JP4332269B2 - 浴水浄化装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、浴水浄化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
浴槽の浴水を入水してろ過タンクによるろ過処理を加えた後に浴槽に出水し、この行程を繰り返すことにより浴水を循環浄化する浴水浄化装置が知られている。循環浄化に際しては浴槽からの吸い込み口の近傍に前段ろ過を行うためのヘアキャッチャー或いはプレフィルタと呼ばれるものを装着して髪の毛等の大型のゴミを最初に除去し、その後濾材を設けたろ過タンクに浴水を導いて更に浄化を行うのが普通である。
またこの浴水浄化装置内部に閉循環路を形成できるようにしておき、ここに浴水を循環させて内部洗浄を行わせる内部洗浄装置を備えるものが知られている。該内部洗浄の際には浴水を所定温度まで加熱し、高温の浴水で所謂熱洗浄を行うのが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の浴水浄化装置においてヘアキャッチャーは通常吸い込み口近傍に設けられているため、閉循環路外に位置することになってしまい、内部洗浄を行う場合に、ヘアキャッチャーの洗浄が行われない問題があった。そのためヘアーキャッチャーが細菌の巣になり、細菌が増殖し、またタンパク質などの有機物が蓄積し固着する等の問題があった。
本発明は上記従来技術の問題を解決することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、浴槽の浴水を入水し、所定の浄化処理を施した後、再び該浴水を浴槽に出水する浴水浄化装置において、前記浴槽の浴水を入水する吸込口と、該吸込口に連結し、浴水を最初にろ過する前段ろ過装置と、 前記前段ろ過装置の後段側に設けられた浄化処理装置と、前記前段ろ過装置に設けられた、タンクと、該タンク内に納められたろ過材と、前記タンクの上流側に設けられ、前記吸込口に連結する入水口と、前記タンクの前記ろ過材の下流側に設けられた第1と第2の出水口と、前記浴槽を経由せずに装置内部に閉循環路を形成し、該閉循環路内に浴水を循環させて内部洗浄を行わせる内部洗浄装置と、を備え、前記前段ろ過装置の第1と第2の出水口を前記閉循環路内に位置させて、内部洗浄時に該前段ろ過装置も洗浄する、ことを特徴とする。
この構成によりヘアーキャッチャー等の前段ろ過装置も内部洗浄時に洗浄されるため、細菌の繁殖やタンパク質の固着などを防止することが可能になる。
また前記閉循環路は第1と第2の出水口を経由するように構成され、該ろ過材の下流側を循環するから、内部洗浄時に入水口側へ浴水が逆流することがなく、入水口と浴槽との間にバルブなどを増設する必要がなく、コストアップなしで内部洗浄が可能になる。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は全体の構造を示し、図2は通常浄化運転時の状態を示している。図中そのモードで使用していない経路は点線で示してある。
図1と図2においてにおいて、メインポンプ20の稼働により浴槽(図示せず)の浴水は吸込口24から配管40を経由して浴水浄化装置内に入水し、前段ろ過装置であるヘアキャッチャー23を通りここで大型のゴミが除去される。そしてメインポンプ20を経由して切替バルブ26を通って、配管41を経由してろ過タンク21に入り、ここで第2のろ過処理がなされ、微細なゴミ等が取り除かれる。ろ過タンク21にはUVランプが設けられており、ここで同時に殺菌処理が行われる。そして、ヒータ22により所定温度まで加温され切替バルブ27を通って配管42を経由して吐出口25から浴槽に出水され、この循環を繰り返して浄化されるように構成されている。
【0006】
メインポンプ20と並列に更にサブポンプ15が設けられている。このサブポンプ15は一方はヘアキャッチャー23と接続し、他方は逆止弁50を介して配管41に接続している。
サブポンプ15はメインポンプ20よりも小型で容量、揚程が小さいものを用いている。
なお3は排水用切替バルブであり、系外に排水するためのものである。また50は逆止弁である。
【0007】
図3にヘアキャッチャー23の構成を示す。この例ではヘアキャッチャー23はタンク66とその内部に設けられたヘアキャッチャー網65を備えている。67は蓋である。タンク66の上部には入水口60が設けられており吸込口24に連結して浴槽からの浴水を入水するようになっている。ヘアキャッチャー網65の下側にはメインポンプ出水口61とサブポンプ出水口62が設けられており、入水口60からの浴水はヘアキャッチャー網65で大型ゴミが取り除かれて、メインポンプ出水口61(メインポンプ20稼働時)或いはサブポンプ出水口62(サブポンプ15稼働時)から出水するようになっている。
後に説明する内部洗浄時にはメインポンプ出水口61から浴水が入りサブポンプ出水口62から出水してヘアキャッチャー23を洗浄するように構成されている。
この構成により、内部洗浄時に入水口60側へ浴水が逆流することがなく、入水口60と浴槽との間にバルブなどを増設しなくても内部洗浄が行える利点がある。
【0008】
図4にこの実施形態の制御装置の構成を示す。制御装置30はマイクロコンピュータを主体に構成されており、浴水浄化装置全体の制御を行っている。該制御装置30には表示部31と操作部32が設けられており、操作部32からユーザなどが種々の指令を入力する。表示部31は様々な表示を行うものであって、種々の表示や告知などを表示部31において行うようになっている。
【0009】
制御装置30は、メインポンプ20の運転制御、サブポンプ15の運転制御、切替バルブ26と切替バルブ27の開閉制御による通常運転モードと熱洗浄モードの切替、ヒータ22の加温制御、排水用切替バルブ3の開閉制御等を行うようになっている。またこれらの制御の際に、湯温センサ等のセンサ群28から種々の情報を入力するようになっている。また種々の表示及び告知を表示部31において行うように構成されている。
【0010】
装置内部の内部洗浄の際には、制御装置30はサブポンプ15による運転を行うようになっている。これを図5に示す。このモードで、制御装置30は切替バルブ26と切替バルブ27を図示するように切り替え、且つメインポンプ20を稼働せずに停止し、浴水が単に通過するだけにしておく。そして、サブポンプ15の稼働によって浴水を内部循環させるようになっている。なお、この例ではヒータ22により浴水を高温に加熱して熱水を循環させる熱洗浄を行うようになっている。
【0011】
即ち、浴水はメインポンプ出水口61からヘアキャッチャー23内部に入り、サブポンプ出水口62から出水する。そしてサブポンプ15、逆止弁50、配管41を通ってろ過タンク21に入り、切替バルブ27からヒータ22に入って切替バルブ26を通り、メインポンプ20を通過してヘアキャッチャー23から再びサブポンプ15方向に流れ、この閉循環路を循環して内部洗浄を行うようになっている。このとき、熱水はメインポンプ出水口61から入って、サブポンプ出水口62へと流れるので、はじめのうちは、ヘアキャッチャー内のこの水の流れのあるところしか昇温されないが、ヘアキャッチャー内でも徐々に対流がおこり、自然にヘアキャッチャー内の温度は均一化されて、殺菌に必要な温度まで到達する。この内部洗浄によりヘアキャッチャー23も洗浄される。
なおこの洗浄の際には、サブポンプ15により運転されるから、浴水の流速が過剰になることがなく、ろ過タンク21の濾材が暴れたり、付着した汚れの剥離などが生じない。また、ヒータ22により高温に加熱しても装置内の圧力が高くなりすぎることがない。
また、この実施形態ではヒータによって加熱し殺菌する方法を説明したが、閉循環路内に塩素などの殺菌剤を注入したり、殺菌剤を生成できる装置を付けて殺菌する方法等も採用可能である。
【0012】
なおこの実施形態ではメインポンプ20に故障が生じた場合にもサブポンプ15による運転がなされるように構成されている。即ち所定のセンサによりメインポンプ20の故障を検知し、制御装置30へと信号を送る。制御装置30はその旨の告知を表示部31に表示する。この表示によりユーザはメインポンプ20を停止し、サブポンプ15を稼働させることにより通常通りの運転を行えるようになっている。
また制御装置30がセンサからの信号を検出したら、メインポンプ20を停止し、サブポンプ15を稼働させるように予めプログラムを作成しておき、制御装置30に自動的に制御させても良い。
メインポンプ20の故障時には、浴水は吸込口24から配管40を経由してヘアキャッチャー23からサブポンプ15を通って逆止弁50、配管41を経由し、ろ過タンク21において殺菌、ろ過されて、ヒータ22で所定温度まで加温され、配管42を経由して吐出口25から浴槽に戻り、この行程を繰り返して循環する。
以上のように、メインポンプ20に故障が生じてもサブポンプ15を稼働することにより運転を停止する必要がない。
【0013】
図6に逆洗浄時の動作を示す。
この時排水用切替バルブ3は図示するように排水側に開となり、ろ過タンク21からの浴水を系外に排水するように設定される。
吸込口24から吸引された浴水は入水口60からヘアキャッチャー23に入り、ここからメインポンプ出水口61を通ってメインポンプ20、切替バルブ26を経由してヒータ22に逆側から入り、更にろ過タンク21に下側から入って排水用切替バルブ3を通って系外に排出されるように構成されている。この逆洗浄時においてもヘアキャッチャー23の洗浄を行うことが可能である。
【0014】
以上説明した実施形態においては、熱洗浄時或いは逆洗浄時にもヘアキャッチャー23が洗浄されるから、ヘアキャッチャー23による細菌の増殖や有機物の付着などを抑制することが可能になる等の効果がある。
【0015】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の浴水浄化装置によれば、ヘアーキャッチャー等の前段ろ過装置も内部洗浄の際に洗浄できるから、細菌の増殖や有機物の付着などを抑制できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す概略図。
【図2】本発明の一実施形態の動作を示す概略図。
【図3】本発明の一実施形態におけるヘアキャッチャー23の構造を示す概略図。
【図4】本発明の一実施形態の制御装置を示すブロック図。
【図5】本発明の一実施形態の他の動作を示す概略図。
【図6】本発明の一実施形態の更に他の動作を示す概略図。
【符号の説明】
3:排水用切替バルブ、15:サブポンプ、20:メインポンプ、21:ろ過タンク、22:ヒータ、23:ヘアキャッチャー、24:吸込口、25:吐出口、26:切替バルブ、27:切替バルブ、28:センサ群、31:表示部、32:操作部、40:配管、41:配管、42:配管、50:逆止弁、51:逆止弁、60:入水口、61:メインポンプ出水口、62:サブポンプ出水口、65:ヘアキャッチャー網、66:タンク、67:蓋。
Claims (1)
- 浴槽の浴水を入水し、所定の浄化処理を施した後、再び該浴水を浴槽に出水する浴水浄化装置において、
前記浴槽の浴水を入水する吸込口と、
該吸込口に連結し、浴水を最初にろ過する前段ろ過装置と、
前記前段ろ過装置の後段側に設けられた浄化処理装置と、
前記前段ろ過装置に設けられた、タンクと、
該タンク内に納められたろ過材と、
前記タンクの上流側に設けられ、前記吸込口に連結する入水口と、
前記タンクの前記ろ過材の下流側に設けられた第1と第2の出水口と、 前記浴槽を経由せずに装置内部に閉循環路を形成し、該閉循環路内に浴水を循環させて内部洗浄を行わせる内部洗浄装置と、を備え、
前記前段ろ過装置の第1と第2の出水口を前記閉循環路内に位置させて、内部洗浄時に該前段ろ過装置も洗浄する、
ことを特徴とする浴水浄化装置。
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