JP4324336B2 - 原稿画像読取装置 - Google Patents
原稿画像読取装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4324336B2 JP4324336B2 JP2001272269A JP2001272269A JP4324336B2 JP 4324336 B2 JP4324336 B2 JP 4324336B2 JP 2001272269 A JP2001272269 A JP 2001272269A JP 2001272269 A JP2001272269 A JP 2001272269A JP 4324336 B2 JP4324336 B2 JP 4324336B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- motor
- image reading
- home position
- scanner
- time
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、原稿画像読取装置に関し、例えば、スキャナ、カラースキャナ、複写機、カラー複写機等として適用される原稿画像読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、原稿画像読取装置は一般に、ステッピングモータによるスキャナ駆動を行った場合1パルスごとの移動量は決まっているので決められたパルスを与えれば本来なら位置ずれは発生しないはずである。しかし、負荷変動等によりベルトとびが発生し位置ずれが発生してしまう。この問題を解決するために、ホームポジション通過時のモータ速度を検知している。また、異常を検知した場合には、例えば異常の発生後に、ホーミング動作を行う。
【0003】
本発明と技術分野の類似する先願発明例1として、特開平3−227170号公報の「複写機」がある。本先願発明例1の場合には、毎スキャン終了後すぐにホーミング処理を行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来技術においては、ホームポジション通過時のモータ速度しか検知しないので、リターン時のモータプロファイルにて同じ速度が続くような場合だと誤検知する場合がある。さらに、異常後にホーミング動作を行うので、次のコピーシーケンスが遅くなる等の問題点を伴う。
【0005】
先願発明例1では、ホーミング処理中に次のスタートがきてもスタートできない。また、毎回ホーミング処理をする必要はない。
【0006】
本発明は、ベルトとびを補正する機能を安易な制御方式で成就を可能とした原稿画像読取装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために提供される第1の発明の原稿画像読取装置は、原稿台上の画像を読み取る原稿読取装置であり、ホームポジションの位置を検出するセンサであるホームポジションセンサを有して構成され、ホームポジションセンサ通過後から停止するまでのリターン時のモータ速度と予め作成されたモータテーブルとを比較カウントすることを特徴としている。
【0008】
上記比較カウント値が予め定められた値以外の場合にホーミング処理を行い、このホーミング処理を行うのはモータ停止後ある一定時間経過後実施し、一定期間内に次の読み取り開始信号がきた場合は、ホーミング処理を行わないこととするとよい。
【0009】
第2の発明の原稿台上の画像を読み取る原稿読取装置は、ホームポジションの位置を検出するセンサであるホームポジションセンサを有して構成され、原稿台上の画像を読み取り、リターン時にホームポジションセンサ通過後から停止するまでのモータ速度と予め作成されたモータテーブルと比較し、この比較した結果に基づき次回の画像読み取り時の移動量を補正することを特徴としている。
【0010】
また、上記の比較した結果を基に読み取り開始信号を補正するとよい。
【0011】
【発明の実施の形態】
次に、添付図面を参照して本発明による原稿画像読取装置の実施の形態を詳細に説明する。図1から図5を参照すると、本発明の原稿画像読取装置(またはスキャナ)の一実施形態が示されている。
【0012】
図1および図2は、スキャナユニットの構成図を示す。本実施形態に適用されるスキャナユニットは、第1ミラー1、第2ミラー2、第3ミラー3、レンズ4、CCD5、第1スキャナ11、第2スキャナ12、および、ホームポジションの位置を検出するセンサであるHPセンサ10を有して構成される。
【0013】
上記構成のスキャナの動作は、以下となる。ハロゲンランプから出た光は、原稿に当たりスリットを通過して、第1ミラー1→第2ミラー2→第3ミラー3→レンズ4を経て、カラーCCD5に達する。
【0014】
反射板左の反射効率を上げ、原稿に照射される左右の光量を同じにし、貼り合わせ原稿の影を出にくくしている。9点発光のハロゲンランプを採用し、主走査方向のムラも少なくしている。
【0015】
第1ミラー1、第2ミラー2、第3ミラー3には、裏側にガラスを貼り付けミラー振動による解像力低下を防止している。露光系の温度上昇防止には、サーモスタット(140℃)を用いている。このサーモスタットには、リセット機能は付いていない。
【0016】
スキャナ駆動機構において、駆動源としては、5相ステッピングモータをマイクロステップ駆動により使用し、2面取りのためのスキャナスピードの高速化に対応している。駆動には、タイミングベルトを介して、スキャナ駆動軸・駆動プーリに伝達される。組み付け性向上のため、2本のワイヤではい回し、しかも前後対称にしている。
【0017】
図1、2に記載されているように、ステッピングモータの駆動伝達手段として、タイミングベルト及びプーリ及びワイヤを用いることにより、第1スキャナ11及び第2スキャナ12を駆動している。
【0018】
また、電源ON時のホーミング動作により、図2のホームポジションセンサ(HPセンサ)10を通過後、一定距離進んだ位置まで駆動してそこを駆動開始基準位置としている。ここにおいて、HPセンサ10から停止までのパルス数をL1とする。スキャナは、スキャンスタートの指示受信後、助走距離分のプラス読み取り範囲分をスキャンした後にリターンする。
【0019】
図3は、動作例を示すフローチャートである。図3において、モータ駆動を開始し(ステップS1)、読み取りを開始し(ステップS2)、およびリターンの開始時に(ステップS3)、HPセンサ10のONを確認する(ステップS4)。HPセンサ10がON時に、モータ停止までのモータ速度を計測する(ステップS5)。モータ停止後にモータプロファイルと比較を実行する(ステップS6)。この比較において、速度が一致する場合には(ステップS7/はい)、コピーを終了する。速度が一致しない場合には(ステップS7/いいえ)、位置補正を実施後、コピーを終了する。
【0020】
図4は速度線図である。また図5は、モータパルスの拡大図である。これらの図4および図5は、リターン時のパターンを拡大して示している。リターン時の移動距離は、モータへ与えたパルス数分移動することになる。たとえば1パルスあたりの移動量が0.5mmとすると、500パルス与えると250mm移動することになる。
【0021】
経時変動等で負荷変動が発生したり機械のばらつきにより負荷が重くなると、駆動時特にリターン時にベルトとびが発生し、停止位置がずれる場合がある。リターン時のプロフィールは予め決められているが、メカ特性およびモータの特性により同じ速度を続けて設定する場合がある。
【0022】
上記の実施例によれば、ホームポジション(HP)通過後からモータ停止時までのモータ速度を求め(求め方としてはモータのパルス周期)、予め定められたモータプロファイル値(HP通過後からモータ停止時まで)と比較し、ベルトとびが発生し位置が違う場合は、ホーミング処理を行う。
【0023】
上記の補正動作をある一定期間後に行うことにより、次のスキャンスタートと重ならないようにすることが可能となる。さらに、ベルトとびによる位置ずれ補正が可能となる。リターン時のプロフィールの制約がない。さらに、補正するタイミングを一定期間後に行うことにより、リピート時の生産性が落ちることを防げる。
【0024】
より具体的には第1に、HP通過後からモータ停止時までのモータ速度を求め(求め方としてはモータのパルス周期)、予め定められたモータプロファイル値(HP通過後からモータ停止時まで)と比較し、ベルトとびが発生し、位置が違う場合は、ずれ量を求め、次のスキャン時の移動量を次回のスキャン時補正する。つまり、正規の位置より正転側に停止していた場合は、リターン時の移動量を増やすことになる。
【0025】
第2に、HP通過後からモータ停止時までのモータ速度を求め(求め方としてはモータのパルス周期)、予め定められたモータプロファイル値(HP通過後からモータ停止時まで)と比較し、ベルトとびが発生し位置が違う場合は、ずれ量を求め次のスキャン時のFGATEの開始タイミングを補正することにより、位置ずれがなくなる。よって、ベルトとびによる位置ずれ補正が可能となる。
【0026】
第3に、補正するタイミングを一定期間後に行うことにより、リピート時の生産性が落ちることを防げる.
【0027】
【発明の効果】
以上の説明より明らかなように、本発明の原稿画像読取装置は、ホームポジションの位置を検出するホームポジションセンサ通過後から停止するまでのリターン時のモータ速度と予め作成されたモータテーブルとを比較カウントする。この構成により、予め定められたモータプロファイル値と比較してずれ量を検知し、ベルトとびによる位置ずれの補正が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原稿画像読取装置の実施形態であるスキャナユニットの断面構成図を示す。
【図2】スキャナの構成例を示す斜視図である。
【図3】動作例を示すフローチャートである。
【図4】動作例を示す速度線図である。
【図5】動作例を示すモータパルスの拡大図である。
【符号の説明】
1 第1ミラー
2 第2ミラー
3 第3ミラー
4 レンズ
5 CCD
10 ホームポジション(HP)センサ
11 第1スキャナ
12 第2スキャナ
Claims (1)
- 原稿台上の画像を読み取る原稿読取装置において、
ホームポジションの位置を検出するセンサであるホームポジションセンサを有して構成され、
前記原稿台上の画像を読み取り、リターン時に前記ホームポジションセンサ通過後から停止するまでのモータ速度と予め作成されたモータテーブルとを比較し、
前記比較した結果に基づきずれ量を求め、該ずれ量を補正するように次回の画像読み取り時の移動量を補正することを特徴とする原稿画像読取装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001272269A JP4324336B2 (ja) | 2001-09-07 | 2001-09-07 | 原稿画像読取装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001272269A JP4324336B2 (ja) | 2001-09-07 | 2001-09-07 | 原稿画像読取装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003087516A JP2003087516A (ja) | 2003-03-20 |
JP4324336B2 true JP4324336B2 (ja) | 2009-09-02 |
Family
ID=19097669
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001272269A Expired - Fee Related JP4324336B2 (ja) | 2001-09-07 | 2001-09-07 | 原稿画像読取装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4324336B2 (ja) |
-
2001
- 2001-09-07 JP JP2001272269A patent/JP4324336B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2003087516A (ja) | 2003-03-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4917460A (en) | Method and apparatus for controlling lens of image forming apparatus | |
JP4324336B2 (ja) | 原稿画像読取装置 | |
JP2009246636A (ja) | 画像読取装置および画像読取装置の制御方法 | |
JP2011024029A (ja) | 画像読取装置 | |
JP2002158834A (ja) | スキャナおよびスキャナの位置補正方法 | |
JP2007279256A (ja) | 画像読み取り装置 | |
JP4065465B2 (ja) | ステッピングモータ制御装置、ステッピングモータ制御方法、画像読取装置及び記憶媒体 | |
JP3933474B2 (ja) | 画像読取装置 | |
US5015936A (en) | Linear driving device for use of a copying apparatus | |
JP2002090913A (ja) | 画像読取装置および画像形成装置 | |
JP2512301B2 (ja) | 変倍光学装置 | |
JP4511258B2 (ja) | 画像読取装置 | |
JP5865733B2 (ja) | 画像読取装置、画像形成装置 | |
JP2001356428A (ja) | 画像形成装置 | |
JP3716907B2 (ja) | 読み取り装置及び該読み取り装置を備えた画像処理装置 | |
JP3745543B2 (ja) | ベルト式駆動装置 | |
JP2002259957A (ja) | 画像読み取り装置及び画像形成装置 | |
JP2004135214A (ja) | スキャナ装置 | |
JP3571499B2 (ja) | 原稿読み取り速度制御装置 | |
JPS61290509A (ja) | 機構部の駆動装置 | |
JP3478790B2 (ja) | 画像読取装置 | |
JPH08234320A (ja) | 画像読み取り装置 | |
JP4332389B2 (ja) | 画像読取装置 | |
JPS595774A (ja) | 変倍画像処理装置 | |
JPH04347842A (ja) | スキャナ制御装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060825 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20061003 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20081024 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20081104 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20081224 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20090602 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20090608 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120612 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130612 Year of fee payment: 4 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |