップクラッチ7接の押圧力が小さくなる。よって、ロックアップクラッチ7が滑り易くなり、変速クラッチ3の接ショックが吸収され易くなる。逆に、変速クラッチの入力軸3aと出力軸8との回転差が小さいときには、ロックアップクラッチ7接の押圧力が大きくなる。よって、ロックアップクラッチ7が滑り難くなるが、このときの変速クラッチ3の接ショックは小さいためそれほど問題とならない。
【0061】
この結果、変速クラッチ3の大きな接ショックを吸収しつつ、ロックアップクラッチ7の滑りを少なくできる。よって、ロックアップクラッチ7の滑りによるフェージングの摩耗を低減でき、耐久性が更に向上する。
また、変形例として、図2に示すECU16は、変速時における変速クラッチ3の断後、変速クラッチ3の入力軸3aと出力軸8との回転数差が所定値x(x>>150rpm)以上の場合、ロックアップクラッチ7接の押圧力の弱め度合を大きくしてロックアップクラッチ7を断するものであってもよい。
【0062】
こうすれば、変速クラッチ3の入力軸3aと出力軸8との回転数差が所定値x以上に大きく、ロックアップクラッチ7接の押圧力を弱めることによる滑りによっては変速クラッチ3の接ショックを吸収しきれない場合には、ロックアップクラッチ7が断されるため、かかる変速クラッチ3の接ショックは、流体継手2のタービン5とポンプ4と相対回転によって吸収できる。
【0063】
なお、この変形例においては、変速の度に常にロックアップクラッチ7を断・接するわけではなく、変速時に変速クラッチ3の入力軸3aと出力軸8との回転数差が所定値x以上に大きい場合のみロックアップクラッチ7を断するので、ロックアップクラッチ7のフェージングの押圧・解放(押圧力零)の頻度は、変速数と比べて少なくなる。よって、フェージングの押圧・解放に基づく圧縮疲労によるロックアップクラッチ7の作動耐久性の低下はそれほど問題とならない。
【0064】
また、別の変形例として、上記制御部29は、変速時における変速クラッチ3の断後、変速クラッチ3の入力部3aと出力部8との回転数差が所定値y (例えば150rpm<y<x) 以上の場合に、ロックアップクラッチ7接の押圧力を弱めるものであってもよい。こうすれば、ロックアップクラッチ7の押圧力を弱める制御は、変速の度に行われる分けではないので、ロックアップクラッチ7の寿命が延び、制御が簡素化される。また、変速時に変速クラッチ3の入力部3aと出力部8との回転数差が所定値yよりも小さい場合には、その接ショックは小さいため、ロックアップクラッチ7接の押圧力を弱める制御を行わなくとも問題ない。
【0065】
【発明の効果】
以上説明したように本発明に係る動力伝達装置によれば、ロックアップクラッチの耐久性を確保しつつ、変速クラッチの接ショックを減少できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る動力伝達装置の概要図である。
【図2】上記動力伝達装置のロックアップクラッチおよび変速クラッチを作動するための制御部を示す油圧回路図である。
【図3】上記動力伝達装置の電子制御ユニット(ECU)を示す説明図である。
【符号の説明】
1 動力伝達装置
2 流体継手
3 変速クラッチ
3a 変速クラッチの入力部(入力軸)
7 ロックアップクラッチ
8 変速クラッチの出力部(変速機T/Mの入力軸)
16 電子制御ユニット(ECU)
29 制御部
T/M 変速機
E エンジン
Claims (3)
- エンジンと変速機との間にロックアップクラッチを内蔵した流体継手と変速クラッチとを介設し、発進時には上記ロックアップクラッチを断し、発進後には上記ロックアップクラッチを接し、変速時には上記変速クラッチを断接する制御を行う制御部を設けた動力伝達装置であって、
上記制御部は、変速時に、一旦断した上記変速クラッチを完接するまでは、上記ロックアップクラッチ接の押圧力を弱めると共に、その押圧力の弱め度合を上記変速クラッチの入力部と出力部との回転数差の大小に応じて大小と変更し、上記変速クラッチを完接した後に上記ロックアップクラッチ接の押圧力を元の状態まで高める制御を行うことを特徴とする動力伝達装置。 - エンジンと変速機との間にロックアップクラッチを内蔵した流体継手と変速クラッチとを介設し、発進時には上記ロックアップクラッチを断し、発進後には上記ロックアップクラッチを接し、変速時には上記変速クラッチを断接する制御を行う制御部を設けた動力伝達装置であって、
上記制御部は、変速時に、一旦断した上記変速クラッチを完接するまでは、上記ロックアップクラッチ接の押圧力を弱めると共に、上記変速クラッチの入力部と出力部との回転数差が所定値以上の場合、上記押圧力の弱め度合を大きくしてロックアップクラッチを断に制御し、上記変速クラッチを完接した後に上記ロックアップクラッチ接の押圧力を元の状態まで高める制御を行うことを特徴とする動力伝達装置。 - エンジンと変速機との間にロックアップクラッチを内蔵した流体継手と変速クラッチとを介設し、発進時には上記ロックアップクラッチを断し、発進後には上記ロックアップクラッチを接し、変速時には上記変速クラッチを断接する制御を行う制御部を設けた動力伝達装置であって、
上記制御部は、変速時に、一旦断した上記変速クラッチを完接するまでの間にて、上記変速クラッチの入力部と出力部との回転数差が所定値以上の場合、上記ロックアップクラッチ接の押圧力を弱め、上記変速クラッチを完接した後に上記ロックアップクラッチ接の押圧力を元の状態まで高める制御を行い、上記変速クラッチの入力部と出力部との回転数差が上記所定値よりも小さい場合、上記ロックアップクラッチ接の押圧力を弱める制御を行わないことを特徴とする動力伝達装置。
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