JP2001050586A - 浴湯循環濾過装置 - Google Patents
浴湯循環濾過装置Info
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- JP2001050586A JP2001050586A JP11332040A JP33204099A JP2001050586A JP 2001050586 A JP2001050586 A JP 2001050586A JP 11332040 A JP11332040 A JP 11332040A JP 33204099 A JP33204099 A JP 33204099A JP 2001050586 A JP2001050586 A JP 2001050586A
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Abstract
ことのできる浴湯循環濾過装置を提供すること。 【構成】浴槽C内の浴湯吸入口20と浴湯吐出口30とを、
循環ポンプPを介して連通連結して浴湯循環流路Rを形
成した浴湯循環濾過装置Aにおいて、浴湯循環流路Rの
循環ポンプPの上流側にフィルタ部Fを設け、浴湯吸入
口20とフィルタ部Fとの間をなす流路21と、濾過器Q及
びヒータHの下流側をなす流路とをバイパス流路R1で連
通し、フィルタ部Fと、循環ポンプPと、濾過器Qと、
ヒータHとを含む殺菌流路RCを形成し、浴湯を、同殺菌
流路RC内で循環させながら一定温度以上に加熱して、殺
菌流路RC内を熱殺菌可能とした。
Description
チャなどのフィルタ部や濾過器内に繁殖しやすい雑菌を
熱殺菌することのできる浴湯循環濾過装置に関するもの
である。
ともに、設定温度に保温して、長時間浴湯の入れ替えを
することなく、常時、入浴可能な状態を保つことのでき
る浴湯循環濾過装置があり、風呂準備の手間がかから
ず、かつ、節水効果もあることから需要を伸ばしてき
た。
能としたものがあり、その一般的な構成は、浴槽の近傍
に設置できるようにコンパクトに構成した装置本体内
に、浴湯流路を介して連通連結する循環ポンプと濾過器
とヒータとを配設し、前記浴湯流路の一端に、ヘヤキャ
ッチャなどのフィルタ部を介して浴湯吸入口を浴槽内に
設け、他端には同じく浴槽内に浴湯吐出口を設けて、両
者を連通連結して浴湯循環流路を形成している。
は、浴湯循環流路中に配設された濾過器内の濾過材に浴
湯中の塵や垢が付着すると雑菌が増殖しやすくなり、そ
の中でもレジオネラ属菌は肺炎を引き起こすおそれがあ
るという問題が指摘された。
は、60℃以上の熱による熱殺菌が有効であることに着目
し、前記循環ポンプと濾過器との間に流路切換弁を設
け、同流路切換弁により流路を切り換えて濾過運転、逆
洗運転、洗浄運転を行えるようにするとともに、前記浴
湯循環流路の往路側と復路側との間にバイパス流路を設
け、装置本体内に、バイパス流路と循環ポンプと濾過器
とヒータとを含む殺菌流路を形成し、同殺菌流路内の浴
湯を、一定温度以上で一定時間循環させる熱殺菌運転を
行えるようにした浴湯循環濾過装置を提案した(特開平
10−292947号公報)。
て、特に濾過器内に増殖したレジオネラ属菌等を完全に
熱殺菌することができるようになった。
循環濾過装置では、確かに濾過器を含む殺菌流路内は十
分な熱殺菌が行なえるが、浴湯吸入口に取付けた浴槽内
に位置するフィルタ部までは熱殺菌ができないものであ
る。
抗酸菌などの雑菌が生息する場合があることが判明し
た。
掃しなければならず、しかし、それでも雑菌が生息する
可能性が残ることは否めない。
が、人が出入りする浴槽内に配設したフィルタ部を熱殺
菌するのは危険であり、十分な安全性を確保する技術は
確立されていない。
る浴湯循環濾過装置の提供を目的としている。
に、請求項1記載の本発明では、浴槽内に開口した浴湯
吸入口と浴湯吐出口とを、循環ポンプを介して連通連結
して浴湯循環流路を形成するとともに、前記循環ポン
プ、及び同ポンプの下流側に配設した濾過器とヒータと
を、浴槽の近傍に設置可能とした装置本体内に収納した
浴湯循環濾過装置において、前記浴湯循環流路の往路側
をなす循環ポンプの上流側にフィルタ部を設けるととも
に、前記浴湯吸入口と同フィルタ部との間をなす流路
と、前記濾過器及びヒータの下流側をなす流路とをバイ
パス流路で連通して、フィルタ部と、循環ポンプと、濾
過器と、ヒータとを含む殺菌流路を形成し、浴湯を、同
殺菌流路内で循環させながら一定温度以上に加熱して、
殺菌流路内を熱殺菌可能とした。したがって、殺菌流路
内において増殖したレジオネラ属菌等を完全に熱殺菌す
ることができる。特に、従来考慮されていなかったフィ
ルタ部の殺菌も確実に行なえる。
及びヒータの下流側をなす流路とバイパス流路との分岐
部に、バイパス流路切換弁を配設して殺菌流路を形成し
た。したがって、簡単な構成で流路切換が行える。
浴湯循環流路内で循環させる濾過運転と、浴湯を殺菌流
路内で循環させながら加熱する熱殺菌運転と、同熱殺菌
運転終了後に、浴湯を浴湯循環流路内で循環させて高温
浴湯と浴槽内浴湯とで熱交換する熱交換運転とを行える
ようにバイパス流路切換弁を制御し、しかも、熱殺菌時
の流量が、少なくとも、濾過運転時の流量の半分よりも
少量であって、かつ、熱交換運転時の流量が、熱殺菌時
の流量よりも少量となるように流量を制御した。したが
って、熱殺菌運転における熱量の回収が可能となって、
熱のロスが少なくなり、省エネが図れ、しかも、浴槽内
に流出する高温湯の流量を大きく絞ることができるので
入浴者が火傷したりするおそれもなく安全である。
ス流路と、フィルタ部下流側と循環ポンプとの間をなす
流路とを、第2バイパス流路で連通し、浴湯が所定温度
に上昇するまではフィルタ部をバイパスさせるようにし
た。したがって、熱効率を高め、短時間で所定温度の浴
湯を得ることができるとともに、熱殺菌運転の立ち上が
りを早めることができる。
タ部を装置本体内に収納配設した。したがって、熱殺菌
時に高温湯が浴槽内を通過することがなく、より安全性
が高まるとともに、この場合も短時間の加熱で所定温度
の浴湯を得ることができるので熱殺菌運転の立ち上がり
を早めることができる。
ンプと濾過器との間に主流路切換弁を設け、同主流路切
換弁とバイパス流路切換弁との協働により、適宜流路を
切り換えて濾過運転、熱殺菌運転、熱交換運転、逆洗運
転、洗浄運転を行なえるようにした。したがって、各運
転を組み合わせて死滅した菌や汚れを系外に排出した
り、系内の浄化が可能となる また、請求項7記載の本発明では、前記バイパス流路
を、前記浴湯吸入口と同フィルタ部との間をなす流路
と、主流路切換弁と連通連結した排出流路との間に設け
た。かかる構成によっても上記各効果を生起することが
できる。
ルタ部は、底部に浴湯流入口を設けるとともに、上部側
壁に浴湯流出口を設けた筒状外ケースと、同筒状外ケー
ス内に嵌入して、前記浴湯流入口と浴湯流出口とを遮断
するとともに、前記浴湯流入口から流入した浴湯を内部
に導入する浴湯導入口を上部周壁に形成した筒状内ケー
スと、同筒状内ケース内に配設され、メッシュを周設す
るとともに、前記筒状外ケースの浴湯流出口と連通する
筒状フィルタ本体とを具備することとした。したがっ
て、フィルタ部を確実に熱殺菌することができるととも
に、メッシュの洗い効果も生起させることができるの
で、フィルタ部の清掃などのメンテナンス期間を著しく
延長することができる。しかも、清掃が容易に行える。
湯吸入口と浴湯吐出口とを、循環ポンプを介して連通連
結して浴湯循環流路を形成するとともに、前記循環ポン
プ、及び同ポンプの下流側に配設した濾過器とヒータと
を、浴槽の近傍に設置可能とした装置本体内に収納した
浴湯循環濾過装置に係るものである。なお、ヒータは濾
過器のケーシング下部に取付けることができる。
循環流路の往路側をなす循環ポンプの上流側に、ヘヤキ
ャッチャなどのフィルタ部を設けるとともに、前記浴湯
吸入口とフィルタ部との間をなす流路と、前記濾過器及
びヒータの下流側をなす流路とをバイパス流路で連通し
て、フィルタ部と、循環ポンプと、濾過器と、ヒータと
を含む殺菌流路を形成し、浴湯を、同殺菌流路内で循環
させながら一定温度以上に加熱して、殺菌流路内を熱殺
菌可能としたことにある。
ヒータの下流側をなす流路とバイパス流路との分岐部
に、流路をバイパス流路側に切り換え可能なバイパス流
路切換弁を配設するとよく、バイパス流路側に流路を切
換えると、浴湯は、循環ポンプ→濾過器→バイパス流路
切換弁→バイパス流路→フィルタ→循環ポンプとループ
内を循環する。
過器内に増殖したレジオネラ属菌等を完全に熱殺菌する
ことができるとともに、従来考慮されていなかったフィ
ルタ部の殺菌も確実に行なうことができる。
殺菌後に循環流路に戻せばよい。すなわち、浴湯を浴湯
循環流路内で循環させる濾過運転と、浴湯を殺菌流路内
で循環させながら加熱する熱殺菌運転と、同熱殺菌運転
終了後に、浴湯を浴湯循環流路内で循環させて高温浴湯
と浴槽内浴湯とで熱交換する熱交換運転とを行えるよう
にバイパス流路切換弁を制御し、しかも、熱殺菌時の流
量が、少なくとも、濾過運転時の流量の半分よりも少量
であって、かつ、熱交換運転時の流量が、熱殺菌時の流
量よりも少量となるように流量を制御するものである。
殺菌運転終了直後に浴槽内に入浴者が入っても、浴湯吐
出口から流出する熱湯は、浴槽内の湯と混ざれば火傷す
るようなことのない程度に少量に絞られているので極め
て安全であり、なおかつ、熱殺菌に使われた熱量を回収
して熱エネルギーの有効利用が可能となるので、熱のロ
スがなく効率的となって省エネルギー化が図れる。
響を及ぼすレジオネラ属菌等を死滅させることができる
60℃以上とし、かつ、構成機器類に悪影響を与えないよ
うに、上限を略80℃とする60〜80℃の温度とすることが
好ましい。そして、かかる60〜80℃に加熱した浴湯を循
環させる一定時間は、レジオネラ属菌等を完全に死滅さ
せるに十分な5〜30分程度とするとよい。
流路と、フィルタ部下流側と循環ポンプとの間をなす流
路とを、第2バイパス流路で連通し、浴湯が所定温度に
上昇するまではフィルタ部をバイパスさせるようにする
こともできる。
らなる第2流路切換弁を設け、一側のポートをフィルタ
部下流側と循環ポンプとの間に連通連結し、熱殺菌を行
なう場合は、殺菌流路を、循環ポンプ→濾過器→バイパ
ス流路切換弁→第2流路切換弁→第2バイパス流路→循
環ポンプとして、フィルタ部をバイパスしたループを形
成するものである。
内を通過することがないので、浴槽水との間で熱交換が
なされず、熱効率が向上して短時間で殺菌流路内の浴湯
温度を所定温度まで上昇させることができる。
ときに、第2流路切換弁によって流路を切換え、殺菌流
路を、循環ポンプ→濾過器→バイパス流路切換弁→第2
流路切換弁→フィルタ部→循環ポンプとして、浴湯を所
定時間循環させる。このように、熱殺菌するための高温
湯を短時間で得ることができるので、熱殺菌運転に要す
る時間も短縮でき、運転効率が向上する。
ると、熱殺菌時には60〜80℃の高温湯が浴槽内を通過す
ることになるので、これを避けるために、前記フィルタ
部を装置本体内に収納配設することもできる。
温の浴湯が浴槽内を通過することがなくきわめて安全で
あり、なおかつ、殺菌流路内の浴湯を加熱する際に、浴
槽水との間での熱交換がないので熱効率が高まる。
の間には、五方弁などからなる主流路切換弁を設け、同
主流路切換弁と前記バイパス流路切換弁との協働によ
り、適宜流路を切り換えて、通常の濾過運転の他、熱殺
菌運転、逆洗運転、洗浄運転を行なえるようにすること
ができる。そして、逆洗運転を行う場合は、逆洗運転後
に洗浄運転を行うように制御するとよい。なお、主流路
切換弁は、浴湯を系外に排出する排出流路への流路切換
を可能としておく。
を洗浄してその汚れを系外に流し、さらに、洗浄運転に
より、浴湯循環流路内に付着したりする菌や汚れを系外
に排出するものである。かかる制御により、濾過器内に
菌の死骸等が堆積することがないので、循環ポンプの能
力が低下することがなく、浴湯の循環濾過を円滑に行わ
せることができる。
てきたように、濾過器及びヒータの下流側から浴湯吐出
口に向かう流路と、浴湯吸入口と同フィルタ部との間を
なす流路との間に設けるのではなく、前記主流路切換弁
から伸延する排出流路と、浴湯吸入口と同フィルタ部と
の間をなす流路との間に設けることもできる。
な効果を得ることができる。
場所を濾過器の底部として説明したが、殺菌流路中にあ
れば特に限定するものではない。
し、流路切換弁の上流側に取付けることもでき、この場
合、循環する浴湯を効率良く加熱することが可能となる
とともに、流路切換弁が誤動作して浴湯が直接浴槽へ還
流することがあっても、ヒータの空焚きなどのおそれが
なく安全である。
ルタ部は、以下の構成とすることができる。
もに、上部側壁に浴湯流出口を設けた筒状外ケースと、
同筒状外ケース内に嵌入して、前記浴湯流入口と浴湯流
出口とを遮断するとともに、前記浴湯流入口から流入し
た浴湯を内部に導入する浴湯導入口を上部周壁に形成し
た筒状内ケースと、同筒状内ケース内に配設され、メッ
シュを周設するとともに、前記筒状外ケースの浴湯流出
口と連通する筒状フィルタ本体とを具備する構成とする
ものである。
入口を、位置をずらして二ヶ所形成し、導入した浴湯を
旋回させながらメッシュを通過させるようにすれば、洗
い効果が生起され、メッシュ面に生物膜などが生成され
ることもなく、衛生状態を良好に保つことができるとと
もに、メッシュの目詰まりが防止できるので、フィルタ
部を洗浄する回数を大幅に減少させることができる。し
かも、清掃する場合、筒状外ケース、筒状内側ケース、
筒状フィルタ本体とに簡単に分解することができ、かつ
組立も容易であり、手間がかからないのでメンテナンス
がきわめて楽になる。
体の上端から一定間隔をあけた位置から周設することが
好ましい。
流入した浴湯が、筒状フィルタ本体の上端近傍から即座
に内部に流入し、そのまま筒状外ケースの上部側壁に設
けた浴湯流出口から抜けることを防止して、縦長のメッ
シュ全体を旋回流で効率的に洗浄させることができるか
らである。
説明する。
循環濾過装置Aの使用状態を示す説明図、図2は同浴湯
循環濾過装置Aの模式的な説明図である。
は、浴室B内に設けた浴槽Cの縁部C1のコーナー部分に
載置できるように、装置本体1を平面視で略三角形形状
としたコンパクトな構成としている。そして、装置本体
1の内部には、図2に示すように、循環ポンプP、濾過
器Q、ヒータH、紫外線殺菌装置Sなどの各装置を収納
配設するとともに、各装置類を制御する制御装置(図示
せず)が具備されている。
イプ2及び浴湯吐出パイプ3を浴槽Cの内部へ伸延させ
ており、浴湯吸込パイプ2の先端に開口した浴湯吸込口
20の下流側には、内部にフィルターを収納したボックス
状のヘヤキャッチャFをフィルタ部として取り付け、さ
らに、浴湯吐出パイプ3の先端には浴湯吐出口30を開口
している。
せるとともに、その先端開口を、浴室Bの洗い場B1に設
けた排出口B2に臨ませた排水パイプであり、浴湯を系外
に排出する排出流路を形成している。12は前記制御装置
と電気的に接続して、浴湯循環濾過装置Aの起動・停
止、その他の操作を行うスイッチ類を配した操作パネル
であり、装置本体1の前面に設けられている。また、15
は前記浴湯吐出パイプ3を浴槽Cの内壁に固定するため
の吸盤であり、同吸盤15は、ヘヤキャッチャFの裏面に
も配設されている。
空気取込パイプ31と連通連結した噴出ノズルにより構成
し、気泡混じりの浴湯を噴出可能としているが、浴湯の
みを噴出する形態であっても構わない。
過器Q、紫外線殺菌装置Sは互いに連結パイプで連通連
結されて浴湯流路10を形成しており、同浴湯流路10の始
端10a と終端10b に、前記浴湯吸込パイプ2と浴湯吐出
パイプ3の基端をそれぞれ連通連結して浴湯循環流路R
を形成し、浴槽C内の浴湯を循環させながら濾過可能と
している。
形態では、循環ポンプPの直上流側に浴湯温度センサE
を取付けて浴湯温度を検出可能とし、循環ポンプPの直
下流側にフロースイッチ4を取付けて浴湯の循環を検出
可能としている。
素材のものを利用することができるが、本実施例では、
下方から珪石、麦飯石、活性炭を積層したものとし、し
かも、最上層に配設した活性炭は細粒炭を使用して濾過
性能を向上させている。なお、Q2は循環濾過する浴湯が
濾過器Q内に均一に浸透するように設けた散水ノズル、
Q3は先端を浴湯流路10に連通連結した濾過器Qの空気抜
きホースであって、濾過運転時に濾過器Q内に浴湯が充
満すると、内部の空気を空気抜きホースQ3から浴槽C内
に排出するようにしたものである。
濾過器Qの下部に取付け、濾過器Qの内部に流入した浴
湯を加温可能としている。
すように、前記循環ポンプPと濾過器Qとを連通連結す
る浴湯流路10の中途に、装置本体1の外部に浴湯を排水
可能な電動式の五方弁Vを主流路切換弁として配設して
おり、浴湯の流れる方向を適宜切換えて濾過運転、逆洗
運転、洗浄運転を行えるようにしている。
第1〜第4連通口、V5は同五方弁Vの流入口であり、循
環ポンプPの吐出側とフロースイッチ4を介して連通連
結している。また、第1連通口V1と紫外線殺菌装置Sと
を連通連結し、同紫外線殺菌装置Sと濾過器Qとを連通
連結するとともに、同濾過器Qと五方弁Vの第2連通口
V2とを連通連結し、さらに、第3連通口V3と浴湯吐出パ
イプ3とを連通連結するとともに、五方弁Vの第4連通
口V4に前記排水パイプ11を連通連結している。
本発明の特徴となるのは、前記浴湯循環流路Rの往路側
をなす循環ポンプPの上流側に設けたフィルタ部として
のヘヤキャッチャFと前記浴湯吸入口20との間をなす流
路21と、前記濾過器Q及びヒータHの下流側をなす流路
32とをバイパス流路R1で連通して、ヘヤキャッチャF
と、循環ポンプPと、濾過器Qと、ヒータHとを含む殺
菌流路RCを形成し、浴湯を、同殺菌流路RC内で循環させ
ながら一定温度以上に加熱して、殺菌流路RC内を熱殺菌
可能としたことにある。
過器Q及びヒータHの下流側をなし、浴湯吐出口30に連
通する流路32の中途にバイパス流路切換弁として電動式
の三方弁Dを配設している。
装置Aは、浴湯を浴湯循環流路R中に循環させながら五
方弁Vの流路を切換えるて濾過運転、逆洗運転、洗浄運
転を行えるとともに、前記三方弁Dを切換えることによ
って、浴湯を殺菌流路RC内のみで循環可能とし、循環さ
せながらヒータHによって60〜80℃に加熱して殺菌流路
RC内を熱殺菌する熱殺菌運転が可能となっている。
すい濾過器Qのみならず、本発明では、雑菌の繁殖しや
すいヘヤキャッチャFまでを確実に熱殺菌することがで
きる。
〜第3ポートであり、第1ポートD1と浴湯吐出パイプ3
を連通連結するとともに、第2ポートD2と五方弁Vの第
3連通口V3とを連通連結し、さらに、第3ポートD3とバ
イパス流路R1とを連通連結している。
からなる制御装置に予め組まれたプログラムに従って、
一日に一回行うようにしている。たとえば、入浴するこ
との殆どない時間帯に設定するなど、熱殺菌運転の開始
時刻などは適宜設定可能である。また、前記操作パネル
12に設けた殺菌運転スイッチ(図示せず)の操作で随時
行うこともできる。
転、逆洗運転、洗浄運転時の浴湯の流れを示しており、
これらを参照しながら、本実施の形態に係る浴湯循環濾
過装置Aの運転状態について説明する。
行っており、その場合、図3(a)に示すように、浴湯は、
浴湯吸込口20→ヘヤキャッチャF→循環ポンプP→五方
弁V(流入口V5→第1連通口V1)→紫外線殺菌装置S→
濾過器Q→五方弁V(第2連通口V2→第3連通口V3)→
三方弁D(第2ポートD2→第1ポートD1)→浴湯吐出口
30と循環する。
続した前記浴湯温度センサEにより監視されており、設
定温度以下であれば、制御装置よりヒータHへの通電信
号が出力されて加温し、浴湯は常時設定温度に保たれ
る。
るが、このとき、制御装置は三方弁Dに流路切換信号を
出力して浴湯を装置本体1内の殺菌流路RCで循環させる
とともにヒータHへ温度上昇信号を出力し、浴湯温度を
60〜80℃に上昇させ、かつ、この温度を10分間保つよう
制御する。
循環ポンプP→五方弁V(流入口V5→第1連通口V1)→
紫外線殺菌装置S→濾過器Q→五方弁V(第2連通口V2
→第3連通口V3)→三方弁D(第2ポートD2→第3ポー
トD3)→バイパス流路R1ヘヤキャッチャF→循環ポンプ
Pという殺菌流路RC内のみで循環している。
設けているので、濾過材Q1中に増殖しやすい雑菌に対し
て熱殺菌が有効に行える。
レジオネラ属菌は60℃で5分間加熱すると死滅すること
が知られているので本発明によれば確実に死滅させるこ
とができる。
の高温湯が循環するので、ヘヤキャッチャF内に増殖し
やすい抗酸菌類の殺菌も行なえ、入浴者は感染のおそれ
のない衛生的な入浴が行なえる。
ータHへの温度上昇信号出力を停止し、浴湯をしばらく
循環させ、浴槽Cの浴湯内に浸かっているヘヤキャッチ
ャFを介して浴槽C内の浴湯との間で熱交換させること
で温度を速やかに低下させるとともに、三方弁Dに流路
切換信号を出力して図3(a)に示した濾過運転の流路に復
帰させる。
で循環させて、ある程度(たとえば60度程度)まで温度
低下した浴湯を浴槽C内に還流させ、浴槽C内の浴湯と
混合することにより、浴槽C内の浴湯温度までさらに温
度を低下させる。このときに、三方弁Dを流量可変型と
して、浴槽C内への吐出量を小さくすることにより、人
が高温湯に誤って触れてしまうおそれを可及的に防止す
ることができる。
の浴湯を系外に排出することなく、浴槽Cに還流させる
ようにしているので、殺菌流路RC中の浴湯温度を上昇さ
せた熱を浴槽C中の浴湯に回収することができ、エネル
ギーロスが少ない。
に制御しており、その開始タイミングは熱殺菌運転同様
に適宜定められる。
流路切換信号を出力して流路を切換えさせ、図3(c)に示
すように、浴湯を、浴湯吸込口20→ヘヤキャッチャF→
循環ポンプP→五方弁V(流入口V5→第2連通口V2)→
濾過器Q→紫外線殺菌装置S→五方弁V(第1連通口V1
→第4連通口V4)→排水パイプ11と流し、洗い場B1の排
出口B2から排出する。
御されており、逆洗運転が終了すると、制御装置は、さ
らに五方弁Vに流路切換信号を出力して流路を切換え、
続いて洗浄運転を開始する。
3(d)に示すように、浴湯は、浴湯吸込口20→ヘヤキャッ
チャF→循環ポンプP→五方弁V(流入口V5→第1連通
口V1)→紫外線殺菌装置S→濾過器Q→五方弁V(第2
連通口V2→第4連通口V4)→排水パイプ11と流れ、逆洗
時に浴湯循環流路R内に付着した汚れや雑菌の死骸等を
洗い流し、前記排出口B2から排出する。
は、五方弁Vに復帰信号を出力して通常濾過運転の流路
に切換えさせ、通常の濾過運転を再び開始する。
ネル12のスイッチ操作により随時行うこともできるが、
本実施例のように、逆洗運転と洗浄運転を常にセットで
行うようにすることが好ましい。
もよいが、特にこの場合は、排水パイプ11(図1参照)
については排出口B2に臨ませるのではなく、排水口B2の
下手側の排水管に直接接続するようにして、熱湯が洗い
場B1に直接流れないようにすることが好ましい。
から伸延する排水パイプ11と、浴湯吸入口20とヘヤキャ
ッチャFとの間をなす流路21との間に設けたものであ
り、排水パイプ11の中途に三方弁Dを取付け、同三方弁
Dの第3ポートD3をバイパス流路R1の一端に接続してい
る。D1、D2は三方弁Dの第1、第2ポートであり、それ
ぞれ排水パイプ11と連通している。かかる構成において
も、やはり殺菌流路RCが形成されることになる。
路RCでの浴湯の流れは、図4に示すように、循環ポンプ
P→五方弁V(流入口V5→第1連通口V1)→紫外線殺菌
装置S→濾過器Q→五方弁V(第2連通口V2→第4連通
口V4)→排水パイプ11→三方弁D(第2ポートD2→第3
ポートD3)→バイパス流路R1→ヘヤキャッチャF→循環
ポンプPと循環するもので、循環しながら浴湯はヒータ
Hで加熱されて殺菌流路RC内を熱殺菌することができ
る。
先の実施例と同様に、濾過器QおよびヘヤキャッチャF
を十分に熱殺菌できるという効果を得られる。
る濾過運転、逆洗運転、洗浄運転それぞれの浴湯の流れ
を示す。先の実施例では、浴湯は、逆洗運転、洗浄運転
の場合には三方弁Dを通ることがなく、何ら機能させる
必要がなかったが、ここでは、濾過運転のときに三方弁
Dが機能しない点において異なっている。しかし、各運
転機能は先に説明した通りであり、ここでの説明は省略
する。
図6に示したものを説明する。
キャッチャFの下流側と循環ポンプPとの間をなす流路
22とを、第2の流路切換弁を介して第2バイパス流路R2
で連通したもので、第2の流路切換弁としては電動式の
第2三方弁dを用いている。同第2三方弁dの第1ポー
トd1を第2バイパス流路R2に連通して流路22に連通連結
し、第2ポートd2、第3ポートd3は、それぞれバイパス
流路R1に連通している。
昇するまではヘヤキャッチャFをバイパスさせることが
できる。
を行なう場合、三方弁D及び第2三方弁dを駆動して、
殺菌流路RCを図7(a)に示すよう形成し、浴湯を、循環ポ
ンプP→五方弁V(流入口V5→第1連通口V1)→紫外線
殺菌装置S→濾過器Q→五方弁V(第2連通口V2→第3
連通口V3)→三方弁D(第2ポートD2→第3ポートD3)
→バイパス流路R1→第2三方弁d(第2ポートd2→第1
ポートd1)→第2バイパス流路R2→循環ポンプPという
ように循環させ、浴湯がヘヤキャッチャFをバイパスす
るようにしている。
期は、循環する浴湯が浴槽C内を通過することがなく、
循環する浴湯と浴槽C内の浴湯との間で熱交換がなされ
ないので、熱効率が向上し、殺菌流路RC内の浴湯温度を
所定温度(60〜80℃)まで短時間で上昇させることがで
きる。
方弁dによって流路を切換え(第1ポートd1を閉じて第
3ポートd3を開く)、殺菌流路RCを図7(b)のように形成
して、浴湯を、循環ポンプP→五方弁V(流入口V5→第
1連通口V1)→紫外線殺菌装置S→濾過器Q→五方弁V
(第2連通口V2→第3連通口V3)→三方弁D(第2ポー
トD2→第3ポートD3)→バイパス流路R1→第2三方弁d
(第2ポートd2→第3ポートd3)→バイパス流路R1→ヘ
ヤキャッチャF→循環ポンプPというように流して、高
温の浴湯でヘヤキャッチャFを十分に熱殺菌できるよう
にしている。
するための高温湯を短時間で得ることができるので、熱
殺菌運転に要する時間も短縮でき、運転効率が向上す
る。
転、洗浄運転の際の各浴湯の流れを図8(a),(b),(c)に示
す。
五方弁Vから伸延する排水パイプ11と、浴湯吸入口20と
ヘヤキャッチャFとの間をなす流路21との間に設けたも
のであり、このバイパス流路R1と、ヘヤキャッチャFの
下流側と循環ポンプPとの間をなす流路22とを、第2の
流路切換弁である第2三方弁dを介して第2バイパス流
路R2で連通したものである。そして、同第2三方弁dの
第1ポートd1を第2バイパス流路R2に連通して流路22に
連通連結し、第2ポートd2、第3ポートd3は、それぞれ
バイパス流路R1に連通している。
上昇するまではヘヤキャッチャFをバイパスさせること
ができる。
際の殺菌流路RCでの浴湯の流れは、図10(a) に示すよう
に、循環ポンプP→五方弁V(流入口V5→第1連通口V
1)→紫外線殺菌装置S→濾過器Q→五方弁V(第2連
通口V2→第4連通口V4)→排水流路11→三方弁D(第2
ポートD2→第3ポートD3)→バイパス流路R1→第2三方
弁d(第2ポートd2→第1ポートd1)→第2バイパス流
路R2→循環ポンプPと循環するもので、浴湯はヘヤキャ
ッチャFをバイパスする。
始初期は、循環する浴湯が浴槽C内を通過することがな
く、循環する浴湯と浴槽C内の浴湯との間で熱交換がな
されないので、熱効率が向上し、殺菌流路RC内の浴湯温
度を所定温度(60〜80℃)まで短時間で上昇させること
ができる。
も、図10(b) に示すように、第2三方弁dによって流路
を切換え(第1ポートd1を閉じて第3ポートd3を開
く)、浴湯を、循環ポンプP→五方弁V(流入口V5→第
1連通口V1)→紫外線殺菌装置S→濾過器Q→五方弁V
(第2連通口V2→第3連通口V3)→三方弁D(第2ポー
トD2→第3ポートD3)→バイパス流路R1→第2三方弁d
(第2ポートd2→第3ポートd3)→バイパス流路R1→ヘ
ヤキャッチャF→循環ポンプPというように流して、高
温の浴湯でヘヤキャッチャFを十分に熱殺菌することが
できる。
湯循環濾過装置Aについて説明する。
実施例と実質的に同じであるが、図11に示すように、
第1実施例では浴槽C内に配設していたヘヤキャッチャ
Fを装置本体1内に収納配設したものである。
配設されている場合、熱殺菌時には60〜80℃の高温湯が
浴槽C内を通過することになる。熱殺菌運転は入浴者が
いない場合に行なうことが前提とはいえ、より安全性を
高めるために、ヘヤキャッチャFを装置本体1内に収納
配設し、熱殺菌時に高温湯が浴槽C内を通過しないよう
にしたものである。
のように、第2バイパス流路R2や第2三方弁dなどを設
けなくても、殺菌流路RC内の浴湯を加熱する際に、殺菌
流路RC内の浴湯と浴槽C中の浴湯との間で熱交換させな
くてすみ、熱効率を高めることができる。
パス流路R1を、前記五方弁Vから伸延する排水パイプ11
と、浴湯吸入口20とヘヤキャッチャFとの間をなす流路
21との間に設けるような変形が可能である。
実施例と同じであるが、熱殺菌運転終了後に、浴湯を浴
湯循環流路内で循環させて高温浴湯と浴槽内浴湯とで熱
交換する熱交換運転を行えるように三方弁Dを制御し、
熱殺菌時の流量が、少なくとも、濾過運転時の流量の半
分よりも少量であって、かつ、熱交換運転時の流量が熱
殺菌時の流量よりも少量となるように流量を制御してい
る。
などにおける循環流量を13リットル毎分(L/ min)
として、約30分の殺菌運転中は、循環ポンプPの回転
を制御して循環流量を5.6 L/ minとし、さらに、そ
の後の熱交換運転時には、循環流量を0.5 L/ minと
するものである。なお、熱交換運転時の流量は、浴湯の
温度が45℃となるまで維持するようにしている。
すように、循環ポンプPの下流側である吐出側の流路に
設けたサーミスタTにより検出するようにしている。
高温水であってもキャビテーションが起こらない程度の
流量であり、0.5 L/ minという流量は、浴槽内に開
口した浴湯吐出口30に、人が5cm程度の距離まで近づ
いても熱さを感じない程度の流量としたもので、いずれ
も実験的に決定されている。
熱量を回収して熱エネルギーの有効利用が可能となるの
で、熱のロスがなく効率的となって省エネルギー化が図
れ、節電効果も大きいものとなる。
直後に浴槽内に入浴者が入っても、浴湯吐出口30から流
出する熱湯は、浴槽内の湯と混ざれば火傷するようなこ
とのない程度に少量に絞られているので極めて安全であ
る。
みならず、ヘヤキャッチャFを確実に熱殺菌することが
でき、より衛生的な入浴が可能となる。
るヘヤキャッチャFの構成について説明する。
13〜図15に示すように、底部に浴湯流入口50を設
け、かつ、上部側壁に浴湯流出口51を設けた筒状外ケー
ス5と、同筒状外ケース5内に嵌入して、前記浴湯流入
口50と浴湯流出口51とを遮断するとともに、前記浴湯流
入口50から流入した浴湯を内部に導入する浴湯導入口60
を上部周壁に形成した筒状内ケース6と、同筒状内ケー
ス6内に配設され、メッシュ70を周設するとともに、前
記筒状外ケース5の浴湯流出口51と内部で連通する筒状
フィルタ本体7とを具備する構成としている。
5には、Xリングからなるシール材80を介して蓋体8を
嵌着可能としており、しかも、同蓋体8と前記筒状フィ
ルタ本体7及び筒状内ケース6とを係合連結して、蓋体
8と一緒に筒状フィルタ本体7及び筒状内ケース6を筒
状外ケース5から抜き差し可能としている。
外側に嵌合用フランジ61を形成するとともに、内側に
は、筒状フィルタ本体7の上端に形成したフランジ部71
を係止させるフィルタ係止部62を設け、さらに、上端周
壁部に係合用切欠部63を設けて、同係合用切欠部63に蓋
体8の下端周壁に突設した係合突起81を係合させてい
る。なお、図13、図14中、52は筒状外ケース5の周
壁に設けた取付部、82は蓋体8の下端近傍に形成され、
筒状フィルタ本体7の内部と筒状外ケース5の浴湯流出
口51とを連通(矢印f1参照)する開口、83は蓋体8の周
壁に設けた係止用突起、53は同係止用突起83に対応する
切欠部であり、筒状外ケース5の係止用フランジ5aから
上端部周壁5b(図3参照)にかけて設けている。
導入口60は、図15に示すように位置をずらして二ヶ所
形成されており、しかも、両浴湯導入口60の一端縁には
それぞれ案内片65を接線方向に伸延し、先端を筒状外ケ
ース5に当接させるようにしている。
で示すように、浴湯導入口60から導入した浴湯を、旋回
させながら筒状フィルタ本体7のメッシュ70を通過させ
ることができる。
生起され、メッシュ70面に生物膜などが生成されること
がなくなり、衛生状態を良好に保つことができるととも
に、メッシュ70の目詰まりを可及的に防止でき、ヘヤキ
ャッチャFの洗浄回数を大幅に減少させることができ
る。
に、筒状外ケース5、筒状内ケース6、筒状フィルタ本
体7とに簡単に分解することができ、かつ組立も容易と
なっているので、手間がかからずメンテナンスがきわめ
て楽になる。
本体7の上端から一定間隔Lだけあけた位置から周設す
ることが好ましい。すなわち、筒状内ケース6の浴湯導
入口60から流入した浴湯が、筒状フィルタ本体7の上端
近傍から即座に内部に流入し、そのまま筒状外ケース5
の上部側壁に設けた浴湯流出口51から抜けることを防止
して、縦長のメッシュ70全体を旋回流で効率的に洗浄さ
せることができるからである。
ば、フィルタ部としての内部全体を確実に熱殺菌するこ
とができ、雑菌の繁殖しやすいヘヤキャッチャFを清潔
に保つことができるとともに、要部となるメッシュ70の
洗い効果を生起させることができるので、ヘヤキャッチ
ャFの清掃などのメンテナンスインターバルを著しく延
長することができ、なおかつ、清掃も容易に行える。
収納する場合は、ヘヤキャッチャFのメンテナンスを容
易にするために、装置本体1の外部から簡単に着脱可能
にするとともに、漏水などを確実に防止できる構成とす
ることが好ましい。
開口した浴湯吸入口と浴湯吐出口とを、循環ポンプを介
して連通連結して浴湯循環流路を形成するとともに、前
記循環ポンプ、及び同ポンプの下流側に配設した濾過器
とヒータとを、浴槽の近傍に設置可能とした装置本体内
に収納した浴湯循環濾過装置において、前記浴湯循環流
路の往路側をなす循環ポンプの上流側にフィルタ部を設
けるとともに、前記浴湯吸入口と同フィルタ部との間を
なす流路と、前記濾過器及びヒータの下流側をなす流路
とをバイパス流路で連通して、フィルタ部と、循環ポン
プと、濾過器と、ヒータとを含む殺菌流路を形成し、浴
湯を、同殺菌流路内で循環させながら一定温度以上に加
熱して、殺菌流路内を熱殺菌可能としたことにより、殺
菌流路内において増殖したレジオネラ属菌等を完全に熱
殺菌することができる。特に、従来考慮されていなかっ
たフィルタ部の殺菌も確実に行なえる。
及びヒータの下流側をなす流路とバイパス流路との分岐
部に、バイパス流路切換弁を配設して殺菌流路を形成し
たことにより、簡単な構成で浴湯循環流路と殺菌流路と
を選択的に切換えることができる。
循環流路内で循環させる濾過運転と、浴湯を殺菌流路内
で循環させながら加熱する熱殺菌運転と、同熱殺菌運転
終了後に、浴湯を浴湯循環流路内で循環させて高温浴湯
と浴槽内浴湯とで熱交換する熱交換運転とを行えるよう
にバイパス流路切換弁を制御し、しかも、熱殺菌時の流
量が、少なくとも、濾過運転時の流量の半分よりも少量
であって、かつ、熱交換運転時の流量が、熱殺菌時の流
量よりも少量となるように流量を制御したことにより、
熱殺菌運転における熱量の回収が可能となって、熱のロ
スが少なくなり、省エネが図れ、しかも、浴槽内に流出
する高温湯の流量を大きく絞ることができるので入浴者
が火傷したりするおそれもなく安全となる。
ス流路と、フィルタ部下流側と循環ポンプとの間をなす
流路とを、第2バイパス流路で連通し、浴湯が所定温度
に上昇するまではフィルタ部をバイパスさせるようにし
たことにより、殺菌流路中の浴湯を加熱する際に、この
浴湯と浴槽内の浴湯との間で熱交換がなされず、熱効率
が高まって短時間の加熱で所定温度の浴湯を得ることが
でき、熱殺菌運転の立ち上がりを早めることができる。
タ部を装置本体内に収納配設したことにより、熱殺菌時
に高温湯が浴槽内を通過することがなく、より安全性が
高まるとともに、この場合も短時間の加熱で所定温度の
浴湯を得ることができるので熱殺菌運転の立ち上がりを
早めることができる。
ンプと濾過器との間に主流路切換弁を設け、同主流路切
換弁とバイパス流路切換弁との協働により、適宜流路を
切り換えて濾過運転、熱殺菌運転、逆洗運転、洗浄運転
を行なえるようにしたことにより、各運転を組み合わせ
て死滅した菌や汚れを系外に排出したり、系内の浄化が
可能となる。
ス流路を、前記浴湯吸入口と同フィルタ部との間をなす
流路と、主流路切換弁と連通連結した排出流路との間に
設けることができ、かかる構成によっても上記〜と
同等な効果を奏する。
は、底部に浴湯流入口を設けるとともに、上部側壁に浴
湯流出口を設けた筒状外ケースと、同筒状外ケース内に
嵌入して、前記浴湯流入口と浴湯流出口とを遮断すると
ともに、前記浴湯流入口から流入した浴湯を内部に導入
する浴湯導入口を上部周壁に形成した筒状内ケースと、
同筒状内ケース内に配設され、メッシュを周設するとと
もに、前記筒状外ケースの浴湯流出口と連通する筒状フ
ィルタ本体とを具備することとしたので、フィルタ部を
確実に熱殺菌することができるとともに、洗い効果も生
起させることができるので、フィルタ部の清掃などのメ
ンテナンス期間を著しく延長することができる。
態を示す説明図である。
る。
の流れを示す説明図である。
明図である。
す説明図である。
な説明図である。
浴湯の流れを示す説明図である。
の流れを示す説明図である。
明図である。
れを示す説明図である。
的な説明図である。
な説明図である。
ある。
Claims (8)
- 【請求項1】浴槽内に開口した浴湯吸入口と浴湯吐出口
とを、循環ポンプを介して連通連結して浴湯循環流路を
形成するとともに、前記循環ポンプ、及び同ポンプの下
流側に配設した濾過器とヒータとを、浴槽の近傍に設置
可能とした装置本体内に収納した浴湯循環濾過装置にお
いて、 前記浴湯循環流路の往路側をなす循環ポンプの上流側に
フィルタ部を設けるとともに、前記浴湯吸入口と同フィ
ルタ部との間をなす流路と、前記濾過器及びヒータの下
流側をなす流路とをバイパス流路で連通して、フィルタ
部と、循環ポンプと、濾過器と、ヒータとを含む殺菌流
路を形成し、浴湯を、同殺菌流路内で循環させながら一
定温度以上に加熱して、殺菌流路内を熱殺菌可能とした
ことを特徴とする浴湯循環濾過装置。 - 【請求項2】濾過器及びヒータの下流側をなす流路とバ
イパス流路との分岐部に、バイパス流路切換弁を配設し
て殺菌流路を形成したことを特徴とする請求項1記載の
浴湯循環濾過装置。 - 【請求項3】浴湯を浴湯循環流路内で循環させる濾過運
転と、浴湯を殺菌流路内で循環させながら加熱する熱殺
菌運転と、同熱殺菌運転終了後に、浴湯を浴湯循環流路
内で循環させて高温浴湯と浴槽内浴湯とで熱交換する熱
交換運転とを行えるようにバイパス流路切換弁を制御
し、しかも、熱殺菌時の流量が、少なくとも、濾過運転
時の流量の半分よりも少量であって、かつ、熱交換運転
時の流量が、熱殺菌時の流量よりも少量となるように流
量を制御したことを特徴とする請求項2記載の浴湯循環
濾過装置。 - 【請求項4】バイパス流路と、フィルタ部下流側と循環
ポンプとの間をなす流路とを、第2バイパス流路で連通
し、浴湯が所定温度に上昇するまではフィルタ部をバイ
パスさせるようにしたことを特徴とする請求項2又は3
に記載の浴湯循環濾過装置。 - 【請求項5】フィルタ部を装置本体内に収納配設したこ
とを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の浴
湯循環濾過装置。 - 【請求項6】循環ポンプと濾過器との間に主流路切換弁
を設け、同主流路切換弁とバイパス流路切換弁との協働
により、適宜流路を切り換えて濾過運転、熱殺菌運転、
熱交換運転、逆洗運転、洗浄運転を行なえるようにした
ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の
浴湯循環濾過装置。 - 【請求項7】バイパス流路を、前記浴湯吸入口と同フィ
ルタ部との間をなす流路と、主流路切換弁と連通連結し
た排出流路との間に設けたことを特徴とする請求項6記
載の浴湯循環濾過装置。 - 【請求項8】フィルタ部は、底部に浴湯流入口を設ける
とともに、上部側壁に浴湯流出口を設けた筒状外ケース
と、同筒状外ケース内に嵌入して、前記浴湯流入口と浴
湯流出口とを遮断するとともに、前記浴湯流入口から流
入した浴湯を内部に導入する浴湯導入口を上部周壁に形
成した筒状内ケースと、同筒状内ケース内に配設され、
メッシュを周設するとともに、前記筒状外ケースの浴湯
流出口と連通する筒状フィルタ本体とを具備することを
特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の浴湯循
環濾過装置。
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JP33204099A JP4139028B2 (ja) | 1999-05-28 | 1999-11-22 | 浴湯循環濾過装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002331210A (ja) * | 2001-05-10 | 2002-11-19 | Janome Sewing Mach Co Ltd | 浴水浄化装置及び浴水浄化装置の清浄化方法 |
JP2006275371A (ja) * | 2005-03-29 | 2006-10-12 | Janome Sewing Mach Co Ltd | 熱水供給装置 |
JP2012163330A (ja) * | 2012-06-04 | 2012-08-30 | Toshiba Carrier Corp | 空気調和機の室内機 |
-
1999
- 1999-11-22 JP JP33204099A patent/JP4139028B2/ja not_active Expired - Fee Related
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