JP4335135B2 - 複数の局部発振器を有する改善されたミキサおよびこれに基づくシステム - Google Patents

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Description

本発明は、局部発振器(LO:local oscillator)を有するミキサおよびこれに基づくシステムに関する。より詳細には、本発明は、レシーバでの使用、特に、無線周波数信号レシーバでの使用に適したスプリアス拒絶ミキサに関する。本発明は、また、直交ミキサに関する。
ミキサは、例えばGSM(Global System for Mobile Communication)システム、Bluetoothシステム、およびUMTS(Universal Mobile Telephony System)などのほぼすべての通信システムにおいて不可欠な、鍵となる要素であり、重要な基礎的要素である。ミキサは、伝送信号(本明細書では、情報信号と呼ぶ)の周波数変換の実行に用いられる。この周波数変換は、2つの信号、および場合によってはそれらの高調波を乗算することにより行われる。
図1に示すように、従来のレシーバのレシーバ経路10においては、例えば、無線周波数(RF)ポート11と、局部発振器(LO:local oscillator)ポート12の、2つの明白に異なる経路を有する下方変換ミキサが用いられる。ミキサ13は、ポート11および12に印加される2つの信号を乗算する。ミキサ13の出力側の低域通過フィルタ(LPF:low-pass filter)14が、乗算の後の信号をフィルタする。図2Aにおいて、情報信号が周波数ωRFを有する搬送信号により運ばれる、第1帯域(所望の信号または所望の帯域と呼ぶ)を有するRF信号が示されている。この第1帯域に加えて、より高い周波数における2つの他のスプリアス帯域(スプリアス帯域または側波帯とも呼ぶ)がある。ポート12に印加されるLO信号のスペクトルが、図2Bに示されている。この信号は、所望のRF信号の搬送周波数ωRFに同調されている。同時に、LO信号は、高位の高調波を有している。図2Bにおいては、LO信号の第3オーダーおよび第5オーダーの高調波が示されている。フィルタ14の出力側では、中間周波数(IF:intermediate frequency)信号は、所望の信号に加えてスプリアス帯域の信号を含む。図2Cにおいては、これを、3つの帯域の信号がゼロの周りで重複することで示している。このような場合、レシーバは、スプリアス帯域によって運ばれる情報から、所望の信号によって運ばれる情報を区別することが不可能である。
ミキサは、受動または能動のいずれかとすることができる。受動ミキサは、より簡素で、より高い直線性および速度を達成するが、どのような利得も提供しない。対照的に、能動ミキサは、大きな利得を提供し、続くステージによるノイズへの寄与を減少させることができる。これらの理由により、受動ミキサは、マイクロ波および基地局回路に適用を見出し、一方で能動ミキサは、RFシステムにおいて広く用いられる。
実際のミキサのLO信号は、どのようなタイプであっても、方形波信号である。方形波のLO信号により制御される受動ミキサの出力Aは、ミキサのトランジスタスイッチがオンの場合はRF入力と同等であり、出力Aは、このスイッチがオフの場合はゼロである。したがって、受動ミキサの動作は、ポート11におけるRF信号の、ポート12における方形波形による乗算として見ることができる。
Gibertセルのような能動ミキサは、スイッチングトランジスタのペア(例えばMOSトランジスタ)を利用して電流を整流する。トランスコンダクタンスステージを用いて、入力電圧信号をRFポート11にて電流に変換し、これを次に、LOポート12でのLO信号によって制御されるスイッチングトランジスタのペアによって整流する。回路ノイズを最小化し、最良のノイズ指数を得るためには、50%のデューティサイクルを有する方形波のLO信号を持つことにより、スイッチを可能な限り急にオンおよびオフにすることが望ましい。
ほとんどの処理では、混合動作は、RF入力の、正弦波LO信号による乗算とみなされる。本明細書においては、ミキサの出力スペクトルは、2つの第2オーダーの積、差ωRF−ωLOと和ωRF+ωLOのみを含む。レシーバにおいては、前者は、所望のIF周波数ωIFであり、後者は、ミキサ13に続く帯域通過フィルタまたは低域通過フィルタ14(LPF)によって拒絶される。次に示すように、このような処理は、既存のミキサの性能を向上するにはシンプルすぎ、雑すぎるものである。
ミキサの詳細は、例えば、ベザド ラザビィ(Behzad Razavi)、プレンティス ホール(Prentice Hall)による“RF Microelectronics”と題された書籍(1998)(ISBN 0-13-887571-5)に述べられている。しかし、他にも数多くのミキサに関する出版物が存在する。
ミキサのLO信号は、方形波であり、サイン波信号ではないため、サイン波ではなく方形波を、分析および設計に用いる必要がある。方形波信号が、ミキサ13のLOポート12に印加されると、LO信号の高調波によって、RFおよびLO信号のさまざまなクロス乗積がミキサ出力Aにて生成される。一般に、RF入力は、いくらかのフィルタリングを行った後でも、所望の信号帯域だけでなく、他の望まれない信号、すなわちスプリアス信号も含む。ほとんどの場合、スプリアス信号は、他の通信ネットワークまたは他のソースから生じるが、同一の通信ネットワークから来ることもあり得る。これは、比率ξ=ωCBW/ωLOが極小でない場合に起きる。ここで、ωCBWはチャネル帯域である。ξ=2の場合、隣接したチャネルがちょうどLOの奇数高調波すなわち3ωLO,5ωLO,...、であるためスプリアスとなってしまうという、最悪のシナリオがもたらされることが示される。混合の後に、これらのスプリアス信号は、所望の信号と同様に、IFバンドに下方変換され(図2Cを参照されたい)、所望の信号を悪化、あるいは圧倒さえする。これが、スプリアス応答は、今日のミキサにとってさえも、改善に対する障害であることの理由である。
よって、本発明の目的は、現在のミキサおよびこれに基づくレシーバを改善することである。
上述の障害は、本明細書に記載され特許請求されるスプリアス拒絶ミキサの発明により、除去される。
本発明に係るミキサは、請求項1に記載されている。
さまざまな有利な実施形態は、請求項2から請求項11に記載されている。
本発明に係る方法は、請求項12に記載されている。
さまざまな有利な方法は、請求項13から請求項22に記載されている。
本発明に係るミキサは、レシーバでの使用に特に適している。本発明に係るレシーバは、請求項23に記載されている。
有利なレシーバ実施形態は、請求項24に記載されている。
本発明による直接の利益は、顕著に良くなった性能、かなりの低コスト、高い競争力等である。
本発明の他の利点は、詳細な実施形態に関連して述べられている。
本発明のより完全な記載およびさらなる目的ならびに利点について、添付の図面と併せて以下の記載を参照する。
本発明は、以下の原理に基づいている。本発明に係るミキサは、標準ミキサにおけるLO方形波信号の高調波の、既存のクロス乗積を調査し、これらの積を正確に生成し、相殺させる。“直接貫通接続”を避けるために、ミキサの出力を差分信号、すなわち0に対して対称の信号として検出する。したがって、方形波LOは、図3に示すように、−1と+1の間で切り替わる。
図3の波形のフーリエ係数は、次の式で得られる。
Figure 0004335135
ここで、ωLO=2π/Tであり、Tは方形波の期間である。式(1)では、50%のデューティサイクルが得られる。本発明に係るスプリアス拒絶ミキサでは、LO信号の第nの高調波の振幅が、式(1)で示されるように、基本波の振幅よりもn倍小さいことに注意することが重要である。簡潔にするために、第1のRF入力は、SRF(t)で表される。乗算後は、ミキサの点Aにおける結果は、次のようになる。
Figure 0004335135
ここで、RF入力が次の式である場合の状況が考慮される。
Figure 0004335135
第1項は、搬送周波数ωLOの所望の信号であり、第2および第3項は、それぞれ周波数3ωLOおよび5ωLOにおける2つのスプリアス信号である。混合後、ミキサの点Aにおける信号は、次のようになる。
Figure 0004335135
ここで、HFTは、high−frequency term(高周波項)の略であり、これは、ミキサの次にある低域通過フィルタで拒絶することができる。フィルタリングの後、カッコ内の第1項は、下方変換された信号であり、第2および第3項は、LO信号の第3および第5の高調波によるスプリアス応答である。周波数領域において、これら2つの望まれない項は、IF帯域(図2Cにおけるゼロ周波数)に落ち込み、これにより、レシーバの信号対ノイズ(S/n)比を減少させ、かつ、所望の帯域に伝送されるビットは他の帯域で転送されるビットと区別がつかないことから、ビット誤り率を悪化させる。これらのスプリアス信号をミキサに入る前に減衰させる何らかの種類のフィルタは存在するであろうが、不運にも、どのような現実的なフィルタでも、これらのスプリアス信号に対して限られた減衰しか提供できない。これらのスプリアス信号、すなわちB,ξ,C,ξ等に関する知識が不足しているため、現時点で利用可能な対処法または解決策は存在せず、ミキサ内のスプリアス応答は、長い間、既存のミキサを改善する努力に対する障害となっていた。フィルタの限られたトランジット帯域によって、一般にLO信号の第3および第5高調波の周りのスプリアス信号が、もっとも問題のあるものであり、これらは、ミキサ入力において、フィルタリングの後であっても、所望の信号より大きい場合さえある。
これが、本明細書において説明し特許請求する、本発明の動機である。新しい発明的なミキサによって、問題のある項をミキサ出力から完全に除去することができる。簡潔にするために、しかし一般性を損なうことなしに、発明的なスプリアス拒絶ミキサを、式(4)のカッコ内の第2および第3項を除去する2つの実施形態と共に開示する。
これらの実施形態に記載される方法は、他の残りのより小さな項を除去するために、拡張することもできるが、より多くの望まれない相互変調積を除去するとなると、より複雑となってしまうことに留意されたい。
図4Aにおいて、本発明に係る第1のスプリアス拒絶ミキサ40が示されている。ミキサ40は、この例では3つの標準ミキサ41,42,および43を備える。一般に、式(4)のカッコ内の第1のn−1の望まれない項を除去する場合、合計でnの標準ミキサが必要である。RF信号SRF(t)が、3つのすべての標準ミキサ41,42,および43のRFポート44,45,および46に印加され、一方で、各標準ミキサ41,42,および43に対するLO信号は異なっている。言い換えれば、ミキサ40のすべての標準ミキサが、1つの共通ポート50を有する。LO信号は、それぞれLO1,LO2,およびLO3である。信号LO1が、ポート47に印加され、信号LO2が、ポート48に印加され、信号LO3が、ポート49に印加される。すなわち、各標準ミキサ41,42,43は、それぞれ個別のLOポート47,48,49を有する。信号LO1,LO2およびLO3の期間をT1,T2およびT3で表すと(図4Bを参照されたい)、これらの信号は、次の関係を持つ。
T2=T1/3
T3=T1/5 (5)
これらは、また、図4Bに示されるように、t=0でもゼロの位相を持つはずである。これは、信号LO2の周波数が、信号LO1の周波数の3倍であり、信号LO3の周波数が5倍であることを確実にし、簡素な実現を可能としている。
本発明によると、すべてのLO信号は、方形波信号である。ここで、式(2)および(4)は、図4Aの上側の標準ミキサ41に対しても有効である。他の2つの標準ミキサ42および43の、点BおよびCにおける結果は、それぞれ同様に次の式で表される。
Figure 0004335135
再び、RF入力は、式(3)により得られる。上の式を式(3)で置き換えると、次の式が得られる。
Figure 0004335135
ここで、中央の標準ミキサ42の出力信号S(t)を、因数3で減衰し、下側の標準ミキサ43の出力信号S(t)を、因数5で減衰する場合、および、出力信号S(t)およびS(t)を、次いで上側の標準ミキサ41の出力信号S(t)から減算する場合、点Dにおける結果S(t)は、次のようになる。
Figure 0004335135
減算は、加算器51によって行われ、出力信号S(t)およびS(t)は、マイナスの符号を有する。第2および第3項、
Figure 0004335135
および
Figure 0004335135
は、上側の標準ミキサ41の出力信号S(t)内に、点Aにおいて存在する(式(4))が、新たなミキサ40の出力信号S(t)では、点Dにおいて完全に消えることが分かる。すなわち、これらは完全に除去または拒絶されている。すべての高周波項(HFT)を、続く低域通過フィルタ52によって除去し、所望の信号のみを、ミキサ出力53に残すことができる。
Figure 0004335135
よって、新たなミキサ40は、図4Aに示されるように、スプリアスを完全に拒絶することが証明され、したがって、真にスプリアス拒絶ミキサであるといえる。
第1の実施形態に係るミキサは、例えば、携帯電話の技術に使用して、入ってくる無線周波数(RF)携帯電話信号の、中間周波数への下方のヘテロダインを行うことができる。
本発明に係る他のミキサは、第3オーダーの高調波のみを除去するために設計されているため、第1のミキサに加えて、第2のミキサを追加で有するだけである。ミキサは、所望の帯域および側波帯を定める、第1の局部発振器信号LO1の第3高調波に落ち込む搬送周波数(ωRF)を有する、入力信号SRF(t)を処理するために設計されている。ミキサは、入力信号SRF(t)を受ける主入力と、第1のミキサ入力と第1の局部発振器入力と第1のミキサ出力とを有する第1の標準ミキサと、を備える。第1のミキサ入力は、主入力に接続可能であり、第1の局部発振器入力は、搬送周波数ωRFに近いか等しい周波数ωLOを有する第1の局部発振器信号LO1を供給するソースに接続可能である。第1の標準ミキサは、入力信号SRF(t)と第1の局部発振器信号LO1の乗算を行い、第1出力信号S(t)を第1ミキサ出力にて供給する。これは、第2のミキサ入力と、第2の局部発振器入力と、第2のミキサ出力と、を有する第2の標準ミキサをさらに備える。第2のミキサ入力は、メイン入力に接続可能であり、第2の局部発振器入力は、周波数nωLOを有する第2の局部発振器信号LO2を供給するソースに接続可能である。第2の標準ミキサは、入力信号SRF(t)と第2の局部発振器信号LO2の乗算を行い、第2出力信号S(t)を第2ミキサ出力Bにて供給する。ミキサは、第2出力信号S(t)に係数−1/3により加重するための手段をさらに備え、加重された第2出力信号を供給する。加算器が設けられ、第1出力信号S(t)と加重された第2出力信号−1/3S(t)の加算を行う。
第1の局部発振器信号LO1および第2の局部発振器信号LO2は、方形波である。
本発明に係る、さらに他のミキサ60を、図5、図6Aおよび図6Bと共にこれより説明する。ミキサ60は、以下の段落に説明されるように、直交ミキサと呼ぶ。
近代的な通信においては、直交ミキサは、周波数の下方変換または信号の位相変調に広く用いられている。直交ミキサは、2つの同一の標準ミキサ(同相チャネルまたはIチャネル、および直行チャネルまたはQチャネルとしても知られる)を備え、LO信号の位相は直交している。ノイズを減らすために、再び両方のLO信号は、50%のデューティサイクルを有する方形波信号とする必要がある。図3の方形波信号と直交している方形波信号が、図5に示されている。同様に、この波形のフーリエ係数は、次の式で得られる。
Figure 0004335135
式(10)を式(1)と比較すると、(i)基本波および高調波はsinではなくcos関数であること、および(ii)第2,第4,第6,...項の符号はマイナスであること、を除いて、2つの式は同一であることが分かる。その結果、図6Bに示されるLO信号を使用し、第2標準ミキサ62の係数を−1/3から+1/3に単に変更することにより、図4Aの対応部分に対して直交しているスプリアス拒絶ミキサを得ることができる。
ミキサは、適切な係数(例えば、第1の実施形態の場合−1/3、または直交実施形態の場合+1/3)を乗算に加える特殊ユニットが後に続く標準ミキサとするか、または入力信号SRF(t)とLO信号(例えばLO1)の乗算を、この乗算に各係数を加えて行う特殊ミキサを使用することができる。図4Aおよび図6Aにおいて、各係数を加えるように設計された各特殊ユニット54,55および74,75が示されている。また、LO信号に、各係数が付くことも考えられる。この場合、例えばLO2信号は、−1/3の係数を有するであろう。
本発明と関連して用いられるミキサは、受信した(RF)入力信号の下方変換を提供する。この下方変換は、受信した(RF)入力信号を局部発振器信号(LO)により乗算する、乗算演算によって達成される。この混合機能を達成するために、局部発振器(LO)信号は、入ってくる所望の帯域の搬送周波数において、またはその近くで流れている。LO信号と入力信号周波数の差は、中間周波数(IF)をもたらす。
本発明によると、標準ミキサの数と同数の単一の局部発振器ソース(例えば、3つのミキサと3つのLOソース)、または、複数の発振器信号を組合せロジックに提供する1つの発生器のいずれかが存在する。この組合せロジックは、複数の発振器信号を組合せて、所望の局部発振器信号を生成する。
2つの局部発振器ソースを用いた一実施形態が、図7に示されている。ミキサ90は、ユニット91の一部である2つの標準ミキサを備える。2つの局部発振器93および94が存在する。図7に示すように、第1の局部発振器93は信号LO1を出力し、第2の局部発振器94は信号LO2を出力する。加えて、ミキサ90は、入力信号SRF(t)を受信するための入力92と、出力信号を供給するための出力95とを有する。
本発明に係る他の配置を備える無線周波数信号レシーバ80が、図8に示されている。レシーバ80は、ミキサ84と、複数の発振器信号を供給する発生器86(この例では3つの異なる発振器信号を供給し、よって発生器86から組合せロジック87までに、3つの接続が存在する)と、必要とされるLO信号LO1,LO2,およびLO3を得るための組合せロジック87と、を備える。レシーバ80は、フロントエンドの帯域通過フィルタ82が後に続くアンテナ81をさらに備える。このフィルタ82を用いて、望まれない‘画像’信号を、ミキサ84に到達する前にフィルタすることができる。フロントエンドの帯域通過フィルタ82には、受信したRF信号の増幅を行う低ノイズ増幅器83(LNA:Low-noise Amplifier)83が後に続く。ミキサ84は、直接低ノイズ増幅器83に続いているため、レシーバシステム80全体の性能を大きく左右する。ミキサ84の出力Dにおいて、フィルタ84,フィルタ85−例えば、低域通過フィルタ−が配置されていてもよい。
データ処理ユニット89を、フィルタ85の出力88に接続することもできる。データ処理ユニット89は、アンテナ81を介して受信された所望の帯域に運ばれている情報信号(好ましくはデジタルデータ)の後処理を行う。データ処理ユニット89は、何らかの形のマイクロプロセッサまたはデジタル信号処理(DSP:Digital Signal Processing)エンジンを備えていてもよい。レシーバシステム80は、例えばGSM、Bluetooth、またはUMTS携帯電話の受信経路の一部、とすることができる。
図4Aおよび図6Aのミキサ回路40および60に関して、1つの追加的なミキサを従来のミキサに加えることで、LO信号の1高調波によるもう1つのスプリアス信号を拒絶する力を得られることが示され、説明された。一般に、nの追加のミキサを図1の従来のミキサに加えることにより、結果としてのミキサは、例えば、LO信号の合計nの高調波の周りにあるnのスプリアス信号を拒絶することが可能となる。
予測されるように、結果としてのミキサは、より多くのスプリアス信号を拒絶しようとするほど、より複雑になる。回路がより複雑になるにつれ、上述したように、正しい乗数は、検査では容易に見つからないであろうが、式を解くことによっては容易であろう。一方で、方形波の高オーダーでの高調波は、低い振幅を有し、より高い周波数でのスプリアス信号は、フィルタによって十分に除去される。これは、トレードオフを必要とする。LO信号の高調波がどのオーダーかによって、周りのスプリアス信号は、適用および特定の状況に依存する。
それにもかかわらず、図4Aおよび図6Aのミキサ実施形態は、ほとんどの適用に対して合理的かつ適切である。これは、少なくとも次の2つの理由による。第1に、LO信号の第n高調波のためにIF帯域に落ち込むクロス乗積は、nに逆比例する。第2に、帯域通過または低域通過フィルタは、周波数が帯域通過フィルタの中心周波数または低域通過フィルタのコーナー周波数からさらに離れるにつれて、より多くの減衰を信号に与えることができる。スプリアス信号のように、LO信号の奇数高調波におけるIF帯域内の入力ノイズスペクトルは、混合後に禁制帯に落ち込む。幸運なことに、これらも発明的なスプリアス拒絶ミキサで拒絶することができる。
本発明の利点は、ミキサを集積化回路として容易に実施することができる点である。よってこれらは、製造が比較的安価となる。CMOS技術は、この目的に適している。この発明的な概念は、例えば、完全に集積化されたCMOSレシーバに適用することができる。しかしながら、バイポーラトランジスタを用いることもできる。
本発明は、ヘテロダイン無線周波数レシーバに適用することができる。本発明が関係する多様なミキサは、無線周波数レシーバ向けの集積回路およびモジュールならびに他のワイヤレス通信製品を含む、多くの実用化の可能性を有している。これらは、例えば、単一の側波帯ミキサならびに直交復調器および変調器において用いることができる。
明瞭にするために個別の実施形態の文脈において説明された本発明のさまざまな特徴は、単一の実施形態において組み合わせて提供することも可能であることが、理解されるであろう。逆に、簡潔にするために単一の実施形態の文脈において説明された本発明のさまざまな特徴を、個別に、または任意の適切なサブコンビネーションにおいて提供することもできる。
図面および明細書において、本発明の好適な実施形態を明らかにし、このように与えられた説明では、具体的な用語を用いてはいるが、一般的かつ記述的な意味のみで用語を用いており、限定を目的としてない。
図1は、従来のRFミキサである。 図2Aは、典型的なRF信号を2つのスプリアス信号と共に示す図である。 図2Bは、LO周波数およびその高調波を示す図である。 図2Cは、下方変換の後の3つの帯域の信号の悪化(IFはゼロと仮定)を示す図である。 図3は、本発明に係るミキサに関連して用いられる方形波LO信号を示す図である。 図4Aは、本発明に係る、第1のスプリアス拒絶ミキサを示す模式的なブロック図である。 図4Bは、図4Aのミキサに関連して用いられる3つの方形波LO信号を示す図である。 図5は、本発明に係るミキサに関連して用いられる他の方形波LO信号を示す図である。 図6Aは、本発明に係る第2のスプリアス拒絶ミキサを示す模式的ブロック図である。 図6Bは、図6Aのミキサに関連して用いられる3つの方形波LO信号を示す図である。 図7は、本発明に係る第3のスプリアス拒絶ミキサを示す模式的ブロック図である。 図8は、本発明に係るレシーバを示す模式的ブロック図である。

Claims (20)

  1. 所望の帯域を定める搬送周波数と、前記搬送周波数の奇数高調波である側波帯周波数を有する少なくとも1つの側波帯と、を有する入力信号を処理するための装置であって、
    前記入力信号を受信するための主入力と、
    第1ミキサ入力と、第1局部発振器入力と、第1ミキサ出力とを有する第1ミキサにおいて、前記第1ミキサ入力は、前記主入力に接続可能であり、前記第1局部発振器入力は、前記搬送周波数に近いか同等の周波数を有する第1局部発振器信号を供給するソースに接続可能であり、前記第1ミキサは、前記入力信号および前記第1局部発振器信号の乗算を行い、前記第1ミキサ出力にて第1出力信号を供給する、第1ミキサと、
    を備える装置において、
    第2ミキサ入力と、第2局部発振器入力と、第2ミキサ出力と、を有する第2ミキサであって、前記第2ミキサ入力は、前記主入力に接続可能であり、前記第2局部発振器入力は、前記側波帯周波数を有する第2局部発振器信号を供給するソースに接続可能であり、前記第2ミキサは、前記入力信号と前記第2局部発振器信号の乗算を行って、前記第2ミキサ出力にて第2出力信号を供給する、少なくとも1つの第2ミキサと、
    前記第1出力信号と前記第2出力信号の重ね合わせを行うための手段と、をさらに備え、
    前記第1局部発振器信号および前記第2局部発振器信号は、方形波信号であ
    前記第2ミキサは、前記入力信号と前記第2局部発振器信号の乗算を行う際に、マイナスまたはプラスの係数(1/3;−1/3;1/n;−1/n)を用いる、ことを特徴とする装置。
  2. 前記第1出力信号と前記第2出力信号の重ね合わせを行うための前記手段は、加算器として実現されることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  3. 前記所望の帯域は、前記搬送周波数を有する搬送信号に変調された好ましくはデジタルデータである情報信号を運ぶことを特徴とする請求項1または請求項に記載の装置。
  4. 前記装置の出力側に低域通過フィルタをさらに備えることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の装置。
  5. 直接貫通接続を避けるために、前記装置の出力を、異なる信号として検出することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の装置。
  6. 前記第1局部発振器信号の期間と前記第2局部発振器信号の期間は、T2=T1/3の関係を有することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の装置。
  7. 前記第1局部発振器信号および前記第2局部発振器信号は、t=0においてゼロ位相を有することを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の装置。
  8. 前記第1局部発振器信号および前記第2局部発振器信号は、直交位相を有することを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれかに記載の装置。
  9. 前記方形波は、50%のデューティサイクルを有することを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の装置。
  10. 所望の帯域を定める搬送周波数と、側波帯を定める、前記搬送周波数の奇数高調波である少なくとも1つの側波帯周波数と、を有する入力信号を処理する方法であって、
    前記入力信号を受信するステップと、
    前記搬送周波数に近いか同等の周波数を有する第1局部発振器信号を供給するステップと、
    前記入力信号と前記第1局部発振器信号の乗算を行い、第1出力信号を供給するステップと、
    前記側波帯周波数を有する第2局部発振器信号を供給するステップと、
    前記入力信号と前記第2局部発振器信号の乗算を行い、第2出力信号を供給するステップと、
    前記第1出力信号と前記第2出力信号の重ね合わせを行うステップと、を含み、
    前記第1局部発振器信号および前記第2局部発振器信号は、方形波信号であり、
    前記入力信号と前記第2局部発振器信号の乗算を行う際に、マイナスまたはプラスの係数(1/3;−1/3;1/n;−1/n)を用いる、ことを特徴とする方法。
  11. 前記重ね合わせは、加算器によって行われることを特徴とする請求項10に記載の方法。
  12. 前記所望の帯域は、前記搬送周波数を有する搬送信号に変調された好ましくはデジタルデータである情報信号を運ぶことを特徴とする請求項10または請求項11に記載の方法。
  13. 低域通過フィルタを、出力側にて用いることを特徴とする請求項10乃至請求項12のいずれかに記載の方法。
  14. 前記出力は、差動信号として検出されることを特徴とする請求項10乃至請求項13のいずれかに記載の方法。
  15. 前記第1局部発振器信号の期間と前記第2局部発振器信号の期間は、T2=T1/3の関係を有することを特徴とする請求項10乃至請求項14のいずれかに記載の方法。
  16. 前記第1局部発振器信号および前記第2局部発振器信号は、t=0においてゼロ位相を有することを特徴とする請求項10乃至請求項15のいずれかに記載の方法。
  17. 前記第1局部発振器信号および前記第2局部発振器信号は、直行位相を有することを特徴とする請求項10乃至請求項15のいずれかに記載の方法。
  18. 前記方形波は、50%のデューティサイクルを有することを特徴とする請求項10乃至請求項17のいずれかに記載の方法。
  19. 好ましくはヘテロダイン無線周波数レシーバであるレシーバであって、
    請求項1乃至請求項のいずれかに記載の装置を備え、
    前記装置は、入力信号を処理して低周波中間周波数信号に変換する回路のチェーンの一部である、ことを特徴とするレシーバ。
  20. GSM(Global System for Mobile communication)システム、Bluetoothシステム、またはUMTS(Universal Mobile Telephony System)の一部であることを特徴とする、請求項19に記載のレシーバ。
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