JP4350053B2 - 遊技機の表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技機用表示装置に関し、特に表示面の前方に短冊状体を配置して表示演出に変化を富ませた遊技機用表示装置に関する。
従来、遊技機、例えば、弾球遊技機において、複数の識別図柄を可変表示させてその停止時の識別図柄の組合せが予め定めた大当り情報の組合せであるときに、特定遊技状態(大当り遊技状態とも言う)となって短時間に多量の入賞玉を発生させるチャンスを遊技者に付与するものが多数提供されている。当該識別図柄を表示する表示装置として、液晶ディスプレイ(LCD)、陰極線管ディスプレイ(CRT)等の画像表示器が使用されている。かかる画像表示器によれば、識別図柄を含む画像をソフトによって自由に表示することができる。
ところで、上記した画像表示器は、平面状の表示面に画像を表しているだけであるため、画像による演出が単調になるおそれがあった。そこで表示器の前方に該表示器の表示面をよぎるように移動するシャッター部を配置し、該シャッター部で表示面の図柄を隠す技術が提案されている(特許文献1乃至4参照)。
特許文献1に記載の遊技機は、ラックアンドピニオン機構を使用して開閉可能となっている扉(シャッター部)を画像表示器の表示面に配置している。
特許文献2に記載の遊技機は、筒状に巻き上げられた励磁コイルと該励磁コイル内に挿通された金属製の心棒と該心棒を該励磁コイルの一側方に付勢するスプリングと該励磁コイル及び該心棒などを内包するケースとからなるソレノイドと、該心棒に連結された略矩形の扉(シャッター部)と、を備えている。通常、該励磁コイル内に挿通された心棒は該ケース内に設けられたスプリングによって該ケース内に格納されている。また、該励磁コイルに励磁電流を入力した場合には、該励磁コイルが磁化されて該心棒をケース外へと突き出す構造となっている。すなわち、励磁電流の入力の有無により該心棒に連結された該シャッタ部の開閉が行われている。
特許文献3および4に記載の遊技機は、開口部を挟む左右両側に3本のレールが前後方向(遊技者側を前方、遊技盤側を後方)に並設されていて該レールに沿って上下に移動する遮蔽板(シャッター部)が各レールに1枚ずつ備えられているシャッター装置を有している。各シャッター部は、その上部に前方に突出した開放用係合片と後方に突出した第1閉鎖用係合片が設けられており、その下部に前方に突出した第2閉鎖用係合片が設けられている。かかるシャッター部を下方に移動させると、隣り合うシャッター部のうち前方のシャッター部の第1閉鎖用係合片と後方のシャッター部の第2閉鎖用係合片とが係合しあい、これによってシャッター部が順次下方に送り出されて該開口部が閉鎖される。逆にシャッター部を上方に移動させると、隣り合うシャッター部のうち前方のシャッター部の第1閉鎖用係合片と後方のシャッター部の開放用係合片とが係合しあい、これによってシャッター部が順次上方に送り出されて該開口部が開放される。
特開2003‐236043号公報 特開2001‐346969号公報 特開2004‐129679号公報 特開2004‐135885号公報
ところが、上記の如き遊技機において、シャッター部は所定の方向(上下若しくは左右方向)に往復移動するのみであることから、該シャッター部の動きによる演出が単調となるおそれがある。
また、該シャッター部は常に一方の面のみを遊技者側に表示することから、該シャッター部に施された図柄が該シャッター部の動きにあわせて変化してもその変化による演出は限られてしまう。結果的に、遊技者は遊技を続けるに従ってシャッター部による演出に新鮮味を感じなくなり、かかる演出に飽きが生じるおそれがある。
本発明は上述した問題点が一例として挙げられる課題を解決するためになされたものであり、遊技図柄を効果的に見え隠れさせることによって多彩な演出が提供できる遊技機用表示装置を提供することを目的としている。
請求項1に記載の遊技機の表示装置は、画像信号に応じた画像を表示する表示面を備えた表示器と、前記表示器の前方に互いに並置された複数の短冊状体と、前記短冊状体の長手方向に沿った軸線の回りの角度を可変としかつ前記表示面に平行な面内における前記短冊状体の位置決めをなす回転位置決め機構と、を含むことを特徴とする。
以下、本発明による遊技機の表示装置を、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、下記実施例は、遊技機としてパチンコ機を用いて説明している。しかし、本発明はこれに限定されず、例えばスロットマシンに使用されても良い。
(第1実施例)
図1に示す如く、遊技機1は、縦長な方形状の枠組にて構成され遊技機の設置場所に強固に固定される外枠2と、外枠2に一側を保持され且つ外枠2に対して開閉自在に設けられた表枠3と、表枠3に開閉自在に設けられている透明ガラス枠(図示せず)および扉枠(図示せず)と、を備えている。
表枠3には、盤面が遊技領域とされる遊技盤4が設けられている。表枠3の下方には、遊技機に供給すべき弾球(以下、遊技球とも称する)を一時貯留する上皿5、遊技機1より賞球として排出された弾球の一部を貯留する下皿(図示せず)、灰皿6、弾球を遊技盤の上部に打ち出す弾球打出装置(図示せず)、弾球打出装置を操作するための操作ハンドル7が設けられている。
遊技盤4には図示しない釘や風車等が設けられている他に、遊技盤4のほぼ中央に種々の図柄及び絵柄から構成される遊技画像を遊技の進行状況に合わせて表示する表示装置8が設けられている。表示装置8は、遊技画像を表示する表示面9と、表示面上に配置されてこれを覆うことができる複数の短冊状体10と、を含んでいる。
表示装置8は遊技盤4を形成する合板の裏面側に設けられていて、合板のほぼ中央に設けられている開口部(図示せず)を裏面側から塞ぐように配置されている。表示装置8は該開口部を介して前面側から視認できるようになっている。なお、合板の前面側には該開口部に嵌め込まれていて該開口部の周囲を装飾する装飾部11が配置されていることとしても良い。なお、図中、表示面9は矩形表示面として示されているもののこれに限定されず、例えば楕円形表示面、多角形表示面であることとしても良い。また、以下説明を簡単にするべく、表示面9を正面に据えて見たときを基準にして、上下方向および左右方向が定められているものとする。
図2に示す如く、表示装置8は、液晶ディスプレイ(LCD)、陰極線管ディスプレイ(CRT)若しくはエレクトロルミネセンスディスプレイ(ELD)などの画像信号に応じた画像を表示する表示面9を備えた表示器12と、表示器12の表示面9に平行な方向に互いに平行に左右に伸長している第1および第2回転軸13,14と、を含む。第1および第2回転軸13,14は、それぞれ一端が軸受け部15,16によって回転自在に支持されており他端が歯車17,18を介して第1および第2回転モータ19,20に連結されている。第1および第2回転モータ19,20を回転駆動させることによって第1および第2回転軸13,14が回転駆動可能となっている。軸受け部15,16および第1および第2回転モータ19,20は、枠部21によって支持されている。なお、以下、回転モータが設けられている側を基端側と称し、軸受け部が設けられている側を先端側と称する。
第1回転軸13は例えばネジ状に溝が設けられているスクリューシャフトである。第2回転軸14はその外周面に長手方向において伸長する5本の溝が設けられている。第1および第2回転軸13,14には、これらの回転軸の長手方向に沿って移動自在な複数の可動体22が設けられている。
図2および図3に示す如く、可動体22は第1および第2回転軸13,14を貫通せしめる第1および第2貫通孔23,24が設けられている。また、各可動体22には第2回転軸14に交差する方向であり表示面9に平行な面内に上下に伸長する回転軸を備えた回転伝達機構が設けられている。
該回転伝達機構は、第2回転軸14の溝に係合するリブ25が形成された第2貫通孔24を有するウォーム26とウォーム26に噛み合うウォームホイール27とを備え、ウォームホイール27の下部にはウォームホイール27と一体に形成された保持手段28が連結されている。ウォームホイール27は保持手段28の回転軸となっている。保持手段28は短冊状体10の一方の端部を保持しており、これによって短冊状体10の長手方向に沿った軸線の回りの角度が可変となっている。第2回転軸14が回転することによって、該回転伝達機構を介して短冊状体10が回転駆動する。すなわち、該回転伝達機構は、第2回転軸14の回転運動を短冊状体10の回転運動に変換している。
以上のように、各可動体22に短冊状体10が取り付けられて、複数の短冊状体10が表示器12の前方に互いに並置される。なお、短冊状体10は、金属板、プラスチック板、木材板等からなることとしても良い。また、短冊状体10は可視光をほぼ完全に通過せしめる透明部材、可視光の一部のみを通過せしめる半透明部材、可視光を完全に遮断する不透明部材からなることとしても良い。
なお、短冊状体10の表裏の両主面には異なる図柄が描かれていることとしても良い。例えば、一方の主面に第1図柄Aが描かれ、他方の主面に第2図柄Bが描かれることとしても良い。これによって、短冊状体10は、回転伝達機構による回転によって、異なる2つの図柄のうちのいずれか(第1図柄A若しくは第2図柄B)を遊技者に示すことができる。
上記の如き構成の可動体22のうち、最も先端側にある可動体(以下、先頭の可動体と称する)の第1貫通孔23は、第1回転軸13に螺合する雌ネジ(図示せず)となっている。その他の可動体22の第1貫通孔23内は、第1回転軸13に対してスライドできるように平坦な面になっている。可動体22は、互いに隣り合う可動体22同士の間隔が一定となるようにスペーサ29およびストッパ30によって互いに連結されている。スペーサ29は、互いに隣り合う可動体22同士の間隔を規定している。また、ストッパ30は、先端側に配置されていて隣接している可動体のスペーサ29の先端に設けられた突起部29aと係合することによって可動範囲を規定している。先頭の可動体22が第1回転軸13の回転によって先端側に向けて移動すると、後続の可動体22が一定間隔で先端側に順次送り出される。また、先頭の可動体22が基端側に向けて移動すると後続の可動体は先頭の可動体22に順次押し戻される。上記の如き構成によって可動体22は、第1および第2回転軸13,14の長手方向において移動できる。すなわち、各短冊状体10は表示器12の表示面9の前面を左右によぎることができる。
上記のように、第1および第2回転軸13,14と可動体22と回転伝達機構とによって回転位置決め機構が構成され、短冊状体10の長手方向に沿った軸の回りの角度を可変としかつ表示面9に平行な面内における短冊状体10の位置決めをなすことができる。
次に、上記の如き表示装置の動作の実施例について説明する。遊技機1は、例えば遊技球が所定の入賞口(始動入賞口等)を通過したことを示す始動信号が制御回路装置(図示せず)に入力されたことを契機として、該制御回路装置から供給された制御信号に基づいて表示装置8を駆動せしめる。
図4に示す如く、表示装置8は、該制御信号を受信していない状態において、可動体22を基端側に集めて収容している。短冊状体10の主面は表示面9に対して垂直であり、短冊状体10のうち隣り合うもの同士の一方の主面が互いに向き合っている状態で収容されている。
該制御信号が表示装置8の制御手段(図示せず)に供給されたときに、該制御手段は表示器12に対して所定の遊技状態に対応した画像信号を供給して表示面9に示される図柄を変動せしめる。これと同時に、該制御手段は、第1回転モータ19を駆動せしめる。第1回転モータ19が駆動することによって、先頭の可動体22が基端側から先端側に移動し、これに伴って後続の可動体22が順次先端側に向けて送り出される。先頭の可動体22が表示面9の左端部などの所定の位置まで移動した後、第1回転モータ19が停止する(図5)。このとき、短冊状体10は回転することなく、上述の如く主面同士が向き合った状態で送り出される。
短冊状体10が所定の間隔で離間しかつ短冊状体10の主面が表示面9に垂直になっていることから、隣り合う短冊状体10の間から表示面9に表示された図柄(以下、変動図柄と称する)を視認することができる。すなわち、表示器12の前方に短冊状体10を配置しても表示面9の変動図柄を完全に隠すことなく表示ができる。換言すれば短冊状体10の移動による動的な演出と変動図柄による表示演出という2つの異なる演出を同時に行うことができる。
次に、画像信号に応じた画像の内容、すなわち変動図柄に対応して、第2回転モータ20を回転せしめて短冊状体10を回転せしめる。図6に示す如く、短冊状体10を90°回転させて表示器12上に短冊状体10の一方の主面が現れて、この一方の主面に描かれた第1図柄Aが遊技者に表示される。これによって、変動図柄とは異なる図柄を遊技者に提供することができて、演出を変化させることができる。なお、上記の如き短冊状体10の一方の主面を表示させる回転方向を順方向とする。
第2回転モータ20を更に順方向に回転させる若しくは順方向とは逆の逆方向に回転させて、再度短冊状体10の主面を表示面9に対して垂直に配置し、短冊状体10の間から表示面9の変動図柄を遊技者に示すことができる。更に第2回転モータ20を順方向もしくは逆方向に回転させることによって、図7に示す如く、短冊状体10の他の主面(第2図柄B)を遊技者に表示させることができる。これによって、表示器12に示された変動図柄および第1図柄とは異なる第2図柄を提供することができて、表示演出をさらに変化させることができる。
上記の如く、短冊状体10の回転によって動的に図柄の変更を行うことができる。また短冊状体10の両主面を用いることによって、2つの図柄を表示器12上に表示させることができる。
なお、図4に示す如き短冊状体10の主面が表示面9に垂直になっている状態から、第2回転モータ20を逆方向に回転させて第2図柄Bを最初に表示させることとしても良い。
所定の変動図柄(例えば特定遊技状態を示す図柄)、第1図柄A又は第2図柄Bが表示されたこと、若しくは表示装置8の制御手段(図示せず)が制御回路装置から停止信号を受信したことなどを契機として、短冊状体10が基端側に集められて、一連の動作が終了する。なお短冊状体10の収容は、第2回転モータ20を駆動せしめて短冊状体10の主面を表示面9に対して垂直になるように回転させた後、第1回転モータ19を駆動せしめて先頭の可動体22を基端側に移動させることによって行う。
上記した表示装置8は、表示器12の変動図柄による固定された面上における静的な演出に加えて、短冊状体10の配置による動的な演出ができる。すなわち、表示装置8は、変動図柄による演出と短冊状体10による演出という2つの異なる演出手段を用いることができる。
なお、第1図柄Aおよび第2図柄Bは、たとえばキャラクターを含む図柄であっても良い。また、第1図柄Aは特定遊技状態(大当り遊技状態)を示す若しくはこれを示唆する図柄であり、第2図柄Bは通常遊技状態(はずれ遊技状態)を示す若しくはこれを示唆する図柄としても良い。この場合、第1図柄Aが表示されたことを契機として、遊技機1が特定遊技状態となり、例えば所定数の賞球が払い出されることとしても良い。
また、変動図柄と第1図柄とを交互に示す、若しくは変動図柄と第2図柄を交互に示すこととしても良い。また、例えば変動図柄、第1図柄、変動図柄、第2図柄の順を繰り返すなど、第1図柄と第2図柄とを変動図柄を間に挟みつつ交互に示すこととしても良い。
例えば、変動図柄が通常遊技状態を示す図柄であり、第1図柄が特定遊技状態を示す図柄であるとした場合に、変動図柄と第1図柄とを短時間に交互に繰り返して表示した後、漸次いずれか一方の図柄を表示する時間を長くし、最終的にいずれか一方の図柄を停止表示させることとしても良い。上記の如き短冊状体の動きによって、表示器12の最終表示結果が特定遊技状態若しくは通常遊技状態となることを示唆させるような表示を行うことができる。
短冊状体10の主面を表示面に垂直に配置した状態から90°回転させるのではなく、90°未満(例えば60°)だけ順方向(若しくは逆方向)に回転させた後にこれとは逆の方向に回転させることとして、第1図柄(若しくは第2図柄)が表示されることを遊技者に期待させるような表示変化を行うこととしても良い。また、変動図柄を短冊状体10によって見え隠れさせるという演出もできる故、遊技者に図柄を注視させることができるなど表示装置8の演出効果を高めることができる。すなわち、表示装置8による図柄の変化を動的に行うことによって、結果的に遊技者を楽しませることができる。
なお、上記した短冊状体10の動作は、変動図柄による演出に連動していることとしても良い。例えば、表示面9を3つの並列した変動領域に区切り、該変動領域はそれぞれ逐次変動する数字図柄を表示することができる場合について説明する。なお該変動領域群が同一の数字図柄を一列に静止表示した場合を特定遊技状態とする。
制御回路装置から該制御信号が表示装置8の制御手段に供給されたときに、該制御手段は表示器12に対して画像信号を供給する。該画像信号は、変動領域群に逐次変化する数字図柄を示す内容が含まれている。従って、かかる映像信号を受信した表示器12は変動領域群に数字図柄を変動表示する。このとき、制御手段は第1回転モータ19を駆動せしめて、図5に示す如く、一定間隔で離間しておりかつ主面が表示面9に対して垂直になるよう短冊状体10を配置する。3つの変動領域うち2つの変動領域において数字図柄を停止表示させたときに、短冊状体10の主面を表示面9に対して垂直に配置した状態から30°だけ順方向(若しくは逆方向)に回転させた後にこれとは逆の方向に同じ角度だけ回転させるという動作を繰り返す。
さらに、数字図柄が変動表示されている1つの変動領域における数字図柄の変動間隔が長くなるに従って、短冊状体10の回転角度を漸次大きくし、例えば60°まで順方向若しくは逆方向に短冊状体10を回転せしめる。かかる1つの変動領域に数字図柄を停止表示させたときに、該変動領域群が同一の数字図柄を一列に停止表示している場合、短冊状体10を順方向に90°回転させて特定遊技状態を示す第1図柄Aを表示して遊技機が特定遊技状態となったことを遊技者に報知する。また、該変動領域群が異なる数字図柄を一列に停止表示している場合、短冊状体10を逆方向に90°回転させて通常遊技状態を示す第2図柄Bを表示して遊技機が通常遊技状態となったことを遊技者に報知する。
上記の如く、変動図柄に応じて短冊状体10を動かすことによって、表示器12による静的な演出と短冊状体10による動的な演出とを組み合わせた複雑な演出を遊技者に提供できる。
(実施例2)
図8に示す如く、短冊状体10の幅が互いに異なっていることとしても良い。この場合、短冊状体10の幅に合わせてスペーサ(図示せず)の長さを設定し、隣り合う短冊状体10同士が接触しないようになっている。上記したもの以外の構成は、実施例1とほぼ同様であることとしても良い。かかる構成によれば、各短冊状体10の回転角度が同一であっても、短冊状体10の間から見得る表示面9の範囲を短冊状体10間毎に異ならしめることができる。
(実施例3)
図9に示す如く、短冊状体10の他方の端部にガイド部31が設けられ、枠部21にガイド部31を案内するガイドレール32が設けられていることとしても良い。ガイドレール32は第1回転軸19の長手方向に平行な方向に伸長していて、ガイド部31はガイドレール32内を摺動することとしても良い。上記したもの以外の構成は、実施例1とほぼ同様であることとしても良い。
ガイド部31およびガイドレール32が設けられることによって、短冊状体10が第1および第2回転軸13,14に対して交差する方向に揺れ動くことを防止できる。
(実施例4)
図10に示す如く、表示装置8は、第1および第2回転軸13,14が表示器12を挟むように上下に離間して配置されていることとしても良い。第1および第2回転軸13,14は、それぞれ一端が軸受け部15,16によって回転自在に支持されて他端が歯車17,18を介して第1および第2回転モータ19,20に取り付けられている。軸受け部15,16および第1および第2回転モータ19,20は、枠部21によって支持されている。
第1回転軸13には、当該回転軸の長手方向に沿って移動自在な複数の第1の可動体22aが設けられている。第1の可動体22aはそれぞれ第1回転軸13を貫通せしめる貫通孔(図示せず)を有する。各第1の可動体22aには第1回転軸13に交差する方向であり表示面9に平行な面内に伸長する回転軸を備えた回転機構(図示せず)が設けられていて、該回転機構は第1の可動体22aから突出していて該回転軸の回りに回転自在な第1の保持手段28aを備えている。第1の保持手段28aは、短冊状体10の一方の端部を保持している。
上記の如き構成の第1の可動体22aのうち、先端側の第1の可動体22aの貫通孔は、第1回転軸13に螺合する雌ネジ(図示せず)となっている。その他の第1の可動体22aの貫通孔内は、第1回転軸13に対してスライドできるように平坦な面になっている。
第2回転軸14には、当該回転軸の長手方向に沿って移動自在であり第1の可動体22aと同数の第2の可動体22bが設けられている。第2の可動体22bはそれぞれ第2回転軸14を貫通せしめる貫通孔(図示せず)が設けられている。第2の可動体22bにはそれぞれ回転伝達機構(図示せず)が設けられている。該回転伝達機構は、第1実施例の可動体の回転伝達機構と同様の構成であり、第2回転軸14の溝に係合するリブ(図示せず)が形成された貫通孔(図示せず)を有するウォーム(図示せず)と該ウォームに噛み合うウォームホイール(図示せず)と、該ウォームホイールと一体に形成された第2の保持手段28bと、を備えている。該ウォームホイールは第2の保持手段28bの回転軸となっている。第2の保持手段28bは短冊状体10の他方の端部を保持している。短冊状体10の一方の端部が、第1の可動体22aに対して回転自在になっていることから、第2回転軸14が回転することによって、該回転伝達機構を介して短冊状体10が回転駆動する。その他の構成は、上述した第1実施例とほぼ同様の構成である。
以上のように、第1回転軸13と第2回転軸14とを離間して配置することによって、省スペース化を図ることができる。すなわち、実施例1に記載の如き構成によると遊技機の奥行き方向に回転軸を並置する必要があることから奥行き方向においてスペースを確保する必要があるものの、第1および第2回転軸13,14を離間して配置することによって、奥行き方向における表示装置の省スペース化を図ることができる。
また、第1および第2回転軸13,14上に設けられた第1および第2の可動体22a,22bが短冊状体の両端を保持することによって、短冊状体10が揺れ動くことを防ぐことができる。特に、基端側から先端側へと短冊状体を移動させている場合において、かかる移動を停止させると、一端のみが保持されている短冊状体は慣性によって他端が揺れ動くおそれがあるものの、上記の如き構成の短冊状体10は両端が第1および第2の可動体22a,22bによって保持されていて第1および第2回転軸13,14によって第1および第2の可動体22a,22bの可動方向が制限されているため、慣性によるぶれは生じ難い。
なお、上記した実施例1乃至4は、説明を簡単にするために、何れも表示画面の左右方向に短冊状体10を移動せしめる構成を用いて説明している。しかし、本発明はこれに限定されず、例えば表示面の上下に短冊状体10を移動せしめる構成としても良い。実施例4で短冊状体10を上下方向に移動する構成とする場合は、第1および第2回転軸は表示器12を左右から挟むように離間して配置する。また、上記した短冊状体10およびこれを移動せしめる駆動手段を複数設けて、各短冊状体の移動方向をそれぞれ異ならしめることとしても良い。
本発明による遊技機の外観斜視図である。 本発明による遊技機用表示装置の概略斜視図である。 本発明による遊技機用表示装置の短冊状体および可動体の概略斜視図であ る。 本発明による遊技機用表示装置の概略正面図である。 本発明による遊技機用表示装置の概略正面図である。 本発明による遊技機用表示装置の概略正面図である。 本発明による遊技機用表示装置の概略正面図である。 本発明による遊技機用表示装置の変形例の概略正面図である。 本発明による遊技機用表示装置の変形例の概略斜視図である。 本発明による遊技機用表示装置の変形例の概略正面図である。
符号の説明
1 遊技機
2 外枠
3 表枠
4 遊技盤
5 上皿
6 灰皿
7 操作ハンドル
8 表示装置
9 表示面
10 短冊状体
11 装飾部
12 表示器
13 第1回転軸
14 第2回転軸
15、16 軸受け部
17、18 歯車
19 第1回転モータ
20 第2回転モータ
21 枠部
22 可動体
22a 第1の可動体
22b 第2の可動体
23 第1貫通孔
24 第2貫通孔
25 リブ
26 ウォーム
27 ウォームホイール
28 保持手段
28a 第1の保持手段
28b 第2の保持手段
29 スペーサ
29a 突起部
30 ストッパ
31 ガイド部
32 ガイドレール

Claims (3)

  1. 遊技機の表示装置であって、
    画像信号に応じた画像を表示する表示面を備えた表示器と、
    前記表示器の前方に互いに並置された複数の短冊状体と、
    前記短冊状体の長手方向に沿った軸線の回りの角度を可変としかつ前記表示面に平行な面内における前記短冊状体の位置決めをなす回転位置決め機構と、を含み、
    前記回転位置決め機構は前記短冊状体の一方の端部を支持する可動体と、前記表示面に平行な方向に伸長していてこれに沿って前記可動体を移動せしめる第1回転軸と、前記第1回転軸の長手方向と平行な方向に伸長する第2回転軸と、前記第2回転軸の回転運動を前記短冊状体の回転運動に変換する回転伝達機構と、を有し、
    前記可動体は前記回転伝達機構と前記第1および第2回転軸を貫通せしめる2つの貫通孔とを有する、ことを特徴とする遊技機の表示装置。
  2. 前記短冊状体の他方の端部にガイド部が設けられており、
    前記第1回転軸の長手方向に平行な方向に伸長していて前記ガイド部を案内するガイドレールが設けられていることを特徴とする請求項1記載の遊技機の表示装置。
  3. 前記第1および第2回転軸は前記表示器を挟むように上下若しくは左右に離間して配置されており、
    前記短冊状体の他方の端部は前記回転伝達機構と前記第2回転軸を貫通せしめる貫通孔とを有する第2の可動体に支持されていることを特徴とする請求項1記載の遊技機の表示装置。
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