JP4402780B2 - 浴水浄化装置 - Google Patents
浴水浄化装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4402780B2 JP4402780B2 JP30124999A JP30124999A JP4402780B2 JP 4402780 B2 JP4402780 B2 JP 4402780B2 JP 30124999 A JP30124999 A JP 30124999A JP 30124999 A JP30124999 A JP 30124999A JP 4402780 B2 JP4402780 B2 JP 4402780B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- closed loop
- bath water
- pipe
- air
- valve
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Filtration Of Liquid (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、浴水浄化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
浴槽水の浴水を入水してろ過タンクによるろ過処理を加えた後に浴槽に出水し、この行程を繰り返すことにより浴水を循環浄化する浴水浄化装置が知られている。ろ過タンクには次第にエアーがたまってくるため、所定時間毎にエアーを抜いてやる必要がある。
また近年レジオネラ族菌等に対する対策のために浴水浄化装置内部に高温水を循環させて洗浄を行う熱洗浄機能を備えたものが開発されているが、大型の装置に熱洗浄機能を採用した場合、温度上昇時の圧力が非常に高くなるため、この圧力を開放する機構も必要である。
上記した目的のために、主として業務用の大型の浴水浄化装置においては、図7に示すようにろ過タンク21の上部にフロート式のエアー抜き弁99を設け、これによりエアー抜きや圧力抜きを行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のフロート式のエアー抜き弁は、汚れなどの詰まりや固着などにより動作しなくなることが屡々生じ、動作の確実性が十分ではない問題があった。
本発明は上記従来技術の問題を解決することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、浴槽の浴水を入水し、所定の浄化処理を施した後、再び該浴水を浴槽に出水する浴水浄化装置であって、閉ループを形成し、該閉ループにポンプを用いて高温水を循環させて洗浄を行う熱洗浄機能を備えた浴水浄化装置において、浴水のろ過を行うろ過タンクと、該ろ過タンクのエアーを抜くための配管と、該配管中に設けられた開閉弁と、前記エアーを抜くための配管に接続する、前記閉ループ外の配管と、前記閉ループ内に設けられた圧力センサと、該圧力センサの値によって前記開閉弁を開とすることにより、前記エアーを抜くための配管と、該配管に接続する閉ループ外の配管と、を介して前記閉ループ内の圧力開放を行う制御装置と、を備え、前記閉ループに高温水を循環させて洗浄を行う際に、前記開閉弁を開として、前記閉ループ内の圧力開放を行う時は、前記ポンプを停止する、ことを基本的な特徴とする。
上記構成において、開閉弁を開とすることにより確実に圧力抜きを行うことが可能である。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、通常浄化モードの状態を示すもので、図中点線の部分はこのモードにおいて非稼働のものである。
図1において、メインポンプ20の稼働により浴槽(図示せず)の浴水は吸込口24から浴水浄化装置内に入水し、ヘアキャッチャー23を通り、メインポンプ20を経由して切替バルブ27を通って、ろ過タンク21においてろ過される。そして、ヒータ22により所定温度まで加温され切替バルブ26を通って吐出口25から浴槽に出水され、この循環を繰り返して浄化されるように構成されている。
【0006】
ろ過タンク21の上部にはエアー抜き用配管1が設けられている。該エアー抜き用配管1の径は十分に太いものとし、エアー抜きや圧力抜きを円滑に且つ確実に行えるようにする。
該エアー抜き用配管1の途中には電動開閉弁2が設けられている。エアー抜き用配管1は更に配管41に接続し、吐出口25に連結し、図示しない浴槽に開放されるようになっている。ここで、エアー抜き用配管1は浄化装置内の閉ループに接続しないようにし、必ず系外に連通するようにする。これによりろ過タンク21のエアー抜きや圧力抜きを効率的に行える。
【0007】
ろ過タンク21の上部には更に排水用開閉弁3を備えた排水管42が設けられており、系外に浴水を排水できるようになっている。
またヘアキャッチャー23とろ過タンク21の間にサブポンプ15が設けられ、メインポンプ20が故障などの場合には一時的にサブポンプ15により運転を代行できるようになっている。
なお、50と51は逆止弁である。また、図示しないがろ過タンク21内にエアー有り無しセンサを設け、また前記閉ループ内に圧力センサを設けてある。
【0008】
図2にこの実施形態の制御装置の構成を示す。制御装置30はマイクロコンピュータを主体に構成されており、浴水浄化装置全体の制御を行っている。該制御装置30には表示部31と操作部32が設けられており、操作部32からユーザなどが種々の指令を入力する。表示部31は様々な表示を行うものであって、種々の表示や告知などを表示部31において行うようになっている。
【0009】
制御装置30は、メインポンプ20の運転制御、切替バルブ26と切替バルブ27の開閉制御による通常運転モードと熱洗浄モードの切替、ヒータ22の加温制御、電動開閉弁2の開閉制御、排水用開閉弁3の開閉制御及びサブポンプ15の運転制御等を行うようになっている。またこれらの制御の際に、種々の表示及び告知を表示部31において行うように構成されている。
【0010】
図3にエアー抜きモードの状態を示す。
制御装置30は電動開閉弁2を切り替えてエアー抜き用配管1を開通し、配管41に連通してろ過タンク21のエアーを吐出口25から抜くようになっている。該電動開閉弁2の切り替えは前記エアー有り無しセンサ或は圧力センサからの検出値によって行う。
【0011】
図4及び図5に示すように、洗浄装置の内部洗浄とこの際の圧力開放を行う場合には、制御装置30は切替バルブ26と切替バルブ27を図示するように切り替える。これにより浴水はメインポンプ20からヘアキャッチャー23、サブポンプ15を通ってろ過タンク21へ行き、更にヒータ22から切替バルブ26と切替バルブ27を通ってメインポンプ20に戻るという循環を行う。この際ヒータ22により浴水は所定温度まで加温されて高温の熱水となって循環し、内部洗浄を行う。
そして図5に示すように電動開閉弁2を開とすれば、エアー抜き用配管1から配管41を経て吐出口25から圧力が開放される。
【0012】
図6により動作を説明する。
操作部32の操作或いはエアー有り無しセンサ或は圧力センサからの検出値などによりエアー抜きの指示と、熱洗浄の指示をチェックする(ステップS1、5)。ステップS1においてエアー抜きの指示があると、制御装置30は電動開閉弁2を制御して開とする(ステップS2)。これによりろ過タンク21の上部にたまったエアーはエアー抜き用配管1、配管41を経由して吐出口25から系外に排出される。所定時間の経過の計時或いは操作などによりエアー抜きが終了したら(ステップS3)、電動開閉弁2を閉じて通常の運転に戻る(ステップS4)。このエアー抜き動作は、タンク上部にエアーがあるかどうかが分かるセンサを設け、そのセンサを常時監視し、エアーが所定以上たまったときに開としているため、確実に無駄のない処理が可能である。またエアー抜きの終了も所定のところまで抜けたら閉にする処理の方が望ましい。
ステップS1でエアー抜きの指示がなく、ステップS5で熱洗浄の指示があると、制御装置30は切替バルブ26と切替バルブ27を図4に示すように切り替え(ステップS6)、ヒータ22により浴水の温度を所定温度まで上げて(ステップS7)、熱洗浄を行わせる。この熱洗浄途中に、閉ループ内の圧力が、温度上昇とともに上がるので、1回ないし、数回、閉ループ内の圧力を逃がす必要がある。そのため、制御装置30は電動開閉弁2を制御して開とする(ステップS8)。これにより熱洗浄中の圧力上昇はエアー抜き用配管1、配管41を経由して吐出口25から系外に逃がすことができる。この圧力開放動作時はポンプを止めておく。ポンプを止めないと、せっかく温度上昇させた閉ループ内の湯が浴槽へ出てしまうからである。所定時間の経過の計時或いは操作などにより熱洗浄が終了したら(ステップS9)、切替バルブ26、切替バルブ27を通常運転の状態に戻し、電動開閉弁2を閉として通常運転に戻る(ステップS10)。
【0013】
以上説明した実施形態においては、ろ過タンク21の上部に設けたエアー抜き用配管1と電動開閉弁2によりろ過タンク21にたまったエアーを確実に抜くことが可能になる。また熱洗浄の際に、内部の圧力を逃がすことが可能になる等の効果がある。
【0014】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の浴水浄化装置によれば、エアー抜きや圧力抜きを確実に行うことができ、円滑で安全な運転が可能になる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す概略図。
【図2】本発明の一実施形態の制御装置を示すブロック図。
【図3】本発明の一実施形態の動作を示す概略図。
【図4】本発明の一実施形態の他の動作を示す概略図。
【図5】本発明の一実施形態の他の動作を示す概略図。
【図6】本発明の一実施形態の動作を示すフローチャート図。
【図7】従来技術の構成を示す概略図。
【符号の説明】
1:エアー抜き用配管、2:電動開閉弁、3:排水用開閉弁、15:サブポンプ、20:メインポンプ、21:ろ過タンク、22:ヒータ、23:ヘアキャッチャー、24:吸込口、25:吐出口、26:切替バルブ、27:切替バルブ、30:制御装置、31:表示部、32:操作部、40:配管、41:配管、42:排水管、50:逆止弁、51:逆止弁。
Claims (1)
- 浴槽の浴水を入水し、所定の浄化処理を施した後、再び該浴水を浴槽に出水する浴水浄化装置であって、閉ループを形成し、該閉ループにポンプを用いて高温水を循環させて洗浄を行う熱洗浄機能を備えた浴水浄化装置において、
浴水のろ過を行うろ過タンクと、
該ろ過タンクのエアーを抜くための配管と、
該配管中に設けられた開閉弁と、
前記エアーを抜くための配管に接続する、前記閉ループ外の配管と、
前記閉ループ内に設けられた圧力センサと、
該圧力センサの値によって前記開閉弁を開とすることにより、前記エアーを抜くための配管と、該配管に接続する閉ループ外の配管と、を介して前記閉ループ内の圧力開放を行う制御装置と、を備え、
前記閉ループに高温水を循環させて洗浄を行う際に、前記開閉弁を開として前記閉ループ内の圧力開放を行う時は、前記ポンプを停止する、
ことを特徴とする浴水浄化装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30124999A JP4402780B2 (ja) | 1999-10-22 | 1999-10-22 | 浴水浄化装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30124999A JP4402780B2 (ja) | 1999-10-22 | 1999-10-22 | 浴水浄化装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001120922A JP2001120922A (ja) | 2001-05-08 |
JP4402780B2 true JP4402780B2 (ja) | 2010-01-20 |
Family
ID=17894572
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30124999A Expired - Fee Related JP4402780B2 (ja) | 1999-10-22 | 1999-10-22 | 浴水浄化装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4402780B2 (ja) |
-
1999
- 1999-10-22 JP JP30124999A patent/JP4402780B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2001120922A (ja) | 2001-05-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4402780B2 (ja) | 浴水浄化装置 | |
CN209392837U (zh) | 陶瓷膜与瓷砂双层过滤器 | |
JP4351336B2 (ja) | 浴水浄化装置 | |
JP3797575B2 (ja) | 浴水浄化装置 | |
JP4332269B2 (ja) | 浴水浄化装置 | |
JP4342618B2 (ja) | 浴水浄化装置 | |
JP4132310B2 (ja) | 浴水浄化装置 | |
JP4267784B2 (ja) | 浴水清浄化装置 | |
JP3837211B2 (ja) | 浴槽湯の清浄化装置 | |
JP2001263817A (ja) | 給湯装置 | |
JP3148569B2 (ja) | 浴槽装置 | |
JP3884559B2 (ja) | 全水系の熱洗浄が可能な浴水浄化装置 | |
JP2573129B2 (ja) | 風呂装置 | |
JP4055320B2 (ja) | 浄化機能付風呂給湯器 | |
JPH0737094Y2 (ja) | 浴槽排水装置 | |
JP4031139B2 (ja) | 浴水循環装置 | |
JP2000254024A (ja) | 浴水排水機能を有する浴槽装置及びその制御方法 | |
JP2005052749A (ja) | 軟水器 | |
JPH0735407A (ja) | 浴湯の保温清浄化装置 | |
JP2000111142A (ja) | 風呂給湯機 | |
JP3839919B2 (ja) | 浴水浄化装置 | |
JP3625708B2 (ja) | 浴水循環浄化装置 | |
JP2523699Y2 (ja) | 貯湯式給湯設備 | |
JPH06339605A (ja) | 浴槽湯の清浄化装置及び清浄化方法 | |
JPH06114091A (ja) | 浴槽装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20061020 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090304 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090316 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090511 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20090609 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090824 |
|
A911 | Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20090916 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20091020 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20091030 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121106 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131106 Year of fee payment: 4 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |